JPH02248716A - 流体軸受装置 - Google Patents

流体軸受装置

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Publication number
JPH02248716A
JPH02248716A JP6898589A JP6898589A JPH02248716A JP H02248716 A JPH02248716 A JP H02248716A JP 6898589 A JP6898589 A JP 6898589A JP 6898589 A JP6898589 A JP 6898589A JP H02248716 A JPH02248716 A JP H02248716A
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JP
Japan
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rotating body
contact surface
fluid
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receiving member
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Application number
JP6898589A
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English (en)
Inventor
Yukihisa Kajiyama
梶山 幸久
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanwa Needle Bearing Co Ltd
Original Assignee
Sanwa Needle Bearing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は流体軸受装置に係り、正逆どちらの方向の回
転に対しても軸受の機能を果たす流体軸受装置に関する
(従来の技術) 従来から流体軸受装置は各種市場に提供されており、コ
ンパクトで且つ高精度のものとして精密機器に多く利用
されている。
この流体軸受装置は、回転体の正方向の回転に対して、
回転体と受部材との間の摺動面間に流体を集中的に保持
すべくその摺動面間に流体保持溝が形成されているもの
で、正方向の回転時に流体保持溝によってその摺動面間
に流体を強制的に保持して介在させ、それによって摩擦
抵抗を少なくしスムーズな回転を可能にしたものである
(発明が解決しようとする課題) ところが、この流体軸受装置には次に示すような問題点
がある。
すなわち、この流体軸受装置における流体保持溝は、例
えば、渦状曲線形状、或いは、略V字状曲線を並列に並
べて環状に配した形状となっている。そのため、回転体
が受部材に対して正回転している時にはその流体保持溝
によって流体を摺動面間に集中して保持するようにし摩
擦抵抗を少なくしているが、逆回転の時には流体が分散
してしまうので摺動面間の部分は負圧となり摩擦抵抗が
増加して制動された状態になってしまう。従って、この
流体軸受装置は、一方向の回転(正回転)のみ軸受装置
としての機能を果し、他方向の回転(逆方向)の場合に
は全く軸受の機能を果さず制動力が増加してしまう。そ
の結果、一方向の回転のみ行われる場合であれば同等問
題はないが、両方向の回転が行われる場所にこの流体軸
受装置を使用することは不可能となってしまう問題点が
あった。
そこで、この発明は、上述した問題点等に鑑み、簡単な
構造のもので正逆どちらの方向の回転に対しても軸受の
機能を果たす流体軸受装置の提供を(課題を解決するた
めの手段) この発明は、回転体と、この回転体がわの摺動接面を受
ける受面を有する受部材とからなり、この受部材の受面
と回転体の摺動接面との間に流体を介在させることで受
部材に対して回転体を回転自在に保持する流体軸受装置
において、回転体の摺動接面と受部材の受面との間には
、回転体と同心にて回転し且つ回転体の摺動接面と受部
材の受面とに接する接面をそれぞれ有する中間介装体を
