JPH09198665A - 光ディスク装置のドライブ回路 - Google Patents

光ディスク装置のドライブ回路

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JPH09198665A
JPH09198665A JP8008298A JP829896A JPH09198665A JP H09198665 A JPH09198665 A JP H09198665A JP 8008298 A JP8008298 A JP 8008298A JP 829896 A JP829896 A JP 829896A JP H09198665 A JPH09198665 A JP H09198665A
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JP
Japan
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actuator
optical disk
speed
objective lens
drive circuit
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JP8008298A
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Mitsuru Watanabe
満 渡辺
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シーク性能を落とさずにシーク時の騒音を抑
え、かつ発熱を抑えた光ディスク装置のドライブ回路を
提供することにある。 【解決手段】 光ディスク1に対物レンズ11をアクセ
スするファインアクチュエータ10を所定の目標速度に
なるように駆動するドライバ191と、ファインアクチ
ュエータ10に追従するように立ち上げミラー22を移
動するコースアクチュエータ20を駆動するドライバ1
92とを備える光ディスク装置のドライブ回路で、対物
レンズ11と立ち上げミラー22との位置関係をポジシ
ョニングセンサ30で検出し、ポジショニングセンサ3
0からのポジショニング信号をフィードフォワードして
対物レンズ11と立ち上げレンズ22との位置関係を所
定に保つ相対速度をコースアクチュエータに付与するβ
/α乗算器180と、β/α乗算器180からのフィー
ドフォワードをオン/オフするスイッチ183とを備え
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスクに対物
レンズを駆動するファインアクチュエータと立ち上げミ
ラーを駆動するコースアクチュエータとをリニアモータ
で駆動する光ディスク装置のドライブ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】計算機用の光ディスク装置はアクセス時
間を高速度で行うことが要求される。特に対物レンズを
光ディスクの目標トラックまで移動するシーク時のアク
セス時間の短縮が重要である。
【0003】高速度のシーク動作を実現すべくダイレク
トアクセス方式を採用する光ディスク装置は、光学系を
分離光学系にして対物レンズを駆動するファインアクチ
ュエータとレーザ光学系からのレーザビームを対物レン
ズに折り返す立ち上げミラーを駆動するコースアクチュ
エータとを駆動するようにし、可動部の質量を小さくし
て高加速度を確保したものが提案されている。一般にフ
ァインアクチュエータは、磁石とコイルの磁気力を用い
たボイスコイルモータを採用しており、コースアクチュ
エータに磁気力を用いたリニアモータが用いられてい
る。
【0004】リニアモータにおけるダイレクトアクセス
方式は、ロータリモータにおけるアクセス方式のように
目標トラックの近傍までアクセスし(粗シーク)、しか
る後に目標トラックにセトリングさせる(密シーク)も
のでなく、トラッククロス検出器で光ディスクのトラッ
クをビームが横切る際に検出される位相信号パルス(ト
ラッククロス信号ともいう)の周期から演算してファイ
ンアクチュエータの移動速度を検出して、高速にシーク
する手法である。ファインアクチュエータは常に光ディ
スクの面ぶれに追従するようにフォーカスサーボによる
駆動制御を行っている。また、光ディスク面の溝に偏芯
