JPH0225441Y2 - - Google Patents

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JPH0225441Y2
JPH0225441Y2 JP1986074893U JP7489386U JPH0225441Y2 JP H0225441 Y2 JPH0225441 Y2 JP H0225441Y2 JP 1986074893 U JP1986074893 U JP 1986074893U JP 7489386 U JP7489386 U JP 7489386U JP H0225441 Y2 JPH0225441 Y2 JP H0225441Y2
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JP
Japan
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container
fins
uranium hexafluoride
collection
inner cylinder
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  • Vaporization, Distillation, Condensation, Sublimation, And Cold Traps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案は、昇華性のある六フツ化ウランなど
の物質を製造、あるいは精製する際、上記物質の
蒸気を含む気体を冷却したフインに当て、上記物
質をフイン表面上に固体として捕集するためのコ
ールドトラツプに関するものである。
「従来の技術」 この種のコールドトラツプの従来例を第3図を
参照して説明する。この従来例は、六フツ化ウラ
ンの製造、あるいは精製する際に使われるコール
ドトラツプである。
この図において符号1はコールドトラツプの容
器である。この容器1は、有底円筒状をした容器
本体1aと、円板状の蓋1bとからなるものであ
る。容器本体1aの上部には、気体を容器内に導
入するための供給口2と排気のための排気口3が
設けられている。
容器本体1aの内部には、冷媒を通す管路4
と、蒸気を通す加熱管5がU字状に折曲されて配
置されている。この管路4および加熱管5には、
金属板であるフイン6aが容器の半径方向と同じ
向きで固定されている。上記の管路4には冷媒と
して−5℃〜−40℃程度の温度としたトリクロー
ルエチレンブラインが通され、管路4に固定され
た捕集フイン6aを冷却させる。また、上記加熱
管5には蒸気が通され、捕集フイン6aを100℃
程度の温度まで加熱できるようになつている。ま
た、この管路4および加熱管5には蓋1bが、捕
集フイン6aと同じ方向に固定されている。な
お、図には示されていないが、容器本体1aと蓋
1bは螺着されるか、あるいはパツキンを介して
ボルト止めされることにより、互いに固定される
ようになつている。
上記のコールドトラツプを構成する各部材は、
六フツ化ウランの蒸気やフツ素ガスの腐蝕を受け
難いような、ステンレス網、インコネル、銅など
の耐蝕性のある材質で形成されている。
この従来のコールドトラツプにより、六フツ化
ウランを捕集する方法について説明すると、ま
ず、容器本体1aに管路4と加熱管5および捕集
フイン6aを挿入し、蓋1bを容器本体1aと固
定する。次に管路4内に冷却されたトリクロール
エチレンブラインを通し、捕集フイン6aを冷却
する。次に供給口より六フツ化ウラン蒸気を含む
気体を流し込む。気体成分中の六フツ化ウラン
は、冷却された捕集フイン6aの表面に当たり、
捕集フイン6aの表面に固体の六フツ化ウランと
して捕集される。残りの気体は排出口より排出さ
れる。六フツ化ウランの捕集が完了したら、コー
ルドトラツプ内に残つている気体を排気し、この
後加熱管5に蒸気を流し込み、捕集フイン6aを
加熱する。捕集フイン6aの表面に蓄積された六
フツ化ウランは気化され、コールドトラツプから
次の処理装置へと移送される。
「考案が解決しようとする問題点」 上記のコールドトラツプの構造では、六フツ化
ウランを固体とし捕集中、残りの気体を排出する
際、容器本体1aも冷却されているので、気体中
に六フツ化ウランが残つていると、排出口3で固
化したり又、六フツ化ウランを気化させて、コー
ルドトラツプより排出される際、捕集フインだけ
を加熱させるため、気化した六フツ化ウランが加
熱されていない排出口で再び固化し、排出口に詰
まりが生じる欠点があつた。
「問題点を解決するための手段」 この考案は、気体の供給口および排気口が軸方