配し、前記摺動接面に接する中間介装体の接面には、回
転体が正方向に回転した時に流体を保持する流体保持溝
を形成すると共に、受部材の受面に接する中間介装体の
接面には、この中間介装体が逆方向に回転した時に流体
を保持する流体保持溝を形成したことにより、 又、回転体と、この回転体がわの摺動接面を受ける受面
を有する受部材とからなり、この受部材の受面と回転体
の摺動接面との間に流体を介在させることで受部材に対
して回転体を回転自在に保持する流体軸受装置において
、回転体の摺動接面と受部材の受面との間には、回転体
と同心にて回転し且つ回転体の摺動接面と受部材の受面
とに接する接面をそれぞれ有する中間介装体を配し、回
転体の摺動接面には、回転体が正方向に回転した時に流
体を保持する流体保持溝を形成し、受部材の受面には、
中間介装体が前記正方向に対して逆方向に回転した時に
流体を保持する流体保持溝を形成したことにより、 更に、回転体と、この回転体がわの摺動接面を受ける受
面を有する受部材とからなり、この受部材の受面と回転
体の摺動接面との間に流体を介在させることで受部材に
対して回転体を回転自在に保持する流体軸受装置におい
て、回転体の摺動接面と受部材の受面との間には、回転
体と同心にて回転し且つ回転体の摺動接面と受部材の受
面とに接する接面をそれぞれ有する中間介装体を配し、
回転体の摺動接面には、回転体が正方向に回転した時に
流体を保持する流体保持溝を形成し、受部材の受面に接
する中間介装体の接面には、この中間介装体が前記正方
向に対して逆方向に回転した時に流体を保持する流体保
持溝を形成したことにより、 そして、回転体と、この回転体がわの摺動接面を受ける
受面を有する受部材とからなり、この受部材の受面と回
転体の摺動接面との間に流体を介在させることで受部材
に対して回転体を回転自在に保持する流体軸受装置にお
いて、回転体の摺動接面と受部材の受面との間には、回
転体と同心にて回転し且つ回転体の摺動接面と受部材の
受面とに接する接面をそれぞれ有する中間介装体を配し
、前記摺動接面に接する中間介装体の接面には、回転体
が正方向に回転した時に流体を保持する流体保持溝を形
成し、受部材の受面には、中間介装体が前記正方向に対
して逆方向に回転した時に流体を保持する流体保持溝を
形成したことにより、上述した問題点を解決するもので
ある。
(作用) この発明に係る流体軸受装置は、回転体と、この回転体
がわの摺動接面を受ける受面を有する受部材とからなり
、この受部材の受面と回転体の摺動接面との間に流体を
介在させることで受部材に対して回転体を回転自在に保
持する流体軸受装置において、回転体が正方向に回転し
た時には、前記摺動接面に接する中間介装体の接面に形
成した流体保持溝により、回転体の摺動接面と中間介装
体の接面との間にあっては流体が保持される。
この時に、受部材の受面と中間介装体の接面との間にあ
っては、受部材の受面に接する中間介装体の接面に形成
された流体保持溝が、中間介装体が逆方向に回転した時
に流体を保持する形状であるから、正回転時には逆に流
体を拡散する作用が働く。
その結果、受部材の受面と中間介装体の接面とは接触し
てその摩擦抵抗は増加し滑らなくなり、一方、回転体の
摺動接面と中間介装体の接面との間には流体が保持され
て若干隙間が生じその摩擦抵抗は減少して滑る状態とな
り、受部材に伴って中間介装体は停止した状態で回転体
は正方向に回転自在となる。
回転体が逆方向に回転する時には、上記と逆の現象が発
生し、回転体の摺動接面と中間介装体の接面とは接触し
てその摩擦抵抗は増加して滑らなくなり、一方、受部材
の受面と中間介装体の接面との間には流体が保持されて
若干隙間が生じその摩擦抵抗は減少して滑る状態となる
。その結果、回転体に伴って中間介装体は回転し回転体
は逆方向に回転自在となる。
この作用は、回転体の摺動接面に、回転体が正方向に回
転した時に流体を保持する流体保持溝を形成し、受部材
の受面に、中間介装体が前記正方向に対して逆方向に回
転した時に流体を保持する流体保持溝を形成した場合に
、或いは、回転体の摺動接面に、回転体が正方向に回転
した時に流体を保持する流体保持溝を形成し、受部材の
受面に接する中間介装体の接面に、この中間介装体が前
記正方向に対して逆方向に回転した時に流体を保持する
流体保持溝を形成した場合にも、或いは、前記摺動接面
