JP3300544B2 - 電力用半導体装置 - Google Patents
電力用半導体装置Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、サイリスタ構造を有す
る電力用半導体装置に関する。
る電力用半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】高耐圧、大電流の電力用素子におけるゲ
ート駆動には、電圧制御型のものと、電流駆動型のもの
とがあるが、前者の方が望ましい。これは電圧制御型の
方が電流駆動型に比べて、より小電流でゲート駆動が行
なえるからである。
ート駆動には、電圧制御型のものと、電流駆動型のもの
とがあるが、前者の方が望ましい。これは電圧制御型の
方が電流駆動型に比べて、より小電流でゲート駆動が行
なえるからである。
【0003】図18は従来の絶縁ゲート型ターンオフサ
イリスタの素子構造を示す平面図、図19は図18のA
−A′断面図である。
イリスタの素子構造を示す平面図、図19は図18のA
−A′断面図である。
【0004】このサイリスタでは、高抵抗のn型ベース
層1001の表面にp型ベース層1002が形成され、
このp型ベース層1002内にはn型エミッタ層100
3が選択的に形成されている。また、n型ベース層10
01の裏面には高濃度のp型エミッタ層1004が形成
されている。n型エミッタ層1003上にはカソード電
極1005が、p型エミッタ層1004にはアノード電
極1006が設けられている。
層1001の表面にp型ベース層1002が形成され、
このp型ベース層1002内にはn型エミッタ層100
3が選択的に形成されている。また、n型ベース層10
01の裏面には高濃度のp型エミッタ層1004が形成
されている。n型エミッタ層1003上にはカソード電
極1005が、p型エミッタ層1004にはアノード電
極1006が設けられている。
【0005】p型ベース層1002内のn型エミッタ層
1003から所定距離だけ離れた位置にはn型ドレイン
層1007が形成されている。このn型ドレイン層10
07とn型エミッタ層1003との間のp型ベース層1
002上には、ゲート絶縁膜1009を介してゲート電
極1010が配設されている。このゲート電極1010
はターンオフ用であって、n型エミッタ層1003をソ
ースとし、領域CH1をチャネル領域とするn型MOS
FETが構成されている。
1003から所定距離だけ離れた位置にはn型ドレイン
層1007が形成されている。このn型ドレイン層10
07とn型エミッタ層1003との間のp型ベース層1
002上には、ゲート絶縁膜1009を介してゲート電
極1010が配設されている。このゲート電極1010
はターンオフ用であって、n型エミッタ層1003をソ
ースとし、領域CH1をチャネル領域とするn型MOS
FETが構成されている。
【0006】なお、n型ドレイン層1007にコンタク
トするドレイン電極1008は、同時にp型ベース層1
002にもコンタクトしており、p型ベース層1002
とn型ドレイン層1007がこのドレイン電極1008
により短絡している。
トするドレイン電極1008は、同時にp型ベース層1
002にもコンタクトしており、p型ベース層1002
とn型ドレイン層1007がこのドレイン電極1008
により短絡している。
【0007】ターンオン用のゲート電極は図では示され
ていないが、例えば、選択的に拡散形成されるp型ベー
ス層1002の周辺部にターンオフ用と同様にMOSを
もって形成される。
ていないが、例えば、選択的に拡散形成されるp型ベー
ス層1002の周辺部にターンオフ用と同様にMOSを
もって形成される。
【0008】このような構造の絶縁ゲート型ターンオフ
サイリスタをターンオフするには、ゲート電極1010
にカソードに対して正の電圧を印加する。
サイリスタをターンオフするには、ゲート電極1010
にカソードに対して正の電圧を印加する。
【0009】この結果、ゲート電極1010直下のチャ
ネル領域CH1が導通状態となって、p型ベース層10
02から直接n型エミッタ層1003に流れ込んでいた
正孔電流の一部が、図に破線で示すようにドレイン電極
1008から吸い出され、n型ドレイン層1007を通
り、ゲート電極1010の下の導通状態のチャネル領域
CH1を通って、n型エミッタ層1003からカソード
電極1005にバイパスするようになる。
ネル領域CH1が導通状態となって、p型ベース層10
02から直接n型エミッタ層1003に流れ込んでいた
正孔電流の一部が、図に破線で示すようにドレイン電極
1008から吸い出され、n型ドレイン層1007を通
り、ゲート電極1010の下の導通状態のチャネル領域
CH1を通って、n型エミッタ層1003からカソード
電極1005にバイパスするようになる。
【0010】この正孔電流のバイパスによってやがてn
型エミッタ層1003からp型ベース層1002への電
子注入が止まり、このサイリスタはターンオフする。
型エミッタ層1003からp型ベース層1002への電
子注入が止まり、このサイリスタはターンオフする。
【0011】しかしながら、この従来構造の絶縁ゲート
型ターンオフサイリスタにあっては、十分なターンオフ
能力が得られないという問題があった。
型ターンオフサイリスタにあっては、十分なターンオフ
能力が得られないという問題があった。
【0012】これは、図19に破線で示した正孔電流バ
イパス経路の抵抗に原因がある。すなわち、正孔電流バ
イパス経路の抵抗は、主要にはp型ベース層1002の
横方向抵抗とMOSゲート電極1010下のチャネル領
域CH1のオン抵抗であり、これらの抵抗とバイパス電
流とにより決まる電圧降下が、n型エミッタ層1003
とp型ベース層1002とのビルトイン電圧以上になる
と、n型エミッタ層1003からの電子注入が止まらな
いことになる。
イパス経路の抵抗に原因がある。すなわち、正孔電流バ
イパス経路の抵抗は、主要にはp型ベース層1002の
横方向抵抗とMOSゲート電極1010下のチャネル領
域CH1のオン抵抗であり、これらの抵抗とバイパス電
流とにより決まる電圧降下が、n型エミッタ層1003
とp型ベース層1002とのビルトイン電圧以上になる
と、n型エミッタ層1003からの電子注入が止まらな
いことになる。
【0013】ところが、従来構造では、第1に、正孔電
流バイパス経路にn型ドレイン層1007下のp型ベー
ス層1002が含まれており横方向抵抗が大きい。
流バイパス経路にn型ドレイン層1007下のp型ベー
ス層1002が含まれており横方向抵抗が大きい。
【0014】第2に、ターンオフ用MOSFETがn型
エミッタ層1003の長辺に沿って形成されており、チ
ャネル幅が小さくチャネル抵抗が大きい。したがって、
アノード電流(主電流)が大きくなると、ターンオフで
きなくなってしまう。
エミッタ層1003の長辺に沿って形成されており、チ
ャネル幅が小さくチャネル抵抗が大きい。したがって、
アノード電流(主電流)が大きくなると、ターンオフで
きなくなってしまう。
【0015】図20は従来の他の絶縁ゲート型ターンオ
フサイリスタの素子構造を示す平面図、図21は図20
のA−A′断面図である。
フサイリスタの素子構造を示す平面図、図21は図20
のA−A′断面図である。
【0016】この絶縁ゲート型ターンオフサイリスタ
は、B.J.Baliga,“TheMOS−Gate
d Emitter Switched Thyris
tor”IEEE ELECTRON DEVICE
LETTERS,VOL.11,pp.75−77,1
990.で発表されたものである。
は、B.J.Baliga,“TheMOS−Gate
d Emitter Switched Thyris
tor”IEEE ELECTRON DEVICE
LETTERS,VOL.11,pp.75−77,1
990.で発表されたものである。
【0017】この絶縁ゲート型ターンオフサイリスタで
は、p型エミッタ層1104に接してn型ベース層11
01が形成され、このn型ベース層1101内にp型ベ
ース層1102が形成され、このp型ベース層1102
内にn型エミッタ層1103が形成され、p型エミッタ
層1104にはアノード電極1107が低抵抗接触して
いる。
は、p型エミッタ層1104に接してn型ベース層11
01が形成され、このn型ベース層1101内にp型ベ
ース層1102が形成され、このp型ベース層1102
内にn型エミッタ層1103が形成され、p型エミッタ
層1104にはアノード電極1107が低抵抗接触して
いる。
【0018】n型エミッタ層1103に隣接してn型ソ
ース層1105が形成され、これら2層に挟まれたp型
ベース層1102の表面部にはゲート絶縁膜1108を
介して絶縁ゲート電極1109が形成されて、領域CH
1をチャネル領域とするn型MOSFETが構成されて
いる。
ース層1105が形成され、これら2層に挟まれたp型
ベース層1102の表面部にはゲート絶縁膜1108を
介して絶縁ゲート電極1109が形成されて、領域CH
1をチャネル領域とするn型MOSFETが構成されて
いる。
【0019】また、n型ソース層1105とp型ベース
層1102の両方にカソード電極1106が低抵抗接触
している。すなわち、この素子はサイリスタ構造に直列
にMOSFETが接続された構造となっている。
層1102の両方にカソード電極1106が低抵抗接触
している。すなわち、この素子はサイリスタ構造に直列
にMOSFETが接続された構造となっている。
【0020】なお、ターンオン用のゲート電極は図では
示されていないが、例えば、選択的に拡散形成されるp
型ベース層1102の周辺部にターンオン用の絶縁ゲー
ト電極を形成し、n型エミッタ層1103、p型ベース
層1102、n型ベース層1101よりなるターンオン
用MOSFETが構成される。
示されていないが、例えば、選択的に拡散形成されるp
型ベース層1102の周辺部にターンオン用の絶縁ゲー
ト電極を形成し、n型エミッタ層1103、p型ベース
層1102、n型ベース層1101よりなるターンオン
用MOSFETが構成される。
【0021】このような構造の絶縁ゲート型ターンオフ
サイリスタをターンオフするには、絶縁ゲート電極11
09に零または負の電圧を印加する。これにより、チャ
ネル領域CH1が非導通状態となって、n型エミッタ層
1103への電子供給が停止し、サイリスタがターンオ
フする。
サイリスタをターンオフするには、絶縁ゲート電極11
09に零または負の電圧を印加する。これにより、チャ
ネル領域CH1が非導通状態となって、n型エミッタ層
1103への電子供給が停止し、サイリスタがターンオ
フする。
【0022】この際に、素子内部に蓄積されていた正孔
は、n型エミッタ1103下のp型ベース層1102か
らn型ソース層1105直下のp型ベース層1102を
通ってカソード電極1106へと排出される。
は、n型エミッタ1103下のp型ベース層1102か
らn型ソース層1105直下のp型ベース層1102を
通ってカソード電極1106へと排出される。
【0023】このような従来の絶縁ゲート型ターンオフ
サイリスタでは、ターンオン時にn型エミッタ層110
3とp型ベース1102とが導通状態のチャネル領域C
H1およびカソード電極1106を介して短絡される。
サイリスタでは、ターンオン時にn型エミッタ層110
3とp型ベース1102とが導通状態のチャネル領域C
H1およびカソード電極1106を介して短絡される。
【0024】この結果、n型エミッタ層1103からp
型ベース層1102への電子の注入効率が低くなり、ラ
ッチアップしにくく、オン状態においても十分に低いオ
ン電圧が得られなくなるという問題があった。
型ベース層1102への電子の注入効率が低くなり、ラ
ッチアップしにくく、オン状態においても十分に低いオ
ン電圧が得られなくなるという問題があった。
【0025】また、チャネル領域CH1がn型エミッタ
層1103の長辺に沿って形成されているため、チャネ
ル幅が小さくチャネル抵抗が大きくなり、これにより、
素子のオン電圧が高くなるという問題があった。
層1103の長辺に沿って形成されているため、チャネ
ル幅が小さくチャネル抵抗が大きくなり、これにより、
素子のオン電圧が高くなるという問題があった。
【0026】さらに、ラッチアップを可能とするために
は、n型エミッタ層1103のサイズを大きくしなけれ
ばならないが、n型エミッタ層1103のサイズが大き
くなると、ターンオフ時に正孔電流を速やかに排出でき
ず、ターンオフ時間が長くなるという問題があった。
は、n型エミッタ層1103のサイズを大きくしなけれ
ばならないが、n型エミッタ層1103のサイズが大き
くなると、ターンオフ時に正孔電流を速やかに排出でき
ず、ターンオフ時間が長くなるという問題があった。
【0027】また、ターンオフ時には、すべての正孔電
流がn型ソース層1105直下のp型ベース層1102
を通ってカソード電極1106へと排出される。なお、
このときの正孔電流バイパス経路を破線で示している。
流がn型ソース層1105直下のp型ベース層1102
を通ってカソード電極1106へと排出される。なお、
このときの正孔電流バイパス経路を破線で示している。
【0028】このため、正孔電流(主電流)が多くなる
と、p型ベース層1102で生じる電圧降下によりn型
ソース層1105とp型ベース層1102のpn接合が
順バイアスされ、その結果、p型エミッタ層1104、
n型ベース層1101、p型ベース層1102、n型ソ
ース層1105からなる寄生サイリスタがラッチアップ
してしまい素子がターンオフできなくなるという問題が
あった。
と、p型ベース層1102で生じる電圧降下によりn型
ソース層1105とp型ベース層1102のpn接合が
順バイアスされ、その結果、p型エミッタ層1104、
n型ベース層1101、p型ベース層1102、n型ソ
ース層1105からなる寄生サイリスタがラッチアップ
してしまい素子がターンオフできなくなるという問題が
あった。
【0029】また、絶縁ゲート型ターンオフサイリスタ
は、通常、図23に示すように、還流ダイオードととも
に使用されることが多く、還流ダイオードと絶縁ゲート
型ターンオフサイリスタとを同一基板に形成すると、還
流ダイオードの分だけ、絶縁ゲート型ターンオフサイリ
スタの作製に用いることができる素子領域が減少し、こ
れによりさらに素子のメイン電流が減少してしまうとい
う問題があった。
は、通常、図23に示すように、還流ダイオードととも
に使用されることが多く、還流ダイオードと絶縁ゲート
型ターンオフサイリスタとを同一基板に形成すると、還
流ダイオードの分だけ、絶縁ゲート型ターンオフサイリ
スタの作製に用いることができる素子領域が減少し、こ
れによりさらに素子のメイン電流が減少してしまうとい
う問題があった。
【0030】
【発明が解決しようとする課題】上述の如く、従来の絶
縁ゲート型ターンオフサイリスタにあっては、オン電圧
が高かったり、ターンオフ時間が長かったり、主電流が
大きくなるとターンオフできなくなるという問題があっ
た。
縁ゲート型ターンオフサイリスタにあっては、オン電圧
が高かったり、ターンオフ時間が長かったり、主電流が
大きくなるとターンオフできなくなるという問題があっ
た。
【0031】本発明は、上記事情を考慮してなされたも
ので、その第1の目的とするところは、オン特性、ター
ンオフ能力を改善し得るサイリスタ構造を備えた電力用
半導体装置を提供することにある。
ので、その第1の目的とするところは、オン特性、ター
ンオフ能力を改善し得るサイリスタ構造を備えた電力用
半導体装置を提供することにある。
【0032】また、絶縁ゲート型ターンオフサイリスタ
と還流ダイオードとを同一基板に形成すると、還流ダイ
オードの分だけ、絶縁ゲート型ターンオフサイリスタの
