JPH02250607A - 電線搬器 - Google Patents

電線搬器

Info

Publication number
JPH02250607A
JPH02250607A JP1067596A JP6759689A JPH02250607A JP H02250607 A JPH02250607 A JP H02250607A JP 1067596 A JP1067596 A JP 1067596A JP 6759689 A JP6759689 A JP 6759689A JP H02250607 A JPH02250607 A JP H02250607A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
support
rope
intermediate support
connecting plate
wire carrier
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP1067596A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0667076B2 (ja
Inventor
Tetsuyo Asami
哲世 浅見
Masayasu Imai
今井 正康
Yoshisada Ishida
石田 吉貞
Toshio Kaido
海道 敏男
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yasuda Seisakusho Co Ltd
Original Assignee
Yasuda Seisakusho Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yasuda Seisakusho Co Ltd filed Critical Yasuda Seisakusho Co Ltd
Priority to JP1067596A priority Critical patent/JPH0667076B2/ja
Publication of JPH02250607A publication Critical patent/JPH02250607A/ja
Publication of JPH0667076B2 publication Critical patent/JPH0667076B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明は、電線を搬送して延線する搬送延線(索道延
線)工法に用いる電線搬器に関する。
尚、この明細書で、「電線」と言う場合には、通常の送
電線のみでなく、光フアイバケーブルのような通信ケー
ブル、あるいは延線作業において用いられる種々のワイ
ヤ乃至ロープ類を含む場合もあるものとする。
〈従来の技術〉 従来より一般に行われている延線工法は、引抜き工法と
いわれるものであるが、この工法では相当の張力が電線
に掛かってしまう。
ところが、最近、0PGWと言われる光フアイバケーブ
ルを含んだ地線でその性格から大きな張力を掛けずに行
う必要のある延線や、あるいはUHVと言われる100
万ボルトの送電線でその未知性からできるだけ張力を掛
けずに行う必要のある延線の必要性が生じて来た。
そのために開発されたのが、例えば、送電線建設資料第
33集(送電線建設技術研究会;昭和62年12月発行
)の第61頁〜第131頁に示されるような工法である
〈発明が解決しようとする課題〉 しかし、この従来の工法はいくつかの点で未だ不十分な
ものがある。
その一つが、ある種の条件の付く所には、そこで用いら
れる中間支持器及び電線搬器の構造から、適用し難いと
いうことである。
その一つの条件としてカテナリ角が挙げられる。
すなわち、電線搬器は、この電線搬器を支持する支持ロ
ープ(支持線ワイヤロープ)を鉄塔に支持させるために
各鉄塔ごとに設けられる中間支持器を通過して行く必要
があるわけであるが、ある程度以上にカテナリ角が大き
い条件の所についてはその通過がうまく行かない場合が
しばしば生じるということである。
この現象は、支持ロープのカテナリ角が種々の条件、例
えば支持ロープに掛かる荷重や張力のような条件により
変動した場合に、中間支持器がこれに追随できず、その
結果、電線搬器が中間支持器にうまく進入できないこと
に起因する。
また、これはカテナリ角とも関連するが、谷地のように
隣り合う鉄塔間に大きな高低差があり支持ロープに掛か
る荷重によって中間支持器のセ・ソト状態と支持ロープ
の張り状態との間に大きなずれが生じ易い場所には、や
