JPH02252754A - 電子部品用ポリエステル組成物成形体 - Google Patents

電子部品用ポリエステル組成物成形体

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JPH02252754A
JPH02252754A JP7761389A JP7761389A JPH02252754A JP H02252754 A JPH02252754 A JP H02252754A JP 7761389 A JP7761389 A JP 7761389A JP 7761389 A JP7761389 A JP 7761389A JP H02252754 A JPH02252754 A JP H02252754A
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広部 和史
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ハンダ耐熱性にすぐれ金属電極部の接点不良
をおこしにくい電子部品を製造しうるポリエステル組成
物に関する。
[従来の技術および発明が解決しようとする課題] 従来よりリレー・スイッチといった電子部品には、強化
ポリブチレンテレフタレート系組成物が多−く用いられ
ている。
しかしながら、強化ポリブチレンテレフタレート系組成
物にて製造した難燃配合電子部品は■ハンダ浴浸漬時に
変形や表面荒れを生じやすい、■使用時に電極の接点不
良をしばしば生じるという問題点を有している。■の原
因は、ポリブチレンテレフタレート樹脂の融点が約22
3℃と低いことであり、■の原因は、加工時に生じて部
品中に残存している臭化水素などが使用時に揮散し電極
金属を腐蝕することであると考えられている。
本発明は、前記従来技術の問題点に鑑みなされたもので
あって、融点温度が高く、かつ、使用時における臭化水
素などの残存量が少なく、したがってそれらの揮散が少
ない電子部品用ポリエステル組成物を提供することを目
的としている。
【課題を解決するための手段] 本発明の電子部品用ポリエステル組成物は、ポリエチレ
ンテレフタレート系樹脂100重量部に対して、臭素系
難燃剤(以下、■成分ということもある)5〜30重量
部、アンチモン化合物(以下、■成分ということもある
)1〜10重量部、ガラス繊維(以下、■成分というこ
ともある) 15〜120重量部を配合してなり、かつ
、油浴分離イオンクロマトグラフ法により測定された臭
素イオン量が20ppm以下であることを特徴としてい
る。
[作用および実施例] 本明細書におけるポリエチレンテレフタレート系樹脂と
は、酸成分としてテレフタル酸もしくはそのエステル形
成性誘導体を少なくとも90モル%含有したものと、グ
リコール成分としてエチレングリコールもしくはそのエ
ステル形成性誘導体を少なくとも90モル%含有したも
のを用いてえられる線状の飽和ポリエチレンテレフタレ
ート樹脂、またはエチレンテレフタレートオリゴマーお
よび(または)ポリエチレンテレフタレート樹脂とポリ
エチレングリコール、ポリプロピレングリコール、−数
式(I):(式中、R1は02〜C4の2価の炭化水素
基、Xは、たとえば−〇(CH3)2、−CH2−−8
−−802−一〇〇−などの2価の結合基または直接結
合、mおよびnはそれぞれ5〜20の整数、(i+n)
個のR1は同じである必要はない)で表わされる単位を
有するポリエーテル化合物などおよび該ポリエーテル化
合物などの誘導体の少なくとも1種とのブロック共重合
体などを含むものをいう。
なお、本明細書にいうエチレンテレフタレートオリゴマ
ーとは、複数のエチレンテレフタレート単位のみならず
エチレンテレフタレート単位さらにはときとして含まれ
るテレフタレート単位のみをも含む概念である。
前記10モル5未満の範囲で用いられるテレフタル酸や
そのエステル形成性誘導体以外の酸成分としては、炭素
数8〜14の他の芳香族ジカルボン酸、炭素数4〜8の
脂肪族ジカルボン酸、さらには炭素数8〜12の脂環式
