JPH02254243A - 建物用の空気清浄装置 - Google Patents

建物用の空気清浄装置

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JPH02254243A
JPH02254243A JP1075526A JP7552689A JPH02254243A JP H02254243 A JPH02254243 A JP H02254243A JP 1075526 A JP1075526 A JP 1075526A JP 7552689 A JP7552689 A JP 7552689A JP H02254243 A JPH02254243 A JP H02254243A
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wood
pieces
chemical
piece
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この発明は、建物に装着される空気清浄装置に間する。
【従来の技術並びにその課題】
室内には無数の雑菌が生息する。例えば、4゜5帖のシ
ュウタンの部屋には、約100万匹のダニが生息すると
言われている。これに対して、床板に檜を使用すると、
ダニは1万分の1に減少して、約100匹となることが
観測されている。檜に含まれるβ−ツヤプリジン等の殺
菌作用が、ダニを極減させるからである。 しかしながら、檜は極めて高級な内装材であるため、特
別な建物を除いて、多用できない。檜等の木材を多用し
た木造家屋は、ダニを少なくできるばかりでなく、木に
独得の性質を生かして、住み良さを実現できる。木は、
湿度が高いときには水分を吸湿し、また、乾燥すると水
分を放出する特性があるからである。 ただ、現在の家屋は、木造家屋であっても、木の使用量
が減少し、新建材の使用量が増加している。従って、木
造家屋であっても、木の特性を有効に生かして、室内環
境を快適にすることができない。 さらに、現在の家屋に使用されている建築用の木材は、
装飾のために、はとんどのものが表面塗装され、あるい
は、表面に合成樹脂を圧入して使用される。この状態の
木材は、表面処理層によって呼吸作用が停止される。し
たがって、木の特質である、吸湿−n[混作用が極めて
少なく、木の特性が殺されて使用されているのが実状で
ある。 ざらに、内装用の壁板に使用できる板材は、木目が奇麗
で高級なものに限られる。安価なものは、表ml模様が
粗悪で装飾用に使用できない。内装用の木は、室内の表
面仕上げ材として使用するからである。従って、木は、
高級な家屋には使用出来ても、安価な建物には、内装用
の表面仕上げ材として使用出来ない。 また、木を内装材に使用する建物は、室内の意匠に制限
を受ける。洋風の建物は、木で内装すると、周囲とのト
ータルバランスをとるのが難しい。 このような建物には、種々の色や模様の新建材を使用せ
ざるをえない。 本発明者は、旧来の木造家屋の特長を、現在のあらゆる
種類の建物に生かすことを目的に、この発明の開発に着
手し、類似する公報を調査した。 その結果、壁の中空部に充填する壁面充填材として、木
くずを使用したもの(特開昭61−176734号公報
)を見つけた。この充填材は、木くずと、海綿状の無機
質粒体とをセメントで結合している。セメントは木くず
の周囲を包み込んで、燃焼を防止している。この充填材
は、下記の方法で現場施工される。 ■ 木くずと、無機質粒体と、セメントとを混合する。 木くずと粒体とはほぼ等量とし、セメントは粒体の半分
の重さとして、これに水を加えて混練りする。 ■ 混合物を、壁のと部に設けた注入口から流し込み、
重力と流動性とで、壁内の隅々まで行きわたらせる。 ところが、この充填材は、壁面の断熱材、防音材、耐火
材として使用できるが、木くずをセメントで被覆してい
るので、木の吸湿性を有効に利用して、室内の湿度を調
節することは出来ない。 また、チップを使用した断熱防水工法が、特開昭62−
236950号公報に開示されている。 この工法は、チップにパーライトを混入したモルタルを
、屋根の下地材にしている。この工法は、木材を小さく
切断したチップを使用しているが、モルタルを一緒に使