作製に用いることができる素子領域が減少し、これによ
り絶縁ゲート型ターンオフサイリスタのメイン電流が減
少するという問題があった。
と還流ダイオードとを同一基板に形成すると、還流ダイ
オードの分だけ、絶縁ゲート型ターンオフサイリスタの
作製に用いることができる素子領域が減少し、これによ
り絶縁ゲート型ターンオフサイリスタのメイン電流が減
少するという問題があった。
【0033】本発明は、上記事情を考慮してなされたも
ので、その第2の目的とするところは、絶縁ゲート型タ
ーンオフサイリスタと還流ダイオードとを同一基板に形
成しても、従来よりも絶縁ゲート型ターンオフサイリス
タのメイン電流の減少をさせなくできる電力用半導体装
置を提供することにある。
ので、その第2の目的とするところは、絶縁ゲート型タ
ーンオフサイリスタと還流ダイオードとを同一基板に形
成しても、従来よりも絶縁ゲート型ターンオフサイリス
タのメイン電流の減少をさせなくできる電力用半導体装
置を提供することにある。
【0034】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の電力用半
導体装置(請求項1)は、第1導電型ベース層と、この
第1導電型ベース層の表面に形成された複数の第2導電
型ベース層と、これら複数の第2導電型ベース層のそれ
ぞれの表面に選択的に形成された第1導電型エミッタ層
と、前記第2導電型ベース層と反対側の前記第1導電型
ベース層の表面に直接または間接的に接する第2導電型
エミッタ層とを備えたサイリスタ構造を有し、各隣り合
う前記第2導電型ベース層の間隔は、それぞれ、素子内
のキャリアの有効拡散長の4倍より短く、且つ前記各隣
り合う前記第2導電型ベース層のうち、少なくとも1つ
の前記隣り合う前記第2導電型ベース層の間の前記第1
導電型ベース層の表面に、第2導電型ウェル層が形成さ
れ、この第2導電型ウェル層内に所望の半導体素子が形
成されていることを特徴とする。
導体装置(請求項1)は、第1導電型ベース層と、この
第1導電型ベース層の表面に形成された複数の第2導電
型ベース層と、これら複数の第2導電型ベース層のそれ
ぞれの表面に選択的に形成された第1導電型エミッタ層
と、前記第2導電型ベース層と反対側の前記第1導電型
ベース層の表面に直接または間接的に接する第2導電型
エミッタ層とを備えたサイリスタ構造を有し、各隣り合
う前記第2導電型ベース層の間隔は、それぞれ、素子内
のキャリアの有効拡散長の4倍より短く、且つ前記各隣
り合う前記第2導電型ベース層のうち、少なくとも1つ
の前記隣り合う前記第2導電型ベース層の間の前記第1
導電型ベース層の表面に、第2導電型ウェル層が形成さ
れ、この第2導電型ウェル層内に所望の半導体素子が形
成されていることを特徴とする。
【0035】ここで、所望の半導体素子とは、例えば、
過電圧からサイリスタを保護するための回路(保護回
路)を構成する半導体素子や、ターンオフ用MOSFE
Tである。
過電圧からサイリスタを保護するための回路(保護回
路)を構成する半導体素子や、ターンオフ用MOSFE
Tである。
【0036】本発明の第2の電力用半導体装置(請求項
2)は、上記発明(請求項1)において、前記複数の第
2導電型ベース層の間の前記第1導電型ベース層の表面
には第2導電型ウェル層が選択的に形成され、この2導
電型ウェル層の表面に第1導電型ソース層と第1導電型
ドレイン層とが所定距離離れて形成され、前記第1導電
型ソース層と前記第1型ドレイン層との間の前記第2導
電型ウェル層の表面にゲート絶縁膜を介してゲート電極
が形成され、前記第1導電型ソース層と前記第2導電型
ウェル層の両方にコンタクトするように前記第1の主電
極が形成され、前記第1導電型層にドレイン電極が形成
され、前記第2導電型ベース層にベース電極が形成さ
れ、前記ドレイン電極と前記ベース電極とは一体形成さ
れて電気的に接続されてることを特徴とする。本発明の
第3の電力用半導体装置(請求項3)は、第1導電型ベ
ース層と、この第1導電型ベース層の表面に選択的に形
成された第2導電型ベース層と、この第2導電型ベース
層の表面に選択的に形成され、第1の主電極が設けられ
た第1導電型エミッタ層と、前記第2導電型ベース層と
反対側の前記第1導電型ベース層の表面に直接または間
接的に接し、第2の主電極が設けられた第2導電型エミ
ッタ層と、第2の主電極が設けられた第2導電型エミッ
タ層と、前記第2導電型ベース層が形成された側の前記
第1導電型ベース層の表面に選択的に形成された第2導
電型ウエル層と、この第2導電型ウエル層に形成され、
素子内のキャリアを第1の主電極に排出するためのター
ンオフ用の絶縁ゲート型FETと、前記第2の主電極に
接続し、かつ前記第2導電型ウェル層および前記第1導
電型ベース層とともに環流ダイオードを構成する前記第
1導電型ベース層よりも高不純物濃度の第1導電型半導
体層とを備えていることを特徴とする。
2)は、上記発明(請求項1)において、前記複数の第
2導電型ベース層の間の前記第1導電型ベース層の表面
には第2導電型ウェル層が選択的に形成され、この2導
電型ウェル層の表面に第1導電型ソース層と第1導電型
ドレイン層とが所定距離離れて形成され、前記第1導電
型ソース層と前記第1型ドレイン層との間の前記第2導
電型ウェル層の表面にゲート絶縁膜を介してゲート電極
が形成され、前記第1導電型ソース層と前記第2導電型
ウェル層の両方にコンタクトするように前記第1の主電
極が形成され、前記第1導電型層にドレイン電極が形成
され、前記第2導電型ベース層にベース電極が形成さ
れ、前記ドレイン電極と前記ベース電極とは一体形成さ
れて電気的に接続されてることを特徴とする。本発明の
第3の電力用半導体装置(請求項3)は、第1導電型ベ
ース層と、この第1導電型ベース層の表面に選択的に形
成された第2導電型ベース層と、この第2導電型ベース
層の表面に選択的に形成され、第1の主電極が設けられ
た第1導電型エミッタ層と、前記第2導電型ベース層と
反対側の前記第1導電型ベース層の表面に直接または間
接的に接し、第2の主電極が設けられた第2導電型エミ
ッタ層と、第2の主電極が設けられた第2導電型エミッ
タ層と、前記第2導電型ベース層が形成された側の前記
第1導電型ベース層の表面に選択的に形成された第2導
電型ウエル層と、この第2導電型ウエル層に形成され、
素子内のキャリアを第1の主電極に排出するためのター
ンオフ用の絶縁ゲート型FETと、前記第2の主電極に
接続し、かつ前記第2導電型ウェル層および前記第1導
電型ベース層とともに環流ダイオードを構成する前記第
1導電型ベース層よりも高不純物濃度の第1導電型半導
体層とを備えていることを特徴とする。
【0037】本発明の第4の電力用半導体装置(請求項
4)は、第1導電型ベース層と、前記第1導電型ベース
層の表面に選択的に形成された第1および第2の第2導
電型ベース層と、前記第1の第2導電型ベース層の表面
に選択的に形成された第1導電型エミッタ層と、前記第
2導電型ベース層と反対側の前記第1導電型ベース層の
表面に直接または間接的に接する第2導電型エミッタ層
と、第2の主電極が設けられた第2導電型エミッタ層
と、前記第1および第2の第2導電型ベース層の間の前
記第1導電型ベース層の表面に選択的に形成されたター
ンオフ用の第2導電型半導体層と、前記第2の第2導電
型ベース層の表面に選択的に形成された第1導電型ソー
ス層と、前記第2の第2導電型ベース層の表面に、前記
第1導電型ソース層から所定距離離れて形成された第1
導電型ドレイン層と、前記第1導電型ソース層と第1導
電型ドレイン層との間の前記第2の第2導電型ベース層
上にゲート絶縁膜を介して形成されたゲート電極と、前
記第1導電型ソース層および前記第2の第2導電型ベー
ス層の両方にコンタクトする第1の第1種の主電極と、
前記第2導電型半導体層に設けられ、前記第1の第1種
の主電極と接続された第2の第1種の主電極と、前記第
2導電型エミッタ層に設けられた第2種の主電極とを備
えたことを特徴とする。
4)は、第1導電型ベース層と、前記第1導電型ベース
層の表面に選択的に形成された第1および第2の第2導
電型ベース層と、前記第1の第2導電型ベース層の表面
に選択的に形成された第1導電型エミッタ層と、前記第
2導電型ベース層と反対側の前記第1導電型ベース層の
表面に直接または間接的に接する第2導電型エミッタ層
と、第2の主電極が設けられた第2導電型エミッタ層
と、前記第1および第2の第2導電型ベース層の間の前
記第1導電型ベース層の表面に選択的に形成されたター
ンオフ用の第2導電型半導体層と、前記第2の第2導電
型ベース層の表面に選択的に形成された第1導電型ソー
ス層と、前記第2の第2導電型ベース層の表面に、前記
第1導電型ソース層から所定距離離れて形成された第1
導電型ドレイン層と、前記第1導電型ソース層と第1導
電型ドレイン層との間の前記第2の第2導電型ベース層
上にゲート絶縁膜を介して形成されたゲート電極と、前
記第1導電型ソース層および前記第2の第2導電型ベー
ス層の両方にコンタクトする第1の第1種の主電極と、
前記第2導電型半導体層に設けられ、前記第1の第1種
の主電極と接続された第2の第1種の主電極と、前記第
2導電型エミッタ層に設けられた第2種の主電極とを備
えたことを特徴とする。
【0038】本発明の第5の電力用半導体装置(請求項
5)は、第1導電型ベース層と、この1導電型ベース層
の表面に形成された第2導電型ベース層と、この第2導
電型ベース層の表面に選択的に形成され、第1の主電極
が設けられた第1導電型エミッタ層と、前記第2導電型
ベース層と反対側の前記第1導電型ベース層の表面に直
接または間接的に接し、第2の主電極が設けられた第2
導電型エミッタ層と、前記第1導電型エミッタ層が形成
された側の前記第2導電型ベース層の表面に選択的に形
成され、ドレイン電極が設けられた第1導電型ドレイン
層と、前記第1導電型エミッタ層と前記第1導電型ドレ
イン層との間の前記第2導電型ベース層上にゲート絶縁
膜を介して形成されたゲート電極と、前記第1導電型ド
レイン層が形成されていない前記第1導電型エミッタ層
側の前記第2導電型ベース層の表面の設けられ、前記ド
レイン電極に電気的に接続されているベース電極とを備
えたことを特徴とする。
5)は、第1導電型ベース層と、この1導電型ベース層
の表面に形成された第2導電型ベース層と、この第2導
電型ベース層の表面に選択的に形成され、第1の主電極
が設けられた第1導電型エミッタ層と、前記第2導電型
ベース層と反対側の前記第1導電型ベース層の表面に直
接または間接的に接し、第2の主電極が設けられた第2
導電型エミッタ層と、前記第1導電型エミッタ層が形成
された側の前記第2導電型ベース層の表面に選択的に形
成され、ドレイン電極が設けられた第1導電型ドレイン
層と、前記第1導電型エミッタ層と前記第1導電型ドレ
イン層との間の前記第2導電型ベース層上にゲート絶縁
膜を介して形成されたゲート電極と、前記第1導電型ド
レイン層が形成されていない前記第1導電型エミッタ層
側の前記第2導電型ベース層の表面の設けられ、前記ド
レイン電極に電気的に接続されているベース電極とを備
えたことを特徴とする。
【0039】本発明の第6の電力用半導体装置(請求項
6)は、第1の電力用半導体装置と第2の電力用半導体
装置とを組み合わせたものである。
6)は、第1の電力用半導体装置と第2の電力用半導体
装置とを組み合わせたものである。
【0040】すなわち、本発明の第6の電力用半導体装
置(請求項6)は、第1の電力用半導体装置において、
前記第1導電型エミッタ層には第1の主電極が設けら
れ、前記第2導電型ウェルには、素子内のキャリアを前
記第1の主電極に排出するためのターンオフ用の絶縁ゲ
ート型FETが形成され、前記第2導電型エミッタ層に
は、前記第2の主電極が設けられ、この第2の主電極に
接続され、前記第2導電型ウェル層の下部の前記第1導
電型ベース層を介して前記第2導電型ウェル層に接続す
る第1導電型半導体層が設けられていることを特徴とす
る。
置(請求項6)は、第1の電力用半導体装置において、
前記第1導電型エミッタ層には第1の主電極が設けら
れ、前記第2導電型ウェルには、素子内のキャリアを前
記第1の主電極に排出するためのターンオフ用の絶縁ゲ
ート型FETが形成され、前記第2導電型エミッタ層に
は、前記第2の主電極が設けられ、この第2の主電極に
接続され、前記第2導電型ウェル層の下部の前記第1導
電型ベース層を介して前記第2導電型ウェル層に接続す
る第1導電型半導体層が設けられていることを特徴とす
る。
【0041】本発明の第6の電力用半導体装置(請求項
6)は、第1の電力用半導体装置と第3の電力用半導体
装置とを組み合わせたものである。
6)は、第1の電力用半導体装置と第3の電力用半導体
装置とを組み合わせたものである。
【0042】すなわち、本発明の第7の電力用半導体装
置(請求項7)は、第1の電力用半導体装置において、
前記第2導電型ウェル層に相当する第2の第2導電型ベ
ース層と、第2導電型半導体層とが選択的に形成され、
前記第2の第2導電型ベース層の表面には、第1導電型
ソース層、第1導電型ドレイン層が選択的に形成され、
前記第1導電型ソース層と第1導電型ドレイン層との間
の前記第2の第2導電型ベース層上にはゲート絶縁膜を
介してゲート電極が形成され、前記第1導電型ソース層
および前記第2の第2導電型ベース層の両方にコンタク
トする第1の第1種の主電極が設けられ、前記第2導電
型半導体層に第2の第1種の主電極が設けられているこ
とを特徴とする。
置(請求項7)は、第1の電力用半導体装置において、
前記第2導電型ウェル層に相当する第2の第2導電型ベ
ース層と、第2導電型半導体層とが選択的に形成され、
前記第2の第2導電型ベース層の表面には、第1導電型
ソース層、第1導電型ドレイン層が選択的に形成され、
前記第1導電型ソース層と第1導電型ドレイン層との間
の前記第2の第2導電型ベース層上にはゲート絶縁膜を
介してゲート電極が形成され、前記第1導電型ソース層
および前記第2の第2導電型ベース層の両方にコンタク
トする第1の第1種の主電極が設けられ、前記第2導電
型半導体層に第2の第1種の主電極が設けられているこ
とを特徴とする。
【0043】本発明の第8の電力用半導体装置(請求項
8)は、第1の電力用半導体装置と第4の電力用半導体
装置とを組み合わせたものである。
8)は、第1の電力用半導体装置と第4の電力用半導体
装置とを組み合わせたものである。
【0044】すなわち、本発明の第7の電力用半導体装
置(請求項7)は、第1の電力用半導体装置において、
前記第1導電型エミッタ層には第1の主電極が設けら
れ、前記第2導電型エミッタ層には第2の主電極が設け
られ、前記第2導電型ベース層の表面には、ドレイン電
極が設けられた第1導電型ドレイン層が選択的に形成さ
れ、前記第1導電型エミッタ層と前記第1導電型ドレイ
ン層との間の前記第2導電型ベース層上には、ゲート絶
縁膜を介してゲート電極が形成され、前記第1導電型ド
レイン層が形成されていない前記第1導電型エミッタ層
側の前記第2導電型ベース層の表面には、前記ドレイン
電極に電気的に接続されているベース電極が設けられて
いることを特徴とする。
置(請求項7)は、第1の電力用半導体装置において、
前記第1導電型エミッタ層には第1の主電極が設けら
れ、前記第2導電型エミッタ層には第2の主電極が設け
られ、前記第2導電型ベース層の表面には、ドレイン電
極が設けられた第1導電型ドレイン層が選択的に形成さ
れ、前記第1導電型エミッタ層と前記第1導電型ドレイ
ン層との間の前記第2導電型ベース層上には、ゲート絶
縁膜を介してゲート電極が形成され、前記第1導電型ド
レイン層が形成されていない前記第1導電型エミッタ層
側の前記第2導電型ベース層の表面には、前記ドレイン
電極に電気的に接続されているベース電極が設けられて