に接する中間介装体の接面に、回転体が正方向に回転し
た時に流体を保持する流体保持溝を形成し、受部材の受
面に、中間介装体が前配圧方向に対して逆方向に回転し
た時に流体を保持する流体保持溝を形成した場合にあっ
ても同様に発生し、回転体は、正逆両方向に回転自在と
なる。
(実施例) 以下、図面を参照してこの発明の詳細な説明すると次の
通りである。
第1図乃至第4図は第1実施例を示し、受部材2に垂直
に植設されたシャフト4に回転体1が回転自在に外嵌さ
れている。
そして、回転体1には摺動接面1aが、受部材2には受
面2aが形成され、これらの面1a、2aは平行に対峙
して配されるように形成されている。
又、この摺動接面1aと受面2aとの間には、回転体1
と同心にて回転すべくシャフト4に外嵌されたドーナツ
状の板材にてなる中間介装体3が配されている。
この中間介装体3には、第3図(A)に示すように、回
転体1の摺動接面1aと接する接面としての表面5に、
回転体1が正方向に回転した時に流体としての潤滑油9
を保持する表がわ流体保持溝6を形成する。一方、受部
材2の受面2aに接する中間介装体3の接面としての裏
面7には、この中間介装体3が前記正方向に対しての逆
方向に回転した時に潤滑油9を保持する裏がわ流体保持
溝8を形成する。これらの流体保持溝6.8は、平面形
状が、略V字状曲線を並列に並べて環状に配した形状と
なっていて、表がわ流体保持溝6と裏がわ流体保持溝8
とが裏表で逆になるようになっている。
この表がわ流体保持溝6や裏がわ流体保持溝8の溝形状
は、略V字状曲線を並列に並べて環状に配した形状以外
に、渦状曲線形状でも良く、その溝形状に限定されるこ
とがないことはいうまでもないが、回転体1が正回転の
時には表がわ流体保持溝6によって潤滑油9を保持し、
中間介装体3が逆回転の時には裏がわ流体保持溝8によ
って潤滑油9を保持するようにそれぞれの流体保持溝6
゜8の方向を設定するものである。
このように形成すると、第4図(A)に示すように、回
転体1が正方向に回転した時には、表面5に形成した表
がわ流体保持溝6により、回転体1の摺動接面1aと中
間介装体3の表面5との間にあっては潤滑油9が保持さ
れる。
この時に、受部材2の受面2aと中間介装体3の裏面7
との間にあっては、受部材2の受面2aに接する中間介
装体3の裏面7に形成された裏がわ流体保持溝8が、中
間介装体3が逆方向に回転した時に潤滑油9を保持する
形状であるから、正回転時には逆に流体を拡散する作用
が働く。その結果、受部材2の受面2aと中間介装体3
の裏面7とは接触してその摩擦抵抗は増加し滑らなくな
る。一方、回転体1の摺動接面1aと中間介装体3の表
面5との間には潤滑油9が保持されて若干隙間が生じそ
の摩擦抵抗は減少して滑る状態となり、受部材2に伴っ
て中間介装体3は停止した状態で回転体1は正方向に回
転自在となる。
回転体1が逆方向に回転する時には、第4図(B)に示
すように、上記と逆の現象が発生し、回転体1の摺動接
面1aと中間介装体3の表面5とは接触してその摩擦抵
抗は増加して滑らなくなり、一方、受部材2の受面2a
と中間介装体3の裏面7との間には潤滑油9が保持され
て若干隙間が生じその摩擦抵抗は減少して滑る状態とな
る。
その結果、回転体1に伴って中間介装体3は回転し回転
体1は逆方向に回転自在となる。
第2実施例は、第5図に示すように、回転軸としての回
転体11とこの回転体11を受ける平面となっている受
部材12との場合であって、この場合には、回転体11
の端面を摺動接面11aとし、受部材12には、円板状
の中間介装体13を用いて、受部材2がわには中間介装
体3が回転自在に嵌入できる受凹部14を形成する。そ
して、中間介装体13には、図示はしないが、その裏表
面に前記第1実施例と同様の流体保持溝を形成する。そ
うすれば、前記第1実施例と同様の作用をする。
第3実施例は、第6図に示すように、回転体21の方は
、大径から斜めのテーパー面状の摺動接面21aを介し
て細径にし、この細径にした部分をガイド軸24として
形成しておく。又、受部材22の方は、摺動接面21a
と平行となる捕鉢状のテーパー内面に形成した受面22
aを有し、この受面22aの中心には、前記ガイド軸2
4が回転自在に嵌入されるガイド孔25を開穿しておく
