JP4297460B2 - 緑化部材の製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は建造物、構造物、土手、山等の壁面や法面を樹木により緑化するための緑化部材の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の用途のための緑化部材として本願発明者の発明にかかわるものが特許2772300号公報、特開平8−246465号公報、特開平10−195878号公報、特開平10−338910号公報において公知であった。この緑化部材は、外部に連通する窓を全幅方向に複数設けた区画室を全長方向に複数連続させた可撓性素材よりなる袋体と、この袋体内に充填される用土と区画室の各窓より植え込まれる樹木からなることを特徴とする。
【0003】
上記の緑化部材の製造にあたっては袋体内に用土を充填する作業が必要となる。そして、この作業としては各区画室の窓を利用してそこから用土を内部に流し入れるか、各区画室の端部に設けた開閉口から用土を内部に流し入れることが行われていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記の充填作業は通常手作業によって行っていたが、例えば特開平10−195878号に開示の発明のように山の斜面等を緑化する場合には大量の数の緑化部材が必要となり、それらが有する区画室の総計は膨大なものとなり短時間に容易に用土を区画室内に充填することが望まれていた。又、上記の緑化部材においては樹木の区画室への植え込みは用土を区画室内に充填する前後の何れでも選択可能であったが、先に樹木を植え込むと窓が樹木により塞がれて用土を流し入れ難い問題が生じ、先に用土を充填すると用土をかき分けて樹木を植え込まなければならず手間を要する問題が生じた。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明は以上の現状に鑑みて創作されたものであり、袋体への用土の充填を容易且つ短時間に実現することを可能とする緑化部材の製造方法を提供することを目的とするものであり、ここでは次の2つの発明を開示する。
【0006】
即ち、第1の発明は外部に連通する窓を全幅方向に複数設けた区画室を全長方向に複数連続させた可撓性素材よりなる袋体と、この袋体内に充填される用土と、区画室の各窓より植え込まれる樹木からなる緑化部材の製造にあたり、用土を圧送すべきホースの先端を袋体の各区画室の端部に設けた開閉口より区画室内の他端まで差し込み、用土を圧送しながらホース先端を徐々に引き寄せることにより用土を区画室内に充填することを特徴とする。
【0007】
又、第2の発明は外部に連通する窓を全幅方向に複数設けた区画室を全長方向に複数連続させた可撓性素材よりなる袋体と、この袋体内に充填される用土と、区画室の各窓より植え込まれる樹木からなる緑化部材の製造にあたり、用土を圧送すべきホースの先端を袋体の各区画室の端部よりに位置する窓より区画室内の他端まで差し込み、用土を圧送しながらホース先端を徐々に引き寄せることにより用土を区画室内に充填することを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の具体的実施例を添付図面に基づいて説明する。図5及び図6はこの発明により製造される緑化部材を示す図である。この緑化部材Pは袋体1とそこに充填される用土4と植え込まれる樹木Tから構成される。
【0009】
袋体1は内部に用土4を収容するための複数の区画室2を袋体の全長方向に順次連続させることにより構成される。袋体1を構成する素材は少なくとも可撓性を有することが必要であり、ここでは例えばポリエステル、ナイロン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステルスパンボンド等からなる不織布のシートを想定している。そして、第1発明においては袋体の各区画室の端部に用土を充填するための開閉口1aが設けられる。この開閉口1aはファスナーにより反復開閉可能なものであっても、或いは用土の充填後恒久的に閉鎖されるものであってもよいことは勿論である。
【0010】
図中符号3は上記の区画室の全幅方向に複数設けられる窓であり、ここでは袋体1の全長方向に沿ったスリットとして構成されるものを例示している。この窓3は各区画室2に配される樹木Tの本数及び間隔に対応して設けられる。
【0011】
