JPH02239282A - 装飾表示体の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、無色、又は着色透明基材上に点状、線状の積
層着色層を備え、該基材の一方側から他方側が透視でぎ
、且つ該透明基材のそれぞれ表側又は裏側から観察した
とぎに、同一又は異なる表示が観察できるようにした装
飾表示体の製造方法に関するもので必る。

（従来の技術） 透明基材上に表裏からそれぞれ同一又は異なる点状、線
状の積層着色層を億え、各々点状、線状の積層着色層の
互いの間隙より基材の反対側か透視可能な装飾表示体を
製造する場合は、透明基材上に印刷方式により点状、線
状の肴色層を形成し、該着色層上に見当を合わせて、次
の香色層を積層するなどの刷り重ね印刷方法や、あらか
じめ透明基材上に剥離ニスなどを用いて網状、線状に剥
離マスクパターンを形成し、該透明基材上に、点状、線
状に分解ざれていないベタ状の着色層を順次重ね刷りし
、あるいは前記へ夕状の着色層を順次重ね刷りした転写
紙を単ね合わせて転写し、後に透明基材から剥離マスク
パターンを除去することによって、透明基材に透視性の
ある着色表示を施した装飾表示体を１ｑる剥離マスク方
法などがおる。

しかしながら、重ね刷り印刷方法は、ひとつひとつの網
点状、線状の着色層上に次の網点状、線状の肴色層をず
れないように正確に児当整合して重ね合わせ印刷するこ
とはきわめて困難であり、また、マスクパターン剥離に
よる方法では、見当整合のわずらわしさがなく、きわめ
て良好な見当精度が得られるものである。しかしながら
、マスクパターン自体に着色層形成用の着色材の樹脂膜
に比較して脆弱性がある場合は、剥離するときに剥離マ
スクパターンが看色膜の樹脂膜に抗しきれずに、引き裂
けてしまったり、破損しやすく、剥離操作が円滑に行な
われない危険があった。

（発明の目的） 本発明は、剥離マスクパターンを用いて積層看色層を形
成する場合に、マスクパターンに強度を持たせ、しかも
剥離し易い長所を備えたマスクパターンを用いて着色層
を積層することを可能とし、積層着色層を備えた装飾表
示体の製造方法である。

（発明の構成） 本発明は、多数の小孔を備えた穿孔フイルム又はメツユ
シートと透明基材とを密着し、加圧又は加熱加圧して疑
似接看した後、該穿孔フイルム又はメツシュシートを介
して前記基材に第１着色層、隠蔽層、第２着色層など１
乃至多層の着色層あるいは樹脂層を積層し、疑似接着さ
れている前記穿孔フィルム又はメツシュシートを剥離す
ることを特徴とする装飾表示体の製造方法である。

（発明の作用） 本発明は、疑似接看し易い穿孔フイルムを剥離マスクパ
ターンとして用いて、点状、線状の積層着色層を形成す
るものであり、該マスクパターン自体には強度があり、
又、前記透明基材上に対して疑似的ではあるが確実に密
着状態で自看固定できる。そのため、透明基材上に該穿
孔フイルムのマスクパターンを介して順次重ね刷り印刷
ざれる印刷インキの積層着色樹脂膜の強度に抗する十分
な強度があり、マスク破損がなく、疑似接着部分から良
好に剥離することが可能となる。

（実施例） 本発明を実施例に従って詳細に説明する。

第１図は、本発明の一実施例を説明する側面図であり、
（イ）ポリ塩化ビニル樹脂の透明基材１上に、５〜３０
μｍの厚さを有するポリ塩化ビニル樹脂（又はポリ塩化
ビニル樹脂に適量の可塑剤を添加，した樹脂）を用いて
作成した穿孔フイルム２（又は、メツシュシート）を重
ね合わせる。２ａは例えば直径０．５　〜５ｍｍ　　（
面積０．２　〜２０ｍｍ２）の穿孔部である。次に（口
）該基材１と穿孔フィルム２とを重ね合わせたものを、
シリコン製のヒーターローラーなど加圧ローラー３．４
間を通過させ加圧（例えばローラー圧８κａ　／Ｃｍ２
）Ｌて密着し疑似接着する。このとぎ、該フィルム２の
溶融温度（又はガラス転移点》以下の温度に加熱（例え
ば１５０〜１８０℃前後）しながら、加圧（例えばロー
ラー圧８Ｋｇ／Ｃｍ２）するようにしてもよい。なお、
ローラーによる押し出し速度は１．５〜２．０ｍ／分で
ある。

