JPH0225897Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0225897Y2
JPH0225897Y2 JP1982166440U JP16644082U JPH0225897Y2 JP H0225897 Y2 JPH0225897 Y2 JP H0225897Y2 JP 1982166440 U JP1982166440 U JP 1982166440U JP 16644082 U JP16644082 U JP 16644082U JP H0225897 Y2 JPH0225897 Y2 JP H0225897Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
key
rotor
coil spring
torsion coil
shutter plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1982166440U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5969371U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP16644082U priority Critical patent/JPS5969371U/ja
Publication of JPS5969371U publication Critical patent/JPS5969371U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0225897Y2 publication Critical patent/JPH0225897Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lock And Its Accessories (AREA)
  • Casings For Electric Apparatus (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ロータカバーのキー差込口をキーが
差込まれない時にねじりコイルばねによつて付勢
されたシヤツタ板により閉塞するようにした錠装
置に関する。
従来より、この種の錠装置はキー差込口に対す
る防水、防塵を図つたもので、自動車用ドアロツ
ク、フユーエルインレツトロツク、トランクリツ
ドロツク等のように雨風にさらされる部所に対し
て一般的に用いられていて、その構造は第1図及
び第2図に示すようにロータケース1内にキー
(図示せず)の差込みによりロータケース1に対
して回動可能となるキーロータ2が収納され、該
キーロータ2の端面にキー差込口3を有するロー
タカバー4がケースカバー5により保持されてい
る。そして、前記ロータカバー4の内面側にはシ
ヤツタ板6が回動可能に設けられ、このシヤツタ
板6の内面側にはねじりコイルばね7がキーロー
タ2に設けられたばね収納部8に収納されてお
り、前記ねじりコイルばね7はその中央部に設け
られた回り止め部7aをばね収納部8に設けられ
た係合凹部8aに嵌め込む一方、両端部7b,7
bを前記シヤツタ板6内面に当接させ、以て前記
キーが差込まれない時にシヤツタ板6をキー差込
口3を閉塞する方向に回動付勢し且つキーの差込
みにより該シヤツタ板6が内方に回動されて該キ
ー差込口3の開放を許容するようにしている。
而して、上記従来構成の錠装置を組立てるに
は、まずねじりコイルばね7の回り止め部7aを
ばね収納部8の係合凹部8aに嵌め込むようにし
て、該ねじりコイルばね7をばね収納部8に収納
する。そして、ねじりコイルばね7の付勢力に抗
してシヤツタ板6を指先で押えるようにして収納
し、この状態でシヤツタ板6を指先で押えながら
第3図に示すようにダミーキー9をキーロータ2
内に差込み、ねじりコイルばね7の付勢力に抗し
てシヤツタ板6を内方に回動させた状態で保持す
る。然る後、キー差込口3をダミーキー9に挿入
するようにしてキーロータ2の端面にロータカバ
ー4を被せ、更にキーロータ2をロータケース1
に挿入して該ロータカバー4にケースカバー5を
被せ、この状態でケースカバー5の周縁部をかし
めてロータケース1の鍔部1aに係着させて全体
を一体化し、この後、ダミーキー9を抜き取り組
立作業を完了する。
しかしながら、上記組立作業においてシヤツタ
板6の組立作業時にねじりコイルばね7の付勢力
が作用するため、ねじりコイルばね7の付勢力に
抗してシヤツタ板6を作業者が指先で押えながら
ダミーキー9を差込むようにしなければならず、
機械による組立の自動化が困難で、組立作業が面
倒であり、ダミーキー9を差込む工程の他にケー
スカバー5の周縁部をかしめた後ダミーキー9を