用し、また、屋根に使用されているので、チップで室内
の湿度を調節することはできない。 本発明者は、木の特長を生かし、しかもあらゆる種類の
家屋に使用できる建物の壁構造について種々の実験と試
行錯誤とを繰り返した結果、理想的な特性の木造家屋の
開発に成功した。この建物は、第4図示すように、外壁
材1と内壁材2との間の中空部に、木材片4を充填する
ものであった。 中空部3には、木材を小片状に切断した無数の木材片4
、例えば、チップや木材を小さいブロック状に切断した
ものを充填した。中空部3に充填された木材片4は、間
を空気が通過できるように、空隙ができる状態に充填し
た。 木材片4は、表面から水分を吸湿し、また、吸湿水分を
放出するように、表面に木材を表出させ、非通気性の膜
で覆わない状態とした。 壁の中空部3と室内とで空気が流通するように、内壁材
2を貫通して、室内に連通して空気循環路を設けた。 中空部3の木材片4に室内空気を充分に送風するように
、中空部3に連結して強制送風ファン10を設けた。 強制送風ファン10は、好ましくは、天井裏と、中空部
3と、床内の少なくとも何れかに設けた。 この構造の建物は、壁の中空部に充填された木材片40
間に室内空気を通過させることによフて、木材片4でも
って、室内空気の湿度を調整することができ、また、木
材片4によって室内空気を濾過して、清澄にできる特長
がある。 この構造の建物は、旧来の木造家屋を卓越する、住心地
の良い室内環境を実現できる。ところが、既存の建物に
採用することが難しい。壁内に木材片を充填するからで
ある。この構造の建物は、木材片に檜のチップ等を使用
することによって、室内に循環する空気に、心地よい香
りを漂わせることができる。 しかしながら、この構造の建物は、木材片を壁内に充填
しているので、長期間使用するに従って、檜等の香りが
減少する。−旦香りが減少すると、木材片の入換が出来
ないので、その後、木材片で室内に快適な香りを漂わせ
ることができない。 この発明はさらにこの欠点を解決することを目的に開発
されたもので、この発明の重要な目的は、長期間に渡っ
て室内空気を殺菌し、あるいは、室内空気に快適な香り
を漂わせることができ、さらに、室内空気を清澄にでき
る建物用の空気清浄装置を提供するにある。
【従来の課題を解決する為の手段】
この発明の建物用の空気清浄装置は、下記の構成をイー
えている。 (a)  空気清浄装置は、ケーシング6と、木材片4
と、木材片4に薬液を補給する薬液供給手段と、強制送
風ファン10とを備えている。 (b)  ケーシング6は中空状で、中空部に室内空気
を循環できるように、空気の吸入口7と排出口8とが開
口されている。 (c)  室内空気が、吸入口7から吸入されて中空部
を通過し、その後排出口8から室内に還流されるように
、ケーシング6の吸入口7と排出口8と中空部と、強制
送風ファン10とは直列に連結されている。 (d)  木材片4は、木材を小片状に切断Lノたもの
で、これがケーシング6の中空部に充填されている。木
材片4には、例えば、チップ給木材な小さいブロック状
に切断したものが使用できろ。 (e)  中空部3に充填された木材片4は、間に空隙
ができる状態に充填されている。 (f)  木材片4は、表面から薬液を吸収し、また、
吸収した薬液を放出するように、表面に木材が表出して
いる。 (g)  ケーシング6に開口された吸入口7と排出口
8とは、室内に連通される。 (h)  強制送風ファン10が室内空気を木材片4の
間に通過させ、木材片4で、空気を濾過すると共に、含
有する薬液を気化させて空気中に放出するように構成さ
れている。
【作用効果】
この発明にかかる建物用の空気清浄装置は、ケーシング
の中空部に、木材片を充填している。この構造の空気清
浄装置は、ケーシング内に充填された木材片が空気を清
澄にして湿度を調整する。 従って、木が室内空気を清澄にして湿度調整するにもか
かわらず、従来の木造家屋のように、壁面に木を張る必
要がない。したがって、家屋の壁の模様を木目に特定し
ないにもかかわらず、旧来の木造建築よりも、さらに優
れた室内湿度調節機能と空気清澄作用とを実現する。そ
れは、木材片が、高湿度の時には多量の水分を吸湿し、
また、乾燥した時には水分を放出し、さらに、木材片の
間を通過するときに空気に含まれる塵が除去されること
