JPH02247004A - 圧延機の形状制御方法および制御装置 - Google Patents

圧延機の形状制御方法および制御装置

Info

Publication number
JPH02247004A
JPH02247004A JP1066229A JP6622989A JPH02247004A JP H02247004 A JPH02247004 A JP H02247004A JP 1066229 A JP1066229 A JP 1066229A JP 6622989 A JP6622989 A JP 6622989A JP H02247004 A JPH02247004 A JP H02247004A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shape
rolling mill
coolant
rolling
rolled
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1066229A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoru Hattori
哲 服部
Shigeru Ueki
茂 植木
Yutaka Saito
裕 斉藤
Tetsuo Mannaka
万中 哲夫
Yasunori Katayama
片山 恭紀
Yasuo Morooka
泰男 諸岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP1066229A priority Critical patent/JPH02247004A/ja
Priority to US07/490,848 priority patent/US5303385A/en
Priority to SE9000818A priority patent/SE9000818L/xx
Priority to DE4008510A priority patent/DE4008510C2/de
Publication of JPH02247004A publication Critical patent/JPH02247004A/ja
Priority to US08/133,379 priority patent/US5331565A/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B37/00Control devices or methods specially adapted for metal-rolling mills or the work produced thereby
    • B21B37/28Control of flatness or profile during rolling of strip, sheets or plates
    • B21B37/30Control of flatness or profile during rolling of strip, sheets or plates using roll camber control
    • B21B37/32Control of flatness or profile during rolling of strip, sheets or plates using roll camber control by cooling, heating or lubricating the rolls
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B37/00Control devices or methods specially adapted for metal-rolling mills or the work produced thereby
    • B21B37/28Control of flatness or profile during rolling of strip, sheets or plates
    • B21B37/42Control of flatness or profile during rolling of strip, sheets or plates using a combination of roll bending and axial shifting of the rolls
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B13/00Adaptive control systems, i.e. systems automatically adjusting themselves to have a performance which is optimum according to some preassigned criterion
