JPH06155672A - 装飾テント生地及びその製造方法 - Google Patents
装飾テント生地及びその製造方法Info
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- JPH06155672A JPH06155672A JP31850592A JP31850592A JPH06155672A JP H06155672 A JPH06155672 A JP H06155672A JP 31850592 A JP31850592 A JP 31850592A JP 31850592 A JP31850592 A JP 31850592A JP H06155672 A JPH06155672 A JP H06155672A
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- Japan
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- tent fabric
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Abstract
外の厳しい環境に耐えられ、美麗で複雑な絵柄を、簡便
に装飾すること。 【構成】表裏面に塩化ビニルやポリエステル等の熱可塑
性合成樹脂層を有するテント生地の片面あるいは両面
に、転写シートから所望の印刷模様を熱圧着し、転写シ
ートを剥離後、続いてその面上に透明保護シートを熱転
写することを特徴とする。
Description
装飾テント生地に関する。
として膜構造物であるテントの需要も増加している。そ
れにともない、カラーデザインなどによる差別化、高級
志向が求められてきている。しかしながら、その形状を
最優先として市場を拡大してきたため、そのカラーデザ
インは立ち後れているのが現状であり、単色、あるいは
数色の色を用いたストライプがあるにすぎない。すなわ
ち、テント生地に用いられるシート自体の色によるもの
である。
して含浸させる樹脂に顔料を混入する方法がとられてい
る。しかしながら、この方法では広面積でかつ単色にし
か着色できず、テントとして製品にする場合に、前述し
たように、カラーデザインは単色もしくは数色のストラ
イプ等、きわめて単純なものしかできないという問題が
ある。また、テントに文字などをいれる場合は、他のシ
ートとの切り貼りを行うか、塗装によって行うしかな
く、煩雑な作業を必要とする。
問題点を解決するためになされたものであり、その課題
とするところは、外装用途に使用するテント生地に、長
期間の野外の厳しい環境に耐えられ、美麗で複雑な絵柄
を、簡便に装飾することを課題とする。
決するため、表裏面に塩化ビニルやポリエステル等の熱
可塑性合成樹脂層を有するテント生地の片面あるいは両
面に、転写シートから所望の印刷模様を熱圧着し、転写
シートを剥離後、続いてその面上に透明保護シートを熱
転写することを特徴とする装飾テント生地、及びその製
造方法を提供する。
する。図1は本発明により得られる装飾テント生地の一
実施例を示す断面図である。このシートは、テント生地
1と印刷絵柄層2と透明保護シート3からなる。
から用いられているもので、ポリエステル繊維布、ある
いは、ガラス繊維布、等に、塩化ビニル樹脂、アクリル
樹脂、ポリエステル樹脂等の熱可塑性合成樹脂層を設け
たものである。
写シート4を熱ロール6を用いて熱圧着することによ
り、付与している状態を示している。転写シートは、基
体シート5上に剥離可能に印刷絵柄層が設けられた構成
となっており、必要に応じて、剥離層、接着層を設け
る。
種合成樹脂製シートあるいは不織布、紙等を使用でき
る。また、印刷絵柄層を構成する樹脂及び顔料は、耐候
性の良いものを選択するのが望ましい。また、基体シー
ト上に印刷絵柄層を付与する手段としては、公知の各種
印刷方式を用いることが可能である。
ト生地の絵柄面に、透明保護シートを熱圧着している状
態を示している。
に使用されることを考慮して選ばれる。具体的には、紫
外線吸収剤を含むアクリル系樹脂シート、さらに表面側
にフッ素系樹脂シートを貼り合わせたもの、及び紫外線
吸収剤を含むアクリル系樹脂と小量のフッ素系樹脂の混
合樹脂の接着層と、フッ素系樹脂と小量のアクリル系樹
脂の混合樹脂を表面層としたものを用いる。
合はプレス機を用い、巻取りの場合はロールラミネータ
ー等を使用する。
より所望の絵柄を片面、あるいは両面に設けることが出
来、さらに透明保護シートの存在により、外装用途にも
十分使用に耐える。
mのポリエステルフィルムを用い、この上にグラビヤ印
刷を用いて花柄模様の印刷を形成して転写シートを作成
した。これに膜構造C種のテント生地(帝人(株)製:
「スーバー防汚テント テトロフィン」)と、転写シー
トの印刷面とを、温度160℃、圧力5kg/cm2、
速度15m/minの条件でロールラミネートした後、
転写シートのポリエステルフィルムを剥離した。
柄層の上に、透明保護シートとして、アクリル系樹脂シ
ート(三菱レイヨン(株)製:「アクリプレン」)50
μmをロールラミネーターを用い、温度165℃、圧力
10kg/cm2 、速度:10m/minの条件で熱圧
着させ、一体化させることにより装飾テント生地を得
た。
