JPH0224512B2 - - Google Patents

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JPH0224512B2
JPH0224512B2 JP59502455A JP50245584A JPH0224512B2 JP H0224512 B2 JPH0224512 B2 JP H0224512B2 JP 59502455 A JP59502455 A JP 59502455A JP 50245584 A JP50245584 A JP 50245584A JP H0224512 B2 JPH0224512 B2 JP H0224512B2
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JP
Japan
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wax
beverage
water
salt
edible
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JP59502455A
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JPS60501538A (ja
Inventor
Arubaato Josefu Junia Kuryuugaa
Jon Kenesu Jonson
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Coca Cola Co
Original Assignee
Coca Cola Co
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Publication date
Application filed by Coca Cola Co filed Critical Coca Cola Co
Publication of JPS60501538A publication Critical patent/JPS60501538A/ja
Publication of JPH0224512B2 publication Critical patent/JPH0224512B2/ja
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23LFOODS, FOODSTUFFS, OR NON-ALCOHOLIC BEVERAGES, NOT COVERED BY SUBCLASSES A21D OR A23B-A23J; THEIR PREPARATION OR TREATMENT, e.g. COOKING, MODIFICATION OF NUTRITIVE QUALITIES, PHYSICAL TREATMENT; PRESERVATION OF FOODS OR FOODSTUFFS, IN GENERAL
    • A23L2/00Non-alcoholic beverages; Dry compositions or concentrates therefor; Their preparation
    • A23L2/52Adding ingredients
    • A23L2/62Clouding agents; Agents to improve the cloud-stability

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  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Nutrition Science (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Non-Alcoholic Beverages (AREA)
  • Tea And Coffee (AREA)

Description

請求の範囲 1 水、水溶性ガム、2〜6個の炭素の多価アル
コール及び食用に適する塩から成る乳濁液基剤中
に微細なカルナウバ蝋粒子を含有して成り、この
蝋粒子の粒径が12.5m2/cm3乃至15.0m2/cm3の界面
面積によつて特徴づけられ、蝋の塩に対する重量
比が約1:2乃至2:3であり、そして蝋のアル
コールに対する重量比が約1:4乃至1:3であ
