JPH06155672A - 装飾テント生地及びその製造方法 - Google Patents

装飾テント生地及びその製造方法

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JPH06155672A
JPH06155672A JP31850592A JP31850592A JPH06155672A JP H06155672 A JPH06155672 A JP H06155672A JP 31850592 A JP31850592 A JP 31850592A JP 31850592 A JP31850592 A JP 31850592A JP H06155672 A JPH06155672 A JP H06155672A
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Japan
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sheet
transparent protective
tent fabric
decorative
protective sheet
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Masakazu Amahara
雅和 甘原
Yoichi Morita
洋一 守田
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Toppan Inc
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Toppan Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】外装用途に使用するテント生地に、長期間の野
外の厳しい環境に耐えられ、美麗で複雑な絵柄を、簡便
に装飾すること。 【構成】表裏面に塩化ビニルやポリエステル等の熱可塑
性合成樹脂層を有するテント生地の片面あるいは両面
に、転写シートから所望の印刷模様を熱圧着し、転写シ
ートを剥離後、続いてその面上に透明保護シートを熱転
写することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、外装用途に使用される
装飾テント生地に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、展覧会等の増加とともに仮設建築
として膜構造物であるテントの需要も増加している。そ
れにともない、カラーデザインなどによる差別化、高級
志向が求められてきている。しかしながら、その形状を
最優先として市場を拡大してきたため、そのカラーデザ
インは立ち後れているのが現状であり、単色、あるいは
数色の色を用いたストライプがあるにすぎない。すなわ
ち、テント生地に用いられるシート自体の色によるもの
である。
【0003】テント生地の装飾方法としては、シートと
して含浸させる樹脂に顔料を混入する方法がとられてい
る。しかしながら、この方法では広面積でかつ単色にし
か着色できず、テントとして製品にする場合に、前述し
たように、カラーデザインは単色もしくは数色のストラ
イプ等、きわめて単純なものしかできないという問題が
ある。また、テントに文字などをいれる場合は、他のシ
ートとの切り貼りを行うか、塗装によって行うしかな
く、煩雑な作業を必要とする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
問題点を解決するためになされたものであり、その課題
とするところは、外装用途に使用するテント生地に、長
期間の野外の厳しい環境に耐えられ、美麗で複雑な絵柄
を、簡便に装飾することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、表裏面に塩化ビニルやポリエステル等の熱
可塑性合成樹脂層を有するテント生地の片面あるいは両
面に、転写シートから所望の印刷模様を熱圧着し、転写
シートを剥離後、続いてその面上に透明保護シートを熱
転写することを特徴とする装飾テント生地、及びその製
造方法を提供する。
【0006】以下に、添付図面を参照して本発明を説明
する。図1は本発明により得られる装飾テント生地の一
実施例を示す断面図である。このシートは、テント生地
1と印刷絵柄層2と透明保護シート3からなる。
【0007】本発明におけるテント生地としては、従来
から用いられているもので、ポリエステル繊維布、ある
いは、ガラス繊維布、等に、塩化ビニル樹脂、アクリル
樹脂、ポリエステル樹脂等の熱可塑性合成樹脂層を設け
たものである。
【0008】図2は、印刷絵柄層をテント生地上に、転
写シート4を熱ロール6を用いて熱圧着することによ
り、付与している状態を示している。転写シートは、基
体シート5上に剥離可能に印刷絵柄層が設けられた構成
となっており、必要に応じて、剥離層、接着層を設け
る。
【0009】前記転写シートの基体シートとしては、各
種合成樹脂製シートあるいは不織布、紙等を使用でき
る。また、印刷絵柄層を構成する樹脂及び顔料は、耐候
性の良いものを選択するのが望ましい。また、基体シー
ト上に印刷絵柄層を付与する手段としては、公知の各種
印刷方式を用いることが可能である。
【0010】図3は、転写により絵柄を付与されたテン
ト生地の絵柄面に、透明保護シートを熱圧着している状
態を示している。
【0011】前記透明保護シートは、シートが外装用途
に使用されることを考慮して選ばれる。具体的には、紫
外線吸収剤を含むアクリル系樹脂シート、さらに表面側
にフッ素系樹脂シートを貼り合わせたもの、及び紫外線
吸収剤を含むアクリル系樹脂と小量のフッ素系樹脂の混
合樹脂の接着層と、フッ素系樹脂と小量のアクリル系樹
脂の混合樹脂を表面層としたものを用いる。
【0012】熱圧着および転写を行う方法は、枚葉の場
合はプレス機を用い、巻取りの場合はロールラミネータ
ー等を使用する。
【0013】
【作用】本発明のテント生地の装飾方法は、印刷技術に
より所望の絵柄を片面、あるいは両面に設けることが出
来、さらに透明保護シートの存在により、外装用途にも
十分使用に耐える。
【0014】
【実施例】 <実施例1>転写シートの基体シートとして厚さ25μ
mのポリエステルフィルムを用い、この上にグラビヤ印
刷を用いて花柄模様の印刷を形成して転写シートを作成
した。これに膜構造C種のテント生地(帝人(株)製:
「スーバー防汚テント テトロフィン」)と、転写シー
トの印刷面とを、温度160℃、圧力5kg/cm2
速度15m/minの条件でロールラミネートした後、
転写シートのポリエステルフィルムを剥離した。
【0015】このようにして得られた、テント生地の絵
柄層の上に、透明保護シートとして、アクリル系樹脂シ
ート(三菱レイヨン(株)製:「アクリプレン」)50
μmをロールラミネーターを用い、温度165℃、圧力
10kg/cm2 、速度:10m/minの条件で熱圧
着させ、一体化させることにより装飾テント生地を得
た。
【0016】<実施例2>実施例1と同様にして得たテ
ント生地の絵柄層の上に、透明保護シートとして、呉羽
化学工業(株)の2フッ化ビニリデン(以下、PVDF
とする)/アクリル2層複合フィルム(商品名「KFC
フィルムAT50Y」)50μmのアクリル面をロール
ラミネーターを用い、温度165℃、圧力10kg/c
2 、速度10m/minの条件で熱圧着させ、一体化
させることにより装飾テント生地を得た。
【0017】<実施例3>実施例1と同様にして得たテ
ント生地の絵柄層の上に、透明保護シートとして、電気
化学工業(株)のPVDF+小量アクリル(表面層)/
アクリル+小量PVDF(接着層)の2層複合フィルム
(商品名、DXフィルム)50μmの接着層面をロール
ラミネーターを用い、温度165℃、圧力10kg/c
2 、速度10m/minの条件で熱圧着させ、一体化
させることにより装飾テント生地を得た。
【0018】
【発明の効果】以上のように本発明によると、簡便な方
法で、美麗で耐久性もあるテント生地を得ることが出来
る。また、文字や従来の貼り付けや直印刷では対応出来
なかった繊細な柄や諧調のある柄にも対応できる。
【0019】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の装飾テント生地の断面を示す模式図で
ある。
【図2】本発明に係る装飾テント生地の製造方法の転写
シートによる転写と剥離の状態を示す模式図である。
【図3】本発明に係る装飾テント生地の製造方法の透明
保護シートの熱圧着の状態を示す模式図である。
【符号の説明】
1…テント生地 2…印刷絵柄層 3…透明保護シート 4…転写シート 5…転写シートの基体シート 6…熱圧ロール

