JPH02250877A - ジアリールエテン類の製造方法 - Google Patents

ジアリールエテン類の製造方法

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JPH02250877A
JPH02250877A JP7235389A JP7235389A JPH02250877A JP H02250877 A JPH02250877 A JP H02250877A JP 7235389 A JP7235389 A JP 7235389A JP 7235389 A JP7235389 A JP 7235389A JP H02250877 A JPH02250877 A JP H02250877A
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JP7235389A
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English (en)
Inventor
Ritsuo Sumiya
角谷 律夫
Masaji Ishikawa
正司 石川
Koichi Sayo
浩一 佐用
Masahiro Irie
正浩 入江
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Kanebo Ltd
Original Assignee
Kanebo Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分舒〕 本発明は、ジアリールエテノ類の製造方法iζ関するも
のである。
〔従来の技術〕
ジアリールエタン類の従来の製造方法としては、アセチ
ル化物の低原子価チタンによる二量化反応(特開昭61
−16 S 838号公報)、シアノメチル化物の相関
移動触媒による二量化反応(特開昭8314245号公
報)、ウィツテイヒ反応による方法(特開昭es−rr
sra号公報)等が知られている。しかし、これらの方
法は、置換基が限られる、選択的に目的物を得ることが
できない、合成に多段階を要するといった問題点がある
また、近年、光照射により可逆的に色相変化するフォト
クロミック化合物を記録材料に応用することが数多く試
みられている。そして非常に熱安定性の高いフォトクロ
ミック化合物として、ジアリールエタン類が提案されて
いる。しかし、(1)着色状態の吸収波長が半導体レー
ザの波長よりも短波長であり、半導体レーザを使用する
読み出し等が行えない、(2)着色状態及び消色状態の
繰り返しによる疲労が激しく、耐久性に劣るという欠点
があり、構造面からの性能の向上が検討されている。
このような欠点を解決すべくジアリールエタン類を製造
する上でも前記従来の製造方法では限界があった。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであって
、その目的とするところは、ジアリールエタン類を高収
率でかつ容易に得ることができ、更に、非対称のジアリ
ールエタン類を選択的に製造することができる等、広範
囲の構造を有するジアリールエタン類を得ることができ
るようなジアリールエタン類の製造方法を提供するにあ
る。
〔課題を解決するための手段〕
上述の目的は、−最大(1) %式%(1) (式中、R’ * R”は水素原子、脂肪族炭化水素基
、指環式炭化水素基、芳香族炭化水素基、ハロゲン置換
アルキル基、アルコキシ基、アルコキシカルボニル基、
アシル基、又はシアノ基を表わし、R1゜R霊は同一で
も、異なっていてもよい。また、几1゜Blは三重結合
と共同して環を形成していてもよい−で示されるアセチ
レン誘導体に、−最大(1)%式%(1) (式中、几+ R’は炭素数8以下のアルキル基、もし
くはフェニル基を表わし、M、M’はスズ、銅、マグネ
シウム、アルミニウム、亜鉛又はケイ素原子を表わし、
m、nはO〜Sの整数を表わす。]で示されるジメタリ
ック化合物を付加して、−最大■ (式中、R1,Bf、几* R+ Me M 、In 
