JPH02261783A - シート振り分け搬送装置、自動原稿送り装置及び自動給紙装置 - Google Patents

シート振り分け搬送装置、自動原稿送り装置及び自動給紙装置

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JPH02261783A
JPH02261783A JP1265748A JP26574889A JPH02261783A JP H02261783 A JPH02261783 A JP H02261783A JP 1265748 A JP1265748 A JP 1265748A JP 26574889 A JP26574889 A JP 26574889A JP H02261783 A JPH02261783 A JP H02261783A
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JP1265748A
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Yoshihisa Tanaka
義久 田中
Yukio Hashimoto
幸雄 橋本
Tadashi Fujioka
正 藤岡
Yoshiki Yoshioka
良樹 吉岡
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Kyocera Mita Industrial Co Ltd
Original Assignee
Mita Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、シート振り分け搬送装置、自動原稿送り装置
及び自動給紙装置、特に、複数枚のシートが重ねられた
シート群の処理を行うためのシート振り分け搬送装置、
自動原稿送り装置及び自動給紙装置に関する。
〔従来の技術及び解決しようとする!l!題〕例えば、
特開昭56−17359号、特開昭56−74263号
及び特開昭60−159859号には、複数枚のシート
が重ねられたシート群の処理を行う必要のある従来の装
置として複写機が示されている。
その複写機は、重ねられた複数枚のシート状原稿からな
る原稿群を収納する収納部を有している。
また、原稿群の下端に配置された原稿は、ローラによっ
て搬出され複写機本体の露光位置に配置されるようにな
っている。露光が終わった原稿は、更に別のローラによ
って、原稿群の上に戻される。
これによって、原稿は、収納部と露光位置との間を循環
させられる。
前記複写機では、次のようにして片面原稿から両面コピ
ーを得るようになっている。まず、例えば原稿の偶数頁
が複写される。複写済みの転写紙は反転されて再び給紙
され、裏面に原稿の奇数頁が複写される。この場合、前
記複写機では、原稿の偶数頁或いは奇数頁の何れかを複
写するときであってもそれぞれ全ての原稿を循環させな
ければならないので、両面コピーを1部得るのに、全て
の原稿を2回循環させる必要がある。即ち、この従来の
複写機では、奇数頁の原稿を複写する際には偶数頁の原
稿が空送りの状態となり、偶数頁の原稿を複写する際に
は奇数頁の原稿が空送りの状態となって、原稿の搬送に
無駄が多く、処理速度を充分に向上させることができな
い。
また、特開昭55−21073号に示された複写機では
、自動原稿送り装置が、2つの原稿搬送経路を有してい
る。この場合には、例えば原稿の偶数頁が複写されると
きには、その原稿が露光状態にある間に奇数頁の原稿が
別の経路を通じて搬送される。
しかし、この複写機でも、原稿群の収納部から原稿搬送
経路への搬出部は1つであり、1枚の原稿が完全に搬出
されてしまわなければ、次の原稿を搬出する動作に移る
ことができない、また、この構成による場合には、複写
対象の原稿を一旦静止させて露光し、その間を利用し°
ζ次の原稿を搬送しなければならない、したがって、こ
の従来の複写機でも、原稿搬送の処理速度を充分に上げ
ることができない。
本発明の第1の目的は、シートの搬送方向の自由度を上
げることによって、シートの処理時間を短縮したり、複
数種のシートの処理を容易にしたりすることを可能とす
ることにある。
本発明の第2の目的は、画像形成装置の自動原稿送り装
置における原稿の処理時間を短縮し、それによって画像
形成時間を短縮することを可能とすることにある。
〔課題を解決するための手段〕
(1)第1の発明に係るシート振り分け搬送装置は、重
ねられた複数枚のシートからなるシート群を収納する収
納部と、シート群のうち一端に配置されたシートを収納
部から第1方向に移動させる第1移動部と、シート群の
うち一端に配置されたシートを収納部から第2方向に移
動させる第2移動部とを備えている。前記第1方向及び
前記第2方向は、互いに異なった方向である。
(2)第2の発明に係る画像形成装置の自動原稿送り装
置は、収納部と、第1搬出手段と、第2搬出手段と、戻
し手段とを備えている。
前記収納部は、重ねられた複数枚のシート状原稿からな
る原稿群を収納する収納部である。前記第1!出手段と
、原稿群のうち一端に配置された原稿を、収納部から第
1方向に搬出して、画像形成装置の露光位置に配置する
搬出手段である。前記第211i1出手段は、原稿群の
うち一端に配置された原稿を、収納部から第1方向と異
なった第2方向に搬出する搬出手段である。前記戻し手
段は、第1搬出手段及び第211出手段により搬出され
た1対の原稿を、原稿群の他端に重なるように連続的に
戻す戻し手段である。
(3)第3の発明に係る画像形成装置の自動原稿送り装
置は、収納部と、移動手段と、第1vIi出手段と、第
2搬出手段と、戻し手段とを備えている。
前記収納部は、重ねられた複数枚のシート状原稿からな
るシート群を収納する収納部である。前記移動手段は、
シート群のうち一端に配置された原稿を、収納部から第
1方向に移動する手段である。前記第1Wi出手段は、
シート群のうち一端に配置された原稿を、収納部から第
1方向と異なった第2方向に搬出する手段である。前記
第2搬出手段は、第1搬出手段により原稿が搬出された
後に、移動手段により移動された原稿を収納部の元の位
置を経て第2方向に搬出する手段である。前記戻し手段
は、第1搬出手段及び第2搬出手段により搬出された1
対の原稿を、シート群の他端に重なるように連続的に戻
