JPH022388A - 新規なヒト顆粒球マクロファージコロニー刺激因子 - Google Patents

新規なヒト顆粒球マクロファージコロニー刺激因子

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JPH022388A
JPH022388A JP63050869A JP5086988A JPH022388A JP H022388 A JPH022388 A JP H022388A JP 63050869 A JP63050869 A JP 63050869A JP 5086988 A JP5086988 A JP 5086988A JP H022388 A JPH022388 A JP H022388A
Authority
JP
Japan
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amino acid
acid sequence
type
human granulocyte
granulocyte macrophage
Prior art date
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Pending
Application number
JP63050869A
Other languages
English (en)
Inventor
Emiko Kono
恵美子 河野
Mihoko Yoshima
吉間 美保子
Masayuki Nagase
長瀬 正之
Nariyasu Nabeshima
鍋島 成泰
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Pharmaceuticals Co Ltd
Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Pharmaceuticals Co Ltd
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH022388A publication Critical patent/JPH022388A/ja
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  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、医薬として有用な新規なヒト顆粒球マクロフ
ァージコロニー刺激因子(以下、ヒト顆粒球マクロファ
ージコロニー刺激因子をGM−C3Fと略称する )に
関する。
〔従来の技術および課理を解決するための手段〕GM−
C3Fは骨髄を刺激して、感染防御、免疫などに重要な
役割を果たす顆粒球マクロファージなど白血球の分化・
増殖を促進するサイト力インの一種であり、その−次構
造はすでに報告されている。(Gordon G、 W
ong et、al、、 5cience 22881
0−815.(1985);^ntony W、Bur
gess  et、al。
Blood、6943−51(1987)本発明者らは
、遺伝子組換え法により形質転換した大腸菌の菌体内に
産生させたCM−C3Fを単離し、回収するにあたり、
大腸菌内では0MC3Fが不活性な不溶性の凝集体とし
て得られるため、適当な条件で可溶化還元して直鎖状の
GM−C3Fとして単離し、これを酸化して2組のジル
スフイド結合を有する活性なGM−C3Fを導く過程に
おいて、すでに報告されているものとは異なる新規なG
M−C3Fを得、本発明を完成した。
本発明のGM−CSFは、第1図記載のアミノ酸配列(
第1番目から第128番目まで)で特定されるN末端に
メチオニン残基が先行したGM−C3FのN末端からア
ミノ酸が2個(Met−Ala)除去された、第1図記
載のアミノ酸配列の第3番目から第128番目のアミノ
酸配列で特定される新規なGM−C3Fである。(以下
、本明細書では第1図記載のアミノ酸配列(第1番目か
ら第128番目まで)で特定されるN末端にメチオニン
残基が先行したGM−C3FをA型とし、A型GMC3
FのN末端かアミノ酸が2個(Met−Ala)除去さ
れた本発明の新規な組換えGM−C3FをB型とする。
) 本発明のGM−C3F  B型は、以下に記す方法によ
り得られる。
第1図記載のGM−C3FをコードするGMC3FJI
伝子を常法により単離し、これを発現する組換え大腸菌
を常法により作成する。好ましくはヒト白血病細胞U9
37株(ATCCCRL1593)由来のヒトGM−C
3F遺伝子を有するプラスミドによって大腸菌に一12
株由来のSG  936株を形質転換し、得られた大腸
菌をLブロス培地等の適当な培地で常法に従い培養し、
GM−C3Fを産生させる(PCT出瀬WO37102
060参照)。GM−CSFは不溶性の凝集体として宿
主内に蓄積される。
遠心分離等により培養した菌体を集め、適当な手段(例
えば超音波処理、フレンチプレス処理など)を用いて菌
体を破砕して、遠心分離によって不溶性の凝集体をとり
出す。この凝集体を適当な可溶化剤(例えば高濃度のグ
アニジン塩酸又は尿素)及び、分子内及び分子間に存在
すると思われるジスルフィド結合を切断するための還元
剤(例えば2−メルカプトエタノール)を用いて可溶化
する。還元体として含まれるGM−C3Fをゲルろ過ク
ロマトグラフィーなどの手段によって一次精製する。凝