抜き取るという工程も必要で工程数が多くなり、
しかもダミーキー9は特別注文品であるため高価
(1個当り5〜6千円)であり、総じて製造コス
トが高くなるという問題があつた。また、シヤツ
タ板6を収納してからダミーキー9をキーロータ
2内に差込むまでの間は、ねじりコイルばね7の
付勢力が作業者の指先に使用するから、1日に多
数個組立てると指先を痛める結果となる。
本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、そ
の目的は、キーロータにシヤツタ板及びロータカ
バーを取付ける時にねじりコイルばねの付勢力が
作用せず、ロータカバーの取付後にシヤツタ板に
ねじりコイルばねの付勢力を付与し得、以て組立
の自動化による組立作業性の向上及び製造コスト
の低減化を図り得、更には作業者の指先の保護を
も図り得る錠装置を提供するにある。
以下本考案の第1実施例を第4図乃至第6図を
参照して説明する。11は筒状のロータケース
で、これの一端部には内周側に回動規制段差部1
2a,12aを有する径大孔部12が設けられる
とともに外周側にフランジ部13が設けられてい
る。14はロータケース11に収納されるキーロ
ータで、これの軸芯部にはキー挿入孔15が形成
され、このキー挿入孔15の開口端側のキーロー
タ14の外周部には凸部16、径大部17及び鍔
部17aが順に形成されていて、上記凸部16が
回動規制段差部12a及び12a間に位置すると
ともに径大部17及び鍔部17aが径大孔部12
内に嵌合されるようになつている。斯かるキーロ
ータ14にはキー(図示せず)の差込みによりロ
ータケース11に対する回動を許容させる周知の
タンブラ及びこれを付勢するばねからなる施錠機
構(いずれも図示せず)が設けられている。そし
て、キーの差込状態でキーロータ14は凸部16
が回動規制段差部12a,12aで規制された範
囲内で回動し得るようになつている。18はキー
差込口19を有するロータカバーで、このロータ
カバー18の周縁部には弾性爪20,20を該ロ
ータカバー18に対して略直角に指向して形成し
ている。一方、キーロータ14の鍔部17aに
は、ロータカバー18の弾性爪20,20を嵌合
するための溝部17b,17bが設けられてい
る。21は左右両角部に軸部22,22を有する
矩形状のシヤツタ板で、このシヤツタ板21は両
軸部22,22を夫々キーロータ14の端面部に
設けられた軸支凹部23,23に回動可能に挿入
するようにしている。24はキーロータ14の端
面部に設けたばね収納部で、これの中央部にはキ
ーロータ14の端面の一側部から該キーロータ1
4の軸方向に沿つて開放する逃がし部25が切欠
形成され、この逃がし部25の終端部たる最下部
に保持部26が突設されている。27はばね収納
部24に収納されるねじりコイルばねで、これは
中央部に逃がし部25を通して保持部26に係合
可能な略U字形の係合部27aが設けられ、両端
部27b,27bがキーロータ14のキー差込口
15方向に指向されてシヤツタ板21の内面に当
接し得るようにしている。28は中央部に円形孔
28aを有するケースカバーで、このケースカバ
ー28は周縁部をロータケース11のフランジ部
13にかしめつけることによりキーロータ14、
ねじりコイルばね27、シヤツタ板21及びロー
タカバー18を所定の組立状態に保持するもので
ある。
而して、上記構成の錠装置を組立てるには、ま
ずねじりコイルばね27の係合部27aを逃がし
部25からキーロータ14の側方に突出した状態
で該ねじりコイルばね27をばね収納部24に収
納する(第6図a参照)。そして、シヤツタ板2
1の軸部22,22を夫々軸支凹部23,23内
に嵌め込んだ状態でシヤツタ板21をねじりコイ
ルばね27の両端部27b,27b上に載置す
る。すると、ねじりコイルばね27の係合部27
aは解放されていて逃がし部25内を上下動可能
であつてシヤツタ板21への付勢力が無効化され
ているため、上述のようにしてねじりコイルばね
27の両端部27b,27b上に載置されたシヤ
ツタ板21は自重により両端部27b,27bを
押圧して下方に回動する(第6図b参照)。然る
後、ロータカバー18の弾性爪20,20を夫々
キーロータ14の鍔部17aの溝部17b,17
bに挿入するようにして該ロータカバー18をキ
ーロータ14側に押圧し、弾性爪20,20の先
端部を鍔部17aに弾性係合させる。このように
してロータカバー18をキーロータ14の端面に
取付けた後、ねじりコイルばね27の係合部27
aを該ねじりコイルばね27の付勢力に抗して内
方に押圧移動して保持部26に係合させる(第6
図c参照)。すると、ねじりコイルばね27によ
るシヤツタ板21への付勢力が有効化して、シヤ
ツタ板21がねじりコイルばね27の両端部27
b,27bによりキー差込口19を閉塞する方向