す手段である。
(4)第4の発明に係る画像形成装置の自動給紙装置は
、収納部と、移動手段と、第1給紙手段と、第2給紙手
段とを備えている。
前記収納部は、重ねられた複数枚の被複写シートからな
るシート群を収納する収納部である。前記移動手段は、
シート群のうち一端に配置された被複写シートを、収納
部から第1方向に移動する移動手段である。前記第1給
紙手段は、シート群のうち一端に配置された被複写シー
トを、収納部から第1方向と異なった第2方向に搬出し
て、画像形成装置の画像複写位置に配置する給紙手段で
ある。前記第2給紙手段は、給紙手段により被複写シー
トカζ搬出された後に、移動手段により移動された被複
写シートを収納部の元の位置を経て第2方向に搬出し、
画像形成装置の画像複写位置に配置する給紙手段である
〔作用〕
(1)第1の発明に係るシート振り分け搬送装置では、
第1移動部が、シート群のうち一端に配置されたシート
を、収納部から第1方向に移動させる。また、第2移動
部が、シート群のうち一端に配置されたシートを、収納
部から第1方向と異なった第2方向に移動させる。この
結果、シートは、互いに異なった2方向に移動させられ
得ることとなる。
これにより、シートの搬送方向の自由度が上がり、シー
トの処理時間を短縮したり、複数種のシートの処理を容
易にしたりすることが可能になる。
例えば、この搬送装置を画像形成装置の自動原稿送り装
置に採用した場合には、シートとしての2枚の原稿をそ
れぞれ別の2方向に搬送することができるので、原稿の
搬送効率が向上して処理時間が短縮でき、それによって
画像形成時間を短縮することが可能となる。また、例え
ば、Slの搬送装置を画像形成装置の自動給紙装置に採
用した場合には、シートとしての転写紙の1枚を一方向
に移動させ、他の1枚を他方向に給紙することができる
ので、給紙原稿との関係で自由度が上がり、画像形成時
間を短縮することが可能となる。しかも、例えばOHP
シートと台紙とが重ね合わされているものをシート群と
して使用した場合には、OII Pシートと台紙とを振
り分けて処理することが可能となり、複数種のシートの
処理が容易となる。
(2)第2の発明に係る画像形成装置の自動原稿送り装
置では、第1*出手段が、収納部に収納された原稿群の
うち一端に配置された原稿を、収納部から第1方向に搬
出して、画像形成装置の露光位置に配置する。また、第
2′fIi出手段は、原稿群のうち一端に配置された原
稿を、収納部から第1方向と異なった第2方向に搬出す
る0次に、戻し手段が、第1Wi出手段及び第2Wi出
手段により搬出された1対の原稿を、原稿群の他端に重
なるように連続的に戻す。これにより、2枚の原稿をそ
れぞれ別方向に搬出し、平行して一度に処理することが
可能となるので、原稿の処理時間が短縮され、その結果
として画像形成時間を短縮することが可能となる。
前記作用を、例えば片面原稿から両面コピーを得る場合
で具体的に説明すると次のようになる。
まず、収納部に収納された原稿群のうち一端に配置され
た最初の原稿が偶数頁の原稿であるとすると、第1搬出
手段が、その偶数頁目の原稿を収納部から第1方向に搬
出して、画像形成装置の露光位置に配置する。また、第
2搬出手段は、原稿群のうち一端に配置された次の奇数
頁目の原稿を、収納部から第1方向と異なった第2方向
に搬出する。次に、戻し手段が、第11jli出手段及
び第2搬出手段により搬出された1対の原稿を、原稿群
の他端に重なるように連続的に戻す。これによって、露
光処理する偶数頁目の原稿の搬送と平行して奇数頁目の
原稿の搬送が行えるようになり、原稿の空送り時間が解
消されて原稿の処理時間が短縮できる。これによって画
像形成時間が短縮される。
(3)第3の発明に係る画像形成装置の移動原稿送り装
置は、移動手段が、収納部に収納されたシート群のうち
一端に配置された原稿を、収納部から第1方向に移動す
る。次に、第1搬出手段が、シート群のうち一端に配置
された次の原稿を、収納部から第2方向に搬出する。次
に、第2搬出手段が、第1搬出手段により原稿が搬出さ
れた後に、移動手段により移動された原稿を収納部の元
の位置を経て第2方向に搬出する。これにより、収納部
内の原稿群の一端に配置された最初の原稿に先立って、
次に配置された原稿を排出できる。この結果、原稿の排
出順序を変更することができるようになり、従来必要で
あった無駄な原稿搬送を不要として原稿の処理時間を短
縮し、それによって画像形成時間を短縮することが可能
となる。
(4)第4の発明に係る画像形成装置の自動給紙装置は
、移動手段が、収納部に収納されたシー1群のうち一端
に配置された被複写シートを、収納部から第1方向に移
動する。次に、第1給紙手段が、シート群のうち一端に
配置された次の被複写シートを、収納部から第2方向に
搬出して、画像形成装置の画像複写位置に配置する。次
に、第2給紙手段が、給紙手段により被複写シートが搬
出された後に、移動手段により移動された被複写シート
を収納部の元の位置を経て第2方向に搬出し、画像形成
装置の画像複写位置に配置する。これにより、収納部内
のシート群の一端に配置された最初の被複写シートに先
立って、次に配置された被複写シートを画像複写位置に
搬送できる。この結果、被複写シートの搬送順序を変更
することができるようになり、原稿の供給順序に適応し
た搬送順序とすることができるようになる。したがって
、従来必要であった無駄な原稿搬送を不要として原稿の
処理時間を短縮し、それによって画像形成時間を短縮す
ることが可能となる。
前記作用を、例えば、片面原稿から両面コピーを得る場
合で具体的に説明すると次のようになる。
まず、全ての原稿を通常の順番で供給し、それぞれの画
像を被複写シートに複写し、複写された被複写シートを
反転してこの自動給紙装置の収納部に収納する。収納部
に収納されたシート群のうら一端に配置された最初の被
複写シートが仮に偶数頁目であるとすると、まず移動手
段がその被複写シートを第1方向に移動する0次に、第
1給紙手段が、奇数負目の画像が複写された次の被複写
シートを、収納部から第2方向に搬出して、画像形成装
置の画像複写位置に配置する。この被複写シートには、
移動手段により移動させられた被複写シートに複写され
たものと同じ偶数頁目の画像が複写される。
次に、第2給紙手段が、移動手段により移動された被複