はり同様の理由で電線搬器が中間支持器にうま(進入で
きず、適用し難い。
さらに、水平角が生じる場所についても、中間支持器と
支持ロープとの間にずれが生じるので、同様に適用し難
い。
このような事情を背景として、当発明者等は、支持ロー
プのカテナリ角、張り状態あるいは水平角等の変動に追
随できるようにされた中間支持器を開発すると共にこの
中間支持器をスムースに通過可能な電線搬器の開発を進
めて来た。
そして、この発明においては、その内の電線搬器を提供
するものである。
く課題を解決するための手段〉 具体的には、電線を保持するための保持器が接続される
外側アッセンブリと、支持ロープ上を走行するための走
行部及び連結ロープに接続するための接続部を備えた内
側アッセンブリとよりなり、外側アッセンブリには、複
数の交わし凹部が形成された円形の連結板が垂直方向に
延設された軸を中心として水平方向で回動するようにし
て設けられており、また内側アッセンブリには、連結板
の周縁部に摺動・係合する係合部が設けられており、そ
して外側アッセンブリと内側アッセンブリとは、連結板
の周縁部が係合部に摺動・係合することにより接続され
てなる電線搬器を提供する。
く作 用〉 この電線搬器は、中間支持器を通過するに際して、その
通過の障害となるところの中間支持器の構成部材を交わ
す必要がある訳であるが、これは、外側アッセンブリと
内側アッセンブリとを接続する連結板がその交わし凹部
に交わすべき構成部材を受は入れた状態で回動すること
により行われる。
これについて特に工夫された点は、連結板を垂直方向に
延設された軸を中心として水平方向で回動するようにし
た点である。
すなわち、カテナリ角の変動に追随できるような中間支
持器の好ましい構造では垂直方向に延設されるロッドが
交わすべき構成部材ということになるが、このような垂
直方向に延設されるロッドを交わすためには、上述の如
き連結板が最良であるということである。
く実 施 例〉 以下、この発明の実施例を図面に基づき説明する。
第1図及び第2図に示されるように、電線搬器1は、外
側アッセンブリ2と内側アッセンブリ3とよりなる。
外側アッセンブリ2は、電線Wを保持するための保持器
4を吊り下げるためのもので、対称な一対のサブアッセ
ンブリ5.5にて構成されている。
尚、保持器4の構造としては、適宜のものが選択でき、
この発明に直接関係するものでないので、その説明は省
略する。
そして、このサブアッセンブリ5は、フレーム部材6を
基盤として、軸7、上下一対の連結板8.8及びそり部
材9を備えている。
上下一対の連結板8.8は、互いに対称で、円形とされ
ており、一定の深さの交わし凹部11が3個形成されて
いる(第2図)。
また、連結板8の周縁部には、係合白縁12が形成され
ており、この係合白縁12がフレーム部材6の内側に設
けらされた係合部材13の係合溝14及び後述する内側
アッセンブリ3の係合溝(係合部)15に係合するよう
になっている。
軸7は、垂直方向に延設されもので、具体的には、通し
で設けた芯ロッド16に嵌め殺しにした上下一対のブッ
シング7.7として、上下一対の連結板8.8のそれぞ
れに対応するように設けられている。尚、図中16cは
カラーである。
上下両連結板8.8の間に介在させられているのは、回
動調整部材17である。
この回動調整部材17は、ラチェットの原理を利用した
もので、各々3個の山と谷を持つ上下−対の爪体18.
18をスプリング19の介在のもとに芯ロッド16の一
部に形成した角軸部分に遊嵌させ、スプリング19にて
付勢されたこの爪体18.18を相補形で連結板8.8
の各々に形成した爪部20.20に咬合させることによ
り構成されている。
すなわち、連結板8は、軸7としてのブッシング7に軸
支されており、第2図中の矢示X方向に回動するように
なっているが、その回動状態は、回動調整部材17によ
り、一定ピツチ、つまり交わし凹部11が常に所定の位
置にくるようなピッチ、具体的には連結板8の交わし凹
部11が3個でありこれに対応して爪体18及び爪部2
0の山と谷が3個ずつであるこの例の場合には120゜
のピッチで回動するように調整されている。
尚、図中の22はフレームロッドで、22Cはカラーで
ある。
内側アッセンブリ3は、支持ロープS上を走行するため
の走行部23及び連結ロープJに接続するための接続部
24を備えてなるものである。
走行部23は、下端部に係合溝(係合部)15が各々形
成された左右一対のフレーム部材25.25に前後一対
の走行ローラ26.26を支持させてなるもので、より
詳細には、走行ローラ26.26は、これを組にする補
助フレーム部材27.27を介してフレーム部材25.
