JPH02250775A - 研削研磨用砥石とその製造方法とその製造装置 - Google Patents
研削研磨用砥石とその製造方法とその製造装置Info
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- JPH02250775A JPH02250775A JP6876489A JP6876489A JPH02250775A JP H02250775 A JPH02250775 A JP H02250775A JP 6876489 A JP6876489 A JP 6876489A JP 6876489 A JP6876489 A JP 6876489A JP H02250775 A JPH02250775 A JP H02250775A
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Landscapes
- Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、オフセット型の研削研磨用砥石とその製造方
法とその製造装置とに関する。
法とその製造装置とに関する。
(従来の技術)
グラインダ等に装着して使用する回転砥石として、砥粒
をフェノール樹脂系の結合剤で結合してなるオフセット
型の研削研磨用砥石は一般に知られている。そして、こ
の砥石には、フェノール樹脂をプリプレグしてなる衆目
平織のガラスクロスが補強心材として埋設されているの
が通常である。
をフェノール樹脂系の結合剤で結合してなるオフセット
型の研削研磨用砥石は一般に知られている。そして、こ
の砥石には、フェノール樹脂をプリプレグしてなる衆目
平織のガラスクロスが補強心材として埋設されているの
が通常である。
しかして、かかる砥石において、これに可撓性をもたせ
るために、砥石の研削面に網目模様等の凹凸を形成した
ものは一般に知られている(例えば、特公昭50−35
270号公報参照)。そして、この砥石はゴム板等の弾
性板にのせて上から押圧することにより、その凹部の底
部に亀裂を人工的に形成するようになっている。この場
合、砥石の裏面には上記亀裂が目立たないように不織布
が設けられている。
るために、砥石の研削面に網目模様等の凹凸を形成した
ものは一般に知られている(例えば、特公昭50−35
270号公報参照)。そして、この砥石はゴム板等の弾
性板にのせて上から押圧することにより、その凹部の底
部に亀裂を人工的に形成するようになっている。この場
合、砥石の裏面には上記亀裂が目立たないように不織布
が設けられている。
(発明が解決しようとする課題)
しかし、砥石の四部の底部に人工的な亀裂を形成して砥
石に可撓性(柔軟性)を付与する手段では、この人工的
な亀裂が不均一になり晶いことから、砥石の全周にわた
って均一な可撓性を与えることが難しい。よって、従来
の砥石では、上記可撓性の不均一さにより、砥石を柔軟
に撓ませることができないために、被加工物への当り面
が少なくなって高い切削効率を望むことができない。
石に可撓性(柔軟性)を付与する手段では、この人工的
な亀裂が不均一になり晶いことから、砥石の全周にわた
って均一な可撓性を与えることが難しい。よって、従来
の砥石では、上記可撓性の不均一さにより、砥石を柔軟
に撓ませることができないために、被加工物への当り面
が少なくなって高い切削効率を望むことができない。
また、上述の如く、砥石の可撓性が不均一であるという
ことは、被加工物への砥石の当りも不均一になるという
ことであり、これが砥石の研削部外周縁に偏摩耗を招く
原因となって、さらに、被加工物への砥石の当りが不均
一になり、被加工物に傷をつけたり、さらには砥石の腰
折れ、つまりオフセット部近傍からの折損を招くことに
もなり、長時間にわたって家憲した研削研磨加工を行な
うことができないのが実情である。
ことは、被加工物への砥石の当りも不均一になるという
ことであり、これが砥石の研削部外周縁に偏摩耗を招く
原因となって、さらに、被加工物への砥石の当りが不均
一になり、被加工物に傷をつけたり、さらには砥石の腰
折れ、つまりオフセット部近傍からの折損を招くことに
もなり、長時間にわたって家憲した研削研磨加工を行な
うことができないのが実情である。
さらに、上述の砥石の四部の底部に人工的な亀裂を形成
する手段では、砥石の可撓性の程度を変えることが難し
く、研削研磨作業の内容に応じて可撓性の異なる種々の
砥石を提供することが難しい。
する手段では、砥石の可撓性の程度を変えることが難し
く、研削研磨作業の内容に応じて可撓性の異なる種々の
砥石を提供することが難しい。
すなわち、本発明の課題は、周方向においてはその全周
にわたって均一な可撓性を有し、且つ腰折れを生ずるこ
となく被加工物へ当り面を広くすることができる研削研
磨用砥石とその製造方法とその製造装置を提供すること
にある。
にわたって均一な可撓性を有し、且つ腰折れを生ずるこ
となく被加工物へ当り面を広くすることができる研削研
磨用砥石とその製造方法とその製造装置を提供すること
にある。
(課題を解決するための手段)
本発・明は、このような課題に対して、砥石の少なくと
もオフセット部から外周縁に至る範囲において研削材層
の背面に、この研削材層よりも弾性を有する裏当材層を
設けて砥石に周方向においてはその全周にわたって均一
な可撓性を与えるとともに、この裏当材層の厚さを上記
オフセット部から外周縁にいくにしたがって漸次薄くす
ることにより、砥石の半径方向においても研削研磨作業
の目的に応じた略均−な可撓性を与えることができるよ
うにするものである。
もオフセット部から外周縁に至る範囲において研削材層
の背面に、この研削材層よりも弾性を有する裏当材層を
設けて砥石に周方向においてはその全周にわたって均一
な可撓性を与えるとともに、この裏当材層の厚さを上記
オフセット部から外周縁にいくにしたがって漸次薄くす
ることにより、砥石の半径方向においても研削研磨作業
の目的に応じた略均−な可撓性を与えることができるよ
うにするものである。
すなわち、請求項(1)の発明に係る研削研磨用砥石は
、砥粒が結合剤にて結合されてなる研削材層の裏面に裏
当材層が設けられたオフセット型研削研磨用砥石におい
て、研削材層は研削部外周縁からオフセット部にいくに
したがって厚さが漸次薄くなされ、裏当材層は研削材層
よりも弾性を有する材料にて構成され、且つ砥石の研削
部外周縁からオフセット部に至る範囲に設けられていて
、この研削部外周縁からオフセット部にいくにしたがっ
て裏当材層の厚さが漸次厚くなされていることを特徴と
する 請求項(2)の発明に係る研削研磨用砥石は、上記研削
材層と裏当材層との間に補強心材が介装されているもの
である。
、砥粒が結合剤にて結合されてなる研削材層の裏面に裏
当材層が設けられたオフセット型研削研磨用砥石におい
て、研削材層は研削部外周縁からオフセット部にいくに
したがって厚さが漸次薄くなされ、裏当材層は研削材層
よりも弾性を有する材料にて構成され、且つ砥石の研削
部外周縁からオフセット部に至る範囲に設けられていて
、この研削部外周縁からオフセット部にいくにしたがっ
て裏当材層の厚さが漸次厚くなされていることを特徴と
する 請求項(2)の発明に係る研削研磨用砥石は、上記研削
