JPH02252554A - 機能性を有する吸水シート - Google Patents

機能性を有する吸水シート

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JPH02252554A
JPH02252554A JP1073971A JP7397189A JPH02252554A JP H02252554 A JPH02252554 A JP H02252554A JP 1073971 A JP1073971 A JP 1073971A JP 7397189 A JP7397189 A JP 7397189A JP H02252554 A JPH02252554 A JP H02252554A
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浩三 三田
Junichi Kuroki
潤一 黒木
Shigeji Inaoka
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、機能性を有する吸水シートに関するものであ
り、さらに詳しくは、生鮮食品の鮮度保持材、生理用品
、おむつ、使い捨て雑巾、ベーパータオルなど高い吸水
性が要求される製品の素材として有用な特定の機能を具
備した吸水シートに関するものである。
〔従来の技術] 従来、生鮮食品の鮮度保持材、生理用品、おむつ、使い
捨て雑巾、ペーパータオルなどの素材として、高吸水性
樹脂が広く使用されている。
生鮮食゛晶に関しては、その鮮度を保持するために、従
来、種々の方策がとられているが、とり分け、肉類、魚
貝類などの生鮮食品から滲出する遊離水は、当該食品の
鮮度を著しく低下させることから、該遊離水を直ちに除
去することが鮮度保持に欠かせない重要ファクターとな
っている。
従来、この遊離水対策として、高吸水性高分子材料を用
いた吸水性シートを生鮮食品の包装形態中に収納して該
遊離水を吸水除去する方法が先行技術として知られてい
る。
また、果物、野菜などの青果物に関しては、箱詰め、袋
詰めなどの密閉状態もしくはそれに近い状態で青果物か
ら発生ずるエチレンガスや呼吸作用による水蒸気の結露
などが原因で鮮度低下が生起する。
このような青果物の鮮度低下を防ぐために、従来、例え
ば、高吸水性樹脂を用いた吸水性シートと、エチレンガ
ス吸着剤の2種類の鮮度保持材料を箱詰めあるいは袋詰
めした青果物の輸送形態中に収納する方法が知られてい
る。
その他各種用途に使用される吸水性シート製品としでは
、例えば、透水性を有する2枚のシート基材の間に高吸
水性樹脂粉末をザンドイッチした構造のもの、シート基
材面に高吸水性樹脂を含有する塗工剤によってパターン
状の吸水層を設けると共に、その非パターン部に接着剤
層を形成して他のシート基材を貼合したもの、など種々
の形態のものが知られている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記従来技術の場合、例えば、青果物を
包装するに際しては、吸水性シートとエチレンガス吸着
剤の2種類の材料を、各々個別に包装形態中に収納せし
める必要があり、大量の生鮮食品を包装処理する場合に
は、余分な手間がかかり、全体の作業能率の低下をもた
らし、かつ、コスト・アップの要因となるなど、種々の
問題点を有していた。
さらに、輸送中に、エチレンガス吸着剤を入れた小袋が
破損して中のエチレンガス吸着剤が青果物の表面に付着
し、製品の外観を悪くしたり、エチレンガス吸着剤の化
学成分が食品を汚染する危険性などがあった。
そして、通常の生鮮食品を対象とする包装体は、通常の
包装材料を使用するものであり、包装材料自体には、例
えば抗菌性などの特定の機能はないため、食品変敗菌に
よる汚染を原因とする生鮮食品の鮮度低下を確実に防止
することは、吸水シート単独では不可能であり、その有
効な方策の確立が望まれていた。
また、肉類や魚貝類などの動物性食品は、一般に冷蔵状
態で保存、流通されるが、このとき当該食品の組織から
ドリップの他に特有の臭いが発生し、この臭いが商品価
値を著しく低下させる原因となっていた。特に、−度冷
凍し、解凍した場合には組織自体が破壊されているため
、臭いの発生が著しく、この臭いを防止もしくは除去す
るための有効な方策を確立することが強く望まれていた