e nは前記と同じものを示す。) で示される有機金属化合物とし、続けて一最大ωムX 
        ・・・・・・■(式中、Aはアリール
基または複素環基を表わし、Xは塩素原子、臭素原子、
ヨウ素原子を表わす。)で示される芳香族化合物誘導体
もしくは複素環式化合物誘導体を反応させることを特徴
とする一最大α) (式中、Hl、 R”、 Aは前記と同じものを示す。
)で示されるジアリールエタン類の製造方法、並びに−
最大(1) %式%(1) (式中、R’ t R”は水素原子、脂肪族炭化水素基
、脂環式炭化水素基、芳香族炭化水素基、ハロゲン置換
アルキル基、アルコキシ基、アルコキシカルボニル基、
アシル基、又はシアノ基を表わし、R1゜R2は同一で
も、異なっていてもよい。また、R1゜R1は三重結合
と共同して環を形成していてもよい。)で示されるアセ
チレン誘導体に、−最大(1)%式%(1) (式中、凡11’L’は炭素数6以下のアルキル基、も
しくはフェニル基を表わし、M、M’はスズ、銅、マグ
ネシウム、アルミニウム、亜鉛又はケイ素原子を表わし
、m、nはO−Sの整数を表わす。ンで示されるジメタ
リック化合物を付加して、一般弐〇 (式中、R’、 R”、 R,R、Me M’、 m、
 nは前記と同じものを示す。) で示される有機金属化合物とし、続けて一最大■ムX 
       ・・・・・・■ (式中、Aはアリール基または複素環基を表わし、Xは
塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子を表わす。)で示され
る芳香族化合物誘導体もしくは複素環式化合物誘導体を
反応させ、更に一般式がム′X        ・・・
・・・〆(式中、A′はアリール基または複素環基を表
わし、Xは前記と同じものを示す。) で示される芳香族化合物誘導体もしくは複素環式化合物
誘導体を反応させることを特徴とする一最大αf (式中、R1,R”、 A、 A’は前記と同じものを
示し、A、A’は異なっている。) で示されるジアリールエテノ類の製造方法によって達成
される。
次善ζ、本発明の詳細な説明する。
本発明の製造方法は、a)アセチレン誘導体とジメタリ
ック化合物からの有機金属化合物の合成、b)この有機
金属化合物と芳香族化合物誘導体もしくは複素環式化合
物誘導体との反応、の2段階に分けることができる。た
だし、aLb)の反応は連続して行うことができ、途中
の中間体を単離することは特に必要ない。
a)の反応で用いるアセチレン誘導体は、−最大中で示
され、その置換基凡鵞、凡町よ一般式(1)のジメタリ
ック化合物あるいは生成する一最大■の有機金属化合物
との反応性が低いことが必要であり、脂肪族炭化水素基
、指環式炭化水素基、芳香族炭化水素基、ハロゲン置換
アルキル基、アルコキシ基、アルコキシカルボニル基、
アシル基、シアノ基から選択できる。またR1とR1は
同一であっても、異なっていても良く、両者で環構造を
形成するものでも良い。
一般式(1)で示されるジメタリック化合物において、
金属のM、M’はスズ、銅、マグネシウム、アルミニウ
ム、亜鉛、ケイ素の中から選択すればよく、また、M、
M’は同一の金属でも、異なった金属でも良い。R9几
′は炭素数6以下のアルキル基、もしくはフェニル基で
あればよ<、ms’nはM。
M′の原子価より1小さい整数でO−3の範囲である。
ジメタリック化合物は、従来公知の方法、例えば、アル
キル金属リチウムと、金属ハライドもしくはアルキル金
属ハライドとを反応させる方法等によって製造すること
ができる。また、ジメタリック化合物はアルキル基以外
にもジメチルスルフィド等の配位子を有していても良い
a)の反応において、ジメタリック化合物の使用量はア
セチレン誘導体に対して好ましくは0.8)2、0倍モ
ル、より好ましくは1〜1.5倍モルである。
アセチレン誘導体にジメタリック化合物が付加した有機
金属化合物は、一般に高温では不安定であるので、反応
は低温下O″CC以下に−30〜−80℃の温度で行う
のが好ましい。反応時間は好ましくは0,8〜24時間
、より好ましくは1〜5時間である。