    • G05B13/02Adaptive control systems, i.e. systems automatically adjusting themselves to have a performance which is optimum according to some preassigned criterion electric
    • G05B13/0265Adaptive control systems, i.e. systems automatically adjusting themselves to have a performance which is optimum according to some preassigned criterion electric the criterion being a learning criterion
    • G05B13/0285Adaptive control systems, i.e. systems automatically adjusting themselves to have a performance which is optimum according to some preassigned criterion electric the criterion being a learning criterion using neural networks and fuzzy logic

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Artificial Intelligence (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Evolutionary Computation (AREA)
  • Software Systems (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • Fuzzy Systems (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Computer Vision & Pattern Recognition (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Control Of Metal Rolling (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はクーラント制御により被圧延材の形状制御を行
う圧延機の形状制御方法および制御装置に関する。
〔従来の技術〕
被圧延材を圧延する圧延機においては製品の高品質化お
よび生産性向上の観点から形状制御の精度向上が強く望
まれている。多段圧延機においてはワークロールベンダ
、中間ロールベンダおよび中間ロールシフI・の3種類
の制御によって被圧延材の形状制御を行っている。この
ような形状制御によりステンレス鋼などの硬質材の被圧
延材でもある程度満足できる形状の製品を得ることがで
きる。このことは[日立評論J VOL、 70. N
o、6(1988年6月号)の第81〜86頁に記載さ
れている。しかし、上述の3種類の形状制御では作業ロ
ールの変形によって被圧延材に生じる局部伸びなどの局
部形状不良を修正することができない。圧延ロールの変
形は摩擦熱と塑性加工熱により発生するもので、通常サ
ーマルクラウンと称されている。局部形状不良を修正す
るには作業ロールに冷却液を噴射するクーラント制御に
よる形状制御が有効と考えられ、既に実用に供されてい
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
クーラント制御は被圧延材の幅方向に配置された多数の
ノズルから冷却液を噴出させることにより行われる。ノ
ズルからの冷却液の噴出はオン。
オフ制御される。多数のノズルのうちどのノズルから冷
却液を噴出させるかは圧延ロールの冷却域における被圧
延材の実形状と目標形状の偏差の大きさによって決定し
ている。このようなり−ラント制御は圧延ロールの熱的
モデルが極めて複雑なために比例制御のみで行っている
。ところが、サーマルクラウンによる形状変化の他の要
因を考慮した制御を成し得ないために、充分な高精度で
の形状制御を行えないという問題点を有する。特に、近
年は被圧延材の板厚が薄くなり、それに被圧延材の形状
に対する要求が厳しくなるに伴い形状制御の高精度が強
く要望されている。
本発明の目的は圧延ロールのサーマルクラウンによる局
部形状不良の発生を抑制し、高精度の形状制御を行える
圧延機の形状制御方法および制御装置を提供することに
ある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の特徴とするところは多数の形状検出器で検出し
