JPH02256960A - 自動変速機の制御装置 - Google Patents

自動変速機の制御装置

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JPH02256960A
JPH02256960A JP1076069A JP7606989A JPH02256960A JP H02256960 A JPH02256960 A JP H02256960A JP 1076069 A JP1076069 A JP 1076069A JP 7606989 A JP7606989 A JP 7606989A JP H02256960 A JPH02256960 A JP H02256960A
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Takuji Fujiwara
藤原 卓治
Kozo Ishii
石居 弘三
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、車両などに備えられた自動変速機の制御装置
に関するものである。
(従来の技術) 自動車等に備えられる自動変速機として、ポンプインペ
ラー、タービンランナおよびステータ等からなるトルク
コンバータと、このトルクコンバータのタービンランナ
に接続される多段歯車式の変速機構とを組合せて構成さ
れたものが汎用されている。このような自動変速機にお
いては、通常、変速機構におけるクラッチ、ブレーキ等
の油圧作動式の摩擦要素の係合状態を切換える油圧の給
排を行う複数のシフトバルブを備えると共に、このシフ
トバルブの切換え状態を変更する制御圧のオン、オフを
操作するシフトソレノイドがそれぞれ配設された油圧回
路を設置し、上記シフトソレノイドの作動をコントロー
ラからの制御信号によって行い、その作動の組み合わせ
のパターンで各変速段に制御するようにした変速制i3
I]装置の技術が、例えば、特開昭81−109941
号公報に見られるように公知である。
(発明が解決しようとする課題) しかして、前記のような変速制御装置において、特定の
変速段では前記シフトソレノイドでのドレン量が多くな
って、実際に自動変速機内のトルクコンバータなどに循
環するオイル量が低減し、循環条件の厳しい運転状態に
おいてはクラッチなどでオイル流量不足によって油温が
上昇し、ひいては焼き付きが発生する恐れがある。
すなわち、上記自動変速機内を流通するオイルは、エン
ジン出力軸によって回転駆動されるオイルポンプから送
給され、この吐出圧をレギュレータバルブなどによって
所定の油圧に調圧し、このライン圧を前記シフトバルブ
などの切換え状態に応じて変速機内の各種クラッチ、ブ
レーキ等の摩擦要素のアクチュエータに供給し、その締
結作動等を行うものであるが、アクチュエータに供給さ
れたオイルはその後各部を循環するものである。
そして、前記シフトバルブの切換えは前述のようにシフ
トソレノイドのドレン作動によって実施するものであり
、ソレノイドパターンよってはドレン状態となっている
シフトソレノイドの個数が多い場合が生じる。この状態
において、車速、負荷等の車両の運転状態が循環条件に
厳しい時に、−部に潤滑不良が発生することになる問題
を有する。
そこで、本発明は上記事情に鑑み、オイルの流量が必要
な特定運転状態における流量を確保するようにした自動
変速機の制御装置を提供することを目的とするものであ
る。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため本発明の自動変速機の制御装置
は、第1図にその基1本構成を示す。
自動変速機Aは変速歯車機構Bの動力伝達経路を切換え
るクラッチ、ブレーキ等の摩擦要素Cを備え、この摩擦
要素Cの複数のアクチュエータに油圧の給排を切換え変
速歯車機構Bの動力伝達経路を変更して変速操作を行う
シフトバルブDが複数設置されている。該シフトバルブ
Dの制御圧のオン、オフはそれぞれのシフトソレノイド
Eのドレン操作によって行われ、摩擦要素Cへの油圧の
給排が切換えられる。上記シフトバルブDにはオイルポ