があっても追従するようにトラックサーボによる駆動制
御とコースアクチュエータをファインアクチュエータに
追従させる2段サーボ制御となっている。斯かる2段サ
ーボ制御は、対物レンズと立ち上げミラーとの位置関係
をポジショニングセンサで検出して、常に対物レンズと
立ち上げレンズとの所定の位置関係を保つような相対速
度をもってファインアクチュエータとコースアクチュエ
ータとを駆動することにより対物レンズと立ち上げミラ
ーの光軸を一致させている。
【0005】図5は目標トラックまでの走行状態におけ
る速度曲線とファインアクチュエータのドライブ信号を
示すグラフである。
【0006】図5(a)に示すグラフは対物レンズを含
む分離光学系(以下、これを光ヘッドと略称する)が目
標速度に追従して行く様子を示した速度曲線を示したも
のであり、縦軸は速度を示したものであり、横軸は目標
トラックまでのトラック数を示したものである。ここ
で、図5(a)を参照して目標とするアクセス時間を得
るための速度制御の概略を説明する。光ヘッドが光ディ
スク上のPトラックにあるとすれば、図に示す加速曲線
で目標速度(図5で一点鎖線で示した速度)まで立ち上
げ、減速曲線で示す速度で目標トラックで停止するよう
にするものである。目標トラックに引き込むためには速
度は0に近い方が安定するので図5(a)で一点鎖線で
示すような減速曲線となる。
【0007】図5(b)は図5(a)に示す速度曲線を
得たときのファインアクチュエータのドライブ信号を示
したグラフである。光ヘッドはシーク前に停止している
ために目標速度までの速度差が大きいので、最大加速度
で加速して目標速度に追いつかせるようにしてある。光
ヘッドは目標速度に到達した後一点鎖線で示す目標速度
に従って速度制御される。目標速度の減速曲線は最大減
速度の近くに設定してある。
【0008】上述したダイレクトアクセス方式に採用し
た光ディスク装置は、光ディスクの目標トラックまで移
動するシーク時間の高速化を実現している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た光学系を小型軽量化してリニアパルスモータでダイレ
クトアクセスする光ディスク装置の駆動回路は、現在ト
ラックから目標トラックまでの移動距離を長くすると、
種々の技術的課題があった。斯かる技術的課題を以下に
説明する。
【0010】図6は目標トラックまでの走行距離の長い
状態における速度曲線とファインアクチュエータのドラ
イブ信号を示すグラフである。
【0011】図6(a)は光ヘッドが目標速度に追従し
て行く様子を示した速度曲線を示したグラフであり、図
5(a)に示すグラフとの相違は現在トラックから目標
トラックまでの走行距離が長いために等速度領域を生じ
ていることである。縦軸は速度を示したものであり、横
軸は目標トラックまでのトラック数を示したものであ
る。図6(b)は図6(a)に示す速度曲線を得たとき
のファインアクチュエータのドライブ信号を示したグラ
フである。光ヘッドはシーク前はほぼ停止しているため
に目標速度までの速度差が大きいので、最大加速度で加
速して目標速度に追いつかせるようにしてある。コース
アクチュエータはポジションサーボの他にフィードフォ
ワードと呼ばれる信号により駆動される。光ヘッドは減
速領域で一点鎖線で示す目標速度に従って速度制御され
る。目標速度の減速曲線は最大減速度の近くに設定して
ある。
【0012】図8はポジショニングエラー信号のみで光
ヘッドの位置制御を示すグラフである。
【0013】図8に示すグラフの最上段に光ディスクの
トラックをビームが横切る際に検出されるトラッククロ
ス信号TEを示してある。図8に示すグラフの中段に対
物レンズと立ち上げミラーとの位置関係を検出して光軸
ずれを検出するポジショニングエラー信号PEを示して
ある。図8に示すグラフ中の最下段にコースアクチュエ
ータのドライブ信号を示してある。
【0014】図8に示すグラフは、シーク時にファイン
アクチュエータを速度テーブルに追従するとともにコー
スアクチュエータをポジショニングエラー信号のみで位
置制御を行うと、コースアクチュエータを駆動する力は
ポジショニングエラー信号の偏差から生じるから、コー
スアクチュエータに大きな駆動力を必要とする加速時と
減速時にポジショニングエラー信号の偏差が大きくな
り、ファインアクチュエータとコースアクチュエータの