集体をとり出す段階でGM−C3Fに夾雑している宿主
由来のタンパク質や核酸、また、細胞膜成分などのうち
可溶性成分および0MC3Fと分子量の異なる夾雑成分
を上記の操作により除く。このようにして得られたGM
−CSFの還元体は適当な酸化還元系(例えばグルタチ
オン又はシスティンの酸化型及び還元型の混合物)を有
する溶液中で2組のジスルフィド結合を形成させ、活性
なGM−C3Fを再生させる。
この再生溶液には、−吹精製によって除き得なかった宿
主由来物質の他、酸化還元剤、キレート剤等の夾雑物が
存在するので、イオン交換高速液体クロマトグラフィー
を用いて該夾雑物を除去する。このようにして得られた
CM−C3F  A型。
B型の混合物は逆相高速液体クロマトグラフィーにより
分離する。各CM−C3F活性画分を分取し、更に精製
し、GM−C3Fの構造を検定することにより、目的の
GM−C3F  B型を得ることができる。以上の各操
作により得られたGM−C3F  B型はA型と同様、
好中球生存維持活性およびハムスター骨髄細胞コロニー
形成活性などの生物活性を有することが認められた。以
下実施例により、この発明をさらに詳しく説明する。
丈止炎上 ヒト白血病細胞U937株 (ATCCCRL  15
93)由来のhGM−C3F遺伝子を有するプラスミド
によって大腸菌に一12株由来の 5G936株(AT
CC39264)を形質転換し、得られた大腸菌(03
M3474)(PCT出願 WO37102060に記
載の公知菌株)を用いてアンピシリン、カナマイシンを
含むLプロス培地で14時間、30°Cで培養し、次に
42°Cに温度をあげて誘導をかけ、さらに3時間培養
した。培養後に、菌体を超音波破砕により破壊し、12
゜000rp−で30分間遠心分離してペレット化した
得られたペレットを0.1M Tri−HCI(pH7
,5)で洗浄後、6Mグアニジン塩酸及び10mM 2
−メルカプトエタノールを含む0.IM Tri−HC
I(PH7,5)を用いて可溶化し、次いでセファクリ
ル5200スーパーフアインカラム (商標:ファルマ
シア社製)(2゜6cm X 94cm、 500m1
樹脂)にかけて4°Cでゲルろ過クロマトグラフィーを
行った。)8出したGM−C3F含有画分を4mMシス
ティン0.4mMシスチンを含む0.1M Tri−H
CI(PH7,5)で4°C112時間透析を行い、さ
らに新しいバッファー溶液で4°C11晩透析を行って
、酸化型GM−C3Fを含む再生溶液を得た。 次にこ
の再生液に混在する酸化還元剤および界面活性剤等の夾
雑物を除去するため、下記条件でHPLCを用いて精製
をおこなった。
(HPLC−13 カラム: TSKgel DEAE−5PW、(粒子径
10μm、孔径10100n (21,5X 150m
m) (東ソー製) 移動相:A液20mM Tris−HC1緩衝液(PH
7,3)B液 0.5M塩化ナトリウム含有20mMT
ris−11CIII衝液(PH7,3)グラジェント
条件=B液を5%で10分間流した後、B液を45%ま
で60分間で直線 的に増加させる。
?AN :  8.Omj!/min カラム温度:室温 検出器:紫外線吸収計(測定波長280nm)保持時間
:43分 以上の各操作を行って得られたGM−C3Fとして10
5mgを含む再生溶液について下記条件でトfPLCに
よりGM−C3F  A型およびB型を分画した。
[HPLC−2] カラム二マイクロボンダスフェアーC16(粒子径5μ
m+孔径12nm) (19X 150nv) (ミリ
ポア類) 移動相:A液 5mM  テトラ−n−ブチルアンモニ
ウム含有20mMリン酸塩緩衝?ff1(po7.o)
B;夜 アセトニトリル グラジェント条件:B液を20%で10分間流した後、
20%から37%まで20分間、37 %から40%までを90分間、次 いで40%から60%までを10分 間でそれぞれ直線的に増加さ せる。
流”l :  8.Od/min カラム温度;室温 検出器二紫外線吸収計(測定波長280nm)保持時間
:GM−C5F  A型 91分GM−C3F  B型
 95分 上記操作により得られたGM−C3F  B型の両分に
ついてさらに下記条件によりHPLCを用いて精製をお
こない、GM−C3F  B型を得た。
(HPLC−3) カラム:スミパックスODS  A−211(4,6m
m×250mra’) (住友化学製)移動相:A液 
5mMテトラ−n−ブチルアンモニウム含有20mMリ
ン酸塩緩衝液(PH7,0)B液 アセトニトリル グラジェント条件:B液を20%から40%まで1o分
間、次いで40%から50%まで 50分間でそれぞれ直線的に増 加させる。
流N : 1 ml/mrn カラム温度二室温 検出器:紫外線吸収計(測定波長280nm)保持時間
:35分 以上の方法により、精製したC、M−C3F  A型お
よびB型について下記条件でHP L Cにより測定し
た結果、GM−C3F  A型82.1mg、 G M
C3F  B型0.77mgを得た。
なお、GM−C3Fの粗製品の高速液体クロマトグラム
を第2図に示す。
HP L C条件: カラム二マイクロボンダスフェアーC+s(粒子径5μ
m、細孔径12nm) (4,6X 25cm) (ミ
リポア類) 移動相:A液 5mM  テトラ−n−ブチルアンモニ
ウム含有20mMリン酸塩緩衝液(PI(7,0)Bン
佼 アセトニトリル グラジェント条件:B液を20%から38%まで10分