ント生地の絵柄層の上に、透明保護シートとして、呉羽
化学工業(株)の2フッ化ビニリデン(以下、PVDF
とする)/アクリル2層複合フィルム(商品名「KFC
フィルムAT50Y」)50μmのアクリル面をロール
ラミネーターを用い、温度165℃、圧力10kg/c
m2 、速度10m/minの条件で熱圧着させ、一体化
させることにより装飾テント生地を得た。
ント生地の絵柄層の上に、透明保護シートとして、電気
化学工業(株)のPVDF+小量アクリル(表面層)/
アクリル+小量PVDF(接着層)の2層複合フィルム
(商品名、DXフィルム)50μmの接着層面をロール
ラミネーターを用い、温度165℃、圧力10kg/c
m2 、速度10m/minの条件で熱圧着させ、一体化
させることにより装飾テント生地を得た。
法で、美麗で耐久性もあるテント生地を得ることが出来
る。また、文字や従来の貼り付けや直印刷では対応出来
なかった繊細な柄や諧調のある柄にも対応できる。
ある。
シートによる転写と剥離の状態を示す模式図である。
保護シートの熱圧着の状態を示す模式図である。
Claims (5)
- 【請求項1】表裏面に塩化ビニルやポリエステル等の熱
可塑性合成樹脂層を有するテント生地の片面あるいは両
面に所望の印刷模様を熱圧着し、その面の上に透明保護
シートを熱圧着してなることを特徴とする装飾テント生
地。 - 【請求項2】前記透明保護シートが紫外線吸収剤を含む
アクリル系樹脂シートであることを特徴とする請求項1
項記載の装飾テント生地。 - 【請求項3】前記透明保護シートが表面側にさらにフッ
素系樹脂シートを貼り合わせたものであることを特徴と
する請求項1項記載の装飾テント生地。 - 【請求項4】前記透明保護シートが紫外線吸収剤を含む
アクリル系樹脂と少量のフッ素樹脂との混合樹脂からな
る中間層と、フッ素系樹脂と小量のアクリル系樹脂との
混合樹脂からなる表面層とを貼り合わせたものであるこ
とを特徴とする請求項1項記載の装飾テント生地。 - 【請求項5】表裏面に塩化ビニルやポリエステル等の熱
可塑性合成樹脂層を有するテント生地の片面あるいは両
面に、転写シートから所望の印刷模様を熱圧着し、転写
シートを剥離後、続いてその面上に透明保護シートを熱
転写することを特徴とする装飾テント生地の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31850592A JP3230304B2 (ja) | 1992-11-27 | 1992-11-27 | 装飾テント生地及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31850592A JP3230304B2 (ja) | 1992-11-27 | 1992-11-27 | 装飾テント生地及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06155672A true JPH06155672A (ja) | 1994-06-03 |
JP3230304B2 JP3230304B2 (ja) | 2001-11-19 |
Family
ID=18099873
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31850592A Expired - Lifetime JP3230304B2 (ja) | 1992-11-27 | 1992-11-27 | 装飾テント生地及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3230304B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1112841A2 (en) * | 1999-12-27 | 2001-07-04 | Taiyo Kogyo Corporation | Pigment-applied film assembly |
CN118127844A (zh) * | 2024-05-07 | 2024-06-04 | 泗洪娇梦服饰有限公司 | 一种印花蚊帐的制备工艺 |
-
1992
- 1992-11-27 JP JP31850592A patent/JP3230304B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1112841A2 (en) * | 1999-12-27 | 2001-07-04 | Taiyo Kogyo Corporation | Pigment-applied film assembly |
EP1112841A3 (en) * | 1999-12-27 | 2002-10-09 | Taiyo Kogyo Corporation | Pigment-applied film assembly |
CN118127844A (zh) * | 2024-05-07 | 2024-06-04 | 泗洪娇梦服饰有限公司 | 一种印花蚊帐的制备工艺 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3230304B2 (ja) | 2001-11-19 |
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