いることを特徴とする。
【0045】本発明の第9の電力用半導体装置(請求項
9)は、第1の電力用半導体装置とMCTとを組み合わ
せたものである。
9)は、第1の電力用半導体装置とMCTとを組み合わ
せたものである。
【0046】すなわち、本発明の第9の電力用半導体装
置(請求項9)は、第1の電力用半導体装置において、
前記第1導電型エミッタ層には第1の主電極が設けら
れ、前記第2導電型エミッタ層には第2の主電極が設け
られ、前記第2導電型ベース層の表面には、第1導電型
ドレイン層が選択的に形成され、前記第2導電型ベース
層および前記第1導電型ドレイン層の両方にコンタクト
するドレイン電極が設けられ、前記第1導電型エミッタ
層と前記第1導電型ドレイン層との間の前記第2導電型
ベース層上には、ゲート絶縁膜を介してゲート電極が形
成されていることを特徴とする。
置(請求項9)は、第1の電力用半導体装置において、
前記第1導電型エミッタ層には第1の主電極が設けら
れ、前記第2導電型エミッタ層には第2の主電極が設け
られ、前記第2導電型ベース層の表面には、第1導電型
ドレイン層が選択的に形成され、前記第2導電型ベース
層および前記第1導電型ドレイン層の両方にコンタクト
するドレイン電極が設けられ、前記第1導電型エミッタ
層と前記第1導電型ドレイン層との間の前記第2導電型
ベース層上には、ゲート絶縁膜を介してゲート電極が形
成されていることを特徴とする。
【0047】
【作用】本発明者等の研究によれば、第1導電型ベース
層と、この第1導電型ベース層の表面に形成された複数
の第2導電型ベース層と、これら複数の第2導電型ベー
ス層のそれぞれの表面に選択的に形成された第1導電型
エミッタ層と、前記第2導電型ベース層と反対側の前記
第1導電型ベース層の表面に形成された第2導電型エミ
ッタ層とを備えたサイリスタ構造において、各隣り合う
前記第2導電型ベース層の間隔は、それぞれ、素子内の
キャリアの有効拡散長の4倍より短くすると、サイリス
タのオン電圧を十分に低くできることが分かった。
層と、この第1導電型ベース層の表面に形成された複数
の第2導電型ベース層と、これら複数の第2導電型ベー
ス層のそれぞれの表面に選択的に形成された第1導電型
エミッタ層と、前記第2導電型ベース層と反対側の前記
第1導電型ベース層の表面に形成された第2導電型エミ
ッタ層とを備えたサイリスタ構造において、各隣り合う
前記第2導電型ベース層の間隔は、それぞれ、素子内の
キャリアの有効拡散長の4倍より短くすると、サイリス
タのオン電圧を十分に低くできることが分かった。
【0048】これは上記の如きに隣り合う第2導電型ベ
ース層の間隔を設定すると、キャリアの拡散により、隣
り合う第2導電型ベース層の間の第1導電型ベース層が
電流導通状態になるからである。
ース層の間隔を設定すると、キャリアの拡散により、隣
り合う第2導電型ベース層の間の第1導電型ベース層が
電流導通状態になるからである。
【0049】したがって、このような知見に基づいた本
発明(請求項1,2)によれば、隣り合う第2導電型ベ
ース層の間の第1導電型ベース層に半導体素子を形成し
ても、この第1導電型ベース層は電流導通状態になって
いるので、半導体素子のオン電圧は低いものとなる。
発明(請求項1,2)によれば、隣り合う第2導電型ベ
ース層の間の第1導電型ベース層に半導体素子を形成し
ても、この第1導電型ベース層は電流導通状態になって
いるので、半導体素子のオン電圧は低いものとなる。
【0050】本発明(請求項2)によれば、ターンオフ
用の絶縁ゲート型FETが形成された第2導電型ウェル
層と、その下部の第1導電型ベース層と、この第1導電
型ベース層を介して第2導電型ウェル層に接続した第1
導電型半導体層により、還流ダイオードが形成されてい
る。
用の絶縁ゲート型FETが形成された第2導電型ウェル
層と、その下部の第1導電型ベース層と、この第1導電
型ベース層を介して第2導電型ウェル層に接続した第1
導電型半導体層により、還流ダイオードが形成されてい
る。
【0051】すなわち、ターンオフ用の絶縁ゲート型F
ETの下部に還流ダイオードが形成されている。したが
って、同一基板に還流ダイオード、ターンオフ用のMO
SFET、サイリスタを形成しても、サイリスタの形成
領域が少なくなり、メイン電流が減少するという問題は
生じない。
ETの下部に還流ダイオードが形成されている。したが
って、同一基板に還流ダイオード、ターンオフ用のMO
SFET、サイリスタを形成しても、サイリスタの形成
領域が少なくなり、メイン電流が減少するという問題は
生じない。
【0052】本発明(請求項3)によれば、pnpnの
サイリスタ構造を構成する第1の第2導電型ベース層に
は、第1および第2の第1種の主電極がコンタクトして
おらず、電位的にフローティング状態であるため、第1
導電型エミッタ層からのキャリアの注入効率が高まり、
ターンオン時にラッチアップしやすく、オン状態ではオ
ン電圧が低減される。したがって、優れたオン特性が得
られる。
サイリスタ構造を構成する第1の第2導電型ベース層に
は、第1および第2の第1種の主電極がコンタクトして
おらず、電位的にフローティング状態であるため、第1
導電型エミッタ層からのキャリアの注入効率が高まり、
ターンオン時にラッチアップしやすく、オン状態ではオ
ン電圧が低減される。したがって、優れたオン特性が得
られる。
【0053】また、ターンオフ時は、第2導電型エミッ
タ層の多数キャリアと同極性の素子内のキャリアが、第
2導電型半導体層とそれに設けられた第2の第1種の主
電極を通して素子外に排出されるため、素子は速やかに
ターンオフする。
タ層の多数キャリアと同極性の素子内のキャリアが、第
2導電型半導体層とそれに設けられた第2の第1種の主
電極を通して素子外に排出されるため、素子は速やかに
ターンオフする。
【0054】このとき、素子外に排出されるキャリア
は、第1導電型ソース層下の第2導電型ベース層を流れ
ないため、第1導電型ソース層をエミッタとする寄生サ
イリスタはラッチアップしない。したがって、高いター
ンオフ能力が得られる。
は、第1導電型ソース層下の第2導電型ベース層を流れ
ないため、第1導電型ソース層をエミッタとする寄生サ
イリスタはラッチアップしない。したがって、高いター
ンオフ能力が得られる。
【0055】本発明(請求項4)によれば、ターンオフ
の際に、ゲート電極に所定の電圧を印加して、ゲート電
極下の第2導電型ベース層の表面にチャネルを形成すれ
ば、第2導電型エミッタ層の多数キャリアと同極性の素
子内のキャリアは、第1導電型ベース層、第2導電型ベ
ース層、ベース電極、ドレイン電極、第1導電型ドレイ
ン層、上記チャネル、第1導電型エミッタ層、第1の主
電極というバイパス経路で素子外に排出される。
の際に、ゲート電極に所定の電圧を印加して、ゲート電
極下の第2導電型ベース層の表面にチャネルを形成すれ
ば、第2導電型エミッタ層の多数キャリアと同極性の素
子内のキャリアは、第1導電型ベース層、第2導電型ベ
ース層、ベース電極、ドレイン電極、第1導電型ドレイ
ン層、上記チャネル、第1導電型エミッタ層、第1の主
電極というバイパス経路で素子外に排出される。
【0056】すなわち、本発明によれば、第2導電型ベ
ース層の横方向抵抗が従来のキャリア排出経路よりも十
分に小さいバイパス経路でキャリアを排出できるので、
ターンオフ特性を大幅に改善できるようになる。
ース層の横方向抵抗が従来のキャリア排出経路よりも十
分に小さいバイパス経路でキャリアを排出できるので、
ターンオフ特性を大幅に改善できるようになる。
【0057】
【実施例】以下、図面を参照しながら実施例を説明す
る。
る。
【0058】(第1の実施例:請求項1)図1は、本発
明の第1の実施例に係る電力用半導体装置の概略構成を
示す断面図である。
明の第1の実施例に係る電力用半導体装置の概略構成を
示す断面図である。
【0059】図中、101は高抵抗のn型ベース層を示
しており、このn型ベース層101内には複数のp型ベ
ース層102が分割形成されている。隣接する二つのp
型ベース層102間の距離Wは、400μm以下、例え
ば、50μmとする。
しており、このn型ベース層101内には複数のp型ベ
ース層102が分割形成されている。隣接する二つのp
型ベース層102間の距離Wは、400μm以下、例え
ば、50μmとする。
【0060】p型ベース層102の表面には高濃度のn
型エミッタ層103が選択的に形成されており、このn
型エミッタ層103にはカソード電極105が配設され
ている。
型エミッタ層103が選択的に形成されており、このn
型エミッタ層103にはカソード電極105が配設され
ている。
【0061】さらに、2つのp型ベース層102の間の
n型ベース層101にはp型ウェル層111が形成さ
れ、このp型ウェル層111内にはn型ソース層112
とこれより所定距離離れてn型ドレイン層113が形成
されている。n型ソース層112にはソース電極114
が、n型ドレイン層113にはドレイン電極115がそ
れぞれ設けられている。
n型ベース層101にはp型ウェル層111が形成さ
れ、このp型ウェル層111内にはn型ソース層112
とこれより所定距離離れてn型ドレイン層113が形成
されている。n型ソース層112にはソース電極114
が、n型ドレイン層113にはドレイン電極115がそ
れぞれ設けられている。
【0062】上記n型ソース層112とn型ドレイン層
113の間のp型ウェル層111上には、ゲート絶縁膜
109を介して、ゲート電極110が配設されている。
このゲート電極110、n型ソース層112、n型ドレ
イン層113によってMOSFETが構成されている。
113の間のp型ウェル層111上には、ゲート絶縁膜
109を介して、ゲート電極110が配設されている。
このゲート電極110、n型ソース層112、n型ドレ
イン層113によってMOSFETが構成されている。
【0063】一方、n型ベース層101の裏面には、高
濃度のp型エミッタ層104が形成されており、このp
型エミッタ層104にはアノード電極106が配設され
ている。このp型エミッタ層104、n型ベース層10
1、p型ベース層102およびn型エミッタ層103に
よりサイリスタが構成されている。
濃度のp型エミッタ層104が形成されており、このp
型エミッタ層104にはアノード電極106が配設され
ている。このp型エミッタ層104、n型ベース層10
1、p型ベース層102およびn型エミッタ層103に
よりサイリスタが構成されている。
【0064】なお、n型ベース層101に直接接するp
型エミッタ層104を形成する代わりに、n型ベース層
101とp型エミッタ層104との間にn型バッファ層
を設け、n型ベース層101に間接的に接するp型エミ
ッタ層104を形成しても良い。
型エミッタ層104を形成する代わりに、n型ベース層
101とp型エミッタ層104との間にn型バッファ層
を設け、n型ベース層101に間接的に接するp型エミ
ッタ層104を形成しても良い。
【0065】上記MOSFETのソース電極114、ド
レイン電極115、ゲート電極110の各電極は、n型
ベース層101、p型ベース層102、n型エミッタ層
103、p型エミッタ層104より構成されるサイリス
タの各層と所定の接続をもって電気的に接続される。
レイン電極115、ゲート電極110の各電極は、n型
ベース層101、p型ベース層102、n型エミッタ層
103、p型エミッタ層104より構成されるサイリス
タの各層と所定の接続をもって電気的に接続される。
【0066】上記MOSFETを含む半導体素子は、例
えば、サイリスタをターンオフするためのMOSFET
や、過電圧、過電流、加熱から素子を保護するための回
路であり、本実施例では、サイリスタと接続されていな
いが、上記目的のために各種の接続ができることはもち
ろんのことである。
えば、サイリスタをターンオフするためのMOSFET
や、過電圧、過電流、加熱から素子を保護するための回
路であり、本実施例では、サイリスタと接続されていな
いが、上記目的のために各種の接続ができることはもち
ろんのことである。
【0067】本実施例では、距離Wの値を400μm以
下にしている。その理由は以下の通りである。
下にしている。その理由は以下の通りである。
【0068】すなわち、本発明者等の研究によれば、距
離Wの値を400μm以下にすると、隣接するサイリス
タのオン抵抗を低減できることが分かった。
離Wの値を400μm以下にすると、隣接するサイリス
タのオン抵抗を低減できることが分かった。
【0069】図17はそのことを示す間隔Wとサイリス
タ(n型ベース層101、p型ベース層102、n型エ
ミッタ層103、p型エミッタ層104)のオン電圧V
f との関係を示す特性図である。
タ(n型ベース層101、p型ベース層102、n型エ
ミッタ層103、p型エミッタ層104)のオン電圧V
f との関係を示す特性図である。
【0070】この図17から間隔Wが400μmのとこ
ろで急激にオン電圧Vf が低くなることが分かる。さら
に、本発明者等の研究によれば、より一般的には、間隔
Wを素子内のキャリアの有効拡散長の4倍よりも短けれ
ば、オン電圧を大幅に低減できることが分かった。
ろで急激にオン電圧Vf が低くなることが分かる。さら
に、本発明者等の研究によれば、より一般的には、間隔
Wを素子内のキャリアの有効拡散長の4倍よりも短けれ
ば、オン電圧を大幅に低減できることが分かった。
【0071】これは上記の如きに間隔Wの値を選ぶと、
キャリアの拡散による拡散電流Iにより、隣り合う二つ
のp型ベース層102の間のn型ベース層101が電流
導通状態になるからだと考えられる。
キャリアの拡散による拡散電流Iにより、隣り合う二つ
のp型ベース層102の間のn型ベース層101が電流
導通状態になるからだと考えられる。
【0072】したがって、本実施例によれば、上記の如
きに間隔Wを設定することにより、オン特性の優れた
(オン電圧の低い)サイリスタが得られるようになる。
きに間隔Wを設定することにより、オン特性の優れた
(オン電圧の低い)サイリスタが得られるようになる。
【0073】さらに、隣接する二つのp型ベース層10
2間の高抵抗のn型ベース層101が電流導通状態にな
るので、本実施例のように、n型ベース層101の表面
にp型ウェル層111を形成し、このp型ウェル層11
1に半導体素子(MOSFET)を形成しても、半導体
素子のオン電圧が高くなるという問題は生じない。
2間の高抵抗のn型ベース層101が電流導通状態にな
るので、本実施例のように、n型ベース層101の表面
にp型ウェル層111を形成し、このp型ウェル層11
1に半導体素子(MOSFET)を形成しても、半導体
素子のオン電圧が高くなるという問題は生じない。
【0074】したがって、高抵抗のn型ベース層101
を有効に利用することができ、集積度の高い電力用半導
体装置を実現できるようになる。
を有効に利用することができ、集積度の高い電力用半導
体装置を実現できるようになる。
【0075】(第2の実施例:請求項2)図2は、本発
明の第2の実施例に係る電力用半導体装置の概略構成を
示す断面図である。なお、以下の図において、前出した
図と同一符号(添字が異なるものを含む)は同一部分ま
たは相当部分を示す。
明の第2の実施例に係る電力用半導体装置の概略構成を
示す断面図である。なお、以下の図において、前出した
図と同一符号(添字が異なるものを含む)は同一部分ま
たは相当部分を示す。
【0076】所定距離離れて形成されたp型ベース層1
02の間にp型ウェル層111を設け、このp型ウェル
層111内にMOSFETを形成するところまでは、第
1の実施例と同様である。
02の間にp型ウェル層111を設け、このp型ウェル
層111内にMOSFETを形成するところまでは、第
1の実施例と同様である。