へ回動付勢される。そして、キー差込口19がシ
ヤツタ板21により閉塞されると、ねじりコイル
ばね27の付勢力がシヤツタ板21を介してロー
タカバー18にも作用するが、該ロータカバー1
8は弾性爪20,20によりねじりコイルばね2
7の付勢力に抗してキーロータ14の端面に係合
保持されたままの状態を保つ。次にキーロータ1
4をロータケース11内に挿入し、そして最後
に、ケースカバー28をロータカバー18に被
せ、その周縁部をロータケース11のフランジ部
13にかしめつけて組立作業を終了する。
このように本実施例によれば、キーロータ14
に逃がし部25を設けてロータカバー18の取付
けを完了する迄ねじりコイルばね27の係合部2
7aを解放状態にしてシヤツタ板21への付勢力
を無効化するようにしたので、キーロータ14に
ロータカバー18を取付ける時にシヤツタ板21
にねじりコイルばね27の付勢力が作用せず、従
つて従来構造のもののようにシヤツタ板6がねじ
りコイルばね7の付勢力により外方に飛ばされる
ようなことは起らず、シヤツタ板6を指先で押え
ながらダミーキー9をキーロータ2内に差込むと
いつた面倒な作業が不要となり、組立作業性が向
上し得るとともに、従来のダミーキー9が不要で
ダミーキー9を着脱するための2工程も不要とな
り、総じて製造コストを低減化でき、しかも作業
者が指先を痛めることはない。また、上述のよう
にねじりコイルばね27の付勢力を無効化した状
態でシヤツタ板21、ロータカバー18を組立て
るから、この作業を人手によらず機械による自動
組立にすることも可能となる。更に、ねじりコイ
ルばね27の係合部27aは、ねじりコイルばね
27の中間部に略U字状に形成されていて横方向
(左右方向)に広がりがあるので、この係合部2
7aを治具等で押込んで保持部26に係合させる
際に、係合部27aが横方向(左右方向)に不用
意に滑つて逃げたりせず、係合作業が簡単であ
る。しかも、係合部27aの強度が向上して保持
部26に対する係合部27aの係合状態が安定
し、その係合が振動等で不用意に外れることも防
止できる。第7図乃至第9図は本考案の第2実施
例を示すもので、前記第1実施例と同一部分には
同一符号を付して説明を省略し、異なる部分につ
いてのみ説明する。即ち、前記第1実施例におい
ては保持部26を逃がし部25の最下部に設けた
が、本第2実施例では保持部29を逃がし部25
の中央部両側部に位置させて該逃がし部25を幅
狭にするように突設した凸部30,30により構
成し、係合部27aの中間部分を凸部30,30
に夫々係合保持させるようにしたものである。
このように構成した第2実施例においても、前
記第1実施例と同様の手順にてキーロータ14の
端面にロータカバー18を取付けた後、ねじりコ
イルばね27の係合部27aを内方に移動させて
保持部29に係合させる。このようにすれば前記
第1実施例と同様の効果を得ることができる。
本考案は以上の説明から明らかなように、シヤ
ツタ板を付勢するねじりコイルばねの中間部に略
U字状に形成された係合部と、キーロータにロー
タカバーを取付ける時に前記ねじりコイルばねの
係合部を解放してシヤツタ板への付勢力を無効化
する逃がし部と、ロータカバーの取付後に内方に
移動された前記ねじりコイルばねの係合部を係合
させることによりシヤツタ板をキー差込口を閉塞
する方向へ回動させる前記ねじりコイルばねの付
勢力を有効化する保持部とを設けたので、キーロ
ータにロータカバーを取付ける時にシヤツタ板に
ねじりコイルばねの付勢力が作用せず、ロータカ
バーの取付後にシヤツタ板にねじりコイルばねの
付勢力を付与し得、しかもねじりコイルばねの係
合作業が簡単で、且つその係合状態も安定化さ
れ、以て組立作業性の向上、製造コストの低減化
及び作業者の指先の保護を図り得、ひいては組立
の自動化を図り得るという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は従来構造を示すもので、第
1図は縦断面図、第2図は分解斜視図、第3図は
組立手順を説明するための縦断面図、第4図乃至
第6図は本考案の第1実施例を示すもので、第4
図は縦断面図、第5図は分解斜視図、第6図a乃
至cは組立手順を説明するために夫々異なる工程
を示す縦断面図、第7図乃至第9図は本考案の第
2実施例を示すもので、第7図は分解斜視図、第
8図はキーロータの上部を示す図、第9図は組立
手順を説明するための第6図c相当図である。 図中、11はロータケース、14はキーロー
タ、17aは鍔部、18はロータカバー、19は
キー差込口、20は弾性爪、21はシヤツタ板、
25は逃がし部、26は保持部、27はねじりコ
イルばね、27aは係合部、29は保持部、30
は凸部である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 キーの差込みによりロータケースに対して回