材層と裏当材層との間に補強心材が介装されているもの
である。
請求項(3)の発明に係る研削研磨用砥石は、上記研削
部の外周部分が内周部分よりも厚肉になされ、且つ研削
材層は研削部外周部分の肉厚が裏当材層の研削部内周縁
における肉厚よりも厚くなされているものである。
部の外周部分が内周部分よりも厚肉になされ、且つ研削
材層は研削部外周部分の肉厚が裏当材層の研削部内周縁
における肉厚よりも厚くなされているものである。
請求項(4)の発明に係る研削研磨用砥石は、上記研削
材層の結合剤にフェノール系樹脂またはエポキシ系樹脂
のものを用い、裏当材層を上記結合剤と同系の樹脂材に
て構成するものである。
材層の結合剤にフェノール系樹脂またはエポキシ系樹脂
のものを用い、裏当材層を上記結合剤と同系の樹脂材に
て構成するものである。
また、上記研削研磨用砥石の製造にあたっては、上型と
下型とで砥石材料から加圧成形するに際し、研削材料及
び裏当材料の充填厚さを変化させておけばよい。
下型とで砥石材料から加圧成形するに際し、研削材料及
び裏当材料の充填厚さを変化させておけばよい。
すなわち、請求項(5)の発明に係る研削研磨用砥石の
製造方法は、砥粒が結合剤にて結合されてなる研削材層
の裏面に裏当材層が設けられたオフセット型研削研磨用
砥石の製造方法であって、砥石の裏面形状に対応する成
形面を有する下型に、裏当材料を下型の成形面における
砥石のオフセット部を成形する部位から放射方向に厚さ
が漸次薄くなるように敷き、その上に補強心材を載せ、
この補強心材の上から砥粒と結合剤とからなる研削材料
を上記オフセット部を成形する部位から放射方向に厚さ
が漸次厚くなるように敷いて、上型により加圧成形し、
焼成することを特徴とするものである。
製造方法は、砥粒が結合剤にて結合されてなる研削材層
の裏面に裏当材層が設けられたオフセット型研削研磨用
砥石の製造方法であって、砥石の裏面形状に対応する成
形面を有する下型に、裏当材料を下型の成形面における
砥石のオフセット部を成形する部位から放射方向に厚さ
が漸次薄くなるように敷き、その上に補強心材を載せ、
この補強心材の上から砥粒と結合剤とからなる研削材料
を上記オフセット部を成形する部位から放射方向に厚さ
が漸次厚くなるように敷いて、上型により加圧成形し、
焼成することを特徴とするものである。
さらに、上記製造方法を実施するためには、下型への裏
当材料の充填厚さを変化できるようにすればよい。
当材料の充填厚さを変化できるようにすればよい。
すなわち、請求項(6)の発明に係る研削研磨用砥石の
製造装置は、 砥石の裏面形状に対応する成形面を有し且つ中心から芯
環を上方へ突出せしめた下型と、中心に上記2棒を嵌め
る嵌合孔を有し、上記下型に合わせ、この下型の成形面
との間にその間隔がこの成形面における砥石のオフセッ
ト部を成形する部位から放射方向に漸次狭くなった裏当
材層成形用のキャビティを構成する第1の上型と、中心
に上記2棒を嵌める嵌合孔を有し、上記第1の上型を外
した状態で下型に合わせ、この下型の成形面との間に砥
石成形用のキャビティを構成する第2の上型と、 を備えていることを特徴とする研削研磨用砥石の製造装
置である。
製造装置は、 砥石の裏面形状に対応する成形面を有し且つ中心から芯
環を上方へ突出せしめた下型と、中心に上記2棒を嵌め
る嵌合孔を有し、上記下型に合わせ、この下型の成形面
との間にその間隔がこの成形面における砥石のオフセッ
ト部を成形する部位から放射方向に漸次狭くなった裏当
材層成形用のキャビティを構成する第1の上型と、中心
に上記2棒を嵌める嵌合孔を有し、上記第1の上型を外
した状態で下型に合わせ、この下型の成形面との間に砥
石成形用のキャビティを構成する第2の上型と、 を備えていることを特徴とする研削研磨用砥石の製造装
置である。
請求項(7)の発明に係る研削研磨用砥石の製造装置は
、 砥石の裏面形状に対応する成形面を有し且つ中心から2
棒を上方へ突出せしめた下型と、上記2棒を中心に回転
可能に設けられ、下型の成形面との間隔がこの成形面に
おける砥石のオフセット部を成形する部位から放射方向
に漸次狭くなるよう傾斜した均し面を有し、上記成形面
に投入された裏当材料を均すための均し具と、中心に上
記2棒を嵌める嵌合孔を有し、上記均し具を外した状態
で下型に合わせ、この下型の成形面との間に砥石成形用
のキャビティを構成する上型と、 を備えていることを特徴とする研削研磨用砥石の製造装
置である。
、 砥石の裏面形状に対応する成形面を有し且つ中心から2
棒を上方へ突出せしめた下型と、上記2棒を中心に回転
可能に設けられ、下型の成形面との間隔がこの成形面に
おける砥石のオフセット部を成形する部位から放射方向
に漸次狭くなるよう傾斜した均し面を有し、上記成形面
に投入された裏当材料を均すための均し具と、中心に上
記2棒を嵌める嵌合孔を有し、上記均し具を外した状態
で下型に合わせ、この下型の成形面との間に砥石成形用
のキャビティを構成する上型と、 を備えていることを特徴とする研削研磨用砥石の製造装
置である。
(作用)
上記請求項(1)の研削研磨用砥石において、研削材層
自体は靭性が低く折れ易いが、裏当材層はこの研削材層
の折れを防止し砥石に靭性を付与する。そして、この裏
当材層が実質的に強度均質の材料にて構成されているか
ら、砥石の周方向における可撓性は砥石の全周にわたっ
て略均−になる。
自体は靭性が低く折れ易いが、裏当材層はこの研削材層
の折れを防止し砥石に靭性を付与する。そして、この裏
当材層が実質的に強度均質の材料にて構成されているか
ら、砥石の周方向における可撓性は砥石の全周にわたっ
て略均−になる。
一方、砥石の研削部は、これを被加工物に押し当てた場
合、中心からの遠い位置であるほど曲げモーメントが大
きくなるが、研削部外周縁からオフセット部にいくにし
たがって研削材層の厚さが漸次薄くなされ、強度が低く
成されているから、研削部の半径方向の全長を略均等に
撓ませること、つまりは略同じ曲率半径で湾曲せしめる
ことができるようになる。そして、この研削部外周縁か
らオフセット部にいくにしたがって裏当材層の厚さが漸
次厚くなされているから、そのことによって上記研削材
層の厚さの上記漸減に起因する砥石の折れが防止される
ことになる。もちろん、上記研削材層と裏当材層の厚さ
の変化率を変えることにより、例えば、研削部を外周縁
にいくほど撓み量が少なくなるようにすることもできる
。
合、中心からの遠い位置であるほど曲げモーメントが大
きくなるが、研削部外周縁からオフセット部にいくにし
たがって研削材層の厚さが漸次薄くなされ、強度が低く
成されているから、研削部の半径方向の全長を略均等に
撓ませること、つまりは略同じ曲率半径で湾曲せしめる
ことができるようになる。そして、この研削部外周縁か
らオフセット部にいくにしたがって裏当材層の厚さが漸
次厚くなされているから、そのことによって上記研削材
層の厚さの上記漸減に起因する砥石の折れが防止される
ことになる。もちろん、上記研削材層と裏当材層の厚さ
の変化率を変えることにより、例えば、研削部を外周縁
にいくほど撓み量が少なくなるようにすることもできる
。
また、請求項(2)の研削研磨用砥石においては、研削
材層と裏当材層との間に補強心材を介装したから、研削
部の強度が高くなり、特に砥石に回転遠心力に対する抗
