JPH02247903A - 照明器具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明は、ランプの点灯制御を行うインバータ点灯回路
を有する点灯回路を器具本体に備えた照明器具に関する
。

（従来の技術） 第４図および第５図には、天井吊下げ形の照明器具１を
示し、コンクリートの天井２の下方に離間して設置され
た天井板３の埋込口４に器具本体５を嵌合すると共に、
この器具本体５の上面板６に設けた複数の貫通孔７をコ
ンクリート天井２に埋め込まれた複数のアンカーボルト
８の下端部に通し、そのアンカーボルト８にナツト９（
後述する第６図に示す）を螺着することにより、器具本
体５を天井板３に合わせて固定している。

前記照明器具１の器具本体５の内部には、第６図に示す
ように、両端部にランプソケット１０゜１０が対向配置
され、このランプソケット１０．１０間にランプ■が接
続されると共に、ランプ１１の上面に対向して反射板１
２が設けられており、また、器具本体５の上面板６の下
面に、ランプ１１の点灯制御を行うインバータ方式の点
灯装置１１１３が取付けられている。

従来の点灯装置１３は、底板１４とこの底板１４を覆う
ケース１５とからなるケース体１６を備え、そのケース
体１６の底板１４に回路基板１７が形成されている。こ
の回路基板１７は、底板１４によって構成される金属製
のベースの前記ケース１５で覆われる内面に絶縁材層が
形成されると共にその絶縁材層の表面に回路パターンが
印刷形成された回路パターン面１８が形成され、この回
路パターン面１８にチョーク、コンデンサ、トランス、
その他のチップ部品等のインバータ点灯回路を構成する
電気部品１９が面実装され、回路パータンにはんだ付け
によって電気的に接続されていると共に、回路パターン
面１８にはんだや接着剤によって機械的に保持されてい
るｉ そして、点灯装置１３の照明器具１への取付状態では、
底板１４が上側にケース１５が下側に向けられ、底板１
４の両端縁部を介してねじ２０により器具本体５に締付
けられ、底板１４が器具本体５の下面に密着接合した状
態で固定される。

（発明が解決しようとする課題） 前記のような照明器具１では、天井板３の埋込口４に嵌
合した器具本体５を複数のアンカーボルト８に固定する
とき、その天井板３の埋込口４に嵌合した状態での器具
本体５の複数の貫通孔７の位置と複数のアンカーボルト
８の位置とは必ずしも一致せず、このような場合、無理
に貫通孔７にアンカーボルト８を嵌合してナツト９によ
り締付は固定するため、器具本体５に無理なカが加わっ
てひねりやそり等の変形が生じる。

そのため、その器具本体５に密着固定されている点灯装
置１３の底板１４にもひねりゃそり等の変形が生じ、底
板１４で構成される回路基板１７に面実装された電気部
品１９のはんだ付は部に変形にょる応力が作用し、点灯
、消灯時の発熱による熱サイクル等も作用するはんだ付
は部が劣化しやす（、不導通となることがあり、はんだ
接続の信頼性に問題が生じていた。

本発明は、上述のような点に鑑みなされたもので、回路
基板に器具本体の変形によって加わる応力を低減するこ
とにより、回路基板上の電気部品のはんだ接続の信頼性
を向上した点灯装置を備えた照明器具を提供することを
目的とするものである。

〔発明の構成〕

（課題を解決するための手段） 請求項１の発明は、インバータ点灯回路を構成する電気
部品を回路基板に取付け、この回路基板をケース体に収
めて点灯装置を形成し、この点灯装置を器具本体に備え
た照明器具において、その点灯装置は、ケース体の器具
本体とは接合しない面に回路基板を設け、この回路基板
に形成した回路パターン面に電気部品を面実装したもの
である。

請求項２の発明は、インバータ点灯回路を構成する電気
部品を回路基板に取付け、この回路基板をケース体に収
めて点灯装置を形成し、この点灯装置を器具本体に備え
た照明器具において、その点灯装置は、底板とこの底板
を覆い器具本体に対して取付けられるケースとから筒形
にケース体を構成し、ケース体の器具本体とは接合しな
い底板に回路基板を設けてこの回路基板に形成した回路
パターン面に電気部品を面実装すると共に、ケース体の
両端部に端子台を嵌合固定したものである。

