JPH0225173Y2 - - Google Patents

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JPH0225173Y2
JPH0225173Y2 JP1981106666U JP10666681U JPH0225173Y2 JP H0225173 Y2 JPH0225173 Y2 JP H0225173Y2 JP 1981106666 U JP1981106666 U JP 1981106666U JP 10666681 U JP10666681 U JP 10666681U JP H0225173 Y2 JPH0225173 Y2 JP H0225173Y2
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【考案の詳細な説明】 本考案は、回転部分の回転数に対応する出力信
号を発生するプロペラ式、風杯式等の風速センサ
を用いた回転型風速計に関するものである。
回転式風速センサにおいては、風速が一定の定
常風速状態ではその出力信号は風速に比例するか
或は直線性の補正により正確な風速を測定可能に
するが、風速が急速に変動する例えば市街地域の
風速に対しては回転部分の慣性のために追従遅れ
が生じて測定値に誤差をもたらす問題がある。
このような風速センサの回転部分の動特性を電
気回路で考えると、第1図に示す如く慣性Lに直
列接続した制動抵抗Rdの両端に出力電圧Eを生
じると考えることができる。したがつて、ある定
常風速における風速センサの直流出力をEo、そ
の時点の風速変動に対する応答特性のしや断周波
数をc、その時点で実際に発生した風速変動周期
を1/=T、風速センサの時定数L/Rdをτ
とすると、 となる。したがつて、例えば真風速に95%の精度
(E/Eo=0.95)で追従するためには、τ/T≒
0.05即ち風速変動周期の20倍の高応答性の風速セ
ンサを使用しなければならない。一方実際の風速
センサは風速U=10m/sにおいて0.5秒程度の
τを有し、その風速状態で発生する可能性のある
風速変動周期1s(1Hz)について考えた場合必要
なτは1/20s=0.05sであるから大きな測定誤差
を生じることになる。
よつて本考案は、回転部分を有する風速センサ
を用いているにも拘わらず、変動風速に対して高
い測定精度を保証し得る回転型風速計を提供する
ことを目的とする。
この目的の解決のためには、先ず風速センサの
出力信号を高域補償することが考えられるが、本
考案によれば風速センサの回転数の増加に伴いそ
の制動抵抗Rdが大きくなることに鑑みて風速に
応じて特性の変化する高域補償回路へセンサ出力
信号を供給することにより解決する。
即ち、風速に応じて直流レベルが変化するアナ
ログ出力信号を発生する風速センサに、高域補償
する周波数領域が可変の高域補償回路と、風速の
増大に対応して、つまり回転部分で機械的に規定
される制動抵抗の増大に伴ない高くなるカツトオ
フ周波数に対応して、補償される周波数領域が高
くなるように、風速センサの出力信号に応答して
高域補償回路に対して可変制御を行う制御回路と
を後続させた。これにより、風速Uによる機械的
動特性の変動で規定されるカツトオフ応答周波数
が、電気回路的にダイナミツク補償され、したが
つて定常的な風速Uが変動しても、センサ出力信
号のレベルは高精度に風速変動に追従する。換言
すれば、定常的な風速Uが変動する場合、通常そ
の風速から連続的にその風速に対応した速度(周
波数)で変動するために、その時点のカツトオフ
応答周波数が高域補償されることにより、忠実な
風速変動信号の出力が保証される。
次に本考案を図示の実施例を基に説明する。
第2図において、1は回転部分を有する風速セ
ンサの出力回路であり、その種類によりタコジエ
ネレータの出力を増幅したり或は光電パルスのF
−V変換を行つて風速に対応する電圧レベルのセ
ンサ出力信号を発生する。
2は本考案による高域補償回路であり、コンデ
ンサC1並びにこれに並列の固定抵抗器r1及び
光導電体例えばCdS1と、これらに直列の固定抵
抗器r2及びCdS2と、CdS1及びCdS2をそれ
ぞれ光照射するLED1及びLED2と、センサ出
力信号を低インピーダンスで供給するバツフア増
幅器A1及び光導電体駆動用の増幅器A2とから
構成されている。A3は風速信号を出力するバツ
フア増幅器である。そして抵抗器r1とCdS1と
の合成抵抗をR1そして抵抗器r2とCdS2との