る、食用に適する飲料曇り剤。 2 塩はアルカリ金属塩であり且つ多価アルコー
ルはプロピレングリコール、ソルビトール、グリ
セリン及びそれらの組み合わせから成る群から選
択される請求の範囲第1項記載の食用に適する飲
料曇り剤。 3 塩は塩化ナトリウムであり且つ多価アルコー
ルはグリセリンである請求の範囲第1項記載の食
用に適する飲料曇り剤。 4 カルナウバ蝋が精製したエレミガム及び精油
蒸留物から成る群の中の少なくとも一つとブレン
ドされている請求の範囲第1項記載の食用に適す
る飲料曇り剤。 5 乳濁液基剤は防腐剤をさらに含有する請求の
範囲第1項又は第4項記載の食用に適する飲料曇
り剤。 6 精製蒸留物は天然オレンジ油蒸留物である請
求の範囲第4項記載の食用に適する飲料曇り剤。 7 防腐剤は安息香酸ナトリウムである請求の範
囲第5項記載の食用に適する飲料曇り剤。 8 水溶性ガムはアカシアガムである請求の範囲
第4項記載の食用に適する飲料曇り剤。 9 以下の成分:
【表】
【表】 から成る請求の範囲第1項記載の食用に適する飲
料曇り剤。 10 以下の成分:
【表】 から成る請求の範囲第1項記載の食用に適する飲
料曇り剤。 11 乾燥されて約5%以下の含水量を有する乾
燥混合物に形成せしめられている請求の範囲第1
項記載の曇り剤。 12 水、水溶性ガム、2〜6個の炭素の多価ア
ルコール及び食用に適する塩の均一溶液をカルナ
ウバ蝋を溶融させるに十分な温度に加熱し、カル
ナウバ蝋をかきまぜ入れて溶融するに至らしめ、
そして12.5m2/cm3乃至15.0m2/cm3の蝋界面面積を
有する乳濁液を生ぜしめることができる手段によ
つて全混合物を最後に乳化させる段階から成るこ
とを特徴とする飲料曇り剤の製造方法。 13 水、水溶性ガム、2〜6個の炭素の多価ア
ルコール及び食用に適する塩の均一溶液を約95〜
100℃の温度に加熱し、カルナウバ蝋をかきまぜ
入れて溶融するに至らしめ、そして約95〜100℃
の温度に保持され且つ約3000〜7500psiの全圧力
を有する加熱外とう付き、2段階加圧ホモジナイ
ザー中で、全混合物を最後に均質化する請求の範
囲第12項記載の方法。 14 蝋の塩に対する重量比は約1:2乃至2:
3であり且つ蝋のアルコールに対する重量比は約
1:4乃至1:3である請求の範囲第13項記載
の方法。 15 他の成分と混合する以前に、カルナウバ蝋
が精油蒸留物及び精製エレミガムから成る群から
選ばれる少なくとも一つの化合物とブレンドされ
る請求の範囲第13項記載の方法。 16 水、水溶性ガム、2〜6個の炭素の多価ア
ルコール及び食用に適する塩から成る乳濁液基剤
中に微細なカルナウバ蝋粒子を含有して成り、こ
の蝋粒子の粒径が12.5m2/cm3乃至15.0m2/cm3の界
面面積によつて特徴づけられ、蝋の塩に対する重
量比が約1:2乃至2:3であり、そして蝋のア
ルコールに対する重量比が約1:4乃至1:3で
ある、食用に適する飲料曇り剤及びフレーバー付
けされたシロツプから成る飲料シロツプ。 17 水、水溶性ガム、2〜6個の炭素の多価ア
ルコール及び食用に適する塩から成る乳濁液基剤
中に微細なカルナウバ蝋粒子を含有して成り、こ
の蝋粒子の粒径が12.5m2/cm3乃至15.0m2/cm3の界
面面積よつて特徴づけられ、蝋の塩に対する重量
比が約1:2乃至2:3であり、そして蝋のアル
コールに対する重量比が約1:4乃至1:3であ
る、食用に適する飲料曇り剤及びフレーバー付け
されたシロツプから成る飲料シロツプ並びに蒸留
水又は炭酸水から成る曇つた飲料。 18 上記食用に適する飲料曇り剤が飲料の全重
量の約0.05〜0.20重量パーセントを占め且つ該飲
料が少なくとも3ケ月にわたつてリングの形成に
対して安定である請求の範囲第17項記載の曇つ
た飲料。 19 水、水溶性ガム、2〜6個の炭素の多価ア
ルコール及び食用に適する塩から成る乳濁液基剤
中に微細なカルナウバ蝋粒子を含有して成り、こ
の蝋粒子の粒径が12.5m2/cm3乃至15.0m2/cm3の界
面面積によつて特徴づけられ、蝋の塩に対する重
量比が約1:2乃至2:3であり、そして蝋のア
ルコールに対する重量比が約1:4乃至1:3で
ある、食用に適する飲料曇り剤を乾燥して約5%
以下の含水量を有する乾燥混合物を形成せしめて
製造した乾燥飲料粉末。 20 固体の食用に適する酸、乾燥色素及び/又
は甘味剤とさらに混合する請求の範囲第19項記
載の乾燥飲料粉末。 技術分野 本発明は飲料中で使用するための食用に適する
