JPH0225077B2 - - Google Patents

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JPH0225077B2
JPH0225077B2 JP58102640A JP10264083A JPH0225077B2 JP H0225077 B2 JPH0225077 B2 JP H0225077B2 JP 58102640 A JP58102640 A JP 58102640A JP 10264083 A JP10264083 A JP 10264083A JP H0225077 B2 JPH0225077 B2 JP H0225077B2
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JP
Japan
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cap
square steel
spring
leaf spring
plate
Prior art date
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JP58102640A
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JPS59231289A (ja
Inventor
Masataka Aoki
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は原子力発電所等の配管サポート等に
用いられる断面方形の角形鋼の端部開口部をシー
ルするキヤツプの構造に関するものであり、特に
板バネの弾圧力を利用して角形鋼の端部開口部に
装着されるキヤツプの構造に係る。
〔従来の技術〕
周知の如く形鋼は種々の建造物部材として広く
利用されているが、例えば原子力発電所施設の多
くの設備に必要とされる配管サポート、ケーブル
トレイサポート、ダクトサポート、操作架台等の
鋼構造物には角形鋼がその強度上の信頼性、他の
機器部材との取り合いの接合性の良さ、空間仕切
性の設計し易さ等の点から広く用いられている。
而して、該角形鋼を用いる場合、原子力発電所
という特殊性から角形鋼内部に不測にして放射性
塵埃が堆積したりすることは避けられねばなら
ず、又、内部発生の錆が外部に飛散して周辺機器
に悪影響を及ぼすことも好ましくないためこれら
を防止するべく、第1図に示す様に角形鋼1の端
部2にプレート状のキヤツプ3をシール状態に密
封栓設するようにしている。
そして、これまで該キヤツプ3の取付けにはシ
ール溶接4を用いていた。
また、従来キヤツプを板バネでパイプ等に保持
させる技術としては、実開昭56−139081号公報、
実開昭52−57322号公報、実開昭58−50394号公報
に示されている。これら各公報により公知のキヤ
ツプ構造はキヤツプに取り付けた板バネをパイプ
等の穴内に差し込んだ際のバネ反発力でキヤツプ
を保持していた。
〔発明が解決しようにとする課題〕
原子力発電所施設全体では数万を超える角形鋼
1が用いられ、したがつてキヤツプ3の取付部位
の箇所が10万〜20万箇所にもなるため、溶接取付
けによるキヤツプでは、現物溶接作業が著るしく
多く、それだけ作業数が多く、又、作業が煩瑣で
ある不具合があつた。
更に、原子力発電所施設には複雑な鋼構造物も
多く、キヤツプ3の取付がし難い部分もあり、し
たがつて溶接が極めて難しい難点もあり、それだ
け溶接の健全性が劣つたり、精度が悪かつたりす
る欠点もあつた。
そして、施工に際し工期が長くかかつたり、検
査に多くの時間を費してコスト高になる不利な点
もあつた。
又、板バネの反発力を利用したキヤツプの取付
方式は、溶接を伴わない分だけ容易ではあるが、
キヤツプが振動等により外れたりずれたりする難
点があり、キヤツプによるシール性の確保や安定
した取付維持がし難い。
本発明の目的は、角形鋼の端部キヤツプに関し
て、容易且つ安定した取付状態の得られる構造を
提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の目的を達成する手段は、断面方形角形
鋼の端部に一体密封裡に付設されるキヤツプ構造
において、該角形鋼端部の内面の対向面の少なく
とも一対に対応する板バネの一対が各々2枚から
成り、而して該2枚の板バネがその基部を一体化
されて上記キヤツプ内面所定位置に固定され外開
きの曲げ角度を異にして曲折され、外側の板バネ
間の距離が上記角形鋼の対向内面距離より大きく
されていることを特徴とする角形鋼の端部キヤツ
プ構造である。
〔作用〕
拡開して取り付けた該板バネを角形鋼端部に差
し込み、その外側の板バネが弾性により内側に縮
退させて角形鋼内面に押圧力を印加し摩擦力を生
じて抜け止めし密封シールするようにされ、この
際内側の板バネと外側の板バネの曲げ角が予め異
なるようにされてあることにより上記外側の板バ
ネが縮退すると内側の板バネとの間に反発力が生
じて外側の板バネの角形鋼内面に対する押圧力が
増加されて摩擦力が増強され、脱落が生じない。
板バネは、外開きの曲げ角度が異にした2枚の
板バネで構成されているので、挿入初期は、外側
のバネ板1枚の反発力だけとなり、小さな力で挿
入することができる。
挿入するに従つて外側のバネ板は内側に変形す
るが、内側のバネ板とのギヤツプ内での変形は、
容易にできる。内側のバネ板に当る部位より、内
側のバネ板の反発力が外側のバネ板に加わり、挿
入完了時には、強固にキヤツプが固定され、振動
が発生しても脱落することがない。
〔実施例〕
次にこの発明の1実施例を第2図、第3図に基
づいて説明すれば以下の通りである。尚、第1図
と同一態様部分については同一符号を用いて説明
するものとする。
1は角形鋼でありその端部2に対してこれを密
封シール栓設されるキヤツプ3は該端部2の外側
面をカバーするフランジ5を全周的に形成されて
いる。
そして、6は板バネであり、外側バネ61と内
側バネ62でユニツトにされ、その基部は同一形
状のL型に曲折されて重ね合わされビス7,7に
より該キヤツプ3の内面に一体固定され、その中
途の曲折部8に於て外バネ61外開き曲げ角が内
板バネ62のそれより大きく形成されている。
又、該板バネ6のユニツトは当該実施例におい
