JPS63219559A

JPS63219559A - ドロス除去装置

Info

Publication number: JPS63219559A
Application number: JP5375287A
Authority: JP
Inventors: Tetsuo Momose; 哲夫百瀬; Toshiaki Hashizume; 俊明橋爪
Original assignee: Kubota Corp
Current assignee: Kubota Corp
Priority date: 1987-03-09
Filing date: 1987-03-09
Publication date: 1988-09-13

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明はドロス除去装置に関する。

従来の技術従来、鋼板に耐食性をもたせるために鋼板の表面を亜鉛
等で被覆するものとして溶融金属被覆がある。これは、
たとえば、第４図に示すように。

溶湯ｌ中に一端を開口されたスナウト２を設け、このス
ナウト２の内部を窒素ガス等の環元雰囲気で満たし、一
定温度に加熱された鋼板８をスナウト２に挿通すること
によって酸化を防止しながら溶湯１中に挿入浸漬するも
のである。尚、鋼板８を加熱する目的は、鋼板８の表面
を被覆して形成される保護層と鋼板８との境界に、鋼板
８の鉄と保護層の金属とによる合金層の形成を促進する
ことにある。この合金層は保護層と鋼板３とを接合させ
るものとして作用し、この合金層が介在されない時には
保護層がはく離しやすいものとなる。

そして、前述した構成においては、鋼板８の挿入浸漬が
進行するにつれて溶湯ｌ中にドロスが生じる。たとえば
亜鉛浴めにおいては、ドロスとしてトップドロス（Ｚｎ
Ｏ）　、浮きドロス（ＦｅｚＡＪｓ）　＊ボトムドロス
（ＦｅＺｎｙ）が生じる。トップドロスおよび浮きドロ
スは溶湯面上に浮遊し、ボトムドロスは溶湯中に沈降す
る。しかし、このトップドロスおよび浮きドロスよりな
る浮遊ドロス４がスナウト２内の溶湯面上に浮遊すると
、鋼板８に粒子として付着し１品質低下の原因となるの
で、スナウトｚ内の溶湯面上から浮遊ドロス４を適時に
除去しなければならない。しかし、＃ｌ板８を挿入浸漬
する工程中においては、スナウト２の内部を常に環元雰
囲気に保たねばならず、スナウト２を外気に解放して浮
遊ドロス４を除去することは出来ないものであった。こ
のために、従来はスナウトｚ内の溶湯面上に浮遊する浮
遊ドロス４を柄杓５等によりスナウト２の外部に掻き出
していた。

発明が解決しようとする問題点しかし、上記したような、柄杓６等により浮遊ドロス４
を掻き出す作業は、スナウト２の内部を目視することが
出来ないことから、浮遊ドロス４の排除が不確実で作業
性の悪いものとなり問題点とされていた。

本発明は上記問題点を解決するものであり、スナウト内
の浮遊ドロスを確実に排除するドロス除去装置を提供す
ることを目的とする。

問題点を解決するための手段上記問題点を解決するため１本発明は、溶湯中に開口す
るスナウトと、真空吸引装置に連通ずる真空室と、この
真空室の下部に設けられる開閉弁と、一端が前記スナウ
ト内の溶湯面昏こ対応して開口するとともに他端が前記
真空室に逆止弁を介して連通ずる吸引管とを備えた構成
としたものである。

作用上記構成において、ｒＪＤ閉弁を閉成して真空吸引装置
により真空室内をスナウト内よりも低い圧力に減圧する
。そして、この真空室内とスナウト内の圧力差によって
、スナウト内の溶湯面上の浮遊ドロスを吸引管内に静圧
吸引する。この吸引管内に吸込まれた浮遊ドロスは真空
室内に流入して貯留される。そして、吸引終了後に、開
閉弁を開成して浮遊ドロスを排出する。この時、逆止弁
が作用して浮遊ドロスのスナウト側への流入を阻止する
。

実施例以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。第
１図〜第３図において、スナウ）１１は下端を亜鉛の溶
湯１２中に開口させて配置されている。

このスナウ）１１の内部には、窒素ガス等の環元雰囲気
が満たされるとともに、被覆対象の鋼板１８が溶湯１２
中に向けて挿通されている。また・スナウ）１１の内壁
に沿って鋼板１８の周囲に、吸引管１４の吸引口部１５
が環状に配置されている。この吸引口部１５は溶湯面に
対応して開口されており、吸引口部１５の内周側の開口
縁部１６には波形状の切欠き部１７が形成されている。