【0077】ここで、本実施例では、p型ベース層10
2のn型エミッタ層103に隣接する位置にベース電極
116が設けられ、このベース電極116はドレイン電
極115に電気的に接続されている。
2のn型エミッタ層103に隣接する位置にベース電極
116が設けられ、このベース電極116はドレイン電
極115に電気的に接続されている。
【0078】具体的には、ベース電極116、ドレイン
電極115は、同一の導電層をパターニングして一体的
に形成されているものであったり、あるいは電気的に分
離しているベース電極116とドレイン電極115とを
配線で接続したものである。また、本実施例では、ゲー
ト電極110はターンオフ用であって、領域CH1をチ
ャネル領域とするn型MOSFETが構成されている。
電極115は、同一の導電層をパターニングして一体的
に形成されているものであったり、あるいは電気的に分
離しているベース電極116とドレイン電極115とを
配線で接続したものである。また、本実施例では、ゲー
ト電極110はターンオフ用であって、領域CH1をチ
ャネル領域とするn型MOSFETが構成されている。
【0079】本実施例の絶縁ゲート型ターンオフサイリ
スタは、ターンオフ時、ゲート電極110にカソードに
対して正の電圧が印加される。このときの正孔電流のバ
イパス経路を破線で示している。
スタは、ターンオフ時、ゲート電極110にカソードに
対して正の電圧が印加される。このときの正孔電流のバ
イパス経路を破線で示している。
【0080】正孔電流の一部は、図示の如く、n型エミ
ッタ層103のすぐ近くでベース電極116に吸い出さ
れ、このベース電極116と電気的に接続されたドレイ
ン電極115、n型ドレイン層113、ゲート電極11
0下の導通状態のチャネル領域CH1、n型ソース層1
12を通って、カソード電極114に排出される。
ッタ層103のすぐ近くでベース電極116に吸い出さ
れ、このベース電極116と電気的に接続されたドレイ
ン電極115、n型ドレイン層113、ゲート電極11
0下の導通状態のチャネル領域CH1、n型ソース層1
12を通って、カソード電極114に排出される。
【0081】本実施例の素子構造では、図18、19の
従来の素子構造と比較して明らかなように、正孔電流バ
イパス経路にはp型ベース層102の横方向抵抗があま
り入らない。
従来の素子構造と比較して明らかなように、正孔電流バ
イパス経路にはp型ベース層102の横方向抵抗があま
り入らない。
【0082】したがって、このバイパスされる正孔電流
による電圧降下が従来の素子構造の場合のそれに比べて
小さくなるので、高いターンオフ能力が得られるように
なる。
による電圧降下が従来の素子構造の場合のそれに比べて
小さくなるので、高いターンオフ能力が得られるように
なる。
【0083】一方、p型ベース層102同士の間隔が5
0μmであるため、p型ウェル層111下のn型ベース
層101もキャリアの拡散により電流導通領域となり、
素子のオン電圧は十分低いまま保たれる。
0μmであるため、p型ウェル層111下のn型ベース
層101もキャリアの拡散により電流導通領域となり、
素子のオン電圧は十分低いまま保たれる。
【0084】(第3の実施例:請求項1)図3は、本発
明の第3の実施例に係る電力用半導体装置の概略構成を
示す断面図である。
明の第3の実施例に係る電力用半導体装置の概略構成を
示す断面図である。
【0085】本実施例では、n型エミッタ層103とn
型ベース層101との間のp型ベース層102上に、ゲ
ート絶縁膜117を介して、第2のゲート電極118が
形成されている。
型ベース層101との間のp型ベース層102上に、ゲ
ート絶縁膜117を介して、第2のゲート電極118が
形成されている。
【0086】このゲート電極118は、図2の実施例で
は省略したターンオン用のゲート電極である。すなわ
ち、この第2のゲート電極118、n型エミッタ層10
3、n型ベース層101によってターンオン用MOSF
ETが構成されている。
は省略したターンオン用のゲート電極である。すなわ
ち、この第2のゲート電極118、n型エミッタ層10
3、n型ベース層101によってターンオン用MOSF
ETが構成されている。
【0087】本実施例の絶縁ゲート型サイリスタは、図
4に示すようなタイムチャートに従ったゲート駆動法に
よりスイッチング動作させることができる。すなわち、
ターンオン時、第1のゲート電極110は零または負バ
イアスとして、第2のゲート電極118に正電圧が印加
される。
4に示すようなタイムチャートに従ったゲート駆動法に
よりスイッチング動作させることができる。すなわち、
ターンオン時、第1のゲート電極110は零または負バ
イアスとして、第2のゲート電極118に正電圧が印加
される。
【0088】これにより、n型エミッタ層103から第
2のゲート電極118下の導通状態のチャネル領域CH
2を介して、n型ベース層101に電子が注入され、こ
れに見合った正孔がp型エミッタ層104からn型ベー
ス層101に注入されて、サイリスタがターンオンす
る。
2のゲート電極118下の導通状態のチャネル領域CH
2を介して、n型ベース層101に電子が注入され、こ
れに見合った正孔がp型エミッタ層104からn型ベー
ス層101に注入されて、サイリスタがターンオンす
る。
【0089】ターンオフ時は、第2のゲート電極118
を零または負バイアスとして、第1のゲート電極110
に正の電圧が印加される。これにより、先の実施例で説
明したのと同様に正孔電流がバイパスされてターンオフ
する。
を零または負バイアスとして、第1のゲート電極110
に正の電圧が印加される。これにより、先の実施例で説
明したのと同様に正孔電流がバイパスされてターンオフ
する。
【0090】本実施例においても、図2で示した実施例
と同様に、低オン電圧で且つ大きな電流をターンオフす
ることができる。
と同様に、低オン電圧で且つ大きな電流をターンオフす
ることができる。
【0091】また、本実施例の絶縁ゲート型サイリスタ
は、図5に示すようなタイムチャートに従ったゲート駆
動法により、図4に示した駆動法よりも、さらにターン
オフ電流を増加させることができる。
は、図5に示すようなタイムチャートに従ったゲート駆
動法により、図4に示した駆動法よりも、さらにターン
オフ電流を増加させることができる。
【0092】すなわち、ターンオン用MOSFETをオ
ン状態にするために、第2のゲート電極118にカソー
ドに対して正の電圧を印加した後、時間Δt1後に第1
のゲート電極110にカソードに対して正の電圧を印加
する。
ン状態にするために、第2のゲート電極118にカソー
ドに対して正の電圧を印加した後、時間Δt1後に第1
のゲート電極110にカソードに対して正の電圧を印加
する。
【0093】なお、ターンオン用MOSFETのゲート
電極118は、ターンオンからターンオフまでの間ずっ
と正の電圧を印加しておいても良い。
電極118は、ターンオンからターンオフまでの間ずっ
と正の電圧を印加しておいても良い。
【0094】図3には、第2のゲート電極118に正の
電圧を印加してターンオン用MOSFETを導通状態に
したときの電子電流が実線で、そして、第1のゲート電
極110に正の電圧を印加してターンオフ用MOSFE
Tを導通状態にしたときの正孔電流のバイパス経路が破
線で示されている。
電圧を印加してターンオン用MOSFETを導通状態に
したときの電子電流が実線で、そして、第1のゲート電
極110に正の電圧を印加してターンオフ用MOSFE
Tを導通状態にしたときの正孔電流のバイパス経路が破
線で示されている。
【0095】正孔電流は、図示のように、n型エミッタ
層103のすぐ近くでベース電極111に吸い出され、
n型ドレイン層113、第1のゲート電極110下部の
n型のチャネル領域CH1、n型ソース層112を通
り、カソード電極114から素子外へ排出される。
層103のすぐ近くでベース電極111に吸い出され、
n型ドレイン層113、第1のゲート電極110下部の
n型のチャネル領域CH1、n型ソース層112を通
り、カソード電極114から素子外へ排出される。
【0096】このような電流の経路はlGBTのそれと
同じであるので、第2のゲート電極118に正の電圧を
印加した後、一定時間後(Δt2後)に、ターンオン用
MOSFETを非導通状態にすると、電子の注入が停止
して素子はオフする。
同じであるので、第2のゲート電極118に正の電圧を
印加した後、一定時間後(Δt2後)に、ターンオン用
MOSFETを非導通状態にすると、電子の注入が停止
して素子はオフする。
【0097】このようなゲート駆動法によれば、ターン
オフ時の電子電流の流れを均一にできるため、従来のゲ
ート駆動法の場合に比べて、電子電流の導通領域の縮小
によるターンオフ電流の低下が遥かに少なくなる。
オフ時の電子電流の流れを均一にできるため、従来のゲ
ート駆動法の場合に比べて、電子電流の導通領域の縮小
によるターンオフ電流の低下が遥かに少なくなる。
【0098】したがって、本実施例によれば、従来より
も大きなターンオフ電流を得ることができるようにな
る。
も大きなターンオフ電流を得ることができるようにな
る。
【0099】(第4の実施例:請求項1)図6は、本発
明の第4の実施例に係る電力用半導体装置の概略構成を
示す断面図である。
明の第4の実施例に係る電力用半導体装置の概略構成を
示す断面図である。
【0100】図中、131は高抵抗のn型ベース層を示
しており、このn型ベース層131内にはp型ベース層
132およびp型ウェル層140が前記条件をもって形
成されている。
しており、このn型ベース層131内にはp型ベース層
132およびp型ウェル層140が前記条件をもって形
成されている。
【0101】p型ベース層132にはn型エミッタ層1
33が形成され、n型エミッタ層133、p型ベース1
32、n型ベース層131、p型エミッタ層134より
なるサイリスタが構成されている。
33が形成され、n型エミッタ層133、p型ベース1
32、n型ベース層131、p型エミッタ層134より
なるサイリスタが構成されている。
【0102】また、p型ウェル層140には、n型ソー
ス層135とそれに隣接するn型ドレイン層141とが
形成される。このn型ソース層135とn型ドレイン層
141の間のp型ウェル層140の表面部分には、ゲー
ト絶縁膜138を介して、ゲート電極139が形成され
て、領域CH1をチャネル領域とするn型MOSFET
が構成されている。
ス層135とそれに隣接するn型ドレイン層141とが
形成される。このn型ソース層135とn型ドレイン層
141の間のp型ウェル層140の表面部分には、ゲー
ト絶縁膜138を介して、ゲート電極139が形成され
て、領域CH1をチャネル領域とするn型MOSFET
が構成されている。
【0103】n型ソース層135にはカソード電極13
6が配設されており、このカソード電極136は同時に
p型ウェル層140にもコンタクトされている。n型ド
レイン層141に第1のドレイン電極142が、n型エ
ミッタ層133に第2のドレイン電極143が配設さ
れ、これら2つのドレイン電極142,143は電気的
に接続されている。
6が配設されており、このカソード電極136は同時に
p型ウェル層140にもコンタクトされている。n型ド
レイン層141に第1のドレイン電極142が、n型エ
ミッタ層133に第2のドレイン電極143が配設さ
れ、これら2つのドレイン電極142,143は電気的
に接続されている。
【0104】一方、n型ベース層131の裏面には、高
濃度のp型エミッタ層134が形成されており、このp
型エミッタ層134にはアノード電極137が配設され
ている。
濃度のp型エミッタ層134が形成されており、このp
型エミッタ層134にはアノード電極137が配設され
ている。
【0105】この実施例の絶縁ゲート型ターンオフサイ
リスタは、ターンオン時およびオン状態において、ゲー
ト電極139にカソードに対して正の電圧が印加され
る。
リスタは、ターンオン時およびオン状態において、ゲー
ト電極139にカソードに対して正の電圧が印加され
る。
【0106】これにより、カソード電極136、n型ソ
ース層135、導通状態のチャネル領域CH1、n型ド
レイン層141、第1および第2のドレイン電極14
2,143を通してn型エミッタ層133に電子が供給
される。
ース層135、導通状態のチャネル領域CH1、n型ド
レイン層141、第1および第2のドレイン電極14
2,143を通してn型エミッタ層133に電子が供給
される。
【0107】逆にターンオフ時には、ゲート電極139
にカソードに対して零または負の電圧が印加される。
にカソードに対して零または負の電圧が印加される。
【0108】これによって、チャネル領域CH1が非導
通状態となって、n型エミッタ層133への電子供給が
止まると同時に、正孔電流がp型ウェル層140、カソ
ード電極136を通って素子外へ排出される。
通状態となって、n型エミッタ層133への電子供給が
止まると同時に、正孔電流がp型ウェル層140、カソ
ード電極136を通って素子外へ排出される。
【0109】本実施例の素子構造では、図20、21の
従来の素子構造と比較して明らかなように、サイリスタ
構造を構成するp型ベース132がMOSFETを構成
するp型ウェル層140と分離して形成されており、p
型ベース層132は電位的にフローティングとなる。こ
のため、従来構造のようなn型エミッタ層の注入効率の
低下を生じることがなく、低いオン電圧が得られる。
従来の素子構造と比較して明らかなように、サイリスタ
構造を構成するp型ベース132がMOSFETを構成
するp型ウェル層140と分離して形成されており、p
型ベース層132は電位的にフローティングとなる。こ
のため、従来構造のようなn型エミッタ層の注入効率の
低下を生じることがなく、低いオン電圧が得られる。
【0110】(第5の実施例:請求項1)図7は、本発
明の第5の実施例に係る電力用半導体装置の概略構成を
示す断面図である。
明の第5の実施例に係る電力用半導体装置の概略構成を
示す断面図である。
【0111】本実施例では、n型エミッタ層133とn
型ベース層131の間のp型ベース層132の表面部に
は、ゲート絶縁膜144を介して、第2のゲート電極1
45が形成されている。
型ベース層131の間のp型ベース層132の表面部に
は、ゲート絶縁膜144を介して、第2のゲート電極1
45が形成されている。
【0112】このゲート電極145はターンオン用であ
って、n型エミッタ層133をソースとするターンオフ
用のn型MOSFETが構成されている。本実施例の絶
縁ゲート型サイリスタは、図8に示すようなタイムチャ
ートに従ったゲート駆動方法によりスイッチング動作で
きる。
って、n型エミッタ層133をソースとするターンオフ
用のn型MOSFETが構成されている。本実施例の絶
縁ゲート型サイリスタは、図8に示すようなタイムチャ
ートに従ったゲート駆動方法によりスイッチング動作で
きる。
【0113】すなわち、ターンオン時は、第1および第
2のゲート139,145に正の電圧を印加する。一
方、ターンオフ時は、第1および第2のゲート139,
145に負の電圧を印加する。
2のゲート139,145に正の電圧を印加する。一
方、ターンオフ時は、第1および第2のゲート139,
145に負の電圧を印加する。
【0114】(第6の実施例:請求項1)図9は、本発
明の第6の実施例に係る電力用半導体装置の概略構成を
示す平面図である。また、図10および図11はそれぞ
れ図9のA−A′およびB−B′断面図である。
明の第6の実施例に係る電力用半導体装置の概略構成を
示す平面図である。また、図10および図11はそれぞ
れ図9のA−A′およびB−B′断面図である。
【0115】本実施例では、第1のゲート電極110が