写シートを収納部の元の位置を経゛C第2方向に搬出し
、画像形成装置の画像複写位置に配置する。この被複写
シートには、第1給紙手段により搬送された被複写シー
トに複写されたものと同じ奇数頁目の画像が複写される
この動作を繰り返せば、原稿を無駄なく2回循環させる
だけで、2部の両面コピーが得られることになる。した
がって、原稿の空送り時間が解消されて原稿の処理時間
が短縮できるようになり、画像形成時間が短縮される。
〔実施例〕
実隻拠土 本発明の一実施例を示す第1図において、複写機10の
上部には自動原稿送り装置11が設けられている。複写
機10の回春側部には、上から順に、バイパス台12、
給紙カセットケース13、給紙カセットケース14、及
び大型の給紙カセットケース70が配置されている。複
写機IOの同左側部には、排出トレイ15が配置されて
いる。
複写機lOの内部の概ね中央には、感光体ドラム17が
配置されている。感光体ドラム17の周囲には、帯電装
置1日、現像装置f19、転写装置20、用紙分離装置
21及びクリーニング装置22が順に配置されている。
また、複写機10の上部空間には、光学系の露光装置2
3が配置されている。さらに、バイパス台12等と転写
装置m20との間には、給紙搬送経路24が配設されて
いる。
転写装置20よりも下流側には、順に、排紙搬送装置2
5及び定着装置26が配設されている。定着装置26と
排出トレイ15との間には分岐27が配置され、分岐2
7の上方には反転装置28が配置されている0分岐27
は、定着装置26及び用紙搬送経路31(後述)を排出
トレイ15に連通する第1の姿勢(図示の姿勢)と、反
転装置28に連通ずる第2の姿勢との間で切り替えられ
るようになっている。また、反転装置28は、排出トレ
イ15に連通して排出トレイ15に用紙を送るためのバ
イパス経路39と、−旦収納された用紙を分岐27側或
いはバイパス経路39側に振り分けるための分岐40と
を更に備えている。
複写機10の下部空間には、下側給紙型の中間トレイ3
0が配置されている。中間トレイ30の同左端部と分岐
27との間には、用紙搬送経路31が配置されている。
中間トレイ30の同右端部と給紙搬送経路24の途中と
の間には、用紙搬送経路32が配置されている。用紙搬
送経路32の下流側端部(上端部)は、転写装置20側
に滑らかに連続するように、給紙搬送経路24に連結さ
れている。
中間トレイ30は、概ね水平方向に延びる用紙台33と
、用紙台33の同右側端部に配置された給紙ローラ34
と、用紙台33の回春側寄りの中央部に配置された送り
コロ35とを有している。
送りコロ35の近傍には、用紙の左右方向(図の紙面と
直角方向)の位置を規制する1対のサイド規制板36が
設けられている。送りコロ35の上方には、用紙台33
上に配置された用紙を上方から押下する押さえコロ37
が配置されている。用紙搬送経路31の中間トレイ30
側端部には、用紙台33上への用紙の落下位置を用紙の
大きさに合わせて適宜変更するための用紙搬送経路38
が設けられている。
前記自動原稿送り装置11は、ハウジング41の中央部
に収納部42を有しており、積み重ねられた原稿が収納
部42内に収納されるようになっている。収納部42の
底面において、同右側端部及び左側端部にはそれぞれ送
りコロ43及び送りコロ44が段重jられている。送り
コロ43及び送りコロ44の上端部は収納部42の底面
よりも僅かに上方に突出しており、収納部42内に収納
された原稿群の下端面に接触し得るようになっている。
収納部42の下方には、1対の搬送ベルト45及び46
が配置されている。搬送ベルト45は、図左右方向に間
隔を隔てて配置された1対のローラに架は渡されており
、ローラの回転によって矢印へ方向に循環するようにな
っている。また、搬送ベルト46は、図左右方向に間隔
を隔てて配置された1対のローラに架は渡されており、
ローラの回転によって矢印B方向及び逆B方向に循環す
るようになっている。搬送ベルト45及び46の下端面
は、複写機10の木体部の上端に配置された透明のコン
タクトガラス47に対向している。
なお、露光装置23の露光位置29は、停止した原稿を
スキャンする場合には図の左右方向に移動するが、原稿
を移動させてスキャンを行う場合には図示の位置、即ち
搬送ベルト46の同左側のローラの位置に固定された状
態となる。
ハウジング41の固有側端部内には、収納部42の底面
側部分と搬送ベルト45の下端部分とを結ぶ略J字上に
湾曲したメイン給紙経路48が設けられている。メイン
給紙経路48の収納部42側端部には、送りコロ43に
隣接した1対のローラからなる給紙ローラ49が配置さ
れている。−方、ハウジング41の図左側端部内には、
収納部42の底面側部分と搬送ベルト46の下端部分と
を結ぶ略J字上に湾曲したサブ給紙経路50が設けられ
ている。サブ給紙経路50の収納部42側端部には、送
りコロ44に隣接した1対のローラからなる給紙ローラ
51が配置されている。サブ給紙経路50の上方には、
収納部42の上側部に出口を有する排紙経路52が配置
されている。排紙経路52の上流側端部はサブ給紙経路
50の途中部分に連結されており、その連結部分には分
岐爪53が配置されている。排紙経路52よりも同左側
には、反転経路54が配置されている。反転経路54の
上流側端部は、サブ給紙経路50とυト紙経路52の連
結部に連結されており、その連結部分には分岐爪55が
配置されている。反転経路54の下流側端部は、排紙経
路52の途中部分に連結されており、反転経路54内の
原稿が排紙経路52の出口側に向かって排出されるよう
になっている。
なお、複写機10は、マイクロコンピュータなどからな
る図示しない制御部を有しており、それによって以下に
説明するように制御される。
次に、前記実施例の作用を、第2図〜第4図に示すフロ
ーチャートに従って説明する。なお、ここでは仮に、第
5A図のように、収納部42には4枚の原稿が上向きに
収納されているものとする。
第5図は、収納部42、中間トレイ30、排出トレイ1
5における原稿または転写紙の収納状態を模式的に示し
ている0図において、シートに付加された三角形は画像
の存在する面を意味しており、その三角形内の数字は真
数である。
第2図において、プログラムがスタートすると、まずス
テップ$1で、所望の用紙の種類や所望コピ一部数の設