ジカルボン酸などがあげられ、その具体例としては、た
とえばフタル酸、イソフタル酸、2.B−ナフタレンジ
カルボン酸、4,4°−ジフェニルジカルボン酸、アジ
ピン酸、セバシン酸、シクロヘキサンジカルボン酸など
があげられる。
また、前記10モル5未満の範囲で用いられる炭素数2
〜lOの脂肪族ジオールやそのエステル形成性誘導体以
外のジオール成分としては、炭素数6〜15の脂環式ジ
オールや炭素数6〜15の芳香族ジオールなどがあげら
れ、その具体例としては、たとえばシクロヘキサン−1
,4−ジメタツール、2,2−ビス(4°−ヒドロキシ
シクロヘキシル)プロパン、2.2−ビス(4°−ヒド
ロキシフェニル)プロパン、ハイドロキノンなどがあげ
られる。また、前記ジカルボン酸成分およびジオール成
分の10モル5未満の量をオキシカルボン酸、たとえば
ε−オキシカプロン酸、ヒドロキシ安息香酸などでおき
かえた共重合体であってもよく、またポリエチレンテレ
フタレート系樹脂としての性質を維持する範囲で3価ま
たは4価のアルコールあるいは3塩基性酸または4塩基
性酸で分岐されていてもよい。このような分岐剤の例と
しては、トリメシン酸、トリメリット酸、トリメチロー
ルプロパン、ペンタエリスリトールなどがあげられる。
前記のごとき成分から製造される本発明におけるポリエ
チレンテレフタレート系樹脂は、通常0.35〜1.2
0の固有粘度(フェノール/1゜1.2.2−テトラク
ロロエタン−50150(重量比)、0.5%(!11
%、以下同様)濃度、25℃、以下同様)を有するもの
であるが、結晶化速度と機械的強度とのバランスがよく
なるという点からすると固有粘度0.40〜0.70の
ものが好ましく、 0.50〜0.65のものがとくに
好ましい。
本発明におけるポリエチレンテレフタレート系樹脂の他
の例である前記ブロック共重合体に含有されるポリエー
テル化合物とは、一般式(1)ニーロー云R2o+T(
1) (式中、R2は炭素数2〜18の2価の基、pは5〜4
0の整数、9個のR2は同じである必要はない)で表わ
される単位(末端を除く部分)を有する化合物であり、
該単位を含有することにより前記ブロック共重合体を含
有する組成物の結晶化速度を速くするとともに、耐衝撃
性を改善しうる。
前記R2の具体例としては、たとえばエチレン、プロピ
レン、イソプロピレン、ブチレン、ビスフェノールA残
基などがあげられ、一般式(11で表わされる単位を有
するポリエーテル化合物のうちポリエチレングリコール
、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレングリ
コール、一般式(1)で表わされる単位を有するポリエ
ーテル化合物から選ばれた1種以上のポリエーテル化合
物を用いたブロック共重合体が、えられる組成物の結晶
化速度が速くなり、射出成形時の熱安定性がよくなるな
どの面から好ましい。
前記ポリエーテル化合物は、これとエチレンテレフタレ
ートオリゴマーおよび(または)ポリエチレンテレフタ
レート樹脂とからなるブロック共重合体成分100部(
重量部、以下同様)中に好ましくは3〜BO部、さらに
好ましくは25〜60部含有される。該量が3部未満で
は結晶化速度改善効果が充分期待できず、また80部を
こえると成形品の機械的強度、耐湿性などが著しく低下
し、好ましくなくなりがちである。
前記のごとき成分から製造される本発明におけるポリエ
チレンテレフタレート −ポリエーテルブロック共重合
体は、通常0.35〜1.20の固有粘度を有するもの
であるが、結晶化速度と機械的強度とのバランスがよく
改善されるという面からは、固有粘度0.40〜1.O
Oのものが好ましく、0.50〜0.80のものがとく
に好ましい。
前記ブロック共重合体はポリエステル合成反応容器中で
共重合させて製造してもよく、押出機中で共重合させて
製造してもよい。
前記ポリエチレンテレフタレート系樹脂は単独で用いて
もよ(,2種以上併用してもよい。
熱可塑性ポリエステル系樹脂を2種以上併用するばあい
、ポリエチレンテレフタレート樹脂とポリエチレンテレ