ては角形鋼1の端部2の内面9の全面に対応して
4組設けられ対向する板バネ6のユニツトの最大
開き部が端部2の内面間隔より設定量大きくされ
ている。
尚、上述キヤツプ3、板バネ6の一体化形成は
予め工場で規格的に量産されているものであり、
外板バネ61、内板バネ62の曲げ角度、取付位
置、大きさ、サイズ、ユニツト数は設計変更の範
囲内である。
上述構成において、作業現場にて角形鋼1を配
管サポート、操作架台等に施工するに際し、キヤ
ツプ3をその端部2に取り付けるか、板バネ6の
先端の端部2内面9より幅狭なガイド部10を該
端部2内に臨ませて差し込み押し込んでいくと、
外板バネ61は内側に縮退し、最大幅広部11は
内面9に弾発押圧され抜け止め摩擦を生ずるよう
にされる。
而して、該外板バネ61が内方縮退すると曲げ
角度の異なる内板バネ62側に押されて両者間に
反発力が生じ、したがつて外板バネ61には端部
2内面9に対する押圧力が強く印加されることに
なり、摩擦力が増加され、外板バネ61は強力に
端部2に添設されキヤツプ3は結果的に角形鋼1
に確実に固定されることになる。
そして、上述固定作業はワンタツチ裡に行なわ
れ、しかも、一たん固定されると容易には脱落す
ることはない。
尚、この発明の実施態様は上述実施例に限るも
のでないことは勿論であり、例えば、板バネに軸
方向に沿つた縦溝を形成させてバネ性を良くした
り、壁内面に軸方向直角に溝を該設し、板バネ先
端にフツクを形成させて抜け止めを確実にする等
種々の態様が採用可能である。
又、この発明の適用構造物が原子力発電所施設
に限るものでないことも勿論である。
而して、角形鋼とは別途に予め成形されるキヤ
ツプに該角形鋼の端部内面を少なくとも一対の内
面に対応する板バネを各々2枚1組としてその基
部を一体化されて曲げ角を異なるようにされて外
開きに形成付けされているため、該キヤツプの板
バネを角形鋼の端部開口に挿入差し込みするだけ
で上述ワンタツチ固定が出来る。
又、該内外板バネが曲げ角を異ならしめて形成
されているため外バネが端部内面を押圧して縮退
すると内板バネと反発力が生じ、結果的に外バネ
が端部内面に印加する押圧力を増加させ、キヤツ
プの固定をより確実にする優れた作用が奏され
る。
更に単に板バネを差し込むだけで良いので、熟
練が要らず、施工がし易くなる。
更に、又、多くの施設に角形鋼を取付ける場
合、順次キヤツプを取付けても強固に外板バネが
固定されるため後取付けの振動等により先取付け
キヤツプが脱落しない優れた利点効果がある。
そして、キヤツプ板バネを規格化出来るので量
産も可能になり製作精度が高まる優れた利点が奏
される。
〔発明の効果〕
上述の如くこの発明によれば、原子力発電所施
設等に用いられる角形鋼の端部に対してシール状
態で密封栓設するキヤツプの固定が作業現場でワ
ンタツチで行なえ、しかも、振動等に対して外れ
たりずれることなく確実に固定出来る優れた効果
が奏される。
又、上述の如くワンタツチで作業が出来るた
め、施工々期が短かくて済み、狭隘部等の難作業
部位に於ても容易に短時間で安全に作業が行え、
コスト削減を図ることが可能となる優れた効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来技術に基づく角形鋼に対するキヤ
ツプ取付斜視図、第2図、第3図はこの発明の一
実施例の説明図であり、第2図はキヤツプされた
角形鋼の部分切断斜視図、第3図はキヤツプ取付
説明断面図である。 1……角形鋼、2……端部、3……キヤツプ、
6……板バネ、9……内面、61……外板バネ、
62……内板バネ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 断面方形角形鋼の端部に一体密封裡に付設さ
    れるキヤツプ構造において、該角形鋼端部の内面
    の対向面の少なくとも一対に対応する板バネの一
    対が各々2枚から成り、而して該2枚の板バネが
    その基部を一体化されて上記キヤツプ内面所定位
    置に固定され外開きの曲げ角度を異にして曲折さ
    れ、外側の板バネ間の距離が上記角形鋼の対向内
    面距離より大きくされていることを特徴とする角
    形鋼の端部キヤツプ構造。
JP58102640A 1983-06-10 1983-06-10 角形鋼の端部キヤツプ構造 Granted JPS59231289A (ja)

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JP58102640A JPS59231289A (ja) 1983-06-10 1983-06-10 角形鋼の端部キヤツプ構造

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JPS59231289A JPS59231289A (ja) 1984-12-25
JPH0225077B2 true JPH0225077B2 (ja) 1990-05-31

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JP6924028B2 (ja) * 2016-12-26 2021-08-25 ソーラーフロンティア株式会社 カバー

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5850394B2 (ja) * 1977-05-20 1983-11-10 株式会社共和電業 ひずみゲ−ジ用多点切換装置

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JPS5255696Y2 (ja) * 1975-10-24 1977-12-16
JPS6325437Y2 (ja) * 1980-03-24 1988-07-11
JPS5850394U (ja) * 1981-09-30 1983-04-05 太田興業株式会社 管端部閉鎖用キヤツプ

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JPS59231289A (ja) 1984-12-25

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