JP3202390U - 金属製の格子を構成する桟部材どうしの接合構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】金属製の格子を構成する桟部材の浮き上がりが全く生じない桟部材どうしの接合構造の提供。【解決手段】桟部材5,6の互いに交差する部分に面落ち組みさせるコ字形状の切欠き部5a,6aを設け、切欠き部5a,6aの底面5b、6bに、切欠き部5a,6aを噛み合わせたときに互いに連通可能なピン穴5c,6cを設けた。そしてピン穴5c,6cの内部に、金属製のスプリングピン7の各片側部分を夫々圧入させて、スプリングピン7による圧入後の径拡張方向の付勢力により、桟部材5,6どうしを強く連結させて、桟部材5,6の接合後の浮き上がりを防止させるようにした。【選択図】図5
Description
本考案は、金属製の格子を構成する桟部材どうしの接合構造、とくに、スプリングピンを用いた接合構造と、スプリングピンと接着剤を用いた接合構造に関する。
最近新築された建物の壁面、玄関ドア、玄関ドア横の袖パネル等に、採光用の格子付ガラス窓が設けられていることが多い。また、最近新築された公共施設や病院、介護施設、学校、調理室等では、室内の壁面や室内ドアに格子付ガラス窓が設けられていることが多い。
格子付ガラス窓は、開閉操作が出来ない埋込み型のガラス窓の片面側又は両面側に格子が取り付けられたものからなり、窓枠と格子はアルミ製のものが多い。格子付ガラス窓のガラス板は、透明のもの、エッチングによる模様を施したもの等がある。
透明ガラス板を用いた格子付ガラス窓の場合、格子を構成する桟部材どうしの接合がサラ頭付きねじで行われていると、サラ頭の端面が直接又は透明ガラス越しに見え、見栄えが良くない。格子付ガラス窓の窓枠と格子は工場で製造されるが、どの種類のガラス板が取り付けられるのかは、格子の製造後に決められる。このため、桟部材どうしの接合では、サラ頭が見えないようにすること、即ち、ビス留めしない接合構造にする必要がある。
サラ頭付きねじを用いない特許文献1に開示の桟部材どうしの接合構造、特許文献2に開示の組立格子では、一方の桟部材の挿通穴(長尺穴)内に挿通した浮き上がり防止棒を、他方の桟部材内に設けた穴(短尺穴)内に挿通させて、接合した桟部材どうしの浮き上がりが生じるのを防いでいる。
しかしながら、浮き上がり防止棒を各穴内に挿通し易くするため、各穴の径を浮き上がり防止棒の径よりも若干大きくすると、浮き上がり防止棒と各穴との間に遊びが生じて、接合した桟部材の若干の浮き上がりが生じ易くなり、若干の浮き上がりであっても格子の見栄えを低下させる。
本考案が解決課題しようとする課題は、上述した不具合を解消するために提案され、浮き上がりが全く生じない桟部材どうしの接合構造にすることにある。
請求項1に係る金属製の格子を構成する桟部材どうしの接合構造は、次の構成を備える。
(1)金属製の格子を構成する桟部材どうしの接合構造である。
(2)前記各桟部材の互いに重なり合う部分に該各桟部材を面落ち組みさせるためのコ字形状の切欠き部が設けられている。
(3)該各切欠き部の底面に、該各切欠き部を噛み合わせたときに互いに連通するピン穴が夫々設けられている。
(4)該ピン穴の内部に、縮径方向の外圧に対して元の径に復帰する付勢力を有する金属製のスプリングピンの各片側部分が夫々圧入されている。
(5)該スプリングピンを介した双方の桟部材の連結により、前記各桟部材の接合後の浮き上がりが防止された接合構造を有している。
(1)金属製の格子を構成する桟部材どうしの接合構造である。
(2)前記各桟部材の互いに重なり合う部分に該各桟部材を面落ち組みさせるためのコ字形状の切欠き部が設けられている。