位置ずれを生じて対物レンズと立ち上げミラーとに光軸
ずれを生じているという課題があった。斯かる光ヘッド
の光軸ずれを防止する手法としてポジショニングエラー
信号による位置制御に加えてフィードフォワード信号を
加える手法を用いている。
【0015】図7はポジショニングエラー信号による位
置制御とフィードフォワード信号を加えた光ディスク装
置のドライブ回路のブロック図である。
【0016】光ディスク装置のドライブ回路は、ファイ
ンアクチュエータを駆動するドライバとファインアクチ
ュエータの感度αとコースアクチュエータの感度βとの
相対的な駆動力を付与するためのβ/α乗算器とトラッ
キング方向でフィードフォワードで補正しきれない偏差
をポジショニングエラー信号で吸収する位置制御回路と
コースアクチュエータを駆動するドライバとからなる。
以下に図9を参照して図7に示した光ディスク装置のド
ライブ回路におけるシーク動作を説明する。
【0017】図9は図7に示した光ディスク装置のドラ
イブ回路におけるシーク動作を示すグラフである。
【0018】図9に示すグラフの最上段に光ディスクの
トラックをビームが横切る際に検出されるトラッククロ
ス信号TEを示してある。図9に示すグラフの中段に対
物レンズと立ち上げミラーとの位置関係を検出して光軸
ずれを検出するポジショニングエラー信号PEを示して
ある。図9に示すグラフ中の最下段にコースアクチュエ
ータのドライブ信号を示してある。
【0019】ここで図8に示したグラフと図9に示すグ
ラフを比較すれば、ファインアクチュエータの感度αと
コースアクチュエータの感度βとの相対的な駆動力を付
与するためのβ/α乗算器を備えることにより、ポジシ
ョニングエラー信号の偏差を小さく抑えることができて
いる。しかしながら、コースアクチュエータのドライブ
信号の変動を観察すれば、定速時におけるコースアクチ
ュエータのドライブ信号を図8と比較すれば、正極性と
負極性とで大きく変動していることが伺える。斯かるコ
ースアクチュエータのドライブ信号の変動によりコース
アクチュエータから騒音を生じ、かつ発熱するという技
術的な課題があった。
【0020】本発明の目的は、上記技術的課題に鑑み、
シーク性能を落とさずにシーク時の騒音を抑え、かつ発
熱を抑えた光ディスク装置のドライブ回路を提供するこ
とにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的は、以下の構成
によって達成される。
【0022】本出願人は、定速時にコースアクチュエー
タに力を加える必要のないことに鑑み、定速度領域でフ
ィードフォワードを停止する機能を付加した光ディスク
装置のドライブ回路を提案した。具体的には、以下の構
成による。
【0023】(1) 光ディスクに対物レンズをアクセ
スするファインアクチュエータを所定の目標速度になる
ように駆動するファインアクチュエータ駆動回路と、前
記ファインアクチュエータに追従するように立ち上げミ
ラーを移動するコースアクチュエータを駆動するコース
アクチュエータ駆動回路とを備える光ディスク装置のド
ライブ回路であって、前記対物レンズと前記立ち上げミ
ラーとの位置関係をポジショニングセンサで検出し、当
該ポジショニングエラー信号による位置制御と、アクチ
ュエータとコースアクチュエータの相対速度を一致させ
るためコースアクチュエータに付与するフィードフォワ
ード制御回路と、当該フィードフォワード制御回路から
のフィードフォワードをオン/オフするスイッチとを備
えたことを特徴とする光ディスク装置のドライブ回路。
斯かる構成を備えることにより、ポジショニングエラー
信号の偏差を小さく安定にし、シーク時間内の加速領域
から減速領域でコースアクチュエータのドライブ信号の
変動を抑えることができるので、定速度に騒音もなく、
発熱も抑えることができる。
【0024】(2) 前記スイッチは加速領域及び減速
領域でオン状態とし、等速度領域でオフ状態とすること
を特徴とする(1)の光ディスク装置のドライブ回路。
斯かる構成を備えることにより、速度変化の少ない定速
度領域でフィードフォワードを停止することができるの
で、シーク時間内の加速領域から減速領域でコースアク
チュエータのドライブ信号の変動を抑えることができる
ので、定速度に騒音もなく、発熱も抑えることができ
る。
【0025】
【発明の実施の形態】図2は本実施の形態における分離