続けてb)の反応、すなわちa)の反応で得られた一般
式([)の有機金属化合物に、−最大面に示される芳香
族化合物誘導体もしくは複素環式化合物誘導体を反応さ
せることにより目的物であるジアリールエテノ類を得る
ことができる。ここで用いられる芳香族化合物誘導体も
しくは複素環式化合物は、−最大ωで示され、式中のX
が塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子のうちのいずれかで
あるハロゲン化物である。特に、Xは、反応性が高く、
収率の良い臭素原子またはヨウ素原子であることが好ま
しい。また、式中の社としては、 R11は水素原子、フッ素原子、脂肪族炭化水素基。
脂環式炭化水素基、芳香族炭化水累基、ハロゲン置換ア
ルキル基、アルコキシ基、アルコキシカルボニル基、ア
シル基、シアノ基を表わし、Yは酸票原子、硫黄原子、
アルキル置換窒素原子を表わし、Z’ > Z” 4よ
窒素原子、又は−置換炭素原子を表わし zl〜zlの
うち少なくとも一つ及び24〜2−のうち少なくとも一
つは窒素原子である。)等が挙げられる。具体的な複素
環式化合物誘導体としては、例えばインオキサゾール誘
導体、チアジアゾール誘導体、チアゾール誘導体、ピラ
ゾール誘導体もしくはトリアゾール誘導体等が挙げられ
る。
芳香族化合物誘導体もしくは複素環式化合物誘導体とし
て単一の、ものを用いれば、−最大α)のように同一の
^が2つ付加したジアリールエテノ類が得られる。この
場合、芳香族化合物誘導体もしくは復素環式化合物誌導
体のアセチレン誘導体に対する使用量は好ましくは1.
6〜4.0倍モル、より好ましくは2゜O〜3.0倍モ
ルである。
また、−最大(至)、(IV)′で示される二種類の芳
香族る非対称型のジアリールエテノ類を得ることも容易
である。この場合、二種の芳香族化合物誘導体あるいは
複素環式化合物誘導体のアセチレン誘導体に対する使用
量は、それぞれ好ましくは0.7〜1.6倍モル、より
好ましくは0.8〜1.2倍モルである。ジメタリック
化合物の種類、二種の芳香族化合物誘導体あるいは!!
!素環式化合物誘導体の添加量、反応時間、反応温度等
を適宜選定すれば、選択的に非対称型のジアリールエテ
ノ類が得られる。これが本発明の大きな特長であり、従
来の製造方法のように各種の類似構造を持つた混合物か
らの困難な分離操作を行う必要がない。
反応温度は好ましくは一100〜100℃、より好まし
くは一80〜80℃である。また、低温で反応を開始し
、途中で昇温しでいく方法、二種類の芳香族化合物誘導
体もしくは複素環式化合物誘導体を用いる場合には、二
度目の添加後に昇温する方法等を採用することができる
。反応時間は好ましくは1〜30時間、より好ましくは
2〜15時間である。
また、触媒としてテトラキストリフェニルホスフィンパ
ラジウム、ジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パ
ラジウム、ジクロロ(1,4−ビス(ジフェニルホスフ
ィノブタン)〕パラジウム等の遷移金RR体触媒を用い
ると、収率が同上するので好ましい。
本発明の製造方法は、充分に脱水した有機溶媒、例えば
、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン(THF)等
を用い、不活性ガス、例えば窒素、アルゴン等により置
換された容器中で行うのが好ましい。
反応生成物からジアリールエテノ類を得るための分離、
精製法は、通常用いられる抽出法、蒸留法、再結晶法、
クロマトグラフィー法等を適宜選定することにより容易
に行うことができる。
〔発明の効果〕
以上のようlζ、本発明の製造方法によれば、ジアリー
ルエテノ類を高収率で、かつ容易に得ることが可能であ
る。又、本発明の製造方法は、非対称のジアリールエテ
ノ類を得ることが容易であるだけでなく、多様な構造を
有するジアリールエテノ類を製造することができる。
更に、ジアリールエテノ類は、フォトクロミック化合物
として有用なものが多く、よ口優れたフォトクロミック