(3)該各切欠き部の底面に、該各切欠き部を噛み合わせたときに互いに連通するピン穴が夫々設けられている。
(4)該ピン穴の内部に、縮径方向の外圧に対して元の径に復帰する付勢力を有する金属製のスプリングピンの各片側部分が夫々圧入されている。
(5)該スプリングピンを介した双方の桟部材の連結により、前記各桟部材の接合後の浮き上がりが防止された接合構造を有している。
請求項2に係る金属製の格子を構成する桟部材どうしの接合構造は、次の構成を備える。
(1)請求項1に記載の各構成を備える。
(2)前記双方の桟部材は、前記スプリングピンによる接合に加えて、前記各底面どうしが接着剤による接着がされている。
(1)請求項1に記載の各構成を備える。
(2)前記双方の桟部材は、前記スプリングピンによる接合に加えて、前記各底面どうしが接着剤による接着がされている。
請求項3に係る金属製の格子を構成する桟部材どうしの接合構造は、次の構成を備える。
(1)請求項1又は2に記載の各構成を備える。
(2)前記金属製の格子は、格子付ガラス窓の格子である。
(1)請求項1又は2に記載の各構成を備える。
(2)前記金属製の格子は、格子付ガラス窓の格子である。
本考案に係る金属製の格子を構成する桟部材どうしの接合構造は、次の効果を奏する。
(1)前記各桟部材は、該各桟部材のピン穴内に夫々片側半分が圧入されたスプリングピンを介して連結され、スプリングピンによる圧入後の径拡張方向の付勢力により夫々のピン穴の外周面を強く押し付ける接続構造にした結果、前記各桟部材による接合後の浮き上がりが防止され、ビスやねじを使用しない見栄えの良い丈夫な金属製の格子になる。
(1)前記各桟部材は、該各桟部材のピン穴内に夫々片側半分が圧入されたスプリングピンを介して連結され、スプリングピンによる圧入後の径拡張方向の付勢力により夫々のピン穴の外周面を強く押し付ける接続構造にした結果、前記各桟部材による接合後の浮き上がりが防止され、ビスやねじを使用しない見栄えの良い丈夫な金属製の格子になる。
(2)前記スプリングピンによる接合に加えて接着剤による接着がされた接合構造にすると、前記各桟部材による接合後の浮き上がり防止効果が更に高くなる。前記各桟部材による接合後の浮き上がり防止は前記スプリングピンにより十分に行われているが、接着剤による前記各切欠き部どうしの接着が加わると、噛み合わせた部分の微細な浮き上がりも全く許さず、より確実な浮き上がり防止効果が得られる。
本考案の好適なる実施形態を以下の実施例において詳述する。
[角型の格子付きガラス窓1A]
図1(a)に示す採光窓付き玄関ドア50Aは、玄関ドア50に採光と見栄えの良さを目的とした角型の格子付きガラス窓1Aが取り付けられて構成されている。図1(a)(b)に示すように、この格子付ガラス窓1Aは、角型の窓枠2Aに窓ガラス3が取り付けられ、窓ガラス3に沿う窓枠2Aの室外側になる片面側に格子4が取り付けられて構成されている。
図1(a)に示す採光窓付き玄関ドア50Aは、玄関ドア50に採光と見栄えの良さを目的とした角型の格子付きガラス窓1Aが取り付けられて構成されている。図1(a)(b)に示すように、この格子付ガラス窓1Aは、角型の窓枠2Aに窓ガラス3が取り付けられ、窓ガラス3に沿う窓枠2Aの室外側になる片面側に格子4が取り付けられて構成されている。
格子4は、アルミ押出し成型材である一方の桟部材(縦桟に相当する。)5,5・・・と、他方の桟部材(横桟に相当する。)6,6・・・とが、直交する方向に夫々複数本組み付けられたもので、窓枠2A内に丁度収まる大きさを有している。