そして、吸引管１４は、真空室１８の底部に設けた噴入
口１９に連結されている。

この噴入口１９の真空室１８内側にはボール弁体２０が
配置されるとともに、ボール弁体２０を一定範囲で上下
動可能に保持する押枠２１が設けられており。

また押枠２１は内外にわたって連通ずる形状に形成され
ている。そして、このポール弁体２０と押枠２１とによ
って逆止弁が形成されている。真空室１８の底部には排
出口２２が形成されるとともに排出口２２を開閉する弁
体２８が配置されており、この弁体２８は真空室１８を
上下に貫通する支軸２４を介して、真空室１８の上部外
側に設けたシリンダ装置２６に支承されている。また真
空室１８の上部外側には、真空吸引装置であるエゼクタ
２６が真空室１８内に連通して設けられている。そして
、真空室１８の一側薇こ囲枠２７が配置されており、こ
の囲枠２７は上部を大気中で開口されるとともに下部を
溶湯１２中で開口されている。また、囲枠２丁は真空室
１８の排出口２ｚを囲枠２７の内側に位置させて真空室
１８に固設されている。

以下、上記構成における作用について説明する。

まず、一定温度に加熱された鋼板１８はスナウ）１１内
を挿通し、スナウ）１１内の環元雰囲気により液化を防
止されながら溶湯１２中に挿入浸漬されて。

亜鉛被覆される。そして、鋼板１８の挿入浸漬にともな
って溶湯１２中にはトップドロス（ＺｎＯ）　、および
浮きドロス（Ｆｅ、Ａ＃、）からなる浮遊ドロス２Ｂが
生じて溶湯面上に浮遊する。そして、浮遊ドロス２８の
一部はスナウ）１１内の溶湯面上に浮遊する。このスナ
ウ）１１内の浮遊ドロア２８を周期的に除去する手順を
説明する。まず、シリンダ族＠２５により弁体２８を引
き上げて排出口２２を閉成するとともに、エゼクタ２６
による吸引によって真空室１８内の圧力をスナウト１１
内の圧力（約１００ｍＡｑ）以下にする。

そして、真空室１８内とスナウ）１１内の圧力差によツ
テ、スナウ）１１内の溶湯面上に浮遊してくる浮遊ドロ
スｚ８を吸引口部１５の開口より吸引管１４内に静圧吸
引してスナウ）１１円から除去する。この時。

吸引口部１５の開口縁部１６に形成された波形状の切欠
き部１７が溶湯面レベルおよび浮遊ドロス２８のレベル
の変動−こ対応し、吸引口部１６内に流入する浮遊ドロ
ア２８の流れを均一となし、溶湯面上の浮遊ドロス２８
が効率よく、かつ確実に吸引除去される。

そして、吸引管１４内に吸込まれた浮遊ドロア２８は噴
入口１９から真空室１８円にポール弁体２０を押上げな
がら噴入して貯留される。次に、一定時間の吸引後、エ
ゼクタ２６による吸引を停止させて浮遊ドロス２８の静
圧吸引を終了する。そして、シリンタ装＠２６により弁
体２８を押下げて排出口２２を開成し、真空室１８の浮
遊ドロス２８を囲枠２７内に排出する。

この排出は作動を停止され１こエゼクタ２６から真空室
１８内に大気を流入させ、真空室１８内に貯留された浮
遊ドロス２８の水頭圧によってなされる。また。

この時ボール弁体２０が噴入口１９を閉塞するので浮遊
ドロア２８のスナウト１１への逆流が防止される。

そして、囲枠２７内に排出された浮遊ドロス２８が囲枠
２７に囲まれた溶湯面上に浮遊するとともにスナウ）１
１内の浮遊ドロス２８を吸引する際に、同時に吸引され
た余分な溶湯１２が溶湯中に戻される。そして、囲枠２
７内の溶湯面上に浮遊する浮遊ドロス２８だけが柄杓あ
るいは別途に設けられるサクションヘッド等の吸引装置
によって除去される。

発明の効果以上述べたごと（本発明によれば、スナウト内の溶湯面
上に浮遊する浮遊ドロスを効率よく、かつ確実に吸引除
去出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す全体構成図、第２図は
第１図のａ−ａ矢視図、第８図は第２図のｂ−ｂ矢視図
、第４図は従来の除去作業を示す図である。１１・・・スナウト％１２・・・溶湯、１８・・・鋼板
、１４・・・吸引管、１６・・・吸引口部、１８−・・
真空室、　２０・・・ボール弁体。２１・・・弁Ｈ，ｚｚ−・・排出口、２８・・・弁体％
２６・・・エゼクタ。２）・・・囲枠、２８・・・浮遊ドロス。第１図第２図第３図

Claims

【特許請求の範囲】

１、溶湯中に開口するスナウトと、真空吸引装置に連通
する真空室と、この真空室の下部に設けられる開閉弁と
、一端が前記スナウト内の溶湯面に対応して開口すると
ともに他端が前記真空室に逆止弁を介して連通する吸引
管とを備えたことを特徴とするドロス除去装置。