上記の窓3から区画室2内に樹木Tが植え込まれるが、ここでは樹木Tとして通称「コンテナ栽培」或いは「ポット栽培」と呼ばれる方法により栽培されたものを例示している。即ち、ここでは一定の容器で栽培した樹木を、容器の内部形状に沿って固まった土Rを根の周囲に付着させた状態で、この容器より引き抜いたものを使用している。
【0012】
図1乃至図4は第1発明の工程の実施例を示す図である。この発明においては、先ず袋体1の各区画室2の端部の開閉口1aから用土4を圧送すべきホースHを差し入れ、その先端を区画室内の他端に位置させ用土を区画室内に圧送する(図2の状態)。次いで、用土4の圧送を継続しながら、区画室2内の全幅方向に沿って先端を走査するようにホースHを開閉口1a側に引き寄せて行く(図3及び図4の状態)。そして、ホースHの先端が区画室2の開閉口1aに達した状態で用土の充填は完了する。尚、用土4の圧送は空気圧により用土をホースから排出させてもよいし、或いはポンプにより直接排出させても、或いはその他の圧送手段であってもよい。
【0013】
以上の実施例においては、用土4の充填に先立って予め樹木Tの根を窓3から区画室2内に差し入れている。通常、袋体1の空の区画室2内に樹木Tを差し入れてもその根を支える用土が無いので、袋体を動かした際に樹木Tが窓3より離脱してしまうおそれがあるが、ホースHにより区画室内に用土を圧送するこの発明の場合は袋体を水平に寝かせた状態で、しかも一切動かさずに用土を充填できるので樹木Tが窓3より離脱するおそれがない。反面、用土4を充填した後に樹木Tを植え込まなくてよいので、用土をかきわける必要が無くなる。尚、樹木Tに関して前記した「コンテナ栽培」或いは「ポット栽培」により栽培したものを採用した場合には、上記の空の区画室2内に差し入れる際に根の周囲に付着させた土Rの重量により樹木が安定する作用を得られる。
【0014】
図7は第2発明の工程の実施例を示す図である。この発明においては、先ず袋体1の各区画室2の端部よりの窓3から用土4を圧送すべきホースHを差し入れ、その先端を区画室内の他端に位置させ用土を区画室内に圧送する。次いで、用土4の圧送を継続しながら、区画室2内の全幅方向に沿って先端を走査するようにホースHを引き寄せて行く。そして、最後にホースHの先端をそれを差し入れた窓3よりの区画室端に向けて用土4を圧送して充填は完了する。
【0015】
【発明の効果】
この発明は次の特有の効果を奏する。
▲1▼手作業でなく、ホースにより区画室内に用土を圧送するので用土の充填作業が完了する。
▲2▼同様の理由より、袋体を水平に寝かせた状態で、しかも一切動かさずに用土を充填できるので、用土の充填前に樹木を差し入れることが可能となり、従来用土をかきわけて行わなければならなかった樹木の植込み作業が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1発明の工程を示す斜視図。
【図2】 この発明の第1発明の工程を示す一部切り欠き平面図。
【図3】 この発明の第1発明の工程を示す一部切り欠き平面図。
【図4】 この発明の第1発明の工程を示す一部切り欠き平面図。
【図5】 この発明が実施される緑化部材の斜視図。
【図6】 この発明が実施される緑化部材の断面図。
【図7】 この発明の第2発明の工程を示す斜視図。
【符号の説明】
1 緑化部材
1 袋体
2 区画室
3 窓
4 用土
H ホース

Claims (2)

  1. 外部に連通する窓を全幅方向に複数設けた区画室を全長方向に複数連続させた可撓性素材よりなる袋体と、この袋体内に充填される用土と、区画室の各窓より植え込まれる樹木からなる緑化部材の製造にあたり、用土を充填しない状態の袋体の各区画室の窓から樹木の根を区画室内に差し入れると共に、用土を圧送すべきホースの先端を袋体の各区画室の端部に設けた開閉口より区画室内の他端まで差し込み、用土を圧送しながらホース先端を徐々に引き寄せることにより用土を区画室内に充填することを特徴とする緑化部材の製造方法。
  2. 外部に連通する窓を全幅方向に複数設けた区画室を全長方向に複数連続させた可撓性素材よりなる袋体と、この袋体内に充填される用土と、区画室の各窓より植え込まれる樹木からなる緑化部材の製造にあたり、用土を充填しない状態の袋体の各区画室の窓から樹木の根を区画室内に差し入れると共に、用土を圧送すべきホースの先端を袋体の各区画室の端部よりに位置する窓より区画室内の他端まで差し込み、用土を圧送しながらホース先端を徐々に引き寄せることにより用土を区画室内に充填することを特徴とする緑化部材の製造方法。
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