そして、摺動接面21aと受面22aとの間に、截頭円
錐筒状の中間介装体23を配し、この中間介装体23に
は、前記第1実施例と同様に、裏表にそれぞれ流体保持
溝(図示せず)を形成するものである。そうすれば、第
1実施例と同様の作用をするものであり、この場合には
、スラスト方向とラジアル方向との同時の軸受の機能を
果すものである。
第4実施例は、第7図に示すように、第3実施例の構造
を回転体31の両がわに形成したもので、第3実施例の
回転体21、摺動接面21a、受部材22、受面22a
1中間介装体23、ガイド軸24、ガイド孔25をそれ
ぞれ二つずつ設けて1、回転体31、摺動接面31a1
受部材32、受面32a1中間介装体33、ガイド軸3
4、ガイド孔35としたもので、第3実施例におけるス
ラスト方向とラジアル方向との同時の軸受の機能を更に
確実なものとするものである。
第5実施例は、第8図に示すように、ラジアル方向の軸
受の機能を果たすようにした構造のもので、シャフト状
の回転体41に筒状の中間介装体43を外嵌し、この中
間介装体43に、受部材42を外嵌した構造のもので、
回転体41の摺動接面41aと受部材42の受面42a
との間に筒状の中間介装体43を配した状態のものであ
る。この中間介装体43内外周面には、第1実施例と同
様の流体保持溝(図示せず)を形成し、ラジアル方向の
軸受の機能を果すように形成する。この場合にも、前記
各実施例の場合と技術的思想は同一であるが、回転体4
1の摺動接面41a1或いは受部材42の受面42aの
どちらかに、回転方向によって中間介装体43は接触す
るのであるが、中間介装体43の径自体の変化がないた
め、中間介装体43は偏った状態で接触するから、回転
体41、受部材42の内外周の嵌合公差をできるだけ少
なくした精密な構造としないかぎりは、精度の良好な軸
受の機能を果さないものである。
一方、それぞれ図示はしないが、回転体1,11.21
.31..41の摺動接面1 a、  11 a。
21a、31a、41aに、回転体1,11,21.3
1.41が正方向に回転した時に流体を保持する流体保
持溝3.23,33.43を形成し、受部材2,12,
22,32.42の受面2a。
12a、22a、32a、42aに、中間介装体3.2
3,33.43が前記正方向に対して逆方向に回転した
時に流体を保持する流体保持溝を形成した場合に、或い
は、回転体1,11.21゜31.41の摺動接面1a
、lla、21a、31a、41aに、回転体1,11
.21,31゜41が正方向に回転した時に流体を保持
する流体保持溝を形成し、受部材2,12.22,32
゜42の受面2a、12a、22a、32a、42aに
接する中間介装体3,23.33..43の接面に、こ
の中間介装体3,23,33.43が前記正方向に対し
て逆方向に回転した時に流体を保持する流体保持溝を形
成した場合にも、或いは、前記摺動接面1a、lla、
21a、31a、41aに接する中間介装体3,23,
33.43の接面に、回転体1,11,21,31.4
1が正方向に回転した時に流体を保持する流体保持溝を
形成し、受部材2,12,22,32.42の受面2a
、12a、22a、32a、42aに、中間介装体3,
23.33.43が前記正方向に対して逆方向に回転し
た時に流体を保持する流体保持溝を形成した場合にあっ
ても同様に発生し、回転体1.11.21,31.41
は、正逆両方向に回転自在となるものである。
尚、この発明に係る流体軸受装置は、前述した実施例に
限定されることがないことはいうまでもなく、要は、回
転体と受部材との間に回転する中間介装体を配して二つ
の隙間を形成し、それらの二つの隙間に作用する方向性
の異なる流体保持溝を個別に配した構造であれば良い。
(発明の効果) 上述の如く構成したこの発明は、回転体1,11.21
.31.41と、この回転体1,11゜21.31.4
1がわの摺動接面1 a、  11 a。
21a、31a、41aを受ける受面2a、12a、2
2a、32a、42aを有する受部材2゜12.22,
32.42とからなり、この受部材2.12,22,3
2.42の受面2a、12a。
2.2a、32a、42aと回転体1,11,21゜3
1.41の摺動接面1a、lla、21a、31a、4
1aとの間に流体を介在させることで受部材2,12.