25に支持されており、支持ロープSのカテナリ角の変
動に応じて矢示Yの如く、つまり第3図中に想像線で示
す状態に回動できるようになっている。
接続部24は、同様に係合溝(係合部)15が各々形成
された左右一対のふね部材28.28の間に接続体29
を取り付けてなる。そして、接続体29は、第1図乃至
第4図及び第5図に示されるように、ロープ受部材30
、ストッパ部材31及びロック部材32よりなるもので
、ロープ受部材30に載せた連結ロープJを矢示Zの如
く回動自在であるストッパ部材31により押し付け、そ
れから矢示Uの如く回動自在であるロック部材32によ
りストッパ部材31を圧締することにより連結ロープJ
が接続されるものである。
外側アッセンブリ2と内側アッセンブリ3とは、連結板
8を介して相互に接続されている。
すなわち、外側アッセンブリ2の一部である連結板8の
係合白縁12が内側アッセンブリ3の係合溝(係合部)
15に係合することにより両アッセンブリ2.3は一体
的に接続されている。
このようにして一体化された内側アッセンブリ3と外側
アッセンブリ2とにより囲まれた空間Spは、いわば閉
鎖空間で、通常は支持ロープSに乗っている走行ローラ
26が何らかの原因で外れた場合でもこの閉鎖空間Sp
内より支持ロープSが出ることのないようにして、電線
搬器1が完全に脱線してしまうのを防止できるようにし
ている。
そり部材9は、両端が円弧状とされた細長い部材で、フ
レーム部材6の側面に固定されている。
その機能については後述する。
尚、以上の説明において用いた「垂直」乃至「水平」と
いう概念は、電線搬器1が支持ロープS上を走行してい
る状態を基準としたものである。
以下、この電線搬器lの使用状態、とくに中間支持器を
通過する状態について説明するが、その前に先ず、中間
支持器101の構造について説明する。
第6図〜第8図に示されるように、中間支持器101は
、基体102及び複数の吊架ロッド103.103、・
・−・−・・・にて基体102に吊架された支持体10
4よりなる。
基体102は、平板状の部材に山形のリブ105.10
5、−・・−・−・を設けたもので、前後方向のリブ1
05の頂点に鉄塔へ吊り下げるための吊下部106が設
けられている。
支持体104は、5個のブロック107e、107e、
107m、107m、107sを前後対称に一連で接続
することにより形成されている。
そして、ブロック(107e、107e、107m、1
07m、107s)は、いずれも、内側アッセンブリ1
08と外側アッセンブリ109とにより構成されている
具体的には、内側アッセンブリ108は、吊架ロッド1
03に嵌合・吊架させられたチャンネル状の一対のフレ
ーム部材111.111の間に、支持ロープSを支持す
るための「第1支持部」としての第1支持ローラ112
を設け、また吊架ロッド103の先端部に、連結ロープ
Jを支持するための「第2支持部」としての第2支持ロ
ーラ113を第1支持ローラ112と略同様にして設け
てなるものである。
また、外側アッセンブリ109は、内側アッセンブリ1
08を囲むようにして設けられ同様に吊架ロッド103
に嵌合・吊架させられたフレーム部材114の左右側内
壁それぞれに、多数の補助ローラ115.115、・−
・・−・・・を前後方向の通路l16.116が形成さ
れるようにして取り付けてなるものである。もっとも、
中央のブロック107sについては、基体102に対し
固定となるので、外側アッセンブリ109の一部に基体
102の一部を用いるようにしている。
特に、両端のブロック107e、107eについては、
「押付手段」として押えローラ117を設け、この押え
ローラ117にて支持ロープSを第1支持ローラ112
へ押し付けることにより支持ロープSとこのブロック1
07e、107eとを一体化させるようにしている(第
8図)。
このように支持ロープSとブロック107e。
107eとを一体化させたことにより、支持ロープSの
カテナリ角の変動に追随してブロック107e、107
e及び中間のブロック107m、107mが後述する回
動をして追随したり、あるいは支持ロープSの張り状態
あるいは水平角の変動にか生じても支持体104が常に
この変動に追随できるようになっている。
また、これに伴って、両端のブロック107e。
107eには、補助ロッド11Bを設は補強すると共に
、この補助ロッド118の先端部にも第2支持ローラ1
13を設けている。
これらのブロック107e、107e、107m、10
7m、107sは、第1支持ローラ112を利用したピ
ン接続により接続されており、隣り合うブロック同士が
互いに回動自在となるようにされている。
そしてまた、端のブロック107eを吊架する吊架ロッ
ド103は、基体102に設けられた長孔119を介し
て基体102に支持されており、また中間のブロック1
07mを吊架する吊架ロッド103は、基体102に設
けられた長孔120を介して基体102上にその先端部
を出し、この先端部を基体102に設けられた角度調整
