JPH0223889Y2 - - Google Patents

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JPH0223889Y2
JPH0223889Y2 JP20067485U JP20067485U JPH0223889Y2 JP H0223889 Y2 JPH0223889 Y2 JP H0223889Y2 JP 20067485 U JP20067485 U JP 20067485U JP 20067485 U JP20067485 U JP 20067485U JP H0223889 Y2 JPH0223889 Y2 JP H0223889Y2
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JP
Japan
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transmission
speed change
change ring
spring
speed
Prior art date
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JP20067485U
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JPS62107145U (ja
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  • Control Of Transmission Device (AREA)
  • Friction Gearing (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野: 本案は負荷トルクの増大に伴つて変速が自動的
に行われる摩擦無段変速機に関する。
従来の技術: 特開昭59−131056号公報および特開昭59−
131057号公報に記載される摩擦無段変速機は、特
公昭57−13221号公報に示される摩擦無段変速機
(表現を簡単にするため、以下においてはR型変
速機と言う。)につき、負荷トルクの増大に伴い
出力軸の回転速度を低下する変速が、速度検出器
およびパイロツトモータ等を使用する従来の手法
によることなく、自動的に起るようにするもので
ある。R型変速機は発生し得るトルクの大きさを
出力軸の回転速度の低下に伴つて増大すると共に
出力軸の回転速度を0とする点を変速範囲に含む
ので、その用途は極めて広く、重量物の操作系等
に好適なものとして設けることができる。
考案が解決しようとする問題点: 特開昭59−131056号公報記載の摩擦無段変速機
は三角形状輪郭のカムと変速リングを高速側に移
動させる方向の力を及ぼすばねとの組合せによる
変速作用部をもつもので、このものは入力軸が正
負何れの方向に回転されても要求される自動変速
が行われるのであるが、三角形状カムの製作に高
い精度が要求されるため、小量生産の場合には不
向きである。これに対し、特開昭59−131057号公
報記載の摩擦無段変速機は上記三角状カムに代え
て一つのリンクを使用するもので、このものは構
造が単純ではあるが、入力軸の回転方向に制約が
あり、入力軸の回転方向が特定方向とは逆の方向
となるときには自動変速作用が起らない。本案は
構造の簡単なリンク形式のものにつき上記制約が
加わらないようにすることを目的とする。
問題点を解決するための手段: 本案は、入力軸上の伝動車に摩擦係合する凹断
面形の伝動面と、出力軸の伝動車に摩擦係合する
平坦な伝動面と、非回転の状態に保たれる変速リ
ングに摩擦係合す円錐面とをもつ複数の円錐形転
子が伝動系上に設けられていて、円錐形転子の有
効半径を変える如く変速リングを軸線方向に動か
すことにより変速が行われる形式のものにおい
て、入力軸および出力軸の中心線に一致する一定
方向の力を変速リングに及ぼして変速リングを高
速側に移動させようとするばねと、このばねによ
る変速リングの高速側への移動量の最大値を制限
する揺動可能のリンクとを変速機の静止部と変速
リングとの間に介在させ、上記ばねと上記リンク
とにより自動変速作用部を構成させたことを特徴
とする。
作 用: R型変速機には、変速リングの回転が拘束され
ていて円錐形転子上の平坦な伝動面に摩擦係合す
る伝動車の回転が出力軸に伝達されるリング非回
転型と、円錐形転子上の平坦な伝動面に摩擦係合
する伝動車の回転が拘束されていて変速リングの
回転が出力軸に伝達されるリング回転型とがある
が、本案によるものは前者に属する。
上記リンクは変速リングに加わる負荷トルクに
より変速リングを軸線方向に移動させるための要
素、上記ばねは変速リングに生じる軸線方向移動
量を負荷トルクに比例するものとするための要素
である。変速リングの軸線方向の動きは、変速リ
ングに対する上記リンクの係合点が円弧に沿つて
動くことにより起る。
変速機の運転が停止されているとき、変速リン
グは上記ばねの及ぼす力により最高速の位置にあ
る。すなわち、変速機の運転は変速リングを最高
速位置に置く状態において開始され、以後負荷ト
ルクの増大に伴つて変速リングが低速側に移動す
る。出力軸の回転速度を0とする位置に変速リン