た形状検出値と形状目標値の形状偏差と、近接配置され
ている形状検出器で検出した形状検出値と形状目標値の
偏差と当該形状検出器の形状偏差との差分を用いてファ
ジィ推論演算を行いクーラント操作量を決定するように
したことにある。
ここで、本明細書においては形状目標値と形状検出値の
偏差を形状偏差絶対値と称し、また、ある形状検出器の
形状偏差絶対値と他の形状検出器の形状偏差絶対値の差
分を形状位置偏差と称する。
本発明の他の特徴とするところは多数の形状検出器の形
状偏差絶対値、形状偏差絶対値の今回値と前回値の差分
を用いてファジィ推論演算を行いクーラント操作量を決
定するようにしたことにある。
ここで、本明細書においては形状偏差絶対値の今回値と
前回値の差分を形状時間偏差と称する。
本発明の更に他の特徴とするところは多数の形状検出器
の形状偏差絶対値、形状位置偏差および形状時間偏差を
用いてファジィ推論演算を行いクーラント操作量を決定
するようにしたことにある。
〔作用〕
本発明は形状偏差絶対値に形状位置偏差あるいは形状時
間偏差という圧延ロールのサーマルクラウンに起因する
形状変化の熱的現象に関連する別の要因を用いてクーラ
ンI・量を決定している。このため、被圧延材の形状制
御を高精度で行うことが可能となる。
〔実施例〕 本発明の一実施例を第1図に示す。
第1図において圧延機1は対向する1対のワークロール
2と、ワークロール2を挟む1対の中間ロール3および
中間ロール2を挟む1対のバックアップロール4から構
成される。ワークロール2の間に被圧延材5が置かれ、
バックアップロール4に加えた圧延力が中間ロール3と
ワークロール2を介して被圧延材5に加えられる。その
力が被圧延材5の塑性変形力及び弾性変形力として作用
し被圧延材5の板厚を薄くする。このようにして圧延す
るのであるが、バックアップロール4は回転しているた
め、均等に圧延力を直接ロール面に加えることができな
い。このため、図示しない圧下装置によってバックロー
ル4の軸に圧延力を加えるようにしている。バックアッ
プロール4が変形し、その変形により中間ロール3に加
わる圧延力が不均一になり中間ロール3も変形する。中
間ロール3の変形はワークロール2を変形させることに
なり、最終的には被圧延材5に対しロール軸方向に、均
一な圧延力を加えることができなくなり、その結果とし
て被圧延材5の幅方向の平坦性が損なわれる。これを防
止するため、圧延機1にはワークロール2の軸を広げる
力であるワークロールペンディング力FW、中間ロール
3の軸を広げる力である中間ロールペンディングカF1
および中間ロール3をロール軸方向へ移動する中間ロー
ルシフトUCδが形状制御装置6を介して加えられる。
これらのペンディング力やロールの移動により、n次(
n=2.3.4・・)曲線で近似できる非平坦性は被圧
延材5から取り除くことができる。
ところが、圧延機上では、圧延中に発生する損失熱によ
り、圧延機1のワークロール2が熱膨張する。この発熱
は、被圧延材5の材料の不均一性。
ワークロール2の組成の不均質により、発生する。
この発熱量及びロールへの蓄熱量は制御周期のレベルの
短い時間で眺めると局所的となる。この局所的な熱膨張
はペンディング力Fw、F+ およびロールシフトHC
δで取り除くことができない。
このため、クーラントに形状制御を実施する。ロール冷
却装置7(以後、クーラントと称する)は被圧延材5の
幅方向に複数個配置されたノズルの制御により冷却液を
ロール2の表面に噴射する。
クーラント7は形状制御装置6によって制御される。形
状検出器8は圧延機1の出側に配置され、被圧延材5の
幅方向の形状を測定する。形状検出器8は通常幅方向に
多数並置された板厚計からなっている。形状検出器8で
検出された形状信号は形状検出用変換器9に入力されノ
イズ除去等が行われる。形状検出用変換器9の出力であ
る形状信号はクーラント7の操作量を決定するクーラン
ト制御装置10に加えられる。クーラント制御装置10
はファジィ推論演算を行いクーラント操作1Kを決定す
るものである。クーラント制御装置10はクーラント7
の各ノズルを制御するノズル制御装置11をノズル数だ
け有する。ノズル制御装置11は形状偏差絶対値制御部
(以下、P要素制御部と称する)12、形状時間偏差制
御部(以下、D要素制御部と称する)13、形状位置偏
差制御部(以下、X要素制御部と称する)14および評
価部(以下、E要素部と称する)15とから構成される
ノズル制御装置11がi番目のノズルを制御するものと
すると、P要素制御部12はi番目のノズルの位置に対
応する被圧延材5の形状信号(板厚信号)iを取込みi
番目のノズルの制御指令を発生する。D要素制御部13
は形状信号jの前回値と今回値の差に基づいて微分や積
分等の時間的要因を考慮したi番目のノズルの制御指令
を発生する。また、X要素制御部14は形状信号]を発