ンプPからレギュレータバルブFによって調圧されたオ
イルが送給される。
そして、上記シフトソレノイドEには変速制御手段Gか
ら制御信号が出力されてドレン状態が操作される。この
変速制御手段Gは、走行状態に応じた変速段を判定する
変速判定手段Hの信号を受け、その変速段に対応したシ
フトソレノイドEの作動の組み合わせによるソレノイド
パターンを求めて出力するものである。また、上記ソレ
ノイドパターンは同一変速段でも複数のソレノイドパタ
ーンに設定可能であり、通常の変速時には変速ショック
などの点から最適なソレノイドパターンに作動する。
一方、各部の要求オイル量の増大を車速、負荷、流体温
度などの車両の特定運転状態から検出する特定状態検出
手段Jを設け、該特定状態検出手段Jの信号はパターン
変更手段Kに出力される。このパターン変更手段には、
同一の変速段となる複数のソレノイドパターンのうち前
記シフトソレノイドEのドレン位置となる個数が減るソ
レノイドパターンに切換えるものである。
(作用) 上記のような自動変速機の制御装置では、車速、負荷、
流体温度などから各部の要求オイル量が増大する特定状
態を検出した際には、パターン変更手段によって同一の
変速段となる複数のソレノイドパターンのうちシフトソ
レノイドのドレン位置となる池数が減るソレノイドパタ
ーンに切換えて、オイルのドレン量を低減してライン供
給量を確保し、各部へのオイルの循環量を増大して油温
上昇等の潤滑条件を改善し、焼き付き等の発生を防止す
るようにしている。
(実施例) 以下、図面に沿って本発明の詳細な説明する。
第2図は自動変速機の内部機構の概略構成を示す。
自動変速機の基本構成 自動変速機10は、入力軸となるエンジンの出力軸1と
同軸状にトルクコンバータ20と、該トルクコンバータ
20の出力により駆動される変速歯車機構30とを順次
配置して構成されている。
上記トルクコンバータ20は、エンジン出力軸1に対し
、ケース21内にポンプインペラー22とタービンラン
ナ23とステータ25が配設されてなり、ポンプインペ
ラー22はタービンケース21を介してクランク軸1に
、タービンランナ23はタービンシャフト27にそれぞ
れ固定されている。ステータ25は変速機ケース11に
ワンウェイクラッチ24を介して支持され、また、入力
端と出力側とを直結するロックアツプラ・ソチ26が配
設されている。上記タービンランナ23の回転がタービ
ンシャフト27を介して上記変速歯車機構30側に出力
される。なお、エンジン出力軸1にはポンプシャフト1
2が連結され、後端部のオイルポンプ13を駆動するよ
うに構成されている。
一方、前記変速歯車機構30は公知のラビニョ型プラネ
タリギヤ装置として、スモールサンギヤ31、ラージサ
ンギヤ32、複数のショートピニオンギヤ33、ロング
ピニオンギヤ34、キャリヤ35、リングギヤ36で構
成されている。そして、その動力伝達経路を変えるため
に各種摩擦締結要素として、タービンシャフト27とス
モールサンギヤ31との間に、フォワードクラッチ41
と第1ワンウエイクラツチ51とが直列に介設され、ま
た、これらのクラッチ41.51と並列にコーストクラ
ッチ42が介設されていると共に、タービンシャフト2
7とキャリヤ35との間には3−4クラツチ43が介設
され、さらに、該タービンシャフト27とラージサンギ
ヤ32との間にリバースクラッチ44が介設されている
。また、上記ラージサンギヤ32とリバースクラッチ4
4との間にはラージサンギヤ32を固定する2−4ブレ
ーキ45が設けられていると共に、上記キャリヤ35と
変速機ケース11との間には第2ワンウエイクラツチ5
2と、キャリヤ35を固定するローリバースブレーキ4
6とが並列に設けられている。そして、リングギヤ36
が出力ギヤ14に連結され、該出力ギヤ14から駆動力
が出力される。
変速歯車機構の機能 以上説明した構造の変速歯車機構30は、それ自体で前
進4段、後進1段の変速段を有し、内蔵された8個の変
速要素、すなわち4個のクラ・ソチ41〜44と2個の
ブレーキ45.46と2個のワンウェイクラッチ51.