安定な曇り剤(clounding agent)に関するもの
である。さらに特定的には、本発明は飲料中で使
用するための安定な曇り剤に関するものである。
さらに特定的には、本発明は水溶性ガム、カルナ
ウバ蝋、2〜6炭素の多価アルコール及び食用に
適する塩から成る安定な曇り剤に関するものであ
る。 背景技術 絞りたてのあらゆる柑橘類のジユースを包含す
る、多くの天然ジユースは特有の濁り又は“曇
り”を有している。天然ジユースを加工する場合
にこの曇りを維持すること、及び配合飲料を製造
する場合にはそれを模倣することが望ましい。 天然の柑橘類のジユースにおいては、“曇り”
は柑橘類の組織及び細胞内容物の微細な、懸濁し
た又はコロイド状粒子によつて与えられる。しか
しながら、配合飲料においては、天然の曇りを模
倣するために各種の“曇り剤”が用いられてい
る。たとえば、公知の−曇り剤は、1.00g/mlよ
りも大きな比重の臭素化した油と、たとえば約
0.85の比重を有する柑橘類の油のような、低密度
の香油又は植物油との組み合わせに基づいてい
る;シモン(Simon)にかかる1967年11月21日公
告の米国特許第3353961号参照。このような油の
ブレンド物は、それを懸濁させるべき飲料の比重
に近い比重を有するように“釣合わす。”(1例と
して、砂糖で甘くした飲料は約1.03〜1.06の好適
比重を有しているのに対して栄養飲料は約1.0の
比重を有している)。 たとえば柑橘類の油のような比較的低密度の香
油と高密度の臭素化油を釣合わすことによつて、
高度に不溶性の柑橘類の油が当該配合飲料の表面
に浮遊して“リング”を形成するのを防止するこ
とができる。それどころか水溶液中における釣合
わした油の分散物は、望ましい曇つた外観を有し
ている。 しかしながら、臭素化した植物油は、この場合
に最終配合飲料の15ppmを占めるに過ぎない。こ
の量は効果的な曇り剤の調製に対して従来用いら
れた濃度の約10%である。その結果として、臭素
化植物油の曇り剤としての効果は、この場合に比
較的小さい。 臭素化植物油の代わりとして、飲料工業は一般
にアビエチン酸グリセリンすなわち“エステルガ
ム”を使用しているが、これはやはり1.00g/ml
を越える密度を有するF.D.A.認可の油溶性物質
である;フエルトン及びカツプに対する1976年5
月25日公告の米国特許第3959510号参照。アビエ
チン酸グリセリンは臭素化植物油と同様に適切な
曇り剤の調製のために有効に使用することができ
るけれども、これは好ましくない点を有してい
る。その比重は臭素化植物油の約1.30に対比して
1.08であるから、臭素化油の使用によつて達成さ
れるものと同程度の釣合いを達成するためには約
3倍程度の多量のエステルガムを必要とする。あ
まり多量のエステルガムを用いると、仕上がつた
飲料の味がしばしば望ましくない苦さを有するお
それがある。もう一つの問題は、グリセリンとア
ビエチン酸は共に自然物であるけれども、エステ
ルガムはアビエチン酸から合成的に製造するもの
であり、それが自然として表示することを製造者
が欲する飲料におけるその使用を妨げるという事
実から生じる。 配合飲料において使用するために望ましい曇り
剤は、上記の公知の曇り剤に伴なう問題を回避す
ると共に、その他の種々の利点を有するものであ
る。特に、このような曇り剤は無毒であり、最終
飲料に対してほとんど又は全く味を付与すること
がなく、且つリングを形成しない、曇つた飲料の
製造に効果的なものである。このような望ましい
曇り剤に対しては、十分な期間にわたつて、特に
少なくとも3ケ月は、リングを生じない最終的な
曇つた飲料を与えるべき能力もまた重要なことで
ある。 本発明の開示 本発明の曇り剤はカルナウバ蝋、水溶性ガム、
2〜6炭素の多価アルコール、水及び食用に適す
る無機塩の微細な粒子から成る乳化組成物であ
る。たとえば橙皮油のような食料に適する精油蒸
留物及びたとえばエレミのような追加の樹脂を混
入することもできる。本発明の重要な特色はカル
ナウバ蝋粒子の粒径分布、並びに蝋とアルコール
及び蝋と塩の重量化を包含する。これらの特色が
結び付いて、最終的な飲料の曇りの少なくとも3
ケ月の期間にわたるリング形成のない安定性を生
じさせる。 クールター計数器によつて測定した場合の蝋の
粒径を本明細書においては比界面面積によつて表
わすが、これは分散相1立方センチメートル当り
の油/水界面の平方メートル単位での測定面積で
ある。界面面積が増大するにつれて、粒径は低下