が理由である。 中空部の木材片の吸湿量を多くできるのは、壁に張られ
る板状の木材に比較すると、小片状の木材片は、重量当
りの表面積を著しく広くして、回吸水量を多くできるか
らである。 表面積が広い木材片は、空気との接触面積が広く、室内
空気との間で、水分の吸湿と放出とをスムーズにし、ま
た、空気に含まれる塵を効率よく濾過して除去できる。 従来の木造家屋の壁面に張った木板は、表面積が壁の面
積に制限される。表面に凹凸を設けたとしても、それほ
ど表面積を広くできない。ところが、この発明の木材片
は、壁面の面積とは比較にならない程広い表面積にでき
る。木材片全体の表面積の総量は、木材片を小さくする
程広くできる。 また、この発明の建物は、湿度調整する木材片の総表面
積を大きくする為に、手間のかかる加工を必要としない
。単に木材を小さな小片状に加工するだけでよい。木材
片を見えないところに収納するからである。このため、
木材片は、外形を美しく仕上げて切断する必要がない。 したがって、木材加工は極めて簡単である。例えば、木
材をチップに加工する装置を使用して、簡単かつ容易に
、しかも、迅速に小片状に加工できる。このため、加工
費を著しく低減できる特長がある。 ざらに、この発明の建物の壁構造に使用される木材片は
、材料コストも著しく安くできる。木材片に加工される
原料木材には、はとんどの種類のものを使用でき、また
、形状にも制限を受けない。 このため、極めて安価な廃材や間伐材を使用できる。原
料コストと加工手間とを安価にできる木材片は、極めて
安価に多量生産でき、しかも、天然木の湿度を調節する
能力を向上できるという、優れた特長を実現する。 また、この発明の建物用の空気清浄装置は、建物の屋内
、あるいは、屋外に装着し、ケーシングに木材片を充填
して、室内空気を清澄に、湿度調整をするので、従来の
建物にそのまま利用できる。 言い代えれば、室内装飾のデザインを制約することなく
、室内の居住環境を向上でき、また、既存の建物にも簡
単に取り付けできる特長がある。 このため、壁板には、室内のトータルデザインによくマ
ツチした新建材等を使用して、居住環境は、旧来の木造
建娶を卓越する「快適な住み心地」を実現することがで
き、また、新築と既存住宅の両方に利用できる特長があ
る。 従来の木造家屋の壁面に張られている木製の内装材は、
厚さに比例して高価になる。コストが壁に張る板材の厚
さを制限1ノでいる。普通、内装用の壁板には、3mm
以下の板材が使用されている。 従って、壁板に、吸湿できる板材を使用したとしても、
板材の総量をそれほど多くできない。 これに対して、この発明の空気清浄装置は、極めて安価
な木材片を使用して、室内空気を調節し、また、空気を
清澄にしている。このため、多量の木材片を使用して、
安価で、湿度調節能力と、空気清澄能力とを向上できる
特長がある。 さらにまた、この発明の建物は、強制送風ファンによっ
て、室内空気を中空部に強制的に循環させている。強制
循環される空気量は、自然対流式の循環量に比較して、
著しく多くできる。また、このことは、中空部に密に木
材片を詰めて、空気が通過し難い状態となっても、空気
の循環量を多くできる。このため、中空部に多量の木材
片を詰めて充填でき、中空部の容積に対する木材片量を
増加して、湿度調整能力を向上できる。 また、強制送風ファンの送風量で、室内と中空部との空
気循環量を制御できる。送風量が多い大型の強制送風フ
ァンを使用すると、空気循環量が多くなり、反対に、小
型の強制送風ファンを使用すると、空気循環量を少なく
できる。また、強制送風ファンの運転を制御するなら、
送風状態を調整することも可能となる。すなわち、必要
な時にのみ室内空気を中空部に循環させることができる
。 さらにまた、この発明の空気清浄装置の特筆すべき特長
は、長期間に渡って、木材片に薬液を供給できることに
ある。薬液が供給される含浸された木材片を通過する空
気は、木材片に含まれる薬液で殺菌され、あるいは、快
適な香りが添加され、あるいはまた、悪臭が脱臭されて
室内に循環される。 例えば、木材片に檜の香りを添加することによって、室
内に檜の香りを漂わせることができ、また、香りが少な
くなると、薬液供給手段によって再び香りの薬液を木材
片に添加できる。また、薬液には、快適な香りを出す芳