52をそれぞれ適宜選択して組合せ作動させることによ
り、P、 R,N。
2.1の各レンジと、フォワードレンジにおける1〜4
速の各変速段とを得ることができる。それら各レンジお
よび変速段を得るための作動関係を次の表1に示す(ワ
ンウェイクラ・ソチ51.52については省略)。
(以下、余白) 表1 油圧制御回路 次に、第3図により上記各クラッチ41〜44、ブレー
キ45.46のアクチュエータに対してl内圧を給排す
る油圧制御回路60について説明する。
ここで、上記各アクチュエータの内、2−4ブレーキ4
5の油圧アクチュエータ45′はアプライポート45a
′ とリリースポート45b′とを有するサーボピスト
ンで構成され、アプライポート45a′のみに油圧が供
給されているときに2−4ブレーキ45を締結し、両ボ
ート45a’、45b’ ともに油圧が供給されている
かいないときにブレーキ解放するものである。また、そ
の他のクラッチ41〜44、ブレーキ46のアクチュエ
ータは通常の油圧ピストンで構成され、油圧が供給され
た時に当該摩擦要素を締結するように構成されている。
この油圧制御回路60には、オイルポンプ13からメイ
ンライン110に吐出された作動油の圧力を所定のライ
ン圧に調整するレギュレータバルブ61と、手動操作に
よってレンジの選択を行うマニュアルバルブ62と、変
速段に応じて作動してクラッチ41〜44およびブレー
キ45.46に対する油圧の給排を行う1−2.2−3
.3−4の各シフトバルブ63,64.65とが備えら
れている。
上記マニュアルバルブ62はライン圧が導入される入力
ポートeと、第1〜第4出力ポートa〜dとを有し、ス
プール62aの移動により、人力ポートeが、Dおよび
2レンジでは第1.2出力ポートa、bに、ルンジでは
第1.3出力ポートa、Cに、Rレンジでは第4出力ポ
ートdにそれぞれ連通されるようになっている。各出力
ポートa −dには、それぞれ第1〜第4出カライン1
11〜114が接続されている。
また、各シフトバルブ63〜65はスプール63a〜6
5aの右端に対しパイロットポート63b〜65bが設
けられている。そして、1−2シフトバルブ63のパイ
ロットポート63bにはメインライン110から導かれ
た第1パイロツトライン115が、2−3.3−4シフ
トバルブ6465のパイロットポート64b、65bに
は第1出カライン111からライン116を介して分岐
された第2.第3パイロットライン117.118がそ
れぞれ接続されていると共に、これらのパイロットライ
ン115,117,118には、それぞれ第1〜第3シ
フトソレノイド66〜68が設けられている。これらの
シフトソレノイド66〜68は、それぞれオンの時に当
該パイロットライン115,117.118をドレンさ
せて、各対応するシフトバルブ63〜65のパイロット
圧を排出することにより、スプール63a〜65 aを
右側に位置させ、オフの時にパイロット圧を導入してス
プール63a〜65aを左側に移動させるものである。
ここで、これらのシフトソレノイド66〜68は、コン
トローラ50(第4図参照)からの信号により車速とエ
ンジンのスロットル開度とに応じて予め設定された変速
マツプに基づいて求めた変速段に対応するソレノイドパ
ターンにオン・オフ作動され、これに伴って各シフトバ
ルブ63〜65のスプール63a〜65aを移動させて
各クラッチ41〜44、ブレーキ45.46に通じる作
動油路を切換えることにより、これらの要素41〜46
を前記表1に示す所定の組み合わせて、締結し、変速段
を運転状態に応じて切り換えるようになっている。上記
各変速段と各シフトソレノイド66〜68のオン(ドレ
ン)、オフの組み合わせソレノイドパターンの関係を表
2に示すが、特に3−2シフトダウン変速時には同時に
示す中間パターンを経由するようになっている。
(以下、余白) 表2 特定運転状態、例えば、高速、高負荷、高油温時には、
2速および3速の時に、ドレン状態となるシフトソレノ
イド66〜68の個数が減少する表3のソレノイドパタ
ーンに変更するものである。
表3 そして、上記のような基準的なソレノイドパターンに対
し、各部への循環オイル量か要求される上記特定時のソ
レノイドパターンは、前記表1の基本パターン(Dレン
ジ)に対して同一変速段となるものであるが、例えば2
速ては第3シフトソレノイド68をオフ状態としてドレ
ン量を低減し、また、3速では第1シフトソレノイド6
6をオフ状態としてドレン量を低減するものである。
上記パターンの変更により、変速ショック軽減のための