する。一般に、蝋の粒径は、界面面積として12.5
m2/cm3乃至15.0m2/cm3、好ましくは13.0〜13.6
m2/cm3の範囲である。 蝋の塩に対する重量比は一般に約1:2乃至
2:3であり、2:3が好適である。カルナウバ
蝋のアルコールに対する重量比は一般に1:4乃
至1:3であつて、1:4が好適である。 カルナウバ蝋は曇り剤の重量で5.0〜8.0、好ま
しくは約6.0パーセントを占める。水溶性ガムは
通常は乳化した曇り剤の重量で約15.0〜30.0、好
ましくは18.0〜22.0パーセントを占める。アルコ
ールは一般に乳濁液の重量で約20.0〜24.0、好ま
しくは約9.0パーセントを占める。塩は一般に乳
濁液の重量で約20〜24.0、好ましくは約22.0パー
セントを占める。精油蒸留物を用いる場合には、
それは乳濁液の重量で約3.0に至るまで、好まし
くは約1.0〜2.0パーセントを占めることができ
る。また精製したエレミガムを用いる場合には、
該乳濁液の重量で約6.0に至るまで、好ましくは
約4.0パーセントに至るまでとすることができる。 水溶性のガムはアラビアゴムであることとが好
ましい。他のガム及び適当なハイドロコロイドを
用いることもできる。好適な食用塩は塩化ナトリ
ウムである。その他の適当な塩は塩化カリウムで
ある。 多価アルコールは2〜6炭素の鎖長、あるいは
また360までの分子量を有していなければならな
い。好適なアルコールはグリセリンであるが、そ
の他の適当なアルコールはプロピレングリコール
及びソルビトールを包含する。 本明細書中に開示する曇り剤は、蝋を他の成分
の加熱した溶液と混合することによつて調製した
乳濁液である。たとえば精油蒸留物及び/又は精
製したエレミ樹脂のような任意成分を用いる場合
には、それらを先ずカルナウバ蝋と混和する。こ
のようなブレンドを形成させるためには、蝋と任
意的な油蒸留物及び/又はエレミの混合物をカル
ナウバ蝋を溶融させるために十分な温度に加熱す
ることによつて合体する;通常は約85℃の温度で
十分である。次いで蝋又は蝋ブレンド物を水、水
溶性ガム、アルコール及び食用に適する塩の溶液
によつて乳化させる。 乳化工程の遂行のためには、水、水溶性ガム、
アルコール及び食用に適する塩の均一な溶液を調
製し、次いでその溶液を、その中に蝋又は蝋ブレ
ンド物をかきまぜ入れるときにその溶融を生じさ
せるために十分な温度まで加熱する。約95〜100
℃の温度が好適である。 このようにして得た蝋、水、アルコール、ガム
及び塩の混合物を、次いでカルナウバ蝋の粒径が
12.5〜15.0m2/cm3、好ましくは13.0〜13.6m2/cm3
の界面面積によつて特徴付けられる最終乳濁液を
生ぜしめることができる任意の通常の手段によつ
て乳化させる。好適な乳化方法は、約92〜100℃
の温度と3000〜7500psi、好ましくは4500〜
6000psiの全圧力に保つた、通常の加熱外とうを
設けた、2段階加圧ホモジナイザーの使用を包含
する。 このようにして取得した乳化させた曇り剤は飲
料工業の技術分野で公知の多くの方法で使用する
ことができる。曇り剤を水中糖シロツプ及びその
他の常用成分と混合することによつて飲料シロツ
プを調製することは、その1例である。 次いでこのような飲料シロツプを蒸留水又は炭
酸水の添加によつて最終的な曇つた飲料に転化さ
せることができる。この最終的な曇つた飲料は少
なくとも3ケ月にわたつてリングの生成又は沈降
に対して安定である。 本発明の遂行のための最良の方法 本発明の曇り剤は公知の曇り剤と比較して多く
の利点を提供する。たとえば、これはそれを入れ
た最終飲料に対してほとんど又は全く味を付与し
ない。その上、添加する全成分が自然の産物で且
つ無毒である。 本発明の曇り剤は蒸留水飲料又は炭酸水飲料の
調製において使用することを目的とする。 本発明に従つて調製した曇り剤は部分的にカル
ナウバ蝋から成つている。他の食用に適する蝋、
たとえばカンデラ蝋及び蜜蝋はカルナウバ蝋と同
様な具合には働らかない。カルナウバ蝋は約
0.995の比重と約82〜86℃の融点を有する天然の
無毒の蝋である。2種のカルナウバ蝋すなわち
“未処理”及び“精製”、が公知である。両方共に
本発明において同様によく機能する。 カルナウバ蝋は場合によつては、たとえば精油
蒸留物、たとえば橙皮油蒸留物及び/又はたとえ
ば精製した固体エレミガムの如き天然樹脂のよう
な、この分野で公知のいくつかの成分とブレンド
