JPH0224538Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0224538Y2
JPH0224538Y2 JP1987160952U JP16095287U JPH0224538Y2 JP H0224538 Y2 JPH0224538 Y2 JP H0224538Y2 JP 1987160952 U JP1987160952 U JP 1987160952U JP 16095287 U JP16095287 U JP 16095287U JP H0224538 Y2 JPH0224538 Y2 JP H0224538Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
molten metal
furnace
electromagnetic pump
pouring
hot water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1987160952U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0168156U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1987160952U priority Critical patent/JPH0224538Y2/ja
Publication of JPH0168156U publication Critical patent/JPH0168156U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0224538Y2 publication Critical patent/JPH0224538Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Continuous Casting (AREA)
  • Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、金属溶湯用注湯装置に関し、特に
は外置型の電磁ポンプの注湯装置の改良に関す
る。
(従来の技術) 例えばアルミニウムや、亜鉛、鉄、鉛等の金属
溶湯を炉外へ注湯する電磁ポンプ装置として、注
湯の際に炉内の溶湯に直接浸漬して用いる浸漬型
と、炉外に設置する外置型とがある。このうち後
者の外置型については、その電磁ポンプを極めて
高温度にある金属溶湯に常時さらすことがないよ
うに、該電磁ポンプを炉内の金属溶湯面より高い
位置に設置し、注湯の際には送湯管内の溶湯を電
磁ポンプコイル部の磁界内まで引き上げて用いて
いる。
従来の外置型注湯装置30は、第4図に図示し
たように、炉Fに送湯管31を設け、該送湯管3
1が炉内の金属溶湯面Sより高い位置に設置され
た電磁ポンプ35のコイル部36内を通過するよ
うに構成されていて、ポンプの作動時以外には溶
湯Sが前記電磁ポンプ35内の送湯管31内に充
満しないようになつている。
そして、この装置においては、炉Fの開口部F
1に密閉のための蓋体37が設けられ、該蓋体に
エアーブロー装置38が接続されていて、注湯の
際には炉Fの内部にエアーを吹き込み加圧するこ
とによつて、送湯管31内の溶湯S1を押し上げ
電磁ポンプコイル部36の磁界内まで充填するよ
うになつていた。
しかしながら、この従来の外置型注湯装置にあ
つては、上に述べたように炉の開口部を密閉する
ための大型の蓋体を要するばかりか、その密閉の
ための特別な構成を必要としていた。また、炉の
構造形式によつては、密閉性の蓋体を設けること
ができないものもあつた。
(考案が解決しようとする課題) この考案は上述の状況に鑑みて提案されたもの
であつて、その目的とするところは、外置型の注
湯装置において注湯時に送湯管内の溶湯を電磁ポ
ンプコイル部の磁界内まで充填させるに際して、
従来のように炉に大型の蓋体を設け密閉するなど
という炉側の設備加工を一切不要とし、どのよう
な構造形式の炉であつても対応できる注湯装置の
新規な構造を提供することにある。また、この考
案は、あわせてコンパクトでかつ簡便な構造で、
しかも従来設備に対してもそのまま適用できる注
湯装置を提供することにある。
(課題を解決するための手段) すなわち、この考案の金属溶湯用注湯装置は、
炉外に送湯管を設け、該送湯管が炉内の金属溶湯
面より高い位置に設置された電磁ポンプのコイル
部内を通過するように構成された注湯装置におい
て、前記電磁ポンプのコイル部上部の送湯管に溶
湯送出口を開閉するシリンダピストンを有するシ
リンダ装置を設けるとともに、前記シリンダピス
トンに真空ポンプに接続された真空吸引部を設け
て、注湯開始時には送湯管の溶湯送出口を閉鎖し
て電磁ポンプコイル部の磁界内まで溶湯を真空吸
引するようにしたことを特徴とするものである。
(実施例) 以下この考案の実施例を図面に従つて説明する
と、第1図はこの考案の一実施例を示す金属溶湯
用注湯装置の断面図、第2図は溶湯を真空吸引す
る注湯開始時の状態を示す要部断面図、第3図は
