JPH02254482A - 加熱定着装置の温度制御方法 - Google Patents

加熱定着装置の温度制御方法

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JPH02254482A
JPH02254482A JP7501389A JP7501389A JPH02254482A JP H02254482 A JPH02254482 A JP H02254482A JP 7501389 A JP7501389 A JP 7501389A JP 7501389 A JP7501389 A JP 7501389A JP H02254482 A JPH02254482 A JP H02254482A
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JP
Japan
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temperature
heating roller
control
heater
detection circuit
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JP7501389A
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Hirotomo Aoyama
青山 宏知
Toru Yoshida
透 吉田
Satoru Kumagai
熊谷 哲
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Shinko Seisakusho KK
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Shinko Seisakusho KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は単票用紙、連続帳票用紙いずれの用紙にも使用
できる電子写真式プリンタに搭載される熱定着装置の温
度制御方法に関し、特に冷却状態からの立ち上げの際の
制御を重視した温度制御方法に関する。
[従来技術] 電子写真式プリンタに搭載される熱定着装置は第4図の
熱定着装置10の詳細断面図のように構成されている。
この図において11は加熱ローラである。加熱ローラ1
1の表面層21は、フッソ樹脂を焼き付けさらにシリコ
ン樹脂(シリコンオイル)を塗布したものである。その
内部は金属パイプ(アルミニウムまたは鉄)22で、金
属パイプ22の内部にはヒータ(ハロゲンランプ等)1
3が配置されている。そして通電制御されるヒータ13
によって加熱された加熱ロニラ11の表面温度をサーミ
スタ(温度検出素子、略記号TH)14によって検出す
る。
12は加圧ローラでありその表面層はシリコンゴム等の
弾性体である。
このように構成された熱定着装置IOは、印字用紙23
上の未定着のトナー24を加熱ローラ11と加圧ローラ
12の間を通過させ熱と圧力により印字用紙23上に定
着させるものである。このときの加熱ローラ11の表面
温度、即ち定着温度(−例として190°C)は常時一
定の温度でなければならない。
第5図はサーミスタ14が加熱ローラ11に接触してい
る状態を表した断面図である。
ケース14a内のサーミスタ14は熱伝導性の良いクツ
ション14b上に固定されており、加熱ローラ11と接
触している接触部14cは、熱変形せず、また加熱ロー
ラ11のシリコン樹脂である表面層21を傷つけないよ
うに特殊材料からなっている。
このようなサーミスタ14の検出温度と加熱ローラ11
の表面温度とは、加熱ローラ11が冷却状態から立上が
る際については、一致するまで両者の特性に応じた所定
の時間を要する。そこで、このことを考慮にいれて温度
制御を行い、サーミスタ14の検出温度と加熱ローラ1
1の表面温度が一致してから使用開始するようにしてい
た。
第6図は、前述のような加熱ローラ11の立上げ時の温
度制御による表面温度の推移を表した温度曲線の一例で
ある。この図において■は加熱ローラ11の表面温度、
■はサーミスタ14が検出した加熱ローラ11の表面温
度の温度曲線である。
加熱ローラ11の表面温度は、ヒータ13での加熱によ
り室温あるいは装置内部の温度から上昇してゆくが、こ
れを検出するサーミスタ14の検出温度は遅れて立上が
り上昇してゆく。ヒータ13の通電ONの開始より所定
の時間T1を経過し、検出1でサーミスタ14が定着温
度として設定されている設定温度190℃を検出すると
ヒータ13がOFF通電に入るが、このときは加熱ロー
ラ11の表面温度は設定温度190℃を大きくオーバし
ており、この例では217℃にもなっている。
