JPH0225208A - 圧延におけるロール間隙設定方法 - Google Patents

圧延におけるロール間隙設定方法

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JPH0225208A
JPH0225208A JP63171934A JP17193488A JPH0225208A JP H0225208 A JPH0225208 A JP H0225208A JP 63171934 A JP63171934 A JP 63171934A JP 17193488 A JP17193488 A JP 17193488A JP H0225208 A JPH0225208 A JP H0225208A
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JP
Japan
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plate thickness
rolling
learning
roll
roll gap
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP63171934A
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English (en)
Inventor
Masanori Kitahama
正法 北浜
Yukio Yarita
鑓田 征雄
Hideo Abe
阿部 英夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
Application filed by Kawasaki Steel Corp filed Critical Kawasaki Steel Corp
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Publication of JPH0225208A publication Critical patent/JPH0225208A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、圧延におけるロール間隙設定方法に関する。
[従来の技術] 一般に、圧延機においては板の先端から所定の板厚を得
るために、圧延に先がけてロール間隙を初期設定する必
要がある。
上記ロール間隙を設定するために、ゲージメータ−式と
呼ばれる関係式を用いることが多い。
ゲージメータ−式の構成は hg=S+δ+ρ         ・・・(1)hg
:ゲージメータ−板厚。
S:圧下位置、 δ:ミル変形量。
ρ:学習項 である。
ここで、圧下位置Sの本来の意味は、ロール替直後の上
下ワークロールが接触しはじめる圧下位置を零とした圧
下スクリュー位置あるいは油圧圧下の油柱位コである。
しかしながら、上下ワークロールが接触しはじめる位置
を正確に求めるのは難があるために、圧下位置Sの相対
的変化は圧下スクリュー位置あるいは油圧圧下の油柱位
置を実測することにより求め、圧下位置Sの絶対値はロ
ール交換時に圧延材を挟まずに、一対のワークロールを
互いに押し付けた状態で零あるいは一定の値とするのが
一般的である。
また、板の圧延中には、圧延荷重が圧延機に作用し、圧
延機は弾性的に変形する。さらにワークロールは、板か
らの熱による熱膨張および摩耗が発生し、ロール間隙は
変化する。また、バックアップロールを支持する軸受が
油膜軸受である場合はその油膜厚の変化が発生し、バッ
クアップロールに偏心がある場合はその影響もロール間
隙変化に現われる。これらのミル変形量をまとめてδで
表わす、一般にミル変形量δを直接測定することは困難
であり、上記の要素を数式モデルとして表現することに
なる。数式モデルである限り、そのモデル誤差が発生す
ることは避けられない。
このように、ゲージメータ−式は、圧下位置Sの絶対値
、およびミル変形量δのモデル誤差という不明確な要素
があるために、過去の圧延実績に基づく学習項ρにより
補正するのが一般的である。すなわち、学習項ρは、■
Sの絶対値を補正することと、■δのモデル誤差を補正
することの2つの役割がある。
ところで、板厚制御における学習制御方法の公知の方法
として、例えば特開昭81−189805号公報、特開
昭511−158511号公報等に記載のものがある。
前者はゲージメータ−式による板厚推定値(以下ゲージ
メータ−板厚と呼ぶ)と真の板厚の差(以下この差をオ
フセット量と呼ぶ)を監視し、オフセット量が異常に変
化した場合にミル剛性が劣下したものと判断する方法で
ある。後者は圧延実績に基づき、ミル剛性とオフセット
量を推定演算する方法である。
〔発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記従来の板厚制御方法のいずれにあっ
ても、学習項ρの上述した2つの役割■、■を意識した
