JPH0224441Y2 - - Google Patents

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JPH0224441Y2
JPH0224441Y2 JP1983157826U JP15782683U JPH0224441Y2 JP H0224441 Y2 JPH0224441 Y2 JP H0224441Y2 JP 1983157826 U JP1983157826 U JP 1983157826U JP 15782683 U JP15782683 U JP 15782683U JP H0224441 Y2 JPH0224441 Y2 JP H0224441Y2
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yam
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cultivation
growing
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JP1983157826U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、長芋の栽培に使用する長芋栽培補
助具の改良に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、第7図に示すような円筒状の容器5内に
長芋の育成に適した山土等を充填し、この容器5
内で長芋を栽培し、収穫時に長芋を容器5ごと掘
出すようにした栽培器(実公昭48−21314号公報)
が知られている。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記容器5では一個の容器5によつて一本の長
芋しか栽培することができないためにその製造コ
ストが高くつき、しかも埋設および掘出しに便利
なように上記容器5を栽培地に対して千鳥状に一
個ずつ配列しなければならないので手間がかかる
と共に、栽培地の単位面積当りの収穫量も少ない
という欠点がある。また、長芋を変形させること
なく成長させるためには、上記容器5内に山土等
を堅く詰込む必要があるが、上記円筒状の容器5
の上端開口部から山土を押込みつつ充填しなけれ
ばならないため、山土を堅く詰込むためには煩雑
な作業が必要がある。さらに、収穫に際して上記
容器5に形成された長さ方向のスリツト50を端
部から拡開して成長した長芋を取出さなければな
らないため、長芋を取出す際に手を負傷したり、
長芋が折れたりすることがある。また、長期間使
用して容器5の品質が劣化した場合には上記スリ
ツト50を拡開する際に容器5が破損し易いとい
う欠点があつた。
また、実公昭49−20198号公報および実開昭53
−39742号公報に示されるように、樋状つまり半
円弧状に形成された左右一対の育成溝を有する長
芋栽培容器が知られている。この長芋栽培容器
は、第8図に示すように、上記育成溝が半円弧状
に形成されているにすぎず、その空間部が狭いた
めに、山土等の長芋栽培用土壌Aを充分に詰込む
ことができず、長芋の地下茎40が成長した場合
に、地下茎40の上部が栽培用土壌Aからはみだ
し、害虫および細菌等を有する栽培地の畑土Bに
接触するのを防止できないという欠点があつた。
しかも上記の長芋栽培容器では、盛土時の土圧
によつて長芋育成部の底部が偏平化し、これによ
つて長芋の底部も偏平化する等の欠点があつた。
この考案は以上の欠点を解消するためになされ
たものであり、山土等を容易に適正状態で詰込む
ことができるとともに、盛土時の土圧によつて長
芋育成部が変形するのを防止することができ、か
つ手を負傷したり、長芋が折れたりすることなく
簡単に成長した長芋を取出すことができ、しかも
一つの栽培補助具によつて二本の長芋を良好に栽
培することができる長芋栽培補助具を提供するも
のである。
〔課題を解決する手段〕
本考案は、所定長さの長芋育成部と、その長さ
方向に連続形成された長芋導入部とを具備し、上
記長芋育成部は先端部が内方に向けて傾斜する左
右一対の側壁と、その基端部間に連成された底壁
とからなり、上記側壁の先端部間には長さ方向全
長に亘る所定幅の開口部が形成され、かつ上記底
壁には外方に向けて突出する円弧状部が左右一対
形成されると共に、その間には上記円弧状部より
も小さな曲率半径を有する円弧状の区画部が内方
に向けて若干突出して形成され、上記長芋導入部
は長芋育成部の底壁に連成された底壁と、上記長
芋育成部の側壁に連成された側壁とにより構成さ
れ、かつこの長芋導入部の側壁の先端部が外方に
向けて傾斜しているものである。
〔作用〕
上記構成の本考案によれば、長芋導入部から長
芋育成部内に導入された長芋が、区画部によつて
区画された左右一対の円弧状部に沿つて成長する
ことになる。そして上記円弧状部の側端部から上
方に伸びる左右一対の側壁により、土壌の充填時
に畑土が内部に混入するのを防止することができ
ると共に、長芋の掘出し時に鍬等の先端部が長芋
成長部内に食込むのを防止することができる。ま
た、上記円弧状部間に形成された区画部が盛土時
の土圧に対する補強部となつて長芋育成部の変形
が防止されることとなる。
〔実施例〕
1図において、1は所定長さ(例えば1.5m)
の長芋育成部、2はその長さ方向に連続形成され
た長芋導入部である。上記長芋育成部1は、第2
図に示すように、先端部が内方に向けて傾斜した
左右一対の側壁10,10と、この側壁10,1
0の基端部間に連成された底壁11とからなり、
上記側壁10,10の先端部間には成長した長芋
