JPH022534Y2 - - Google Patents

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JPH022534Y2
JPH022534Y2 JP2650283U JP2650283U JPH022534Y2 JP H022534 Y2 JPH022534 Y2 JP H022534Y2 JP 2650283 U JP2650283 U JP 2650283U JP 2650283 U JP2650283 U JP 2650283U JP H022534 Y2 JPH022534 Y2 JP H022534Y2
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JP
Japan
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hole
brazing material
recess
ring
brazing
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JP2650283U
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JPS59135861U (ja
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Landscapes

  • Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)
  • Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 この考案はロウ付け構体に関し、特に第1部材
の孔に第2部材を確実にロウ付けできる新しい構
造を提供するものであり、主として電気および機
械装置の技術分野に属する。
背景技術 電気装置等において、第1部材と第2部材との
ロウ付け構体を用いることがある。例えば、第1
図に示すように、ステム基板等の第1部材に、底
面が中心に向つて傾斜した逆円錐形状の凹部2
と、この凹部2の中心から第1部材1を貫通する
透孔3とを設け、この透孔3にリード線等の第2
部材4を挿通して、銀ロウ等のロウ材5で気密か
つ強固に固着封止したものがある。
上記のロウ付け構体は、一般に第2図に示すよ
うに、第1部材1の透孔3に第2部材4を挿通し
ておいて、凹部2内に第2部材4に嵌入したリン
グ状のロウ材5aを配置して、全体を中性雰囲気
中で加熱することにより、前記ロウ材5aを溶融
せしめて、透孔3と第2部材4とで形成される微
小間隙に、毛細管現象で浸入せしめることによつ
て製造されている。
しかしながら、第2図から明らかなように、リ
ング状のロウ材5aの内径寸法は、第2部材4へ
の嵌入作業を容易にできるように、第2部材4の
外径寸法よりもかなり大きく設定されており、ロ
ウ材5aが第2部材4と接触しないことが多い。
このため、第1部材1の凹部2の傾斜角度や仕上
状態等によつては、第3図に示すように、溶融し
たロウ材5bが凹部2の底面に沿つて流れず、ロ
ウ付けが確実に行なえない場合があつた。一方、
凹部2の底面の傾斜角度を、第3図の2点鎖線の
ように大きくすると、透孔3の長さ寸法Lが小さ
くなり、第2部材4を第1部材1に対して直角に
保持することができず、また両者の固着強度も低
下するという問題点がある。
考案の開示 それゆえ、この考案は第1部材と第2部材とを
確実にロウ付けでき、しかも第2部材を第1部材
に対して正しい姿勢で強固に固着できるロウ付け
構体を提供することを目的とする。
この考案は要約すると、凹部を、リング状ロウ
材に嵌入したときこのリング状ロウ材が第2部材
の表面に接触した状態になるような、孔に対して
非対称形状に設定したことを特徴とする。
すなわち、凹部を上記の形状にすることによつ
て、第2部材にリング状のロウ材を嵌入したとき
に、ロウ材が傾斜して第2部材に接触するので、
溶融したロウ材が第2部材の表面に沿つて流れ下
り、第1部材の孔と第2部材とで形成される微小
間隙に確実に浸入していくことによつて、第1部
材と第2部材とを確実にロウ付けできる。また、
凹部の底面の傾斜角度を大きくした場合のよう
に、孔の長さ寸法が小さくなつて、第2部材が第
1部材に対して傾斜したり、固着強度が小さくな
ることもない。
考案を実施するための最良の形態 第4図はこの考案の一実施例のロウ付け構体の
断面図を示す。図において、10は、ステム基板
等の第1部材で、垂直面と傾斜面と水平面で形成
される凹部11を有し、この凹部11の底面の偏
心した位置に透孔12を有し、この透孔12にリ
ード線等の第2部材13を挿通して、第1部材1
0と第2部材13とがロウ材14によつて気密か
つ強固に固着されている。
上記のロウ付け構体は、次のようにして製造さ
れる。すなわち、第5図に示すように、第1部材
10の透孔12に第2部材13を挿通しておい
て、第2部材13にリング状のロウ材14aを嵌
入する。このとき、凹部11が透孔12に対して
非対称形状に設定されているので、ロウ材14a
は図示するように傾斜して、その内面が第2部材
13の表面に接触する。この状態で全体を中性雰
囲気中で加熱すると、ロウ材14aを溶融し、溶
融したロウ材は第2部材13の表面に沿つて流れ
下り、第1部材10の透孔12と第2部材13と
によつて形成される微小間隙に確実に浸入してい
く。これに伴つて、第2部材13と離れている部
分のロウ材も、前記ロウ材の流れによつて、前記
微小間隙に引き込まれていく。この結果、リング
状のロウ材14aの内径寸法と第2部材13の外
径寸法との差が大きくても、第1部材10と第2
部材13とを確実にロウ付け固着できるのであ
る。また、透孔12の長さ寸法は何ら減少しない
ので、第2部材13を第1部材10に対して正し
い姿勢で固着でき、強固強度も大きくできる。
なお、上記実施例は、孔として第1部材10を
貫通する透孔12を形成した場合について説明し
たが、第1部材を貫通しない有底孔を形成した場
合でも同様に実施できるものである。
また、第2部材13の断面形状は真円状の場合
のみならず、矩形または多角形状であつてもよ
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のロウ付け構体の断面図である。
第2図は第1図のロウ付け構体を製造する場合の
ロウ材溶融前の組立状態を示す断面図である。第
3図は第1図のロウ付け構体で起りやすい不良状
態を示す断面図である。第4図はこの考案の一実
施例のロウ付け構体の断面図である。第5図は第
4図のロウ付け構体を製造する場合のロウ材溶融
前の組立状態を示す断面図である。 10……第1部材(ステム基板)、11……凹
部、12……孔(透孔)、13……第2部材(リ
ード線)、14,14a……ロウ材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 凹部とこの凹部に設けられた孔とを有する第1
    部材と、前記孔に挿入された第2部材とをロウ材
    で固着してなるロウ付け構体において、 前記凹部を、リング状ロウ材を嵌入したときこ
    のリング状ロウ材が第2部材の表面に接触した状
    態になるような、前記孔に対して非対称形状に設
    定したことを特徴とするロウ付け構体。
JP2650283U 1983-02-23 1983-02-23 ロウ付け構体 Granted JPS59135861U (ja)

Priority Applications (1)

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JP2650283U JPS59135861U (ja) 1983-02-23 1983-02-23 ロウ付け構体

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JP2650283U JPS59135861U (ja) 1983-02-23 1983-02-23 ロウ付け構体

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Publication Number Publication Date
JPS59135861U JPS59135861U (ja) 1984-09-11
JPH022534Y2 true JPH022534Y2 (ja) 1990-01-22

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ID=30157416

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JP2650283U Granted JPS59135861U (ja) 1983-02-23 1983-02-23 ロウ付け構体

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JP6207829B2 (ja) * 2012-11-06 2017-10-04 ユニプレス株式会社 燃料タンクにおけるフィラーパイプへのブリーザパイプ接続構造の製造方法

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JPS59135861U (ja) 1984-09-11

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