張力を付与することができるようになる。
材層と裏当材層との間に補強心材を介装したから、研削
部の強度が高くなり、特に砥石に回転遠心力に対する抗
張力を付与することができるようになる。
請求項(3)の研削研磨用砥石においては、研削部外周
部分の肉厚を厚くして研削材層を層厚にするようにした
から、砥石の研削研磨量を増やすことができる。
部分の肉厚を厚くして研削材層を層厚にするようにした
から、砥石の研削研磨量を増やすことができる。
請求項(4)の研削研磨用砥石においては、上記裏当材
層を研削材層の結合剤と同系の樹脂材にて構成するから
、この両層の密若性が良いとともに、裏当材層の強度を
均質にすることができる。
層を研削材層の結合剤と同系の樹脂材にて構成するから
、この両層の密若性が良いとともに、裏当材層の強度を
均質にすることができる。
請求項(5)の製造方法においては、裏当材料の充填厚
さを、砥石の研削部外周縁に該当する部位からオフセッ
ト部に該当する部位にいくにしたがって漸次厚くなるよ
うにし、研削材料の充填厚さを研削部外周縁に該当する
部位からオフセット部に該当する部位にいくにしたがっ
て漸次薄くなるようにした状態で、加圧成形するから、
裏当材層及び研削材層は、それぞれ上記材料の充填厚さ
に対応した厚さとなり、上記研削研磨用砥石を得ること
ができる。
さを、砥石の研削部外周縁に該当する部位からオフセッ
ト部に該当する部位にいくにしたがって漸次厚くなるよ
うにし、研削材料の充填厚さを研削部外周縁に該当する
部位からオフセット部に該当する部位にいくにしたがっ
て漸次薄くなるようにした状態で、加圧成形するから、
裏当材層及び研削材層は、それぞれ上記材料の充填厚さ
に対応した厚さとなり、上記研削研磨用砥石を得ること
ができる。
請求項(B)の製造装置においては、第1の上型と下型
とにより、砥石の研削部外周縁に該当する部位からオフ
セット部に該当する部位にいくにしたがって漸次広くな
った裏当材層成形用のキャビティを構成することができ
るから、裏当材料の充填厚さを、砥石の研削部外周縁に
該当する部位からオフセット部に該当する部位にいくに
したがって漸次厚くなるようにして、その上に補強心材
を載せてその上から研削材料を投入し、砥石の加圧成形
を行なうことができることになる。
とにより、砥石の研削部外周縁に該当する部位からオフ
セット部に該当する部位にいくにしたがって漸次広くな
った裏当材層成形用のキャビティを構成することができ
るから、裏当材料の充填厚さを、砥石の研削部外周縁に
該当する部位からオフセット部に該当する部位にいくに
したがって漸次厚くなるようにして、その上に補強心材
を載せてその上から研削材料を投入し、砥石の加圧成形
を行なうことができることになる。
請求項(7)の製造装置においては、下型に裏当材料を
投入して、均し具を回転せしめれば、この裏当材料を研
削部外周縁に該当する部位からオフセット部に該当する
部位にいくにしたがって厚さが漸次厚くなるように敷き
、その上に補強心材を載せてその上から研削材料を投入
し、砥石の加圧成形を行なうことができることになる。
投入して、均し具を回転せしめれば、この裏当材料を研
削部外周縁に該当する部位からオフセット部に該当する
部位にいくにしたがって厚さが漸次厚くなるように敷き
、その上に補強心材を載せてその上から研削材料を投入
し、砥石の加圧成形を行なうことができることになる。
(発明の効果)
従って、請求項(1)の研削研磨用砥石によれば、裏当
材層によって砥石の可撓性を調整して、砥石の可撓性を
その全周にわたって均一にすることができるから、偏摩
耗を生ずることもなく、長期間にわたって安定した研削
研磨加工を行なうことができ、また、砥石の折れを生ず
ることなく、研削部を被加工物に押し当てた際に、所望
の曲率半径で湾曲せしめて被加工物へ当り面を広くする
ことができ、切削効率の向上が図れる。そして、研削材
層の厚さが研削部外周縁からオフセット部にいくにした
がって漸次薄くなされているから、砥石の有効切削部を
減することなく研削材料を減らすことができ、つまりは
省資源化を図ることができ、さらには、砥石に亀裂を覆
う不織布を設ける必要かないこともあって、砥石の製造
コストを下げることが可能になる。
材層によって砥石の可撓性を調整して、砥石の可撓性を
その全周にわたって均一にすることができるから、偏摩
耗を生ずることもなく、長期間にわたって安定した研削
研磨加工を行なうことができ、また、砥石の折れを生ず
ることなく、研削部を被加工物に押し当てた際に、所望
の曲率半径で湾曲せしめて被加工物へ当り面を広くする
ことができ、切削効率の向上が図れる。そして、研削材
層の厚さが研削部外周縁からオフセット部にいくにした
がって漸次薄くなされているから、砥石の有効切削部を
減することなく研削材料を減らすことができ、つまりは
省資源化を図ることができ、さらには、砥石に亀裂を覆
う不織布を設ける必要かないこともあって、砥石の製造
コストを下げることが可能になる。
請求項(2)の研削研磨用砥石によれば、補強心材にて
研削部の強度を高め、砥石を高速回転にも耐え得るよう
にすることができる。
研削部の強度を高め、砥石を高速回転にも耐え得るよう
にすることができる。
請求項(3)の研削研磨用砥石によれば、研削材層を層
厚にしたから、1枚の砥石により、つまりその交換を行
なうことなく研削研磨作業を長く続けることができる。
厚にしたから、1枚の砥石により、つまりその交換を行
なうことなく研削研磨作業を長く続けることができる。
請求項(4)の研削研磨用砥石によれば、裏当材層を研
削材層の結合剤と同系の樹脂材にて構成することにより
、この両層の密着性を高め、且つ裏当材層の強度を均質
にして砥石の品質の向上を図ることができる。
削材層の結合剤と同系の樹脂材にて構成することにより
、この両層の密着性を高め、且つ裏当材層の強度を均質
にして砥石の品質の向上を図ることができる。
請求項(5)の製造方法によれば、型への研削材料及び
裏当材料の各充填厚さを調整することにより、簡単に上
記研削研磨用砥石を得ることができるようになる。
裏当材料の各充填厚さを調整することにより、簡単に上
記研削研磨用砥石を得ることができるようになる。
請求項(6)の製造装置によれば、第1の上型と下型と
により、裏当材料の充填厚さを、砥石の研削部外周縁に
該当する部位からオフセット部に該当する部位にいくに
したがって漸次厚くなるようにすることができ、上記請
求項(3)の発明の実施を行なうことができるようにな
る。
により、裏当材料の充填厚さを、砥石の研削部外周縁に
該当する部位からオフセット部に該当する部位にいくに
したがって漸次厚くなるようにすることができ、上記請
求項(3)の発明の実施を行なうことができるようにな
る。
請求項(7)の製造装置によれば、均し具の回転によっ
て、裏当材料を均しながら研削部外周縁に該当する部位
からオフセット部に該当する部位にいくにしたがって厚
さが漸次厚くなるように敷くことができ、裏当材料の厚
さを砥石全周にわたって均等にして、上記請求項(3)
の発明の実施を行なうことができるようになる。
て、裏当材料を均しながら研削部外周縁に該当する部位
からオフセット部に該当する部位にいくにしたがって厚
さが漸次厚くなるように敷くことができ、裏当材料の厚