梯子パターンとして形成され、ターンオフ用MOSFE
Tのチャネルが図9のA−A′方向に設けられている。
梯子パターンとして形成され、ターンオフ用MOSFE
Tのチャネルが図9のA−A′方向に設けられている。
【0116】このため、その方向のp型ウェル層の幅を
400μm以下の範囲で長くとることによって、n型エ
ミッタ層103のB−B′方向の幅に対して十分大きい
チャネル幅を形成でき、これによって、正孔電流のバイ
パス抵抗が低減され、ターンオフできる電流が大幅に増
加する。
400μm以下の範囲で長くとることによって、n型エ
ミッタ層103のB−B′方向の幅に対して十分大きい
チャネル幅を形成でき、これによって、正孔電流のバイ
パス抵抗が低減され、ターンオフできる電流が大幅に増
加する。
【0117】(第7の実施例:請求項1)図12は、本
発明の第7の実施例に係る電力用半導体装置の概略構成
を示す平面図である。また、図13および図14はそれ
ぞれ図12のA−A′およびB−B′断面図である。
発明の第7の実施例に係る電力用半導体装置の概略構成
を示す平面図である。また、図13および図14はそれ
ぞれ図12のA−A′およびB−B′断面図である。
【0118】本実施例では、第1のゲート電極139が
梯子パターンとして形成されているるターンオン・ター
ンオフ両用のMOSチャネルが図12のA−A′方向に
設けられている。
梯子パターンとして形成されているるターンオン・ター
ンオフ両用のMOSチャネルが図12のA−A′方向に
設けられている。
【0119】このため、その方向のp型ウェル層の幅を
400μm以下の範囲で長くとることによって、n型エ
ミッタ層143のB−B′方向の幅に対して十分大きい
チャネル幅を形成でき、これによって、素子のオン電圧
が著しく低減される。
400μm以下の範囲で長くとることによって、n型エ
ミッタ層143のB−B′方向の幅に対して十分大きい
チャネル幅を形成でき、これによって、素子のオン電圧
が著しく低減される。
【0120】(第8の実施例:請求項1)図15は、本
発明の第8の実施例に係る電力用半導体装置の概略構成
を示す平面図である。また、図16は、図15の電力用
半導体装置の電極パターンを示す図である。
発明の第8の実施例に係る電力用半導体装置の概略構成
を示す平面図である。また、図16は、図15の電力用
半導体装置の電極パターンを示す図である。
【0121】本実施例は、図9の第6の実施例の電力用
半導体装置の変形例であり、ゲート電極110を1列分
増やして、ゲート電極の抵抗を低減し、より高速の駆動
を可能とし、同時に図示のようなカソード電極105の
配置により、正孔電流のバイパス経路におけるカソード
電極105の抵抗を低減して、より多くの電流をターン
オフできるようにしたものである。
半導体装置の変形例であり、ゲート電極110を1列分
増やして、ゲート電極の抵抗を低減し、より高速の駆動
を可能とし、同時に図示のようなカソード電極105の
配置により、正孔電流のバイパス経路におけるカソード
電極105の抵抗を低減して、より多くの電流をターン
オフできるようにしたものである。
【0122】(第9の実施例:請求項2)図22は、本
発明の第9の実施例に係る電力用半導体装置の概略構成
を示す断面図である。
発明の第9の実施例に係る電力用半導体装置の概略構成
を示す断面図である。
【0123】図中、208はアノード電極を示してお
り、このアノード電極208上には、低抵抗のp型エミ
ッタ層205が設けられている。このp型エミッタ層2
05はアノード電極208の全面上ではなく、p型ベー
ス層202の下部に対応する部分のアノード電極208
上に設けられている。
り、このアノード電極208上には、低抵抗のp型エミ
ッタ層205が設けられている。このp型エミッタ層2
05はアノード電極208の全面上ではなく、p型ベー
ス層202の下部に対応する部分のアノード電極208
上に設けられている。
【0124】また、アノード電極208上には、p型エ
ミッタ層205が完全に覆われような低抵抗のn型半導
体層216が設けられている。このような構造は、例え
ば、n型半導体層216を形成した後、このn型半導体
層216の表面にp型不純物を高濃度に選択的に拡散し
てp型エミッタ層205を形成することにより得られ
る。なお、n型半導体層216のうち、p型エミッタ層
205の上のものはバッファ層204として機能する。
ミッタ層205が完全に覆われような低抵抗のn型半導
体層216が設けられている。このような構造は、例え
ば、n型半導体層216を形成した後、このn型半導体
層216の表面にp型不純物を高濃度に選択的に拡散し
てp型エミッタ層205を形成することにより得られ
る。なお、n型半導体層216のうち、p型エミッタ層
205の上のものはバッファ層204として機能する。
【0125】n型半導体層216上には、高抵抗のn型
ベース層201が設けられ、このn型ベース層201の
表面にはp型ベース層202、p型ウエル層210が選
択的に形成されている。
ベース層201が設けられ、このn型ベース層201の
表面にはp型ベース層202、p型ウエル層210が選
択的に形成されている。
【0126】p型ベース層202の表面には低抵抗のn
型エミッタ層203、第1の低抵抗のp型半導体層20
9が選択的に形成されている。n型エミッタ層203
は、p型ベース層202、n型ベース層201、n型バ
ッファ層204およびp型エミッタ層205ともにサイ
リスタを構成している。
型エミッタ層203、第1の低抵抗のp型半導体層20
9が選択的に形成されている。n型エミッタ層203
は、p型ベース層202、n型ベース層201、n型バ
ッファ層204およびp型エミッタ層205ともにサイ
リスタを構成している。
【0127】n型エミッタ層203にはカソード電極2
07が設けられ、p型半導体層209には第1のコンタ
クト電極215が設けられている。n型エミッタ層20
3とn型ベース層201とで挟まれた領域のp型ベース
層202上には第1のゲート絶縁膜(不図示)を介して
第1のゲート電極206が形成されている。
07が設けられ、p型半導体層209には第1のコンタ
クト電極215が設けられている。n型エミッタ層20
3とn型ベース層201とで挟まれた領域のp型ベース
層202上には第1のゲート絶縁膜(不図示)を介して
第1のゲート電極206が形成されている。
【0128】p型ウエル層210の表面には低抵抗のn
型ドレイン層211、低抵抗のnソース層212および
第2の低抵抗のp型半導体層213が選択的に形成され
ている。n型ドレイン層211とn型ソース層212と
で挟まれた領域のp型ウエル層210上には第2のゲー
ト絶縁膜(不図示)を介して第2のゲート電極214が
形成されている。
型ドレイン層211、低抵抗のnソース層212および
第2の低抵抗のp型半導体層213が選択的に形成され
ている。n型ドレイン層211とn型ソース層212と
で挟まれた領域のp型ウエル層210上には第2のゲー
ト絶縁膜(不図示)を介して第2のゲート電極214が
形成されている。
【0129】n型ドレイン層211には第1のドレイン
電極215と接続した第2のドレイン電極215´が設
けられている。また、カソード電極207に接続する第
2のコンタクト電極207´が、n型ソース層212お
よびp型半導体層213にコンタクトするように形成さ
れている。
電極215と接続した第2のドレイン電極215´が設
けられている。また、カソード電極207に接続する第
2のコンタクト電極207´が、n型ソース層212お
よびp型半導体層213にコンタクトするように形成さ
れている。
【0130】このサイリスタの動作は、従来と同じであ
るが簡単に述べると、ターンオンさせるためには、第1
のゲート電極206にカソード電極207に対して正バ
イアスを印加し、一方、ターンオフさせるためには、第
2のゲート電極214にカソード電極207に対して正
バイアスを印加する。
るが簡単に述べると、ターンオンさせるためには、第1
のゲート電極206にカソード電極207に対して正バ
イアスを印加し、一方、ターンオフさせるためには、第
2のゲート電極214にカソード電極207に対して正
バイアスを印加する。
【0131】本実施例では、従来にはないn型半導体層
216が存在し、この結果、このn型半導体層216
と、n型ベース層201と、p型ウエル層210と、p
型半導体層213とからなるpinダイオードが、アノ
ード電極208、カソード電極207(207′)間に
形成されている。
216が存在し、この結果、このn型半導体層216
と、n型ベース層201と、p型ウエル層210と、p
型半導体層213とからなるpinダイオードが、アノ
ード電極208、カソード電極207(207′)間に
形成されている。
【0132】すなわち、第2のゲート電極214等から
なるターンオフ用のMOSFETを構成する半導体層を
利用して、還流ダイオードとして用いることができるp
inダイオードが形成されている。換言すれば、ターン
オフ用のMOSFETの下部にpinダイオードが形成
されている。
なるターンオフ用のMOSFETを構成する半導体層を
利用して、還流ダイオードとして用いることができるp
inダイオードが形成されている。換言すれば、ターン
オフ用のMOSFETの下部にpinダイオードが形成
されている。
【0133】したがって、本実施例によれば、MOSF
ETとサイリスタとが形成された基板(ウェハ)、つま
り、絶縁ゲート型ターンオフサイリスタが形成された基
板に還流ダイオードを形成しても、サイリスタは従来と
同じサイズのままなので、メイン電流が減少するという
問題は生じない。
ETとサイリスタとが形成された基板(ウェハ)、つま
り、絶縁ゲート型ターンオフサイリスタが形成された基
板に還流ダイオードを形成しても、サイリスタは従来と
同じサイズのままなので、メイン電流が減少するという
問題は生じない。
【0134】また、本実施例のMOSFETは、第1の
実施例で述べたように、サイリスタの間400μm以下
に作りこむことが望ましい。さらに、サイリスタ部分に
p型エミッタ層がない領域があったり、逆にダイオード
部分にp型エミッタ層があったりしても良い。
実施例で述べたように、サイリスタの間400μm以下
に作りこむことが望ましい。さらに、サイリスタ部分に
p型エミッタ層がない領域があったり、逆にダイオード
部分にp型エミッタ層があったりしても良い。
【0135】なお、n型バッファ層204はn型ベース
層201を薄くするために導入されたものであって、機
能上不可欠なものではない。この場合、n型半導体層2
16はp型エミッタ層205と同じ厚さになる。
層201を薄くするために導入されたものであって、機
能上不可欠なものではない。この場合、n型半導体層2
16はp型エミッタ層205と同じ厚さになる。
【0136】(第10の実施例:請求項2)図24は、
本発明の第10の実施例に係る電力用半導体装置の概略
構成を示す断面図である。
本発明の第10の実施例に係る電力用半導体装置の概略
構成を示す断面図である。
【0137】本実施例の電力用半導体装置が第9の実施
例のそれと異なる点は、環流ダイオードをサイリスタ部
分から離した位置に形成し、還流ダイオードとサイリス
タとの間の分離性を改善したものである。このようにす
ると、第1の実施例で述べた効果は無くなるものの、ダ
イオードとサイリスタとの分離性は改善される。
例のそれと異なる点は、環流ダイオードをサイリスタ部
分から離した位置に形成し、還流ダイオードとサイリス
タとの間の分離性を改善したものである。このようにす
ると、第1の実施例で述べた効果は無くなるものの、ダ
イオードとサイリスタとの分離性は改善される。
【0138】(第11の実施例:請求項2)図25は、
本発明の第11の実施例に係る電力用半導体装置の概略
構成を示す断面図である。
本発明の第11の実施例に係る電力用半導体装置の概略
構成を示す断面図である。
【0139】本実施例の電力用半導体装置が第9の実施
例のそれと異なる点は、p型ウエル層210中に形成さ
れたn型MOSFETとサイリスタとが直列になってい
ることにある。
例のそれと異なる点は、p型ウエル層210中に形成さ
れたn型MOSFETとサイリスタとが直列になってい
ることにある。
【0140】この結果、上記n型MOSFETはターン
オフだけでなく、ターンオンの時にも用いることでき
る。
オフだけでなく、ターンオンの時にも用いることでき
る。
【0141】また、第9の実施例と同様にメイン電流の
減少を防止できる効果は得られるが、本実施例の場合、
オン電圧を低減できる効果も得られる。
減少を防止できる効果は得られるが、本実施例の場合、
オン電圧を低減できる効果も得られる。
【0142】このように本発明に係る第9〜第11の実
施例は、サイリスタと同一基板に組み込まれたMOSF
ETなどサイリスタではない領域をダイオードとして用
いることを特徴とするものであり、MOSFET以外に
ラテラルの他の素子、例えば、ダイオード、バイポーラ
トランジスタ、抵抗を含んでも同じ効果が得られことは
明白である。また、これらMOSFETなどが上記実施
例以外の目的、例えば、保護回路としても用いられても
良いことも明白である。
施例は、サイリスタと同一基板に組み込まれたMOSF
ETなどサイリスタではない領域をダイオードとして用
いることを特徴とするものであり、MOSFET以外に
ラテラルの他の素子、例えば、ダイオード、バイポーラ
トランジスタ、抵抗を含んでも同じ効果が得られことは
明白である。また、これらMOSFETなどが上記実施
例以外の目的、例えば、保護回路としても用いられても
良いことも明白である。
【0143】(第12の実施例:請求項4) 図27は、本発明の第12の実施例に係る電力用半導体
装置の絶縁ゲート型ターンオフサイリスタ部分の概略構
成を示す断面図である。
装置の絶縁ゲート型ターンオフサイリスタ部分の概略構
成を示す断面図である。
【0144】図中、301は高抵抗のn型ベース層を示
しており、このn型ベース層301内には第1のp型ベ
ース層302および第2のp型ベース層310が選択的
に形成されている。さらに、これら2つのp型ベース層
302、310の間のn型ベース層301の表面には、
p型半導体層311が形成されている。
しており、このn型ベース層301内には第1のp型ベ
ース層302および第2のp型ベース層310が選択的
に形成されている。さらに、これら2つのp型ベース層
302、310の間のn型ベース層301の表面には、
p型半導体層311が形成されている。
【0145】第1のp型ベース層302にはn型エミッ
タ層303が形成され、このn型エミッタ層303、p
型ベース層302、n型エミッタ層301およびp型エ
ミッタ層304よりサイリスタが構成されている。
タ層303が形成され、このn型エミッタ層303、p
型ベース層302、n型エミッタ層301およびp型エ
ミッタ層304よりサイリスタが構成されている。
【0146】また、第2のp型ベース層310の表面に
は、n型ソース層307とそれに隣接するn型ドレイン
層312とが形成される。このn型ソース層307とn
型ドレイン層312との間の第2のp型ベース層310
の表面部分には、ゲート絶縁膜308を介してゲート電
極309が形成されて、領域CH1をチャネル領域とす
るn型MOSFETが構成されている。
は、n型ソース層307とそれに隣接するn型ドレイン
層312とが形成される。このn型ソース層307とn
型ドレイン層312との間の第2のp型ベース層310
の表面部分には、ゲート絶縁膜308を介してゲート電
極309が形成されて、領域CH1をチャネル領域とす
るn型MOSFETが構成されている。
【0147】n型ソース層307には第1のカソード電
極305が配設されており、この第1のカソード電極3
