JPH02258521A - コーンの包装方法とその装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明は、コーン筒の外周にワイングーでスパン糸を
巻いたコーンの包装方法と装置、更に詳しくは、コーン
筒の内面に対するラベル貼りから透明な包装袋による包
装までを自動的に行なう包装方法と装置に関するもので
ある。

〈従来の技術〉 第７図のように、コーン筒１の外周にスパン糸２を巻い
たコーン３は、コーン筒１の大径側内周面にラベル４を
貼付け、コーン３の外側を両端が開放する合成樹脂の透
明な卸装袋５に収納し、包装袋５の両端をコーン筒１の
内部に入れ込んだ包装袋が採用されている。

従来、ラベル４の貼付けと包装袋５による包装は全て人
手による手作業によって行なわれていた。

〈発明が解決しようとする課題〉 しかし２手作業による包装は能率が極めて悪く、包装コ
ストが高（つくという問題がある。

特に包装袋５の端部をコーン筒１内に入れ込む作業にお
いて、コーン筒１の小径側は入れ込みが行ない難く、包
装作業を悪化させる原因になっている。

この発明の目的は、上記のような問題点を解決するため
、コーンに対するラベル貼付けから包装までが自動的に
行なえ、包装作業の省力化と能率向上を図ることができ
るコーンの包装方法と装置を提供することにある。

〈課題を解決するための手段〉 上記のような課題を解決するため、この発明の第１の手
段は、外周面にラベルを吸引保持した吸着具を定位置に
保持されたコーン内に挿入してコーンの内周面にラベル
を貼付けるラベル貼付は工程と、包装袋の上端口部を開
口状に保持し、この包装袋内にラベル貼付後のコーンを
開口部から挿入する装入れ工程と、包装袋に入ったコー
ンの端部に内部から吸引力を作用させ、包装袋の両端部
を各々コーンの内部に吸引して入れ込む袋端部の折込み
工程とを順次径るようしたものである。

この発明の第２の手段は、間欠回転する第１回転テーブ
ルと、この第１回転テーブルの下方に配置されて間欠回
転する第２回転テーブルと、第１回転テーブルの上部に
配置されたラベル貼付（幾と、第１回転テーブルと第２
回転テーブルの間に配置された包装袋供給機構とで構成
され、第１回転テーブルは、コーンを上下に通過できる
ように保持するコーン保持部を備え、間欠回転によるコ
ーン保持部の各停止位置が、供給されたコーンを保持す
る受取りポジションと、ラベル貼付はポジションと、コ
ーンの保持を解いて落下させる排出ポジションに順次設
定され、第２回転テーブルは、コーンを上下に通過でき
るように保持するコーン保持部を備え、間欠回転による
コーン保持部の各停止位置が、包装装入りコーンを受取
って保持する受取りポジションと、包装袋の一方端部を
コーン内に入れ込む、第１折込みポジションと、包装袋
の他方端部なコーン内に入れ込む第２折込みポジション
と、コーンの保持を解いて落下させる排出ポジションに
順次設定され、この第２回転テーブルはその受取りポジ
ションが第１回転テーブルの排出ポジションの直下に位
置するよう配置され、前記ラベル貼付機は第１回転テー
ブルのラベル貼付はポジションの直上に位置し、上昇位
置で吸着したラベルを下降位置でこのポジションに保持
されたコーン内に貼付ける上下動自在の吸着具によって
形成され、前記包装袋供給機構は、第１回転テーブルの
排出ポジションと第２回転テーブルの受取りポジション
との間に包装袋を上端開口状に保持して供給するように
形成され、前記第２回転テーブルにおける第１折込みポ
ジションと第２折込みポジションの上下相反する位置に
、各ポジションに保持されたコーン内に対して進退動自
在となり、コーン内を吸引する吸引ノズルを配置した構
成としたものである。

く作用〉 第１回転テーブルの受取りポジションでコーン保持部に
コーンが供給されると第１回転テーブルは１ピッチ回転
し、コーンはラベル貼付はポジションに移動し、ラベル
貼付機でコーンの内周面にラベルが貼付けられる。ラベ
ル貼付後のテーブル回転でコーンは排出ポジションに臨
み、コーン保持部が開（とコーンは落下し、直下に上端
開口状態で保持された包装袋内に落込み、包装袋とコー
ンは第２回転テーブルの受取りポジションに待機するコ
ーン保持部内に収納保持され、第２回転テーブルは１ピ
ッチ回転し、コーンは第１折込みポジションに移動する
。

第１折込みポジションに停止するコーンに対して一端側
から吸引ノズルが進入し、コーン内を吸引するため、コ
ーンの他方端部に吸引力が作用し、包装袋の他方端部が
コーン内に吸引力で入れ込まれる。