を取出すのに充分な幅を有する開口部15が長さ
方向全長に亘つて形成されている。また、上記底
壁11には外方に向けて突出する円弧状部12,
12が左右一対形成されると共に、その間にはこ
の円弧状部12よりも小さい曲率半径を有する区
画部13が内方に向けて若干突出して形成されて
いる。
また、上記長芋導入部2は、第3図に示すよう
に上記長芋育成部1の底壁11に連成された略同
一形状の底壁21と、先端部が外方に向けて傾斜
した左右一対の側壁20,20とからなり、この
側壁20,20は連結壁24,24を介して上記
長芋育成部1の側壁10,10にそれぞれ連成さ
れている。
なお、成形に際して均一断面形状の長芋育成部
1を長尺に形成し、これを所定長さに切断した
後、その一端部の側壁10,10をそれぞれ拡開
変形させて外方に向けて傾斜させるようにすれば
簡単に長芋導入部2を形成でき、成形が容易であ
る。
また、図例では上記側壁10,10を所定の曲
率で湾曲させることにより、この側壁10,10
の略全体を次第に内方に向けて傾斜させるように
構成しているが、上記側壁10,10の先端部を
除く部分を略鉛直に起立させ、先端部のみを少し
内向きに傾斜させるようにしてもよい。また、持
ち運び等に際して手が傷付けられるのを防止する
ために、側壁10,10;20,20の先端部に
丸みを持たせておく等の手段で角張りを取つてお
くことが望ましい。
以上のように構成された長芋栽培補助具の使用
方法について次に説明する。まず第4図に示すよ
うに、栽培地に長芋育成部1の幅と略同寸法の幅
を有する溝3を掘り、この溝3内に長芋育成部1
を所定角度(例えば20゜)傾斜させた状態で嵌入
する。そして長芋育成部1内に山土等の長芋の育
成に適した土壌を充填する。この場合、上記育成
部1の側壁10,10の先端部間には開口部15
が形成されているために土壌を充填し易く、かつ
土壌の充填後に水を掛けて上からシヤベル等で叩
いて土壌を固め、その上からさらに土壌を充填し
て固める作業を繰返し、あるいは上記側壁10,
10の先端部をもつて両側壁10,10を内向き
に押圧する等により、長芋育成部1内に土壌を容
易に堅く詰込むことができ、簡単な作業で長芋の
育成に適した状態を作り上げることができる。ま
た、上記側壁10,10の先端部が内方に傾斜
し、側壁10,10が互い先窄まりに形成されて
いるため、上記土壌の充填に際して育成部1内
に、害虫、細菌等を有する栽培地の畑土が混入す
るのを防ぐことができるという利点がある。
次いで、上記長芋栽培補助具の前面に適宜土を
被せた後、その前方に順次新たな長芋栽培補助具
を配置し、第5図に示すように多数の長芋栽培補
助具を配列する。そして上記長芋栽培補助具の上
から盛土をして各栽培補助具を地中に埋設し、長
芋導入部2の上方左右に種芋4を一個ずつ植え付
ければ、長芋の地下茎40が長芋導入部2に案内
されて長芋育成部1内に導入され、成長すること
となる。すなわち、上記長芋導入部2には上端部
が外向きに傾斜した側壁20,20が形成されて
おり、種芋から伸びた地下茎40がこの側壁2
0,20に案内されて地下茎40が長芋育成部1
の円弧状12,12内に確実に誘導される。
そして、上記長芋育成部1は区画部13によつ
て区画されているため、地下茎40が各円弧状部
12,12に沿つてそれぞれ真直ぐに伸びて成長
するものである。また、区画部13は左右一対の
円弧状部12,12間において内方に若干突出し
た円弧状に形成されているため、この区画部13
が上記盛土をする際に長芋育成部1を補強する補
強部となり、上記円弧状部12,12が盛土の土
圧によつて偏平化したり、長さ方向に蛇行したり
して変形するのを防止し、商品価値の高い長芋を
栽培することができる。すなわち、上記補強部と
なる区画部のない従来の長芋栽培容器では、盛土
時の土圧によつて長芋育成部の底部が変形するの
を防止することができないため、長育成部の底部
が偏平化し、その内部で成長する長芋の底部も偏
平化したその商品価値が著しく低下したり、長芋
育成部の底部がその長さ方向に蛇行することによ
つて形成された凸部により、水が塞き止められて
長芋が水分の悪影響を受けたりしていた。これに
対し、上記のような盛土の土圧に対する補強部と
なる区画部13を設けた構成によれば、長芋育成
部1の変形を防止できるため、その内部において
地下茎40が水分の影響を受けることなく、円弧
状部12,12に対応して丸く成長し、商品価値
の高い長芋を栽培することができる。
しかも、長芋育成部1の両側壁10,10と底
壁11とにより、長芋を育成するのに充分な量の
土壌を充填できる空間部が形成されるため、第6
図に示すように、上記空間部内で成長する長芋の
地下茎40の全周を覆うように栽培用土壌Aを充
填することができ、上記地下茎40が充分に成長
した場合でも、害虫および細菌等を有する栽培地
の畑土Bに地下茎40が接触することはなく、長
芋の栽培に適した状態を作ることができる。
収穫に際しては上記盛土を取除き、長芋と共に
栽培補助具を掘出し、長芋育成部1内から成長し
た地下茎40を取出すのである。上記長芋育成部
1の側壁10,10は先端部が内方に向けて傾斜
し、互いに先窄まりの状態に形成されているた
め、収穫に際して掘出す場合に鍬等の先端部が長
芋育成部1内に食込むことを防止でき、内部の地
下茎40が傷付かないように保護できるという利
点がある。
また上記長芋育成部1の側壁10,10の先端
部間には長さ方向全長に亘る開口部15が形成さ
れているため、手を負傷したり、長芋が折れたり
することなく、極めて簡単に上記開口部から成長
した地下茎40を取出すことができる。すなわ
ち、上記側壁10,10は、左右一対の円弧状不