向に離間して設けられた円筒状の容器と、 この容器内に同軸状に挿入された内筒と、 この内筒内に挿入され該内筒を冷却する冷却管
路と、 前記内筒の外周面にその軸方向に延在するよう
に設けられた複数の捕集用冷却フインと、 前記容器の内周面にその軸方向に延在し、前記
捕集用冷却フインの間に配された加熱フインと、 前記容器の外周面に設けられた加熱手段とを備
えてなる構造とすることによつて、上記の問題点
を解決している。
「作用」 供給された固体物質の蒸気は、上記の捕集用冷
却フインと、加熱フインの間を、この両方のフイ
ンに沿つて流れる。また上述の加熱手段により、
加熱時には容器および加熱フインが加熱される。
「実施例」 第1図ないし第2図は、この考案の一実施例を
示す図である。この実施例は、この考案を六フツ
化ウランの製造あるいは精製する際に使われるコ
ールドトラツプに適用した場合に実施例である。
これらの図において、符号1はコールドトラツ
プの容器でなる。この容器1は有底円筒状の容器
本体1aと円板状の蓋1bとからなるものであ
る。容器本体1aの上部には、気体を容器内に導
入するための供給口2と排気のための排気口3が
設けられている。また、容器本体1aの内面に
は、容器の軸方向に沿つて矩形状の容器側フイン
(加熱フイン)7が固着されている。また、容器
本体1aの外面には、ヒーター(加熱手段)9が
設けられている。
容器本体1aの内部には、円筒状の内筒8が挿
入される。この内筒8の内部には、管路(冷却管
路)4が折曲されて設けられている。この管路4
には冷媒として−5℃〜−40℃程度の温度とした
トリクロールエチレンブラインが通される。上記
内筒8の外面には、内筒8の軸方向に沿つて矩形
状の捕集フイン(捕集用冷却フイン)6bが固着
されている。また、内筒8には円板状の蓋1bが
内筒8の周方向外方に固定されている。なお、図
には示されていないが、容器本体1aと蓋1bは
螺着されるか、あるいはパツキンを介してボルト
止めされることにより、互いに固定されるように
なつている。
上記のコールドトラツプを構成する各部材は、
六フツ化ウランの蒸気やフツ素ガスの腐蝕を受け
難いようなステンレス鋼、インコネル、銅、など
の耐蝕性のある材質で形成されている。
上記のコールドトラツプにより、六フツ化ウラ
ンを捕集する方法について説明すると、まず、容
器本体1aに内筒8と捕集フイン6bを挿入し、
蓋1bを容器本体1aに固定する。次に、管路4
に冷却されたトリクロールエチレンブラインを通
し、内筒8および捕集フイン6bを冷却する。こ
の際、ヒーター9の電源10は、OFF状態にし
ておく。次に供給口2より六フツ化ウラン蒸気を
含む気体を流し込む。気体は捕集フイン6bと容
器側フイン7の間をこの両方のフインに沿つて流
れる。気体成分中の六フツ化ウラン蒸気は冷却さ
れた捕集フイン6bに当たり、フイン表面に固体
の六フツ化ウランとして捕集される。残りの気体
は、排出口3より排出される。冷媒による冷却を
停止しこの後、容器本体外面に設けられたヒータ
ー9により、容器本体1aと容器側フイン7を加
熱する。捕集フイン6bの表面にある固体の六フ
ツ化ウランは、容器側フイン7により加熱され、
気化する。気化した六フツ化ウランは、コールド
トラツプから次の処理装置へと移送される。
上述の構成によるコールドトラツプでは、容器
本体1aをヒーター9によつて加熱するようにし
たので、気化した六フツ化ウラン蒸気が排出口で
再固化することなく、スムーズに排出されること
ができる。
また、容器本体1aの内面に容器側フイン7を
設けたので、容器本体1aに加えられる熱を、捕
集された六フツ化ウランに効率よく伝えることが
できる。
また、加熱方法として、容器本体1aをヒータ
ー9で加熱するようにしたので、従来のように容
器の内部に蒸気を通す加熱管を設ける必要がな
い。六フツ化ウランは水と激しい反応性を持つて
いるので、容器内に蒸気を通す加熱管が無けれ
ば、六フツ化ウランを取り扱う上での安全性を向
上させることができる。
なお、この実施例では容器本体1aをヒーター
9で加熱するようにしたが、容器を加熱する他の
加熱手段でも良い。
「考案の効果」 この考案のコールドトラツプによれば、 軸方向に離間した供給口および排出口を設け
た円筒状の容器と、 容器内に同軸状に挿入された内筒と、 内筒内に挿入されて、該内筒を冷却する冷却
管路と、 内筒の外周面に軸方向に延在するように設け
られた複数の捕集用冷却フインと、 容器の内周面に軸方向に延在し、捕集用冷却
フインの間に配された加熱フインと、 容器の外周面に設けた加熱手段 とを備えてなることを構成上の主たる特徴として
いるから、 (イ) 捕集用冷却フインを冷却し、容器を加熱しな
い状態で、六フツ化ウラン蒸気を供給口から容