化合物の製造昏ζ、本発明の製造方法は利用できる。
以下に、実施例を挙げて本発明の製造方法を具体的に説
明する。
(実施例1) 容量I Q OmlのSつロフラスコにヘキサメチルジ
スタナン0.983f(3mmol)と’I’HIF 
8mlを入れ、窒素雰囲気下で、−20℃化冷却後、メ
チルリチウム0.068f(3mmol)のジエチルエ
ーテル溶液を滴下、16分間撹拌した後溶液を一48℃
まで冷却し、臭化銅−硫化ジメチル錯体0.8171 
(!mmol )を加え20分間撹拌した。次に、溶液
を一78℃に冷却し、ジメチルアセチレンジカルボキシ
レート307μl!(15mm01)の’I’HFm肢
6ml!を滴下、1時間撹拌した。次いでテトラキスト
リフェニルホスフィンパラジウム錯体0.1731 (
0,16mm0L )を添加し、4−ヨウ化−2,5−
ジメチルチアゾール0.7171 (5mmol )の
’I’HF溶液6 mlを徐々に滴下した。滴下終了後
、徐々に室温まで昇温しながら10時間反応させた。次
に、S−ヨウ化−2,8−ジメチルチオフェン40 f
JPlc’Jmmo1.)を加えた後5時間還流した。
反応終了後、2規定CD塩酸50 mlを加え、50m
1のジエチルエーテルで2回抽出した。エーテル層を洗
浄、乾燥後、エーテルを留去しシリカゲルの分取プレー
トを用いて分離、精製した結果、下記構造式のジアリー
ルエテノ類3tony(収率!8%)を得た。なお、生
成物の同定は、核磁気共鳴スペクトル、赤外吸収スペク
トル、質量分析スペクトルにより行った。(以下、生成
物の同定はこれと同様にして行った。] また、光照射暑ζよる可逆的変化が認められた。
(実施例!) 第1表に示す芳香族化合物誘導体もしくは複素環式化合
物誘導体を用いて、他の条件は実施例1と同様にして、
第1表に示すジアリールエテノ類を得た。得られたジア
リールエテノ類はいずれも(実施例3) 81100 mlの5つロフラスコにヘキサメチルジス
タナン0.9831 (3mmol )とT’HF 5
mlを入れ、窒素雰囲気下で、−20’Cに冷却後、メ
チルリチウム0.088 F (3mmol )のジエ
チルエーテル溶液を滴下、16分間撹拌した後溶液を一
48℃まで冷却し、臭化銅−硫化ジメチル錯体0,61
7jl(3mmol)を加え20分間撹拌した。次に、
FJ液を一78℃に冷却し、ジメチルアセチレンジカル
ボキシレート307μj’(2,5mm01)のTHF
f!I!lN5m1を滴下、1時間撹拌した。次いでテ
トラキストリフェニルホスフィンパラジウム錯体0.1
73 f (0,16mmol )を添加し、5−ブロ
モ−2,5−ジメチルチオフェン0.9561 (15
,0mmol )を滴下し、徐々に室温まで昇温しなが
ら18時間反応させた。反応終了後、2規定の塩酸50
 mlを加え、100 mlのジエチルエーテルで抽出
した。エーテル膚を洗浄、乾燥後、エーテルを留去し、
シリカゲルの分取プレートを用いて分離、精製した結果
、下記構造式のジアリールエタン類472mg<収率5
2%)を得た。
この生成物に566 nmの紫外線を照射したところ、
黄橙色に変わり、又500 nm以上の可視光を照射す
ると消色し、この変化が可逆的であることを確認した。
(実施例4) 実施例3に於いて、3−ブロモ−2,5−ジメチルチオ
フェンのかわりに5−ヨード−1−メチル−1,2,4
−)リアゾールを用いて、他の条件は実施例3と同様に
して下記構造式のジアリールエタン類42 OnB (
収率55%)を得た。
この生成物に565 nmの紫外線を照射したところ、
黄橙色に変わり、又600 nm以上の可視光を照射す
ると消色し、この変化が可逆的であることを確認した。
(実施例6) 容量100 mlの3つ目フラスコにヘキサメチルジス
タナン0.983 f (!mmol )と’I’H:
ET’ 5mA’を入れ、窒素界1fi気下で、−11
0°Cに冷却後、メチルリチウム0.066 f (3
mmol )のジエチルエーテル溶液を滴下、15分間
撹拌した。次書こ一48℃まで冷却し、マグネシウムと