この後ヒータ13のOFF通電状態における自然空冷に
より加熱ローラ11の表面温度は下降してくるが、19
0°Cより大きくオーバしているのでその下降にかなり
時間が掛かる。そして、この間にサーミスタ14が検出
する表面温度も加熱ローラ11の実際の表面温度に近く
なり検出2で−致する。この間T2という時間がかかつ
ている。
ここから実際の使用開始になるが、ここまでTl+T 
2 =Tという時間を要している。
そして、この後はサーミスタ14の検出温度と加熱ロー
ラ11の表面温度は常に一致し、サーミスタ14の温度
検出によりヒータ13のON/OFF制御が行われ、加
熱ローラ11の表面温度が所定の設定温度190℃に保
持される。
[発明が解決しようとする課題] 単票用紙専用の電子写真式プリンタの熱定着装置に使用
される熱源としての加熱ローラはその横幅を最大B4サ
イズ程度まで充当すればよく加熱ローラは小型である。
このような小型のものでは、冷却状態からの立上げのと
き立上げの時間を気にすることはなく、加熱ローラの加
熱・冷却特性のまま立上げ、所定の温度になるように制
御するだけで良い。
しかし、単票用紙、連続帳票用紙両用の電子写真式プリ
ンタにおいては15から16インチサイズの連続帳票用
紙に対応しなくてはならず、その加熱ローラのサイズは
単票用紙専用に比し約2倍となり大型となる。この大型
の加熱ローラの場合には、冷却状態から所定の定着温度
までの立上がりについて何らの立上がり制御も行わなず
、加熱ローラの特性まかせでは使用開始まで時間、即ち
第6図における立上げから使用開始までのTという時間
が、特に定着温度を大きくオーバーした加熱ローラが定
着温度まで冷える時間が長いので、例えば6分というよ
うに掛り過ぎるという不具合がある。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するために、本発明では、トナー定着用
の加熱ローラの温度を加熱ローラに接触する温度検出素
子を介して検出しつつ加熱ローラ用のヒータの通電制御
を行うことにより、所定の定着温度に加熱ローラの温度
を維持するようにしてなる加熱定着装置の温度制御方法
に於いて、所定の定着温度を温度検出素子を介して検出
するための第1温度検出回路と、定着温度より低い立上
基準温度を温度検出素子を介して検出するための第2温
度検出回路とを設け、通常の使用状態においては、第1
温度検出回路を用いてヒータの通電制御用に用い、加熱
ローラの立上げ時には、加熱ローラが所定の立上制御温
度に達するまでは第2温度検出回路を用い、この第2温
度検出回路が立上制御温度に対応する立上基準温度を検
出したならば、ヒータに対し所定のタイムチャートに基
づきON10 F F通電を繰り返す制御を行ないつつ
加熱ローラの立上制御温度を維持すると共に、第1温度
検出回路による制御に切り換え、第1温度検出回路が定
着温度を検出したらヒータに対する通電をOFFとし、
加熱ローラの冷却を待って再び第1温度検出回路が定着
温度を検出することにより通常の使用状態とするように
した。
[作  用] このような加熱定着装置の温度制御方法によると、加熱
ローラの立上げに際しては、加熱ローラを先ず定着温度
よりやや高めである立上制御温度まで加熱し、その後ヒ
ータの0N/OFF通電制御によりこの立上制御温度を
維持しつつ、温度検出素子が定着温度を検出する状態ま
で昇温するのを待ち、第1温度検出回路により定着温度
を検出したらその後は、ヒータをOFFとして加熱ロー
ラが定着温度まで冷却する、つまり第1温度検出回路が
再び定着温度を検出するのを待って、通常の使用状態と
する。
すなわち、この温度制御方法によると、加熱ローラの立
上げに際して、予め定着温度よりやや高めに設定された
立上制御温度を維持した状態で、温度検出素子が定着温
度を検出し得る状態になるのを待つようにしているので
、従来のもののように加熱ローラの温度が定着温度を大
きくオーバーするようなことがなく、加熱ローラの温度
と温度検出素子を介して検出される検出温度との一致を
従来のものに比べより短時間で達成できる。また、加熱
ローラの温度が定着温度を大きくオーバーするようなこ
とがないということは、加熱ローラの寿命という点でも
より有利に働(。
すなわち、この温度制御方法によると、特に単票用紙、
連続帳票用紙両用の電子写真式プリンタに用いられるも
ので、加熱ローラの温度と検出温度との間に大きな単離
を生じる大型の加熱ローラを有する加熱定着装置につい
て、使用開始可能状態になるまでの時間を従来のものに
比べより短かいものとすることができ、また加熱ローラ
の耐久性の向上も図れるものである。
[実 施 例] 以下、本発明の一実施例を図面により詳細に説明する。
第1図は本発明の熱定着装置の温度制御を示すブロック
図である。