上記生鮮食品以外の製品、例えば、生理用品、おむつ、
使い捨て雑巾、ペーパータオルなどの高い吸水性が要求
される製品についても、吸水性の他に細菌による汚染の
防止、脱臭などの面でいまだ有効な方策が充分でなく、
吸水性の他に、それらを解決し得る特定の機能を具備し
た新製品の開発が望まれていた。
さらに、従来の吸水シートは、吸水された水分が吸水シ
ートの裏面へ透化してしまいその取扱いが困難になるな
どの問題点があった。
このような状況のもとで、本発明者らは、上記従来技術
の問題点を解決すべく鋭意研究を積み重ねた結果、高吸
水性材料と特定の機能性材料を特定の包装材料と組み合
わせて、吸水性と共に特定の機能を具備した吸水シート
を構成することにより、上記問題点を解決し得ることを
見い出して本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、高い吸水性と共に特定の機能およ
び防水性−を具備した、生鮮食品の鮮度保持材などに有
用な機能性を有する新規吸水シートを提供することを目
的とする。
〔課題を解決するための手段〕
このような目的を達成するために採用される本発明の構
成は、高吸水性高分子材料と特定の機能性材料からなる
混合物を特定の包装材料の間に挟着一体化してシート状
製品を構成することを特徴とするものであり、具体的に
は、次のとおりのものである。
(1)高吸水性材料と特定の機能性材料を含有する混合
物を、少なくとも一方が非透水性の積層体からなり且つ
、少なくとも一方が3種以上の材料より構成される積層
体からなる包装材料(1)と包装材料(2)の間に挟着
一体化して構成したことを特徴とする機能性を有する吸
水シート。
(2ン  包装材料(1ンまたは包装材料(2)が、基
材aO1基材(12)および基材(13)がち構成され
、基材(10、基材Q21または基材(13)が熱可塑
性樹脂からなるプラスチックフィルムまたは非透水性を
有する紙であることを特徴とする上記(1)記載の機能
性を有する吸水シート。
(3)特定の機能性材料が、抗菌性、脱臭性またはエチ
レンガス吸着性などの1種以」二の特定の機能を有する
材料である上記(1)記載の機能性を有する吸水シーl
−0 (4)混合物を、熱可塑性樹脂からなるバインダーと共
に包装材料(1)と包装材料(2)の間に挟着一体化し
て構成したことを特徴とする上記(1)記載の機能性を
有する吸水シート。
(5)全体を加熱エンボスロールにより挟着一体化して
構成したことを特徴とする上記(1)記載の機能性を有
する吸水シート。
続いて、本発明を図面をもとに詳細に説明する。
第1図は、本発明の一実施例を示すものであり、高吸水
性材料と特定の機能性材料を含有する混合物(3)を、
少なくとも一方が非透水性の積層体からなり且つ、少な
くとも一方が3種以上の材料より構成される積層体から
なる包装材料(1)、(2)の間に挟着一体化して構成
した機能性を有する吸水シートの断面図である。
第2図は、本発明の他の実施例を示すものであり、上記
混合物(3)を基材00、熱可塑性樹脂からなるプラス
チックフィルムまたは非透水性を有する紙からなる基材
0カ、および基材面から構成される装材料(1)と、透
水性を有する他の包装材料(2)の間に挟着一体化して
構成した機能性を有する吸水シートの断面図である。
非透水性の積層体からなる包装材料(第1図の包装材料
(2))は、熱可塑性樹脂からなるプラスチックフィル
ムまたはポリエチレンコート紙などの非透水性加工を施
した紙を一部の基材として用いて積層体が好適に使用さ
れるが、非透水性材料であれば如何なるものでもよく、
種々の合成樹脂フィルムやシート、金属箔なども使用可
能である。
上記熱可塑性樹脂からなるプラスチックフィルムなどの
非透水性基材は、不織布、紙、他の熱可塑性樹脂フィル
ムなどの適宜の基材を積層体の形態で使用することが望
ましいや 第2図に示したように、当該積層体は、上記熱可塑性樹
脂からなるプラスチックフィルムなどの非透水性基材を
中間層とする形態が好ましいが、非透水性基材を外層ま
たは内層に用いてもよく、積層体の形態は、例えば、全
体の装飾、風合あるいは補強など種々の目的に応じて適
宜の組合わせが選択される。そして、この積層体の非透
水性基材以外の他の基材は、該非透水性基材を補強し、
加熱エンボス時に該非透水性基材が破損するのを防ぐた