ヨウ化メチルから得たグリニャル試薬ヨウ化メチルマグ
ネシウム500mf!(5mmolンの’I’H11’
a液Iomlを加え、50分間撹拌した。さらに−18
℃まで冷却し、ジメチルアセチレンジカルボキシレート
507111(2,5mmol )の’I’1ili’
溶液5 mlを滴下し、1時間撹拌した。次いで、テト
ラキストリフェニルフォスフインパラジウム錯KO,1
7!1 (0,15mmol )を添加し、3−ブロモ
−2−メチルベンゾチオフェン1.! 811 (6m
mol )を滴下し、徐々に室温まで昇温しながら10
時間反応させた。反応終了後、2規定の塩酸50 ml
を加え、100m1のりエチルエーテルで抽出した。エ
ーテル膚を洗浄、乾燥後、エーテルを留去し、シリカゲ
ルの分取プレートを用いて分離、精製した結果、下記構
造式のジアリールエタン類448 mg (収率41%
ンを得た。
この生成物も紫外線と可視光による可逆的色変化が認め
られた。
(実施例6) 実insに於いて、5−ブロモ−2−メチルベンゾチオ
フェンのかわりに、4−ブロモ−δ−メチル−1,3−
チアゾールを用いて、他の条件は実施例6と同様にして
、下記構造式のジアリールエタン類486my(収率6
2%)を擾た。
この生成物も紫外線と可視光による可逆的色変化が認め
られた。
(実施例1) アセチレン誘導体としてメチル2−ブチノエートを用い
る以外は、実施例墨と同様な反応を行ったところ、下記
構造式のジアリールエテノ類410my (収率4S%
)を得た。
この生成物も紫外光と可視光による可逆的な色変化を確
認した。
(実施例8ン アセチレン躬導体としてメチルクーブテノエートを用い
る以外は、実施例4と同様な反応を行うたと仁ろ、下記
構造式のジアリールエテノ類sSOmy (収率46%
)を得た。
この生成物も紫外光と可視光による可逆的な色変化を確
認した。
(実施例8) 有機金属化合物として、トリメチルスズリチウムとジエ
チルアルミニウムクロライドからのトリメチルスズジエ
チルアルミニウム又はトリフェニルスズリチウムとトリ
メチルケイ素クロライドからのトリフェニルスズトリメ
チルケイ素を用いる以外は実施例Sと同様の操作で下記
構造式のジアリールエテノ類を得た。収率はそれぞれ4
s%、s7%であった。
(実施例10) 金属化合物として、トリメチルスズリチウムとジエチル
アルミニウムクロライドからのトリメチルスズジエチル
アルミニウムを用いる以外は実施例6と同様の操作で下
記構造式のジアリールエテノ類を得た。収率は44%で
あった。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式( I ) R^1C≡CR^2……( I ) (式中、R^1、R^2は水素原子、脂肪族炭化水素基
    、脂環式炭化水素基、芳香族炭化水素基、ハロゲン置換
    アルキル基、アルコキシ基、アルコキシカルボニル基、
    アシル基、又はシアノ基を表わし、R^1、R^2は同
    一でも、異なっていてもよい。また、R^1、R^2は
    三重結合と共同して環を形成していてもよい。) で示されるアセチレン誘導体に、一般式(II)R_mM
    ′M′R_n……(II) (式中、R、R′は炭素数8以下のアルキル基、もしく
    はフェニル基を表わし、M、M′はスズ、銅、マグネシ
    ウム、アルミニウム、亜鉛又はケイ素原子を表わし、m
    、nは0〜3の整数を表わす。) で示されるジメタリック化合物を付加して、一般式(I
    II) ▲数式、化学式、表等があります▼……(III) (式中、R^1、R^2、R、R′、M、M′、m、n
    は前記と同じものを示す。) で示される有機金属化合物とし、続けて一般式(IV) AX……(IV) (式中、Aはアリール基または複素環基を表わし、Xは
    塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子を表わす。) で示される芳香族化合物誘導体もしくは複素環式化合物
