JPH09141813A - 耐候性化粧シート - Google Patents

耐候性化粧シート

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Publication number
JPH09141813A
JPH09141813A JP30431195A JP30431195A JPH09141813A JP H09141813 A JPH09141813 A JP H09141813A JP 30431195 A JP30431195 A JP 30431195A JP 30431195 A JP30431195 A JP 30431195A JP H09141813 A JPH09141813 A JP H09141813A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
printing
aluminum
sheet
weather
decorative sheet
Prior art date
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Pending
Application number
JP30431195A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoichi Morita
洋一 守田
Yukio Suzuki
幸雄 鈴木
Seiji Sano
誠治 佐野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
Priority to JP30431195A priority Critical patent/JPH09141813A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、印刷で得られる美麗な絵柄を有する
外装用の耐候性化粧シートを提供することにある。 【解決手段】外装用シートとして使用されるアルミライ
ナー紙のアルミニゥム面に、予め所望の印刷模様と必要
に応じて隠蔽用のベタ印刷層を設けた透明保護シートの
印刷面とを、接着剤を介して貼り合わせることで得られ
る耐候性化粧シートである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外装用途に使用さ
れる耐候性化粧シートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、景観に対する関心の高まりもあ
り、各種建築部材に塗装やエンボス形状を施し、より意
匠感を持たせることが必要となってきている。その中で
発泡ウレタンを充填した金属サイディングや屋根材は、
軽量なため施工もしやすく、またコストも安いことかか
ら戸建住宅のリホーム用基材として、市場を拡大してい
る。
【0003】これらの製品は、人の目につきやすい表面
材としては、エンボス成形した金属板を直接使用してい
るが、目につきにくい部分は紙に薄くアルミニゥムを被
覆した下地シートとしてアルミライナー紙を使用してい
る場合が多く、エンボスや塗装といった意匠性を持たせ
たものは殆ど見受けることが出来ない。しかしながら屋
根材等においては、その裏面が軒天(ひさしの裏面側)
の役割を示すことから、何らかの意匠表現を行うことが
要望されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
問題に鑑みなされたもので、印刷で得られる美麗な絵柄
を有する外装用の耐候性化粧シートを提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、外装用シートとして使用されるアルミラ
イナー紙1のアルミニゥム面3に、予め所望の印刷模様
と必要に応じて隠蔽用のベタ印刷層6を設けた透明保護
シート2の印刷面とを、接着剤を介して貼り合わせるこ
とで得られる耐候性化粧シートである。
【0006】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の耐候性化粧シー
トの一実施例を示す断面図で、このシートは、アルミラ
イナー紙1と片面に印刷が施された透明保護シート2か
らなる。
【0007】外装用シートとして使用されているアルミ
ライナー紙1は、中芯原紙4に接着剤と防水処理をかね
て両面にポリエチレン(PE)シートを被覆した後、片
面にアルミニゥム箔3を被覆した構成になっている。
【0008】透明保護シート2は、シートが外装用途に
使用されること、印刷適性があること、裏面の印刷を考
慮して選択される。具体的には、ベンゾフェノン系、ベ
ンゾトリアゾール系、サリチル酸系等の有機紫外線吸収
剤を含む、アクリルフィルム、そのようなアクリルフィ
ルムにフッ素フィルムを貼り合わせた2層構成のフィル
ム、及び上記の紫外線吸収剤を含むアクリルと少量のフ
ッ素の混合フィルムの接着層と、フッ素と少量のアクリ
ルの混合フィルムの表面層とを貼り合わせた2層構成の
フィルムを用いる。
【0009】印刷インキとしては耐候性があり、かつア
ルコール系の溶剤を使用したものを使用する。これは印
刷を行うシートがアクリルフィルム、或いは積層フィル
ムのアクリルフィルム側であり、これらのフィルムに耐
溶剤性がないためである。具体的には印刷インキの樹脂
としてアクリル系、ブチラール系、セルロース系或いは
これらの混合物を用いることができる。顔料としては屋
外で使用することを考慮して耐候性を有するものを使用
する。有機系の顔料としては、キナクリドンやイソイン
ドリノン等の縮合多環タイプの高級有機顔料や、無機系
であれば酸化鉄系の顔料を用いればよい。
【0010】印刷模様を形成する方法は、グラビア印
刷、スクリーン印刷、オフセット印刷等を使用すればよ
い。また、貼り合わせるアルミ表面の隠蔽を必要とする
柄の場合には、適宜、柄印刷後に色ベタ層を設ける、或
いは接着剤を着色する等の処置を行う。
【0011】接着剤としてはアルミニゥムと印刷インキ
の密着性及び耐候性を考慮し適宜決定される。本発明者
らの実験によれば、2液硬化型のウレタン系塗料で良好
な結果が得られている。接着剤の塗工方法としては、刷
毛塗り、エアースプレー、ロールコーター等、既存の方
法を用いればよい。また、アルミライナー紙と透明保護
シートを貼り合わせるには、平プレスやロールプレス等
の既存の方法を用いればよい。
【0012】
【作用】本発明の耐候性化粧シートは、印刷技術により
所望の絵柄を設けることができる。さらに耐候性を有す
る透明シートに印刷をして、この印刷面とアルミライナ
ー紙のアルミ面とを貼り合わせることで、外装用途にも
充分使用に耐える。
【0013】
【実施例】以下に具体的実施例を説明する。
【0014】<実施例1>厚さ50μmの三菱レーヨン
製のアクリルフィルム(商品名,アクリプレン)の上
に、グラビア印刷により木目柄を設けた。インキは東洋
インキ製造のアクリルインキ(商品名,VFW)を用い
て、顔料としては酸化鉄系(茶、黄土)、フタロシアン
ニンブルー(藍)、カーボンブラック(黒)を使用し
た。
【0015】アルミライナー紙の上に、ロールコーター
を用いて東洋インキ製造の酸化チタンにより白色に着色
した2液硬化型ウレタン塗料(商品名,ライオポール)
を塗工した。塗布量は10g/m2 として、オーブンで
80℃、80秒間乾燥した後、印刷シートを印刷面とア
ルミ面が接触するよう設置し、ロールラミネーターで線
圧5kg、速度5m/minで加圧、一体化することで
耐候性化粧シートを得た。
【0016】<実施例2>呉羽化学工業のPVDF/ア
クリル2層複合フィルム(商品名,KFCフィルムAT
50Y)50μmのアクリルフィルム面に、実施例1と
同等の材料と方法を用いて木目柄を設けた。アルミライ
ナー紙の上に、実施例1と同等の手法により印刷シート
を積層し、耐候性化粧シートを得た。
【0017】<実施例3>電気化学工業のPVDF+少
量アクリル(表面層)/アクリル+少量PVDF(接着
層)の2層複合フィルム(商品名,DXフィルム)50
μmの接着層面に実施例1と同等の材料と方法を用いて
大理石柄を形成した。アルミライナー紙の上に実施例1
と同等の手法を用いて、印刷シートを積層し耐候性化粧
シートを得た。
【0018】
【発明の効果】本発明は以上の構成であるから、下記に
示す如き効果がある。すなわち、耐候性を有する透明シ
ートに印刷をして、この印刷面とアルミライナー紙のア
ルミ面とを貼り合わせることで、外装用途にも充分使用
に耐える美麗で、耐久性もある耐候性化粧シートが簡便
な方法で得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における耐候性化粧シートの一実施例を
示す断面図である。
【符号の説明】
1 …アルミライナー紙 2 …透明保護シート 3 …アルミニゥム箔 4 …中芯原紙 5 …接着層 6 …印刷層 7 …透明フィルム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B32B 27/18 B32B 27/18 A 27/30 27/30 A D

