JP2521362B2

JP2521362B2 - 照明器具

Info

Publication number: JP2521362B2
Application number: JP17167290A
Authority: JP
Inventors: 修見元
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1990-06-29
Filing date: 1990-06-29
Publication date: 1996-08-07
Anticipated expiration: 2011-08-07
Also published as: JPH0462704A

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の目的〕（産業上の利用分野）本発明は天井などに取付けられる照明器具に関する。

（従来の技術）従来のこの種の照明器具は、器具シャーシにインバー
タ点灯回路を装着した回路基板を取付け、このインバー
タ点灯回路に接続されたランプソケットを器具シャーシ
に取付けられる反射板に設けた構造が採られていた。

（発明が解決しようとする課題）上記従来の照明器具では、インバータ点灯回路を装着
した回路基板などをシャーシに取付け、このシャーシに
反射板を取付けているため、照明器具に薄形、小形化が
困難であった。

本発明は上記問題点に鑑みなされたもので、器具シャ
ーシを反射板にて兼ね、反射板に点灯ユニットを取付
け、組立て性が良好で、薄形、小形化が可能な照明器具
を提供するものである。

〔発明の構成〕（課題を解決するための手段）本発明の照明器具は、平板状の反射面を上面に形成し
た反射板と、この反射板の上面に取付けられたインバー
タ点灯ユニットと、この点灯ユニットを覆う着脱可能な
カバーと、前記反射板の上面端部に取付けられたアンプ
ソケットとを具備し、前記反射板は周縁に背面側に向っ
て設けた周側縁片部によって背面側に配線空間を形成
し、この反射板の上面に前記配線空間に配線された電線
を前記点灯ユニットに接続する電線引出し口を開口した
ものである。

（作用）本発明の照明器具は、インバータ点灯ユニットを反射
板の上面に取付け、この点灯ユニットを着脱可能のカバ
ーで覆うことにより、反射板が器具シャーシを兼ね、部
品数が少なく、また、反射板の背面に向う周側面部にて
インバータ点灯ユニットに接続される電線の配線部が形
成され、器具の偏平薄形化、小形化が可能となる。

（実施例）本発明の一実施例の構成を第１図乃至第４図について
説明する。

１はインバータ点灯ユニットで、第２図に示すよう
に、点灯ユニット１は細長板状の下ケース部材２とこの
下ケース部材２に嵌合される略断面コ字状の上ケース部
材３とにて両端に開口した偏平矩形筒状に形成されたケ
ース４に収納されている。そして、前記下ケース部材２
は前記上ケース部材３より長手方向に両端側が延在され
て長く形成され、この下ケース部材２の上ケース部材３
より突出する両端部は取付け孔５を設けた取付け部６に
形成されている。

また、７はインバータ点灯回路部品を装着した回路基
板部で、この回路基板部７は前記ケース４に収納されて
いる。このインバータ点灯回路は回路基板部７の表面に
スルーホール挿入部品として、例えば、放熱板８を装着
したトランジスタ９、コンデンサ10、抵抗11などと、回
路基板部７の裏面に面実装部品として、例えば、コンデ
ンサ12,抵抗13などおよびインバータトランス14にて形
成されている。このインバータトランス14は、上下に互
いに対向して突合わされるフェライトコア15,16とこの
フエライトコア15,16に巻回した一次コイル17および二
次コイル18とにて形成されている。

そして、前記インバータトランス14の下部フェライト
コア16は前記回路基板部７に形成した挿通孔19に嵌合さ
れ、この下部フェライトコア16の底面は前記下ケース部
材２の内面に近接または当接され、上記フェライトコア
15の上面は前記上ケース部材３の内面に近接または当接
され、この一次コイル17および二次コイル18の引出し線
にそれぞれコイルボビンの上部で接続した端子20は前記
回路基板部７の表面にスルーホール挿入され、回路基板
部７の下面で接続され、この一次コイル17および二次コ
イル18は巻回方向が前記回路基板部７と平行方向となる
ように下面が回路基板部７に当接または近接されるよう
になっている。