さを砥石全周にわたって均等にして、上記請求項(3)
の発明の実施を行なうことができるようになる。
(実施例)
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図に示すオフセット型研削研磨用砥石1において、
2は環状の研削部、3は研削部2から円錐台状に隆起し
たオフセット部である。研削部2の研削面4には第2図
に示す網目模様等の凹凸が形成されている。また、オフ
セット部3の中心部には砥石1をグラインダの回転軸に
取り付けるための中心孔5を有する芯金6が取り付けら
れている。
2は環状の研削部、3は研削部2から円錐台状に隆起し
たオフセット部である。研削部2の研削面4には第2図
に示す網目模様等の凹凸が形成されている。また、オフ
セット部3の中心部には砥石1をグラインダの回転軸に
取り付けるための中心孔5を有する芯金6が取り付けら
れている。
第3図に示す如く、上記砥石1は、研削材層7と、この
研削材層7の裏面に設けた裏当材層8とがその間に補強
心材9をおいて積層された措造になっている。研削材層
7は、砥粒が結合剤にて結合されてなるものであって、
砥粒としてはアルミナ系のものを用い、結合剤としては
フェノール樹脂系のものを用いている。また、この研削
材層7における研削部2の外周縁には外側へ且つ斜め下
方へ向いた斜面7aが形成されている。一方、裏当材層
8は研削材層7よりも弾性率が小さく且つ強度が実質的
に均質になるよう変性フェノール樹脂材とガラス繊維(
同系樹脂を含浸した強化材)とにより構成されていて、
研削部2の外周縁からオフセット部3に至る範囲、つま
り砥石1の裏面全体に設けられている。上記補強心材9
はフェノール樹脂でフリプレグしたガラスクロスよりな
り、砥石1に回転遠心力に対する抗張力を付与するもの
である。
研削材層7の裏面に設けた裏当材層8とがその間に補強
心材9をおいて積層された措造になっている。研削材層
7は、砥粒が結合剤にて結合されてなるものであって、
砥粒としてはアルミナ系のものを用い、結合剤としては
フェノール樹脂系のものを用いている。また、この研削
材層7における研削部2の外周縁には外側へ且つ斜め下
方へ向いた斜面7aが形成されている。一方、裏当材層
8は研削材層7よりも弾性率が小さく且つ強度が実質的
に均質になるよう変性フェノール樹脂材とガラス繊維(
同系樹脂を含浸した強化材)とにより構成されていて、
研削部2の外周縁からオフセット部3に至る範囲、つま
り砥石1の裏面全体に設けられている。上記補強心材9
はフェノール樹脂でフリプレグしたガラスクロスよりな
り、砥石1に回転遠心力に対する抗張力を付与するもの
である。
しかして、研削材層7は、研削部2の外周縁からオフセ
・・・ト部3にいくにしたがって厚さが漸次薄くなされ
、オフセット部3では厚さが一定の薄肉層になっている
。一方、裏当材層8は、研削部2の外周縁からオフセッ
ト部3にいくにしたがって厚さが漸次厚くなされていて
、オフセット部3では厚さが一定の厚肉層になっている
。
・・・ト部3にいくにしたがって厚さが漸次薄くなされ
、オフセット部3では厚さが一定の薄肉層になっている
。一方、裏当材層8は、研削部2の外周縁からオフセッ
ト部3にいくにしたがって厚さが漸次厚くなされていて
、オフセット部3では厚さが一定の厚肉層になっている
。
従って、上記砥石1においては、研削材層7の厚さが研
削部2の外周縁からオフセット部3にいくにしたがって
漸次薄くなされているから、オフセット部3側へいくほ
ど、研削部2の外周縁側に比べて強度的には低くなって
いる。これに対して、裏当材層8は上記研削材層7の折
れを防止し砥石1に靭性を付与するが、裏当材層8の厚
さは研削部2の外周縁からオフセット部3にいくにした
がって漸次厚くなされているから、結局、砥石1は研削
部2の外周縁からオフセット部3にいくほど強度低くな
っているものの、その靭性は高くなっている。また、裏
当材層8は強度が均質の材料にて構成されているから、
砥石1はその周方向においては全周にわたって均一な可
撓性を有することになる。上記砥石1においては、研削
材層7の結合剤にフェノール樹脂系のものを用い、裏当
材層8をフェノール樹脂材にて構成しているから、この
両層の密性性が良い。
削部2の外周縁からオフセット部3にいくにしたがって
漸次薄くなされているから、オフセット部3側へいくほ
ど、研削部2の外周縁側に比べて強度的には低くなって
いる。これに対して、裏当材層8は上記研削材層7の折
れを防止し砥石1に靭性を付与するが、裏当材層8の厚
さは研削部2の外周縁からオフセット部3にいくにした
がって漸次厚くなされているから、結局、砥石1は研削
部2の外周縁からオフセット部3にいくほど強度低くな
っているものの、その靭性は高くなっている。また、裏
当材層8は強度が均質の材料にて構成されているから、
砥石1はその周方向においては全周にわたって均一な可
撓性を有することになる。上記砥石1においては、研削
材層7の結合剤にフェノール樹脂系のものを用い、裏当
材層8をフェノール樹脂材にて構成しているから、この
両層の密性性が良い。
そうして、上記砥石1による研削研磨作業にあたって、
この砥石1を被加工物の加工面に対し通常の使用角度で
ある15〜30度の傾斜をもって押し当てると、上記研
削材層7と裏当材層8との砥石半径方向における層厚の
変化により、砥石1の研削部2は、第3図に鎖線で示す
如く、オフセット部3側から研削部2の外周縁に至る全
長にわたって、略同じ曲率半径で湾曲する。
この砥石1を被加工物の加工面に対し通常の使用角度で
ある15〜30度の傾斜をもって押し当てると、上記研
削材層7と裏当材層8との砥石半径方向における層厚の
変化により、砥石1の研削部2は、第3図に鎖線で示す
如く、オフセット部3側から研削部2の外周縁に至る全
長にわたって、略同じ曲率半径で湾曲する。
すなわち、この研削部2の研削材層7の厚さが半径方向
の全長にわたって同じならば、研削部外周縁を被加工物
に押し当てた際、砥石中心からの遠い位置であるほど曲
げモーメントが大きくなるからオフセット部側から研削
部外周縁にいくほど曲率半径が小さくなるように湾曲す
るため、被加工物に対する当り面が狭くなる。これに対
して、上記砥石1の場合、研削材層7の厚さがオフセッ
ト部側から研削部外周縁にいくほど厚くなっていて、強
度が高くなっているから、オフセット部3側から研削部
2の外周縁に至る全長にわたって、略同じ曲率半径で湾
曲し、研削部2の外周縁部では研削材層の厚さを同じに
したものに比べてその曲り半径が大きくなり、被加工物
への当り面が広くなる。
の全長にわたって同じならば、研削部外周縁を被加工物
に押し当てた際、砥石中心からの遠い位置であるほど曲
げモーメントが大きくなるからオフセット部側から研削
部外周縁にいくほど曲率半径が小さくなるように湾曲す
るため、被加工物に対する当り面が狭くなる。これに対
して、上記砥石1の場合、研削材層7の厚さがオフセッ
ト部側から研削部外周縁にいくほど厚くなっていて、強
度が高くなっているから、オフセット部3側から研削部
2の外周縁に至る全長にわたって、略同じ曲率半径で湾
曲し、研削部2の外周縁部では研削材層の厚さを同じに
したものに比べてその曲り半径が大きくなり、被加工物
への当り面が広くなる。