生する形状検出器8に隣接する形状検出器8の形状信号
i−1,i+1と形状信号iの関係を考慮してi番目の
ノズルの制御信号を発生する。E要素部15はP要素制
御部12、D要素制御部13およびX要素制御部14の
各制御信号を統合し、i番目のノズルに対する具体的な
制御信号(操作量)を発生する。
第2図にクーラント7の部分の詳細図を示す。
クーラント7は冷却液を替えるタンク16、冷却液をバ
ルブ17を介しノズル18へ運ぶための配管19から構
成される。バルブ17はクーラント制御装置10の制御
信号(クーラント操作量)を受けた形状制御装置6のク
ーラント制御機構20によって開閉制御され、ノズル1
8からワークロール2に対して加えられる冷却液を制御
する。
形状検出器8はノズル18の位置に対応して配置された
多数の板厚計21で構成されている。
第3図にX要素制御部14の詳細構成を示す。
ノイズを除去されたi−1,i、i+1番目の板厚躬2
1の板厚信号i−1,i、i+1は前処理装置22に入
力される。前処理装置22は板厚信号iとi−1の偏差
εI−1を加算器26により求め、また板厚信号lと1
+1の偏差E1を加算器27により求める。偏差E+ 
、E+−1が形状位置偏差となる、前処理機構22の出
力の偏差ε、。
ε+−1はそれぞれ2個のクラス分は機構23Δ。
23Bに入力される。クラス分は機構23A。
23Bは確信度を出力する。両りラス分は機構で求めた
確信度はそれぞれ推論機構24A、24.113に入力
される。推論機構24は推論ルールベース25を参照し
偏差ε1.ε+−1から制御信号を決定し、E要素制御
部15に加える。
第4図にP要素制御部12とD要素制御部13の詳細構
成を示す。
板厚信号iは、P要素制御部12のクラス分は機構23
Cに入力されその確信度を求められる。
求めた確信度は推論機構24Cへ入力される。推論機構
24は推論ルールベース25を参照しながら制御信号を
求めE要素部15へ出力する。
また、D要素制御部31は無駄時間要素28を通過した
1サンプリング前の板厚信号]を今回の板厚信じ〕から
加算器29で差引いて形状時間偏差を求める。この形状
時間偏差をサンプリング周期Tの逆数のゲインを有する
不完全微分回路30に加え板厚信号iの不完全微分信号
を求める。この不完全微分形状信号をクラス分は機構2
3Dに加えて確信度を求めて推論機構24で推論処理を
実行する。
なお、微分の行い方は、ディジタル制御の際には積分要
素にすることや、多階の微分要素や多重積分要素にして
も行える。
第5図にクラス分は機構23の一例詳細図を示す。
クラス分は機構23は入力信シ・(形状信号)■を複数
のクラスに分けるための分類要素31゜32.33を有
する。分類要素31は横軸に入力信号Iの大きさ、縦軸
に出力である確信度Sの大きさを示す分類関数を持って
いる。分類要素31の分類関数は実線で示し、他の分類
要素の分類関数を破線で示す。入力信号■の値がaなら
ば出力である確信度Sの値はbであることを示す。同様
に、分類要素32は入力信号■の値がaならば出力値は
Cてあり、また分類要素33は入カニがaならば出力値
は零であることを示す。
第5図では、分類要素31..32.33の出力はクラ
スが小(S)、中(M)、大(L)でそれらに付随する
確信度を夫々表わしているが、この分類の数は各種の条
件を考慮し増減できる。
第6図に推論機構24の詳細構成を示す。クラス分は機
構23の出力であるクラスと確信度は推論機構24のメ
モリ機構34に格納される。メモリ機構34に格納され
た確信度は1個ずつ推論部35に取り出される。推論部
35は推論ルールベース25を参照し、適用する制御則
を決定し、その制御する指令となる制御信号を評価機構
であるE要素部15へ出力する。
推論部35の処理手順を第7図を参照して説明する。
まず、ステップ36において、メモリ機構34から推論
に使うクラスを取り出し、推論の途中績果としてレジス
タ(図示せず)に格納するとともに、推論ルールベース
25から最初のルールを取り出す処理を実行する。ステ
ップ37に移行し、推論ルールの前提部とレジスタの内
容が一致するか否かを判断する。ステップ37の判断結
果が一致すると、ステップ38に移行し一致した推論ル
ールの結論部がクーラント7に対する操作命令か否かを
判断する。ステップ38の判断結果が操作命令である場
合にはステップ39に移り結論部に確信度を掛けて、制
御信号として評価部であるE要素部15へ出力する。次
いでステップ40において、メモリ機構34に推論すべ
きデータがあるか否かを判断し、無い場合に推論部35
の処理を終了し、一方推論すバ“きデータが有る場合に
はステップ36の処理を実行させる。ステップ37の判
断結果が一致しない時にはステップ41に移り、推論ル
ールベース25から次の推論ルールを取出す。また、ス
テップ38の判断結果が操作命令でない場合にはステッ
プ42においてレジスタの内容を推論ルールの結論部に