（作用） 請求項１の発明では、器具本体に点灯装置がケース体を
介して取付けられ、このケース体の器具本体とは接合し
ない面に構成された回路基板に電気部品が実装されてお
り、器具本体の変形がケース体の回路基板に直接的に加
わらないようにしている。

請求項２の発明では、ケース体がケースと底板とで筒状
に構成されると共にその両端部に端子台が嵌合固定され
て変形に対して強い構造であり、回路基板が構成された
底板はケースを介して器具本体に取付けられるため、器
具本体の変形によって底板の回路基板に加わる応力を低
減するようにしている。

（実施例） 以下、本発明の一実施例の構成を第１図および第２図を
参照して説明する。

なお、第４図ないし第６図に示した構造と同一部分につ
いては同一符号を用いてその説明を省略する。

天井吊下げ形の照明器具１は、第４図に示したように、
コンクリートの天井２の下方に離間して設置された天井
板３の埋込口４に器具本体５を嵌合すると共に、この器
具本体５の上面板６に設けた複数の貫通孔７をコンクリ
ート天井２に埋め込まれた複数のアンカーボルト８の下
端部に通し、そのアンカーボルト８にナツト９（第１図
に示す）を螺着することにより、器具本体５を天井板３
に合わせて固定するようにしている。

第１図において、前記照明器具１の器具本体５の内部に
は、両端部にランプソケット１Ｇ、　、　ｔｏが対向配
置され、このランプソケットｕ、　１０間にランプ１１
が接続されていると共に、ランプ１３に対向して反射板
１２が設けられており、また、器具本体５の上面板６の
下面に、゛ランプ１１の点灯制御を行うインバータ方式
の点灯装置１３が取付けられている。

この点灯装置１＋３は、第２図にも示すように、長方形
状の水平板部２１の両側縁部から上方に向かってほぼ直
角に折曲板部２２が立ち上げ折曲された例えばアルミニ
ウム等の金属製からなる底板２３と、この底板２３の水
平板部２によりも両端部が長く突出する取付板部２４の
両側縁部から下方に向かってほぼ直角に側板部２５が折
曲された例えばアルミニウム等の金属製からなるケース
２６とにより構成される四角形筒状のケース体２７を備
えている。

また、このケース体２７の両端部には、外部から入出力
リード線が接続される端子台２８がケース２６の端部よ
りも内側で底板２３の端部に合わせてそれぞれ嵌合配置
され、ケース２６の上面から端子台２８に螺着されたね
じ２９でケース２６と端子台２８とが固定されると共に
、ケース２６の両側面から底板２３の折曲縁部２２を通
じて端子台２８に螺着されたねじ３０でケース２６と底
板２３と端子台２８とが一体的に固定される。なお、ケ
ース２６の取付板部２４の両端部には、このケース２６
を介して前記器具本体５にねじ止めするための取付孔３
１が設けられている。

さらに、前記ケース体２７の底板２３は回路基板３２と
して構成され、この回路基板３２は、底板２３によって
構成される金属製のベース３３の上面に例えばガラスエ
ポキシ、フェノール等からなる絶縁材層が形成され、こ
の絶縁材層の表面に銅パターンによって点灯回路が構成
された回路パターン面３４が形成されている。この回路
パターン面３４にはチョーク、コンデンサ、トランス、
その他のチップ部品等のインバータ点灯回路を構成する
電気部品１９が面実装され、回路パータンにはんだによ
って電気的に接続されていると共に、回路基板３２には
んだや接着剤によって機械的に保持されている。

そうして、第１図のように、照明器具１には、点灯袋ｆ
ｉ！Ｈが、ケース２６の取付板部２４を器具本体５の下
面に合わせ、そのケース２６の両端部の取付孔３１を介
してボルト３５およびナツト３６によって締め付けるこ
とにより、ケース２もの取付板部ｚ４が器具本体５の下
面に密着接合した状態で固定される。

そして、点灯装置１３を備えた照明器具１は、コンクリ
ートの天井２の下方に離間して設置された天井板３の埋
込口４に器具本体５を嵌合すると共に、この器具本体５
の上面板６に設けた複数の貫通孔７をコンクリート天井
２に埋め込まれた複数のアンカーボルト８の下端部に通
し、そのアンカーボルト８にナツト９を螺着することに
より、器具本体５を天井板３に合わせて固定する。