香剤に代わって、アニコ(登録商標)等の脱臭剤、ある
いは、空気中の雑菌を殺す薬液等も使用できる。 従って、この発明の建物用の空気清浄装置は、極めて快
適に使用できると共に、これを設置するために室内デザ
インに影響を与えることなく、室内空気を快適にできる
特長がある。
【好ましい実施例】
以下、この発明の実施例を図面の簡単な説明する。 但し、以下に示す実施例は、この発明の技術思想を具体
化する為の建物用の空気清浄装置を例示すものであって
、この発明の空気清浄装置は、構成部品の材質、形状、
構造、配置を下記の構造に特定するものでない。この発
明の空気清浄装置は、特許請求の範囲に記載の範囲に於
て、種々の変更が加えられる。 更に、この明細書は、特許請求の範囲が理解し易いよう
に、実施例に示される部材に対応する番号を、特許請求
の範囲に示される部材に付記している。ただ、特許請求
の範囲に記述される部材を、実施例に示す部材に特定す
るものでは決してない。 第1図に示す建物用の空気清浄装置は、ケーシング6と
、木材片4と、木材片4に薬液を補給する薬液供給手段
と、木材片4の間に室内空気を循環させる強制送風ファ
ン10とを備えている。 図に示す空気清浄装置は、壁面に固定されている。 ■ ケーシング6は、下記の構造に作られている。 ケーシング6は、内部に、木材片4を充填する中空部3
が設けられている。中空部3に連通して、ケーシング6
の下部に空気の吸入口7が、上部に排出口8が開口され
ている。吸入口7から吸入された空気は、排出口8から
排出される。すなわち、ケーシング6は、吸入口7がら
空気を吸入し、吸入した空気を排出口8から室内に排出
する。従って、ケーシング6は、吸入した空気が途中で
漏れない構造に作られている。 ケーシング6の中空部3には、無数の木材片4が内蔵さ
れている。 ケーシング6の中空部3の容積は、部屋の大きさを考慮
して、充填する木材片4の量で決定される。部屋が6〜
10帖の場合、中空部3の容積は、通常10〜200悲
、好ましくは、30〜100悲の範囲として、ここに木
材片4を充填する。 ケーシング6は、狭い据え付は面積で大きな内容積を有
するように、細高い筒状に作られている。 ■ 中空部3に充填される木材片4は、下記の構成を有
する。 木材片4には、あらゆる種類の木材、例えば、ヒノキ、
スギ、マツ、モミ、ブナ、ケヤキ、ツガ、クリ、サクシ
、カシ、クス、キリ等の木材を小さく切断したものを使
用できる。 木材片4に、ヒノキやクスを使用したものは、ここを通
過する空気を殺菌し、また、防虫効果もある。 木材を小片状に加工するには、最も簡単には、バルブ用
のチップと同じように切断する。ただ、この発明は、木
材片4の形状をチップ形状に特定するものでない。例え
ば、木材を小さいブロック状に加工したもの、あるいは
、木材を木屑状に小さく粉砕することも可能である 木材片4は、ばらばらの状態で中空部3に充填すること
もできるが、これを通気性のケースに入れて、中空部3
に充填することもできる。 通気性のケースには、孔をあけた段ボール製あるいは合
成樹脂製のケースを使用できる。木材片4をケースに入
れて中空部3に充填する場合、中空部3に簡単に充填で
きる特長がある。 また、木材片4をケースに詰める場合、これに固形状の
芳香剤等を一緒に入れることもできる。 中空部3に充填される木材片4は、ここの空気が室内に
循環されるように、木材片4の間に空隙ができる状態に
充填されている。 木を1片4間の空隙は、木材片4の形状で調整できる。 木材片4が小さい程、空隙が狭くなって空気が通り難く
なる。反対に、木材片4を大きくする程空隙が大きくな
って空気が通過し易くなる。 小さい木材片4は、空気の濾過効率が高く、空気をより
清澄に濾過できる。大きな木材片4は、空気がスムーズ
に通過して、塵による目詰まりを起こし難い。 木材片4の大きさは、空気の濾過率を考慮して、通常0
.1平方市〜100立方c1好ましくは1〜20立方C
l11の範囲に調整される。 また、ケース詰めして中空部3に充填する場合、充填状
態で木材片4の空隙率を調整できる。 ところで、木材片4は、空気の濾過と一緒に、湿度を調
整する作用がある。したがって、木材片4は、空気中の
湿度が高いときには、表面から水分を吸湿し、空気中の
