JPH02262373A - 自己消弧型半導体素子 - Google Patents

自己消弧型半導体素子

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JPH02262373A
JPH02262373A JP8357689A JP8357689A JPH02262373A JP H02262373 A JPH02262373 A JP H02262373A JP 8357689 A JP8357689 A JP 8357689A JP 8357689 A JP8357689 A JP 8357689A JP H02262373 A JPH02262373 A JP H02262373A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、ダブルゲート構造の自己消弧型半導体素子に
関する。
(従来の技術) 第11図は、自己消弧型半導体素子として従来より知ら
れているゲートターンオフサイリスタCGTO)の要部
断面図である。高抵抗のn型Stウェハ1の一方の表面
にp型ベース層2が選択的に拡散形成され、その中にn
+型エミッタ層3が選択的に拡散形成されている。ウェ
ハ1の他方の面にはn型エミツタ層11が形成されてい
る。
p型ベース層2には第1ゲート電極5が、n+型エミッ
タ層3にはカソード電極6が、n型エミツタ層11には
アノード電極9がそれぞれ設けられている。
この様に構成されたGTOのゲート電極5にカソード電
極6に対して正の電圧を印加すると、n+型エミッタ層
3からp型ベース層2に電子が注入され、この電子がn
型ウェハ1領域(n型ベース)を通ってn型エミツタ層
11に入ると、n型エミツタ層11からn型ベースへの
正孔注入が起って、素子はターンオンする。ゲート電極
5にカソード電極6に対して負の電圧を印加すると、n
型エミツタ層11からの正孔電流はこのゲート電極5に
流れるようになり、やがてn型エミツタ層3とp型ベー
ス層2間が逆バイアスとなってn十型エミッタ層3から
の電子注入が無くなり、ウェハ領域に蓄積していたキャ
リアが消滅すると素子とターンオフする。
この従来のGTOにおいては、次のような問題があった
第1に、カソード電極6とゲート電極5が同一平面上に
形成されているため、カソード電極取り出しに圧接型電
極構造が使えない。GTOの大電流化を図るためには素
子面積を大きくし、素子内部で発生する熱を効率良く外
部へ排出するためにカソード電極取り出しを圧接型とす
ることが望まれるが、第10図の構造では圧接型とする
とゲート電極6とカソード電極6が短絡してしまう。こ
の問題は、カソード側にメサ構造を導入してカソード電
極表面位置よりゲート電極表面位置を低くすることで解
決される。
第2に、耐圧やオン電圧などの特性を損なうことなく、
素子のターンオフの高速化を図ることが難しい。例えば
耐圧を高くする為には、・高抵抗のn型ベース層幅を厚
くすることが必要である。そうするとnmベース層の抵
抗が高くなってオン電圧が高くなる。またn型ベース層
の蓄積キャリアの排出に時間を要し、ターンオフ時間が
長くなる。
この対策として、p型エミッタ層と高抵抗n型ベース層
の間にn型バッファ層を設けることで高抵抗日型ベース
層の厚みを小さくすることが提案されている。しかしこ
れでもターンオフの高速化は不十分である。またターン
オフの高速化を図るため、n型ベース層の一部をアノー
ド電極に短絡させるアノード・ショート構造も提案され
ている。
これは、p型エミッタ層からn型ベース層への正孔注入
効率の低下をもたらすため、オン電圧の上昇を招く。
(発明が解決しようとする課題) 以上のように従来のGTOでは、耐圧、オン電圧および
ターンオフ速度はそれぞ、れ相反する関係にあり、これ
らの特性をすべて十分なものとすることが難しいという
問題があった。
本発明はこの様な問題を解決した自己消弧型半導体素子
を提供することを目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明に係る自己消弧型半導体素子は、カソード側に第
1ゲート電極、アノード側に第2ゲート電極を有するダ
ブルゲート構造とする。カソード側の第1ゲート電極は
、ウェハ表面に形成された溝に埋め込まれた構造、また
は静電誘導サイリスタにおいて知られているようにウェ