定等の初期設定内容を、図示しない操作パネルから入力
する。ステップS2では、ステップS1で入力されたコ
ピ一部数を「x」として記憶する。ステップS3では、
コピー動作の開始を意味するコピーキーの入力を待つ。
コピーキーの入力があれば、ステップS4に移行する。
ステップS4では、両面コピーがステップS1で指定さ
れたか否かを判断する。両面コピーでなければステップ
S5に進み、他の一般的な方法によるコピー処理を行っ
た後に終了する。ステップS4で両面コピーであると判
断された場合には、ステップS6に進み、ステップ31
での設定に基づいて原稿が片面原稿か両面原稿かを判断
する。
原稿が両面原稿であればステップS5へ進み、他の一般
的な方法によるコピー処理を行った後に終了する。ステ
ップS6で片面原稿であると判断された場合には、第3
図のステ718日へ進む。
ステップS8では、原稿枚数をカウントする。
この場合には、まず、分岐爪53.55を第1図の姿勢
とし、収納部42内に積み重ねられた原稿を、メイン給
紙経路48、搬送ベルト45、搬送ベルト46、排紙経
路52を介して、最下端から順に1枚ずつ送って一巡さ
せ、図示しないカウント装置によって原稿の枚数をカウ
ントする。次に、ステップS9で、カウントした原稿の
枚数を「Y」として記憶するとともに、現実にコピーさ
れた部数を意味するrl」を0に設定する。ステ・ノブ
SLOでは、原稿枚数が奇数であるか偶数であるかを判
断する。この例の場合には、原稿枚数が偶数であるので
、ステップSllへ進む。
ステップSllでは、送りコロ43、給紙ローラ49に
よって収納部42内の最下部の4頁日原稿をメイン給紙
経路48から給紙する。この際、搬送ベルト45はA方
向に循環する。次に、ステツブ312では、サブ給紙経
路50を開く側に分岐爪53を切り替え、送りコロ44
、給紙ローラ51によって収納部42内の3頁日原稿を
サブ給紙経路50から給紙する。この際、搬送ベルト4
6は逆B方向に循環する。ステップS12での処理は、
ステップSllで原稿がメイン給紙経路48側へ移行し
、当該原稿の端部が送りコロ44から離れたタイミング
に引き続いて開始される。したがって、メイン給紙経路
48を通じての給紙とサブ給紙経路50を通じての給紙
とは、はぼ同時に行われることになる。即ち、この実施
例では、露光処理する偶数頁目の原稿の搬送と平行して
奇数頁目の原稿の搬送が行えることになる。4頁日原稿
が搬送ベルト45の下端に、そして;3頁日原稿が搬送
ベルト46の下端に到達すれば、続いて搬送ベルト46
をB方向に循環させる。これにより、3頁日原稿と4頁
日原稿とは並んで排紙経路52側へ搬送される。この際
、露光装置23の露光位置29は第1図の位置に固定さ
れており、図示の位置において4頁日原稿がその移動に
伴ってスキャンされる。
一方、ステップS13では、バイパス台12゜給紙カセ
ットケース13.14または7oの何れかから、所定の
転写紙が転写装置2o側へ送られる。そして、ステップ
S14では、4頁日原稿に対応した画像が転写紙に転写
される。さらに、転写紙は定着装置26へ送られて定着
が行われる。
そして、ステップ315において、3頁日原稿と4頁日
原稿とを排紙経路52を通じて収納部42に連続的に排
出する。一方、分岐27が反転装置28側に切り替えら
れ、原稿の4頁目が複写された転写紙は反転装置28で
反転させられた後、用紙搬送経路31を通じて中間トレ
イ3oの用紙台33に載せられる。
次に、ステップ516では、全原稿の給紙が終了したか
否かを判断する。この例では、まだ1頁目と2頁目の原
稿が給紙されていないので、再びステップS11に戻る
。ここでは、2頁日原稿と1頁日原稿とが使用され、ス
テップ311がらステップ315の処理が再び実行され
る。
その後では、ステップ316で全原稿の給紙が終了した
と判断され、ステップ317へ進む。なお、収納部42
、中間トレイ30及び排出トレイ15におけるこの時点
での原稿及び転写紙の状況は、第5B図の通りである。
3頁日原稿をメイン給紙経路48から給紙する。
次に、ステップS18では、サブ給紙経路50を開く側
に分岐爪53を切り替え、収納部42内の次の4頁日原
稿をサブ給紙経路50から給紙する。
この際にも、ステップS18での処理は、ステップS1
7で原稿がメイン給紙経路48側へ移行し、当該原稿の
端部が送りコロ44から離れたタイミングに引き続いて
開始される。したがって、メ・イン給紙経路4日を通じ
ての給紙とサブ給紙経路50を通じての給紙とは、はぼ
同時に行われることになる。即ち、この場合には、今回
露光処理する奇数頁目の原稿の搬送と平行して偶数頁目
の原稿の搬送が行えることになる。3頁日原稿が搬送ベ
ルト45の下端に、そして4頁日原稿が搬送ベルト46
の下端に到達すれば、続いて搬送ベルト46をB方向に
循環させる。これにより、4真目原稿と3頁日原稿とは
並んで排紙経路52側へ搬送される。この際にも、露光
装置23の露光位置29は第1図の位置に固定されてお
り、図示の位置において3頁日原稿がその移動に伴って
スキャンされる。
一方、ステップS19では、中間トレイ30に収納され
ていた転写紙のうち、まず4頁目の画像が複写された転
写紙が、3頁日原稿の露光に同期して転写装置20へ送
られる。そして、ステップS20では、3頁日原稿に対
応した画像が転写紙に転写される。さらに、転写紙は定
着装置26へ送られて定着が行われる。そして、ステッ
プS21において、4頁日原稿と3頁日原稿とを排紙経
路52を通じて収納部42に連続的に排出する。
一方、分岐27が排出トレイ15側に切り替えられ、原
稿の3頁目と4頁目とが複写された転写紙は排出トレイ
15に排出される。
次に、ステップS22では、全原稿の給紙が終了したか
否かを判断する。この例では、まだ2真目と1真目の原
稿が給紙されていないので、再びステップS17に戻る
。ここでは、2真目原稿と1真目原稿とが使用され、ス
テップ317からステップ321の処理が再び実行され
る。
その後では、ステップS22で全原稿の給紙が終了した
と判断され、ステップS23へ進む。なお、収納部42
、中間トレイ30及び排出トレイ15におけるこの時点
での原稿及び転写紙の状況は、第5C図の通りである。
即ち、収納部42内には原稿が元通りの順序に正しく積
み重ねられ、排出トレイ15内には両面コピーされた転