コーストクラッチ42の作動もしくは24ブレーキ45
の給排状態などが変化するが、通常は基本パターンとす
るのが好適である。
上記ソレノイドパターンに対応する油圧制御回路60の
動作を説明すれば、前記マニュアルバルブ62のり、2
1の各前進レンジでメインライン110に連通される第
1出カライン111からはフォワードクラッチライン1
16が分岐され、このライン116がワンウェイオリフ
ィス71を介してフォワードクラッチ41に導かれ、D
、  2ルンジでフォワードクラッチ41が常時締結さ
れる。また、第1出カライン111は1−2シフトバル
ブ63に導かれ、第1シフトソレノイド66がオンとな
るとサーボアプライライン120に連通し、ワンウェイ
オリフィス73を介して2−4ブレーキ45のサーボピ
ストン45′のアプライポート45a′に接続され、D
、  2.  ルンジで第1シフトソレノイド66がオ
ンの時、上記アプライポート45a′に油圧(サーボア
プライ圧)か導入され、リリースポート45b′に油圧
(サーボリリース圧)が導入されていない時に2−4ブ
レーキ45が締結される。
また、D、2レンジでメインライン110に連通する第
2出カライン112は、2−3シフトバルブ64に導か
れ、第2シフトソレノイド67のオフ時にワンウェイオ
リフィス75を介して3−4クラツチライン121に連
通する。そして、このクラッチライン121はワンウェ
イオリフィス76を介して3−4クラツチ43に接続さ
れる。
従って、D 2レンジで第2シフトソレノイド67がオ
フの時、3−4クラツチ43が締結される。
ここで、上記3−4クラツチライン121からドレンラ
イン122,123が分岐され、第1ドレンライン12
2は3−4シフトバルブ65に導かれ、第3シフトソレ
ノイド68がオフの時にライン124に連通して2−3
シフトバルブ64のドレンポートに通じる。第2ドレン
ライン123は、オリフィス77〜79を介して同じ<
3−4シフトバルブ65に導かれ、第3シフトソレノイ
ド68がオンの時にライン124に連通して23シフト
バルブ64のドレンポートに通じる。
つまり、3−4クラツチ43から油圧が排出される2速
度速時に、通常パターンでは第3シフトソレノイド68
がオンに保持されて第2ドレンライン123によって3
−4クラツチ圧が排出されるのを、特定時(表3)には
第3シフトソレノイド68をオフとして第1ドレンライ
ン122によって3−4クラツチ圧を排出するものであ
り、変速段としては2速で同一である。
また、上記第1ドレンライン122に接続されて、3−
4クラツチライン121と同時に、第2シフトソレノイ
ド67のオフ時に2−3シフトバルブ64によって第2
出カライン112に連通するライン125は、3−4シ
フトバルブ65に導かれ、第3シフトソレノイド68が
オフの時にサーボリリースライン126に連通し、ワン
ウェイオリフィス81.82を介して2−4ブレーキ4
5のサーボピストン45′のリリースポート45b′に
接続される。
従って、D、2レンジで第2.第3シフトソレノイド6
7.68が共にオフの時、2−4ブレーキ45のリリー
スボート45b′にサーボリリース圧が導入され2−4
ブレーキ45が解放される。
そして、Dレンジ3速時に、上記2−4ブレーキ45の
解放状態において、通常パターンでは第1シフトソレノ
イド66がオンに保持されてアプライポート45a′に
油圧が導入されているのを、特定時(表3)には第1シ
フトソレノイド66をオフとしてアプライポート45a
′への油圧の導入を停止するものであり、変速段として
は3速で同一である。
さらに、上記サーボリリースライン126のワンウェイ
オリフィス81.82間から分岐されたライン127は
、コーストコントロールバルブ83、ワンウェイオリフ
ィス84およびボールバルブ85を介してコーストクラ
ッチライン128に通じ、コーストクラッチ42に接続
されている。
従って、サーボリリースライン126内に油圧が導入さ
れるり、2レンジの3速でコーストクラッチ42が締結
される。一方、第3シフトソレノイド68がオフで第2
シフトバルブ67がオン時には、フォワードクラッチラ
イン116が分岐ライン129.3−4シフトバルブ6
5、ライン130および2−3シフトバルブ64を介し
てライン131に連通する。このライン131は、ボー
ルバルブ85を介してコーストクラッチライン128に
通じ、コーストクラッチ42力1締結される。
そして、Dレンジ2速では、通常パターンでは第3シフ
トソレノイド68がオンに保持されてコーストクラッチ