光学系のシーク状態を示した側面図であり、図3は本実
施の形態における分離光学系の駆動機構を示した斜視図
である。
【0026】本実施の形態における光ディスク装置は、
高速度のシーク動作を可能とするダイレクトアクセス方
式で駆動するために光ディスク1の目標トラックから情
報を読み取るために光学系40から対物レンズ11及び
立上げミラー22とを分離光学系とすることにより可動
質量を小さくして高加速度を確保できるようにしてあ
る。
【0027】対物レンズ11は光ディスク1面上にレー
ザビームを絞るためにフォーカスするものであり、光デ
ィスク記録面との距離をμmオーダまで制御されてファ
インアクチュエータ10で目標トラックに突入する。
【0028】ファインアクチュエータ10は、図3に示
すようにボビン13とボビン13に巻いたボイスコイル
14とからなるボイスコイルモータを備え、ボビン13
の溝に対物レンズ11を挟支してある。従って、ボイス
コイルモータを駆動することにより対物レンズ11をト
ラック方向(図2に示す矢印方向)に駆動することによ
り、トラックに追従する。また、別のコイル(図示せ
ず)で駆動されることにより、対物レンズ11で光ディ
スク1面上にレーザビームを絞ることができる。
【0029】ファインアクチュエータ10は、図2及び
図3に示すように両側にLEDとフォトトランジスタか
らなるフォトカプラ31とリフレクタ32から構成した
ポジショニングセンサ30を設けてある。従って、2つ
のポジショニングセンサ30からの検出信号レベルが同
一であれば、対物レンズ11と立ち上げミラー22の光
軸を一致しているように構成してある。2つのポジショ
ニングセンサ30からの検出信号レベルに差を生じれ
ば、光軸ずれを生じていると判断できる。
【0030】立ち上げミラー22は、光学系40からの
レーザビームを折り曲げて対物レンズ11に向けて立ち
上げるものであり、コースアクチュエータ20に固設し
てある。
【0031】コースアクチュエータ20は、図3に示す
ようにリニアモータ21によって図3に示す矢印y方向
に移動可能に構成してある。
【0032】光学系40は、半導体レーザや種々の光学
部材を搭載して光ディスク1のトラックからデータを読
み取るものであり、装置本体に固設してある。
【0033】以上が本実施の形態の光ディスク装置の概
略構成である。
【0034】次に本実施の形態に係る光ディスク装置の
ドライブ回路を図1を参照して説明する。
【0035】図1は本実施の形態に係る光ディスク装置
のドライブ回路を示すブロック図である。
【0036】光ディスク装置のドライブ回路は、光ディ
スク1のトラックからデータを読み取ったり、書き込む
機能を有するものであり、図2及び図3を参照して説明
した駆動機構によって光ディスク1の目標トラックにシ
ークする機構を有する。
【0037】本実施の形態に係る光ディスク装置のドラ
イブ回路は、ダイレクトアクセス方式でシーク動作を可
能としたダイレクトアクセス機能を実現するための回路
構成を中心に説明する。
【0038】光ディスク装置のドライブ回路は、対物レ
ンズ11等からなる分離光学系を光ディスク11の目標
トラックにダイレクトアクセスするものであり、トラッ
ククロス検出器41と、走行トラックカウンタ110
と、残余トラックカウンタ120と、目標速度発生テー
ブル130と、乗算器140と、減算器160と、ゲイ
ン回路170と、β/α乗算器180と、ポジショニン
グセンサ30と、位置制御回路182と、フィードフォ
ワード信号をオン/オフするスイッチ183と、ドライ
バ191,192とからなるものである。以下に各部構
成を説明する。
【0039】トラッククロス検出器41は、光ディスク
11のトラックをビームが横切る際に検出されるトラッ
ククロス信号を検出するものである。斯かるトラックク
ロス信号は速度検出器150と走行トラックカウンタに
送出してある。
【0040】走行トラックカウンタ110は、トラック
クロス信号をカウントすることによって対物レンズ11
の走行したトラック数をカウントするものである。
【0041】残余トラックカウンタ120は、図示しな
い制御回路で管理してある目標トラックまでの残余トラ
ック数をカウントするものであり、走行トラックカウン
タ110からのカウント数をシーク開始直前に対物レン
ズ11を位置づけしてあるトラック位置からデクリメン