手段121に接続することにより基体102に支持され
ている。
つまり、ブロック107eの吊架ロッド103は、支持
ロープSのカテナリ角の変動に応じて生じるブロック1
07eの回動を許容すべく第6図中に想像線で示すよう
な状態に長孔119を介して変化する。また、ブロック
107mの吊架ロッド103は、長孔120を介して同
様に変化するものの、下側回動については、角度調整手
段121のスプリング122の保持力により、その回動
角が調整されるようになっている。
すなわち、スプリング122の保持力により支えられて
いる分、吊架ロッド103つまりブロック107eの傾
斜角(回動角)は制限され、その結果、例えば、第9図
に示すように、中央のブロック107sと端のブロック
107eとがなす角αが30°であるとすると、この角
度は、中央のブロック107sと中間のブロック107
mとがなす角βlと、中間のブロック107mと端のブ
ロック107eとがなす角β2とに、略βl=β2=1
5°となるようにして振り分けられる。つまり、それだ
け支持体104の曲面がなだらかになり、電線搬器1の
通過がよりスムースになるということである。
電線Wを支持するための中央のブロック107Sは、基
体102に固定されており、その下方には、複数の第3
支持ローラ123.123、・・−・−・“・を備える
電線支持部124が取り付けられている。
具体的には、外側アッセンブリ109sのフレーム部材
114から延設した補助吊架ロッド125の先端部に電
線支持部124を取り付けている。
この中間支持器101の特徴の一つは、前述したように
、支持ロープSのカテナリ角、張り状態あるいは水平角
等の変動に追随できるという点であるが、また主な支持
構造を全て「吊架ロッド」によっているという点も特徴
の一つである。
すなわち、主な支持構造を全て「吊架ロッド」によるこ
とにより、カテナリ角等の変動への追随を可能とする構
造が得られ、また荷重を引張により負担することで、曲
げ荷重として負担させる構造に比べ、数段軽量な構造が
得られるということである。
そして、この「吊架ロッド」構造は、必然的にこれを通
過できる電線搬器1を要求することになる。
電線搬器lが中間支持器101を通過する時の両者の関
係を第1O図及び第11図に示す。
電線搬器lが中間支持器101に進入すると、先ず、電
線搬器1のそり部材9が中間支持器101の通路116
を形成する補助ローラ115に乗る。
そり部材9が中間支持器101の通路116に乗ると、
走行ローラ26が支持ロープSより浮き上がると共に、
ロープ受部材30に伴って連結ロープJが第2支持ロー
ラ113より浮き上がった状態となり、連結板8に掛か
る荷重は内側アッセンブリ3の重量だけになる。その結
果、連結板8の回動が軽くなる。
この状態で、電線搬器lは、中間支持器101の補助ロ
ッド118及び吊架ロッド103を交わし凹部11に受
は入れた状態で連結板8が回動することにより、その通
過の障害となるところの補助ロッド118及び吊架ロッ
ド103を交わしつつ中間支持器lotを通過して行く
。この際、中間支持器101の第1支持ローラ112及
び押えローラ117は、電線搬器lの連結板8.8、・
・“パ゛−によって囲まれた閉鎖空間Spによって交わ
され、また第2支持ローラ113は閉鎖空間spの下の
空間によって交わされて行くことは第10図より容易に
理解できよう。尚、図中の矢示は進行方向を示す。
この際、連結板8の回動状態は、回動調整部材17によ
り120°ピツチとなるようにされているので、1本の
補助ロッド118乃至吊架ロッド103を交わした後に
は必ず交わし凹部11が所定の位置に来て次に交わすべ
き補助ロッド118乃至吊架ロッド103を確実に受は
入れ得る状態になり、極めてスムースな通過が行われる
ことになる。
以上の説明から明らかなように、この電線搬器1の特徴
は、垂直方向に延設された軸7を中心として水平方向で
回動する連結板8を中間支持器101の通過手段として
いることである。
具体的には、このような連結板8を用いるようにしたこ
とにより、主な支持構造を全て「吊架ロッド」によって
おり、カテナリ角の変動への追随が可能でありしかも軽
量な構造であるところの中間支持器101のスムースな
通過が可能となっているということである。
また、このような連結板8を用いることにより、実際上
の設計としてより好ましいこの実施例のように、連結板
8を上下にも対として設けるようにした場合、上下両連
結板8.8の間隔を大きく取ることができるということ
である。
すなわち、電線搬器の侵入・通過を容易にするというこ
とから、中間支持器101では、支持ロープSへの追随
のために、押えローラ117で支持ロープSを押さえ付
けて支持体104を形成するブロック107e、107
eと一体化させているが、このような押えローラ117
の存在は、両連結板8.8の間隔を大きく取ることが可
能であって初めて許容されることになる。つまり、両連