写紙が正しい順序で積み重ねられた状態となる。
この時点で、全ての原稿に対応する両面コピーが−通り
終了したので、次に、ステップ323において夏に1を
加える。そして、ステップS24においてXと■が等し
いか否かを判断する9等しければ、所望のコピー枚数が
得られたことになるので、処理を終了する。一方、ステ
ップ524でXと■が等しくなければ、ステップS24
でXとIが等しくなるまで、ステップS11からステッ
プS22の処理を再び実行する。
なお、前記説明は、理解を容易ならしめるため原稿が4
枚の場合で行ったが、それ以外の原稿枚数であっても偶
数枚であれば同様に実行される。
次に、ステップS8でカウントした原稿枚数が奇数であ
った場合には、ステップ310から第4図のステップS
25に移行する。ステップS25では、給紙搬送経路2
4内の最下部の奇数枚目の原稿をメイン給紙経路48か
ら給紙する。この際、当該原稿は、メイン給紙経路4日
、搬送ベルト45及び46を通じて搬送される。そして
、露光装置23の露光位置29が第1図の位置に固定さ
れているので、図示の位置において当該原稿がその搬送
に伴ってスキャンされる。
一方、ステップ326では、バイパス台12゜給紙カセ
ットケース13,14または70の何れかから、前記原
稿のスキャンに同期して所定の転写紙が転写装置20へ
送られる。そして、ステップ327では、当該奇数頁目
の原稿に対応した画像が転写紙に転写され、さらに定着
装置26へ送られて定着が行われる。そして、ステップ
328において、当該奇数頁目の原稿は排紙経路52を
通じて収納部42に排出される。一方、分岐27は排出
トレイ15側に切り替えられ、原稿の当該奇数頁目が複
写された転写紙は排出トレイ15に排出される。
収納部42内の最下端に配置された奇数頁目の原稿の処
理が済めば、残りの原稿は偶数頁となる。
したがって、ステップS29では、前記ステップSll
からステップ322を実行するごとによって、残りの偶
数枚の原稿を処理し、両面コピーを得る。即ち、この場
合にも、収納部42内には原稿が元通りの順序に正しく
積み重ねられ、排出トレイ15内には両面コピーされた
転写紙が正しい順序で積み重ねられた状態が得られる。
この時点で、全ての原稿に対応する両面コピーが−通り
終了したことになるので、次に、ステップ330におい
てIに1を加える。そして、ステップ331においてX
と■が等しいか否かを判断する0等しければ、所望のコ
ピ一部数が得られたことになるので、処理を終了する。
一方、ステップ331でXと■が等しくなければ、ステ
ップS31″?:!Xと■が等しくなるまで、ステップ
S25からステップS29の処理を再び実行する。
このように、この実施例では、露光処理する原稿の搬送
と平1りして次の原稿の搬送が行えるので、原稿の空送
り時間が解消され原稿の処理時間が短縮される。これに
よって画像形成時間が短縮される。
スJitfli 第6図は、本発明の第2の実施例を示している。
なお、第6図において、第1図の複写機10と同様の部
材には、同一符号が付されている。
第6図の実施例では、自動原稿送り装置11は、下側供
給型の従来のものである。この自動原稿送り装Witは
、収納部61と、その出口側に設けられた給紙ローラ6
2と、給紙ローラ62に連続する給紙経路63と、給紙
経路63に連続しかつコンタクトガラス47に対向する
搬送ベルト64と、搬送ベルト64の露光位置29側端
部に連続する排紙経路65とを有している。排紙経路6
5の出口は、収納部61の上側部に配置されている。
また、排紙経路65には、分岐爪66を介して反転経路
67が設けられている。
また、第6図の実施例では、中間トレイ30が、用紙台
33の図左側端部に配置された抜出しローラ71を更に
有している。用紙台33の図左端部には、台紙排出トレ
イ16が連続的に配置されている。
次に、この実施例の作用を、第7図〜第11図に示すフ
ローチャートに従って説明する。なお、ここでは仮に、
第12A図のように、収納部61には4枚の原稿が収納
されているとする。第12図は、収納部61、中間トレ
イ30、排出トレイ15における原稿または転写紙の収
納状態を模式的に示している。この図においても、シー
トに付加された三角形は画像の存在する面を意味してお
り、その三角形内の数1字は真数である。
第7図において、プログラムがスタートすると、まずス
テップS41において、所望の用紙の種類や所望コピ一
部数の設定等の初期設定内容を、図示しない操作パネル
から入力する。ステップS42では、ステップS41で
人力されたコピ一部数を「XJとして記憶する。ステッ
プ343では、コピー動作の開始を意味するコピーキー
の入力を待つ、コピー革−の入力があれば、ステップS
44に移行する。
ステップS44では、OHPシートへのコピーが指定さ
れたか否かを判断する。通常の用紙へのコピーが指定さ
れておれば、ステップS45に進む、ステップ345で
は、両面コピーがステップStで指定されたか否かを判
断する0両面コピーでなければステップ346に進み、
他の一般的な方法によるコピー処理を行った後に終了す
る。ステップS45で両面コピーであると判断された場
合には、ステップ347に進み、ステップSLでの設定
に基づいて原稿が片面原稿か両面原稿かを判断する。原
稿が両面原稿であればステップS46へ進み、他の一般
的な方法によるコピー処理を行った後に終了する。ステ
ップ347で片面原稿であると判断された場合には、ス
テップ34Bに進み、コピ一部数が2枚以上であるか否
かを判断する。コピ一部数が1枚であればステップS4
6へ進み、他の一般的な方法によるコピー処理を行った
後に終了すする。ステップ34Bでコピ一部数が2枚以
上であれば、第8図のステップ349へ進む。
ステップS49では、原稿枚数をカウントする。
この場合には、まず、分岐爪66を図示の姿勢とし、第
6図の収納部61内に積み重ねられた原稿を、給紙ロー
ラ62、給紙経路63、搬送ベルト64、排紙経路65
を介し、最下端から順に1枚ずつ送って一巡させ、図示
しないカウント装置によって原稿の枚数をカウントする
。次に、ステップ350で、カウントした原稿の枚数を
「Y」として記憶するとともに、現実にコピーされた部
数を意味するrlJをOに設定する。
ステップS51では、給紙ローラ62、搬送ベルト64