湿度が低いと、吸湿水分を放出して、室内空気の湿度を
調節する。 また、木材片4は、供給された薬液を含浸し、また、含
浸された薬液を気化させて空気中に放出する。従って、
木材片4は、表面から吸湿、排湿でき、また、薬液を吸
収して、放出できるように、表面に木材が表出する必要
がある。表面を、非通気性の膜で覆うと、薬液の吸収性
が失われるのでよくない。 この発明は、空気清浄装置の中空部3に、木材片を充填
することを特長としているが、木材片と一緒に、セラミ
ック粒や紙等を、増量材として充填することもできる。 さらに、この発明の空気清浄装置は、建物に装着される
ケーシング6に木材片4を充填している。 従って、木材片4をカートリッジ式に交換できる構造に
できる。この空気清浄装置は、木材片4をカートリッジ
9に充填し、カートリッジ9を介して木材片4をケーシ
ング6の中空部3に充填する。 カートリッジ9は、充填された木材片4に通気できるよ
うに、通気性のあるもので作られている。 例えば、無数の通気孔を開けたダンボール箱て、安価に
カートリッジ9を作ることができる。 カートリッジ9は交換自在にケーシング6に装着される
。従って、カートリッジ9を収納するケーシング6は、
前面パネル22を脱着自在にケーシング本体に取り付け
ている。前面パネル22を外して、カートリッジ9を脱
着し、使用状態で前面パネル22を閉めると、ケーシン
グ6は、気密に閉鎖される。 このように、カートリッジ9を介して木材片4を収納す
る空気)h浮装置は、一定期間使用後、木材片4を交換
できる特長がある。例えは、数カ月使用して木材片4に
空気中の塵が目詰まりするとカートリッジ9て木材片4
を交換できる特長がある。 (■ 薬液供給手段は下記の構造を備えている。 第1四に示す薬液供給手段は、薬液タンク11と、薬)
α供給弁12と、薬液センサー】4と、制御口1i’8
15とを備えている。 薬液タンク11は、例えば、4〜20Qの薬液を蓄える
容積を有する。薬液タンク11は、ここに薬液を補給で
きるように、上面が開口され、あるいは、脱着自在にケ
ーシング6に収納されている。 薬液タンク11に供給する薬液には、例えば、木の香り
を出す芳香剤、空気中の悪臭を回収または脱臭する脱臭
剤、空気中の雑菌を死滅させる殺菌剤などが使用できる
。 薬液供給弁12は、これが間かれると、薬液タンク11
の薬液を木材片4に供給する。薬液供給弁12は、木材
片4の薬液含有量を検出して開閉される。すなわち、薬
液供給弁12は、木材片4の薬液含有率が低い時に限っ
て開弁される。 薬液センサー14は、木材片4に含まれる薬液量を検出
する。木材片4に含まれる薬液量が少なくなると、この
ことを検出して制御回路に信号を送る。また、木材片4
に薬液が供給されると、このことを検出して信号を制御
回路におくる。 薬液センサー14は、木材片4の中間あるいは底部に配
設されている。薬;αセンサー14は、例えば、電気抵
抗で木材片4の薬液含有率を検出する。 制御回路15は、薬液センサー14からの人力信号を演
算処理して、薬液供給弁12の開閉状態を次の状態に制
御する。すなわち、木材片4の薬液含有量が設定値より
も低い場合に限って、制御回路15は薬液供給弁12を
開弁する。 第1図に示す薬液供給手段は、薬液供給弁12を制御し
て、木材片4への薬液供給量を制御している。第1図の
鎖線で示すように、毛細管現象で薬)αを移送する紐材
21で薬?αタンク11の薬)夜を木材片4に供給する
こともできろ。紐材21には、無数の細繊維を集合して
紐状としたものが使用できる。紐材21は、一端を薬液
タンク11に、他端を木材片4の内部に案内している。 この構造の薬液供給手段は、毛細管現象によって、紐材
21が木材片4に薬3αを供給するので、薬液供給量r
りを極めて筒中−にできろ。薬液供給弁、薬液センサー
、制御回路を省略できるからである。 また、第2図に示すように、薬液供給弁12に代わって
、薬液ポンプ16で木材片4への給水量を制御すること
も可能である。薬液ボン116は、吸入側を薬液タンク
11に、吐出側を木材片4に連結する。 薬液ボン116を使用して、薬液タンク11から木材片
4に補給する薬液供給手段は、薬液タンク11を底部に
配設して、薬液タンク11よりも高い位置にある木材片
4に薬液を供給することが可能である。従って、この薬