05は同時に第2のp型ベース層310にもコンタクト
されている。n型ドレイン層312に第1のドレイン電
極313が、n型エミッタ層303に第2のドレイン電
極314が配設され、これら2つのドレイン電極31
3,314は電気的に接続されている。さらに、p型半
導体層311には第1のカソード電極305に接続され
た第2のカソード電極315が設けられる。
極305が配設されており、この第1のカソード電極3
05は同時に第2のp型ベース層310にもコンタクト
されている。n型ドレイン層312に第1のドレイン電
極313が、n型エミッタ層303に第2のドレイン電
極314が配設され、これら2つのドレイン電極31
3,314は電気的に接続されている。さらに、p型半
導体層311には第1のカソード電極305に接続され
た第2のカソード電極315が設けられる。
【0148】一方、n型ベース層301の裏面には、高
濃度のp型エミッタ層304が形成されており、このp
型エミッタ層304にはアノード電極306が配設され
ている。
濃度のp型エミッタ層304が形成されており、このp
型エミッタ層304にはアノード電極306が配設され
ている。
【0149】なお、n型ベース層301に直接接するp
型エミッタ層304を形成する代わりに、n型ベース層
301とp型エミッタ層304との間にn型バッファ層
を設け、n型ベース層301に間接的に接するp型エミ
ッタ層304を形成しても良い。
型エミッタ層304を形成する代わりに、n型ベース層
301とp型エミッタ層304との間にn型バッファ層
を設け、n型ベース層301に間接的に接するp型エミ
ッタ層304を形成しても良い。
【0150】本実施例の絶縁ゲート型ターンオフサイリ
スタは、ターンオン時およびオン状態において、ゲート
電極309にカソードに対して正の電圧が印加され、こ
れにより、カソード電極305、n型ソース層307、
導通状態のチャネル領域CH1、n型ドレイン層31
2、第1および第2のドレイン電極313,314を通
して、n型エミッタ層303に電子が供給される。
スタは、ターンオン時およびオン状態において、ゲート
電極309にカソードに対して正の電圧が印加され、こ
れにより、カソード電極305、n型ソース層307、
導通状態のチャネル領域CH1、n型ドレイン層31
2、第1および第2のドレイン電極313,314を通
して、n型エミッタ層303に電子が供給される。
【0151】逆にターンオフ時には、ゲート電極309
にカソードに対して零または負の電圧が印加され、これ
により、チャネル領域CH1が非導通状態となり、n型
エミッタ層303への電子供給が止まると同時に、正孔
電流がp型半導体層311、第2のカソード電極315
を通って素子外へ排出される。
にカソードに対して零または負の電圧が印加され、これ
により、チャネル領域CH1が非導通状態となり、n型
エミッタ層303への電子供給が止まると同時に、正孔
電流がp型半導体層311、第2のカソード電極315
を通って素子外へ排出される。
【0152】本実施例の素子構造は、図19、図20の
従来の素子構造と比較して明らかなように、サイリスタ
構造を構成する第1のp型ベース層302がMOSFE
Tを構成する第2のp型ベース層310と分離して形成
されており、第1のp型ベース層302は電位的にフロ
ーティングとなる。このため、従来の素子構造のような
n型エミッタ層の注入効率の低下を生じることがなく、
低いオン電圧が得られる。
従来の素子構造と比較して明らかなように、サイリスタ
構造を構成する第1のp型ベース層302がMOSFE
Tを構成する第2のp型ベース層310と分離して形成
されており、第1のp型ベース層302は電位的にフロ
ーティングとなる。このため、従来の素子構造のような
n型エミッタ層の注入効率の低下を生じることがなく、
低いオン電圧が得られる。
【0153】また、ターンオフ時に正孔電流はp型半導
体層311から第2のカソード電極315へと排出され
るため、そのバイパス経路にはn型ソース層307下の
p型ベース層310が含まれない。
体層311から第2のカソード電極315へと排出され
るため、そのバイパス経路にはn型ソース層307下の
p型ベース層310が含まれない。
【0154】したがって、このバイパスされる正孔電流
による電圧降下によって従来の素子構造のようなn型ソ
ース層をエミッタとしてなる寄生サイリスタのラッチア
ップは生じることがなく、高いターンオフ能力が得られ
る。
による電圧降下によって従来の素子構造のようなn型ソ
ース層をエミッタとしてなる寄生サイリスタのラッチア
ップは生じることがなく、高いターンオフ能力が得られ
る。
【0155】(第13の実施例:請求項4) 図28は、本発明の第13の実施例に係る電力用半導体
装置の絶縁ゲート型ターンオフサイリスタ部分の概略構
成を示す断面図である。
装置の絶縁ゲート型ターンオフサイリスタ部分の概略構
成を示す断面図である。
【0156】本実施例では、n型エミッタ層303とn
型ベース層301との間の第1のp型ベース層302の
表面部(チャネル領域CH2)にゲート絶縁膜316を
介して、第2のゲート電極317が形成されている。
型ベース層301との間の第1のp型ベース層302の
表面部(チャネル領域CH2)にゲート絶縁膜316を
介して、第2のゲート電極317が形成されている。
【0157】このゲート電極317はターンオン用であ
って、このゲート電極317はソースとしてのn型エミ
ッタ層303とともにターンオン用のn型MOSFET
を構成している。
って、このゲート電極317はソースとしてのn型エミ
ッタ層303とともにターンオン用のn型MOSFET
を構成している。
【0158】(第14の実施例:請求項4) 図29は、本発明の第14の実施例に係る電力用半導体
装置の絶縁ゲート型ターンオフサイリスタ部分の概略構
成を示す断面図である。
装置の絶縁ゲート型ターンオフサイリスタ部分の概略構
成を示す断面図である。
【0159】本実施例の絶縁ゲート型ターンオフサイリ
スタが第13の実施例のそれと異なる点は、サイリスタ
とMOSFETとが別の基板上に形成され、素子外の配
線によって図示のように接続されていることにある。
スタが第13の実施例のそれと異なる点は、サイリスタ
とMOSFETとが別の基板上に形成され、素子外の配
線によって図示のように接続されていることにある。
【0160】(第15の実施例:請求項4) 図30は、本発明の第15の実施例に係る電力用半導体
装置の絶縁ゲート型ターンオフサイリスタ部分の概略構
成を示す断面図である。
装置の絶縁ゲート型ターンオフサイリスタ部分の概略構
成を示す断面図である。
【0161】本実施例の絶縁ゲート型ターンオフサイリ
スタは、図28の第13の実施例の変形例であり、図2
8の絶縁ゲート型ターンオフサイリスタを集積化した例
である。
スタは、図28の第13の実施例の変形例であり、図2
8の絶縁ゲート型ターンオフサイリスタを集積化した例
である。
【0162】(第16の実施例:請求項5) 図31は、本発明の第16の実施例に係る電力用半導体
装置の絶縁ゲート型ターンオフサイリスタ部分の概略構
成を示す断面図である。
装置の絶縁ゲート型ターンオフサイリスタ部分の概略構
成を示す断面図である。
【0163】図中、401は高抵抗のn型ベース層を示
しており、このn型ベース層401内にはp型ベース層
402が形成されている。このp型ベース層402の表
面には高濃度のn型エミッタ層403が選択的に形成さ
れており、このn型エミッタ層303にはカソード電極
405が配設されている。
しており、このn型ベース層401内にはp型ベース層
402が形成されている。このp型ベース層402の表
面には高濃度のn型エミッタ層403が選択的に形成さ
れており、このn型エミッタ層303にはカソード電極
405が配設されている。
【0164】また、p型ベース層402の表面には高濃
度のn型ドレイン層407とが選択的に形成され、この
n型ドレイン層407にはドレイン電極408が設けら
れている。
度のn型ドレイン層407とが選択的に形成され、この
n型ドレイン層407にはドレイン電極408が設けら
れている。
【0165】n型ドレイン層407が形成されていない
側のp型ベース層402にはベース電極411が設けら
れている。このドレイン電極408はベース電極411
と電気的に接続されている。
側のp型ベース層402にはベース電極411が設けら
れている。このドレイン電極408はベース電極411
と電気的に接続されている。
【0166】n型エミッタ層403とn型ドレイン層4
07との間のp型ベース層402上には、ゲート絶縁膜
409を介して、ゲート電極410が配設されている。
このゲート電極410、n型エミッタ層403およびn
型ドレイン層407によってターンオフ用MOSFET
が構成されている。
07との間のp型ベース層402上には、ゲート絶縁膜
409を介して、ゲート電極410が配設されている。
このゲート電極410、n型エミッタ層403およびn
型ドレイン層407によってターンオフ用MOSFET
が構成されている。
【0167】なお、ドレイン電極408は、図32に示
すように、n型ドレイン層407のみでなくp型ベース
層402にも同時にコンタクトするように配設されてい
ても良い。
すように、n型ドレイン層407のみでなくp型ベース
層402にも同時にコンタクトするように配設されてい
ても良い。
【0168】一方、n型ベース層401の裏面には、高
濃度のp型エミッタ層404が形成されており、このp
型エミッタ層404にはアノード電極406が配設され
ている。
濃度のp型エミッタ層404が形成されており、このp
型エミッタ層404にはアノード電極406が配設され
ている。
【0169】なお、n型ベース層401に直接接するp
型エミッタ層404を形成する代わりに、n型ベース層
401とp型エミッタ層404との間にn型バッファ層
を設け、n型ベース層401に関節的に接するp型エミ
ッタ層404を形成しても良い。
型エミッタ層404を形成する代わりに、n型ベース層
401とp型エミッタ層404との間にn型バッファ層
を設け、n型ベース層401に関節的に接するp型エミ
ッタ層404を形成しても良い。
【0170】本実施例の絶縁ゲート型ターンオフサイリ
スタは、ターンオフ時、絶縁ゲート電極410にカソー
ドに対して正の電圧が印加される。
スタは、ターンオフ時、絶縁ゲート電極410にカソー
ドに対して正の電圧が印加される。
【0171】このときの正孔電流のバイパス経路を破線
で示している。すなわち、正孔電流の一部は、図示の如
く、n型エミッタ層403のすぐ近くでベース電極41
1に吸い出され、このベース電極411と電気的に接続
されたドレイン電極408、n型ドレイン層407、ゲ
ート電極410下の導通状態のチャネル領域CH1、n
型エミッタ層403を通って、カソード電極405に排
出される。
で示している。すなわち、正孔電流の一部は、図示の如
く、n型エミッタ層403のすぐ近くでベース電極41
1に吸い出され、このベース電極411と電気的に接続
されたドレイン電極408、n型ドレイン層407、ゲ
ート電極410下の導通状態のチャネル領域CH1、n
型エミッタ層403を通って、カソード電極405に排
出される。
【0172】本実施例の素子構造は、図18、図19の
従来の素子構造と比較して明らかなように、正孔電流バ
イパス経路には、p型ベース層402の横方向抵抗がほ
とんど入らない。
従来の素子構造と比較して明らかなように、正孔電流バ
イパス経路には、p型ベース層402の横方向抵抗がほ
とんど入らない。
【0173】したがって、本実施例によれば、このバイ
パスされる正孔電流による電圧降下が従来の素子構造に
比べて十分に小さくなるので、高いターンオフ能力が得
られるようになる。
パスされる正孔電流による電圧降下が従来の素子構造に
比べて十分に小さくなるので、高いターンオフ能力が得
られるようになる。
【0174】(第17の実施例:請求項5) 図33は、本発明の第17の実施例に係る電力用半導体
装置の絶縁ゲート型ターンオフサイリスタ部分の概略構
成を示す平面図である。また、図34は図33のA−
A′断面図である。
装置の絶縁ゲート型ターンオフサイリスタ部分の概略構
成を示す平面図である。また、図34は図33のA−
A′断面図である。
【0175】本実施例では、n型ベース層401の表面
にp型ベース層402が選択的に形成されている。この
p型ベース層402内には、ストライプ状パターンをも
って、第1のn型エミッタ層403a、第2のn型エミ
ッタ層403b、n型ドレイン層407が形成されてい
る。
にp型ベース層402が選択的に形成されている。この
p型ベース層402内には、ストライプ状パターンをも
って、第1のn型エミッタ層403a、第2のn型エミ
ッタ層403b、n型ドレイン層407が形成されてい
る。
【0176】第1のn型エミッタ層403aと第2のn
型エミッタ層403bとの間には、ベース電極411が
p型ベース層402にコンタクトして、ストライプ状に
パターン形成されている。
型エミッタ層403bとの間には、ベース電極411が
p型ベース層402にコンタクトして、ストライプ状に
パターン形成されている。
【0177】このベース電極411は、n型ドレイン層
407およびp型ベース層402の両方にコンタクトす
るように設けられたドレイン電極408と電気的に接続
されている。
407およびp型ベース層402の両方にコンタクトす
るように設けられたドレイン電極408と電気的に接続
されている。
【0178】n型エミッタ層403とn型ドレイン層4
07との間には、ストライプ状パターンをもってターン
オフ用絶縁ゲート電極410が形成されている。このタ
ーンオフ用MOSFETの断面構造は、図32のそれと
変わらない。
07との間には、ストライプ状パターンをもってターン
オフ用絶縁ゲート電極410が形成されている。このタ
ーンオフ用MOSFETの断面構造は、図32のそれと
変わらない。
【0179】また、第2のn型エミッタ層403bとn
型ベース層401との間のp型ベース層402上には、
ゲート絶縁膜412を介して、ストライプ状パターンを
もって第2のゲート電極413が形成されている。
型ベース層401との間のp型ベース層402上には、
ゲート絶縁膜412を介して、ストライプ状パターンを
もって第2のゲート電極413が形成されている。
【0180】このゲート電極413は、図31,32で
は省略したターンオン用のゲート電極である。すなわ
ち、この第2のゲート電極413、第2のn型エミッタ
層403bおよびn型ベース層401によってターンオ
ン用MOSFETが構成されている。
は省略したターンオン用のゲート電極である。すなわ
ち、この第2のゲート電極413、第2のn型エミッタ
層403bおよびn型ベース層401によってターンオ
ン用MOSFETが構成されている。
【0181】本実施例の絶縁ゲート型サイリスタは、図
35に示すようなタイムチャートに従ったゲート駆動法
によりスイッチング動作させることができる。
35に示すようなタイムチャートに従ったゲート駆動法
によりスイッチング動作させることができる。
【0182】すなわち、ターンオン時には、第1のゲー
ト電極410は零または負バイアスとして、第2のゲー
ト電極413に正電圧を印加する。
ト電極410は零または負バイアスとして、第2のゲー
ト電極413に正電圧を印加する。
【0183】これにより、第2のn型エミッタ層403
bから第2のゲート電極413下の導通状態のチャネル
領域CH2を介してn型ベース層1に電子が注入され、
これに見合った正孔がp型エミッタ層404からn型ベ
ース層401に注入されて、サイリスタがターンオンす
る。
bから第2のゲート電極413下の導通状態のチャネル