42が解放状態となっているのを、特定時(表3)には
第3シフトソレノイド68をオフとして第2シフトソレ
ノイド67のオンとによってコーストクラッチ42を締
結するものであり、変速段としては2速で同一である。
また、ルンジでメインライン110に連通ずる第3出カ
ライン113は、減圧バルブとしてのローレデューシン
グバルブ86およびライン132を介して1−2シフト
バルブ63に導かれている。そして、このライン132
は、第1シフトソレノイド66がオフ時に、ワンウェイ
オリフィス87およびボールバルブ88を介してローリ
バースブレーキライン133に連通し、ローリバースブ
レーキ46に接続され、この条件で締結される。
さらに、Rレンジでメインライン110に連通する第4
出カライン114は、分岐ライン134、ワンウェイオ
リフィス89およびボールバルブ88を介して上記ロー
リバースブレーキライン133に連通する一方、リバー
スクラッチライン135となってワンウェイオリフィス
90を介してリバースクラッチ44に接続されている。
従って、Rレンジでは常にローリバースブレーキ46と
リバースクラッチ44とが締結される。
また、この油圧制御回路60には、第2図に示すロック
アツプクラッチ26を作動させるためのロックアツプバ
ルブ92を備え、レギュレータバルブ61からトルクコ
ンバータライン136が導かれていると共に、一端に設
けられたパイロットボート92bには、メインライン1
10から分岐されてソレノイドレデューシングバルブ9
3により減圧された油圧が導入されるパイロットライン
137が接続されている。そして、このライン137に
第4シフトソレノイド94が設けられ、そのオン作動時
に、トルクコンバータライン136がトルクコンバータ
20内に通じるライン138に連通し、これにより該ト
ルクコンバータ20の内圧が高まってロックアツプクラ
ッチ26が締結される。また、第4シフトソレノイド9
4のオフ作動によりロックアツプクラッチ26が解放さ
れる。さらに、上記油圧制御回路60には、レギュレー
タバルブ61によって調整されるライン圧の制御用とし
てスロットルモデュレータバルブ95、該バルブ作動用
のデユーティシフトソレノイド96、カットバックバル
ブ97が備えられている。
その他の油圧制御回路60の構造については、ここでは
説明を省略するか、特願昭6124[1253号の明細
書の記載を参照されたい。
制御系 制御系は、第4図に示すように、上記油圧制御回路60
の4つのシフトソレノイド66〜68゜94に対して、
その制御信号を出力するコントローラ50を備えている
。このコントローラ50には、車両の運転状態、例えば
、エンジンのスロットルセンサ55からのスロットル開
度信号、?[h温を検出する温度センサ56からの温度
信号(エンジンの冷却水温度でもよい)、車速を検出す
る車速センサ57からの車速信号、シフトレバ−の位置
から走行レンジを検出するレンジセンサ58からの信号
等が入力されている。
このコントローラ50は、これらの信号から判断される
現在の走行状態と、予めコントローラ50内の記憶手段
に記憶しておいた変速マツプの変速線とに基づき変速段
を決定し、走行レンジと変速段とに基づいて前記表2の
通常パターンに沿ってソレノイドパターンを決定する一
方、オイルの循環量の増量が要求され特定運転状g(2
,3速で、高速、高負荷、高温状態)を判定し、この場
合には、表3のソレノイドパターンに変更して、対応す
る制御信号を上記シフトソレノイド66〜68.94に
出力し、変速制御を行う。
第5図に示すフローチャートに基づいて制御ユニットの
処理を説明すれば、制御スタート後、ステップS1で変
速段MGが2,3速にあるかを判定する。そして、変速
段MGが1.4.  P、 R。
Nにある場合には、ステップSIOに進んで通常のソレ
ノイドパターン(表2)に基づいて各変速段(レンジ)
に対応して制御信号を求め、ステップSllでこの制御
信号を各シフトソレノイド66〜68に出力して変速制
御を行う。
一方、前記変速段MGが2,3速にある場合には、ステ
ップS2に進んで車速■、スロットル開度Th、温度T
Mを読み込む。そして、ステップS3で変速中か否かを
判定し、変速中の時には前記ステップSIOで通常の変
速制御を行う。
一方、上記ステップS3の判定がNoの場合には、ステ
ップ84〜S6で車速Vが設定値Vx以上の高速時か、
スロットル開度Thが設定値ThX以上の高負荷時か、
温度TMが設定値T M x以上の高温時か否かを判定
する。このステップ84〜S6の判定がいずれもYES