フタレート−ポリエーテル共重合体とを併用することが
好ましく、ポリエチレンテレフタレート樹脂/ポリエチ
レンテレフタレート−ポリエーテル共重合体−9515
〜5195(重量比)の範囲で使用するのが結晶化速度
と機械的強度のバランスの点から好ましい。
本発明のポリエチレンテレフタレート系樹脂は、その融
点が約250℃であり、良好なハンダ耐熱性かえられる
本発明における■成分である臭素系難燃剤としては、熱
可塑性ポリエステル系樹脂の臭素系難燃剤として一般に
使用されつる化合物が使用されうる。このような難燃剤
のうち好ましいものとしては以下のものが例示されつる
ポリトリブロモスチレンなどの臭素化ポリスチレン化合
物、トリブロモフェノールの縮合物などの臭素化ポリフ
ェニレンオキサイド化合物、テトラブロモビスフェノー
ルA/塩化シアヌル縮合物などの末端が封鎖された臭素
含有S−)リアジン系化合物、臭素化ポリカーボネート
化合物などの臭素化ポリカーボネート化合物、臭素化ビ
スフェノールA型エポキシ樹脂などの臭素化ビスフェノ
ール型エポキシ樹脂、デカブロモジフェニルエーテルな
どの臭素化ジフェニルエーテル化合物、ポリペンタブロ
モベンジルアクリレートなどのポリブロム化ベンジルア
クリレート化合物などがあげられる。
以上、具体例でもって示したが、本明細書にいう臭素系
難燃剤はこれらのみに限定されるものではない。発明の
目的に沿い加工温度で分解しにくい臭素系難燃剤ならい
かなる種類やグレードのものをも使用しうる。たとえば
、低分子臭素化合物、臭化水素、窒素ガスなどの不純物
含有量が少ないものをあげることができる。また、臭素
系難燃剤は単独で使用してもよく、2種以上併用しても
よい。臭素系難燃剤の添加量は、ポリエチレンテレフタ
レート系樹脂100部に対して5〜30部、好ましくは
15〜23部であり、該量が5部未満では難燃効果に乏
しく、30部をこえるばあいにはポリエチレンテレフタ
レート系樹脂の結晶化を阻害して機械的強度が低下する
とともに、後述するごとく、遊離した臭素化合物の揮散
処理を行なっても時間が長くかかり効率が悪くなったり
、同じ揮散処理条件のばあいは残存臭化水素量が多くな
り、したがって、油浴分離イオンクロマトグラフ法によ
って測定される臭素イオン量が多くなリリレーなどの電
気部品に使ったばあいには接点不良を生じやすくなる。
本発明に用いるアンチモン化合物(■成分)は、前記臭
素系難燃剤(■成分)と併用することにより相乗効果を
発揮しうる公知のアンチモン化合物であり、その具体例
としては、たとえば二酸化アンチモン、五酸化アンチモ
ン、酒石酸アンチモン、アンチモン酸ナトリウムなどが
あげられ、単独で使用してもよく、2種以上で併用して
もよい。これらのうちでは二酸化アンチモンが好ましい
アンチモン化合物の添加量は、熱可塑性ポリエステル系
樹脂100部に対して1〜lO部、好ましくは3〜6部
であり、該量が1部未満では難燃相乗効果に乏しく、1
0部をこえるばあいには機械的強度が低下する。
本発明に用いるガラス繊維(■成分)にはとくに限定は
なく、一般に、市販されているごときチョツプドストラ
ンドガラス繊維である限りいずれも使用しうる。ガラス
繊維は樹脂との親和性を増すために、シランカップリン
グ剤などで表面処理されている方が好ましい。
ガラス繊維の配合量は、ポリエチレンテレフタレート系
樹脂100部に対して15〜120部であり、好ましく
は20〜100部である。該量が15部未満のばあいに
は機械的強度や熱変形温度が低くなり、120部をこえ
るばあいには加工性に問題が生じるとともに遊離した臭
素化合物量が増大する。すなわち、加工温度が高くなり
すぎたり、滞留時間が長すぎたりすると、臭素系難燃剤
の分解が促進されやすくなるため、必要とされる物性や
加工性を損なわない程度にポリエチレンテレフタレート
系樹脂の固有粘度、加工温度、安定剤添加量などの調整
が行なわれることが好ましい。
また成形された成形体(電子部品)を熱処理して、成形
体(電子部品)中に残存している遊離した臭素化合物の