また、例えば、トランジスタ９に装着した放熱板８は
前記下ケース部材２の側面および上部ケース部材３の内
面に面接触されるようになっている。

さらに、インバータ点灯回路は、交流電源に直流電源
回路を介して接続され、このインバータ点灯回路の前記
インバータトランス14の二次コイル18に蛍光ランプ21が
接続されるようになっている。そして、このインバータ
点灯回路は、例えば、スイッチングトランジスタのオ
ン、オフ動作によってこのトランジスタに接続されたコ
ンデンサとインバータトランス14の一次コイル17とにて
形成される共振回路の共振動作で二次コイル18から蛍光
ランプ21に所定の点灯維持エネルギーが印加される。

また、前記ケース４の両端開口部にはそれぞれ端子台
23,24が嵌着固定されている。この端子台23,24にそれぞ
れ内蔵した接続端子が前記回路基板部７に接続され、こ
の両端の端子台23,24は回路基板部７に固着されてい
る。この一方の端子台23の外面には第４図に示すように
電源線27および送り配線用電線を接続する接続端子を内
部に配設した複数並列の接続孔28が形成されている。ま
た、前記他方の端子台24は下面に負荷側電線29を接続す
る接続端子を内部に配設した複数並列の接続孔が形成さ
れ、この負荷側電線29は下ケース部材２の取付け部６に
形成した引出し孔30から下側に引出されている。

また、31は前記点灯ユニット１の上面を覆うカバー
で、内面両端部には第２図、第４図に示すように、係止
脚32が突設され、この係止脚32の下端に形成して係止部
33は下ケース部材３の両端部に立上り折曲げ形成した係
止縁34に形脱自在に取付けられる。さらに、このカバー
31の内面両端部には前記端子台23,24の上面外端部に係
合される傾斜状の係合案内面35が形成され、カバー31は
位置決め保持される。

次に、36は平板状で上面を反射面とした反射板で、周
縁に背面側に向って設けた周側面部37によって背面側に
配線空間38が形成され、この反射板36の上面に前記配線
空間38に配線された電源側電線27を前記端子台23に接続
する電線引出し口39が開口され、さらに、端子台24に接
続されて下ケース部材２の取付け部６に形成した引出し
孔30から下側に引出されている負荷側電線29を引出す電
線引出し口40が形成されている。

さらに、この反射板36の両端部には天井などに取付け
る取付け孔41がそれぞれ形成されている。また、この反
射板36には前記ケース４の下ケース部材２に形成した取
付け孔５に挿通したボルト25を挿通する取付け孔46が形
成され、このボルト25に螺合したナット26にて締付ける
ことによりケース４が反射板36に固定されるようになっ
ている。

また、前記反射板36の上面両端部には、第３図に示す
ように、直管形蛍光ランプ21を装着する２対のランプソ
ケット42が着脱自在に取付け孔43取付けられている。こ
のランプソケット42は前記カバー31の高さより薄い厚み
寸法に形成され、この取付け孔43から前記反射板36の配
線空間38に配線された電線29が接続されるようになって
いる。そしてランプソケット42に装着されたランプ21は
前記カバー31の両側に沿って配設されるようになってい
る。

なお、前記ランプソケット42は第５図に示すように、
可倒自在に軸44にて取付けることもできる。

また、前記ランプソケット42は、例えば、略Ｕ字状に
屈曲した発光部を有する片口金形蛍光ランプを装着する
ものとすることもできる。

次にこの実施例の作用を説明する。

点灯ユニット１のケース４を反射板36にボルト25とナ
ット26にて固着して取付け、一方の端子台23に電線引出
し口39から引込まれた電源側電線27を接続し、他方の端
子台24にランプソケット42に接続され反射板36の背面側
の配線空間38に接続した負荷側電線29を電線引出し口40
とケース４の引出し孔30から挿通して接続する。