トして残余トラック数を得るものである。
【0042】目標速度発生テーブル130は、目標速度
で目標トラックに到達するように制御された速度カーブ
で目標トラックまで残余するトラック数に基づいて得ら
れる速度データを発生するものである。
【0043】乗算器140は、目標速度発生テーブル1
30からの速度データに所定の変数を乗算することによ
り減速時のコイルに流れる所定の平均電流となるような
速度データとするものである。
【0044】速度検出器150は、トラッククロス検出
器41からのトラッククロス信号の周期の逆数を演算し
て得られる対物レンズ11を含む分離光学系の移動速度
を検出するものである。
【0045】減算器160は、乗算器140から送出さ
れる速度データと速度検出器150からの速度データと
で目標速度データに近づけるように補正するものであ
る。
【0046】ゲイン回路170は、目標速度に相当する
速度に実際の速度をどれほど精度よく一致させるかを決
定するものであり、ゲインが高ければ精度は上がるが、
制御系の帯域が上がるため、ファインアクチュエータ1
0、コースアクチュエータ20は高耐震性が要求され
る。
【0047】ドライバ191は、ゲイン回路170を通
って得られる速度データに基づいた速度でファインアク
チュエータ10を駆動するものである。
【0048】β/α乗算器180は、ゲイン回路170
を通って得られる速度データにコースアクチュエータ2
0をポジショニング・エラーの偏差を少なくファインア
クチュエータ10に追従させるためコースアクチュエー
タ20の相対速度を調整する乗算器である。
【0049】位置制御回路182は、光ディスク11の
トラックからの微小なずれを検知したポジショニングセ
ンサ30からのポジショニング信号に基づいてトラッキ
ング方向で上記フィードフォワードで補正しきれない偏
差に補正量を与えるものである。
【0050】加算器181は、β/α乗算器180で補
正した速度データによる駆動信号にポジショニング信号
に基づいてトラッキング方向で対物レンズ11の位置決
めするための補正をするものである。
【0051】スイッチ183はβ/α乗算器180から
のフィードフォワードされるデータをオン/オフするも
のである。
【0052】以上が本実施の形態に係る光ディスクのド
ライブ回路の概略構成である。
【0053】続いて、本実施の形態の光ディスク装置の
ドライブ回路のシーク動作を図4を参照して説明する。
【0054】図4はシークモードにおける速度曲線とド
ライブ信号を示したグラフである。
【0055】図4に示すグラフの最上段に光ディスク1
のトラックをビームが横切る際に検出されるトラックク
ロス信号TEを示してある。図4に示すグラフの中段に
対物レンズ11と立ち上げミラー22との位置関係を検
出して光軸ずれを検出するポジショニングエラー信号P
Eを示してある。図4に示すグラフ中の最下段にコース
アクチュエータ20のドライブ信号を示してある。
【0056】本実施の形態に係る光ディスク装置のドラ
イブ回路は、ファインアクチュエータの感度αとコース
アクチュエータの感度βとの相対的な駆動力を付与する
ためのβ/α乗算器180を備えることにより、ポジシ
ョニングエラー信号の偏差を小さく抑えることができて
いる。しかも、ゲイン回路170からのフィードフォワ
ードをオン/オフするスイッチ183とを備えて加速領
域及び減速領域でオン状態とし、等速度領域でオフ状態
とすることにより、ポジショニングエラー信号の偏差を
小さく安定にし、シーク時間内の加速領域から減速領域
でコースアクチュエータのドライブ信号の変動を抑える
ことができるので、定速度に騒音もなく、発熱も抑える
ことができる。
【0057】なお、ファインアクチュエータのドライブ
信号は、目標速度までの速度差が大きいので、最大加速
度で加速して目標速度に追いつかせるようにしてある。
ファインアクチュエータのドライブ信号は目標速度に到
達した後フィードフォワードによるサーボ制御がなされ
る。光ヘッドは減速領域で目標速度に従って速度制御さ
れる。目標速度の減速曲線は最大減速度の近くに設定し
てある。
【0058】以上の設定により、本実施の形態に係る光
ディスク装置のドライブ回路は、コースアクチュエータ
20は、高加速で目標速度に到達し、減速領域を経て目
標トラックで停止する。
【0059】上述したように本実施の形態における光デ
