JPH02257434A - トラックアクセス方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はトラックアクセス方式、とくに光学的に識別可
能な複数のトラックをもつ情報記録媒体に光ビームを照
射して、情報の記録、再生のいずれか一方あるいは両方
を行表う光学的情報記録再生装置におけるトラックアク
セス方式に関するものである。

（従来の技術） 光ディスクなどの情報記録媒体においては、通常凹凸な
どによって列状に複数の情報トラックが形成されている
。この情報トラックは例えば光デイスク面上において同
心円状またはラセン状になるように配列されている。

このような情報記録媒体に情報を記録する場合には、情
報トラックを情報に応じて変調する光ビームによってト
レースする。また、情報記録媒体に記録した情報を再生
する場合には、情報トラックに無変調光ビームを照射し
、情報トラックに照射した光ビーム量を検出することに
より、情報を読出す。このような光学的情報記録再生装
置において、情報トラックに正確な光ビームを追従する
トラッキング制御や、光ビームを所望のトラック照準す
るトラックアクセス方式が不可欠である。

上記トラックアクセス方式としては、先づ光学ヘッドを
外部に配置したスケール、例えばリニヤエンコーダによ
って、おおよその位置決めをしてそこに移動し、次に光
学ヘッドのアクチエエータを、記録媒体上の光ビームス
ポットのトラックサーが制御で駆動して、細部の位置決
めをすることで、目的のトラック位置に光ビームスポッ
トを合致するようＫした方式が知られている。換言すれ
ば、目的のトラック位置に光ビームスポット（光学ヘラ
Ｐ）をアクセスするためには、最初に光ビームスポット
が照射しているトラック位置を捜し出し、そこでアクチ
エエータをその中立位置に固定した状態で、リニヤエン
コーダを指標として。

このトラック位置から算出した目的トラックまでノオオ
よその距離をリニアモータ（光ビーム粗移動手段）を駆
動して光学ヘッドを移動することＫよシ、その付近の成
るトラックに光ビームスポットを当てる。このようにし
て、おおよその位ｔＫ光学ヘッドをもたらした上で、再
び、光ビームスポットが照射されているトラック位置を
確認する。

そして、所望のトラック位置までの正確な移動は。

光学ヘッドのトラッキングアクチ為二一タを駆動するこ
とで行なうのである。

このようにして、光ビームスポットがトラッキングアク
チエエータの駆動に伴りて移動し、所望のトラック位置
までくると、アクセスが完了する。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら、粗移動を行っている時、目的位置で光学
ヘッドを停止するためには、所要の制御が必要であシ、
シばしば光学ヘッドの慣性力のため、光ビームスポット
が目的位置を超過してしまうことがある。

そこで光学ヘッドの移動終了時、精密移動手段、すなわ
ち、対物レンズアクチエエータに前記光学ヘッド移動方
向と逆向きの駆動信号を加え、光学ヘッドの制御時の光
ビームスポットの、目的位置に対する超過を抑えること
が考えられている。しかし、このアクチエエータの可動
幅は、通常、中立位置を中心として、±０．３ｍ＋程度
と狭い。このため、アクチエエータをその中立位置に固
定した状態では光ビームスポットの目的位置の超過を抑
える量は０．３■以下となってしまう。

（発明の目的） 本発明は上記事情にもとづいてなされたもので。

トラックアクセス動作中に光ビームスポットの位置を所
定量、先行させ、これによりて、精密移動手段の中立位
置からの超過移動量を小さくでき、短時間で正確なトラ
ックアクセスができるようにしたトラックアクセス方式
を提供しようとするものである。

（１１題を解決するための手段） このため、本発明では、記録媒体に対して光ビームを照
射して上記記録媒体に対する記録およ１あるいは再生を
行なう場合、上記党ビームのための光学ヘッドを、記録
媒体の情報トラックと直交する方向Ｋ、外部アクセス情
報によって大きく相対移動させる粗移動手段およびその
後光ビームによりて形成された記録媒体上の光ビームス
ポットのトラックサーが制御で微妙に相対移動させる精
密移動手段とを具備するトラックアクセス方式において
、粗移動手段のアクセス動作時に、その動作方向に、上
記精密移動手段の制御動作点を中立位置よシ偏倚させた
状態に保持するのである。

（作用） これによって、粗移動手段のアクセス動作の終了時、光
学ヘッドの慣性力などで、目的位置に対して光ビームス
ポットが超過しても、予め、光ビームスポットの位置が
先行されているから、その時点での精密移動手段での中
立位置を超過することなく、あるいは超過しても、中立
位置までの距離が小さく、上記精密移動手段の制御を短
時間に実現できる。

（実施例） 以下、本発明の一実施例を図面を参照して具体的に説明
する。第１図において、符号１は光学的情報記録媒体と
しての光ディスクであシ、この光ディスク１には側光は
１．８０　Ｏｒ、ｐ、ｍで駆動回転させるモータ２が備
えられ、このモータ２は光ディスク１にモータシャフト
３を介して取付けられる。一方、光ビームスポットを光
デイスク１上に形成する光学ヘッド４は光デイスク１０
半径方向に移動できるように、光ビーム粗移動手段とし
て機能するキャリジ５の上に配置されている。このキャ
リジ５は外部情報であるコントローラの指令、リニヤエ
ンコーダなどの位置検出によって移動制御される。光学
ヘッド４は対物レンズなどの可動光学系４１をトラッキ
ングアクチエエータ４ｂで駆動できる構成になっており
、ここではトラッキングサー？制御が行なわれる。この
トラッキングアクチエエータ４ｂは、光ビームスポット
の精密移動手段として機能する０通常、上記アクチエエ
ータ４ｂは制御動作点を中立位置に設定してあって、光
学式位置検出手段（図示せず）Ｋよシ検出したアクチ為
二一タの変位量を１位相補償器を介してリニアモータ駆
動信号としてフィードバックすることで制御される。