結板8.8の間隔を大きく取ることが可能であるからこ
そ、押えローラ117のような構造を中間支持器101
に採用することができ、中間支持器101の支持ロープ
Sへの追随、延いてはどのような条件においても電線搬
器lの中間支持器101に対するスムースな侵入・通過
を実現できるというこである。
勿論、連結板8を左右一対だけ設ける構造の場合には、
押えローラ117の存在が障害とならないことは言うま
でもない。
他の変形例を第12図及び第13図に示す。
第12図の電線搬器40は、言うなれば「枝折り戸式」
とでも言うべきもので、上記実施例の連結板8に相当す
るものとして、連結戸41を設け、その内部に設けたス
プリングのような復帰機構により、通常時は実線で示し
た状態を保持しており、中間支持器101を通過する際
には、中間支持器101の補助ロッド118及び吊架ロ
ッド103がぶつかるのに応じて連結戸41が矢示Vの
如く回動して想像線で示す状態に順次命<ことにより補
助ロッド118及び吊架ロッド103を交わして行くも
のである。
また、第13図の電線搬器50は、言うなれば「ピスト
ン式」とでも言うべきもので、上記実施例の連結板8に
相当するものとして、連結ロッド51を設けたものであ
る。
すなわち、この電線搬器50では、通常時は実線で示し
た状態を保持している連結ロッド51が、中間支持器1
01の通過に際しては、中間支持器101側に適宜に設
けた作動源により作動せしめられて矢示W側へ順次引っ
込むことにより補助ロッド118及び吊架ロッド103
を交わして行くものである。
これらの変形例により、上記の電線搬器lの連結板8は
、個々に複数個で設けられている連結戸41乃至連結ロ
ッド51を連続・一体化したものであることが容易に理
解できよう。
尚、その他の点については上記の実施例と略同様なので
共通する部分に同一符号を付すに止め、その説明は省略
する。
〈発明の効果〉 この発明に係る電線搬器は、以上説明してきた如く、電
線を保持するための保持器が接続される外側アッセンブ
リと、支持ロープ上を走行するための走行部及び連結ロ
ープに接続するための接続部を備えた内側アッセンブリ
とよりなり、外側アッセンブリには、複数の交わし凹部
が形成された円形の連結板が垂直方向に延設された軸を
中心として水平方向で回動するようにして設けられてお
り、また内側アッセンブリには、連結板の周縁部に摺動
・係′合する係合部が設けられており、そして外側アッ
センブリと内側アッセンブリとは、連結板の周縁部が係
合部に摺動・係合することにより接続されてなるもので
あり、中間支持器を通過するに際してその通過の障害と
なるところの中間支持器の構成部材を連結板がその交わ
し凹部に受は入れた状態で回動することにより行うよう
になっている。
したがって、この電線搬器は、その安定的通過を保証す
るためにカテナリ角等の変動に追随できるようにする構
造として好ましい構造であるところの、垂直方向に延設
された吊架ロッドにょる吊架構造及び押付手段による支
持ロープと一体化構造を持つ中間支持器をスムースに通
過できるものであり、このような構造の中間支持器と組
合せて用いることにより、支持ロープに大きなカテナリ
角の生じるような条件下あるいは支持ロープの張り状態
が変動し易いとか水平角がある条件下においても常に安
定的且つスムースな走行が可能であり、搬送延線工法の
より一層の汎用化に大きく寄与できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、電線搬器の一部断面を含む概略側面図、 第2図は、第1図中の矢示■方向からみた一部断面を含
む概略平面図、 第3図は、第1図中の矢示■方向からみた概略側面図、 第4図は、第1図中の矢示■方向からみた接続部の概略
平面図、 第5図は、第4図中の矢示■−■線に沿う概略断面図、 第6図は、中間支持器の一部断面を含む概略側面図、 第7図は、第6図中の矢示■−■線に沿う概略断面図、 第8図は、第6図中の矢示■−■線に沿う概略部分断面
図、 第9図は、各ブロック間の回動角の関係を示す部分側面
図、 第10図は、電線搬器が中間支持器を通過する際におけ
る両者の関係を示した概略側面図、第11図は、連結板
によ・り吊架ロッドが交わされる状態を示す概略平面図
、そして 第12図及び第13図は、各々、電線搬器の変形例を示
す第2図相当の概略平面図である。 l・・・・−・電線搬器 2・−・・・・・・外側アッセンブリ 3・・・・−内側アッセンブリ 4・−・−・・・・保持器 7・・・−・−・軸 8・・・・・・・・連結板 11・・・・・−・交わし凹部 15・・・・・−・係合溝(係合部) 23− ・・・・走行部 24・・−・・・・・接続部 S−・−・・・・・支持ロープ J・・・・・・・・連結ロープ M5図 第12図 /

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 電線を保持するための保持器が接続される外側アッセン
    ブリと、 支持ロープ上を走行するための走行部及び連結ロープに