    動可能となるキーロータの端面にキー差込口を
    有するロータカバーが設けられ、該ロータカバ
    ーの内面側にシヤツタ板を回動可能に設け、前
    記キーが差込まれない時に前記シヤツタ板を前
    記キー差込口を閉塞する方向に回動付勢し且つ
    キーの差込みにより該シヤツタ板が内方に回動
    されて該キー差込口の開放を許容するねじりコ
    イルばねを配設するようにしたものにおいて、
    前記ねじりコイルばねの中間部に略U字状に形
    成された係合部と、前記キーロータの端面の一
    側部から該キーロータの軸方向に沿つて切欠状
    に形成され前記ねじりコイルばねの係合部を該
    キーロータの内外に径方向から出し入れ可能と
    なす逃がし部と、この逃がし部の終端部近傍に
    位置して前記キーロータに形成され前記ねじり
    コイルばねの係合部を係合させることにより前
    記シヤツタ板を前記キー差込口を閉塞する方向
    へ回動付勢する前記ねじりコイルばねの付勢力
    を有効化する保持部とを具備したことを特徴と
    する錠装置。 2 ロータカバーの周縁部にはねじりコイルばね
    によるシヤツタ板への回動付勢力に抗して該ロ
    ータカバーをキーロータの鍔部に係合保持する
    弾性爪が設けられていることを特徴とする実用
    新案登録請求の範囲第1項に記載の錠装置。
JP16644082U 1982-11-01 1982-11-01 錠装置 Granted JPS5969371U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16644082U JPS5969371U (ja) 1982-11-01 1982-11-01 錠装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16644082U JPS5969371U (ja) 1982-11-01 1982-11-01 錠装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5969371U JPS5969371U (ja) 1984-05-11
JPH0225897Y2 true JPH0225897Y2 (ja) 1990-07-16

Family

ID=30364383

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16644082U Granted JPS5969371U (ja) 1982-11-01 1982-11-01 錠装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5969371U (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0643393Y2 (ja) * 1986-04-28 1994-11-14 株式会社本田ロツク シリンダ錠
JPH0220375Y2 (ja) * 1986-10-30 1990-06-04

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5969371U (ja) 1984-05-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH07192804A (ja) 充電コネクタ
JPH0225897Y2 (ja)
JPH0329498Y2 (ja)
JP4145903B2 (ja) 封印装置
JPH0220375Y2 (ja)
JPH0243170Y2 (ja)
JPH0343322Y2 (ja)
JPH08279332A (ja) ヒュージブルリンクブロックおよび端子接続構造
JPH0214223Y2 (ja)
JPH0243169Y2 (ja)
JPS6133180Y2 (ja)
JP3553102B2 (ja) 汎用エンジンのリコイルスタータ取付構造
JPH0562749U (ja) スプリングの取付構造
JPH0554552B2 (ja)
JPS6138310B2 (ja)
JPH0347954Y2 (ja)
JP2545082Y2 (ja) シリンダ錠のカバー自動復帰装置
JPS6022191Y2 (ja) リツドロツク装置
JP2886074B2 (ja) キャップにより孔を開放可能に閉止する構造
JPH0344930Y2 (ja)
JPH0323816Y2 (ja)
JP3659513B2 (ja) 自動車用チェンジレバーの軸受け構造
JPS6111475Y2 (ja)
JPS6212762Y2 (ja)
JPH0637964Y2 (ja) フユエルキヤツプの仮置機構