また、もちろん、上記研削材層7及び裏当材層8の厚さ
の変化率を変えることにより、例えば、研削部2を外周
縁にいくほど撓み量か少なくなるようにして、外周縁近
傍での被加工物への当り面をさらに広くなるようにする
こともできる。
の変化率を変えることにより、例えば、研削部2を外周
縁にいくほど撓み量か少なくなるようにして、外周縁近
傍での被加工物への当り面をさらに広くなるようにする
こともできる。
よって、上記砥石1によれば、被加工物の研削効率が高
くなるとともに、それにもかかわらず、上記可撓性によ
って研削抵抗は高くならず、砥石1の研削面の摩耗が少
ない状態で効率良く研削研磨を行なうことができるよう
になる。また、上述の如く、砥石1の研削材層7はその
厚さが研削部2の外周縁からオフセット部3にいくにし
たがって漸次薄くなされているから、砥石1の存効切削
部を減することなく研削材料を減らすことができ、さら
には、砥石1に亀裂を覆う不織布を設ける必要がないこ
ともあって、砥石1の製造コストを下げることが可能に
なる。
くなるとともに、それにもかかわらず、上記可撓性によ
って研削抵抗は高くならず、砥石1の研削面の摩耗が少
ない状態で効率良く研削研磨を行なうことができるよう
になる。また、上述の如く、砥石1の研削材層7はその
厚さが研削部2の外周縁からオフセット部3にいくにし
たがって漸次薄くなされているから、砥石1の存効切削
部を減することなく研削材料を減らすことができ、さら
には、砥石1に亀裂を覆う不織布を設ける必要がないこ
ともあって、砥石1の製造コストを下げることが可能に
なる。
また、上記実施例の如(、裏当材層8をフェノール樹脂
とガラス繊維にて構成するようにすれば、このガラス繊
維にて裏当材層8の弾性率の調整が可能であるとともに
、フェノール樹脂にてプリプレグしたガラスクロスから
補強心材9を打ち抜いて成形するようにすれば、そのガ
ラスクロスの残材を破砕して裏当材層8のガラス繊維材
料にすることにより、従来は廃棄していた上記残材を有
効に利用して、省資源化を図ることができる。
とガラス繊維にて構成するようにすれば、このガラス繊
維にて裏当材層8の弾性率の調整が可能であるとともに
、フェノール樹脂にてプリプレグしたガラスクロスから
補強心材9を打ち抜いて成形するようにすれば、そのガ
ラスクロスの残材を破砕して裏当材層8のガラス繊維材
料にすることにより、従来は廃棄していた上記残材を有
効に利用して、省資源化を図ることができる。
次に、上記砥石1の製造方法及びその装置について説明
する。
する。
第4図乃至第6図には製造装置の一例が示されており、
第4図において、11は砥石1の裏面形状に対応する上
向きの成形面12を有する下型、13はこの下型11に
合わせ、上記成形面12とのljlに裏当材層成形用の
キャビティを構成するための下向きの成形面14を有す
る第1の上型である。また、15は砥石1の中心孔5を
形成するための芯棒、16は下型11に外嵌され砥石1
の外周縁を形成するための環状型であり、下型11と上
型13の中心には芯棒15が嵌まる嵌合孔17゜18が
形成されているとともに、上型13が環状型16に上か
ら嵌まるようになっている。
第4図において、11は砥石1の裏面形状に対応する上
向きの成形面12を有する下型、13はこの下型11に
合わせ、上記成形面12とのljlに裏当材層成形用の
キャビティを構成するための下向きの成形面14を有す
る第1の上型である。また、15は砥石1の中心孔5を
形成するための芯棒、16は下型11に外嵌され砥石1
の外周縁を形成するための環状型であり、下型11と上
型13の中心には芯棒15が嵌まる嵌合孔17゜18が
形成されているとともに、上型13が環状型16に上か
ら嵌まるようになっている。
上記下型11の成形面12は砥石1の研削部2を成形す
る部位12aが平坦になされ、オフセット部3を成形す
る部位12bが逆円錐台状に窪んでいる。一方、第1の
上型13の成形面14は、研削部2に該当する部位14
aが下型1.1の成形面12における砥石1の研削部、
2を成形する部位12aの外周縁からオフセット部3を
成形する部位12bにいくにしたがって上記キャビティ
の上下方向の幅が漸次広くなるよう傾斜し、オフセット
部3に該当する部位14bは下型11の当該部位12b
と平行になっている。
る部位12aが平坦になされ、オフセット部3を成形す
る部位12bが逆円錐台状に窪んでいる。一方、第1の
上型13の成形面14は、研削部2に該当する部位14
aが下型1.1の成形面12における砥石1の研削部、
2を成形する部位12aの外周縁からオフセット部3を
成形する部位12bにいくにしたがって上記キャビティ
の上下方向の幅が漸次広くなるよう傾斜し、オフセット
部3に該当する部位14bは下型11の当該部位12b
と平行になっている。
そうして、第5図に示ず19は上記第1の上型13を外
した状態で下型11に合わせ、この下型11の成形面1
2との間に砥石成形用のキャビティを構成するための下
向きの成形面20を有する第2の上型である。この上型
19の成形面20は、砥石1の研削部2を成形する部位
20aと、オフセット部3を成形する部位20bとがそ
れぞれ上記下型11の対応する部位と平行になされてい
て、且つ研削部2を成形する部位20aには上述の凹凸
模様の研削面4を得るべく凹凸が付されている。
した状態で下型11に合わせ、この下型11の成形面1
2との間に砥石成形用のキャビティを構成するための下
向きの成形面20を有する第2の上型である。この上型
19の成形面20は、砥石1の研削部2を成形する部位
20aと、オフセット部3を成形する部位20bとがそ
れぞれ上記下型11の対応する部位と平行になされてい
て、且つ研削部2を成形する部位20aには上述の凹凸
模様の研削面4を得るべく凹凸が付されている。
また、この第2の上型19には第1の上型13のものと
同様の嵌合孔21が形成されている。
同様の嵌合孔21が形成されている。
第6図には上記下型11の成形面12に投入された裏当
材料を均すための均し具25が示されている。
材料を均すための均し具25が示されている。
すなわち、上記均し具25は、回転駆動手段26に支持
して上記下型11における砥石1の軸心に該当する部位
、つまり芯棒15を中心に回転可能に設けられていると
ともに、昇降手段(シリンダ装置)27に支持して回転
駆動手段26と共に昇降可能になされている。そして、
この均し具25には、下型11の成形面12との間隔が
この成形面12における砥石1のオフセット部3を成形
する部位12bから放射方向に漸次狭くなるよう傾斜し
た均し面25aが形成されている。
して上記下型11における砥石1の軸心に該当する部位
、つまり芯棒15を中心に回転可能に設けられていると
ともに、昇降手段(シリンダ装置)27に支持して回転
駆動手段26と共に昇降可能になされている。そして、
この均し具25には、下型11の成形面12との間隔が
この成形面12における砥石1のオフセット部3を成形
する部位12bから放射方向に漸次狭くなるよう傾斜し
た均し面25aが形成されている。
そうして、上記下型11は裏当材料充填ステーション、
第1加圧ステーシヨン、研削材料充填ステーション、第
2加圧ステーシヨンを順に搬送されていくものであり、
上記均し具25は裏当材料充填ステーションに、上記第