置換えて、推論ルールベース25から最初のルールを1
個取出す処理を実行する。
このようにして推論演算で求められた各制御信号(操作
量)は評価部15で次のように評価される。
評価部(E要素部)15の動作を第8図を参照して説明
する。
推論機構24の出力である制御信号A、B、Cは、評価
機構であるE要素部15に入力される。
なお、制御信号A、B、Gの一形態として信号Cの概要
をブロック43に示す。ブロック43の三角形の横軸の
位置は該当するノズルに対する操作量の大きさを示し、
左に位置すると操作量が小で、右に位置すると操作量が
大であることを示す。また、三角形の面積はその位置に
ある操作量の選択すべき度合である確イ言度を示してい
る。E要素部15にはブロック43に示したのと同様な
三角形である制御信号A、B、Cが入力される。E要素
部15は制御信号A、B、Cのそれぞれの斜線郡全体の
面積を求め、全面積の重心の位置をノズルに対する指令
信号として形状制御装置6に出力する。
三角形の面積は制御信号A、B、Cの操作量の太きさを
ρ工、ρ2.ρ3、確信度をCFl、CF2.CFaと
するとi番目のノズルの操作量ρ嗟は次式で求められる
さて推論ルールベース25には例えば第9図に示すよう
な知識が格納されている。知識は「もし〜ならば・であ
る」の形式になっている。「〜」に相当するものが前提
部で、「・・」に相当するものが推論部である。例えば
、ルール番号iは「もし隣との差が大きいならば、ノズ
ルの操作量は大である」という事を意味する。なお、結
論部にはノズルの操作量を表わす場合と、形状の状態を
表わすものがある。形状の状態を表わすもの例えばルー
ルjは、三段論法的な多段の推論に利用される。
以上のように、構成される形状制御装置の具体的な動作
を第10図を用いて以下説明する。
第10図(a)に形状検出器8で検出され形状検出用変
換器9を介してクーラント制御装置7に入力される形状
信号の波形を示す。横軸は例えば左から順番に番号が付
けられた板厚計21の番号と位置を表わし、縦軸には目
標板厚からの偏差の絶対値を示す。太線は現サンプリン
グ時点(今回値)に於ける板厚偏差の分布である形状パ
ターンを示し、細線は制御同期の1サンプリング前(前
回値)の形状パターンを示す。細線から太線への矢印は
、形状パターンの変化方向を示す。第10図(a)では
板厚計21の10番目(以下、チャンネル10と称する
)の左側は改善方向であり、右側は悪化方向にあること
を示している。
今、チャネル3についてみると、偏差aに対し、P要素
部12のクラス分は機構25が例えば「偏差が大、確信
度0.9 」 「偏差が中、確信度0.1」を出力した
とする。推論機構24は「偏差大で確信度0.9」と「
偏差中で確信度0.1」の制御信号をメモリ機構34に
格納する。推論部35は第7図に示すような処理に従っ
て、メモリ機構34から[偏差大、確信度0.9」の制
御信号の「偏差2〇− 大」と一致する推論ルールベース25に格納されている
第9図に示すルールk「偏差大ならば、操作量大Jを求
め、操作量大の確信度を0.9  として、評価機構で
あるE要素部15へ出力する。なお、この場合の推論は
、「偏差中、確信度0.1」から操作量中の確信度0.
1  を同時に出力する。
更にP要素部12の評価機構であるE要素部15では「
操作量大、確信度0.9」と「操作量中、確信度0.1
」の制御信号を用い第10図(b)に示すようにクーラ
ントをかけたい度合を示す操作量aを求める。なお、説
明を簡単にする都合上、X要素部14、D要素部13の
動作説明を省略しているが、操作量aには要素部13.
14の影響も含んでいる。
次に、第10図(a)のチャネル7についてみると、偏
差すが中なので、第10図(b)に示す操作量もbと中
程度になる。また、チャネル1゜の偏差Cが零なので、
第10図(b)に示すように操作量Cは零となる。この
ように、偏差が大なら操作量は大で、偏差の絶対値が小
なら操作量も小であることがわかる。
ここで、P要素部12とX要素部14及びD要素部13
の構成上の違いは、推論に使う信号、即ち、推論部35
で用いる推論ルールベース25のルールが異なるだけで
ある。そこで、以下、ルールと推論の動きを中心にX要
素部14及びD要素部13の動作を説明する。
X要素部14の推論機構24は隣接する地点との形状位
置偏差により制御量を決定する。例えば第10図(a)
のチャネル8のd点は、チャネル7との偏差は小さいが
、チャネル9との偏差が大になっている。この際には第
9図のルール]の隣接点との偏差大の時、操作量大が選
ばれる。一方、第10図(a)におけるチャネル7のb
点は、隣接点との偏差小なので操作旦小が選ばれる。そ
の結果、第10図(b)に示すような、チャネル7゜8
の操作量はす、dとなり隣接チャネルとの偏差が大のチ
ャネル8の操作量dは操作量すと比較して大きくなる。