によって収納部61内の最下部の4頁目原稿を給紙する
。露光装置23の露光位置29は第6図の位置に固定さ
れており、図示の位置において4頁目原稿がその移動に
伴って露光される。
一方、バイパス台12.給紙カセットケース13゜14
または70の何れかから、前記原稿のスキャンに同期し
て所定の転写紙が転写装置20へ送られる。そして、ス
テップS52では、4頁目原稿に対応した画像が転写紙
に転写され、定着装置26へ送られて定着が行われる。
そして、ステップ353において、4頁目原稿を耕紙経
路65を通じて収納部61に排出する。一方、分岐27
が反転装置2日側に切り替えられ、原稿の4頁目が複写
された転写紙は反転装置28で反転させられた後、用紙
搬送経路31を通じて中間トレイ30の用紙台33に載
せられる。
ステップS54では、原稿給紙枚数がYになったか否か
を判断する。Yになっていなければ、原稿は未だ一巡し
ていないので、ステップ351からステップS53の処
理を再び行う。原稿が一巡すれば、ステップS54で原
稿給紙枚数がYになったと判断されるので、ステップS
55に移行する。ステップ355では、分岐27を排出
トレイ15側に切り替える0次に、ステップ356にお
いて、原稿枚数Yが奇数であるか偶数であるかを判断す
る。この例の場合には原稿枚数が偶数であるので、ステ
ップS57へ進む。なお、収納部61、中間トレイ30
及び排出トレイ15におけるこの時点での原稿及び転写
紙の状況は、第12B図の通りである。
ステップS57では、収納部61内の最下部の4頁日原
稿をメイン給紙経路48から給紙する。
一方、ステップS57における給紙動作の開始に引き続
いて、ステップ35B及びステップS59の処理が平行
してなされる。ステップ35Bでは、まず送りコロ35
が矢印X方向に回動し、中間トレイ30の最下部に配置
されていた4頁日原稿の画像が複写された転写紙を図の
左方に移動させ、さらに抜出しローラ71が矢印Y方向
に回動して当該原稿を更に図の左方に移動させる。これ
によって、3頁日原稿の画像が複写された転写紙が送り
コロ35に接触するようになる。次に、ステップS59
において、送りコロ35を逆X方向に回動させ、さらに
給紙ローラ34を回動させることによって、3頁日原稿
の画像が複写された転写紙を転写装置20側に給紙する
。続いζ、ステップS60において、転写装置20に給
紙された転写紙に、4頁目層fl!iiの画像を転写し
、定着装置26で定着する。ステップ361では、排紙
経路65を通じて4頁日原稿を収納部61に排出する。
また、分岐27を反転装置28側に切り替え、バ・イバ
ス経路39と分岐40とによって転写紙を反転した後、
υ1出トレイ15に排出する。
ステップ362では、収納部61内の最下部の3頁日原
稿を給紙経路63から給紙する。一方、ステップ362
における給紙動作の開始に引き続いて、ステップ363
の処理が平行してなされる。
ステップ363では、まず抜出しローラ71が逆Y方向
に回動し、退避位置にあった4頁日原稿の画像が複写さ
れた転写紙を図の右方に移動させる。
さらに、送りコロ35が逆X方向に回動して当該転写紙
を更に図の右方に移動させる。そして、給紙ローラ34
を回動させることによって、4頁日原稿の画像が複写さ
れた転写紙を転写装置20側に給紙する。続いて、ステ
ップ364において、転写装置20に給紙された転写紙
に、3頁日原稿の画像を転写し、定着装置26で定着す
る。ステップS65では、排紙経路65を通じて3頁日
原稿を収納部61に排出する。また、分岐27を排出ト
レイ15側に切り替え、転写紙を排出トレイ15に排出
する。
ステップ366では、原稿給紙枚数がYになったか否か
を判断する。Yになっていなければ、原稿は未だ一巡し
ていないので、ステップ357からステップ365の処
理を再び行う。原稿が一巡すれば、ステップS66で原
稿給紙枚数がYになったと判断されるので、第9図のス
テップS67に移行する。なお、収納部61、中間トレ
イ30及び排出トレイ15におけるこの時点での原稿及
び転写紙の状況は、第12C図の通りである。即ち、原
稿の循環を2回行うことによって、この時点では、全て
の原稿に対応する両面コピーが2部ずつ得られたことに
なる。また、この結果、収納部61内には原稿が元通り
の順序に正しく積み重ねられ、排出トレイ15内には両
面コピーされた転写紙が正しい順序で2部ずつ積み重ね
られた状態となる。
次に、ステップS67において■に2を加える。
そして、ステップ36BにおいてXと■が等しいか否か
を判断する。等しければ、所望のコピ一部数が得られた
ことになるので、処理を終了する。
一方、ステップ5613でXとrが等しくなければ、ス
テップ369に移行する。ステップ569ではXと1+
1とが等しいか否かを判断する。等しければ、所望コピ
一部数に1部足りないでけであるから、ステップ370
で他の方法により残りの1部をコピーし、処理を終了す
る。ステップS69で、Xと1+1とが等しくなければ
、得られたコピ一部数は所望部数に対し未だ2部以上足
りないので、ステップS51からステップ366の処理
を再び行う。これによって、更にコピーが2部得られる
、このステップ351からステップS66の処理を、ス
テップ36BにおいてXと1が等しくなるか、ステップ
369でXと1 +1とが等しくなるまで実行する。最
終的には、ステップS68或いはステップ370を経て
処理が終了する。
なお、前記説明は、理解を容易ならしめるため原稿が4
枚の場合で行ったが、それ以外の原稿枚数であっても偶
数枚であれば同様に実行される。
次に、ステップS49でカウントした原稿枚数が奇数で
あった場合には、ステップS56から第10図のステッ
プ571に移行する。ステップS71では、中間トレイ
30の最下部に配置されていた奇数頁目の原稿の画像が
複写された転写紙が、送りコロ35、給紙ローラ34の
回転によって給紙される。この場合には裏面に複写を行
う必要がないので、ステップS72において、当該転写
紙はコピー処理がなされないまま搬送される。ステップ
S73では、分岐27を反転装置28側に切り替え、バ
イパス経路39と分岐40によって当該転写紙を反転さ
せ、コピー面を上にした状態で排出する。
ステップS74では、収納部61内の最下部の奇数頁目
の原稿が給紙経路63から給紙される。