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表裏面に塩化ビニルやポリエステル等の熱
    可塑性合成樹脂層を有するテント生地の片面あるいは両
    面に所望の印刷模様を熱圧着し、その面の上に透明保護
    シートを熱圧着してなることを特徴とする装飾テント生
    地。
  2. 【請求項2】前記透明保護シートが紫外線吸収剤を含む
    アクリル系樹脂シートであることを特徴とする請求項1
    項記載の装飾テント生地。
  3. 【請求項3】前記透明保護シートが表面側にさらにフッ
    素系樹脂シートを貼り合わせたものであることを特徴と
    する請求項1項記載の装飾テント生地。
  4. 【請求項4】前記透明保護シートが紫外線吸収剤を含む
    アクリル系樹脂と少量のフッ素樹脂との混合樹脂からな
    る中間層と、フッ素系樹脂と小量のアクリル系樹脂との
    混合樹脂からなる表面層とを貼り合わせたものであるこ
    とを特徴とする請求項1項記載の装飾テント生地。
  5. 【請求項5】表裏面に塩化ビニルやポリエステル等の熱
    可塑性合成樹脂層を有するテント生地の片面あるいは両
    面に、転写シートから所望の印刷模様を熱圧着し、転写
    シートを剥離後、続いてその面上に透明保護シートを熱
    転写することを特徴とする装飾テント生地の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1112841A2 (en) * 1999-12-27 2001-07-04 Taiyo Kogyo Corporation Pigment-applied film assembly
CN118127844A (zh) * 2024-05-07 2024-06-04 泗洪娇梦服饰有限公司 一种印花蚊帐的制备工艺

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1112841A2 (en) * 1999-12-27 2001-07-04 Taiyo Kogyo Corporation Pigment-applied film assembly
EP1112841A3 (en) * 1999-12-27 2002-10-09 Taiyo Kogyo Corporation Pigment-applied film assembly
CN118127844A (zh) * 2024-05-07 2024-06-04 泗洪娇梦服饰有限公司 一种印花蚊帐的制备工艺

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