ハ内部に埋め込まれた構造とする。アノード側の第2ゲ
ート電極は、これを用いてアノード短絡を実現するMO
S構造とする。
(作用) 本発明によれば、カソード側の第1ゲート電極を埋込み
構造としているため、カソード電極の取り出しが圧接電
極により行、える。これによりGTOの大電流化が可能
になる。またアノード側に設けたMOS構造の第2ゲー
ト電極により、ターンオフ時、アノード短絡構造を得る
ことができ、高速ターンオフが実現できる。オン時は第
2ゲート電極のバイアスをチャネルがオフとなる条件に
設定することによって、アノード・エミツタ層からのキ
ャリア注入を十分大きい状態に保つことができ、したが
ってオン電圧の低下をもたらすことがない。
(実施例) 以下、本発明の詳細な説明する。
第1図は、一実施例のGTOの要部構造を示す断面図で
ある。n型ベース層となる高抵抗のn−型Siウェハ1
1を用いて、その一方の表面に選択的にp型ベース層1
2が形成され、このp型ベース層12の表面に選択的に
n+型エミッタ層(第1エミッタ層)13が形成されて
いる。
n”型エミツタ層13にはカソード電極(第1の主電極
)16が形成されている。n+型エミッタ層13以外の
ウェハ露出面上は絶縁膜17で覆われてカソード電極1
6はこの上に配設され、短絡が防止されている。p型ベ
ース層12の表面にはメサエッチングにより溝14が形
成されており、この溝14に埋め込まれる形で第1ゲー
ト電極15が配設されている。
ウェハ11の他方の面には、選択的にn型バッファ層2
0が形成され、このバッファ層20の表面部に選択的に
p242エミッタ層(第2エミッタ層)21が形成され
ている。さらにp型エミッタ層21の表面部には選択的
にn+型ドレイン層22が形成されている。n+型ドレ
イン層22とp型エミッタ層21の双方にコンタクトす
るようにアノード電極(第2の主電極)23が形成され
ている。n+型ドレイン層22とnU:28171層2
0に挟まれた領域のp型エミッタ層21表面にはゲート
絶縁膜18を介してfjs2ゲート電極19が形成され
ている。すなわち第2ゲート電極12はMOS構造とな
っている。
なお、n型バッファ層20.p型エミッタ層21および
n+型ドレイン層22は、第2ゲート電極19をマスク
として用いて不純物拡散を行うDSA法によって自己整
合的に形成されている。
この実施例のGTOの動作は次の通りである。
ターンオン時は第1ゲート電極15にカソード電極16
に対して正の電圧を印加する。第2ゲート電極19は零
バイアスまたは負バイアスとする。
これによりn+型エミッタ層13からp型ベースJN1
2への電子注入が生じ、従来のGTOと同様の原理でタ
ーンオンする。ターンオフ時は、第1ゲート電極15に
負の電圧を印加すると共に、第2ゲート電極19に正の
電圧を印加する。このときp型エミッタ層21から注入
されて流れる正孔電流はp型ベース層12を通って第1
ゲート電極15に流れ始め、高抵抗「1型ベ一ス層の蓄
積正孔が徐々に第1ゲート電極15から排出されてやが
てn+型エミッタ層13とp型ベース層1211■は逆
バイアスとなって電子注入が停止する。一方高抵抗n 
!2ベース層に蓄積されている電子は、第2ゲート電極
19下のチャネルが反転してn”JJ1ドレイン層22
とn型バッファ層20が短絡される結果、アノード電極
19に排出される。
以上のようにしてこの実施例によれば、第1ゲート電極
15との短絡を生じることなく、カソード電極16の取
り出しに圧接電極を用いることができる。従ってGTO
の大電流化が可能である。
また第1ゲート電極15によるカソード側への蓄積キャ
リア排出の動作と、第2ゲート電極19に正の電圧を印
加して得られるアノード・ショートによるアノード側へ
の蓄積キャリア排出の動作によって、高速のターンオフ
が可能になる。しかもアノード・ショート構造はターン
オフ時のみMOS構造の第2ゲート電極により実現され
、オン時はアノード・ショートとならないから、オン時
のpmエミッタ層からの正孔注入効率が抑えられること
はない。従って低いオン電圧が得られる。
なお、n’Uバッファ層20の表面不純物濃度が高いと
それだけp型エミツタ層21の不純物濃度が高くなり、
MOSゲート構造でのチャネル反転が難しくなる。この
実施例ではn型バッファ層20とp型エミツタ層21、
さ、らにn+型ドレイン層22をDSA法で形成するこ