液供給手段は、薬)々タンク11の設置場所に制約を受
けない特長がある。 この発明は、薬液供給手段を第1図に示す構造に特定し
ない。薬液供給手段には、木材片4に補給できる全ての
機構を採用できる。最も簡単な薬液供給手段は、木材片
の上部に設けられた薬)αの供給口である。この薬液供
給手段は、例えば、茶瓶やジョロ等を使用して、供給口
から木材片4に薬液を供給することができる。薬液の供
給量は、木材片4に含まれる薬液機を考慮して最適値に
決定する。 ところで、第1図に示すように、木材片4の下方に、通
気性がある樋17を設けるなら、木材片4には、最大含
有量以上の薬液を供給することができる。それは、木材
片から落下する薬液を樋17で受は止めて、排水し、あ
るいは、ドレンタンク(図示せず)に蓄えることができ
るからである。 ドレンタンクに蓄えた薬液は、薬液ポンプて再び木材片
に補給することも可能である。 ■ ケーシング6に内蔵されている強制送風ファンlO
は、下記の構成を有する。 強制送風ファン10は、室内の空気を吸入して木材片4
に通過させ、その後、室内に還流する。 従って、強制送風ファン10は、吸入口7と、排出口8
と、木材片4の中空部3とに直列に連結される。 第1図の空気清浄装置は、強制送風ファン10を、空気
の排出側に設けている。強制送風ファンlOは、木材片
4と吸入口7とを介して、室内の空気を強制的に吸入し
、木材片4を通過して、?道通された空気を排出口8か
ら室内に還流する。 強制送風ファン10は、必ずしも排出側に設ける必要は
ない。図示しないが、吸入側に設けることも可能である
。また、強制送風ファン10は、ケーシング6外に設け
ることも可能である。 強制送風ファン10には、小型のファン、例えは、数ワ
ラトル数十ワットの小型モーター駆動ファンが使用でき
る。 強制送風ファン10は、通常、24時間連続して運転さ
れる。ただ、強制送風ファンlOの運転時間をタイマー
で制御することもてきる。この場合、好ましくは、深夜
に運転を停止する。また、強制送風ファン10の運転ス
イッチを室内に設け、必要な時に限って強制送風ファン
10を運転することも可能でとる。 第1図に示すように、空気清浄装置を室内に設けたもの
は、家屋を改造することなく、新築あるいは既存の家屋
に簡単に取り付けてきる特長がある。 ただ、空気清浄装置は、第2図に示すように、天井裏に
設けることも可能である。この場合、薬液タンク11を
室内に配設して、薬液タンク11の水を薬液ポンプ16
で木材片4に供給する。この構造は、天井裏のスペース
を有効に利用できるので、空気清浄装置が室内スペース
を専有しない特長がある。 第2図の空気清浄装置は、天井板に空気の吸入口7と排
出口8とを間口している。空気の吸入口7と排出口8と
は、ルバーのように、通気性の天井板で閉塞されている
。吸入口7のルバーは、開閉できるように、蝶番を介し
て天井板に取り付けられている。この構造の空気清浄装
置は、吸入口7が設けられた天井板18を開いて、カー
トリッジ9に収納された木材片4を交換する。 吸入口7からカートリッジ9内の木材片40間・を通過
した空気は、強制送風ファンlOで強制的に、排出口8
のルバーから室内に還流される。従って、カートリッジ
9と排出口8との間に強制送風ファン10が内蔵されて
いる。 第2図の空気清浄装置は、木材片4の上部に、薬液供給
手段である薬液供給管20が配管されている。薬液供給
管20は、制御回路15で開閉される薬液供給弁12が
連結されている。この薬3α供給弁12は、第1図の薬
液供給弁12と同様に、木材片4の薬液含有量が低い時
に限フて開弁される。 さらに、第3図に示す空気清浄装置は、壁の外側、すな
わち屋外に設置されている。この空気清浄装置は、壁を
貫通するの吸入口7と排出口8とで室内に連結されてい
る。 ケーシング6は、上部に強制送風ファン10が内蔵され
、下部に中空部3が設けられている。中空部3には、カ
ートリッジ9を介して木材片4が充填されている。ケー
シング6の中空部3は、カートリッジ9を交換できるよ
うに、外側に扉19が設けられている。扉19を開いて
、カートリッジ9を交換する。扉19を閉めた状態で、
中空部3は気密に閉塞される。 この構造の空気清浄装置は、ケーシング6を屋外に設置