図1(b)(c)に示すように、一方の桟部材5,5・・・と他方の桟部材6,6・・・とは、面落ち組みによる噛み合わせとスプリングピン7,7・・・を介した連結により接合された格子4に出来上がっている。一方の桟部材5,5・・・の両端部と他方の桟部材6,6・・・の両端部は、窓枠2Aの室外側に向けた部分(窓外枠材に相当する。)の内周面にビス8,8・・・を用いて装着され、この装着により格子4全体が窓枠2Aに固定されている。上述した噛み合わせと、双方の桟部材5,5・・・、6,6・・・の両端部を窓枠2Aにビス留めしただけでは、噛み合わせた箇所の浮き上がりが生じる可能性を残すが、スプリングピン7,7・・・を用いた接合構造にすると、長期間経過してもこのような浮き上がりは生じない。
図1(b)を見ると、一方の桟部材5,5・・・と他方の桟部材6,6・・・とによる全ての交差箇所がスプリングピン7,7・・・で連結されているが、本考案はこれに限定されない。複数ある交差箇所のうちの一部個所をスプリングピン7,7・・・で連結させてもよい。スプリングピン7で連結する箇所の数は、双方の桟部材5,6の太さ、間隔、本数、製作コスト、製作時間等が考慮されて決められる。
[楕円型の格子付きガラス窓1B]
図2(a)に示す採光窓付き玄関ドア50Bは、玄関ドア50に採光窓になる楕円型の格子付きガラス窓1Bが取り付けられて構成されている。図2(a)(b)に示すように、この格子付ガラス窓1Bは、楕円型の窓枠2Bに窓ガラス3が取り付けられ、窓ガラス3に沿う窓枠2Bの片面側に格子4が取り付けられて構成されている。この格子4は、アルミ押出し成型材である一方の桟部材(縦桟に相当する。)5,5・・・と、他方の桟部材(横桟に相当する。)6,6・・・とが、直交する方向に各2本組み付けられたもので、窓枠2C内に丁度収まる大きさを有する。双方の桟部材5,6どうしの接合構造は、前述した接合構造と同様となっている。
図2(a)に示す採光窓付き玄関ドア50Bは、玄関ドア50に採光窓になる楕円型の格子付きガラス窓1Bが取り付けられて構成されている。図2(a)(b)に示すように、この格子付ガラス窓1Bは、楕円型の窓枠2Bに窓ガラス3が取り付けられ、窓ガラス3に沿う窓枠2Bの片面側に格子4が取り付けられて構成されている。この格子4は、アルミ押出し成型材である一方の桟部材(縦桟に相当する。)5,5・・・と、他方の桟部材(横桟に相当する。)6,6・・・とが、直交する方向に各2本組み付けられたもので、窓枠2C内に丁度収まる大きさを有する。双方の桟部材5,6どうしの接合構造は、前述した接合構造と同様となっている。
[丸型の格子付きガラス窓1C]
図3(a)に示す採光窓付き玄関ドア50Cは、玄関ドア50に採光窓になる丸型の格子付きガラス窓1Cが取り付けられて構成されている。丸型は円型を意味するが、当業界で丸型と称されているため、丸型の語を用いた。図3(a)(b)に示す丸型の格子付きガラス窓1Cも、前々述及び前述の場合と同様の接合構造を有している。
図3(a)に示す採光窓付き玄関ドア50Cは、玄関ドア50に採光窓になる丸型の格子付きガラス窓1Cが取り付けられて構成されている。丸型は円型を意味するが、当業界で丸型と称されているため、丸型の語を用いた。図3(a)(b)に示す丸型の格子付きガラス窓1Cも、前々述及び前述の場合と同様の接合構造を有している。
[格子付きガラス窓1の取付構造]
図4は、格子付きガラス窓1の1形態を側面断面図で示しており、横桟(他方の桟部材)6,6・・・の本数及びピッチに違いはあるが、上述した各種の格子付きガラス窓の何れにも共通する断面構造を有している。
図4に示す格子付きガラス窓1の窓枠2は、窓外枠材2Fと窓内枠材2Rとにより構成されている。ビス8,8・・・を用いて格子4を取り付けた窓外枠材2Fは、玄関ドア50、室内ドア51、室内の壁面52等に設けた開口10の室外側の周縁部から開口10の内側に向けて配置され、ビス12を用いて開口枠材11に留め付けられる。窓内枠材2Rは、開口10の室内側の周縁部から開口10の内側に向けて配置されて、ビス13を用いて開口枠材11に留め付けられ、この留め付けの際に、窓外枠材2Fと窓内枠材2Rの間にパッキン9と共に窓ガラス3が挟み付けられる方法で取り付けられる。