吸引ノズルの退勤後に第２回転テーブルは１ピッチ回転
し、コーンが第２折込みポジションに停止すると、コー
ンに対して他端側から吸引ノズルが進入し、コーンの一
方端部に吸引力が作用し、包装袋の一方端部がコーン内
に入れ込まれて包装が完了し、次の排出ポジションで第
２回転テーブルから排出される。

〈実施例〉 以下、この発明の実施例を添付図面に基づいて説明する
。

第１図のように、包装装置は、間欠回転する第１回転デ
ープル１１と、この第１回転テーブル１の上部に配置し
たラベル貼付機１２と、第１回転テーブル１１の下方に
間欠回転するよう配置された第２回転テーブル１３と、
第１回転テーブル１１と第２回転テーブル１３の間に配
置され、製袋機１４からの包装袋５を両者の間に開口状
態で供給する包装袋供給機構１５と、第２回転テーブル
１３の下部に配置した搬出コンベヤ１６とで構成されて
いる。

第１回転テーブル１１は、９０°ごとに一方向へ間欠回
転するように駆動され、外周寄り同一円周上の位置にコ
ーン保持部２１が間欠回転角度に等しい間隔で設けられ
゛ている。

このコーン保持部２１は、第２図に示すように、コーン
３の最大径よりも大径となるようテーブル１１に設けた
円形孔２２と、テーブル１１の下部で円形孔２２を挟む
両側に配置した開閉自在の把持機構２３とで形成され、
小径側を下にして円形孔２２内に挿入したコーン３を把
持機構２３で保持すると共に、把持機構２３が開くとコ
ーン３を落下排出するようになっている。

第１回転テーブル１１において、各コーン保持部２１の
停止位置が、供給されたコーン３を保持する受取りポジ
ションＡ１と、ラベル貼付はポジションＡ２と、フリー
ポジションＡ３と、コーン３の保持を解いて落下させる
排出ポジションＡ。

に順次設定されている。

ラベル貼付機１２は、ラベル貼付はポジションＡ２に停
止するコーン３の直上に配置され、第１図と第３図のよ
うに、コーン３に対して上下動する吸着具３１と、この
吸着具３１にラベル４を供給するラベル供給機構３２と
で構成されている。

上記吸着具３１は、内部中空の円錐形に形成され、上端
に吸引用のサクション管３３が接続され、外周面に多数
のサクション孔３４を設けて形成され、下降位置でコー
ン筒１内に大径側端部から嵌合することになる。

ラベル供給機構３２は、ラベル４を一定の間隔で貼付け
たラベルテープ３５をリール３６から引出し、剥離ロー
ラ３７でテープ３５からラベル４を剥離すると共に、テ
ープ３５を巻取りローラ３８で巻取るようになっており
、剥離ローラ３７で剥離したラベル４は上昇位置に待機
する吸着具３１の外周面に表面側が吸引保持され吸着具
３１の下降動によりコーン筒１の内周面に圧着し、裏面
側の粘着剤層で貼付けられる。

第２回転テーブル１３は前記第１回転テーブル１１と同
様の構造であり、９０°ごとに間欠回転すると共に、間
欠回転に等しい間隔でコーン保持部２１が設けられ、各
コーン保持部２１の停止位置が包装袋５入りのコーン３
を受取って保持する受取りポジションＢＩと、包装袋５
の一方端部なコーン筒１内に入れ込む、第１折込みポジ
ションＢ２と包装袋５の他方端部をコーン筒１内に入れ
込む、第２折込みポジションＢ３と、コーン３の保持を
解いて落下させる排出ポジションＢ４に順次設定されて
いる。

この第２回転テーブル１３は、その受取りポジションＢ
、が第１回転テーブル１１の排出ポジションＡ４の直下
に同軸芯状で臨むよう配置されている。

前記包装袋５の供給機構１５は、製袋機１４で両端が開
放する扁平なテーバ状に製作された包装袋５の大径側端
部を一対の吸引パット４１．４１で吸着保持し、この包
装袋５を大径側が上向きになるようにして第１回転テー
ブル１１の排出ポジションＡ４と第２回転テーブル１３
の受取りポジションＢ１の間に送り込み、この送り込み
位置で両吸引パット４１が両側に開き、包装袋５の大径
側端部を開口させるようになっている。

製袋機１４は、ロール巻きした二枚の合成樹脂フィルム
４２．４３を上下に重ね合わせた状態で送りローラ４４
．４５により前方に送り出し、上下フィルム４２．４３
をヒートカッター４６と受ローラ４７とで斜の裁断と裁
断部分の溶着を行ない、テーバ状の包装袋５を自動的に
製作するようになっている。

上記ヒートカッター４６と受ローラ４７は揺動機構によ
って平面的に揺動して裁断ごとに傾斜方向が交互に変化
し、第１図と第４図に示すように裁断溶着縁を逆方向の
傾斜にしてテーバ状の包装袋５を連続的に製作する。