めのものであり、或いは吸水性シートにクツション性を
付与するためのものである。そして具体的には、紙、不
織布が用いられる。
一方、透水性を有する包装材料は、例えば無サイズ紙、
不織布、親水性化したポリエチレン、ポリプロピレンな
どの透水性多孔シート、セロファン、ビニロンフィルム
、熱可塑性フィルムでフィルム製造時微細連通孔をもつ
ように発泡加工したもの、無機物または高融点の核発生
剤を添加して延伸加工して微細連通孔を形成したもの、
その他ポリエチレンやポリプロピレンとパルプとの混抄
紙などのごとくある程度の透水性を有する限りいずれの
材料で構成されたものでもよく、またその厚みや積層の
程度などもある程度の透水性や強度を有する限り特に限
定されないが、とりわけ、祇と不織布との積層体、サイ
ズ紙や不織布にビスコースによってセルロース膜を形成
させたものやセルロース膜に微細な孔を形成させたもの
などが好ましい。
上記積層体を構成する不織布としては、その−部または
全部が熱可塑性樹脂の不織布であり、例えば、レーヨン
、バルブなどの繊維に、ポリオレフィン、ポリエステル
、ポリアミドなどの樹脂を含浸または混入した不織布、
または、ポリオレフィン、ポリエステル、ポリアミドな
どの繊維からなる不織布などを使用することが好ましく
、坪量15〜100g/m”のものが好適である。
また、紙としては、坪量15〜60g/m”のティッシ
ュペーパーのような柔らかい紙を重ねたものなどが使用
されるが、特に限定されない。
上記混合物(3)を構成する高吸水性材料と特定の機能
性材料などの材料のうち、機能性材料としては、抗菌剤
、脱臭剤、エチレンガス吸収剤など適宜の機能或いはこ
れらを組み合せた適宜の複合機能を有する物質又は組成
物が使用される。
そして、抗菌剤としては、銀、銅、亜鉛、錫、鉛、ビス
マス、カドミウム、クロム、水銀などの抗菌性金属材料
を、ゼオライト、活性炭、シリカ、活性白土、酸性白土
、アルミナ、活性ボーキサイト、骨炭、モレキエラーシ
・−ブなどの担体に担持させたものが望ましいが、これ
らの抗菌性材料、担体の種類およびそれらの使用量など
は、特に限定されない。
脱臭剤としては、下記のものが例示される。
(1)物理吸着脱臭剤 中性活性炭、繊維化炭素吸着剤、ゼオライト、活性アル
ミナ、酸性白土など。
(2)化学脱臭剤 酸性剤、アルカリ性剤、酸化剤、還元剤など。
(3)物理・化学脱臭剤 アルカリ性または酸性添着活性炭、植物性精油を吸着さ
せたゼオライトなど。
(4)その他 鉄フタロシアニン誘導体、酸化亜鉛などの脱硫作用を有
する塩、鉄(II)化合物とL−アスコルビン酸および
ミョウバンの混合物など。
これらの脱臭剤以外にも脱臭作用を有するものであれば
何でも良く、これらの1種または2種以上の脱臭剤の混
合物が使用可能である。これらの脱臭剤は、シート1m
!当たり0゜1〜150gの範囲で挟着されるように、
高吸水性材料と混合し、包装材の間に挟着するのが好ま
しい。
エチレンガス吸着剤としては、臭素を吸着させた炭素質
分子篩、好ましくは4〜6人のミクロ孔を有するもの、
あるいは臭素酸ナトリウムまたは臭素酸カリウムを溶解
した酸性水を活性炭に加えて反応させた後、乾燥、粉砕
した5〜500μ僧の粒径のものなどが挙げられる。こ
のようなエチレンガス吸着剤は、水分の影響がない、す
なわち吸着したエチレンガスを水分の存在下で放出する
ことがないので望ましい。一般に、エチレンガス吸着剤
として使用されている活性炭、ゼオライト、大谷石など
は、水分があると吸着したエチレンガスを放出するため
好ましくない。
これらの機能性材料の他、適宜の機能を有する材料を使
用することが可能であり、その種類については特に限定
されるものではない。
次に、高吸水性材料としては、デンプン・アクリル酸塩
のグラフト重合体、カルボキシメチルセルロース架橋体
、ビニルアルコール・アクリル酸塩共重合体、ポリアル
リロニトリル加水分解物、架橋ポリアクリル酸塩、変性
ポリビニルアルコール、アクリル酸重合体、アクリル酸
塩・アクリルアミド共重合体、イソブチレン・無水マレ
イン酸共重合体などが例示されるが、その他高吸水性を
有する材料であれば適宜使用し得る。これらの高吸水性
高分子材料の2種以上を併用することも可能である。高
吸水性高分子材料の使用量は、シート1m2当たり0.