    誘導体を反応させることを特徴とする一般式(V) ▲数式、化学式、表等があります▼……(V) (式中、R^1、R^2、Aは前記と同じものを示す。 )で示されるジアリールエテン類の製造方法。
  2. (2)一般式( I ) R^1C≡CR^2……( I ) (式中、R^1、R^2は水素原子、脂肪族炭化水素基
    、脂環式炭化水素基、芳香族炭化水素基、ハロゲン置換
    アルキル基、アルコキシ基、アルコキシカルボニル基、
    アシル基、又はシアノ基を表わし、R^1、R^2は同
    一でも、異なっていてもよい。また、R^1、R^2は
    三重結合と共同して環を形成していてもよい。) で示されるアセチレン誘導体に、一般式(II)R_mM
    M′R′_n……(II) (式中、R、R′は炭素数6以下のアルキル基、もしく
    はフェニル基を表わし、M、M′はスズ、銅、マグネシ
    ウム、アルミニウム、亜鉛又はケイ素原子を表わし、m
    、nは0〜3の整数を表わす。) で示されるジメタリック化合物を付加して、一般式(I
    II) ▲数式、化学式、表等があります▼……(III) (式中、R^1、R^2、R、R′、M、M′、m、n
    は前記と同じものを示す。) で示される有機金属化合物とし、続けて一般式(IV) AX……(IV) (式中、Aはアリール基または複素環基を表わし、Xは
    塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子を表わす。) で示される芳香族化合物誘導体もしくは複素環式化合物
    誘導体を反応させ、更に一般式(IV)′A′X……(I
    V)′ (式中、A′はアリール基または複素環基を表わし、X
    は前記と同じものを示す。) で示される芳香族化合物誘導体もしくは複素環式化合物
    誘導体を反応させることを特徴とする一般式(V)′ ▲数式、化学式、表等があります▼……(V)′ (式中、R^1、R^2、A、A′は前記と同じものを
    示し、A、A′は異なっている。) で示されるジアリールエテン類の製造方法。
  3. (3)一般式( I ) R^1C≡CR^2……( I ) (式中、R^1、R^2は水素原子、脂肪族炭化水素基
    、脂環式炭化水素基、芳香族炭化水素基、ハロゲン置換
    アルキル基、アルコキシ基、アルコキシカルボニル基、
    アシル基、又はシアノ基を表わし、R^1、R^2は同
    一でも、異なっていてもよい。また、R^1、R^2は
    三重結合と共同して環を形成していてもよい。) で示されるアセチレン誘導体に、一般式(II)R_mM
    M′R′_n……(II) (式中、R、R′は炭素数6以下のアルキル基、もしく
    はフェニル基を表わし、M、M′はスズ、銅、マグネシ
    ウム、アルミニウム、亜鉛又はケイ素原子を表わし、m
    、nは0〜3の整数を表わす。) で示されるジメタリック化合物を付加して、一般式(I
    II) ▲数式、化学式、表等があります▼……(III) (式中、R^1、R^2、R、R′、M、M′、m、n
    は前記と同じものを示す。) で示される有機金属化合物とし、続けて一般式(IV) AX……(IV) (式中、Aは▲数式、化学式、表等があります▼、▲数
    式、化学式、表等があります▼、▲数式、化学式、表等
    があります▼、 ▲数式、化学式、表等があります▼、▲数式、化学式、
    表等があります▼、▲数式、化学式、表等があります▼
    、▲数式、化学式、表等があります▼、 を表わし、Xは塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子を表わ
    し、R^3〜R^2^3は水素原子、フッ素原子、脂肪
    族炭化水素基、脂環式炭化水素基、芳香族炭化水素基、
    ハロゲン置換アルキル基、アルコキシ基、アルコキシカ
    ルボニル基、アシル基、シアノ基を表わし、Yは酸素原
    子、硫黄原子、アルキル置換窒素原子を表わし、Z^1
    〜Z^6は窒素原子、又は一置換炭素原子を表わし、Z