領域CH2を介してn型ベース層1に電子が注入され、
これに見合った正孔がp型エミッタ層404からn型ベ
ース層401に注入されて、サイリスタがターンオンす
る。
【0184】一方、ターンオフ時には、第2のゲート電
極413を零または負バイアスとして、第1のゲート電
極410に正の電圧を印加する。
極413を零または負バイアスとして、第1のゲート電
極410に正の電圧を印加する。
【0185】これにより、第16の実施例で説明したの
と同様に正孔電流がバイパスされてターンオフする。
と同様に正孔電流がバイパスされてターンオフする。
【0186】本実施例においても、ベース電極411が
n型エミッタ403a,403bに隣接して配置されて
おり、その正孔電流のバイパス経路には、ターンオフ用
MOSFET下のp型ベース層402の横方向抵抗がほ
とんど入らないから、第16の実施例と同様に大きな電
流をターンオフすることができる。
n型エミッタ403a,403bに隣接して配置されて
おり、その正孔電流のバイパス経路には、ターンオフ用
MOSFET下のp型ベース層402の横方向抵抗がほ
とんど入らないから、第16の実施例と同様に大きな電
流をターンオフすることができる。
【0187】また、本実施例の絶縁ゲート型サイリスタ
は、図36に示すようなタイムチャートに従ったゲート
駆動法により、図35に示した駆動法よりも、さらにタ
ーンオフ電流を増加させることができる。
は、図36に示すようなタイムチャートに従ったゲート
駆動法により、図35に示した駆動法よりも、さらにタ
ーンオフ電流を増加させることができる。
【0188】すなわち、ターンオン用MOSFETをオ
ン状態にするために、第2のゲート電極413にカソー
ドに対して正の電圧を印加した後、時間Δt1後に第1
のゲート電極410にカソードに対して正の電圧を印加
する。
ン状態にするために、第2のゲート電極413にカソー
ドに対して正の電圧を印加した後、時間Δt1後に第1
のゲート電極410にカソードに対して正の電圧を印加
する。
【0189】なお、ターンオン用MOSFETのゲート
電極413は、ターンオンからターンオフまでの間ずっ
と正の電圧を印加しておいても良い。
電極413は、ターンオンからターンオフまでの間ずっ
と正の電圧を印加しておいても良い。
【0190】図34には、第2のゲート電極413に正
の電圧を印加してターンオン用MOSFETを導通状態
にしたときの電子電流が実線で、そして、第1のゲート
電極に正の電圧を印加してターンオフ用MOSFETを
導通状態にしたときの正孔電流のバイパス経路が破線で
示されている。
の電圧を印加してターンオン用MOSFETを導通状態
にしたときの電子電流が実線で、そして、第1のゲート
電極に正の電圧を印加してターンオフ用MOSFETを
導通状態にしたときの正孔電流のバイパス経路が破線で
示されている。
【0191】正孔電流は、図示のように、n型エミッタ
層403a,403bのすぐ近くでベース電極411に
吸い出され、n型ドレイン層407、第1のゲート電極
410の下部の導通状態のチャネル領域CH1、n型エ
ミッタ層403aを通りカソード電極405から素子外
へ排出される。
層403a,403bのすぐ近くでベース電極411に
吸い出され、n型ドレイン層407、第1のゲート電極
410の下部の導通状態のチャネル領域CH1、n型エ
ミッタ層403aを通りカソード電極405から素子外
へ排出される。
【0192】このような電流の経路はIGBTのそれと
同じであるので、第2のゲート電極413に正の電圧を
印加した後、一定時間後(Δt2後)に、ターンオン用
MOSFETを非導通状態にすると、電子の注入が停止
して素子はオフする。
同じであるので、第2のゲート電極413に正の電圧を
印加した後、一定時間後(Δt2後)に、ターンオン用
MOSFETを非導通状態にすると、電子の注入が停止
して素子はオフする。
【0193】このようなゲート駆動法によれば、ターン
オフ時の電子電流の流れを均一にできるため、従来のゲ
ート駆動法の場合に比べて、電子電流の導通領域の縮小
によるターンオフ電流の低下が遥かに少なくなる。
オフ時の電子電流の流れを均一にできるため、従来のゲ
ート駆動法の場合に比べて、電子電流の導通領域の縮小
によるターンオフ電流の低下が遥かに少なくなる。
【0194】したがって、本実施例によれば、従来より
も大きなターンオフ電流を得ることができるようにな
る。
も大きなターンオフ電流を得ることができるようにな
る。
【0195】(第18の実施例:請求項5) 図37は、本発明の第18の実施例に係る電力用半導体
装置の絶縁ゲート型ターンオフサイリスタ部分の概略構
成を示す平面図である。また、図38は図37のA−
A′断面図、図39は図37のB−B´断面図である。
装置の絶縁ゲート型ターンオフサイリスタ部分の概略構
成を示す平面図である。また、図38は図37のA−
A′断面図、図39は図37のB−B´断面図である。
【0196】本実施例では、n型エミッタ層403がタ
ーンオン用のゲート電極413側で凹凸パターンとして
形成されている。ターンオン用ゲート電極413は、n
型エミッタ層403の凸部のみをカバーする状態で形成
されて、この凸部のみターンオン用MOSFETが構成
される。すなわち、ターンオン用MOSFETは実質的
に飛び飛びに形成される。
ーンオン用のゲート電極413側で凹凸パターンとして
形成されている。ターンオン用ゲート電極413は、n
型エミッタ層403の凸部のみをカバーする状態で形成
されて、この凸部のみターンオン用MOSFETが構成
される。すなわち、ターンオン用MOSFETは実質的
に飛び飛びに形成される。
【0197】n型エミッタ層3の凹部では、ストライプ
状に形成されたベース電極411がp型ベース層402
にコンタクトされている。このベース電極411はドレ
イン電極408と電気的に接続されている。
状に形成されたベース電極411がp型ベース層402
にコンタクトされている。このベース電極411はドレ
イン電極408と電気的に接続されている。
【0198】また、n型エミッタ層403の凹凸パター
ンが形成されていない側では、ストライプ状に形成され
たn型ドレイン層407とターンオフ用ゲート電極41
0とによってターンオフ用MOSFETが構成されてい
る。
ンが形成されていない側では、ストライプ状に形成され
たn型ドレイン層407とターンオフ用ゲート電極41
0とによってターンオフ用MOSFETが構成されてい
る。
【0199】本実施例によれば、n型エミッタ層403
の凸部を両側から挟む形でベース電極411が形成され
ているため、正孔電流の吸い出しが効率良く行なわれ、
より高いターンオフ能力が得られるようになる。
の凸部を両側から挟む形でベース電極411が形成され
ているため、正孔電流の吸い出しが効率良く行なわれ、
より高いターンオフ能力が得られるようになる。
【0200】(第19の実施例:請求項5) 図40は、本発明の第19の実施例に係る電力用半導体
装置の絶縁ゲート型ターンオフサイリスタ部分の概略構
成を示す平面図である。また、図41は図40のA−
A′断面図、図26は図40のB−B´断面図である。
装置の絶縁ゲート型ターンオフサイリスタ部分の概略構
成を示す平面図である。また、図41は図40のA−
A′断面図、図26は図40のB−B´断面図である。
【0201】本実施例では、n型エミッタ層403が矩
形状に分割配置され、そして、各n型エミッタ層403
に挟まれた領域にn型ドレイン層407が形成され、こ
れらn型ドレイン層407とn型エミッタ層403との
間にターンオフ用MOSFETを構成する絶縁ゲート電
極10が形成されている。
形状に分割配置され、そして、各n型エミッタ層403
に挟まれた領域にn型ドレイン層407が形成され、こ
れらn型ドレイン層407とn型エミッタ層403との
間にターンオフ用MOSFETを構成する絶縁ゲート電
極10が形成されている。
【0202】また、n型エミッタ層403の4辺のう
ち、ターンオフ用MOSFETが形成されていない1辺
に隣接してターンオン用ゲート電極413が形成され、
別の1辺に隣接してベース電極411がp型ベース層4
02にコンタクトして形成されている。
ち、ターンオフ用MOSFETが形成されていない1辺
に隣接してターンオン用ゲート電極413が形成され、
別の1辺に隣接してベース電極411がp型ベース層4
02にコンタクトして形成されている。
【0203】本実施例によれば、矩形状n型エミッタ層
403を両側から挟む形でターンオフ用MOSFETが
形成されているため、ターンオフ用MOSFETのチャ
ネル幅を十分大きくすることができ、正孔電流のバイパ
ス経路の抵抗が低減され、高いターンオフ能力が得られ
る。
403を両側から挟む形でターンオフ用MOSFETが
形成されているため、ターンオフ用MOSFETのチャ
ネル幅を十分大きくすることができ、正孔電流のバイパ
ス経路の抵抗が低減され、高いターンオフ能力が得られ
る。
【0204】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、例えば、上記実施例を種々組み合わせても
良い。
のではなく、例えば、上記実施例を種々組み合わせても
良い。
【0205】例えば、図1の実施例と図22の実施例と
を組み合わせても良い。すなわち、図1のp型ウェル層
111に図22のターンオフ用のMOSFETを形成
し、さらに、図1のp型ウェル層111の下部のn型ベ
ース層に図22のn型半導体層216を形成しても良
い。同様に請求項1の発明に係る実施例と請求項2の発
明に係る実施例とを組み合わせることもできる(請求項
6)。
を組み合わせても良い。すなわち、図1のp型ウェル層
111に図22のターンオフ用のMOSFETを形成
し、さらに、図1のp型ウェル層111の下部のn型ベ
ース層に図22のn型半導体層216を形成しても良
い。同様に請求項1の発明に係る実施例と請求項2の発
明に係る実施例とを組み合わせることもできる(請求項
6)。
【0206】また、図1の実施例と図27の実施例とを
組み合わせても良い。すなわち、図1のp型ウェル層1
11に相当するものとして、図27の第2のp型ベース
層310とp型半導体層311とを形成し、第2のp型
ベース層310内に図27のMOSFET構造、p型半
導体層311に第2のカソード電極315を設ければ良
い。同様に請求項1の発明に係る実施例と請求項3の発
明に係る実施例とを組み合わせることもできる(請求項
7)。
組み合わせても良い。すなわち、図1のp型ウェル層1
11に相当するものとして、図27の第2のp型ベース
層310とp型半導体層311とを形成し、第2のp型
ベース層310内に図27のMOSFET構造、p型半
導体層311に第2のカソード電極315を設ければ良
い。同様に請求項1の発明に係る実施例と請求項3の発
明に係る実施例とを組み合わせることもできる(請求項
7)。
【0207】また、図1の実施例と図31の実施例とを
組み合わせても良い。すなわち、図1のp型ベース層1
02に図31のMOSFET構造を形成し、さらにp型
ベース層102に図31のベース電極411を設ければ
良い。同様に請求項1の発明に係る実施例と請求項4の
発明に係る実施例とを組み合わせることもできる(請求
項8)。
組み合わせても良い。すなわち、図1のp型ベース層1
02に図31のMOSFET構造を形成し、さらにp型
ベース層102に図31のベース電極411を設ければ
良い。同様に請求項1の発明に係る実施例と請求項4の
発明に係る実施例とを組み合わせることもできる(請求
項8)。
【0208】また、図1の実施例と絶縁ゲート型ターン
オフサイリスタ(MCT)とを組み合わせても良い(請
求項9)。
オフサイリスタ(MCT)とを組み合わせても良い(請
求項9)。
【0209】
【発明の効果】以上詳述したように本発明(請求項1,
2)によれば、隣り合う第2導電型ベース層の間隔を素
子内のキャリアの有効拡散長の4倍より短くすることに
より、サイリスタのオン電圧を十分に低くできる。
2)によれば、隣り合う第2導電型ベース層の間隔を素
子内のキャリアの有効拡散長の4倍より短くすることに
より、サイリスタのオン電圧を十分に低くできる。
【0210】したがって、隣り合う第2導電型ベース層
の間の第1導電型ベース層に半導体素子を形成しても、
この第1導電型ベース層は電流導通状態になっているの
で、半導体素子のオン電圧は低いものとなる。
の間の第1導電型ベース層に半導体素子を形成しても、
この第1導電型ベース層は電流導通状態になっているの
で、半導体素子のオン電圧は低いものとなる。
【0211】本発明(請求項3)によれば、ターンオフ
用の絶縁ゲート型FETの下部に還流ダイオードが形成
されているので、サイリスタの形成領域は減少しない。
したがって、同一基板に還流ダイオード、ターンオフ用
のMOSFETおよびサイリスタを形成しても、メイン
電流が減少することはない。
用の絶縁ゲート型FETの下部に還流ダイオードが形成
されているので、サイリスタの形成領域は減少しない。
したがって、同一基板に還流ダイオード、ターンオフ用
のMOSFETおよびサイリスタを形成しても、メイン
電流が減少することはない。
【0212】本発明(請求項4)によれば、第1の第2
導電型ベース層が電位的にフローティング状態であるた
め、第1導電型エミッタ層からのキャリアの注入効率が
高まり、優れたオン特性が得られる。
導電型ベース層が電位的にフローティング状態であるた
め、第1導電型エミッタ層からのキャリアの注入効率が
高まり、優れたオン特性が得られる。
【0213】また、ターンオフ時は、第2導電型エミッ
タ層の多数キャリアと同極性の素子内のキャリアが、第
2導電型半導体層とそれに設けられた第2の第1種の主
電極を通して素子外に排出されるため、素子は速やかに
ターンオフする。
タ層の多数キャリアと同極性の素子内のキャリアが、第
2導電型半導体層とそれに設けられた第2の第1種の主
電極を通して素子外に排出されるため、素子は速やかに
ターンオフする。
【0214】このとき、素子外に排出されるキャリア
は、第1導電型ソース層下の第2導電型ベース層を流れ
ないので、寄生サイリスタのラッチアップは起こらず、
よって高いターンオフ能力が得られるようになる。
は、第1導電型ソース層下の第2導電型ベース層を流れ
ないので、寄生サイリスタのラッチアップは起こらず、
よって高いターンオフ能力が得られるようになる。
【0215】本発明(請求項5)によれば、従来のキャ
リア排出経路よりも第2導電型ベース層の横方向抵抗が
十分に小さいバイパス経路によってキャリアを排出でき
るので、ターンオフ特性を大幅に改善できるようにな
る。
リア排出経路よりも第2導電型ベース層の横方向抵抗が
十分に小さいバイパス経路によってキャリアを排出でき
るので、ターンオフ特性を大幅に改善できるようにな
る。
【図1】本発明の第1の実施例に係る電力用半導体装置
の概略構成を示す断面図
の概略構成を示す断面図
【図2】本発明の第2の実施例に係る電力用半導体装置
の概略構成を示す断面図
の概略構成を示す断面図
【図3】本発明の第3の実施例に係る電力用半導体装置
の概略構成を示す断面図
の概略構成を示す断面図
【図4】ゲート駆動法を示すタイムチャート
【図5】他のゲート駆動法を示すタイムチャート
【図6】本発明の第4の実施例に係る電力用半導体装置
の概略構成を示す断面図
の概略構成を示す断面図
【図7】本発明の第5の実施例に係る電力用半導体装置
の概略構成を示す断面図
の概略構成を示す断面図
【図8】ゲート駆動法を示すタイムチャート
【図9】本発明の第6の実施例に係る電力用半導体装置
の概略構成を示す平面図
の概略構成を示す平面図
【図10】図9のA−A′断面図
【図11】図9のB−B′断面図
【図12】本発明の第7の実施例に係る電力用半導体装