図4は、格子付きガラス窓1の1形態を側面断面図で示しており、横桟(他方の桟部材)6,6・・・の本数及びピッチに違いはあるが、上述した各種の格子付きガラス窓の何れにも共通する断面構造を有している。
図4に示す格子付きガラス窓1の窓枠2は、窓外枠材2Fと窓内枠材2Rとにより構成されている。ビス8,8・・・を用いて格子4を取り付けた窓外枠材2Fは、玄関ドア50、室内ドア51、室内の壁面52等に設けた開口10の室外側の周縁部から開口10の内側に向けて配置され、ビス12を用いて開口枠材11に留め付けられる。窓内枠材2Rは、開口10の室内側の周縁部から開口10の内側に向けて配置されて、ビス13を用いて開口枠材11に留め付けられ、この留め付けの際に、窓外枠材2Fと窓内枠材2Rの間にパッキン9と共に窓ガラス3が挟み付けられる方法で取り付けられる。
[スプリングピン7]
図5(a)(b)(c)に示すスプリングピン7はステンレス製のストレート形スプリングピンである。このスプリングピン7は、円筒部7aの軸芯に沿う方向に直線形のスリット7bが設けられ、円筒部7aの軸方向の両端外周部には小径に絞られたテーパ面7c,7cが形成された形状を有している。本考案の桟部材どうしの接合構造では、このストレート形のスプリングピン7、スリットが波形の波形スプリングピン(図示せず)のいずれがが用いられる。いずれのスプリングピンも、径を縮小する方向の外圧に対して若干小径になり且つ元の径に復帰する方向の強い弾性復帰力を有している。
図5(a)(b)(c)に示すスプリングピン7はステンレス製のストレート形スプリングピンである。このスプリングピン7は、円筒部7aの軸芯に沿う方向に直線形のスリット7bが設けられ、円筒部7aの軸方向の両端外周部には小径に絞られたテーパ面7c,7cが形成された形状を有している。本考案の桟部材どうしの接合構造では、このストレート形のスプリングピン7、スリットが波形の波形スプリングピン(図示せず)のいずれがが用いられる。いずれのスプリングピンも、径を縮小する方向の外圧に対して若干小径になり且つ元の径に復帰する方向の強い弾性復帰力を有している。
図5(d)に示すように、一方の桟部材5と他方の桟部材6の交差する部分には、コ字形状の切欠き部5a,6aが開設されており、双方の切欠き部5a,6aを底面5b、6bが当接する位置まで噛み合わせると、双方の桟部材5,6が面落ち組みされる。
本考案では、双方の桟部材5,6の底面5b,6bに、面落ち組みしたときに連通するピン穴5c、6cを開設し、上述の噛み合わせの際に、スプリングピン7の一方の片側部分がピン穴5c内に圧入され、スプリングピン7の他方の片側部分がピン穴6c内に圧入されて、双方の桟部材5,6を接合させる接合構造を有している。
図6(a)に示すように、一方の桟部材5における切欠き部5aの底面5bにピン穴5cを形成する加工は、回転するドリル20の刃先による切削で行われる。図6(b)に示す他方の桟部材6における切欠き部6aの底面6bにも、同様のピン穴6cが形成される。ピン穴5c,6cの直径φdと深さhは、双方の桟部材5,6の太さと、図(a)(b)に示すスプリングピン7の太さと長さ次第ということになる。しかしながら双方の切欠き部5a,6aの底面5b、6bどうしを当接させるためには、双方のピン穴5c,6cを合わせた深さは、スプリングピン7の長さよりも深くする必要がある。また、双方の桟部材5,6を接合したときにピン穴5c,6cやスプリングピン7を露見させないためにピン穴5c,6cを有底にする必要がある。