ヒートカッター４６と受ローラ４７によって製作された
包装袋５は吸着テーブル４８によって保持され、このテ
ーブル４８は移動途中で９０°回転し、保持した包装袋
５をその大径側端部が包装袋供給機構１５を形成する吸
着パット４１．４１の受取り位置に臨むように移送する
。

第１図と第４図のように製袋機１４で製作される包装袋
５は、大径側端部の位置が交互になるため、この包装袋
５を保持して移送する吸着テーブル４８は、移送途中に
おいて、大径側端部の向きに合わせて９０°の回転方向
が逆になり、必ず大径側端部を吸着パット４１．４１間
に供給するようになっている。

前記第２回転テーブル１３において、第１折込みポジシ
ョンＢ２の下部には、このポジションＢ２に保持された
装入りコーン３のコーン筒１内に下部から進入し、コー
ン筒１内を吸引することにより、コーン筒１の大径端部
に発生する吸引力で包装袋５の大径側端部をコーン筒１
内に入れ込む吸引ノズル５１が上下動自在に配置されて
いる。

また、第２折込みポジションＢ、の直上には、このポジ
ションＢ３に保持されたコーン３のコーン筒１内に上部
から進入し、吸引力によって包装袋５の小径側端部をコ
ーン筒１内に入れ込む吸弓ノズル５２が上下動自在に配
置されている。

なお、第２折込みポジションＢ３において、コーン筒１
の小径側端部が小径のため吸引力による包装袋５の端部
入れ込みが不十分な場合、第６図のように、第２折込み
ポジションＢ、の直下に突込みバー５３を上下動自在に
配置し、吸引力による入れ込み時に突込みバー５３を上
昇動させ、包装袋５の小径側端部をコーン筒１内に押込
むように補助しても良い。

この発明の包装装置は上記のように構成され、次にその
作用を説明する。

円錐形コーン筒１の外周にワイングーでスパン糸を巻い
たコーン３を目視による検査後に、小径側を下向きにし
た状態で、第１回転テーブル１１の受取りポジションＡ
１に停止するコーン保持部２１内に挿入し、閉じた把持
機構２３によって垂直に保持する。

第１回転テーブル１１が１ピツチ回転すると、コーン３
はラベル貼付ポジションＡ２に移動し、ラベル貼付機１
２の吸着具３１がラベル４を保持して下降し、コーン筒
１の大径側内周面にラベル４を貼付けた後上昇する。

ラベル貼付後のコーン３は第１回転テーブル１１の回転
により、フリーポジションＡ、から排出ポジションＡ４
へと移動し、排出ポジションＡ４で把持機構２３が開き
、コーン３は落下排出される。

第１回転テーブル１１の排出ポジションＡ４の直下には
、吸着パット４１．４１により上端の大径側口部を開口
状に保持された包装袋５が待機していると共に、更にそ
の下方には第２回転テーブル１３の受取りポジションＢ
１にコーン保持部２１が停止している。

従って、第１回転テーブル１１の排出ポジションＡ４で
排出されたコーン３は、包装袋５内に落込み、更に包装
袋５とコーン３は第５図の如く、第２回転テーブル１３
の受取りポジションＢ１におけるコーン保持部２１内に
落込んで保持される。

包装袋５に入ったコーン３が、第２回転テーブル１３の
１ピツチの回転で、第１折込みポジションＢ２に移動す
ると、吸引ノズル５１が上昇動し、コーン筒ｌ内に下端
小径端部から進入し、コーン筒１内を吸引する。

これによって、コーン筒１の大径端部に吸引力が発生し
、周囲に起立する包装袋５の大径端部を吸引し、コーン
筒１内に吸込んで折込む。

吸引ノズル５１が抜出した後、第２回転テーブル１３は
１ピツチ回転し、包装装入りコーン３は第２折込みポジ
ションＢ、に移動し、吸引ノズル５２が下降動してコー
ン筒１内に進入し、コーン筒１内を吸引し、コーン筒り
の下端に生じた吸引力で包装袋５の下端をコーン筒１内
に吸い込んで折込み、同時に突込みバー５３が上昇動し
、折込みを補助する。

これによって、包装袋５の両端がコーン筒１の内部に入
れ込まれた第７図の包装袋の完了となり、吸引ノズル５
２と突込みバー５３が退勤すると、第２回転テーブル１
３はｌピッチ回転し、包装完了コーンが排出ポジション
Ｂ４に移動すると把持機構２３が開いて保持を解き、直
下の排出コンベヤ１６上に落下して搬出されることにな
る。