一方、ステップS75において、バイパス台12゜給紙
カセットケース13,14または70の何れかから、前
記原稿のスキャンに同期して転写紙が転写装置20へ送
られる。そして、ステップ576では、当該原稿に対応
した画像が転写紙に転写され、定着装置26へ送られて
定着が行われる。
そして、ステップ377において、当該原稿を排紙経路
65を通じて収納部61に排出する。一方、分岐27が
排出トレイ15側に切り替えられ、転写紙は排出トレイ
15に排出される。
収納部61内の最下端に配置された奇数頁目の原稿の処
理が済めば、残りの原稿は偶数頁となる。
したがって、次にステップ357からステップ366の
処理を実行することによって、残りの偶数枚の原稿を処
理し、両面コピーを2部得る。即ち、原稿の循環を2回
行うことによって、この時点では、全ての原稿の対応す
る両面コピーが2部ずつ得られたことになる。また、こ
の場合にも、収納部61内には原稿が元通りの順序に正
しく積み重ねられ、排出トレイ15内には両面コピーさ
れた転写紙が正しい順序で2部ずつ積み重ねられた状態
となる。
最後に、ステップS67での処理、ステップ568での
判断を経るとともに、必要に応じてステップS69とス
テップS70の処理を経て、処理が終了する。
次に、OHPシートへの複写の場合を説明する。
なお、OHPシートへの複写を行う場合には、OHPシ
ートと台紙とが交互に積み重ね合わされたシート群を予
め中間トレイ30の用紙台33上にセットしておく。以
下、シート群の最下部に台紙が配置されている場合を代
表例として説明するが、シート群の最下部にOHPシー
トが配置されているときでも同様に実施できることはい
うまでもない。
この場合には、第7図のステップS41での設定に基づ
いて、ステップ344から第11図のステップ37Bに
移行する。ステップ37Bでは、前記原稿の給紙と同様
にして原稿を給紙する。次に、ステップ379において
、用紙台33のシート群の最下部に配置された台紙を、
送りコロ35をX方向に、抜出しローラ71をY方向に
回転させることによって、台紙排出トレイ16に排出す
る。ステップS80では、用紙台33のシート群の最下
部に配置されているO HPシートを、送りコロ35を
逆X方向に回転させ、続いて給紙ローラ34を回転させ
ることによって、転写装置20に給紙する。続いて、ス
テップ381において、転写装置20に給紙されたO 
HPシートに、自動原稿送り装置11によって給紙され
た原稿の画像を転写し、定着装置26で定着する。ステ
ップS82では、分岐27を排出トレイ15側へ切り替
え、OHPシートを排出トレイ15に排出する。
ステップ383では、Xが1であるか否かを判断する。
Xが1でなければ、ステップS84においてXをデクレ
メントした後、再びステップS79からステップS82
の処理を行う。ステップS83において、Xが1であれ
ば、所望部数のコピーが得られたことになるので、ステ
ップS85に移行する。ステップS85では、原稿が終
了したか否かを判断する。ステップS85で、原稿が未
終了であれば、次の原稿の複写をするべく、ステップ3
7Bからステップ383の処理を行う。ステップS85
で、原稿が終了と判断すれば、処理を終える。
このように、この実施例では、転写紙の1枚を一方向に
移動させ、他の1枚を他方向に給紙することができるの
で、原稿を無駄なく循環させて両面コピーが得られるよ
うになる。したがって、原稿の空送り時間を解消して原
稿の処理時間を短縮できるようになり、画像形成時間が
短縮される。
また、OHPシートと台紙とが重ね合わされているもの
をシート群として使用した場合には、OHPシートと台
紙とを振り分けて処理することが可能となり、複数種の
シートの処理が容易となる。
尖旌貫主 第13図は本発明の第3の実施例を示している。
なお、第13図において、第1図の複写機1oと同様の
部材には、同一符号が付されζいる。
第13図の実施例では、第1図の自動原稿送り装置!■
に代えて、新たな自動原稿送り装置80が配置されてい
る。この自動原稿送り装置80は、収納部81と、その
出口側に設けられた送りコロ82と、送りコロ82に連
続する給紙経路83と、給紙経路83に連続しかつコン
タクトガラス47に対向する搬送ベルト84と、搬送ベ
ルト84の露光位置29側端部に連続する排紙経路85
とを有している。さらに、この自動原稿送り装置は、収
納部81の排紙経路85側端部に連続する退避経路86
と、退避経路86に隣接して設けられた抜出しローラ8
7とを有している。
次に、この実施例の作用を説明する。なお、ここでは仮
に、第14A図のように、収納部81には4枚の原稿が
収納され°ζいるとする。第14図は、収納部81、中
間トレイ30、排出トレイI5における原稿または転写
紙の収納状態を模式的に示している。この図においても
、シートに付加された三角形は画像の存在する面を意味
しており、その三角形内の数字は真数である。
第13図の複写機10において図示しない制御部でプロ
グラムがスタートすると、まず抜出しローラ87が回転
することにより最下端の4頁日原稿が退避経路86内に
退避する。次に、送りコロ82が回転することにより、
3頁日原稿が露光位置29側へ搬送される。そして、3
頁日原稿について複写処理が行われ、複写処理が済んだ
原稿は再び収納部8Iの原稿群の上端に戻される。3頁
日原稿の画像が複写された用紙は、中間トレイ30に収
納される0次に、抜出しローラ87が逆方向に回転する
ことにより、4頁日原稿を送りコロ82側に移動させる
。そして、送りコロ82の回転によって4頁日原稿が露
光位置29側に搬送され、複写処理が行われる。複写処
理が済んだ4頁日原稿は収納部81内の原稿群の上端に
戻される。
このときに得られた4頁日原稿の画像を有する用紙は、
中間トレイ30の3頁日原稿の画像を有する用紙の上に
重ねられる。同様の動作を繰り返すことによって、1頁
日原稿及び2頁日原稿についての片面コピーが得られる
。全原稿を一度循環させた時点における原稿及び転写紙
の状態は第14B図に示す通りである。
次に、自動原稿送り装置80を上述と同様に動作させる
とともに、転写紙として中間トレイ30に収納された転
写紙を用いる。再び全原稿を一度N環させれば、収納部
8I酊には正常な順序で並んだ原稿群が得られる。また
、排紙トレイ15上には、両面コピーが2部ずつ得られ