1〜200mgの範囲が好ましく、特に1〜50gの範
囲が望ましい。
高吸水性材料と特定の機能性材料を包装材料の間に挟着
一体化させるために、ポリオレフィン、ポリアミド、ポ
リニスステルなどの熱可塑性樹脂、その他゛適宜のバイ
ンダーを使用することができる。
上記の材料を用いて本発明の機能性を有する吸水シート
を製造するには、例えば、以下のような方法をとること
ができる。
すなわち、第1図における包装材料(2)の内層材料の
上に高吸水性材料、特定の機能性材料およびバインダー
の混合物(3)を均一に散布し、包装材料(1)の内層
材料を重ね合わせ、加熱エンボスロールを通し挟着一体
化し、当該一体化後の原紙を一定サイズにカッティング
し、包装材料(2)の中間層材料に載せ、下部の中間層
材料を原紙サイドに巻き込み、さらに上部より包装材料
(1)の外層材料を、下部より包装材料(2)の外層材
料をそれぞれ給紙するか、または、上記中間層材料を巻
き込んだ原紙を3方シールパウチに手詰めし、密封した
後、全体を後述の加熱エンボスロールを通し挟着一体化
することにより製造することができる。
また、第2図のように、包装材料(2)の内層材料の上
に、高吸水性材料、特定の機能性材料およびバインダー
の混合物(3)を均一に散布し、これに基材0りを重ね
合わせ後述の加熱エンボスロールを通し挟着一体化し、
一体化後の原紙を一定サイズにカッティングし、上部に
さらに熱可塑性樹脂からなるプラスチックフィルムまた
は非透水性を有する紙などの基材Q21、および基材θ
Dを給紙して3層からなる包装材料を構成し、必要に応
じて当該包装材料を原紙サイドに巻き込み、下部より包
装材料(2)の外層材料を給紙し、サイドをヒートシー
ルし、さらに全体を後述の加熱エンボスロールを通し挟
着一体化することにより製造することができる。
その他、非透水性の積層体からなる包装材料と、透水性
の積層体からなる包装材料をあらかじめ作製し、当該包
装材料の間に上混合物(3)を介在させ、全体を加熱エ
ンボスロールを通して挟着一体化することにより製造し
てもよく、各基材の積層工程は適宜変更することが可能
である。
上記加熱エンボスロールを通して挟着一体化する方法と
しては、 (1) 加熱エンボスロールと加熱エンボスロール間(
2)加熱エンボスロールと加熱ロール間(3)7111
 熱エンボスロールとロール間(4)加熱ロールと加熱
ロール間 (5)加熱ロールとロール間 のいずれかのロール間を通し一体化する方法が挙げられ
る。
本発明の機能性を有する吸水シートは、例えば生鮮食品
の鮮度保持材として、当該生鮮食品の箱詰め、袋詰め、
トレー包装などの際に、そのまま生鮮食品の間に挿入し
て使用するのが一般的であるが、乾燥しやすい食品につ
いては、鮮度保持材にあらかじめ水を吸水させ、湿った
状態にして使用することも可能である。
その他、生理用品、おむつ、使い捨て雑巾、ペーパータ
オルなどの素材として適宜の形態に加工して使用するこ
とも可能である。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明の機能性を有する吸水シー
トを用いれば、手間がかからず簡単に、かつ低コストで
生鮮食品の鮮度を保持することができる利点がある。ま
た、特定の機能性材料が高吸水性高分子材料と共に一体
化されているため、袋の破損などによってエチレンガス
吸着剤、抗菌剤などの機能性材料が生鮮食品を汚染する
危険性が全くないなどの特有の効果を有する。
また、高吸水性材料と共に、特定の機能性材料を適宜選
択して混合するだけで、使用目的に応じた任意の機能を
具備した吸水シートを作製し得る利点がある。
さらに、本発明の吸水シートは、透水性を有する包装材