同じく注湯状態を示す要部断面図である。
第1図に図示したように、この外置型の金属溶
湯用注湯装置10は炉F外に送湯管11を設け、
該送湯管11が炉内の金属溶湯面Sより高い位置
に設置された電磁ポンプ18のコイル部19を通
過するように構成されている。図の送湯管11に
関する符号12は炉側の溶湯流入口、13はその
フイルタ、14は溶湯送出口、15は溶湯案内部
を表わす。
この考案の注湯装置にあつては、電磁ポンプ1
8のコイル部19上部の送湯管11Aに、溶湯送
出口14を開閉するシリンダピストン22を有す
るシリンダ装置20が設られ、このシリンダピス
トン22には真空ポンプ21に接続された真空吸
引部23が設けられていて、注湯開始時には送湯
管11の溶湯送出口を閉鎖して溶湯S1を電磁ポ
ンコイル部19の磁界内まで真空吸引するように
構成されている。
実施例においては、図示したように、シリンダ
装置20は油圧あるいはエアーのシリンダ装置等
よりなる昇降装置24によつて前後動するシリン
ダピストン22を有していて、該シリンダピスト
ン22の往復動によつて、送湯管の溶湯送出口1
4が開閉するように構成されている。そして、シ
リンダピストン22にはその前端部より吸気孔部
23が貫設されていて、この孔部は電磁弁25を
介して真空ポンプ21に連接されている。
なお、図の符号27は送湯管11内の溶湯面の
位置を検知するセンサ、28はこの装置全体を自
動コントロールする制御盤部である。
(作動) まず、注湯開始時には、第2図に示したよう
に、シリンダピストン22が下降して送湯管11
の溶湯送出口14より前方に移動して、該溶湯送
出口14が閉鎖される。
真空ポンプ21によりシリンダピストン22の
吸入孔部23から該シリンダピストン22の下部
の送湯管内の空気が排出されると、該部分は負圧
となり、これによつて送湯管11内の溶湯S1は
真空吸引されて電磁ポンプコイル部19の磁界内
まで上昇する。こうして上昇した溶湯S2はこの
位置において、この後通電された電磁ポンプ18
によつて保持されるとともに、真空ポンプ21の
作動が解除される。
注湯時には、第3図に図示したように、まず、
シリンダピストン22を昇降装置24により上昇
させ、送湯管の溶湯送出口14を開放する。そし
て、電磁ポンプ18への印加電圧を変えそのコイ
ル部19の付勢力を増減すれば、所定流量の溶湯
S3が上部送湯管11Aを経てその送出口14よ
り注湯される。
また、注湯を一時停止する場合には、電磁ポン
プ18により溶湯が保持位置S2に保持される。
注湯完了時には電磁ポンプ18への通電の停止
により、溶湯は、第2図の符号S1で表わされる
位置まで下降する。
(効果) 以上図示し説明したようにこの考案は、電磁ポ
ンプのコイル部上部の送湯管に溶湯送出口を開閉
するシリンダピストンを有するシリンダ装置を設
けるとともに、前記シリンダピストンに真空ポン
プに接続された真空吸引部を設けて、注湯開始時
には送湯管の溶湯送出口を閉鎖して電磁ポンプコ
イル部の磁界内までの溶湯を真空吸引するように
したものであるから、従来のように炉に大型の蓋
体を設け密閉するなどの炉側の特別な設備加工が
一切不要となつた。したがつて送湯管を有する注
湯装置であればいかなる構造形式の炉に対しても
対応することができる。また、この考案によれば
コンパクトでかつ簡便な構造で溶湯を電磁ポンプ
コイル部の磁界内まで上昇させることができ、さ
らに従来設備に対してそのまま適用することがで
きるというすぐれた利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す金属溶湯用
注湯装置の断面図、第2図は溶湯を真空吸引する
注湯開始時の状態を示す要部断面図、第3図は同
じく注湯状態を示す要部断面図、第4図は従来の
金属溶湯用注湯装置の断面図である。 10……金属溶湯用注湯装置、11……送湯
管、18……電磁ポンプ、19……コイル部、2
0……シリンダ装置、21……真空ポンプ、22
……シリンダピストン、23……吸引孔部、F…
…炉、S……炉内の金属溶湯面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 炉外に送湯管を設け、該送湯管が炉内の金属溶
    湯面より高い位置に設置された電磁ポンプのコイ
    ル部内を通過するように構成された注湯装置にお
    いて、 前記電磁ポンプのコイル部上部の送湯管に溶湯
    送出口を開閉するシリンダピストンを有するシリ
    ンダ装置を設けるとともに、前記シリンダピスト
    ンに真空ポンプに接続された真空吸引部を設け
    て、注湯開始時には送湯管の溶湯送出口を閉鎖し
    て電磁ポンプコイル部の磁界内まで溶湯を真空吸
    引するようにしたことを特徴とする金属溶湯用注
    湯装置。
JP1987160952U 1987-10-20 1987-10-20 Expired JPH0224538Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987160952U JPH0224538Y2 (ja) 1987-10-20 1987-10-20