この状態で、反射板36にケース４をボルト25とナット
26にて取付ける。そして、反射板36を天井面などの被取
付け面47に取付け孔41から挿通したねじ48で固着する。

次いで、カバー31の係止脚32の下端に形成して係止部
33をケース４の両端部に立上り折曲げ形成した係止縁34
に形脱自在に係合してカバー31を取付け、このカバー31
に点灯ユニット１を覆う。このカバー31を取付けるとき
に、カバー31の内面両端部に形成した係合案内面35が前
記端子台23,24の上面外端部に係合されて位置決め保持
される。また、カバー31は取付けられた状態で、周縁は
反射板36の上面に接触される。

また、ランプソケット42に装着したランプ21は前記カ
バー31の両側に沿って配設される。

また、梱包に際しては、第１図に示すように、ランプ
ソケット21を取外し、反射板36の上面に配置すれば、ラ
ンプソケット42の厚みはカバー31の高さより薄いため、
嵩ばることなく包装できる。また、第５図に示すよう
に、ランプソケット42を可倒可能に取付けた構造では、
ランプソケット42を倒して反射板36の上面に沿わせるこ
とにより、同様に嵩ばることなく包装できる。

なお、反射板36から着脱可能に取付けたランプソケッ
ト42は反射板36の背面側の配線空間38に配設して包装す
ることもできる。この場合には、ランプソケット42の厚
みを反射板36の周側面部37の高さと略同一または薄くす
る。

このように構成された照明器具は反射板36がシャーシ
を兼ね、扁兵薄形化が可能となる。

なお、具体的には、反射板36の高さは5mm、反射板36
とカバー31を合わせた高さは28mmとなり、薄形化され
る。

次に、他の実施例の構成を第６図について説明する。

前記実施例では、点灯ユニット１を覆うカバー31は反
射板36の略中央部に取付けられた構造であるが、点灯ユ
ニット１が大きい場合などは、カバー31は反射板36の全
長に亘って覆う形状とすることもできる。

また、前記実施例の構造では、カバー31は点灯ユニッ
ト１のケース４に係脱自在としたが、反射板36に着脱可
能に取付けることもできる。

〔発明の効果〕

本発明によれば、平板状の反射面を上面に形成した反
射板の上面に取付けられたインバータ点灯ユニットをカ
バーで覆い、前記反射板の上面端部にランプソケットを
取付け、前記反射板は周縁に背面側に向って設けた周側
縁片部によって背面側に配線空間を形成し、この反射板
の上面に前記配線空間に配線された電線を前記点灯ユニ
ットに接続する電線引出し口を開口したので、インバー
タ点灯ユニットを反射板の上面に取付け、この点灯ユニ
ットをカバーで覆うことにより、反射板が器具シャーシ
を兼ね、部品数が少なく、また、反射板の背面に向う周
側面部にてインバータ点灯ユニットに接続される電線の
配線部が形成され、器具の偏平薄形化、小形化が可能と
なるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す照明器具の分解斜視
図、第２図は同上点灯ユニット部の拡大縦断正面図、第
３図は同上照明器具の縦断正面図、第４図は同上拡大縦
断側面図、第５図は他の実施例を示す照明器具の一部の
縦断正面図、第６図はさらに他の実施例を示す照明器具
の斜視図である。１……インバータ点灯ユニット、７……回路基板部、31
……カバー、36……反射板、37……周側面部、38……配
線空間、39,40……電線引出し口、42……ランプソケッ
ト。

Claims

(57)【特許請求の範囲】

【請求項１】平板状の反射面を上面に形成した反射板
と、この反射板の上面に取付けられたインバータ点灯ユ
ニットと、この点灯ユニットを覆う着脱可能のカバー
と、前記反射板の上面端部に取付けられたランプソケッ
トとを具備し、前記反射板は周縁に背面側に向って設けた周側面部によ
って背面側に配線空間を形成し、この反射板の上面に前
記配線空間に配線された電線を前記点灯ユニットに接続
する電線引出し口を開口したことを特徴とする照明器
具。