    接続するための接続部を備えた内側アッセンブリとより
    なり、 外側アッセンブリには、複数の交わし凹部が形成された
    円形の連結板が、垂直方向に延設された軸を中心として
    水平方向で回動するようにして、少なくとも左右一対、
    設けられており、また内側アッセンブリには、連結板の
    周縁部に摺動・係合する係合部が、少なくとも左右一対
    、設けられており、そして 外側アッセンブリと内側アッセンブリとは、連結板の周
    縁部が係合部に摺動・係合することにより接続されてな
    る電線搬器。
JP1067596A 1989-03-22 1989-03-22 電線搬器 Expired - Fee Related JPH0667076B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1067596A JPH0667076B2 (ja) 1989-03-22 1989-03-22 電線搬器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1067596A JPH0667076B2 (ja) 1989-03-22 1989-03-22 電線搬器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02250607A true JPH02250607A (ja) 1990-10-08
JPH0667076B2 JPH0667076B2 (ja) 1994-08-24

Family

ID=13349455

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1067596A Expired - Fee Related JPH0667076B2 (ja) 1989-03-22 1989-03-22 電線搬器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0667076B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0667076B2 (ja) 1994-08-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0806703B1 (en) Boom crane for a cameraman
CA2320425C (en) Double-acting pulley array to support one-cable installations and in particular chair lifts and cabin lifts
US6341669B1 (en) Pivoting termination for elevator rope
GB2109329A (en) Roller fair-lead
JPH02250607A (ja) 電線搬器
JP3385110B2 (ja) 搬送装置
JPH02250611A (ja) 中間支持器
ATE56923T1 (de) Seilstuetzenanordnung und seilschwebebahn mit derartiger anordnung.
JPH02266810A (ja) 電線支持器
ATE48576T1 (de) Wechsellast-rollenbatterie fuer seilbahnen.
JPH1191552A (ja) 曳索受けローラ付き主索支持器
JPH0352804Y2 (ja)
JPH055774Y2 (ja)
JPH08289425A (ja) 延線金車
FR2654053A1 (fr) Installations de transport a cable(s) aerien(s) comportant des moyens d'equilibrage des efforts exerces reciproquement entre le (ou les) cable(s) et les galets de roulement que comportent de telles installations.
JPS6175786A (ja) 水平引込みガ−ダ式クレ−ン
JP2796525B2 (ja) 延線金車
JPH0534168Y2 (ja)
SU1357288A1 (ru) Нат жное устройство дл подвесных канатных дорог
JPH055773Y2 (ja)
JPH0667079B2 (ja) 搬送延線工法
SU998313A1 (ru) Кабельный кран
SU1255693A1 (ru) Строительна конструкци
JPH0640049Y2 (ja) 複式単線自動循環式握索装置の摺動部構造
RU1801926C (ru) Мостовой двухбалочный кран