1の上型13は第1加圧ステーシヨンに、上記第2の上
型19は第2加圧ステーシヨンにそれぞれ昇降可能に配
設されている。
第1加圧ステーシヨン、研削材料充填ステーション、第
2加圧ステーシヨンを順に搬送されていくものであり、
上記均し具25は裏当材料充填ステーションに、上記第
1の上型13は第1加圧ステーシヨンに、上記第2の上
型19は第2加圧ステーシヨンにそれぞれ昇降可能に配
設されている。
次に、上記砥石の製造方法を説明する。
裏当材料充填ステーションにおいて、第4図に示す如く
、芯棒15と環状型16とを組み付けた下型11に裏当
材層8を形成するための裏当材料を充填する。そして、
均し具25を昇降手段27により下降せしめて回転駆動
手段26により回転せしめる。これにより、下型11の
成形面12上の裏当材料は、砥石1の研削部2を成形す
る部位12aの外周縁からオフセット部3を成形する部
位12bにいくにしたがって厚さが漸次厚くなるように
均される。しかる後、上記均し具25を上昇せしめる。
、芯棒15と環状型16とを組み付けた下型11に裏当
材層8を形成するための裏当材料を充填する。そして、
均し具25を昇降手段27により下降せしめて回転駆動
手段26により回転せしめる。これにより、下型11の
成形面12上の裏当材料は、砥石1の研削部2を成形す
る部位12aの外周縁からオフセット部3を成形する部
位12bにいくにしたがって厚さが漸次厚くなるように
均される。しかる後、上記均し具25を上昇せしめる。
次に第1加圧ステーシヨンにおいて、上記均された裏当
材料の上に補強心材9をのせる。そして、下型11に第
1の上型13を下降せしめて、合わせ、加圧加熱するこ
とにより裏当材層8の予備成形を行なう。すなわち、こ
の下型11と第1の上型13とで構成されるキャビティ
において、上記裏当材料のフェノール樹脂の重合反応を
その表面が硬化する程度まで進行せしめる。しかる後、
第1の上型13を上昇せしめる。
材料の上に補強心材9をのせる。そして、下型11に第
1の上型13を下降せしめて、合わせ、加圧加熱するこ
とにより裏当材層8の予備成形を行なう。すなわち、こ
の下型11と第1の上型13とで構成されるキャビティ
において、上記裏当材料のフェノール樹脂の重合反応を
その表面が硬化する程度まで進行せしめる。しかる後、
第1の上型13を上昇せしめる。
次に研削材料充填ステーションにおいて、上記補強心材
9の上に研削材層7を形成するための研削材料を投入す
る。この場合、上記研削材料には、砥粒に結合剤として
の液状フェノール樹脂をコーティングした上に結合剤と
しての粉末フェノール樹脂を散布してなるレジンコーテ
ッドブレーンを用いる。また、この投入された研h11
材料は上記下型11の成形面12と平行な均し面を有す
る均し具(図示省略)にて先の裏当材料の場合と同様に
して均す。
9の上に研削材層7を形成するための研削材料を投入す
る。この場合、上記研削材料には、砥粒に結合剤として
の液状フェノール樹脂をコーティングした上に結合剤と
しての粉末フェノール樹脂を散布してなるレジンコーテ
ッドブレーンを用いる。また、この投入された研h11
材料は上記下型11の成形面12と平行な均し面を有す
る均し具(図示省略)にて先の裏当材料の場合と同様に
して均す。
次に第2加圧ステーシヨンにおいて、芯金6を装着して
下型11に第2の上型19を下降せしめて合わせ、加圧
状態で加熱焼成して上述の砥石1を得る。
下型11に第2の上型19を下降せしめて合わせ、加圧
状態で加熱焼成して上述の砥石1を得る。
従って、この製造方法によれば、裏当材層8を成形する
ための裏当材料を均し具25で均して加熱加圧成形し、
その表面を硬化せしめるため、研削材料の投入や第2の
上型19による加圧によって型くずれを生ずることなく
、上述の研削部2の外周縁からオフセット部3にいくに
したがって厚さが漸次厚くなった裏当材層8を確実に得
ることができる。
ための裏当材料を均し具25で均して加熱加圧成形し、
その表面を硬化せしめるため、研削材料の投入や第2の
上型19による加圧によって型くずれを生ずることなく
、上述の研削部2の外周縁からオフセット部3にいくに
したがって厚さが漸次厚くなった裏当材層8を確実に得
ることができる。
しかして、上記方法においては、裏当材料を均し具25
によって均した後に第1の上型13によって加圧するよ
うにしたが、均し具25を用いない場合もある。すなわ
ち、その場合には、裏当材料を正確に秤量して下型11
に充填し、これを第1の上型13により加熱加圧して予
備成形する。
によって均した後に第1の上型13によって加圧するよ
うにしたが、均し具25を用いない場合もある。すなわ
ち、その場合には、裏当材料を正確に秤量して下型11
に充填し、これを第1の上型13により加熱加圧して予
備成形する。
裏当材料として液体のように流動性が高いものを用いる
場合には、第1の上型13を下型11に合わせた状態で
、この両型により形成されるキャビティに裏当材料を注
入してもよい。
場合には、第1の上型13を下型11に合わせた状態で
、この両型により形成されるキャビティに裏当材料を注
入してもよい。
また、均し具25を用い且つ第1の上型13を用いずに
砥石1を製造することもできる。すなわち、この場合に
は、上記均し具25による裏当材料の均し工程の後、焼
成炉にて裏当材料をその表面が硬化する程度まで加熱加
圧して上述の研削材料充填ステーションに送ることにな
る。
砥石1を製造することもできる。すなわち、この場合に
は、上記均し具25による裏当材料の均し工程の後、焼
成炉にて裏当材料をその表面が硬化する程度まで加熱加
圧して上述の研削材料充填ステーションに送ることにな
る。
また、上記実施例では下型に対して裏当材料を充填した
後に研削材料を充填するようにしたが、この充填の順序
を逆にしてもよい。すなわち、その場合には、砥石1の
表面形状に対応する成形面を有する下型に、砥粒と結合
剤とからなる研削材料を下型の成形面における砥石のオ
フセット部を成形する部位から放射方向に厚さが漸次厚
くなるように敷き、その上に裏当材料を上記オフセット
部を成形する部位から厚さが漸次薄くなるように敷いて
、上型により加圧成形し焼成すればよいことになる。
後に研削材料を充填するようにしたが、この充填の順序
を逆にしてもよい。すなわち、その場合には、砥石1の
表面形状に対応する成形面を有する下型に、砥粒と結合
剤とからなる研削材料を下型の成形面における砥石のオ
フセット部を成形する部位から放射方向に厚さが漸次厚
くなるように敷き、その上に裏当材料を上記オフセット
部を成形する部位から厚さが漸次薄くなるように敷いて
、上型により加圧成形し焼成すればよいことになる。
第7図には他の実施例の砥石31が示されている。
すなわち、この砥石31の基本構造は、先の実施例と同
様であって、環状の研削部32とオフセット部33を備
え、研削面34に網目模様等の凹凸が形成されていると
ともに、オフセット部33には中心孔35を有する芯金
36が取り付けられ、また、研削材層37と裏当材層3
8との間に補強材39が介装されている。しかし、研削
部32は先の実施例と異なり、外周部分が内周部分より
も厚肉になされ、且つ研削材層37は研削部外周部分の
肉厚が裏当材層38の研削部内周縁における肉厚よりも