とにより、格別高いゲート電圧を用いなくてもチャネル
反転ができるようにすることができる。
また上述の動作説明では、ターンオフ時、第1ゲート電
極15と第2ゲート電極19に同時に電圧を印加するよ
うにしたが、第2ゲート電極19に第1のゲート電極1
5より先行して電圧を印加することにより、より高速の
ターンオフが可能になる。
第2図(a)〜(c)は、第1図の実施例の構造をより
具体的に示したもので1.(a)が平面図、(b)およ
び(c)はそれぞれ(a)のA−A’およびB−B′断
面図である。カソード側のn+型エミッタ層13はスト
ライブ状に複数個に別れて配列形成されている。第1ゲ
ート電極15は、溝を設けないでn“型エミツタ層13
の間のp型ベース層13表面に配設された複数本の多結
晶シリコン電極15.と、これらの多結晶シリコン電極
15゜を共通接続する1などの金属電極152により構
成している。多結晶シリコン電極15+はその殆どの部
分がカソード電極16の下に絶縁膜17により分離され
て配設されている。そしてp型ベース層12表面には、
多結晶シリコン電極15+と直交して周期的にメサ溝1
4が形成されていて、金属電極152は、そのメサ溝1
4に埋め込まれる形で多結晶シリコン電極151にコン
タクトさせている。金属電極15□の表面は絶縁膜25
により覆われている。アノード側の第2ゲート電極18
はやはり多結晶シリコン膜により形成され、この上は絶
縁膜24で覆われている。アノード電極23は、この絶
縁膜24上に第2ゲート電極18に重ねて形成され、絶
縁膜24に開けられた開口を介してp型エミツタ層21
およびn+型ドレイン層22にコンタクトさせている。
なお、多結晶シリコン電極に代ってタングステンやモリ
ブデンなどめ高融点金属或いはこれらのシリサイドを用
いることもできる。
第3図は、別の実施例のGTOの要部構造を示す。第1
図と異なる点は、第1に、第1ゲート電極15の下に高
濃度plJ1層27を設けていることである。第2に、
n”11工ミツタ層13とウェハ領域の間のp型ベース
層12表面の絶縁膜17上に第3ゲート電極26を設け
ていることである。
この第3ゲート電極26はターンオン時に正のバイアス
を与えることにより、ターンオン動作の高速化を図るこ
とができる。
第4図(a) 〜(c)は、第2図(a) 〜(c)の
実施例を変形した実施例である。この実施例では、第2
図における第1ゲート電極15のうちの多結晶シリコン
電極15.の部分を、高濃度p+型型数散層より形成し
ている。それ以外は第2図と同じである。
第5図は、本発明を静電誘導サイリスタに適用した実施
例の構造である。高抵抗のn−型層31の一方の面に高
濃度のn++エミッタ層(カソード層)13が形成され
、n−型層31内部にp++埋込み拡散層からなる第1
ゲート電極30がストライプ状または格子状に配設され
ている。n型層31の他方の面にはn型層32が形成さ
れ、このpm層32の表面部に選択的にn型ベース層2
0aが形成され、さらにこのベース層20aの表面に選
択的にp++ソース層21aが形成されている。p++
ソース層21aとn型ベース層20aの双方にコンタク
トしてアノード電極23が形成され、p“型ソース層2
1aとn型層32に挟まれた領域のn型ベース層20a
の表面にMO8構造の第2ゲート電極19が形成されて
いる。
この素子のターンオン時は、p3拡散層からなる第1ゲ
ート電極30に正のバイアスを与え、第2ゲート電極1
9に負のバイアスを与える。このときアノード側のpチ
ャネルMO3構造はオン状態となる。これによりカソー
ド・エミツタ層11から電子が注入され、同時にチャネ
ルで導通ずるp++ソース層21aとn型層32からn
−型層31に正孔が注入され、ターンオンする。ターン
オフ時は、第1ゲート電極30に負のバイアスを与え、
同時に第2ゲート電極19に正のバイアスを与える。こ
れにより、第1ゲート電極30間のチャネルが閉じ、同
時に第2ゲート電極19下のチャネルも閉じて、素子は
ターンオフする。
この実施例では、第1ゲート電極が不純物拡散層により
構成されてウェハ内に埋込み形成されているから、カソ
ード電極を圧接型として取り出してもゲート電極とカソ
ード電極間の短絡が生じることはない。
第6図は同様に静1!誘導サイリスタに本発明を適用し
た実施例である。この実施例では、高抵抗のp”型層3