グが移動させられたときの負荷トルクの大きさは
上記ばねの強さの関数で、ばねを強くすればこの
負荷トルクも大きくなる。
実施例: 第1図は本案による摩擦無段変速機の一例を示
す縦断側面図で、この図において、1は入力軸、
2は出力軸、3は円錐形転子である。円錐形転子
3には、入力軸1上の伝動車4に摩擦係合する凹
断面形の伝動面5と、出力軸2上の伝動車6に摩
擦係合する平坦な伝動面7と、円錐面8に摩擦係
合する変速リング9とが設けられる。
10は変速リング9を高速方向に動かそうとす
る力を及ぼすばね、11は変速リング9の高速方
向へ移動量の最大値を制限するリンクである。リ
ンク11は一端を変速機の静止部に連結されると
共に、他端を変速リング9に連結された揺動可能
の要素で、ばね10と共働して自動変速作用部を
構成する。
変速機が無負荷の状態にあるとき、変速リング
9は、ばね10が及ぼす力により、リンク11が
許容する最高速の位置にあるが、負荷トルクが加
わると、リンク11を回動する。リンク11の回
動は静止部12に対する係合点を中心としてばね
10を圧縮しつつ起る。ばね10の圧縮は出力軸
2の回転速度を0とする位置にまで変速リング9
がリンク11により移動させられる状態を限度と
して起る。
第2図乃至第4図はリンク11の姿勢変化の説
明図で、第2図は無負荷状態におけるリンク11
の姿勢を入力軸1の回転方向を区別して示す。
負荷トルクの最大値の調節が要求される場合に
はばね10の初圧縮量を変える調節装置を設けれ
ばよく、また、変速機を適宜選定された中間速度
で始動させることが要求される場合にはリンク1
1の高速側への回動を制限するストツパを設けれ
ばよい。このストツパは可調節のものとし、必要
に応じて変速機を最高速度で始動させ得るように
することが望ましい。
なお、図示のものにおいては、ばね10の圧
縮、伸長が変速動作に狂いを生じることなく行わ
れるようにするため、ばね受座13と変速リング
19との間に転がり軸受14が介在されるが、変
速リング9を高速側に移動させようとするばねが
引張りばねの場合にはこの軸受を設ける必要はな
い。
考案の効果: 本案は、R型変速機の自動変速作用部を、入力
軸の回転方向の正逆に関係なく、しかも、製造組
立が容易で外形寸法が比較的小さいものとして構
成させるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案による摩擦無段変速機の一例を示
す縦断側面図、第2図乃至第4図は第1図に示す
もののリンクの姿勢を示す図で、第2図は無負荷
状態においての姿勢を、第3図および第4図は出
力軸の回転速度が0となる状態においての姿勢を
入力軸の回転方向を区別して示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 入力軸上の伝動車に摩擦係合する凹断面形の伝
    動面と、出力軸上の伝動車に摩擦係合する平坦な
    伝動面と、非回転の状態に保たれる変速リングに
    摩擦係合する円錐面とをもつ複数の円錐形転子が
    伝動系上に設けられていて、円錐形転子の円錐面
    の有効半径を変える如く変速リングを軸線方向に
    動かすことにより変速が行われる形式のものにお
    いて、入力軸および出力軸の中心線に一致する一
    定方向の力を変速リングに及ぼして変速リングを
    高速側に移動させようとするばねと、このばねに
    よる変速リングの高速側への移動量の最大値を制
    限する揺動可能のリンクとを変速機の静止部と変
    速リングとの間に介在させ、上記ばねと上記リン
    クとにより自動変速作用部を構成させたことを特
    徴とする摩擦無段変速機。
JP20067485U 1985-12-26 1985-12-26 Expired JPH0223889Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20067485U JPH0223889Y2 (ja) 1985-12-26 1985-12-26

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20067485U JPH0223889Y2 (ja) 1985-12-26 1985-12-26

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62107145U JPS62107145U (ja) 1987-07-08
JPH0223889Y2 true JPH0223889Y2 (ja) 1990-06-29

Family

ID=31163406

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20067485U Expired JPH0223889Y2 (ja) 1985-12-26 1985-12-26

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JPS62107145U (ja) 1987-07-08

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