厚くなされている。そして、オフセット部33には上記
裏当材料が利用されていて、研削材料は研削部32のみ
に利用されている。
様であって、環状の研削部32とオフセット部33を備
え、研削面34に網目模様等の凹凸が形成されていると
ともに、オフセット部33には中心孔35を有する芯金
36が取り付けられ、また、研削材層37と裏当材層3
8との間に補強材39が介装されている。しかし、研削
部32は先の実施例と異なり、外周部分が内周部分より
も厚肉になされ、且つ研削材層37は研削部外周部分の
肉厚が裏当材層38の研削部内周縁における肉厚よりも
厚くなされている。そして、オフセット部33には上記
裏当材料が利用されていて、研削材料は研削部32のみ
に利用されている。
従って、上記砥石31によれば、オフセット部33に研
削材料を設ける必要がなく、その分、研削部32の外周
部分における研削材層37の肉厚を厚くしたから、研削
材料全体の口をあまり増やすことなく、1枚の砥石での
研削研磨量を増やすことができる。
削材料を設ける必要がなく、その分、研削部32の外周
部分における研削材層37の肉厚を厚くしたから、研削
材料全体の口をあまり増やすことなく、1枚の砥石での
研削研磨量を増やすことができる。
上記砥石31の製造にあたっては、先の実施例における
上型19の形状を上記研削材層37の形状に対応したも
のに変えることにより、先の実施例と同様にして行なう
ことができる。
上型19の形状を上記研削材層37の形状に対応したも
のに変えることにより、先の実施例と同様にして行なう
ことができる。
なお、上記各実施例では補強心材9.39としてガラス
クロスを1枚用いたが、複数枚にして砥石の抗張力を高
めることもでき、また、この補強心材9,39を上記裏
当材層8,38に埋設してその弾性率を調整することも
できる。
クロスを1枚用いたが、複数枚にして砥石の抗張力を高
めることもでき、また、この補強心材9,39を上記裏
当材層8,38に埋設してその弾性率を調整することも
できる。
また、研削材層7,37の砥粒としては炭化ケイ素(カ
ーボランダム)系や天然研n11材など他の研削材を用
いることができる。さらに、結合剤や裏当材層8.38
にもフェノール系以外の他の熱硬化性樹脂、例えばエポ
キシ変性樹脂を用いることができる。このエポキシ変性
樹脂を用いれば、砥石に所望のる色を行なうことができ
るようになる。
ーボランダム)系や天然研n11材など他の研削材を用
いることができる。さらに、結合剤や裏当材層8.38
にもフェノール系以外の他の熱硬化性樹脂、例えばエポ
キシ変性樹脂を用いることができる。このエポキシ変性
樹脂を用いれば、砥石に所望のる色を行なうことができ
るようになる。
また、砥石1.31の裏面に合成樹脂材にてプリプレグ
したガラス繊維等による不織布を設ける場合には、上述
の裏当材料充填工程の前に下型11にこの不織布を敷き
、加熱加圧を行なった後に上記裏当材料充填ステーショ
ンに送ることになる。
したガラス繊維等による不織布を設ける場合には、上述
の裏当材料充填工程の前に下型11にこの不織布を敷き
、加熱加圧を行なった後に上記裏当材料充填ステーショ
ンに送ることになる。
図面は本発明の実施例を示し、第1図は砥石の側面図、
第2図は砥石を一部省略して示す平面図、第3図は砥石
の一部を拡大して示す断面図、第4図は下型と第1の上
型との関係を示す断面図、第5図は下型と第2の上型と
の関係を示す断面図、第6図は下型と均し具との関係を
示す断面図、第7図は砥石の他の実施例を第3図と同様
に拡大して示す断面図である。 1.31・・・・・・砥石 2.32・・・・・・研削部 3.33・・・・・・オフセット部 4.34・・・・・・研削面 7.37・・・・・・研削材層 8.38・・・・・・裏当材層 9.39・・・・・・補強心材 11・・・・・・下型 12・・・・・・成形面 12a・・・・・・研削部を成形する部位12b・・・
・・・オフセット部を成形する部位13・・・・・・第
1の上型 14・・・・・・成形面 14a・・・・・・研削部に該当する部位14b・・・
・・・オフセット部3に該当する部位15・・・・・・
芯体 19・・・・・・第2の上型 20・・・・・・成形面 25・・・・・・均し具 25a・・・・・・均し而 特 作出願人 日本レヂボン株式会社 31 砥石 32 リ1削部 33 ・オフセット部 34−− Ul削而 面7・−Ell削材層 8.38 裏当材層 9.39・−補強心材 11・・・下型 12・ 成形面 12a ・研削部を成形する部位 ]2b・ ・オフセット部を成形する部位I3 ・第1
の上型 14・・ 成形面 14a−研削部に該当する部C立 +4b ・・オフセット部3に該当する部位15・−
芯体 19・ 第2の上型 20・・成形面 25 ・−・均し具 25a ・・均し面 矛 q 第4
第2図は砥石を一部省略して示す平面図、第3図は砥石
の一部を拡大して示す断面図、第4図は下型と第1の上
型との関係を示す断面図、第5図は下型と第2の上型と
の関係を示す断面図、第6図は下型と均し具との関係を
示す断面図、第7図は砥石の他の実施例を第3図と同様
に拡大して示す断面図である。 1.31・・・・・・砥石 2.32・・・・・・研削部 3.33・・・・・・オフセット部 4.34・・・・・・研削面 7.37・・・・・・研削材層 8.38・・・・・・裏当材層 9.39・・・・・・補強心材 11・・・・・・下型 12・・・・・・成形面 12a・・・・・・研削部を成形する部位12b・・・
・・・オフセット部を成形する部位13・・・・・・第
1の上型 14・・・・・・成形面 14a・・・・・・研削部に該当する部位14b・・・
・・・オフセット部3に該当する部位15・・・・・・
芯体 19・・・・・・第2の上型 20・・・・・・成形面 25・・・・・・均し具 25a・・・・・・均し而 特 作出願人 日本レヂボン株式会社 31 砥石 32 リ1削部 33 ・オフセット部 34−− Ul削而 面7・−Ell削材層 8.38 裏当材層 9.39・−補強心材 11・・・下型 12・ 成形面 12a ・研削部を成形する部位 ]2b・ ・オフセット部を成形する部位I3 ・第1
の上型 14・・ 成形面 14a−研削部に該当する部C立 +4b ・・オフセット部3に該当する部位15・−
芯体 19・ 第2の上型 20・・成形面 25 ・−・均し具 25a ・・均し面 矛 q 第4
Claims (7)
- (1)砥粒が結合剤にて結合されてなる研削材層の裏面
に裏当材層が設けられたオフセット型研削研磨用砥石に
おいて、研削材層は研削部外周縁からオフセット部にい
くにしたがって厚さが漸次薄くなされ、裏当材層は研削
材層よりも弾性を有する材料にて構成され、且つ砥石の
研削部外周縁からオフセット部に至る範囲に設けられて
いて、この研削部外周縁からオフセット部にいくにした
がって裏当材層の厚さが漸次厚くなされていることを特
徴とする研削研磨用砥石。 - (2)研削材層と裏当材層との間に補強心材が介装され
ている請求項(1)に記載の研削研磨用砥石。 - (3)研削部はその外周部分が内周部分よりも厚肉にな
され、且つ研削材層は研削部外周部分の肉厚が裏当材層
の研削部内周縁における肉厚よりも厚くなされている請