ィスク装置のドライブ回路は、上述した構成を備えるこ
とにより、シーク性能を落とさずにシーク時の騒音を抑
え、かつ発熱を抑えることができる。
【0060】
【発明の効果】本発明は、上記構成を備えることによ
り、シーク性能を落とさずにシーク時の騒音を抑え、か
つ発熱を抑えた光ディスク装置のドライブ回路を提供す
ることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る光ディスク装置のドライブ
回路を示すブロック図である。
【図2】本実施の形態における分離光学系のシーク状態
を示した側面図である。
【図3】本実施の形態における分離光学系の駆動機構を
示した斜視図である。
【図4】シークモードにおける速度曲線とドライブ信号
を示したグラフである。
【図5】目標トラックまでの走行状態における速度曲線
とファインアクチュエータのドライブ信号を示すグラフ
である。
【図6】目標トラックまでの走行距離の長い状態におけ
る速度曲線とファインアクチュエータのドライブ信号を
示すグラフである。
【図7】ポジショニングエラー信号による位置制御とフ
ィードフォワード信号を加えた光ディスク装置のドライ
ブ回路のブロック図である。
【図8】ポジショニングエラー信号のみで光ヘッドの位
置制御を示すグラフである。
【図9】図7に示した光ディスク装置のドライブ回路に
おけるシーク動作を示すグラフである。
【符号の説明】
10 ファインアクチュエータ 20 コースアクチュエータ 30 ポジショニングセンサ 41 トラッククロス検出器 110 走行トラックカウンタ 120 残余トラックカウンタ 130 目標速度発生テーブル 140 乗算器 150 速度検出器 160 減算器 170 ゲイン回路 180 β/α乗算器 181 加算器 182 位置制御回路 183 スイッチ 191,192 ドライバ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスクに対物レンズをアクセスする
    ファインアクチュエータを所定の目標速度になるように
    駆動するファインアクチュエータ駆動回路と、前記ファ
    インアクチュエータに追従するように立ち上げミラーを
    移動するコースアクチュエータを駆動するコースアクチ
    ュエータ駆動回路とを備える光ディスク装置のドライブ
    回路において、前記対物レンズと前記立ち上げミラーと
    の位置関係を所定に保つためにファインアクチュエータ
    の駆動信号と相似でコースアクチュエータにファインア
    クチュエータと同等の加速度を加えるフィードフォワー
    ド駆動信号と、前記対物レンズと前記立ち上げミラーの
    位置関係をポジショニングセンサで検出し、当該ポジシ
    ョニングエラー信号による位置制御でコースアクチュエ
    ータ駆動回路と、当該フィードフォワード制御回路から
    のフィードフォワードをオン/オフするスイッチとを備
    えたことを特徴とする光ディスク装置のドライブ回路。
  2. 【請求項2】 前記スイッチは加速領域及び減速領域で
    オン状態とし、等速度領域でオフ状態とすることを特徴
    とする請求項1記載の光ディスク装置のドライブ回路。
JP8008298A 1996-01-22 1996-01-22 光ディスク装置のドライブ回路 Pending JPH09198665A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006059276A1 (en) * 2004-12-02 2006-06-08 Koninklijke Philips Electronics N.V. Method and device for sensitivity compensation

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WO2006059276A1 (en) * 2004-12-02 2006-06-08 Koninklijke Philips Electronics N.V. Method and device for sensitivity compensation
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