器内に供給して排気口から排出することによ
り、捕集用冷却フインおよび内筒の外周面で六
フツ化ウランを冷却固化して捕集することがで
き、 (ロ) 六フツ化ウランを捕素後、捕集用冷却フイン
の冷却を止めて、加熱手段で容器を加熱するこ
とにより、容器の内周面および加熱フインによ
つて固化した六フツ化ウランを再び気化させる
ことができ、 (ハ) 気化した六フツ化ウランを排気口等からほぼ
完全に回収することができ、 (ニ) 容器が加熱されているから、排気口等から六
フツ化ウランを回収する際に、再び冷却されて
固化し、排気口等に詰まるという不具合を防止
することができ、 (ホ) 捕集用冷却フインの間に加熱フインを設けて
いるから、捕集用冷却フイン等で捕らえた六フ
ツ化ウランを効率よく加熱することができ、 したがつて、容器内に捕られた六フツ化ウラン
を効率よく回収することができるとともに、回収
時に固化した六フツ化ウランが再び固化して排気
口等に詰まるという不具合を防止することができ
るという顕著な作用効果を奏る。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第2図は本考案の一実施例を示す
図であつて、第1図はコールドトラツプの斜視
図、第2図は同横断面図、第3図は従来のコール
ドトラツプを示す斜視図である。 1……容器、1a……容器本体、1b……蓋、
2……供給口、3……排出口、4……管路(冷却
管路)、5……加熱管、6a,6b……捕集フイ
ン(捕集用冷却フイン)、7……容器側フイン
(加熱フイン)、8……内筒、9……ヒーター(加
熱手段)、10……電源。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 気体の供給口および排気口が軸方向に離間して
    設けられた円筒状の容器と、 この容器内に同軸状に挿入された内筒と、 この内筒内に挿入され該内筒を冷却する冷却管
    路と、 前記内筒の外周面にその軸方向に延在するよう
    に設けられた複数の捕集用冷却フインと、 前記容器の内周面にその軸方向に延在し、前記
    捕集用冷却フインの間に配された加熱フインと、 前記容器の外周面に設けられた加熱手段とを備
    えてなることを特徴とするコールドトラツプ。
JP1986074893U 1986-05-19 1986-05-19 Expired JPH0225441Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986074893U JPH0225441Y2 (ja) 1986-05-19 1986-05-19

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JP1986074893U JPH0225441Y2 (ja) 1986-05-19 1986-05-19

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JPS62187604U JPS62187604U (ja) 1987-11-28
JPH0225441Y2 true JPH0225441Y2 (ja) 1990-07-12

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ID=30920534

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10699819B2 (en) * 2018-05-07 2020-06-30 Westinghouse Electric Company Llc UF6 transport and process container (30W) for enrichments up to 20% by weight

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4995813A (ja) * 1972-12-01 1974-09-11
JPS5230263A (en) * 1975-09-02 1977-03-07 Toshiba Corp Cold trap device

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS4995813A (ja) * 1972-12-01 1974-09-11
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JPS62187604U (ja) 1987-11-28

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