揮散を行ない、さらに低減することもできる。このばあ
いの温度は100〜180″Cが適当であり、好ましく
は110〜160℃、より好ましくは120〜140℃
である。100℃未満では揮発させる時間が長すぎるし
、180℃をこえると成形体の歪が顕著になり好ましく
ない。
揮発処理の時間は、成形体の大きさや処理温度や配合な
どによって異なり一概には言えないが、120〜130
℃の温度のばあい6〜48時間程度で効果は充分である
揮散処理を行なうばあい、空気もしくはチッ素ガスを吹
付けて循環させたり、または1O−3Torr程度に減
圧することにより効果は大きくなる。加水分解を起こし
て物性低下を引き起こしたり、時間がかかりすぎるなど
の理由によりあまり行−なわれていないが、50〜BO
℃程度の温水に浸漬して遊離した臭素化合物を抽出する
方法もある。
本組成物の成形品を100〜180℃で揮散処理を行な
うと、遊離した臭素化合物の揮散と同時に、ポリエチレ
ンテレフタレートの結晶化が促進されて引張強度および
熱変形温度が高くなる傾向にある。
本発明における成形体(電子部品)中の臭素イオン量測
定法は以下の通りである。粉砕したポリエステル組成物
的1gをガラス吸収瓶にとり、チッ素ガスを流しながら
 110℃の油浴中で10時間加熱する。追い出された
臭化水素を水酸化ナトリウム溶液にて吸収し、イオンク
ロマトグラフ法により臭素イオンを定量する。本測定法
を本明細書では、油浴分離イオンクロマトグラフ法と定
義する。
油浴分離イオンクロマトグラフ法による臭素イオン量は
20pp謹以下であり、好ましくは1Opp謬以下、さ
らに好ましくはSpp■以下である。
20ppmをこえるばあいには、接点不良を生じせしめ
ることになる。臭素イオン量は少なければ少ないほどよ
く、下限はとくに設けられていない。
本発明の組成物を製造するには、本ポリエステル組成物
の各成分(ポリエチレンテレフタレート系樹脂、臭素系
難燃剤、アンチモン化合物およびガラス繊維)を押出機
を用いて混合ペレット化する方法が一般的であり、各成
分が均一に混合したペレットをうるためには、二軸押出
機を用いることが好ましいが、この方法に限定されるも
のではない。
本発明の組成物には、結晶性を増大させることを目的と
して、酢酸ナトリウム、安息香酸ナトリウム、フタル酸
系ナトリウム、フタル酸二ナトリウム、ステアリン酸マ
グネシウム、ステアリン酸ナトリウム、ステアリン酸カ
ルシウム、バルミチン酸ナトリウム、モンタン酸ナトリ
ウム、p−t−ブチル安息香酸ナトリウムなどをはじめ
とする有機酸塩類;炭酸ナトリウム、炭酸カルシラ六、
珪酸カルシウム、珪酸マグネシウム、硫酸カルシウム、
硫酸バリウムなどをはじめとする無機塩類、酸化亜鉛、
酸化マグネシウム、酸化チタンなどをはじめとする金属
酸化物;エチレン−アクリル酸共重合体の金属塩などを
はじめとする、いわゆるアイオノマー類;ポリアルキレ
ングリコールの片末端が有機金属塩になっている構造の
化合物を含有させてもよい。
本発明の組成物には、さらに他の強化充填剤、たとえば
鉱物繊維、炭素繊維、炭化珪素繊維、炭化硼素繊維、チ
タン酸カリウム繊維、石膏繊維、マイカ、カオリン、ク
レー、アスベスト、珪素カルシウム、硫酸カルシウム、
炭酸カルシウム、タルクなどを添加してもよく、またポ
リアミド系重合体、ポリカーボネート系重合体などを含
有させてもよく、ジエン系ゴム、アクリルゴム系重合体
、ブチル系重合体、エチレンプロピレンゴム系共重合体
、ウレタンゴム、エピクロルヒドリンゴム、シリコーン
ゴムなどの熱可塑性ゴムを含有させてもよく、さらには
他の添加剤、たとえば熱酸化防止剤、光安定剤、顔料、
染料、滑剤、離型剤などを難燃性や特性などを損なわな
い程度に含有させてもよい。
本発明の組成物は電子部品に好適であり、とくにリレー
・スイッチ部品に好適である。本発明の組成物にて電子
部品を射出成形したあと、オーブン中に投入し、加熱・
減圧処理を加えることにより、残存臭素をさらに低減す
ることもできる。
次に実施例に基づき、本発明の組成物を具体的に説明す