の場合には、要求オイル流量が増加している特定状態で
あると判断し、ステップS7で変速段MGが2速か3速
かを判定し、2速の場合にはステップS8で特定時のソ
レノイドパターン(表3)から2速に対応するドレン個
数の少ない制御信号のパターンを求め、また、3速の場
合にはステップSっで同様に特定時のソレノイドパター
ン(表3)から3速に対応するドレン個数の少ない制御
信号のパターンを求め、ステップSllでこの制御信号
を各シフトソレノイド66〜68に出力して変速制御を
行う。
また、上記ステップ84〜S6のいずれかがNO判定の
場合には、ステップSlOで通常の変速制御を行う。
上記のように2,3速で高速、高負荷、高温状態のよう
に、オイルの循環流量が要求される特定運転状態では、
同一変速段であってもシフトソレノイドのドレン個数の
少ないパターンに変更してドレン量を低減し、それによ
ってオイル循環量を増大し、油温の上昇を抑制すると共
に、潤滑性能を確保して焼き付きの発生などをパターン
の変更だけて防止することができるものである。
なお、上記実施例においては、2速および3速の場合に
のみ、ドレン個数の少ないソレノイドバターンに変更す
るようにしているが、これは、2゜3速で油温の上昇が
大きく、また、トルクコンバータの攪拌抵抗が大きくな
ることに基づいているものであり、1速の場合には1速
に保持されている時間が短く使用頻度が少ないことから
、また、4速の場合には抵抗が少なく走行風などによっ
て油温上昇が少ないことからパターンの変更は行わない
ようにしている。また、必要に応じて上記以外の変速段
でもソレノイドパターンを変更するようにしてもよく、
さらに、特定状態の検出としても要求に応じて変更可能
である。
(発明の効果) 上記のような本発明によれば、車速、負荷、流体温度な
どから各部の要求オイル量が増大する特定状態を検出し
た際には、パターン変更手段によって同一の変速段とな
る複数のソレノイドパターンのうちシフトソレノイドの
ドレン位置となる個数が減るソレノイドパターンに切換
えるようにしたことにより、オイルのドレン量を低減し
てライン供給量を確保し、各部へのオイルの循環量を増
大して油温上昇等の潤滑条件を改善し、焼き付き等の発
生をパターンの変更という簡易なシステムで防止するこ
とができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成を明示するための概略構成図、 第2図は一実施例における自動変速機の内部機構を示す
概略図、 第3図は自動変速機の油圧制御回路を示す回路図、 第4図は制御系の概略図、 第5図はコントローラの処理を説明するための要部フロ
ーチャート図である。 A・・・・・・自動変速機、B・・・・・・変速歯車機
構、C・・・・・・摩擦要素、D・・・・・・シフトバ
ルブ、E・・・・・・シフトソレノイド、G・・・・・
・変速制御手段、H・・・・・・変速判定手段、J・・
・・・・特定状態検出手段、K・・・・・・パターン変
更手段、10・・・・・・自動変速機、30・・・・・
・歯車変速機構、41〜44・・・・・・クラッチ、4
5.46・・・・・・ブレーキ、50・・・・・・コン
トローラ、55・・・・・・スロットルセンサ、56・
・・・・・温度センサ、57・・・・・・車速センサ、
60・・・・・・油圧制御回路、63〜65・・・・・
シフトバルブ、66〜68・・・・・・シフトソレノイ
ド。 第1図 第 図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)変速歯車機構の動力伝達経路を切り換えて変速操
    作を行う複数のシフトバルブを備え、該シフトバルブの
    制御圧のオン、オフをそれぞれのシフトソレノイドのド
    レン作動により切換えて変速制御する自動変速機におい
    て、車速、負荷、流体温度などの車両の特定運転状態に
    応じて各部の要求オイル量が増大した場合には、同一変
    速段で上記シフトソレノイドがドレン位置となる個数が
    減るソレノイドパターンに切換えるパターン変更手段を
    備えたことを特徴とする自動変速機の制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2014147920A1 (ja) * 2013-03-19 2014-09-25 ジヤトコ株式会社 自動変速機の潤滑流量制御装置及び潤滑流量制御方法

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