    ^1〜Z^3のうち少なくとも一つ及びZ^4〜Z^6
    のうち少なくとも一つは窒素原子である。) で示される芳香族化合物誘導体もしくは複素環式化合物
    誘導体を反応させることを特徴とする一般式(V) ▲数式、化学式、表等があります▼……(V) (式中、R^1、R^2、Aは前記と同じものを示す。 )で示されるジアリールエテン類の製造方法。
  4. (4)一般式( I ) R^1C≡CR^2……( I ) (式中、R^1、R^2は水素原子、脂肪族炭化水素基
    、脂環式炭化水素基、芳香族炭化水素基、ハロゲン置換
    アルキル基、アルコキシ基、アルコキシカルボニル基、
    アシル基、又はシアノ基を表わし、R^1、R^2は同
    一でも、異なっていてもよい。また、R^1、R^2は
    三重結合と共同して環を形成していてもよい。) で示されるアセチレン誘導体に、一般式(II)R_mM
    M′R′_n……(II) (式中、R、R′は炭素数6以下のアルキル基、もしく
    はフェニル基を表わし、M、M′はスズ、銅、マグネシ
    ウム、アルミニウム、亜鉛又はケイ素原子を表わし、m
    、nは0〜3の整数を表わす。) で示されるジメタリック化合物を付加して、一般式(I
    II) ▲数式、化学式、表等があります▼……(III) (式中、R^1、R^2、R、R′、M、M′、m、n
    は前記と同じものを示す。) で示される有機金属化合物とし、続けて一般式(IV) AX……(IV) (式中、Aは▲数式、化学式、表等があります▼、▲数
    式、化学式、表等があります▼、▲数式、化学式、表等
    があります▼、 ▲数式、化学式、表等があります▼、▲数式、化学式、
    表等があります▼、▲数式、化学式、表等があります▼
    、▲数式、化学式、表等があります▼ を表わし、Xは塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子を表わ
    し、R^3〜R^2^3は水素原子、フッ素原子、脂肪
    族炭化水素基、脂環式炭化水素基、芳香族炭化水素基、
    ハロゲン置換アルキル基、アルコキシ基、アルコキシカ
    ルボニル基、アシル基、シアノ基を表わし、Yは酸素原
    子、硫黄原子、アルキル置換窒素原子を表わし、Z^1
    〜Z^6は窒素原子、又は一置換炭素原子を表わし、Z
    ^1〜Z^3のうち少なくとも一つ及びZ^4〜Z^6
    のうち少なくとも一つは窒素原子である。) で示される芳香族化合物誘導体もしくは複素環式化合物
    誘導体を反応させ、更に、一般式(IV)′ A′X……(IV)′ (式中、Aは上記Aと同じものを示し、Xは前記と同じ
    ものを示す。) で示される芳香族化合物誘導体もしくは複素環式化合物
    誘導体を反応させることを特徴とする一般式(V)′ ▲数式、化学式、表等があります▼……(V)′ (式中、R^1、R^2、A、A′は前記と同じものを
    示し、A、A′は異なっている。) で示されるジアリールエテン類の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7355775B2 (en) 2003-07-07 2008-04-08 The University Of Hong Kong Photochromic diarylethene-containing coordination compounds and the production thereof
US7755826B2 (en) 2003-07-07 2010-07-13 The University Of Hong Kong Photochromic diarylethene-containing coordination compounds and the production thereof

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