3を用い、その一方の面に選択的にn型エミツタ層(カ
ソード層)13が形成され、このn!エミッタ層13の
表面に選択的にp++ドレイン層34が形成されている
。カソード電極16はこのドレイン層34とn型エミツ
タ層13の双方にコンタクトして設けられている。p−
型層33の他方の面には、第5図と同様にn型ベース層
20a、p”型ソース層21aが形成され、アノード電
極23およびMOS構造の第2ゲート電極19が形成さ
れている。カソード側のn型エミツタ層13の表面のp
ゝ型ドレイン層34とウェハ領域に挟まれた領域には、
絶縁膜を介して第3ゲート電極36が配設されている。
この素子では、ターンオン時、第1ゲート電極35に零
バイアス、12ゲート電極19に負バイアス、第3ゲー
ト電極36に正バイアスを与える。
このときカソード側のMOS構造のチャネルはオフであ
り、n型エミツタ層13から電子が注入され、同時にp
++ソース層21aからは第2ゲート7ri極19下の
チャネルを通して正孔が注入されてターンオンする。タ
ーンオフ時は、第1ゲート電極35に正バイアス、第2
ゲート電極19に同じく正バイアスを与え、第3ゲート
電極36に負バイアスを与える。この時、第1ゲート電
極35間のチャネルは閉じ、またアノード側では第2ゲ
ート電極19下のチャネルが閉じて、ターンオフする。
そしてこの時、第3ゲート電極36下のチャネルがオン
するから、p−型層33に蓄櫃された正孔はこのチャネ
ルを通ってカソード電極16に排出される。これにより
、高速のターンオフが可能になる。
第7図は更に他の静電誘導サイリスタの実施例の構造で
ある。カソード側の構造は、第5図の実施例と同様であ
る。アノード側はpIJ1エミッタ層21層表1的に形
成され、このエミツタ層21表面に選択的に01型ドレ
イン層22が形成されている。モしてpIJ1エミッタ
層21層表1のn+型ドレイン層22とn型層31に挟
まれた領域上にゲート絶縁膜を介して第2ゲート電極1
9が形成されている。即ち第2ゲート電極19下はこの
実施例ではnチャネルである。
なおp型エミッタ層21の周囲に第1図の実施例と同様
にn1J1バッファ層を設けてもよい。
この素子では、ターンオン時、第1ゲート電極30に正
バイアスまたは零バイアスを与え、第2ゲート電極19
に同じく正バイアスを与える。この時第2ゲート電極1
9下のチャネルはオフである。従ってn”Wエミッタ層
13からの電子注入とp型エミッタ層21からの正孔注
入により、ターンオンする。ターンオフ時は、mlゲー
ト電極3oに負バイアスを与え、第2ゲート電極19に
同じく負バイアスを与える。この時、第1ゲート電極3
0間のチャネルが閉じ、同時にアノード側の第2ゲート
71(極19下のチャネルが導通してアノード・ショー
トとなって素子はターンオフする。
第8図は更に他の実施例の静電誘導サイリスタである。
p−型層33の内部にn+型型数散層らなる第1ゲート
電極35が埋込み形成されており、この構造とアノード
側の構造は第6図と同じである。カソード側は第6図に
比べて簡単になっており、p″型層33表面にn++カ
ソード層13が形成されている。
この素子では、ターンオン時、第1ゲート電極35は零
バイアスとし、第2ゲート電極19に負バイアスを与え
る。これにより、n2型工ミツタ層13から電子が注入
され、アノード側では第2ゲート電極19下のチャネル
が導通してp1型ソース層21から正孔が注入される。
ターンオフ時は、第1ゲート電極35に負バイアスを与
え、第2ゲート電極19に零または負バイアスを与える
これにより第1ゲート電極35間のチャネルは閉じ、第
2ゲート電極19下のチャネルも閉じてターンオフする
第9図は更に別の静電誘導型サイリスタの実施例である
。アノード側の構造は、第7図の実施例と同じである。
カソード側は、メサ溝14を形成してこの溝底部にp′
型埋込み層からなる第1ゲート電極30を配設している
。この素子でもアノード側にn型バッファ層を設けても
よい。
この素子も第7図の素子と同様にしてターンオン、ター
ンオフ制御ができる。
以上に挙げた静電誘導サイリスタの実施例においても、
GTOの実施例と同様、カソード側を圧接型電極で取り
出すことができる。また、カソード側に設けられたT4
1ゲート電極とアノード側に設けられたMO3構造の第
2ゲート電極を有し、これらのダブルゲート制御によっ