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987160952U JPH0224538Y2 (ja) 1987-10-20 1987-10-20

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0168156U JPH0168156U (ja) 1989-05-02
JPH0224538Y2 true JPH0224538Y2 (ja) 1990-07-05

Family

ID=31443470

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987160952U Expired JPH0224538Y2 (ja) 1987-10-20 1987-10-20

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0224538Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007069255A (ja) * 2005-09-08 2007-03-22 Denso Corp 溶湯供給装置、及び溶湯供給方法
JP5772683B2 (ja) * 2012-03-30 2015-09-02 トヨタ自動車株式会社 鋳造方法及び鋳造装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5829187A (ja) * 1981-08-14 1983-02-21 Nec Corp キヤツシユメモリ制御装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5829187A (ja) * 1981-08-14 1983-02-21 Nec Corp キヤツシユメモリ制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0168156U (ja) 1989-05-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0224538Y2 (ja)
ES357581A1 (es) Procedimiento para la puesta en marcha y mantenimiento de alimentacion de metal a un molde para la colada continua y aparato para su realizacion.
CN106435561B (zh) 一种用于金属铸件表面处理的钝化组件
JP4267093B2 (ja) 溶融金属汲出し装置
JP2000197960A (ja) 鋳造方法およびこの方法のための鋳型
US6540008B1 (en) Molten metal injector system and method
JPH0729073B2 (ja) スプレー媒体の自動的な調量のためのスプレー箱
JPH0471767A (ja) 湯漏れ検出装置付き減圧鋳造機
JPS63219559A (ja) ドロス除去装置
US3921859A (en) Siphon for molten metals with suction actuator
JP3321434B2 (ja) オイルチェンジャー
US6578620B1 (en) Filtering molten metal injector system and method
JPH0642986B2 (ja) 金属溶湯用給湯ポンプ
JPS5829187B2 (ja) 溶湯の取出装置
CN220874397U (zh) 一种浸入式液体金属电磁泵及保温炉
JP2537183Y2 (ja) 鋳造機の射出シリンダ
JP3008725B2 (ja) 鋳造装置
JPH0353791Y2 (ja)
JP3074498B2 (ja) 金属溶湯の保持炉
JPH0310118Y2 (ja)
JPH039880Y2 (ja)
JPH0744377Y2 (ja) 加圧注湯炉
JP2002336947A (ja) 軽金属自動給湯装置
JPS6141485Y2 (ja)
JPS5776375A (en) Countermeasure apparatus for gas leakage