ものではないため、ロール替直後あるいはミル停止直後
の数コイルの板厚精度に難がある。
本発明は、ロール替直後あるいはミル停止直後からすみ
やかに板の先端の板厚を目標値に近づけ、かつ定常的な
圧延状態では学習項による補正が過大である場合に発生
する板厚制御のハンチング現象を防止することを目的と
する。
[課題を解決するための手段] 本発明は、過去の圧延実績に基づいた学習項を有するゲ
ージメータ−式を用いて圧下位置を初期設定するに際し
、ゲージメータ−板厚と出側板厚の実測値との差、ある
いはゲージメータ−板厚とマスフロー板厚との差をロー
ル間隙オフセット量とし、ゲージメータ−式の学習項は
、ロール1tJI隙オフセット麦を指数平滑化処理した
ものとし、かつロール替直後あるいはミル停止直後の指
数平滑化学習ゲインを定常圧延時の該学習ゲインよりも
大とするようにしたものである。
[作用] 本発明は、ゲージメータ−式において学習項ρによって
補正されるべき、圧下位置Sの絶対値のずれとミル変形
量δのモデル誤差のそれぞれについて、(すSの絶対値
のずれはロール替あるいは艮時間のミル停止で発生し、
■δのモデル誤差は1コイルの圧延の頻度で発生すると
いう特徴を考慮し、■Sの絶対値の補正と、■δのモデ
ル誤差の補正のそれぞれについて、学習方法を変えれば
、高精度でロール間隙を設定でき、板厚精度が向上する
という知見に基づいてなされたものである。
以下、詳細に説明する。
ゲージメータ−式の構成である(1)式を再掲すると、 hg=S  + δ + ρ である、ロール間隙の初期設定を行なう際には、(1)
式において、ゲージメータ−板厚hgが、目標板厚hA
になる条件から、Sについて解き、5=hA−δ−ρ 
        ・・・(2)なる計算式に従って圧下
位置Sを初期設定する。
ここで、ミル変形量δは、圧延荷重、板蝙、ロール径、
ロール5m1t、ロール摩耗1.z<ツタアップロール
ベアリングの油膜厚さ等の関数であり、次コイルの予測
される圧延条件を入力値としてδが計算できる。
学習項ρは、過去の圧延実績から定められる量であるが
、ρを決定するために、過去の圧延実績を入力して求め
たゲージメータ−板厚hgと、実測板厚あるいはマスフ
ロー板厚り零の差hg−htを利用する。この時、オフ
セット量OFFをOFF=hg−h零として定義する。
ゲージメータ−式に誤差がなく、かつh京が正確に計測
あるいは計算されている場合は0FF=0となるが、実
際にはモデル誤差、計測誤差を含むために零とはならな
い、また、モデル誤差、計測誤差がホワイトノイズに近
く、正解のまわりにばらつきを持つ場合には、平滑化処
理を行なうのが一般的である。したがって、学習項ρの
算出式として ρi =ρi−1+α −0FFi−1・・・(3)i
:圧延コイル順 を用いて、指数平滑化処理を行なう、なお、オフセット
項を求める際に、学習項を含まない形のゲージメータ−
板厚とhzの差をとることにより、ゲージメータ−式の
誤差をより正確にとらえようとする場合もある。この場
合、オフセット量は、OFF’=S+δ−h本で示され
、学習項は/、         /    /、  
     j      1ρ +=(1−α〕 ρ 
1−1 +α ・ 0FFi−1・・・(0なる式で算
出される。(3)式、(4)式のいずれの場合も、オフ
セット量を平滑化処理して学習項とする点では変わりが
ない。
(3)式、あるいは(4)式におけるαあるいはαを学
習ゲインと呼ぶ。
αは、一般に0≦α≦1なる定数であり、α=0の場合
は学習を行なわない場合であり、αツ1の場合はlコイ
ル前のオフセット量をそのまま学習項として次コイルの
圧下位置・の初期設定に反映させることを意味する。
αを大きくすると、ホワイトノイズ的な誤差に対して過
敏に反応し、学習項がハンチングする場合があり、また
αが小さいとハンチングはないものの正解に対する収束
が遅くなる。
ここで、再び、オフセット量が発生する理由について述
べると、1つは圧下位置のゼロイングに関する誤差であ
り、これはロール替あるいは長時間のミル停止のよる熱
膨張量の変化により主に発生する。もう1つはδのモデ
ル誤差によるものであり、δのモデル精度によるが、一
般に正解のまわりにばらつく傾向となるものである。
本発明では、このようなオフセット項の発生原因と、指
数平滑化の特性を利用し、ロール替直後あるいはミル停
止直後の学習ゲインを大きくして、圧下位置のゼロイン
グ誤差に関するオフセット項を早急に補正し、かつ、そ
の後はモデルのホワイトノイズ的誤差によるハンチング
現象をなくすために、学習ゲインを小さくすることによ
ってロールギャップの予期設定精度を向上するものであ
る。
[実施例] 第1図に本発明の実施結果を従来法と比較して示す。
本発明の実施例として、ロール替後およびミル停止後の
学習ゲインを0.9とし、その後0,4まで逐次αを減
少した場合を第1図(A)に示す。
ロール替後lコイル目のロールギャップを初期設定する
場合には、過去の実績がないので、学習項ρは零として
ゲージメータ−式に基づきロール間隙を設定した。1コ