料と非透水性すなわち防水性を有する包装材料の間に高
吸水性材料などを挟着一体化して構成されるものである
ため、実際の使用に際して吸水された水分が吸水シート
の裏面へ透過することを完全に防止することが可能であ
り、従来の吸水シートの問題点を簡便な手段により解決
し、吸水シートの付加価値を一段と高められることがら
その産業上の利用価値はきわめて高いものである。
また、非透水性の積層体は補強基材或いはクッシゴン性
を付与する基材を有するものであるから吸水性シートを
加熱エンボスするとき非透水性基材の破損を防止するこ
とができ、或いは吸水シートのクッシジン性を高めるこ
とができる利点がある。
以下に、本発明の実施例および比較例を記載する。
実施例 1 坪it25g/mすの祇(メーテル社製 MSP25)
の上に、脱臭剤として、活性炭(成田薬品工業社製白鷺
A)、有機酸及び酸化亜鉛の混合物(大日精化工業社製
 グイムシュー1300)を各々10g/m!、高吸水
性高分子材料(製鉄科学社製 アクアキープ10 5H
P)を70g/m′、バインダー(製鉄化学社製 フロ
ーパック)(EVAの粉末)を10g/m”の量で均一
に散布し、当該混合物層を同種の紙ではさみ加熱エンボ
スロールを通し、挟着一体化した(熱ロール温度140
°C、エンボス圧力5 kg/m”)。
上記原紙を320 X 200o+mにカッティングし
、紙にポリエチレンをコートした非透水性を有する基材
(メーテル社製 MSP25に三井日石ポリマー社製M
−16pを30μの厚みでエクストルージョンコートし
たもの)をポリエチレンコート面を内側にして被せ、さ
らに上部より坪量25g/sr”の不織布(三井石油化
学社製 シンテックスPK105)を給紙し、上部の不
織布を原紙サイド部に折り込んだ。
さらに下部より不織布を給紙し、サイド部をギアロール
によりヒートシールし、エンド部はシールバーによりヒ
ートシールし、さらに全体を加熱エンボスロールを通し
て挟着一体化し、エンド部においてカッティングして脱
臭性を有する吸水シートを作製した。
比較例 1 実施例 1において脱臭剤を入れない吸水シートを作製
した。
実験例 1 冷疎したあじを解凍し、各吸水シートを用いて包装し、
3日間7°Cの冷蔵庫に保存後、ドリップの発生と臭い
の発生を比較した。その結果を第1表に示す。
(本頁以下余白) 第1表 第1表の結果から明らかなように、本実施例の吸水性シ
ートを使用した場合は、ドリップの発生及び臭いの発生
が共に無いことが判明した。
実施例 2 坪量25g/m”の紙(メーテル社製 MSP25)の
上に、脱臭剤として、活性炭(成田薬品工業社製白鷺A
)、有機酸及び酸化亜鉛の混合物(大日精化工業社製 
ダイムシュ−1300)を各々10g/11”、高吸水
性高分子材料(製鉄化学社製アクアキープ10SHP)
を20g/mt、バインダー(東し社製 ケミットR2
72S)を1g7m”の量で均一に散布し、当該混合物
層を樹脂コート紙(35g/n+”の紙にポリエチレン
ヲ30μの厚みでエクストルージョンコートしたもの)
で挟み、樹脂コート紙の上部にさらに坪量25g/a2
の紙を給紙し、加熱エンボスロールを通し、挟着一体化
した。
上記原紙を320 X 210mmにカッティングし、
不織布(クラレ社製NA240JP2096)に載せ、
下部の不織布を原紙サイドに折り込んだ。さらに上部よ
り不織布を給紙し、サイド部をギアロールにより、ヒー
トシールした。エンド部はシールバーによりヒートシー
ルし、さらに全体を加熱エンボスロールを通し、挟着一
体化した。一体化後、エンド部において330 X 2
10mmにカッティングし上記混合物層を、上部3層、