このとき、その天井板３の埋込口４に嵌合した状態での
器具本体５の複数の貫通孔７の位置と複数のアンカーボ
ルト８の位置とは必ずしも一致せず、このような場合、
無理に貫通孔７にアンカーボルト８を嵌合してナツト９
により締付は固定するため、器具本体５に無理な力が加
わってひねりやそり等の変形が生じる。そのため、器具
本体５に密着固定されているケース２６にも変形力が加
わる。

しかし、器具本体５にはケース２６を介して底板２３が
取付けられており、器具本体５から加わる変形力をケー
ス２６で吸収するため、底板２３には変形力が直接的に
加わらず、しかも、ケース２６と底板２３とがそれぞれ
断面はぼコ字状で筒状に組合わされると共にその両端部
に端子台２８が嵌合固定された変形に強い構造であるた
め、底板２３の回路基板３２に面実装された電気部品１
９のはんだ付は部に加わる応力を低減でき、経年変化に
よるはんだ付は部の劣化が少なく、はんだ接続の信頼性
が向上する。

なお、前記実施例のように、底板２３の上面に構成され
た回路基板３２上に電気部品１９を面実装することによ
り、電気部品１９の重量を底板２３で受けるため、電気
部品１９のはんだ付は部に第６図に示した従来構造のよ
うに自重分の加重が加わることがなく、経年変化に対す
るはんだ付は部の信頼性が高く、電気部品の落下を防止
することができる。

また、第３図に示すように、ケース２６の側板部２５の
下端縁部に底板２３の下面側を抱き込む保持板部４１を
折曲形成し、ケース２６の内側で底板２３を極力自由に
保持するようにすることにより、器具本体５から変形力
がケース２６を通じて底板２３に作用するのを極力低減
することができる。

また、前記点灯装置１３のケース体２７は、前記実施例
のように底板２３とケース２６からなる構造に限られず
、例えば回路基板３２が構成された底板２３に器具本体
５へ取付けるための取付片を一体に設けても良く、回路
基板を器具本体に接合しない面で構成すればよい。

〔発明の効果〕

請求項１の発明によれば、器具本体に点灯装置がケース
体を介して取付けられ、このケース体の器具本体とは接
合しない面に構成された回路基板に電気部品が実装され
るため、器具本体の変形がケース体の回路基板に直接的
に加わらないようにでき、回路基板に接続される電気部
品のはんだ付は部に加わる応力を低減することができ、
経年変化によるはんだ付は部の劣化が少なく、はんだ接
続の信頼性が向上する。

請求項２の発明によれば、ケース体がケースと底板とで
筒状に構成されると共にその両端部に端子台が嵌合固定
された変形に対して強い構造であり、回路基板が構成さ
れた底板がケースを介して器具本体に取付けられるため
、器具本体の変形によって底板の回路基板に応力が加わ
るのを低減できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の照明器具の一実施例を示す断面図、第
２図はその点灯装置の斜視図、第３図は本発明の他の実
施例を示す側面図、第４図は照明器具の取付状態の一例
を示す側面図、第５図はその照明器具の平面図、第６図
は従来の照明器具の断面図である。 １・・照明器具、５・・器具本体、１３・・点灯装置、
１９・・電気部品、２３・・底板、２６・・ケース、２
７・・ケース体、２８・・端子台、３２・・回路基板、
３４・・回路パターン面。 平成元年３月１７日 発　　明　　者 渭 原 昭 彦

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）インバータ点灯回路を構成する電気部品を回路基
   板に取付け、この回路基板をケース体に収めて点灯装置
   を形成し、この点灯装置を器具本体に備えた照明器具に
   おいて、 前記点灯装置は、前記ケース体の器具本体とは接合しな
   い面に回路基板を設け、この回路基板に形成した回路パ
   ターン面に電気部品を面実装したことを特徴とする照明
   器具。
2. （２）インバータ点灯回路を構成する電気部品を回路基
   板に取付け、この回路基板をケース体に収めて点灯装置
   を形成し、この点灯装置を器具本体に備えた照明器具に
   おいて、 前記点灯装置は、底板とこの底板を覆い器具本体に対し
   て取付けられるケースとから筒形にケース体を構成し、
   ケース体の器具本体とは接合しない底板に回路基板を設
   けてこの回路基板に形成した回路パターン面に電気部品
   を面実装すると共に、ケース体の両端部に端子台を嵌合
   固定したことを特徴とする照明器具。