JPH0224833Y2 - - Google Patents

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JPH0224833Y2
JPH0224833Y2 JP1983122880U JP12288083U JPH0224833Y2 JP H0224833 Y2 JPH0224833 Y2 JP H0224833Y2 JP 1983122880 U JP1983122880 U JP 1983122880U JP 12288083 U JP12288083 U JP 12288083U JP H0224833 Y2 JPH0224833 Y2 JP H0224833Y2
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tiles
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JP1983122880U
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Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は、建築物の壁に関し、さらに詳細に
は、表面をタイルで仕上げた壁仕上げ構造に関す
る。
本明細書においてタイルとは、通常の壁の表面
に張る薄板状の粘土焼成品のみならず、他の材質
からなり同様に壁表面に張り付ける薄板状のもの
すべてを意味する。従つて、セラミツクタイル、
ガラスタイルはもちろんのこと薄物レンガも当然
に含むものである。
従来技術 建築物の外観を重厚なものにするため壁仕上げ
にタイルを使用することは周知の通りである。ま
たタイルとして薄板状のレンガを使用すると、組
積造りの如き重みを備えた外観の建築物とするこ
とができるので、最近これが広く利用されてい
る。
而して、従来のタイルによる仕上げ工法は(1)現
場張り工法、(2)タイル型わく先付け工法、(3)タイ
ル先付けプレキヤスト鉄筋コンクリート板工法が
ある。上記(2),(3)はコンクリートを外壁とする大
型の建築物に対して有効であるが、木造建築物、
小規模建築物に対してはコスト等から不利であ
り、これらに対しては(1)の現場張り工法によらね
ばならない。
従来の現場張り工法は、モルタル等の下地の上
にタイルを一枚、1枚モルタルを接着材として張
り、しかもモルタルが硬化した後に、目地モルタ
ルで目地詰めを行なわなければならない。そのた
め、正確に奇麗に仕上げるためには熟練を必要と
し、そのうえ多くの工数を要し、仕上げるのに時
間がかかるという欠点を有していた。
考案の目的 本考案はこのような欠点をなくし、簡単に奇麗
にタイルを張ることのできる壁仕上げ構造を提供
することを目的とするものである。
他の目的はモルタル等を用いる必要のないタイ
ル張りの壁仕上げ構造を提供することである。
さらに他の目的はタイル確実に固定させておく
ことのできる壁仕上げ構造を提供することであ
る。
考案の要旨 本考案は、壁構造材外表面に直接又は防水シー
ト等の他の部材を介在させて金属からなる板状の
支持体によりタイルを固定させる壁仕上げ構造で
ある。而して、タイルに蟻溝を形成させる一方、
支持体をその底部表面から立ち上がる立上がり部
の先端に底部にほぼ平行で一端の係合端が前記タ
イルの蟻溝の斜面に係合するとともに他端を係止
端とした係止片を形成させた係合部を上下にその
係止端を向かい合せて形成させた形状とし、その
支持体の上下の係合部にタイルをその蟻溝の双方
の斜面をそれぞれの係合端に係合させて取り付
け、かつ、上下の係止端の間に楔を双方の係合部
を離すように差し込んだことを特徴とするもので
ある。
本明細書において方向を指す上下とは仕上がつ
た壁としての方向を意味する。
実施例の構成 第1図は本考案の実施例に係るもので、壁構造
材として合板パネル1を用い、その表面に支持体
2,2によつてセラミツクタイル3,3…を固定
させて組積造りの如き重厚さを有する壁としたも
のである。必要に応じて合板パネル1の表面に防
水シート等を張る。
壁構造材は合板パネルに限らず、石膏ボード、
木毛セメントさらにはコンクリート板等適宜のも
のを用いることができる。
この支持体2はセツラミツクタイル3を取り付
けるためのものであり、その形状は第2図に示す
通りである。アルミニウムの押出し成形により形
成される型材により構成されている。この型材は
平板状に形成された底部4と、その一面に形成さ
せた上下の係合部5,6と、上下端部7,8とか
らなつている。本実施例においては係合部は上記
のように上下2つの係合部5,6により構成され
ている。上係合部5はその断面形状が底部4から
立上がる立上がり部9と、その先端に底部4と並
行より係合端10が底部4からやや離れるように
傾斜した所定の高さの係止片11とにより構成さ
れている。この係止片11の下側の端部の係止端
12は立上がり部9より下にまで達している。下
係合部6は上係合部5と対称な形状を有してお
り、上係合部5と同様立上がり部13と、係止片
15とからなり、係止片の上下両端には係合端1
4、係止端16が同様に形成されている。
上端部7は底部4から係合部5,6を設けた側
と反対側に突出した段部17を有しており、下端
部8は下端18から所定の高さの箇所に突条19
を有している。この段部17と突条19の先端と
は同一面となるようにされ、かつ下端18から突
条19までの高さと上端部7の高さとは同一とさ
れ、支持体2を上下に並べて壁構造材に取り付け
る際、上側の支持体の下端部8が下側の上端部7
の上に載せられる。
タイル3は通常のタイルと同様に長方形の板状
に形成され、その裏面の中央部に第3図に示すよ
うに、裏面から内側に斜面21,22を有する蟻
溝状に切り込まれた被係合部20が設けられてい
る。この斜面21,22の間隔は前記支持体2に
設けられた係合部5,6の夫々の係合端10,1
4を差し込むことができ、係合端10,14が斜
面21,22の中間部分で当接する間隔とされて
いる。
上記タイル3は支持体2に固定されるが、この
固定は支持体2の端からタイルの被係合部20内
に、係合部の上下の係合端10,14を斜面2
1,22に接触するようにして差し込み、スライ
ドさせて所定の位置で係合端を斜面に当接させて
固定する。この際、係合部5,6の係合端10,
14を互いに押して係止端12,16が接近する
ように支持体2を予め形成しておくことにより差
し込み易くする。
本実施例においては、さらに、係合部5,6の