下部2層の積層材料の間に挟着した吸水シートを製造し
た。
比較例 2 坪125g/m2の祇(メーテル社製MSP25)の上
に、高吸水性高分子材料(製鉄化学社製アクアキープ1
0SHP)を20g/請2、バインダー(東し社製 ケ
ミ・ントR272S)を1 g/m”の量で均一に散布
し、坪iL35g/DI2の紙で挟み、さらに坪量25
g/m”の紙を給紙し、加熱エンボスロールを通し、挟
着一体化した。
上記原紙を320 X 210mmにカッティングし、
不織布(クラレ社製NA240JP2096)に載せ、
下部の不織布を原紙サイドに折り込んだ。さらに上部よ
り不織布を給紙し、サイド部をギアロールにより、ヒー
トシールした。エンド部はシールバーによりヒートシー
ルし、さらに全体を加熱エンボスロールを通し、挟着一
体化した。一体化後、エンド部において330 X 2
1On+mにカッティングし吸水シートを製造した。
実験例 2 上記により作製した吸水シートを白色の紙に載せ、青イ
ンキで着色した水2000を吸水させた。
一定時間放置後、吸水シートを剥がし吸水シートの下の
着色の度合いを判定した。その結果を第2表に示す。
第2表 第2表から明らかなように、本発明の防止性を有する吸
水シートを用いれば、吸水した水分の裏面への透過を完
全に防止できることが確認された。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例を示す機能性を有する吸水
シートの断面図である。 第2図は、本発明の他の実施例を示す機能性を有する吸
水シートの断面図である。 (1)・・・包装材料 (2)・・・包装材料 (3)・・・混合物 OD・・・基材 0り・・・熱可塑性樹脂からなるプラスチックフィルム
または非透水性を有する祇から構成される基材 面・・・基材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) 高吸水性材料と特定の機能性材料を含有する混
    合物を、少なくとも一方が非透水性の積層体からなり且
    つ、少なくとも一方が3種以上の材料より構成される積
    層体からなる包装材料(1)と包装材料(2)の間に挟
    着一体化して構成したことを特徴とする機能性を有する
    吸水シート。
  2. (2) 包装材料(1)または包装材料(2)が、基材
    (11)、基材(12)、および基材(13)から構成
    され、基材(11)、基材(12)または基材(13)
    が熱可塑性樹脂からなるプラスチックフィルムまたは非
    透水性を有する紙であることを特徴とする請求項1記載
    の機能性を有する吸水シート。
  3. (3) 特定の機能性材料が、抗菌性、脱臭性またはエ
    チレンガス吸着性などの1種以上の特定の機能を有する
    材料である請求項1記載の機能性を有する吸水シート。
  4. (4) 混合物を、熱可塑性樹脂からなるバインダーと
    共に、包装材料(1)と包装材料(2)の間に挟着一体
    化して構成したことを特徴とする請求項1記載の機能性
    を有する吸水シート。
  5. (5) 全体を加熱エンボスロールにより挟着一体化し
    て構成したことを特徴とする請求項1記載の機能性を有
    する吸水シート。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0639279A (ja) * 1992-07-14 1994-02-15 Tomoegawa Paper Co Ltd 吸水吸油性シート

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