JPH02257852A - 非特異的フリーラジカルスカベンジヤー及びその製造法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野〕 この発明はフリーラジカルスカベンジャーに関し、より
詳しくは常用食物として食用の機会が多いがその有効性
が知られていない豆類、特に大豆あるいはその加工品力
１６安全性の高い有機溶媒系を用いて抽出し濃縮したエ
キスを主成分とする。きわめて安全性が高く自然指向に
添うフリーラジカルスカベンジャーの提供にある。 【従来の技術Ｊ 従来１食品や化粧品には保存性向上のために各種ラジカ
ルスカベンジャーとして抗酸化剤が添加されている。 これらの抗酸化剤は、通常化学合成品であるブチルヒド
ロキンアニソール、ブチルヒドロキシトルエン等であっ
たため、その安全性に大いに問題があった。 一方、近年の高糖質、高カロリー食が多食され、高スト
レス負荷の傾向に伴ない、肥満。 高血圧症、心臓病等の成人病の低年齢化が進んでいる。 特に運動不足傾向と相まって１児童、生徒における成人
病が社会問題化している。 他方、成人にあっても、過酸化脂質の体内における増加
は、心臓発作、脳出血等の引金。 原因となって生命の存続そのものに深刻な陰を投影する
。 また、化粧年齢の女性にとっては、しみ。 肌あれ等の原因にもなり、高酸化脂質傾向は誰にしても
好ましい現象ではない。 更に人は成人に達する前後から加齢するに従い、脱毛現
象がでたり、皮膚の小皺が増えたり、五十肩、腰痛、視
力の低下等の老化現象が出てくるが、これら老化現象も
、過酸化脂質等の過魯積による繕胞活性の低下に基ずく
ものと考えられており、この老化現象も美食（高カロリ
ー、高糖質食）により加速され。 低年齢化しつつある。 極端な場合には１児童、生徒の年齢層にすら痛風等の老
化現象と考えられる症状を呈するものが多く、実際の文
部省の調査では体力のピークは１７オを頂点として下降
する現状がある。 特に１児童、生徒の年齢層に著しいのは。 美食（高カロリー、高糖質食）に原因する肥満や、疲れ
目に基づく視力の低下、更には皮膚頭髪の脆弱化という
症状である。 したがって、これら肥満症や高酸化脂質傾向の児童、生
徒は高糖質、高カロリー食を回避することが必要である
。 しかしながら１食生活は幼児時代からの習慣であるから
、その習慣を改めるのは非常に困難であり、近時加工食
品等の利用機会増により、事情はさらに悪化している。 〔発明が解決しようとする課［３ また近年では精神的ストレスによる胃粘膜病変、出様欄
、胃潰瘍の傾向が多くみられるようになってきた。 特に、会社組織における中間管理職では。 健康管理のうえでも、家庭医薬等を常用することで胃腸
障害が起こらないように留意する傾向がある。 そこで食品、化粧品に添加して、その成分の酸化劣変を
防止できる物質であるとともに。 自然指向にあい、なおかつ、多くのストレス由来による
胃障害が起因となる疾患の予防ができるフリーラジカル
スカベンジャーの開発が待望さ九ていた。 帽１を解決するための手段〕 発明者は、長年にわたり食用植物等の研究に従事してき
たが、その研究の過程で頁中にきわめて優れ九フリーラ
ジカルスカベンジャー能を持つことを見いだし、この発
明に到達したもので、すなわちこの発明は豆あるいは。 その加工品を必須成分とする非特異的フリーラジカルス
カベンジャーに関するものである。 【実施例】 この発明で好適に使用できる豆あるいは、その加工品の
具体例としては、大豆、おから。 豆乳、豆腐等を例示的に挙げることができる。 このような豆あるいは、その加工品を用いてこの発明の
配合成分とするには、豆、あるいはその加工品の乾燥粉
砕物（凍結、熱風。 自然）あるいは湿潤した粉砕物、又は抽出物更にはその
加工品を調整して使用する。 このような豆、あるいはその加工品を用いて、この発明
に関わる他の配合成分である抽出物を得るには１例えば
以下に記す抽出法による。 豆、あるいはその加工品からフリーラジカルスカベンジ
ャーを得るには、まず乾燥又は湿潤した豆の粉砕物ある
いはその加工品を使用する。これをより抽出しやすいよ
うに、物理的に超微細化し、あるいはセルラーゼ、ペク
チナーゼなどによる酵素的分解又は微生物を用いる１例
えばバチルス属やあるいは酵母による分解である。 この粉砕物、あるいはその加工品さらには分解物を、熱
湯に加えその後エタノールを加え、ろ過抽出を行なった
。得られた有機溶媒抽出画分を減圧濃縮する。この両分
