JPH02256985A - 板ばねハンガ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野コ 本発明は火力発電所等の配管を吊下げ支持する簡易型配
管支持装置に関するものである。

［従来の技術］ 配管は熱応力で３次元の変位をする。これの拘束を誤る
と内部応力で配管系に損傷を生じる。これを避けるため
スプリングハンガの使用が普及している。コイルばねを
用いたものがその典型であるが、高価な上容積の面から
必ずしも小口径配管には適さない。このため板ばねを用
いたものが実開昭６３−１９８２で公知である。２枚の
Ｕ杉板ばねを対向して組込み配管支持の力線が垂直にな
るようにしているが、小口径小荷重管に対してはこれで
も過剰品質であり、需要者からは、このような配管に対
応したもっとも廉僅な製品の開発が求められている。

［問題点解決の手段］ ハンガをＵ杉板ばね１箇で構成する。その場合は次の問
題を解決せねばならない。

いま第３図に均等長さの両脚を有するＵ形ばねの両脚端
へ折曲辺ｃ、ｄを設けたものを示した。

実線は辺Ｃの端部を上方に係止し下端は無荷重の場合で
ある。いま辺ｄの下端へ配管Ｐの荷重を負荷すると、板
ばねは点線のように変位する。即ち垂直だった辺ｄはα
角だけを傾斜し、辺ｄの下端は長さｆだけ水平方向に変
位する。

不等長さとすることによって角度フレαと偏位ｆに対応
することとした。

［実施例］ 図面について説明する。第１図の板ばね１はＵ形の両脚
ａ、ｂがｅだけ長さを異にし、かつその両脚端に直角折
曲辺ｃ、ｄを設けたものである。

辺Ｃの上端は固定物に係止され、辺ｄの下端には配管Ｐ
が負荷される。実線は無負荷の場合、点線は配管Ｐを負
荷した場合である。長ｍａの撓みで辺ｄは下端を右方へ
移すように倒れ、短！ｌｌｂの撓みではこれと逆に倒れ
る。従って偏位ｅを適当にえらぶと、辺ｄの下端は無負
荷のときの力線上に位置し、辺ｄもほぼ垂直にすること
ができる。ｅの数値は経験によって、或は計算によって
決められる。

このハンガの取付は第２図に示すように、ハンガのＵ形
部を自由被挿可能な枠体２を用意し、固定物への係止に
は、ねじによって取付は高さ位置を調整可能な取付金具
５を使用する。枠体２にはこの枠体内昇降可能な受板３
と、底板に穿ったねじ孔へ上向きに螺合させたボルト４
とを晴属しておく、Ｕ形部を挿入し、ボルト４をしめこ
み、受板３でＵ形部を適当に圧し、安定した状態で辺Ｃ
の端部取付工事をする。次に辺ｄの配管Ｐを負荷し、ボ
ルト４をゆるめていく。Ｕ形部が浮動可能となって、昇
降する受板は枠体に刻まれた目盛りによって、ばね力を
知ることができる。このとき所定の支持荷重を示してい
ない場合には、取付金具５のナツトを回して調整する。

枠体２は配管が完全に支持された後に撤去してもよい。

［効果］ 単一の板ばねで支障なくハンガの作用をする。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の正面図、第２図は枠体の使用説明図、
第３図は等長脚の場合の説明図である。 １・・・ハンガ、２・・・枠体、３・・・受板、４・・
・ボルト、５・・・調整金具。 特許出願人　三和テッキ株式会社 第１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 適当に長さを異にする長短両脚を有するＵ形部の両端に
   、直角外方折曲辺を一体に備えて成り、長辺側折曲辺端
   を上方固定物に、また短辺側折曲辺端に配管を、夫々係
   止するようにした配管吊下用板ばねハンガ。