置の概略構成を示す平面図
置の概略構成を示す平面図
【図13】図12のA−A′断面図
【図14】図12のB−B′断面図
【図15】本発明の第8の実施例に係る電力用半導体装
置の概略構成を示す平面図
置の概略構成を示す平面図
【図16】図15の電力用半導体装置の電極パターンを
示す図
示す図
【図17】間隔Wとオン電圧Vf との関係を示す特性図
【図18】従来の絶縁ゲート型ターンオフサイリスタの
素子構造を示す平面図
素子構造を示す平面図
【図19】図18のA−A′断面図
【図20】従来の絶縁ゲート型ターンオフサイリスタの
素子構造を示す平面図
素子構造を示す平面図
【図21】図20のA−A′断面図
【図22】本発明の第9の実施例に係る電力用半導体装
置の概略構成を示す断面図
置の概略構成を示す断面図
【図23】還流ダイオードと絶縁ゲート型ターンオフサ
イリスタの組合わせ方を示す図
イリスタの組合わせ方を示す図
【図24】本発明の第10の実施例に係る電力用半導体
装置の概略構成を示す断面図
装置の概略構成を示す断面図
【図25】本発明の第11の実施例に係る電力用半導体
装置の概略構成を示す断面図
装置の概略構成を示す断面図
【図26】図40のB−B´断面図
【図27】本発明の第12の実施例に係る電力用半導体
装置の絶縁ゲート型ターンオフサイリスタ部分の概略構
成を示す断面図
装置の絶縁ゲート型ターンオフサイリスタ部分の概略構
成を示す断面図
【図28】本発明の第13の実施例に係る電力用半導体
装置の絶縁ゲート型ターンオフサイリスタ部分の概略構
成を示す断面図
装置の絶縁ゲート型ターンオフサイリスタ部分の概略構
成を示す断面図
【図29】本発明の第14の実施例に係る電力用半導体
装置の絶縁ゲート型ターンオフサイリスタ部分の概略構
成を示す断面図
装置の絶縁ゲート型ターンオフサイリスタ部分の概略構
成を示す断面図
【図30】本発明の第15の実施例に係る電力用半導体
装置の絶縁ゲート型ターンオフサイリスタ部分の概略構
成を示す断面図
装置の絶縁ゲート型ターンオフサイリスタ部分の概略構
成を示す断面図
【図31】本発明の第16の実施例に係る電力用半導体
装置の絶縁ゲート型ターンオフサイリスタ部分の概略構
成を示す断面図
装置の絶縁ゲート型ターンオフサイリスタ部分の概略構
成を示す断面図
【図32】第16の実施例の変形例を示す断面図
【図33】本発明の第17の実施例に係る電力用半導体
装置の絶縁ゲート型ターンオフサイリスタ部分の概略構
成を示す平面図
装置の絶縁ゲート型ターンオフサイリスタ部分の概略構
成を示す平面図
【図34】図33のA−A′断面図
【図35】ゲート駆動法を示すタイムチャート
【図36】他のゲート駆動法を示すタイムチャート
【図37】本発明の第18の実施例に係る電力用半導体
装置の絶縁ゲート型ターンオフサイリスタ部分の概略構
成を示す平面図
装置の絶縁ゲート型ターンオフサイリスタ部分の概略構
成を示す平面図
【図38】図37のA−A′断面図
【図39】図37のB−B´断面図
【図40】本発明の第19の実施例に係る電力用半導体
装置の絶縁ゲート型ターンオフサイリスタ部分の概略構
成を示す平面図
装置の絶縁ゲート型ターンオフサイリスタ部分の概略構
成を示す平面図
【図41】図40のA−A′断面図
101…n型ベース層(第1導電型ベース層) 102…p型ベース層(第2導電型ベース層) 103…n型エミッタ層(第1導電型エミッタ層) 104…p型エミッタ層(第2導電型エミッタ層) 105…カソード電極(第1の主電極) 106…アノード電極(第2の主電極) 111…p型ウェル層(第2導電型ウェル層) 201…n型ベース層(第1導電型ベース層) 202…p型ベース層(第2導電型ベース層) 203…n型エミッタ層(第1導電型エミッタ層) 205…p型エミッタ層(第2導電型エミッタ層) 207…カソード電極(第1の主電極) 208…アノード電極(第2の主電極) 210…p型ウェル層(第2導電型ウェル層) 216…n型半導体層(第1導電型半導体層) 301…n型ベース層(第1導電型ベース層) 302…第1のp型ベース層(第1の第2導電型ベース
層) 303…n型エミッタ層(第1導電型エミッタ層) 304…p型エミッタ層(第2導電型エミッタ層) 305…第1のカソード電極(第1の第1種の主電極) 306…アノード電極(第2の主電極) 307…n型ソース層(第1導電型ソース層) 310…第2のp型ベース層(第2の第2導電型ベース
層) 311…p型半導体層(第2導電型半導体層) 312…n型ドレイン層(第1導電型ドレイン層) 315…第2のカソード電極(第2の第1種の主電極) 401…n型ベース層(第1導電型ベース層) 402…p型ベース層(第2導電型ベース層) 403…n型エミッタ層(第1導電型エミッタ層) 404…p型エミッタ層(第2導電型エミッタ層) 405…カソード電極(第1の主電極) 406…アノード電極(第2の主電極) 407…n型ドレイン層(第1導電型ドレイン層) 408…ドレイン電極 411…ベース電極
層) 303…n型エミッタ層(第1導電型エミッタ層) 304…p型エミッタ層(第2導電型エミッタ層) 305…第1のカソード電極(第1の第1種の主電極) 306…アノード電極(第2の主電極) 307…n型ソース層(第1導電型ソース層) 310…第2のp型ベース層(第2の第2導電型ベース
層) 311…p型半導体層(第2導電型半導体層) 312…n型ドレイン層(第1導電型ドレイン層) 315…第2のカソード電極(第2の第1種の主電極) 401…n型ベース層(第1導電型ベース層) 402…p型ベース層(第2導電型ベース層) 403…n型エミッタ層(第1導電型エミッタ層) 404…p型エミッタ層(第2導電型エミッタ層) 405…カソード電極(第1の主電極) 406…アノード電極(第2の主電極) 407…n型ドレイン層(第1導電型ドレイン層) 408…ドレイン電極 411…ベース電極
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−335555(JP,A) 特開 平4−196359(JP,A) 特開 平6−125075(JP,A) 特開 平6−232387(JP,A) 特開 平6−140626(JP,A) 特開 平5−335554(JP,A) 特開 平7−307455(JP,A) 特開 平6−125078(JP,A) 特開 平5−235332(JP,A) 特開 昭63−209169(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 29/749 H01L 29/744
Claims (10)
- 【請求項1】第1導電型ベース層と、 この第1導電型ベース層の表面に形成された複数の第2
導電型ベース層と、 これら複数の第2導電型ベース層のそれぞれの表面に選
択的に形成された第1導電型エミッタ層と、 前記第2導電型ベース層と反対側の前記第1導電型ベー
ス層の表面に直接または間接的に接する第2導電型エミ
ッタ層と を具備してなるサイリスタ構造を有し、 各隣り合う前記第2導電型ベース層の間隔は、それぞ
れ、素子内のキャリアの有効拡散長の4倍より短く、 且つ前記各隣り合う前記第2導電型ベース層のうち、少
なくとも1つの前記隣り合う前記第2導電型ベース層の
間の前記第1導電型ベース層の表面に、第2導電型ウェ
ル層が形成され、この第2導電型ウェル層を含む所望の
半導体素子が形成されていることを特徴とする電力用半
導体装置。 - 【請求項2】前記複数の第2導電型ベース層の間の前記
第1導電型ベース層の表面には第2導電型ウェル層が選
択的に形成され、 この2導電型ウェル層の表面に第1導電型ソース層と第
1導電型ドレイン層とが所定距離離れて形成され、 前記第1導電型ソース層と前記第1型ドレイン層との間
の前記第2導電型ウェル層の表面にゲート絶縁膜を介し
てゲート電極が形成され、 前記第1導電型ソース層と前記第2導電型ウェル層の両
方にコンタクトするように前記第1の主電極が形成さ
れ、 前記第2導電型エミッタ層に第2の主電極が形成され、 前記第1導電型ドレイン層にドレイン電極が形成され、 前記第2導電型ベース層にベース電極が形成され、 前記ドレイン電極と前記ベース電極とは一体形成されて
電気的に接続されてることを特徴とする請求項1に記載
の電力用半導体装置。 - 【請求項3】第1導電型ベース層と、 この第1導電型ベース層の表面に選択的に形成された第
2導電型ベース層と、 この第2導電型ベース層の表面に選択的に形成され、第
1の主電極が設けられた第1導電型エミッタ層と、 前記第2導電型ベース層と反対側の前記第1導電型ベー
ス層の表面に直接または間接的に接し、第2の主電極が
設けられた第2導電型エミッタ層と、 前記第2導電型ベース層が形成された側の前記第1導電
型ベース層の表面に選択的に形成された第2導電型ウエ
ル層と、 前記第2導電型ウェル層の下部に前記第1導電型ベース
層を介して第2の主電極に接続し、かつ前記第2導電型
ウェル層および前記第1導電型ベース層とともに環流ダ
イオードを構成する前記第1導電型ベース層よりも高不
純物濃度の第1導電型半導体層と を具備してなることを特徴とする電力用半導体装置。 - 【請求項4】第1導電型ベース層と、 前記第1導電型ベース層の表面に選択的に形成された第
1および第2の第2導電型ベース層と、 前記第1の第2導電型ベース層の表面に選択的に形成さ
れた第1導電型エミッタ層と、 前記第2導電型ベース層と反対側の前記第1導電型ベー
ス層の表面に直接または間接的に接する第2導電型エミ
ッタ層と、 前記第1および第2の第2導電型ベース層の間の前記第
1導電型ベース層の表面に選択的に形成されたターンオ
フ用の第2導電型半導体層と、 前記第2の第2導電型ベース層の表面に選択的に形成さ
れた第1導電型ソース層と、 前記第2の第2導電型ベース層の表面に、前記第1導電
型ソース層から所定距離離れて形成された第1導電型ド
レイン層と、 前記第1導電型ソース層と第1導電型ドレイン層との間
の前記第2の第2導電型ベース層上にゲート絶縁膜を介
して形成されたゲート電極と、 前記第1導電型ソース層および前記第2の第2導電型ベ
ース層の両方にコンタクトする第1の第1種の主電極
と、 前記第2導電型半導体層に設けられ、前記第1の第1種
の主電極と接続された第2の第1種の主電極と、 前記第2導電型エミッタ層に設けられた第2種の主電極
と を具備してなることを電力用半導体装置。 - 【請求項5】第1導電型ベース層と、 この1導電型ベース層の表面に形成された第2導電型ベ
ース層と、 この第2導電型ベース層の表面に選択的に形成され、第
1の主電極が設けられた第1導電型エミッタ層と、 前記第2導電型ベース層と反対側の前記第1導電型ベー
ス層の表面に直接または間接的に接し、第2の主電極が
設けられた第2導電型エミッタ層と、 前記第1導電型エミッタ層が形成された側の前記第2導
電型ベース層の表面に選択的に形成され、ドレイン電極
が設けられた第1導電型ドレイン層と、 前記第1導電型エミッタ層と前記第1導電型ドレイン層
との間の前記第2導電型ベース層上にゲート絶縁膜を介
して形成されたゲート電極と、 前記第1導電型ドレイン層が形成されていない前記第1
導電型エミッタ層側の前記第2導電型ベース層の表面の
設けられ、前記ドレイン電極に電気的に接続されている
ベース電極と を具備してなることを特徴とする電力用半導体装置。 - 【請求項6】前記第1導電型エミッタ層には第1の主電
極が設けられ、 前記第2導電型ウェル層には、素子内のキャリアを前記
第1の主電極に排出するためのターンオフ用の絶縁ゲー
ト型FETが形成され、 前記第2導電型エミッタ層には、前記第2の主電極が設
けられ、 この第2の主電極に接続され、前記第2導電型ウェル層
の下部の前記第1導電型ベース層を介して前記第2導電
型ウェル層に接続する第1導電型半導体層が設けられて
いることを特徴とする請求項1に記載の電力用半導体装
置。 - 【請求項7】第1導電型ベース層の表面には第2の第2
導電型ベース層、第2導電型半導体層が選択的に形成さ
れ、 前記第2の第2導電型ベース層の表面には第1導電型ソ
ース層、第1導電型ドレイン層が選択的に形成され、 前記第1導電型ソース層と第1導電型ドレイン層との間
の前記第2の第2導電型ベース層上にはゲート絶縁膜を
介してゲート電極が形成され、 前記第1導電型ソース層および前記第2の第2導電型ベ
ース層の両方にコンタクトする第1の主電極が設けら
れ、 前記第2導電型半導体層に第2の主電極が設けられてい
ることを特徴とする請求項1に記載の電力用半導体装
置。 - 【請求項8】前記第1導電型エミッタ層には第1の主電
極が設けられ、 前記第2導電型エミッタ層には第2の主電極が設けら
れ、 前記第2導電型ベース層の表面には、ドレイン電極が設
けられた第1導電型ドレイン層が選択的に形成され、 前記第1導電型エミッタ層と前記第1導電型ドレイン層
との間の前記第2導電型ベース層上には、ゲート絶縁膜
を介してゲート電極が形成され、 前記第1導電型ドレイン層が形成されていない前記第1
導電型エミッタ層側の前記第2導電型ベース層の表面に
は、前記ドレイン電極に電気的に接続されているベース
電極が設けられていることを特徴とする請求項1に記載
の電力用半導体装置。 - 【請求項9】前記第1導電型エミッタ層には第1の主電
極が設けられ、 前記第2導電型エミッタ層には第2の主電極が設けら
れ、 前記第2導電型ベース層の表面には、第1導電型ドレイ
ン層が選択的に形成され、 前記第2導電型ベース層および前記第1導電型ドレイン
層の両方にコンタクト するドレイン電極が設けられ、 前記第1導電型エミッタ層と前記第1導電型ドレイン層
との間の前記第2導電型ベース層上には、ゲート絶縁膜
を介してゲート電極が形成されていることを特徴とする
請求項1に記載の電力用半導体装置。 - 【請求項10】前記第2導電型ウェル層を含む所望の半
導体素子は、ターンオフ用MOSFET、保護回路用半
導体素子、または環流ダイオードであることを特徴する
請求項1に記載の電力用導体装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22063494A JP3300544B2 (ja) | 1994-09-14 | 1994-09-14 | 電力用半導体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22063494A JP3300544B2 (ja) | 1994-09-14 | 1994-09-14 | 電力用半導体装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0888348A JPH0888348A (ja) | 1996-04-02 |
| JP3300544B2 true JP3300544B2 (ja) | 2002-07-08 |
Family
ID=16754051
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22063494A Expired - Fee Related JP3300544B2 (ja) | 1994-09-14 | 1994-09-14 | 電力用半導体装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3300544B2 (ja) |
-
1994
- 1994-09-14 JP JP22063494A patent/JP3300544B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0888348A (ja) | 1996-04-02 |
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