次に、D要素部13による操作量の変化を説明する。前
回サンプリングの形状と、現在の形状パターンはチャネ
ル10の左側(チャネル1〜9)が改善方向にあり、右
側(チャネル11〜20)が悪化する方向にある。
D要素部13の推論部35は第10図(a)のチャネル
3のa点に対し、前回のサンプリング値が大で、今回の
サンプリング値が中であることから推論ルールベース2
5の第9図に示すルールJと一致し、形状変化が改善方
向という結論を得る。
しかし、第7図のステップ38の結論が操作命令でない
ため、更に推論が進み、ルールj+2の形状変化が改善
方向と一致することがわかり、操作量小という結論を得
る。
一方、第10図(a)のチャネル18のe点は偏差の絶
対値はa点と同しであるが、形状変化が悪化する方向で
ある。この場合には形状変化が悪化方向ならば操作量大
となる第9図のルールj+1−と−・致する。その結果
、第10図(b)に示す操作量a、eになり、操作量e
が大きくなる。
E要素部15の出力結果を纒めた第10図(b)に示す
各チャネルの操作量を受け、形状制御装置6のクーラン
ト制御機構20は、クーランl−7のバルブ17の特性
を考慮してバルブ7の操作借りを発生する。例えば、バ
ルブ17が○N10FFの2位動作を行うものの場合に
はスレッショホールド値を決め第10図(b)の破線で
示した値を越えた場合にON、破線以下ならばOF F
というように、バルブ7の操作信号である第10図(c
)のパターンを発生する。このようにしてクーラント量
が制御される。
第11図に本発明と従来方式の比較を行ったシミュレー
ション結果の特性図を示す。第11図(a)は、外乱と
して加えた形状パターンの初期値であり、第11図(b
)の細線は従来制御による形状パターンで、太線は本発
明の制御による形状パターンである。第11図から明ら
かなように、全体的に従来制御と比較し、改善されてい
ることが分る。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、形状偏差の絶対値
の他に、形状位置偏差や、時間的に変化する形状時間偏
差の要因を加味して制御しているので、形状悪化の外乱
を要因毎に取除くことができ、高精度な形状制御が可能
となる。
なお、上述の実施例は隣りの形状検出器との形状位置偏
差を求めているが、圧延ロールの熱特性に応じて更に多
くの形状検出器との形状位置偏差を検出するようにして
もよいのは勿論である。
また、冷却液量を連続的に調整できるものであっても本
発明を適用できることは明らかである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す構成図、第2図はクー
ラントの詳細構成図、第3図は形状時間偏差制御部の詳
細図、第4図は形状偏差絶対値制御部と形状時間偏差制
御部の詳細図、第5図はクラス分は機構部の詳細図、第
6図は推論機構部の詳細図、第7図は推論動作説明用の
フロー図、第8図は評価方法の説明図、第9図は推論の
一例を示す図、第10図は本発明の動作説明図、第11
図は本発明の詳細な説明するための特性図である。 1・・・圧延機、2・・ワークロール、5・・被圧延材
、6・・・形状制御装置、7・・・クーラント18 ・
形状検出器、10・・・クーラント制御装置、12・形
状偏差絶対値制御部、13・・・形状時間偏差制御部、
t6g刷 遜 峡 映 (b)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、圧延機出側に配置された多数の形状検出器により被
    圧延材の形状を検出し、前記被圧延材の幅方向に配設さ
    れた多数の冷却手段から圧延ロールに冷却液を噴射して
    クーラント制御を行う圧延機において、前記多数の形状
    検出器の形状偏差絶対値と形状位置偏差を用いてファジ
    ィ推論演算を行いクーラント操作量を求め、このクーラ
    ント操作量に応じて前記冷却液量を調節するようにした
    ことを特徴とする圧延機の形状制御方法。 2、圧延機出側に配置された多数の形状検出器により被
    圧延材の形状を検出し、前記被圧延材の幅方向に配設さ
    れた多数の冷却手段から圧延ロールに冷却液を噴射して
    クーラント制御を行う圧延機において、前記多数の形状
    検出器の形状偏差絶対値と形状時間偏差を用いてファジ
    ィ推論演算を行いクーラント操作量を求め、このクーラ
    ント操作量に応じて前記冷却液量を調節するようにした
    ことを特徴とする圧延機の形状制御方法。 3、圧延機出側に配置された多数の形状検出器により被
    圧延材の形状を検出し、前記被圧延材の幅方向に配設さ
    れた多数の冷却手段から圧延ロールに冷却液を噴射して
    クーラント制御を行う圧延機において、前記多数の形状
    検出器の形状偏差絶対値、形状位置偏差および形状時間
    偏差を用いてファジィ推論演算を行いクーラント操作量