22,32.42に対して回転体1.11,21,31
.41を回転自在に保持する流体軸受装置において、回
転体1.11,21゜31.41の摺動接面1a、ll
a、21a、31a、41aと受部材2,12.22,
32.42の受面2a、12a、22a、32a、42
aとの間には、回転体1,11,21,31.41と同
心にて回転し且つ回転体1.11.21,31.41の
摺動接面1a、lla、21a、31a、41aと受部
材2.12.22,32.42の受面2a、12a、2
2a、32a、42aとに接する接面をそれぞれ有する
中間介装体3,23.33.43を配し、前記摺動接面
1a、11a、21a、31a、41aに接する中間介
装体3.23.33.43の接面には、回転体1,11
.21.31.41が正方向に回転した時に流体を保持
する流体保持溝を形成すると共に、受部材2,12,2
2,32.42の受面2a、12a、22a、32a、
42aに接する中間介装体3.23.33.43の接面
には、この中間介装体3,23,33.43が逆方向に
回転した時に流体を保持する流体保持溝を形成したこと
により、回転体1,11,21,31.41が正方向に
回転した時には、回転体1,11,21.31.41の
摺動接面1 a、  11 a、  21 a、  3
1 a、 41aと中間介装体3,23.33.43の
接面との間にあっては流体が保持され、受部材2,12
゜22.32.42の受面2 a、  12 a、  
22 a。
32a、42aと中間介装体3,23.33.43の接
面との間にあっては、逆に流体を拡散する作用が働く。
その結果、受部材2,12,22.32.42の受面2
a、12a、22a、32a、42aと中間介装体3,
23.33.43の接面とは接触してその摩擦抵抗は増
加し滑らなくなり、一方、回転体1,11,21,31
.41の摺動接面1a、lla、21a、31a、41
aと中間介装体3,23,33.43の接面との間には
流体が保持されて若干隙間が生じその摩擦抵抗は減少し
て滑る状態となり、受部材2,12.22,32゜42
に伴って中間介装体3,23,33.43は停止した状
態で回転体1,11,21,31.41は正方向に回転
自在となる。
回転体1,11,21,31.41が逆方向に回転する
時には、上記と逆の現象が発生し、回転体1.11,2
1,31.41の摺動接面1a。
11a、21a、31a、41aと中間介装体3゜23
.33.43の接面とは接触してその摩擦抵抗は増加し
て滑らなくなり、一方、受部材2.12.22,32.
42の受面2a、12g、22a、32a、42gと中
間介装体3.23,33゜43の接面との間には流体が
保持されて若干隙間が生じその摩擦抵抗は減少して滑る
状態となる。
その結果、回転体1,11,21,31.41に伴って
中間介装体3,23,33.43は回転し回転体1,1
1.21,31.41は逆方向に回転自在となる。
従って、従来の流体軸受では不可能だった正逆両方向の
回転を可能にするものであり、その利用範囲は格段に拡
がるものである。
しかも、中間介装体3,23,33.43を追加するだ
けという簡単な構造であるから、同等コストの面でも影
響なく安価にて提供できるものである。
一方、回転体1,11,21,31.41の摺動接面1
a、lla、21a、31a、41aに、回転体1,1
1,21.31.41が正方向に回転した時に流体を保
持する流体保持溝を形成し、受部材2,12,22,3
2.42の受面2a。
12a、22a、32a、42aに、中間介装体3,2
3,33.43が前記正方向に対して逆方向に回転した
時に流体を保持する流体保持溝を形成する構造であって
も、又、回転体1.11,21.31.41の摺動接面
1a、lla、21a。
31a、41aに、回転体1,11.21,31゜41
が正方向に回転した時に流体を保持する流体保持溝を形
成し、受部材2,12.22,32゜42の受面2 a
 、12 a +  22 a +  32 a * 
42aに接する中間介装体3,23,33.43の接面
に、この中間介装体3,23.33.43が前記正方向
に対して逆方向に回転した時に流体を保持する流体保持
溝を形成する構造であっても、更には、前記摺動接面1
a、lla、21a、31a+41aに接する中間介装
体3,23,33゜43の接面には、回転体1,11,
21,31゜41が正方向に回転した時に流体を保持す
る流体保持溝を形成し、受部材2,12,22,32゜
42の受面2a、12a、22a、32a、42aには
、中間介装体3,23.33.43が前記正方向に対し
て逆方向に回転した時に流体を保持する流体保持溝を形
成する構造であっても、上述した効果と同様の硬化が得
られるものである。
このように、この発明によれば、従来不可能であった流
体軸受装置を利用した正逆両方向の回転を、中間介装体
を入れるだけという簡単な構造で可能にするもので、非
常に画期的な発明であり、コンパクト且つ高精度の流体
軸受装置の利用範囲を格段に拡げることができ、しかも
、安価にて提供できる等の種々の優れた効果を奏するも