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基材の表面にアルミニゥム箔を貼り合わせ
    たアルミライナー紙のアルミニゥム面と、予め所望の印
    刷模様と必要に応じて隠蔽用のベタ印刷層を設けた透明
    保護シートの印刷面とを、接着剤を介して貼り合わせた
    ことを特徴とする耐候性化粧シート。
  2. 【請求項2】前記透明保護シートが、紫外線吸収剤を含
    むアクリルフィルムであることを特徴とする請求項1に
    記載の耐候性化粧シート。
  3. 【請求項3】前記透明保護シートが、紫外線吸収剤を含
    むアクリルフィルムとフッ素フィルムとを貼り合わせた
    2層構造からなり、所望の印刷模様はアクリルフィルム
    面に施すことを特徴とする請求項1に記載の耐候性化粧
    シート。
  4. 【請求項4】前記透明保護シートが、紫外線吸収剤を含
    むアクリルと少量のフッ素樹脂とを混合してなるフィル
    ムと、フッ素と少量のアクリル樹脂とを混合してなるフ
    ィルムとを貼り合わせた2層構造からなり、所望の印刷
    模様はアクリルと少量のフッ素樹脂とを混合してなるフ
    ィルム面に施すことを特徴とする請求項1に記載の耐候
    性化粧シート。
JP30431195A 1995-11-22 1995-11-22 耐候性化粧シート Pending JPH09141813A (ja)

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JP30431195A JPH09141813A (ja) 1995-11-22 1995-11-22 耐候性化粧シート

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JPH09141813A true JPH09141813A (ja) 1997-06-03

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ID=17931506

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JP30431195A Pending JPH09141813A (ja) 1995-11-22 1995-11-22 耐候性化粧シート

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JP (1) JPH09141813A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11300905A (ja) * 1998-04-24 1999-11-02 Toppan Printing Co Ltd 耐候性、耐汚染性及び耐溶剤性を有する化粧シート

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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