することによつて、0.993g/ml乃至0.987g/ml
の密度を有する蒸留物−蝋−樹脂ブレンドを製造
することができる。エレミを加える場合には、最
終製品に望ましくない味を与える揮発性の油を除
去するために、最初に精製することが好ましい。 本発明において使用することができるエレミガ
ムは、カナリウム料の樹木から得た樹脂から誘導
する。多くの種類のエレミ樹脂が存在するけれど
も、それらはすべてトリテルペン、アミリン
(C30H49OH)、から成ることによつて特徴的であ
つて、それが乳濁液の安定性に寄与するものと考
えられる。エレミ樹脂及びその精製画分は無毒で
ある。 エレミは、たとえば蒸留、抽出、クロマトグラ
フイー及び沈殿のような、多くの通常の手段の何
れかを用いることによつて精製することができ
る。たとえば、それを水蒸気蒸留することがで
き、又は天然エレミガムを重量で1.6部のイソプ
ロピレンアルコールによつて可溶化し、不溶性の
部分を過によつて分離し、最後に液中のアル
コールを蒸発させて1.02g/mlの密度と130〜142
℃の融点を有する精製したエレミを与えることに
よつて精製することができる。 カルナウバ蝋を精製したエレミ及び/又は精油
蒸留物とブレンドする場合には、エレミと蒸留物
のカルナウバ蝋中への溶解を達成するために、蒸
留物−ワツクス−樹脂混合物を約79〜83℃よりも
高く加熱する必要はない。冷却すると、このよう
なブレンドは約68〜75℃の融点を有する固体とな
る。 次いでこの蒸留物−ワツクス−樹脂ブレンド又
は純カルナウバ蝋を水、水溶性ガム、好ましくは
防腐剤、アルコール及び塩による乳化によつて曇
り剤乳濁液に転化させる。塩は一般には塩化ナト
リウムであるが、本発明においてはアルカリ又は
アルカリ土類金属とハロゲン又は硫酸塩の食用無
機塩を用いることができる。アルカリ金属のハロ
ゲン塩、特に塩化ナトリウム及びカリウムが好適
である。 乳濁液は水、ガム、アルコール及び塩の均一溶
液を、カルナウバ蝋又は蝋ブレンド物を加えると
きにそれを溶融させるために十分に高い温度、好
ましくは約95〜100℃に加熱することによつて、
調製する。かくして得た蝋と水、ガム、アルコー
ル及び塩の混合物を次いでカルナウバ蝋の粒径が
12.5〜15.0m2/cm3、好ましくは13.0〜13.6m2/cm3
の界面面積によつて特徴付けられる乳濁液を生じ
させるに足る手段によつて乳化させる。この分野
で公知の乳化方法は単なる撹拌、通気、プロペラ
撹拌、タービン攪拌、コロイドミルの使用、超音
波の使用、及びホモジネーシヨンを包含する。こ
れらの種々の乳化方法についてのいつそう詳細な
記述については、カークーオスマー、エンサイク
ロペジアオブケミカルテクノロジー、900〜930
(第3版、1979年)中のグリフイン“乳濁液”を
参照するとよい。良好な一方法は剪断ホモジナイ
ザーを使用することである。好適な方法は約92〜
100℃(蝋をその溶融状態に保つために十分に高
い)の温度と3000〜7500psig、好ましくは4500〜
6000psigの全圧力に保つた加熱外とうを付した、
2段階加圧ホモジナイザーの使用を包含する。 曇り剤の機能の正確な機構は明らかではないけ
れども、これはそれを懸濁させる飲料の比重に近
い比重を有するブレンド物を与えるための比較的
低密度の油の重質の油又は樹脂による前記の“釣
り合わせ”を利用しているのではない。本発明の
曇り剤の機能は、カルナウバ蝋の微粒子が塩イオ
ン及び/又は水素結合したアルコール分子によつ
て囲まれていることの結果として、水中に懸濁し
ているミセル状の構造を形成させるためのカルナ
ウバ蝋と塩及びアルコールの協力を包含するもの
と考えられる。真のミセルはカルナウバ蝋の微粒
子よりも遥かに小さいけれども、蝋粒子、塩及び
アルコールの協力的な挙動は真のミセルの挙動に
類似しているものと思われる。その上、塩イオン
とアルコールは、単に溶液密度調節剤として機能
するのではなくて、蝋粒子の周りで静電的な効果
を生じるものと思われる。これは、リングの生成
を回避するための曇り剤の能力が、蝋と塩及び蝋
とアルコールの前記の重量比の範囲外では急速に
低下することによる。 このようにして製造した曇り剤乳濁液は多くの
通常の方式で用いることができる。たとえば、こ
れをシロツプ(水中の糖又は水中の人工甘味料の
何れか)及びその他の常用の成分と混合して飲料
シロツプを調製することができ、一方、この飲料
シロツプは蒸留水又は炭酸水の添加によつて最終