求項(1)または(2)に記載の研削研磨用砥石。 - (4)研削材層の結合剤はフェノール系樹脂またはエポ
キシ系樹脂のものであり、裏当材層が上記結合剤と同系
の樹脂材にて構成されている請求項(1)乃至(3)の
いずれか1つに記載の研削研磨用砥石。 - (5)砥粒が結合剤にて結合されてなる研削材層の裏面
に裏当材層が設けられたオフセット型研削研磨用砥石の
製造方法であって、砥石の裏面形状に対応する成形面を
有する下型に、裏当材料を下型の成形面における砥石の
オフセット部を成形する部位から放射方向に厚さが漸次
薄くなるように敷き、その上に補強心材を載せ、この補
強心材の上から砥粒と結合剤とからなる研削材料を上記
オフセット部を成形する部位から放射方向に厚さが漸次
厚くなるように敷いて、上型により加圧成形し、焼成す
ることを特徴とする研削研磨用砥石の製造方法。 - (6)請求項(5)に記載の製造方法に使用する装置で
あって、 砥石の裏面形状に対応する成形面を有し且つ中心から芯
棒を上方へ突出せしめた下型と、中心に上記芯棒を嵌め
る嵌合孔を有し、上記下型に合わせ、この下型の成形面
との間にその間隔がこの成形面における砥石のオフセッ
ト部を成形する部位から放射方向に漸次狭くなった裏当
材層成形用のキャビティを構成する第1の上型と、 中心に上記芯棒を嵌める嵌合孔を有し、上記第1の上型
を外した状態で下型に合わせ、この下型の成形面との間
に砥石成形用のキャビティを構成する第2の上型と、 を備えていることを特徴とする研削研磨用砥石の製造装
置。 - (7)請求項(5)に記載の製造方法に使用する装置で
あって、 砥石の裏面形状に対応する成形面を有し且つ中心から芯
棒を上方へ突出せしめた下型と、上記芯棒を中心に回転
可能に設けられ、下型の成形面との間隔がこの成形面に
おける砥石のオフセット部を成形する部位から放射方向
に漸次狭くなるよう傾斜した均し面を有し、上記成形面
に投入された裏当材料を均すための均し具と、 中心に上記芯棒を嵌める嵌合孔を有し、上記均し具を外
した状態で下型に合わせ、この下型の成形面との間に砥
石成形用のキャビティを構成する上型と、 を備えていることを特徴とする研削研磨用砥石の製造装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6876489A JPH0716888B2 (ja) | 1989-03-20 | 1989-03-20 | 研削研磨用砥石とその製造方法とその製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6876489A JPH0716888B2 (ja) | 1989-03-20 | 1989-03-20 | 研削研磨用砥石とその製造方法とその製造装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02250775A true JPH02250775A (ja) | 1990-10-08 |
JPH0716888B2 JPH0716888B2 (ja) | 1995-03-01 |
Family
ID=13383130
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6876489A Expired - Fee Related JPH0716888B2 (ja) | 1989-03-20 | 1989-03-20 | 研削研磨用砥石とその製造方法とその製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0716888B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5431596A (en) * | 1993-04-28 | 1995-07-11 | Akita; Hiroshi | Grinding wheel and a method for manufacturing the same |
JP2005205588A (ja) * | 2004-09-15 | 2005-08-04 | Yano Kazuya | 弾性オフセット砥石車及びその製造方法 |
KR100811751B1 (ko) * | 2006-11-21 | 2008-03-11 | (주)인성다이아몬드 | 연마휠 |
JP2008531306A (ja) * | 2005-02-22 | 2008-08-14 | サンーゴバン アブレイシブズ,インコーポレイティド | 研磨品を製造する急速工作システム及び方法 |
US7867302B2 (en) | 2005-02-22 | 2011-01-11 | Saint-Gobain Abrasives, Inc. | Rapid tooling system and methods for manufacturing abrasive articles |
US7875091B2 (en) | 2005-02-22 | 2011-01-25 | Saint-Gobain Abrasives, Inc. | Rapid tooling system and methods for manufacturing abrasive articles |
-
1989
- 1989-03-20 JP JP6876489A patent/JPH0716888B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5431596A (en) * | 1993-04-28 | 1995-07-11 | Akita; Hiroshi | Grinding wheel and a method for manufacturing the same |
JP2005205588A (ja) * | 2004-09-15 | 2005-08-04 | Yano Kazuya | 弾性オフセット砥石車及びその製造方法 |
JP2008531306A (ja) * | 2005-02-22 | 2008-08-14 | サンーゴバン アブレイシブズ,インコーポレイティド | 研磨品を製造する急速工作システム及び方法 |
US7867302B2 (en) | 2005-02-22 | 2011-01-11 | Saint-Gobain Abrasives, Inc. | Rapid tooling system and methods for manufacturing abrasive articles |
US7875091B2 (en) | 2005-02-22 | 2011-01-25 | Saint-Gobain Abrasives, Inc. | Rapid tooling system and methods for manufacturing abrasive articles |
KR100811751B1 (ko) * | 2006-11-21 | 2008-03-11 | (주)인성다이아몬드 | 연마휠 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0716888B2 (ja) | 1995-03-01 |
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