間、38%から42%まで40分間 で直線的に増加させる。
流量: 1成/min カラム温度:室温 検出器:紫外線吸収計(測定波長230nm>実画l生
Z 実施例1で得たCM−C3F  B型について気相アミ
ノ酸シークエンサーを用いてN末端アミノ酸配列を分析
した。その結果、GM−C3F  B型はA型のN末端
アミノ酸が2個(Met−Ala)欠失したものである
ことが判明した。
さらに以下のとおり解析を進めた。
まず実施例1で得たGM−C3F  A型を1%炭酸水
素アンモニウム溶液(PH8,0)に)容解し、トリプ
シンを用いて常法通り分解した。得られた分解物につい
て高速液体クロマトグラフィー(以下、HP L Cと
記す)を用いて下記条件で分画をおこない次いで各両分
についてFAB−マススペクトルを測定し、それぞれに
相当するペプチド断片を同定した。
(HPLC条件) カラム:TSK  0DS−1207(粒子径5μ4.
6mmX250mm) (東ソー製)移動相:A液 0
.12%トリフルオロ酢酸水溶液B?夜 0.1%トリ
フルオロ酢酸アセトニド リルン容ン夜 グラジェント条件二B液を5%から36%まで31分間
で次いで36%から65%まで 58分間でそれぞれ直線的に増 加させる。
流ML : 1 mN/min カラム温度:室温 検出器:紫外線吸収計(測定波長230nm)同様に、
GM−C3F  B型のトリプシン分解物をHPLCを
用いて分析し、A型のトリプシン分解物のHPLCによ
る分析結果を比較したところB型ではA型のアミノ酸配
列1番から5番のペプチド断片に相当するピークが消失
し、新たなピークが検出された。このピークをHPLC
を用いて分!し、そのFAB−マススペクトルを測定し
た結果、A型のアミノ酸配列3番から5番のペプチド断
片の分子量に相当するピークが検出された。
以上の結果、CM−C3F  B型はGM−C3FA型
のN末端アミノ酸が2個欠失したものであることが判明
した。
試験方法 ハムスター大腿骨を無菌的に摘出し、2%牛脂児血清含
有a −M E M培養?ff1(Stanners、
C,P、、et。
al、、Nature New Biology、23
0:52(1972) (Flo−社製))を注入し、
骨髄細胞を洗い出した。この細胞をピベンティングでば
らばらにし、3分間静置する。細胞浮遊液をとり、同じ
培養液で洗浄した後、40%0%牛脂清含有α−MEM
培養液でlXl0/mlの細胞濃度に調製する。この骨
髄細胞浮i液および2%牛脂児血清含有α−MEM培養
液で段階的に希釈したヒトGM−C3Fをウェルに10
0μiずつ入れて、37°C,5%−酸化炭素の条件下
で培養する。培養42時間後にα−MEM培養液で40
μci/rn1に調製したトリチウム標識チミジンを2
5μlずつ各ウェルに添加しさらに6時間培養後、細胞
に取り込まれた放射活性を測定する。
(CV/CC)/2のトリチウム標識チミジン取り込み
を誘導するGM−C3Ffflを50単位/dと定義し
てGM−C3Fの比活性を求めた。但し、CMは最大ト
リチウム標識チミジン取り込み量。
CCはGM−C3F非存在下に取り込まれたトリチウム
標識チミジン量を表わす。
試験結果        表1 SF  A型と同等のハムスター骨髄細胞コロニー形成
活性を有することが認められた。
【図面の簡単な説明】
第1図は組み換え大腸菌由来のGM−C3Fのアミノ酸
配列を示す。但し、A:アラニン、Cニジスティン、D
:アスパラギン酸、E:グルタミン酸、F:フェニルア
ラニン、Gニゲリシン、H:ヒスチジン、■:イソロイ
シン、K:リジン、L:ロイシン、M:メチオニン、N
:アスパラギン、Pニブロリン、Q:グルタミン、R;
アルギニン、S:セリン、T:スレオニン、■:バリン
、Wニトリブトファン、Y:チロシンを各々表す。 第2図は実施例にて用いた粗製品GM−C3Fの高速液
体クロマトグラムを示す。 表1の結果から、GM−C3F  B型はGM−C第1
図 保持時間(分)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 第1図記載のアミノ酸配列の第3番目から第128番目
    のアミノ酸配列で特定されるヒト顆粒球マクロファージ
    コロニー刺激因子
JP63050869A 1988-02-23 1988-03-03 新規なヒト顆粒球マクロファージコロニー刺激因子 Pending JPH022388A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63050869A JPH022388A (ja) 1988-02-23 1988-03-03 新規なヒト顆粒球マクロファージコロニー刺激因子

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4163188 1988-02-23
JP63-41631 1988-02-23
JP63050869A JPH022388A (ja) 1988-02-23 1988-03-03 新規なヒト顆粒球マクロファージコロニー刺激因子

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JPH022388A true JPH022388A (ja) 1990-01-08

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