合成抵抗をR2とすると、先ず無風時即ちLED
1及びLED2が光照射を行つていない状態で例
えば分圧比η=R2/R1+R2=0.2、即ち改善比を5 倍に設定してある。また、高域補償回路の時定数
τaはコンデンサC1の容量をCとするとτa=
C・R1・R2/R1+R2であり、回転部を有する風速セン サの周波数特性即ちステツプ応答時間は、所謂距
離定数(風速×応答時間)がほぼ一定であること
により風速にほぼ逆比例することに鑑みて、風速
1m/s程度における風速センサの時定数τ(例え
ば約3秒)に時定数τaが対応するようにC1,
R1及びR2の値を決定し、風速Uが大きくなる
につれて、並列回路C1,r1,CdS1及びr
2,CdS2の直流分圧比は一定に留るが、時定数
τaはほぼ逆比例するようにCdS1及びCdS2の抵
抗値変化が生じるようにする。このため増幅器A
2は、センサ出力信号を基に風速にほぼ逆比例し
てR1及びR2の大きさを変化させ得る光量を
CdS1及びCdS2に供給するようにLED1及び
LED2を駆動する。
風速センサが定常速度で回転している場合、セ
ンサ出力信号は、増幅器A1で直流増幅され、そ
の出力信号は低インピーダンスで時定数回路C
1,r1,r2,CdS1,CdS2へ供給され、1/
5に分圧されてバツフア増幅器A3へ供給される。
この間、増幅器A2は定常風速に対応してLED
2及びLED2を駆動しているが、CdS1及びCdS
2の抵抗値変化はR1及びR2を定常風速にほぼ
逆比例した同じ割合で変化させるために分圧比η
は常に一定であり、一方時定数τaは定常風速に
ほぼ逆比例して変化している。この状態において
風速が急に変化すると風速センサ出力は、定常風
速時の時定数τに従い追従遅れを生じるが、高域
補償回路2の時定数τaは既に自動的に定常風速
に応じて調整されているために、この追従遅れを
精密に補償することができ、バツフア増幅器A3
からは急に変化した風速に精度良く対応するレベ
ルの風速信号が出力される。
第3図は、本考案の別の実施例を示すもので、
時定数回路を段階的に切換えるようにしたもので
ある。
コンデンサC10、抵抗器R10及び抵抗器R
20により高域補償回路の無風時の時定数回路を
構成し、抵抗器R10にはアナログスイツチS1
1〜S14をそれぞれ介して抵抗器R11〜R1
4が並列接続し、抵抗器R20にはアナログスイ
ツチS21〜S24をそれぞれ介して抵抗器R2
1〜R24が並列接続している。10はこれらの
アナログスイツチS11〜S14,S21〜S2
4を択一的にオンにするスイツチング回路であ
り、毎秒風速2m、4m、8m及び16mに相当す
るセンサ出力信号をそれぞれ検出する比較器11
〜14及びこれらの比較出力をそれぞれ入力とす
る排他的論理和回路21〜24から構成されてい
る。
風速が2m/sに達すると比較器11の出力レ
ベルが“1”になり、また比較器12の出力レベ
ルは“0”であるから排他的論理和回路21の出
力レベルが“1”になり、アナログスイツチS1
1及びS21をオンし、したがつて第4図のaで
示す高域補償特性が得られる。風速が4m/sに
達すると比較器12の出力レベルも“1”にな
り、排他的論理和回路21の入力が一致1,1す
るためにその出力レベルは“0”になり、代つて
排他的論理和回路22の出力レベルが“1”にな
る。したがつて、アナログスイツチS12及びS
22がオンとなり、bで示す特性が得られる。以
下、同様にして風速が8m/sに達すると、アナ
ログスイツチS13及びS23がオンとなること
により特性cが得られ、風速が16m/sを越える
とアナログスイツチS14及びS24がオンとな
ることにより特性dが生じる。これにより、第5
図に示す如く、高域補償を行わない点線(センサ
出力信号)に較べて応答特性を大巾に改善でき
る。即ち、前述の風速10m/sでは1Hzの風速変
動周波数が十分に補償され、例えば風速2m/s
では風速変動周波数0.2Hz(発生する可能性のあ
る風速変動周波数は風速に比例するために風速
10m/sでの1Hz×1/5)が十分に補償される。
第6図は本考案のさらに別の実施例を示すもの
で、風速の増大と減少に対する高域補償特性を切
換えるようにしたものである。即ちプロペラ型風
速センサと異り、風杯型では風速増大時に較べて
風速減少時には風杯周囲の空気抵抗が増すために
風速変化への応答が悪くなり、したがつて高域補
償用コンデンサC20の充電即ち風速増大時の分
圧抵抗R30〜R34及びR40〜R41をダイ
オードD11で選択し、放電即ち風速減少時の時