てオン電圧が低くしかもターンオフ速度の早い優れた特
性を得ることができる。
第10図は、第1図の実施例を変形した実施例のGTO
である。この実施例のカソード側の構造は、n+型エミ
ッタ層13を形成した後にメサエッチングによって複数
のカソード領域を分離して得られる。アノード側の構造
は第1図の実施例と同じである。
この実施例によっても同様の効果が得られる。
[発明の効果] 以上述べたように本発明によれば、カソード側の第1ゲ
ート電極を溝またはウェハ内部に埋め込まれた構造とし
て圧接型電極によるカソード電極取りだしが可能になる
。また、カソード側に第1ゲート電極、アノード側にM
O3構造の第2ゲート電極を設けることにより、低いオ
ン電圧を維持してしかも高速のターンオフ動作が可能な
自己消弧型半導体素子を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例のGTOの要部構造を示す断
面図、 第2図(a)〜(C)はその実施例のGTO構造をより
具体化した構造を示す平面図とそのA−A’およびB−
B’断面図、 第3図は他の実施例のGTOの要部構造を示す断面図、 第4図(a)〜(e)は、他の実施例のGTO構造を示
す平面図とそのA−A’およびB−B’断面図、 第5図は本発明を静電誘導サイリスタに適用した実施例
の構造を示す断面図、 第6図は静電誘導サイリスタに適用した他の実施例の構
造を示す断面図、 第7図〜第9図は静電誘導サイリスクに適用した更に他
の実施例の構造を示す断面図、第10図は第1図の実施
例を変形した実施例のGTOの構造を示す断面図、 第11図は従来のGTOの要部構造を示す断面図である
。 11・・・n−型Siウェハ、12・・・p型ベース層
、13・・・n+型エミッタ層、14・・・溝、15・
・・第1ゲート電極、16・・・カソード電極、17.
18・・・絶縁膜、19・・・第2ゲート電極、20・
・・n型バッファ層、21・・・p型エミッタ層、22
・・・n1型ドレイン層、23・・・アノ−・ド電極。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 G1 に 第 図 <−」 第 図 −B 第4図 第 図    G2 第8図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)高抵抗の半導体ウェハと、 この半導体ウェハの一方の面に選択的に形成された第1
    導電型のベース層と、 このベース層表面に選択的に形成された第2導電型の第
    1エミッタ層と、 この第1エミッタ層にコンタクトする第1の主電極と、 前記ベース層表面に埋込み形成された第1ゲート電極と
    、 前記半導体ウェハの他方の面に選択的に形成された第2
    導電型のバッファ層と、 このバッファ層表面に選択的に形成された第1導電型の
    第2エミッタ層と、 この第2エミッタ層表面に選択的に形成された第2導電
    型のドレイン層と、 このドレイン層と前記第2エミッタ層に同時にコンタク
    トする第2の主電極と、 前記ドレイン層とバッファ層に挟まれた領域の表面に絶
    縁膜を介して形成された第2ゲート電極と、 を有することを特徴とする自己消弧型半導体素子。
  2. (2)前記バッファ層、第2エミッタ層およびドレイン
    層は、前記第2ゲート電極をマスクとして用いて自己整
    合的に拡散形成されていることを特徴とする請求項1記
    載の自己消弧型半導体素子。
  3. (3)前記第1ゲート電極は、複数本の多結晶シリコン
    電極とこれらを共通接続する金属電極とから構成され、
    その金属電極配設領域に溝が形成されていることを特徴
    とする請求項1記載の自己消弧型半導体素子。
  4. (4)前記第1ゲート電極は、複数本の第1導電型拡散
    層とこれらを共通接続する金属電極とから構成され、そ
    の金属電極配設領域に溝が形成されていることを特徴と
    する請求項1記載の自己消弧型半導体素子。
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JP2829026B2 (ja) 1998-11-25

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