次に、（ハ》疑似接着した穿孔フイルム２上より基材１
に対してシルクスクリーン印刷、オフセット平版印刷、
グラビア凹版印刷方式などにより印刷インキを用いて、
単色、又は多色の線画、階調再現画の第１着色層５を設
ける。次に（二）該第１着色層５上にシルクスクリーン
印刷方式、オフセット印刷方式などにより印刷インキを
用いてベタ状の彩色着色層として第２着色層７　（前記
第１着色層５を隠蔽する隠蔽層）を積層する。続いて、
（ホ）該第１着色層、第２着色層のインキが乾燥しない
間、又は乾燥した後に、疑似接着している穿孔フィルム
２を基材１上より剥離し、該フイルム２上の積層着色イ
ンキ層のみを塁材１上より剥離除去し、穿孔部２ａ内の
インキ層は、基材１上に第１肴色層５、ベタ着色層の第
２着色層７　（隠蔽層）からなる積層着色層ａとして形
成される。

（へ）は穿孔フィルム２を剥離後の完成された装飾表示
体である。なお、透明基材１としては、ポリ塩化ビニル
の他にポリエステル、アクリル、ポリスチレンなどの樹
脂基材、あるいはガラス基材を用いることができ、ある
いはこれらの複合材料を使用することができ、例えば第
２図に示すように透明なガラス基材８上に透明ポリビニ
ルブチラールなどの薄膜樹脂層８ａ−２積層した透明基
材１を使用できる。

第３図は、透明基材１上に第１着色層５、隠蔽層６、第
２着色層７からなる三層構成の積層看色層を形成する場
合の本発明の仙の実施例であり、（イ）ポリ塩化ビニル
樹脂又はアクリル樹脂、ポリスチレン樹脂などの透明基
月１上に、ポリ塩化ビニル製の穿孔フィルム２を重ね合
わ′ぜ、加熱加圧して密着して疑似接着させ、単色、又
は多色の線画、階調再規画の第１着色層５を設け、該第
１肴色層５を全面的に隠蔽するキ、アカ、アイなどの色
調、あるいは白、黒などの無彩色調の隠蔽層６を設け、
該隠蔽層６上に単色、又は多色の線画、階調再現画の第
２肴色層７を設ける。そして、第３図（口）穿孔フィル
ム２を剥離して、基材１上に、第１肴色層５、隠蔽層６
、第２着色層７からなる点状の積層着色層ａ＠設けて透
視性を有する装飾表示体を形成するものである。

（発明の効果） 本発明方法は、点状、線状の小孔を多数、及び多列に穿
股した穿孔フィルム、あるいはメッシュシートを表示体
の透明基材に疑似接着して、該穿孔フィルムを剥離用マ
スクパターンとして該基材上に点状、線状の積層着色層
を形成するものであり、剥離用マスクパターンとしてオ
フセツ［・印刷インキなどの着色塗布した積層着色膜を
点状、線状パターン状に剥離する場合に十分なマスク強
度があり、しかも剥離用マスクパターンとしての穿孔フ
ィルムと、透明基材とは疑似接着されているため、接着
剤が不要であり、また基材に対しては確実に固定ざれ、
且つ剥離時には、化学的処理を要せずに容易に基材より
剥離できるなどの顕著な効果を発揮するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明方法の一実施例の説明図、第２図、第３
図は本発明方法の他の実施例の説明図である。 １　・・・透明基材　２・・・穿孔フィルム３．４　・
・・加圧ローラー　５・・・第１Ｍ色層６・・・隠蔽層
　１・・・第２着色層　８・・・ガラス基材　ａ・・・
積居着色層

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）多数の小孔を備えた穿孔フィルム又はメッシュシー
   トと透明基材とを密着し、加圧又は加熱加圧密着して擬
   似接着した後、該穿孔フィルム又はメッシュシートを介
   して前記基材に第１着色層、隠蔽層、第２着色層など１
   乃至多層の着色層あるいは樹脂層を積層し、擬似接着さ
   れている前記穿孔フィルム又はメッシュシートを剥離す
   ることを特徴とする装飾表示体の製造方法。 ２）前記穿孔フィルム又はメッシュシート樹脂と透明基
   材樹脂、又はそれらの主体とする樹脂が互いに同一又は
   異質の素材であり、それらの樹脂のいずれか一方の樹脂
   は可塑剤を含むことを特徴とする特許請求の範囲第１項
   記載の装飾表示体の製造方法。 ３）前記穿孔フィルム又はメッシュシート樹脂がポリ塩
   化ビニル樹脂である特許請求の範囲第１項、第２項記載
   の装飾表示体の製造方法。