12,12の側端部から上方に向けて立設されて
いるため、側壁10,10を上記のように内向き
に傾斜させているにも拘らず、長芋育成部1の上
方に所定幅の開口部15を形成することができ、
この開口部15から成長した地下茎40を容易に
取出すことができる。
また、一個の長芋栽培補助具によつて二本の長
芋を栽培することができるため、長芋一本当りの
栽培補助具の製造コストを安価に抑えることがで
きると共に、栽培地に対する栽培補助具の設置作
業の手間が従来の約半分ですみ、しかも栽培地に
千鳥状に埋設する必要がないので単位面積当りの
収穫量が増大するという利点がある。
〔考案の効果〕
以上説明したようにこの考案は、長芋の育成に
適した充分な量の土壌を長芋育成部内に容易かつ
堅く詰込むことができ、しかもこの土壌の充填に
際して畑土等の不純物が上記育成部内に混入する
のを防止できるものである。また、1個の長芋栽
培補助具によつて二本の長芋を栽培することがで
き、長芋一本当りの製造コストが安価になり、か
つ上記栽培補助具の設置作業の手間を簡略化でき
ると共に、単位面積当りの収穫量が増大するとい
う利点がある。さらに、長芋の地下茎を確実に育
成部内に導入して真直ぐかつ商品として良好な断
面形状に成長させることができると共に、収穫に
際して上記地下茎が傷付いたり折れたりすること
を防止でき、しかも作業者が手を傷付けることな
く簡単に成長した地下茎を取出すことができると
いう数多くの実用的な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例を示す斜視図、第2
図および第3図は第1図の−、−線断面
図、第4図および第5図は使用例を示す斜視図お
よび断面図、第6図は長芋の成長状態を示す断面
図、第7図は従来例を示す斜視図、第8図は他の
従来例を示す断面図である。 1……長芋育成部、2……長芋導入部、10…
…側壁、11……底壁、12……円弧状部、13
……区画部、15……開口部、20……側壁、2
1……底壁、24……連結壁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 所定長さの長芋育成部と、その長さ方向に連続
    形成された長芋導入部とを具備し、上記長芋育成
    部は先端部が内方に向けて傾斜する左右一対の側
    壁と、その基端部間に連成された底壁とからな
    り、上記側壁の先端部間には長さ方向全長に亘る
    所定幅の開口部が形成され、かつ上記底壁には外
    方に向けて突出する円弧状部が左右一対形成され
    ると共に、その間には上記円弧状部よりも小さな
    曲率半径を有する円弧状の区画部が内方に向けて
    若干突出して形成され、上記長芋導入部は長芋育
    成部の底壁に連成された底壁と、上記長芋育成部
    の側壁に連成された側壁とにより構成され、かつ
    この長芋導入部の側壁の先端部が外方に向けて傾
    斜していることを特徴とする長芋栽培補助具。
JP15782683U 1983-10-11 1983-10-11 長芋栽培補助具 Granted JPS6064042U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15782683U JPS6064042U (ja) 1983-10-11 1983-10-11 長芋栽培補助具

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JP15782683U JPS6064042U (ja) 1983-10-11 1983-10-11 長芋栽培補助具

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Publication Number Publication Date
JPS6064042U JPS6064042U (ja) 1985-05-07
JPH0224441Y2 true JPH0224441Y2 (ja) 1990-07-04

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ID=30347855

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JP15782683U Granted JPS6064042U (ja) 1983-10-11 1983-10-11 長芋栽培補助具

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0246270Y2 (ja) * 1985-05-10 1990-12-06

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4920198U (ja) * 1972-05-20 1974-02-20
JPS5339742B2 (ja) * 1971-11-08 1978-10-23

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Patent Citations (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5339742B2 (ja) * 1971-11-08 1978-10-23
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JPS6064042U (ja) 1985-05-07

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