るが、本発明はこれらの実施例のみに限定されるもので
はない。
なお、実施例中における成形品の引張強度はASTM−
D888 、熱変形温度(18,6kg/c−加重下に
おける)はASTM−0848、難燃性はUL−94垂
直試験法に準拠した。臭素イオン量は油浴分離イオンク
ロマトグラフ法にしたがって測定した。耐ハンダ性は、
JIS C5H4に準拠し成形品を250部2℃のハン
ダ浴に10秒間浸漬した後の変形にて評価した。接点不
良については、成形品を銀箔にて包んだものを150℃
±1℃のオーブン中にて48時間加熱処理し、銀箔の変
色を目視にて・評価した。
実施例1〜2 ポリエチレンテレフタレート樹脂(固有粘度0.60)
 100部、臭素化ポリスチレン(Br含有率68重量
%)20部、二酸化アンチモン5部、エチレン/メタア
クリル酸共重合体部分Na塩(エチレン/メタアクリル
酸−90710(モル比)、中和率BO%)3部および
ガラス繊維(繊維径9μ、繊維長3龍)55部を二軸押
出機を用いて混合ペレット化した。このベレットを射出
成形して試験片をえ実施例1とした。さらに実施例1で
えられた試験片を130℃のオーブン中で10−3 T
orrX24時間の熱処理条件で加熱減圧処理を行なっ
たものを実施例2とした。実施例1〜2の耐熱性などの
特性につき評価を行なった。結果を第1表に示す。
比較例1〜3 比較例1として実施例2において臭素化ポリスチレンを
3部としたもの、比較例2として実施例2において臭素
化ポリスチレンを35部としたものを同様に評価した。
結果を第1表に示す。
比較例3としてポリエチレンテレフタレート樹脂をポリ
ブチレンテレフタレート(固有粘度1.10)樹脂に変
更したほかは実施例2と同様に加工し同様に評価した。
結果を第1表に示す。
第1表より、実施例1〜2はすべての項目にすぐれてい
ることがわかる。これに対し比較例1は難燃性が劣って
おり、比較例2は銀箔の変色に劣っており、比較例3は
銀箔の変色は少ないものの熱変形温度が低く耐ハンダ性
が劣っているのがわかる。
[以下余白] 実施例3 ポリエチレンテレフタレート樹脂(固有粘度0.60)
80部、ビスフェノールAのエチレンオキシド付加体(
平均分子量1000) Hjl量%およびエチレンテレ
フタレートセグメント703111%の共重合体である
ポリエチレンテレフタレート系樹脂(固有粘度0.75
)20部、デカブロモジフェニルエーテル(Br含有率
83%) 12部、二酸化アンチモン4部、p−t−ブ
チル安息香酸Ha O,8部およびガラス繊維(繊維径
10.5μ、繊維長31■)60部を用い、二軸押出機
でのペレット化を行ない、次に射出成型機にて試験片を
え、12G’Cのオーブン中で10’ Torr848
時間の熱処理条件にて処理を行なったのち、実施例1と
同様に評価した。結果−を第2表に示す。第2表より実
施例3はすべての項目にわたってすぐれているのがわか
る。
第 表 [発明の効果] 以上説明したように、本発明の組成物は、l\ンダ耐熱
性にすぐれるとともに、金属電極部の接点不良をおこし
にくい電子部品を製造することができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ポリエチレンテレフタレート系樹脂100重量部に
    対して、臭素系難燃剤5〜30重量部、アンチモン化合
    物1〜10重量部、ガラス繊維15〜120重量部を配
    合してなり、かつ、油浴分離イオンクロマトグラフ法に
    より測定された臭素イオン量が20ppm以下であるこ
    とを特徴とする電子部品用ポリエステル組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013057009A (ja) * 2011-09-08 2013-03-28 Mitsubishi Engineering Plastics Corp ポリエステル樹脂組成物及び成形体

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