る。
このように、この実施例では、原稿の1枚を一方向に退
避させ、次の1枚を露光位置29に供給することができ
るので、原稿を無駄なく循環させて両面コピーが得られ
るようになる。したがって、原稿の空送り時間を解消し
て原稿の処理時間を短縮できるようになり、画像形成時
間が短縮される。
−應q実施桝 <a)原稿の1度の露光に基づいて複数枚のコピーを得
ることのできる複写機に本発明を採用した場合には、更
に容易に大量部数のコピーを得るごとが可能となる。
(b)排出トレイ15に代えてソーターを設け、ソータ
ーに転写紙等を排出する構成を採用することもできる。
この場合には、同−真の転写紙等毎にソーターで振り分
ける制御や、全頁を通した転写紙群毎にソーターで振り
分ける制御nを採用し得ることはいうまでもない。
(C)前記実施例では、原稿又は転写紙を互いに逆の方
向に搬送する例を示したが、それに限られることはない
。例えば、−搬送方向に対して直角方向に搬送したり、
斜めに搬送したりする構成を採用することもできる。
〔発明の効果] (+)第1の発明に係るシート振り分け搬送装置によれ
ば、シートを互いに異なった2方向に移動さ得るので、
シートの搬送方向の自由度が上がり、シートの処理時間
を短縮したり、複数種のシートの処理を容易にしたりす
ることが可能になる。
(2)第2の発明に係る画像形成装置の自動原稿送り装
置によれば、2枚の原稿をそれぞれ別方向に搬出し、平
行して一度に処理することが可能となるので、原稿の処
理時間が短縮され、その結果として画像形成時間を短縮
することが可能となる。
(3)第3の発明に係る画像原稿装置の自動原稿送り装
置によれば、原稿の搬送順序を変更することができるよ
うになり、従来必要であった無駄な原稿搬送を不要とし
て原稿の処理時間を短縮し、それによって画像形成時間
を短縮することが可能となる。
(4)第4の発明に係る画像形成装置の自動給紙装置に
よれば、被複写シートの搬送順序を変更することができ
るようになり、原稿の供給順序に適応した搬送順序とす
ることができるようになる。したがって、従来必要であ
った無駄な原稿搬送を不要として原稿の処理時間を短縮
し、それによって画像形成時間を短縮することが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る複写機の縦断面概略図
、第2図、第3図、第4図は第1図の実施例の制御フロ
ーチャート、第5A図、第58図第5C図は第1図の実
施例における原稿と転写紙の配置状況を示す概略図、第
6図は本発明の他の実施例に係る複写機の縦断面概略図
、第7図、第8図、第9図、第10図、第11図は第6
図の実施例の制御フローチャート、第12A図、第12
B図、第12C図は第6図の実施例における原稿と転写
紙の配置状況を示す概略図、第13図はさらに別の実施
例に係る複写機の縦断面概略図、第14A図、第14B
図、第14C図は第13図の実施例における原稿と転写
紙の配置状況を示す概略図である。 lO・・・複写機、11.80・・・自動原稿送り装置
、20・・・転写装置、29・・・露光位置、30・・
・中間l・レイ、33・・・用紙台、34・・・給紙ロ
ーラ、35・・・送りコロ、42,61.81・・・収
納部、43,44.82・・・送りコロ48・・・メイ
ン給紙経路、50・・・サブ給紙経路、52・・・排紙
経路、71.87・・・抜出しローラ。 第2図 第4図 特許出願人   三[11工業株式会社憑 派 藪 第 図 第 図 第10 図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)重ねられた複数枚のシートからなるシート群を収
    納する収納部と、 前記シート群のうち一端に配置されたシートを前記収納
    部から第1方向に移動させる第1移動部と、 前記シート群のうち一端に配置されたシートを前記収納
    部から第2方向に移動させる第2移動部とを備え、 前記第1方向及び前記第2方向は互いに異なった方向で
    ある、 シート振り分け搬送装置。
  2. (2)重ねられた複数枚のシート状原稿からなる原稿群
    を収納する収納部と、 前記原稿群のうち一端に配置された原稿を、前記収納部
    から第1方向に搬出して、画像形成装置の露光位置に配
    置する第1搬出手段と、 前記原稿群のうち一端に配置された原稿を、前記収納部
    から前記第1方向と異なった第2方向に搬出する第2搬
    出手段と、 前記第1搬出手段及び前記第2搬出手段により搬出され
    た1対の原稿を、前記原稿群の他端に重なるように連続
    的に戻す戻し手段と、 を備えた画像形成装置の自動原稿送り装置。
  3. (3)重ねられた複数枚のシート状原稿からなるシート
    群を収納する収納部と、 前記シート群のうち一端に配置された原稿を、前記収納
    部から第1方向に移動する移動手段と、前記シート群の
    うち一端に配置された原稿を、前記収納部から前記第1
    方向と異なった第2方向に搬出する第1搬出手段と、 前記第1搬出手段により原稿が搬出された後に、前記移
    動手段により移動された原稿を前記収納部の元の位置を
    経て第2方向に搬出する第2搬出手段と、 前記第1搬出手段及び前記第2搬出手段により搬出され
    た1対の原稿を、前記シート群の他端に重なるように連
    続的に戻す戻し手段と、 を備えた画像形成装置の自動原稿送り装置。
  4. (4)重ねられた複数枚の被複写シートからなるシート
    群を収納する収納部と、 前記シート群のうち一端に配置された被複写シートを、
    前記収納部から第1方向に移動する移動手段と、 前記シート群のうち一端に配置された被複写シートを、
    前記収納部から前記第1方向と異なった第2方向に搬出
    して、画像形成装置の画像複写位置に配置する第1給紙
    手段と、 前記給紙手段により被複写シートが搬出された後に、前
    記移動手段により移動された被複写シートを前記収納部
    の元の位置を経て第2方向に搬出し、前記画像形成装置
    の画像複写位置に配置する第2給紙手段と、 を備えた画像形成装置の自動給紙装置。
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