この図においてIOは第4図により上述したのと同様の
熱定着装置で、加熱ローラ11と加圧ローラ12で組を
なしている。そして、加熱ローラ11の表面温度を検出
するサーミスタ(記号TH)14が第4図において説明
したのと同様にして配置されている。また同様に、加熱
ローラ11の内部にはハロゲンランプであるヒータ(記
号H)13が配置されており、これはAC制御部6によ
り交流電源であるAC電源が0N/OFFの通電制御が
なされ供給される。
第1図において2は定着温度である第1温度、具体的に
は190℃を検出する第1温度回路であり、これより温
度が低い場合はヒータの通電の要を論理“H”として、
高い場合は不要を論理“L”としてI10ポート4のI
NIポートを介してCPUIに知らせる。
CP U l ハ、これによりI10ポート4のOUT
ポートを制御してドライバ回路5によりAC制御部内の
ホットカプラPCをON10 F F制御することによ
り、トライアックTRAを駆動してヒータ13をON1
0 F F制御する。この制御は、加熱ローラ11の表
面温度とサーミスタ14の検出温度とが一致している状
態では常時行われている。
3は、装置の電源ON時などの冷却状態からの立上げの
時の用いられる第2温度検出回路であって、定着温度よ
り低い所定の立上基準温度、つまりいくつかの条件から
決定される加熱ローラ11の立上制御温度に対し、予め
分かっている立上がり時のサーミスタ14の追従関係に
より対応する温度、具体的にはこの例では、立上制御温
度が定着温度190℃より10℃高い200’Cとされ
、この200°Cに対応する立上基準温度150’Cを
検出するものである。
第2温度検出回路3は、立上基準温度1500cを検出
すると、I10ポート4のIN2ポートに出力を論理“
H”から“L″に切替えることによりこれを知らせる。
そして、このように論理“H”から“L”になったこと
によりCPUIは、内部のタイマーにより、所定のタイ
ムチャートにのってI10ポート4のOUTポートを論
理的に0N/OFF制御し、これによりドライバ回路5
を介してAC制御部6内のホトカプラPCを0N/OF
F制御することにより、トライアックTRAを駆動して
ヒータ13に供給される交流電源(A、  C)を0N
/OFF制御する。
その後、所定の時間をおいて第1温度である190℃に
なったことを知れば、CPUIは、第1温度検出回路2
からの検出に基づ<I10ポート4のOUTポートのO
N10 F F制御による温度制御に切替える。
定着温度190°Cの検出について説明する。
サーミスタI4は、負性抵抗素子と呼ばれるものであっ
て、温度が高いとそれにつれて抵抗値が小さ(なる負の
特性をもつ温度検出素子である。
このサーミスタ14に論理回路用電源Vccより抵抗R
1を介して微少電流を流し、その時のサーミスタ14の
温度状態における抵抗と抵抗R1との分圧を検出し、こ
れを検出温度に換算する。具体的には、例えば熱定着装
置IOの加熱ローラ11の表面温度が190℃になれば
これに応じた抵抗値を持ち、この抵抗値と抵抗R1の抵
抗値との4圧が表れる。
これを分圧V1とすると、このVlが入力保護用抵抗R
2を介して第1温度検出回路2内のコンパレータ2aの
反転入力端子(−)に入力される。
他方、コンパレータ2aの正転入力端子(+)には入力
保護用抵抗R5を介してR3とR4の分圧V2が入力さ
れている。ここで、V2は略V2=V1なるように設定
されている。
このコンパレータ2aの入力においてVl>V2(温度
が低い)ときはコンパレータ2aの出力には論理“L”
が表れ、これが反転回路2bにより反転されて論理“H
”となりI10ポート4のINIポートに入力される。
この論理“H”はヒータ13の通電ONの必要をCPU
Iに知らせる。
次に、Vl<V2 (温度が高い)であるとコンパレー
タ2aの出力には論理“H”が表れ、同じくこれが反転
回路2bにより反転されて論理“L”となりI10ポー
トのINIポートに入力される。この論理“L”はヒー
タ13の通電OFFの必要をCPUIに知らせる。
この後は前述したようにCPUIを介して0N/OFF
制御が行われる。尚、この時Vtは第2温度検出回路3
にも入力されるが、第2温度検出回路3の抵抗R8と抵
抗R9の分圧V3が常時V3〉vlであり、反転回路3
bの出力は常時論理’L”であるが、CPUIは立上げ
制御の時しかも“H”から“L″に切替わった時しか検
出しないのでその出力は無視される。
次に、立上基準温度150℃の検出について述べる。
190°Cの検出で説明したのと同様に、1500Cで
のサーミスタ14の抵抗値とR1との分圧のレベルをV
iaとすると、このViaが第2温度検出回路3のコン
パレータ3aの反転入力端子(−)に入力される。他方
、コンパレータ3aの正転入力端子(+)には入力保護