的な曇つた飲料に仕上げることができる。最終飲
料中の曇り剤乳濁液について示唆される濃度は、
最終飲料の全重量に基づいて、重量で約0.05〜
0.20%の乳濁液に相当する。このような示唆され
る使用濃度範囲は予想される商品としての望まし
さにのみ関係し、水性の飲料中における乳濁液の
有効濃度に対する制限とみなすべきではない。 たとえば噴霧、冷凍ドラム、又はフオームマツ
ト乾燥のような常法によつて曇り剤乳濁液を乾燥
して、約5%以下の含水量を有する乾燥混合物を
生じさせることもまた可能である。このような乾
燥混合物は、場合によつては、固体の食用に適す
る酸、乾燥色素、及び/又は甘味剤と混合して飲
料粉末とすることもでき、それは水の添加によつ
て最終的な曇つた飲料とすることができる。 本発明の本質は特定実施形態についての以下の
実施例によつてさらに理解することができよう。
他のことわりがない限りは、本明細書中の割合は
すべて、最終曇り剤乳濁液の重量に基づく重量百
分率である。 実施例 1 カルナウバ蝋、塩化ナトリウム、グリセリン、
アラビアゴム曇り剤
【表】 カルナウバ蝋を約79〜83℃の温度で溶融した。
溶融した蝋をその溶融状態に保つために十分な温
度に保ちながら、橙皮油蒸留物を溶融した蝋中に
かきまぜ入れて、それを可溶化した。次いで熱源
を除いて蒸留物−蝋ブレンド物を固化させた。こ
のブレンド物は約68〜75℃の融点を有していた。 最終曇り剤乳濁液は水、防腐剤、塩、グリセリ
ン及びアラビアゴムをいつしよに添加して室温で
撹拌することにより均一溶液を生じさせることに
よつて調製した。この溶液を連続的に撹拌しなが
ら、約95〜100℃の温度に加熱した。この温度を
保ちながら、該溶液中に蒸留物−蝋ブレンド物を
かきまぜ入れてブレンド物を溶融するに至らしめ
ることによつて、曇り剤予備混合物を生じさせ
た。 この予備混合物を次いて約92〜100℃の温度に
保つた通常の加熱外とう付き2段階加圧ホモジナ
イザー中に導入し、それによつて均質化の間に曇
り剤予備混合物を液状とした。全均質化圧力は
6000psiであつた。均質化後に、曇り剤乳濁液を
室温まで冷却した。このようにして得た曇り剤は
25℃で約1.20の比重と13.6m2/cm3の界面面積を有
し、水性の飲料の成分として用いるときに安定な
長く持続する曇りを生じ、且つ著るしい味を付与
することがなかつた。 実施例 2 くえん酸を含有するカルナウバ蝋曇り剤
【表】 カルナウバ蝋と橙皮油蒸留物を実施例1におけ
ると同様にして混合した。次いで同じく実施例1
と同様にして蒸留物−蝋ブレンド物を残りの成分
と合わせて、12.4m2/cm3の界面面積を有し且つ水
性飲料中で用いるときに良好な安定性を示す曇り
剤を生成させた。 実施例 3 本発明の範囲外のカルナウバ蝋曇り剤
【表】 ゴム
【表】 これらの成分を大体において実施例1における
と同様にして混合して乳濁液を形成させたが、し
かしながら均質化の条件は最終乳濁液の界面面積
が本発明の範囲外である11.4m2/cm3に過ぎなくな
るように調節した。この曇り剤は、水性飲料の成
分として用いるときに、長く持続せずに僅か5日
間しか安定でない曇りを与えた。 本発明を特定の実施形態について詳細に説明し
たが、これらの実施形態は例証のためのものであ
るに過ぎず、本発明をそれによつて制限しようと
するものではないということを了解すべきであ
る。この分野における熟達者には容易に理解しう
るように、種々の変更及び修飾がこの説明から明
白であり且つ本発明の精神から逸脱することなし
にそれを実行することができる。かくして、開示
した生成物のこのような変更及び修飾は、本発明
及び以下の特許請求の範囲内にあるものとみなさ
れる。 工業的応用性 本発明の曇り剤は飲料工業の分野で公知の多く
の方法で使用することができる。1例は、前記の
ように、このような曇り剤を水中糖シロツプ及び
その他の通常の成分と混合することによつて飲料
シロツプを調製することである。このような飲料
シロツプは蒸留水又は炭酸水の添加によつて最終
的な曇つた飲料とすることができ、このような曇
つた飲料は少なくとも3ケ月の期間にわたつてリ
ングの生成又は沈降に対して安定である。
JP59502455A 1983-06-15 1984-06-06 カルナウバ蝋に基づく飲料曇り剤 Granted JPS60501538A (ja)

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