例えば、光ディスク１のトラックがスパイラル状に形成
されている場合に、キャリッジ５は光ビームスポットが
トレースするトラックの内周から外周への方向あるいは
逆方向にゆり〈シと送られる。ランダムアクセス時には
、アクセスする距離に応じて速度曲線が作られ、キャリ
ッジ５の移動もこの速度曲線に応じて行なわれる。この
際の速度曲線は第２図（Ａ）Ｋ示すものである。この速
度曲線は目的位置において、未だ所定速度を有するよう
に設定されている。そして、この時トラッキングアクチ
エエータ４ｂは光学式位置検出手段の出力によシ中立位
置よシアクセス方向に偏倚した位置で固定されるように
位置制御がなされている。

換言すれば、制御動作点が中立位置より先行される。

したがりて、キャリッジ５はこの速度曲線に沿りて移動
するが、光ビームスポットが目的位置に到着した時点あ
るいは、少し手前で、第２図（鱒のように位置検出がな
されて、トラッキングアクチエエータ４ｂＫ−キャリッ
ジ５の移動方向と逆向きの、すなわち、本来の中立位置
に向けての、駆動力が加えられるようにトラック番号が
制御による制御信号が印加される。このようにすると、
光学ヘッドが制動を受けつつ、慣性力で移動していても
、光ビームスポットとしては第２図（ｑのように実質的
に停止状態となシ、トラッキングサーがをかけられてア
クセスを終了できる。このように予め、アクチエエータ
４ｂの制御動作点が中立位置よりも、キャリッジ５の移
動方向に偏倚しであることで、アクセス時、キャリッジ
５の移動量をアクチエエータ４ｂで相殺できる距離が、
頭初から制御動作点を中立位置に置くものより、充分に
大きくできる。すなわちトラッキングアクチエエータ４
ｂＫ駆動力を加え始める時のりニアモータの速度がより
大きくても、所望トラックにおいて光ビームスポットを
停止することが可能となる。このように１本実施例にお
いては、トラッキングアクチエエータをアクセス方向に
偏倚させておくことＫよシ、高速なアクセスが可能とな
る。

目的のトラックの検知は、トラッキングエラー信号をカ
ウントする計数手段によるか、キャリッジの移動速度の
低い時点でトラック番号を分析判断できる認識手段によ
りて行なわれる。

なお、目的位置到着時の制御信号はキャリッジ５二の駆
動信号Ｋｉ量させるようにしてもよい。これによシ、更
に高速なアクセスが可能となる。また、目的位置の検出
はトラッキング横断信号によシ行な°われるが、このト
ラッキング横断信号を。

例えば、フリップフロップ回路によって計数する場合に
は、光学ヘッド４の移動速度が低速になシ。

偏倚による影響で光ビームスポットがトラックを逆方向
に横断する現象があられれ、計数上に誤差を生じること
があるが、この場合でも、上記実施例によれば、目的位
置上で光学ヘッド４の移動速度をコントロールすること
ができるから、上記のような不都合を防ぐことができる
。

なお、上記アクチエエータ４ｂを前方に固定する（動作
点を中立位置より先行させる）代わりＫ、前方の成る位
置を中心として元ディスクの偏芯回転による位置変化を
キャンセルするようにアクチェエータ４ｂを揺動させて
おけば、トラッキングサーボをかける時によシ安定性が
得られる。

（発明の効果） 本発明は以上詳述したようになシ、トラックアクセス動
作中に、精密移動手段の制御動作点を中立位置より移動
方向へ偏倚させて置くことで、光学・ヘッドの制動時の
光ビームスポットが目的位置を超過するのを抑え、短時
間に正確外トラックアクセスを実現することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は光ディスクを用いた光学的情報記録装置におけ
るトラッキング制御系を模式的に示す図。 第２図（Ａ）はキャリッジ速度と所要時間の関係を示す
図、第２図（均はアクテ為二一タの駆動信号と所要時間
との関係を示す図、第２図（Ｑは元ビームスポットの速
度と主要時間との関係を示す図である。 ｌ・・・光ディスク（記録媒体）、４・・・光学ヘッド
、５・・・キャリッジ（光ビーム粗移動手段）、４ａ・
・・可動光学系、４ｂ・・・アクチエエータ（光ビーム
精密移動手段）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　記録媒体に対して光ビームを照射して上記記録媒体に
   対する記録および／あるいは再生を行なう場合、上記光
   ビームのための光学ヘッドを、記録媒体の情報トラック
   と直交する方向に、外部アクセス情報によって大きく相
   対移動させる粗移動手段およびその後光ビームによって
   形成された記録媒体上の光ビームスポットのトラックサ
   ーボ制御で微妙に相対移動させる精密移動手段とを具備
   するトラックアクセス方式において、粗移動手段のアク
   セス動作時にその動作方向に、上記精密移動手段の制御
   動作点を中立位置より偏倚させた状態に保持することを
   特徴とするトラックアクセス方式。