用抵抗RIOを介してR8とR9の分圧V3が入力され
ている。
ここで、V3は略V3=V1aなるように設定されてい
る。
このコンパレータ3aの人力においてVia>V3(1
50℃になっていないで温度が上昇中)ときはコンパレ
ータ3aの出力には論理“L”が表れ、これが反転回路
3bにより反転されて論理“H”となりI10ボート4
のIN2ポートに入力される。
次に、Vla<V3 (150℃を検出したことを知ら
せる)であるとコンパレート3aの出力には論理“H”
が表れ、これが反転回路3bにより反転されて論理“L
”となりI10ポート4のIN2ポートに入力される。
この論理“H”から“L”に変化したことによりCPU
Iは、立上げの制御が必要であることを知り、所定の時
間、所定のタイムチャートによる立上げの制御に入る。
以下、立上げ時の温度制御方法について、第2図のフロ
ーチャートと第3図に示す立上げ制御時の温度曲線図に
基づき説明する。
第2図はCPUIが行う立上げの温度制御のフローチャ
ート(以下フロー)で、そこにおける数字はフローのス
テップを示す。
熱定着器lOの加熱ローラ11が冷却状態である時から
の開始時(50)において装置の電源がONされると、
CPUIは、プログラム制御により所定のイニシャル動
作(51)を行う。具体的には、CPUIは、I10ポ
ート4のOUTポートを制御することにより、ドライバ
回路5を介してAC制御部6内のトライアックTRAを
駆動して熱定着装置lOの加熱ローラ11内部のヒータ
13を通電ONとする。そして、この結果、通電が開始
する(52)。
通電開始によりヒータ13が加熱し始め、サーミスタ1
4は150℃を検出する(53)。この時、第2温度検
出回路3の反転回路3bは論理“H″から論理“L”に
変化する。この変化をI10ポート4により知り、CP
UIは一定の時間、後述するような所定のタイムチャー
トによる時間間隔でヒータ13に対する通電0N/OF
Fを繰り返すON10 F F通電制御を立上げ制御と
して行う(54)。つまり、タイムチャートによる0N
10 F F通電制御により、加熱ローラ11を立上制
御温度2006Cにコンスタントに維持する制御を行う
所定のタイムチャートによる立上げ制御に入った後ある
いは終了した後は、CPUIは第1i度検出回路2に温
度検出を切替える(55)。そして、サーミスタ14が
190℃を検出する(56)と、CPUIは、第1温度
検出回路2の論理“L”をI10ポート4により知り、
ヒータ13に対し通電OFFの制御を行う。この時、サ
ーミスタ14の検出温度は、加熱ローラ11の表面温度
とまだ一致せず、加熱ローラ11の表面温度が10°C
高い状態である。
そして、一定の時間をおいて加熱ローラ11の表面温度
が下降し、再び190℃を検出する。今度は、温度検出
回路2の出力は論理“L”から“H″に変わり、CPU
1はヒータ13の通電ONの制御を行う。この時点では
、サーミスタ14の検出温度190℃と加熱ローラ11
の表面温度は略一致しており、以後、第1温度検出回路
2の出力の変化により、CPU1はヒータ13に対しO
N10 F Fの通電制御を行い(57)、装置の運用
中はこれを続行する(58)。
第3図は、第2図のフローに基づいて実施された加熱ロ
ーラ11の立上げ時における表面温度の推移を表した温
度曲線である。この図において■は加熱ローラ11の表
面温度、■はサーミスタ14が検出した加熱ローラ11
の表面温度の温度曲線である。
室温あるいは装置内部の温度からヒータ13の加熱によ
り加熱ローラ11の表面温度は上昇してゆくが、これを
検出するサーミスタ14の検出温度は遅れて立上がり上
昇してゆく。ヒータ13の通電ONの開始より所定の時
間TIを経過した検出1でサーミスタ14は加熱ローラ
11の表面温度200℃(立上制御温度)に対応して立
上基準温度150℃を検出する。するとCPU1は、こ
れを検出したことにより、検出2まで所定のタイムチャ
ートによるヒータ13に対するO N10 FFの通電
制御を行う。第3図の上部にそのタイムチャートの一例
を図示しであるが、時間T2の間、ON10 F Fを
一定の時間間隔tl−tnで繰り返す制御を行っている
。tl−tnの各時間の配分は、ヒータ13及び加熱ロ
ーラ11の温度特性に応じて、加熱ローラ11を立上制
御温度200℃に維持するのに最適なように設計されて
いる。
これを検出2まで続行し、ここで190°Cを検出する
。ここにおいて、サーミスタ14が検出する温度と加熱
ローラ11の表面温度は、まだ一致せず、加熱ローラ1
1の表面温度が高く約20000である。190℃を検
出したことにより、CPU1はヒータ13の通電OFF
の制御を行う。これにより、加熱ローラ11の表面温度
は190’Cまで下降してくるが、約200℃からの下