    を求め、このクーラント操作量に応じて前記冷却液量を
    調節するようにしたことを特徴とする圧延機の形状制御
    方法。 4、請求項1または2または3において、前記圧延機は
    ワークロールと中間ロールを備えた多段圧延機であつて
    、ワークロールベンダ、中間ロールベンダおよび中間ロ
    ールシフトのそれぞれを制御されるものであることを特
    徴とする圧延機の形状制御方法。 5、請求項1または2または3において、形状検出器は
    前記被圧延機の板厚を検出するものであることを特徴と
    する圧延機の形状制御方法。 6、被圧延材を圧延する圧延機と、該圧延機の出側に配
    置され、前記被圧延材の形状を検出する多数の形状検出
    器と、前記被圧延機の幅方向に配設され、前記圧延機の
    圧延ロールに冷却液を噴射する多数冷却手段と、前記多
    数の形状検出器の形状偏差絶対値と形状位置偏差を用い
    てファジィ推論演算を行いクーラント操作量を求めるク
    ーラント制御手段と、前記クーラント操作量に基づき前
    記圧延ロールに噴射する冷却液量を制御する形状制御手
    段とを具備したことを特徴とする圧延機の形状制御装置
    。 7、被圧延材を圧延する圧延機と、該圧延機の出側に配
    置され、前記被圧延材の形状を検出する多数の形状検出
    器と、前記被圧延機の幅方向に配設され、前記圧延機の
    圧延ロールに冷却液を噴射する多数冷却手段と、前記多
    数の形状検出器の形状偏差絶対値と形状時間偏差を用い
    てフアジイ推論演算を行いクーラント操作量を求めるク
    ーラント制御手段と、前記クーラント操作量に基づき前
    記圧延ロールに噴射する冷却液量を制御する形状制御手
    段とを具備したことを特徴とする圧延機の形状制御装置
    。 8、被圧延材を圧延する圧延機と、該圧延機の出側に配
    置され、前記被圧延材の形状を検出する多数の形状検出
    器と、前記被圧延機の幅方向に配設され、前記圧延機の
    圧延ロールに冷却液を噴射する多数冷却手段と、前記多
    数の形状検出器の形状偏差絶対値、形状位置偏差および
    形状時間偏差を用いてファジィ推論演算を行いクーラン
    ト操作量を求めるクーラント制御手段と、前記クーラン
    ト操作量に基づき前記圧延ロールに噴射する冷却液量を
    制御する形状制御手段とを具備したことを特徴とする圧
    延機の形状制御装置。 9、請求項6または7または8において、前記圧延機は
    ワークロールと中間ロールを備えた多段圧延機であつて
    、ワークロールベンダ、中間ロールベンダおよび中間ロ
    ールシフトのそれぞれを制御されるものであることを特
    徴とする圧延機の形状制御装置。 10、請求項6または7または8において、形状検出器
    は前記被圧延機の板厚を検出するものであることを特徴
    とする圧延機の形状制御装置。 11、圧延機出側に配置された多数の形状検出器により
    被圧延材の形状を検出し、前記被圧延材の幅方向に配設
    された多数の冷却手段から圧延ロールに冷却液を噴射し
    てクーラント制御を行う圧延機において、前記圧延ロー
    ルは前記被圧延材の幅方向の板厚偏差分布を加味してフ
    ァジィ推論演算で求められたクーラント操作量に基づき
    、前記被圧延材の幅方向の板厚偏差分布が均一になるよ
    うに冷却液量をかけられることを特徴とする圧延機の形
    状制御方法。
JP1066229A 1989-03-17 1989-03-20 圧延機の形状制御方法および制御装置 Pending JPH02247004A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1066229A JPH02247004A (ja) 1989-03-20 1989-03-20 圧延機の形状制御方法および制御装置
US07/490,848 US5303385A (en) 1989-03-17 1990-03-09 Control system having optimality decision means
SE9000818A SE9000818L (sv) 1989-03-17 1990-03-12 Kontrollsystem som innefattar optimalbeslutande anordningar
DE4008510A DE4008510C2 (de) 1989-03-17 1990-03-16 Regeleinrichtung mit Optimal-Entscheidungseinheit
US08/133,379 US5331565A (en) 1989-03-17 1993-10-08 Control system having optimality decision means

