JPH02243779A - 内面メッキ鋼管の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ａ、　産業上の利用分野 本発明は、各種配管に用いられる細径の内面メッキ鋼管
の製造方法に関する。

ｂ、　従来の技術 従来、内面メッキ鋼管の製造方法としては、例えばあら
かじめ内面を清浄化した管の中に被覆用線材を挿入し、
その管を還元性雰囲気炉内で被覆用線材の融点以上に加
熱し、線材を溶融して管内面にメッキを施すようにした
ものが知られている。

Ｃ０発明が解決しようとする課題 しかしながら、このような従来の内面メッキ鋼管の製造
方法によると、■管内を清浄化する作業が難しく、特に
細管では量産的に困難である。また加熱時間が長くなり
、エネルギー効率の点でもかんばしくない。■管内面へ
のぬれ拡がり性が十分でなく、メッキ厚が不均一になる
。■メッキ完了後でないと、曲げ加工、組立て、ブレー
ジング等の後加工ができない、などの問題点があった。

ｄ、　課題を解決するための手段 本発明は、上記課題を解決しようとするもので、その要
旨は、鋼材フープを成形ロール群によって管状に形成し
、その間に管内に被覆用線材と非酸化性ガスを供給し、
管の接合面を溶接し、形成された管を加熱して管内の被
覆用線材を溶融させて管内面にメッキを施すようにした
方法において、管の接合面の溶接工程の次のレデューシ
ングロール群による縮経工程と加熱工程を順次に設け、
該加熱工程において、縮経された管の焼鈍と、被覆用線
材中の一部金属成分の気化と、残部金属成分の融着とを
同時に行うようにしたことを特徴とする内面メッキ鋼管
の製造方法にある。

ｅ、　実施例 以下、図面を参照しながら、本発明を説明する。

アンコイラ−１から供給された鋼材フープ２は、成形ロ
ール群３によって管状に形成され、溶接ロール４によっ
て加熱圧接され、フープの接合面が溶接される。その間
、成形ロール群３を通過する途中又はその前に線材リー
ル５から線材送り装置６、ガイドパイプ７を経て被覆用
線材（例えば５ｎＺｎ合金線）８が管のフープ内面上に
管状成形の進行とともに連続的に供給′され、かつ非酸
化性ガス例えばＮ２．　Ａ、、）１２ガス供給管９から
管内に導入される。

溶接ロール４によって接合され、完全な管体となった管
１０は、例えば外径１０ｍｍ、内径８ｍｍである。

次いで、この管１０は、レデューシング（縮経）ロール
群１１を通過し、例えば外径５ｍｍ　、内径３ｍｍにま
で縮経され、加熱装置１２で被覆用線材の溶融温度以上
でかつ線材が一部気化する温度（Ｓｎ−Ｚｎ合金線の場
合＝７００°Ｃ）に加熱（１次加熱）される。

すると線材は溶融して管内面に融着し、気化した金属（
Ｚｎ）の蒸気が内面を清浄化し、残存する酸素を追い出
し又はそれと化合しながら管内面蒸着される。５ｎ−Ｚ
ｎ合金線の場合、加熱時間にもよるが、通常、約１秒の
加熱で、Ｚｎの約１０％が気化し蒸着する。

それと同時にレデューシングロール群で縮経された管１
０は、加工硬化しているが、この加熱で焼鈍される。

加熱装置１２を通過した管は冷却装置１３で冷却され、
カッター１４で切断され、図示しない次の上程、例えば
曲げ工程、組立工程、プレージング工程（複数体のチュ
ーブを束ねてロウ付けする工程）を経て、その間に２次
加熱される。

プレージング工程は管同志をロウ付して組立配管にする
ために必要な工程で、この間に２次加熱（Ｃｕロウ付け
の場合、１１２０°Ｃ）を受け、管内面に上記１次加熱
で内面に溶融々着されていた被覆用線材が溶融し、管内
面の蒸着膜（Ｚｎ膜〕を伝わってぬれ拡がり、均一なメ
ッキ被覆が形成される。

プレージング工程を必要としない管にあっては、カッタ
ー１４で切断後、別の後加熱装置で２次加熱してもよい
し、カットせずにオンラインで連続的に設けた後加熱装
置で２次加熱してもよい。この場合は冷却装置を後加熱
装置の後に配置する。

線材は単一金属例えばＳｎ、Ｚｎ、Ｃｄのみでも、５ｎ
−Ｚｎ合金、Ｃｄ−５ｎ合金、Ｃｄ−Ｐｂ合金などのよ
うに、沸点の違う金属の組合せにして、ＺｎおよびＣｄ
を主に蒸着用に利用するようにしてもよい。

ｆ、　発明の効果 この発明によれば、下記の効果がある。

■　１次加熱において、金属の気化と、管の焼鈍と、被
覆用線材の融着が一度で同時に行われるので、エネルギ
ー効率が良い。

■　１次加熱によって生じた金属蒸気により内面清浄化
をし、かつ該気化金属を蒸着させ、２次加熱において蒸
着膜を溶融金属が伝わって、均一な被膜が得られる。

■　被覆用線材が１次加熱によって管底部に溶融融着さ
れるので、カット、曲げ、組立、輸送中に線材が動くこ
とがない。それによって後加熱（２次加熱）を後加工の
前後どこでも自由に行なうことができる。

【図面の簡単な説明】

図面は、本発明の内面メッキ鋼管の製造方法を示す概念
図である。 １・・・アンコイラ−２・・・鋼材フープ、３・・・成
形ロール群、　　　　４・・・溶接ロール、１１・・・
レデューシングロール群、 １２・・・加熱装置。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 鋼材フープを成形ロール群によって管状に形成し、その
   間に、管内に被覆用線材と非酸化性ガスを供給し、管の
   接合面を溶接し、形成された管を加熱して管内の被覆用
   線材を溶融させて管内面にメッキを施すようにした方法
   において、 管の接合面の溶接工程の次にレデューシングロール群に
   よる縮経工程と、加熱工程を順次に設け、該加熱工程に
   おいて、縮経された管の焼鈍と、被覆用線材中の一部金
   属成分の気化と、残部金属成分の融着とを同時に行うよ
   うにしたことを特徴とする内面メッキ鋼管の製造方法。