例えば、10〜12mm角の桟部材5,6を使用する場合には、直径が1.7〜2.75mm、長さが4〜8mm、肉厚が0.3〜0.5mmのステンレス製のスプリングピン7を用いることが好ましい。スリット7aはスプリングピン7に縮径方向の強い外圧を与えたときに縮径するためにある。ピン穴5cの直径φdは、スプリングピン7を圧入させるため、スプリングピン7の直径よりも0.15mm程度小径である。市販のスプリングピン7は、ドリルの径(ピン穴5cの直径φd)に対応する径まで緊縮する(圧入できる)サイズになっている。
図7(a)示すように、一方の桟部材5のピン穴5c内にスプリングピン7を圧入してスプリングピン7の起立姿勢を維持させた状態で、切欠き部5bの上から切欠部6bを強い力で被せ合わせる。このようにすると、スプリングピン7の上半分がピン穴6c内に圧入される(カシメ入れられる。)この作業を通じて図7(c)に示すように双方の桟部材5,6を面落ち組みさせる。この結果、図7(d)に示すように、ピン穴5c(6c)内に圧入したスプリングピン7が付勢力を伴って拡径する圧力がピン穴5c(6c)の内壁に強く作用して、面落ち組みした双方の桟部材5,6どうしが強く連結され、双方の桟部材5,6間の浮き上がりは生じない。即ち、当接した部分に隙間が生じない。このため、長期間経過しても丈夫で見栄えの良い格子の状態が維持される。
図8(a)(b)は、スプリングピン7による双方の切欠機部5a,6aの連結に加えて、双方の切欠機部5a,6aの底面5b,6bどうしを接着剤14で接着させる方法が示され、図8(c)はこの接合構造を正面断面図で示している。
本考案に係る金属製の格子を構成する桟部材どうしの接合構造は、建物の壁面、玄関ドア、玄関ドア横の袖パネル等における採光用の格子付ガラス窓の分野で利用される。
1 :格子付きガラス窓
2 ;窓枠
2A:(角型の)窓枠
2B:(楕円型の)窓枠
2C;(丸型の)窓枠
3 :窓ガラス
4 :格子
5 :一方の桟部材(縦桟)
5a:切欠き部
5b:底面
5c:ピン穴
6 :他方の桟部材(横桟)
6a:切欠き部
6b:底面
6c:ピン穴
7 :スプリングピン
14 :接着剤
50 :玄関ドア
2 ;窓枠
2A:(角型の)窓枠
2B:(楕円型の)窓枠
2C;(丸型の)窓枠
3 :窓ガラス
4 :格子
5 :一方の桟部材(縦桟)
5a:切欠き部
5b:底面
5c:ピン穴
6 :他方の桟部材(横桟)
6a:切欠き部
6b:底面
6c:ピン穴
7 :スプリングピン
14 :接着剤
50 :玄関ドア
Claims (3)
- 金属製の格子を構成する桟部材どうしの接合構造であって、
前記各桟部材の互いに重なり合う部分に該各桟部材を面落ち組みさせるためのコ字形状の切欠き部が設けられ、該各切欠き部の底面に該各切欠き部を噛み合わせたときに互いに連通するピン穴が夫々設けられ、該ピン穴の内部に縮径方向の外圧に対して元の径に復帰する付勢力を有する金属製のスプリングピンの各片側部分が夫々圧入されて、該スプリングピンを介した双方の桟部材の連結により、前記各桟部材の接合後の浮き上がりが防止された接合構造を有していることを特徴とする金属製の格子を構成する桟部材どうしの接合構造。 - 前記双方の桟部材は、前記スプリングピンによる接合に加えて、前記各底面どうしが接着剤による接着がされている、請求項1に記載の金属製の格子を構成する桟部材どうしの接合構造。
- 前記金属製の格子は、格子付ガラス窓の格子である、請求項1又は2に記載の金属製の格子を構成する桟部材どうしの接合構造。
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