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1066229A JPH02247004A (ja) 1989-03-20 1989-03-20 圧延機の形状制御方法および制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH02247004A true JPH02247004A (ja) 1990-10-02

Family

ID=13309810

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1066229A Pending JPH02247004A (ja) 1989-03-17 1989-03-20 圧延機の形状制御方法および制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH02247004A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009157878A (ja) * 2007-12-28 2009-07-16 Hitachi Ltd ファジィ制御装置、プラントシステム、および、ファジィ制御方法
KR101016461B1 (ko) * 2002-07-12 2011-02-24 가부시키가이샤 히타치세이사쿠쇼 냉간 압연기의 형상 제어 방법 및 장치
JP2023520577A (ja) * 2020-04-14 2023-05-17 アーベーベー・シュバイツ・アーゲー 圧延機に冷却剤を供給するように構成された障害のある冷却ユニットの検出

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101016461B1 (ko) * 2002-07-12 2011-02-24 가부시키가이샤 히타치세이사쿠쇼 냉간 압연기의 형상 제어 방법 및 장치
JP2009157878A (ja) * 2007-12-28 2009-07-16 Hitachi Ltd ファジィ制御装置、プラントシステム、および、ファジィ制御方法
JP2023520577A (ja) * 2020-04-14 2023-05-17 アーベーベー・シュバイツ・アーゲー 圧延機に冷却剤を供給するように構成された障害のある冷却ユニットの検出

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4776192A (en) Controlling the profile of sheet during rolling thereof
JPH04167910A (ja) 圧延機の制御方法および装置
JPH02247004A (ja) 圧延機の形状制御方法および制御装置
TWI279263B (en) Method and device for controlling forming shape in cold rolling mill
JPH01224105A (ja) 冷間圧延機のロール冷却制御方法
KR0148612B1 (ko) 쌍교차 압연기의 가역압연 제어방법
GB2253719A (en) Compensating roll eccentricity of a rolling mill
JPS62168607A (ja) 板圧延における形状制御方法
JPS6336846B2 (ja)
JPS6363515A (ja) 蛇行制御方法
Kermanpur et al. Artificial neural network modeling of high pressure descaling operation in hot strip rolling of steels
JP3314570B2 (ja) 連続圧延機の制御装置
JPH0347613A (ja) 冷間タンデム圧延機の板厚制御装置
JPS5848247B2 (ja) 鋼板連続圧延設備
JPS63171211A (ja) 板圧延における形状制御方法
JPH07100519A (ja) 圧延機制御装置および方法
JPS623818A (ja) 圧延制御方法
JPH049205A (ja) 板形状の非対称修正方法及び装置
JPH0413411A (ja) 熱間連続圧延機における通板時の板厚制御方法
JPH049206A (ja) 熱間粗圧延における圧延材の曲がり及びウエッジ制御方法並びに熱間粗圧延設備
JPH06335720A (ja) 連続圧延機の板厚制御方法
JPH0569019A (ja) 伸び率制御方法及び装置
JPH02235509A (ja) 冷間圧延機の形状制御方法および装置
JP2680252B2 (ja) 多段圧延機の形状制御方法
JPH05146811A (ja) 熱間連続仕上圧延機のルーパレス圧延方法