降であるので217℃から下降する従来のものに比べ、
より短いT3という時間で190℃となる。この時点で
は、サーミスタ14の検出温度と加熱ローラ11の表面
温度は一致しており、この検出3における190℃の検
出から熱定着装置の使用開始が可能となる。
以降、CPUIは、第1温度検出回路2の出力の論理に
より、加熱ローラ11内部のヒータ13のON10 F
 F制御を続行し、加熱ローラ11の表面温度を定着温
度である190°Cに制御保持する。
この実施例によると、上述した従来のものであると電源
ONから使用開始までの時間Tが6分18秒であったの
に対し、T=4分1分秒6秒用開始となり、5分以内に
使用可能となっており、約30%短縮されている。
また、実施例では、立上げの際における加熱ローラ11
の最高温度は、従来のものの217℃に比べ、200°
Cという可なり低いもので済んでおり、加熱ローラ11
の表面層の寿命にという点でも好ましいものである。
[発明の効果] 以上説明した本発明の熱定着装置の温度制御方法によれ
ば、加熱ローラの立上げに際して、加熱ローラの表面温
度とこの加熱ローラの表面温度を検出した検出温度とが
より短い時間で一致するように、加熱ローラに対し立上
制御温度を設定し、この立上制御温度に対応する立上基
準温度以降については、所定のタイムチャートに基づ<
0N/OFF通電により加熱ローラを立上制御温度に維
持した状態で加熱ローラ温度と温度検出素子の検出温度
とが一致するのを待つようにしているので、大幅に使用
開始の時間を短縮できるという効果がある。
また、この熱定着装置の温度制御方法によれば、立上げ
の時の加熱ローラの最高表面温度をより低いものに抑え
ることができるので、加熱ローラの表面層の寿命にも好
影響をもたらすという効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に用いる装置類のブロック図
、 第2図はCPUIが行う立上げ温度制御のフローチャー
ト図、 第3図は第2図のフローチャートにより行われた加熱ロ
ーラの表面温度の推移を表した温度曲線図、 第4図は従来の熱定着装置の概略断面図、第5図はサー
ミスタが加熱ローラに接触している状態を表した概略断
面図、そして 第6図は従来の熱定着装置の温度制御方法における加熱
ローラの表面温度の推移を表した温度曲線図である。 ■・・・CPU。 2・・・第1温度検出回路、 3・・・第2温度検出回路、 4・・・I10ポート、 5・・・ドライバ回路、 6・・・AC電源制御部、 10・・・熱定着装置、 11・・・加熱ローラ、 12・・・加圧ローラ、 13・・・ヒータ、 14・・・サーミスタ(温度検出素子)AC・・・交流
電源、 PC・・・ホトカプラ、 TRA・・・トライアック

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 トナー定着用の加熱ローラの温度を加熱ローラに接触す
    る温度検出素子を介して検出しつつ加熱ローラ用のヒー
    タの通電制御を行うことにより、所定の定着温度に加熱
    ローラの温度を維持するようにしてなる加熱定着装置の
    温度制御方法に於いて、 所定の定着温度を温度検出素子を介して検出するための
    第1温度検出回路と、 定着温度より低い立上基準温度を温度検出素子を介して
    検出するための第2温度検出回路とを設け、 通常の使用状態においては、第1温度検出回路を用いて
    ヒータの通電制御用に用い、 加熱ローラの立上げ時には、加熱ローラが所定の立上制
    御温度に達するまでは第2温度検出回路を用い、この第
    2温度検出回路が立上制御温度に対応する立上基準温度
    を検出したならば、ヒータに対し所定のタイムチャート
    に基づきON/OFF通電を繰り返す制御を行ないつつ
    加熱ローラの立上制御温度を維持すると共に、第1温度
    検出回路による制御に切り換え、第1温度検出回路が定
    着温度を検出したらヒータに対する通電をOFFとし、
    加熱ローラの冷却を待って再び第1温度検出回路が定着
    温度を検出することにより通常の使用状態とするように
    したことを特徴とする加熱定着装置の温度制御方法。
JP7501389A 1989-03-29 1989-03-29 加熱定着装置の温度制御方法 Pending JPH02254482A (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5719815A (en) * 1980-07-08 1982-02-02 Ricoh Co Ltd Temperature controlling system
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