係止端12,16の間に差し込むことができ、か
つ、その間隔を拡大させ係合端10,14を斜面
21,22に強く押し付ける楔23が用意されて
いる。この楔23は係止端12,16の間隔を押
し広げて固定できる形状であればどのようなもの
でもよい。例えば第4図に示すような先端を細く
した短いネジ24でもよく、また第5図に示すよ
うな支持体2自身を壁構造材に取り付けるような
長いネジ25を用いてもよい。この楔23はタイ
ル3を並べたときに形成させる縦目地の箇所で差
し込む。
本実施例における支持体2の壁構造体1への取
り付けは支持体2の下端部8のやや上側に所定の
間隔で設けた孔26を通すビス、釘等27で行つ
ている。
なお、底部4を比較的肉薄に成形すれば、孔2
5を設けずに直接釘止めすることができる。
上記の通りタイル3を支持体2に固定したもの
を順次壁構造材1に上又は下側からビス27で取
り付け仕上げる。支持体2の上下の高さは上記の
ように壁構造材に取り付けたときに、上下のタイ
ル間に横目地ができる高さであり、この目地に必
要に応じて横目地用パツキングを嵌挿する。前記
の縦目地にも同様に必要に応じて縦目地用パツキ
ングを嵌挿させる。この横目地用及び縦目地用パ
ツキングは弾性を有する合成ゴム等で構成され
る。横目地用パツキングは長尺物であり、縦目地
用パツキングはタイルの高さの分の短尺物を用い
る。これらのパツキングは必ずしも必要とするも
のでなく、支持体2の表面を黒色として省略する
ことができる。
このようにして、モルタルを一切使用せずに組
積造りの如き重厚さを有する壁を仕上げることが
できる。外観上従来の組積造りと何ら変るところ
はない。
なお、上記実施例では予めタイル3を固定した
支持体2を順次取り付けるようにしたが、上記の
ものに限らず、支持体2を先に取り付けておき、
この表面側からタイルを係合部に固定し、その
後、楔を上下の係合部5,6間に取り付けてもよ
い。
考案の効果 以上のように、本考案によればモルタルによる
タイルの貼着、目地詰を一切行なわずにタイル張
りを行なうことができ、素人でも簡単にタイル張
りの壁を作成することができる。
また本考案は、支持体を底部表面から立ち上が
る立上がり部の先端に底部にほぼ平行で一端の係
合端が前記タイルの蟻溝の斜面に係合するととも
に他端を係止端とした係止片を形成させた係合部
を上下にその係止端を向かい合せて形成させた形
状とし、その支持体の上下の係合部にタイルをそ
の蟻溝の双方の斜面をそれぞれ係合端に係合させ
て取り付け、上下の係止端の間に楔を差し込んだ
構造としているので、その楔で双方の係合部の係
合端がタイルの蟻溝により強く押し付けられ、タ
イルが支持体に強固に固定される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の壁の一部を断面で示し
た正面図、第2図は支持体の一部の斜視図、第3
図は第1図の−断面図、第4図、第5図は楔
の他の例を示す側面図。 1……合板パネル、2……支持体、3……タイ
ル、4……底部、5,6……係合部、7……上端
部、8……下端部、10,14……係合端、1
1,15……係止片、23……楔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 壁構造材外表面に直接又は他の部材を介在させ
    てタイルを固定させる支持体を取り付ける壁仕上
    げ構造において、 タイルの裏面から内側に上下に斜面を有する蟻
    溝を形成させる一方、 支持体の形状を、その底部表面から立ち上がる
    立上がり部と、一端の係合端が前記タイルの蟻溝
    の斜面に係合するとともに他端が係止端とされ前
    記底部にほぼ平行に前記立上がり部先端に形成さ
    れた係止片と、からなる係合部を上下に双方の係
    止端を向かい合せた形状とし、 その上下の係合部間に前記タイルをその蟻溝の
    双方の斜面をそれぞれの係合端に係合させて取り
    付け、かつ、上下の係合部の係止端の間に楔を双
    方の係合部を離すように差し込んであることを特
    徴とする壁仕上げ構造。
JP12288083U 1983-08-09 1983-08-09 壁仕上げ構造 Granted JPS6031437U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12288083U JPS6031437U (ja) 1983-08-09 1983-08-09 壁仕上げ構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12288083U JPS6031437U (ja) 1983-08-09 1983-08-09 壁仕上げ構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6031437U JPS6031437U (ja) 1985-03-04
JPH0224833Y2 true JPH0224833Y2 (ja) 1990-07-09

Family

ID=30280710

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12288083U Granted JPS6031437U (ja) 1983-08-09 1983-08-09 壁仕上げ構造

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5482813A (en) * 1977-12-15 1979-07-02 Yoshio Yoshida Method of placing tile

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS594110Y2 (ja) * 1982-05-31 1984-02-06 義雄 吉田 タイルとその張り付け用パネルの組合せ

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5482813A (en) * 1977-12-15 1979-07-02 Yoshio Yoshida Method of placing tile

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JPS6031437U (ja) 1985-03-04

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