は減圧濃縮後、凍結乾燥により粉末化してもよい。 抽出物は、ジエチルエーテルで脱脂後、酸性（約ｐＨ２
）に調製し、ジエチルエーテルによる抽出を行なった。 以上の実例において、豆の粉砕物、あるいはペースト状
の物１例えばおからをバチルス属等を用い微生物的に分
解及び資化を行ない、同様の抽出１分離の操作を行なえ
ば、この発明で使用する非特異的フリーラジカルスカベ
ンジャーを得ることができる。 、このような方法で得た豆、あるいはその加工品の溶媒
抽出物、抽出物の乾燥品を用いて。 この発明に関わるフリーラジカルスカベンジャーは、通
常１食品、化粧品等様々の物に使用ができる０例えば茶
、パン、クツキー、丸剤、散剤、顆粒剤、乳液等の任意
の形態とすればよい。 以下この発明の試験例及び比較例を記すことにより、こ
の発明の効果をより一層明確なものとする。 【試験例１〕 市販のおからに、同じく市販の納豆から滅菌水あるいは
生理喰塩水で分離した菌体を加え、４５℃で２４時間発
酵を行なった。これに熱湯を加え、よく攪拌した後にエ
タノールを加え、ろ過抽出を行なった。この操作を３回
行い、得られた有機溶媒抽出画分を減圧で濃縮し、有機
溶媒除去後、ジエチルエーテル分画を行なった。はじめ
にジエチルエーテルによる洗浄を行ない、ついで°少量
の有機酸溶液を加え、約ｐＨ２に調製後、ジエチルエー
テルで溶出を行なった。この抽出液を減圧（４５℃以下
）で濃縮し、さらに凍結乾燥により得られた粉末を、供
試試料、非特異的フリーラジカルスカベンジャーとし調
製を行なった。 １．１−ジフェニル−２−ピクリルヒドラジル（ＤＰＰ
Ｈ）還元活性試験調製を行なった非特異的フリーラジカ
ルスカベンジャーを、２０１ｇ／ｍＱ濃度に調製し、１
０　ＭのＤＰＰ）Ｉ　１　ｖａ　Ｑに対し２５μＱを加
え、室温で３０分の反応の後、５２４ｎｍで吸光度を測
定した。その結果を下記表１に示す。 表Ｉ　ＤＰＰＨによる還元活性試験 結果はグルタチオンを１００％とした場合、供試した非
特異的フリーラジカルスカベンジャーの活性は１０％で
あった。またビタミンＥはグルタチオンに対し３倍強の
活性を示した。 水浸拘束ストレスによる胃粘膜病変試験ｇｌ！ｌｌを行
なった非特異的フリーラジカルスカベンジャーを体重的
３５０ｇのＷｉｇｔｓｒ系ラットに、４８時間前より尾
静脈から３．２Ｂ／ｋｇ投与した群と、９６時間前より
９．６ｍｇ／ｋｇ経ロ投与した群を、２３℃の水中に３
時間と６時間拘束することによりストレスを負荷した。 急性胃粘膜病変の程度は、出血磨面の総面積を潰瘍係数
とした。その結果を添付図面及び下記表２に示す。 すなわち同濃度で試用したビタミンＥはほとんどコント
ロールと差はなく、生体に対するフリーラジカルスカベ
ンジャー機能を示さなかった。しかし供試試料は静脈注
射及び経口投与とも強いフリーラジカルスカベンジャー
機能を示し、静脈注射では約６４％経口投与ではそれ以
上の作用を示した。

Claims (9)

【特許請求の範囲】
1. （１）豆あるいは、その加工品からの抽出物を必須成分
   とする非特異的フリーラジカルスカベンジヤー。
2. （２）前記豆あるいは、その加工品およびそれが物理的
   、酵素的又は微生物を用いる分解を行なうことを特徴と
   する請求項１記載の非特異的フリーラジカルスカベンジ
   ヤー。
3. （３）前記豆あるいはその加工品が分解物を有機溶媒で
   抽出し、この抽出液を濃縮したエキスであることを特徴
   とする請求項１又は２記載の非特異的フリーラジカルス
   カベンジヤー。
4. （４）前記有機溶媒がメタノールであることを特徴とす
   る請求項３記載の非特異的フリーラジカルスカベンジヤ
   ー。
5. （５）前記有機溶媒が酢酸エチルであることを特徴とす
   る請求項３記載の非特異的フリーラジカルスカベンジヤ
   ー。
6. （６）前記有機溶媒がアセトンであることを特徴とする
   請求項３記載の非特異的フリーラジカルスカベンジヤー
   。
7. （７）前記有機溶媒がジエチルエーテルであることを特
   徴とする請求項３記載の非特異的フリーラジカルスカベ
   ンジヤー。
8. （８）前記有機溶媒が希アルコール水であることを特徴
   とする請求項３記載の非特異的フリーラジカルスカベン
   ジヤー。
9. （９）前記豆あるいはその加工品が大豆あるいはその加
   工品であることを特徴とする請求項１ないし８のいずれ
   かに記載のフリーラジカルスカベンジヤー。