定数を相対的に大きくする補償される周波数領域
を相対的に低くする分圧抵抗R50〜R54及び
R60〜R64をダイオードD12で選択する。
アナログスイツチS31〜S34,S41〜S4
4,S51〜S54,S61〜S64は第3図の
排他的論理和回路21〜24の出力により風速レ
ベルに応じて関連する4個のアナログスイツチを
同時にオンにし、またダイオードD11側の抵抗
値はダイオードD12のものより数倍大きくなつ
ている。尚、ダイオードD11及びD12は、風
速の増大及び減少に応じてスイツチングされるア
ナログスイツチにそれぞれ置換することもでき、
風速による時定数τaの切換えは第2図の如き光
導素子を利用することもできる。
以上の説明から明らかなように、本考案による
ダイナミツク高域補償回路により、風速が変動す
る場合でもその変動に忠実にアナロクレベルが追
従する風速信号を出力する回転型風速計が実現さ
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は回転部分を有する風速センサの電気的
な等価回路、第2図は本考案の第1の実施例、第
3図は本考案の第2の実施例、第4図は第2の実
施例における種々の風速レベルに対する高域補償
特性、第5図は第2実施例の応答特性及び第6図
は本考案の第3の実施例を示す。 2:高域補償回路、10:スイツチング回路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 風を受ける回転部分の回転数に対応して直流
    レベルが変化するアナログ出力信号を発生する
    風速センサを備えた回転型風速計において、 前記風速センサに、入力する前記アナログ出
    力信号に対して高域補償する周波数領域を風速
    の増減に伴い変化するように、前記アナログ出
    力信号に応答して時定数が変化する高域補償回
    路が後続している、ことを特徴とする回転型風
    速計。 2 高域補償回路が、風速増大時用及びこの風速
    増大時よりも補償される周波数領域が低くなる
    ように相対的に大きな時定数の減少時用の2種
    類より構成されている、ことを特徴とする実用
    新案登録請求の範囲第1項記載の回転型風速
    計。
JP10666681U 1981-07-20 1981-07-20 回転型風速計 Granted JPS5814167U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10666681U JPS5814167U (ja) 1981-07-20 1981-07-20 回転型風速計

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JP10666681U JPS5814167U (ja) 1981-07-20 1981-07-20 回転型風速計

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Publication Number Publication Date
JPS5814167U JPS5814167U (ja) 1983-01-28
JPH0225173Y2 true JPH0225173Y2 (ja) 1990-07-11

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ID=29901132

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JP10666681U Granted JPS5814167U (ja) 1981-07-20 1981-07-20 回転型風速計

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5097366A (ja) * 1973-12-25 1975-08-02

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5097366A (ja) * 1973-12-25 1975-08-02

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JPS5814167U (ja) 1983-01-28

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