イル目の圧延実績は、目標板厚と実績板厚の差Δh =
 0.12露園である。これはゲージメータ−板厚が過
厚であるために、圧下位置を小さくし過ぎたためである
。その結果、2コイル目のロール間隙初期設定量を計算
する場合の学習項ρ= −1,1m諺となり、それに基
づき2コイル目のロール間隙の初期設定を行なうことに
より、Δhは速やかに零に近づいている。また、30分
のミル停止があった後の1コイル目はロールの熱膨張が
減少するが、本例の場合は熱膨張の減少を過大に見積っ
たために、Δhが大きくなっている。このような場合も
ミル停止後2コイル目からはΔhが速やかに零に近づく
、この結果、Δhの標準偏差は15用腸と小さい。
一方、従来法で学習ゲインαを常に0,8と太きくした
場合は、第1図(B)に示す如く、ロール善後およびミ
ル停止後にΔhは速やかに零に近づくが、零近傍でΔh
が振動しており、ハンチングしていることがわかる。こ
の結果、Δhの標準偏差は24ル鵬になった。
また、従来法で学習ゲインαを常に0.4と小さくした
場合は、第1図(C)に示す如く、ハンチングはないも
のの、ロール善後およびミル停止後の数コイルのΔhが
大きく、収束が遅い、この結果Δhの標準偏差は28終
■と大きい。
[発明の効果] 以上のように本発明によれば、ロール替直後あるいはミ
ル停止直後からすみやかに板の先端の板厚を目標値に近
づけ、かつ定常的な圧延状態では学習項による補正が過
大である場合に発生する板厚制御のハンチング現象を防
止できる。したがって、板厚精度を板の最先端から良好
にすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)は本発明の圧延実績を示す線図。 第1図(B) 線図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)過去の圧延実績に基づいた学習項を有するゲージ
    メーター式を用いて圧下位置を初期設定するに際し、ゲ
    ージメーター板厚と出側板厚の実測値との差、あるいは
    ゲージメーター板厚とマスフロー板厚との差をロール間
    隙オフセット量とし、ゲージメーター式の学習項は、ロ
    ール間隙オフセット量を指数平滑化処理したものとし、
    かつロール替直後あるいはミル停止直後の指数平滑化学
    習ゲインを定常圧延時の該学習ゲインよりも大とするこ
    とを特徴とする圧延におけるロール間隙設定方法。
JP63171934A 1988-07-12 1988-07-12 圧延におけるロール間隙設定方法 Pending JPH0225208A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5205395A (en) * 1991-06-10 1993-04-27 Electro Scientific Industries, Inc. Vibratory movement and manipulation apparatus and method
US5853077A (en) * 1994-12-23 1998-12-29 Hoppmann Corporation Article handling device, combination and methods
USRE44917E1 (en) 2005-09-21 2014-05-27 Ultradent Products, Inc. Compositions, kits and methods for initiating or accelerating curing of endodontic filler or sealer compositions placed on a root canal

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5205395A (en) * 1991-06-10 1993-04-27 Electro Scientific Industries, Inc. Vibratory movement and manipulation apparatus and method
US5853077A (en) * 1994-12-23 1998-12-29 Hoppmann Corporation Article handling device, combination and methods
USRE44917E1 (en) 2005-09-21 2014-05-27 Ultradent Products, Inc. Compositions, kits and methods for initiating or accelerating curing of endodontic filler or sealer compositions placed on a root canal

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