なお、コーン３と包装袋５は、円錐形の場合を示したが
、円筒形に形成されたものであってもよい。

〈発明の効果〉 以上のように、この発明によると、コーンに対するラベ
ル貼付けと、包装袋による包装が自動的に行なえ、コー
ン包装の省力化と能率向上を図ることができ、包装コス
トの削減が可能になる。

また、最も手間のかかる包装袋両端のコーン内への入れ
込みが吸引力によって自動的に行なえ、包装工程の能率
を大幅に向上させることができる。

更に、包装の自動化を簡単な構造で実施することができ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明に係る包装装置の全体構造を示す斜視
図、第２図は同上の縦断正面図、第３図はラベル貼付機
の斜視図、第４図は製袋機の作動を説明する斜視図、第
５図は第２回転テーブルの受取りポジションを示す斜視
図、第６図は同上の第２折込みポジションを示す斜視図
、第７図はコーンの包装状態を示す斜視図である。 ｌ・・・コーン筒　　　　　２・・・スパン糸３・・・
コーン　　　　　　４・・・ラベル１・・・第１回転テ
ーブル ３・・・第２回転テーブル ５・・・包装袋供給機構 １・・・コーン保持部 ３・・・把持機構 ２・・・ラベル供給機構 １．５２・・・吸引ノズル ５・・・包装袋 １２・・・ラベル貼付機 １４・・・製袋機 １６・・・搬出コンベヤ ２２・・・円形孔 ３１・・・吸着具 ４１・・・吸引パット ５３・・・突込みバー Ａ１・・・受取りポジション Ａ２・・・ラベル貼付はポジション Ａ４・・・排出ポジション Ｂ、・・・受取りポジション Ｂ２・・・第１折込みポジション Ｂ、・・・第２折込みポジション Ｂ４・・・排出ポジション

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）外周面にラベルを吸引保持した吸着具を定位置に
   保持されたコーン内に挿入してコーンの内周面にラベル
   を貼付けるラベル貼付け工程と、包装袋の上端口部を開
   口状に保持し、この包装袋内にラベル貼付後のコーンを
   開口部から挿入する袋入れ工程と、包装袋に入ったコー
   ンの端部に内部から吸引力を作用さ せ、包装袋の両端部を各々コーンの内部に吸引して入れ
   込む袋端部の折込み工程とを順次経ることを特徴とする
   コーンの包装方法。
2. （２）袋端部の折込み工程において、包装袋の端部を押
   込みバーでコーン内へ補助的に押込むことを特徴とする
   請求項（１）に記載のコーンの包装方法。
3. （３）間欠回転する第１回転テーブルと、この第１回転
   テーブルの下方に配置されて間欠回転する第２回転テー
   ブルと、第１回転テーブルの上部に配置されたラベル貼
   付機と、第１回転テーブルと第２回転テーブルの間に配
   置された包装袋供給機構とで構成され、第１回転テーブ
   ルは、コーンを上下に通過できるように保持するコーン
   保持部を備え、間欠回転によるコーン保持部の各停止位
   置が、供給されたコーンを保持する受取りポジションと
   、ラベル貼付けポジションと、コーンの保持を解いて落
   下させる排出ポジションに順次設定され、第２回転テー
   ブルは、コーンを上下に通過できるように保持するコー
   ン保持部を備 え、間欠回転によるコーン保持部の各停止位置が、包装
   装入りコーンを受取って保持する受取りポジションと、
   包装袋の一方端部を コーン内に入れ込む、第１折込みポジションと、包装袋
   の他方端部をコーン内に入れ込む第２折込みポジション
   と、コーンの保持を解いて落下させる排出ポジションに
   順次設定され、この第２回転テーブルはその受取りポジ
   ションが第１回転テーブルの排出ポジションの直下に位
   置するよう配置され、前記ラベル貼付機は第１回転テー
   ブルのラベル貼付けポジションの直上に位置し、上昇位
   置で吸着したラベルを下降位置でこのポジションに保持
   されたコーン内に貼付ける上下動自在の吸着具によって
   形成され、前記包装袋供給機構 は、第１回転テーブルの排出ポジションと第２回転テー
   ブルの受取りポジションとの間に包装袋を上端開口状に
   保持して供給するように形成され、前記第２回転テーブ
   ルにおける第１折込みポジションと第２折込みポジショ
   ンの上下相反する位置に、各ポジションに保持されたコ
   ーン内に対して進退動自在とな り、コーン内を吸引する吸引ノズルを配置したことを特
   徴とするコーンの包装装置。
4. （４）包装袋供給機構が、重ね合わせた合成樹脂フィル
   ムをヒートカッターによって切断溶着する製袋機を備え
   、製袋機で製作された包装袋を一対の吸着パットで保持
   して第１回転 テーブルの排出ポジションの直下に開口状態で供給する
   ようになっている請求項（３）に記載のコーンの包装装
   置。