のである。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明の実施例を示すもので、第1図乃至第4
図は第1実施例を示し、第1図は断面図、第2図は分解
斜視図、第3図は中間介装体の、(A)は表面図、(B
)は裏面図、第4図はそれぞれ回転状態の要部拡大断面
図、第5図は第2実施例の断面図、第6図は第3実施例
の断面図、第7図は第4実施例の断面図、第8図は第5
実施例の断面図である。 1・・・回転体、1a・・・摺動接面、2・・・受部材
、2a・・・受面、3・・・中間介装体、4・・・シャ
フト、5・・・表面、6・・・表がわ流体保持溝、7・
・・裏面、8・・・裏がわ流体保持溝、9・・・潤滑油
、 11・・・回転体、lla・・・摺動接面、12・・・
受部材、12a・・・受面、13・・・中間介装体、1
4・・・受凹部、 21・・・回転体、21a・・・摺動接面、22・・・
受部材、22a・・・受面、23・・・中間介装体、2
4・・・ガイド軸、25・・・ガイド孔、 31・・・回転体、31a・・・摺動接面、32・・・
受部材、32a・・・受面、33・・・中間介装体、3
4・・・ガイド軸、35・・・ガイド孔、 41・・・回転体、41a・・・摺動接面、42・・・
受部材、42a・・・受面、43・・・中間介装体。 第 因 図 (A) (B) 第6 図 @4viA (B)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、回転体と、この回転体がわの摺動接面を受ける受面
    を有する受部材とからなり、この受部材の受面と回転体
    の摺動接面との間に流体を介在させることで受部材に対
    して回転体を回転自在に保持する流体軸受装置において
    、回転体の摺動接面と受部材の受面との間には、回転体
    と同心にて回転し且つ回転体の摺動接面と受部材の受面
    とに接する接面をそれぞれ有する中間介装体を配し、前
    記摺動接面に接する中間介装体の接面には、回転体が正
    方向に回転した時に流体を保持する流体保持溝を形成す
    ると共に、受部材の受面に接する中間介装体の接面には
    、この中間介装体が逆方向に回転した時に流体を保持す
    る流体保持溝を形成したことを特徴とする流体軸受装置
    。 2、回転体と、この回転体がわの摺動接面を受ける受面
    を有する受部材とからなり、この受部材の受面と回転体
    の摺動接面との間に流体を介在させることで受部材に対
    して回転体を回転自在に保持する流体軸受装置において
    、回転体の摺動接面と受部材の受面との間には、回転体
    と同心にて回転し且つ回転体の摺動接面と受部材の受面
    とに接する接面をそれぞれ有する中間介装体を配し、回
    転体の摺動接面には、回転体が正方向に回転した時に流
    体を保持する流体保持溝を形成し、受部材の受面には、
    中間介装体が前記正方向に対して逆方向に回転した時に
    流体を保持する流体保持溝を形成したことを特徴とする
    流体軸受装置。 3、回転体と、この回転体がわの摺動接面を受ける受面
    を有する受部材とからなり、この受部材の受面と回転体
    の摺動接面との間に流体を介在させることで受部材に対
    して回転体を回転自在に保持する流体軸受装置において
    、回転体の摺動接面と受部材の受面との間には、回転体
    と同心にて回転し且つ回転体の摺動接面と受部材の受面
    とに接する接面をそれぞれ有する中間介装体を配し、回
    転体の摺動接面には、回転体が正方向に回転した時に流
    体を保持する流体保持溝を形成し、受部材の受面に接す
    る中間介装体の接面には、この中間介装体が前記正方向
    に対して逆方向に回転した時に流体を保持する流体保持
    溝を形成したことを特徴とする流体軸受装置。 4、回転体と、この回転体がわの摺動接面を受ける受面
    を有する受部材とからなり、この受部材の受面と回転体
    の摺動接面との間に流体を介在させることで受部材に対
    して回転体を回転自在に保持する流体軸受装置において
    、回転体の摺動接面と受部材の受面との間には、回転体
    と同心にて回転し且つ回転体の摺動接面と受部材の受面
    とに接する接面をそれぞれ有する中間介装体を配し、前
    記摺動接面に接する中間介装体の接面には、回転体が正
    方向に回転した時に流体を保持する流体保持溝を形成し
    、受部材の受面には、中間介装体が前記正方向に対して
    逆方向に回転した時に流体を保持する流体保持溝を形成
    したことを特徴とする流体軸受装置。
JP6898589A 1989-03-20 1989-03-20 流体軸受装置 Pending JPH02248716A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011252463A (ja) * 2010-06-03 2011-12-15 Torishima Pump Mfg Co Ltd 両吸込ポンプ

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