するので1.中空部3の容積を著しく大きくできる。中
空部3が大容積で、ここに多酸の木材片4を充填した空
気清浄装置は、空気を奇麗に濾過できると共に、空気濾
過整能力が高くできる。 第1図と第3図とに示す空気清浄装置は、強制送風ファ
ン10を逆転することによって室内空気のサーキュレー
タにも併用できる。すなわち、冬の寒いときには、天井
部分の暖かい空気を床下に強制的に循環して、冷え易い
床上を暖かくし、反対に、夏の暑いときには、床上の涼
しい空気を天井に循環して室内を涼しくできる特長があ
る。 強制送風ファン10を逆転すると、吸入口7と排出口8
とが反転し、吸入口7が排出口8に、排出口8が吸入口
7どなる。 ざらに、図示しないが、この発明の空気清浄装置は、床
下に設けることも可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す空気清浄装置の断面
図、第2図および第3図は、空気清浄装置を天井と屋外
とに装着した実施例を示す断面図、第4図は本発明者が
先に開発した建物を示す断面図である。 l・・・・・・外壁材、    2・・・・・・内壁材
、3・・・・・・中空部、    4・・・・・・木材
片、6・・・・・・ケーシング、  7・・・・・・吸
入口、8・・・・・・排出口、    9・・・・・・
カートリッジ、lO・・・・・・強制送風ファン、 11・・・・・・薬ン夜タンク、12・・・・・・薬液
供給弁、14・・・・・・薬液センサー 15・・・・・・制御回路、  16・・・・・・薬液
ポンプ、17・・・・・・樋、     18・・・・
・・天井板、19・・・・・・扉、     20・・
・・・・薬)α供給管、21・・・・・・紐材、   
 22・・・・・・前面パネル。 第 1 図 第 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 下記の構成を有する建物用の空気清浄装置。 (a)空気清浄装置は、ケーシング6と、木材片4と、
    木材片に薬液を補給する薬液供給手段と、強制送風ファ
    ン10とを備えている。 (b)ケーシング6は中空状で、空気の吸入口7と排出
    口8とが開口されている。 (c)吸入口7と排出口8と中空部と強制送風ファン1
    0とは、直列に連結されている。 (d)木材片4は、木材を小片状に切断したもので、こ
    れがケーシング6の中空部に充填されている。 (e)中空部3に充填された木材片4は、間に空隙がで
    きる状態に充填されている。 (f)木材片4は、表面から薬液を吸い込み、また、吸
    い込んだ薬液を放出するように、表面に木材が表出して
    いる。 (g)ケーシング6に開口された吸入口7と排出口8と
    は、室内に連通される。 (h)強制送風ファン10が室内空気を木材片4の間に
    通過させ、木材片4で、空気を濾過すると共に、含有す
    る薬液を気化させて空気中に放出するように構成されて
    いる。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015182738A1 (ja) * 2014-05-30 2015-12-03 株式会社プロテックス 空気調和器
EP4023952A1 (de) * 2020-12-29 2022-07-06 Schletterer Consult GmbH Vorrichtung zur verbesserung einer raumluftqualität

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015182738A1 (ja) * 2014-05-30 2015-12-03 株式会社プロテックス 空気調和器
JPWO2015182738A1 (ja) * 2014-05-30 2017-04-20 株式会社プロテックス 空気調和器
EP4023952A1 (de) * 2020-12-29 2022-07-06 Schletterer Consult GmbH Vorrichtung zur verbesserung einer raumluftqualität

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