JPS5913397Y2 - 自動変速装置 - Google Patents
自動変速装置Info
- Publication number
- JPS5913397Y2 JPS5913397Y2 JP1979131100U JP13110079U JPS5913397Y2 JP S5913397 Y2 JPS5913397 Y2 JP S5913397Y2 JP 1979131100 U JP1979131100 U JP 1979131100U JP 13110079 U JP13110079 U JP 13110079U JP S5913397 Y2 JPS5913397 Y2 JP S5913397Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wheel
- conical
- helical gear
- friction wheel
- shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H15/00—Gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio, or for reversing rotary motion, by friction between rotary members
- F16H15/02—Gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio, or for reversing rotary motion, by friction between rotary members without members having orbital motion
- F16H15/04—Gearings providing a continuous range of gear ratios
- F16H15/42—Gearings providing a continuous range of gear ratios in which two members co-operate by means of rings or by means of parts of endless flexible members pressed between the first mentioned members
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は自動変速装置に関するものである。
従来、負荷トルクの変動に応じて、入出力軸間の変速比
を調整するようにした自動変速機構は、各種考案されて
いるが、例えば、実開昭５４−９７５７１のように、公
知の出力軸にかかる負荷トルクの検出手段と、同様に公
知の摩擦力を利用した無断変速手段とを、単に組み合わ
せたものにすぎず、負荷トルクの検出及び変速伝動作用
についても別設の効果はなく、高負荷トルク時のスリッ
プ、変速作動の不円滑などの欠点があった。
を調整するようにした自動変速機構は、各種考案されて
いるが、例えば、実開昭５４−９７５７１のように、公
知の出力軸にかかる負荷トルクの検出手段と、同様に公
知の摩擦力を利用した無断変速手段とを、単に組み合わ
せたものにすぎず、負荷トルクの検出及び変速伝動作用
についても別設の効果はなく、高負荷トルク時のスリッ
プ、変速作動の不円滑などの欠点があった。
この考案では、入出力側の相互に対向した円錐者の摩擦
作用面が、出力円錐車の大径側に向って狭窄するように
若干の角度をもたせて上記円錐車を軸支し、上記摩擦作
用面間に、外周面を球面上に形成した摩擦小車を同小車
中心に設けた球状軸受体を介して支軸に回動及び支軸方
向に移動自在に軸支し、しかも同小車を上記狭窄方向に
バネ付勢すると共に、出力側円錐車軸と出力軸とをヘリ
カルギヤの噛合により連動連結し、しかも同出力側円錐
車軸を摩擦作用面間隔が拡大する方向にバネ付勢してお
き、ヘリカルギヤ歯面の捩れ角により発生する負荷トル
クと比例した推力により、出力側円錐車を上記間隔を狭
窄する方向に移動せしめることによって、摩擦小車を入
力端円錐車の小径側、出力円錐車より大径側に移動せし
めるように構成することにより、自動的に出力回転を、
高負荷トルク時は低速、低負荷トルク時には高速に変速
し、しかも、上記変速作動を円滑に行い、摩擦小車と摩
擦作用面間の面圧を負荷トルクに応じて自動的に調整す
る自動変速装置を提供せんとするものである。
作用面が、出力円錐車の大径側に向って狭窄するように
若干の角度をもたせて上記円錐車を軸支し、上記摩擦作
用面間に、外周面を球面上に形成した摩擦小車を同小車
中心に設けた球状軸受体を介して支軸に回動及び支軸方
向に移動自在に軸支し、しかも同小車を上記狭窄方向に
バネ付勢すると共に、出力側円錐車軸と出力軸とをヘリ
カルギヤの噛合により連動連結し、しかも同出力側円錐
車軸を摩擦作用面間隔が拡大する方向にバネ付勢してお
き、ヘリカルギヤ歯面の捩れ角により発生する負荷トル
クと比例した推力により、出力側円錐車を上記間隔を狭
窄する方向に移動せしめることによって、摩擦小車を入
力端円錐車の小径側、出力円錐車より大径側に移動せし
めるように構成することにより、自動的に出力回転を、
高負荷トルク時は低速、低負荷トルク時には高速に変速
し、しかも、上記変速作動を円滑に行い、摩擦小車と摩
擦作用面間の面圧を負荷トルクに応じて自動的に調整す
る自動変速装置を提供せんとするものである。
以下本案を図面に示す実施例に基づき説明する。
第１図は本案装置の１実施例を示す機構説明図であり、
入力軸１、中間軸２、出力軸３の順にそれぞれを平行に
設け、上記入力軸１には円錐車Ａを固着し、中間軸２に
は上記円錐車Ａと反対向きに円錐車Ｂをスプライン２′
嵌合させて回動方向には固定しながら軸方向に摺動自在
に支持している。
入力軸１、中間軸２、出力軸３の順にそれぞれを平行に
設け、上記入力軸１には円錐車Ａを固着し、中間軸２に
は上記円錐車Ａと反対向きに円錐車Ｂをスプライン２′
嵌合させて回動方向には固定しながら軸方向に摺動自在
に支持している。
そして上記同円錐車Ａ、 Ｂは若干の角度θをもって対
向すべく構成され、このために同円錐車Ａ。
向すべく構成され、このために同円錐車Ａ。
Ｂの頂角α、βを若干異にさせている。
尚この若干の角度θをもって円錐車Ａ、 Ｂを対向させ
るには、入力軸１と中間軸２とを平行にせず、若干の角
度をもって並設させてもよく、この場合には同円錐車の
頂角を同角度にすることができる。
るには、入力軸１と中間軸２とを平行にせず、若干の角
度をもって並設させてもよく、この場合には同円錐車の
頂角を同角度にすることができる。
そして上記同円錐車Ａ、 Ｈの対向間に摩擦小車４を
介在させるものであり、同摩擦小車４は外周を球面に形
成され、かつ球状受体５に回動自在に嵌装され、しかも
同球状受体５を支軸６に摺動自在に嵌合させることで円
錐車Ａ、 Ｂの対向間に移動自在に支持され、かつ上記
支軸６の一端を枢着７することで、その枢着７部を中心
として回動自在に支持されている。
介在させるものであり、同摩擦小車４は外周を球面に形
成され、かつ球状受体５に回動自在に嵌装され、しかも
同球状受体５を支軸６に摺動自在に嵌合させることで円
錐車Ａ、 Ｂの対向間に移動自在に支持され、かつ上記
支軸６の一端を枢着７することで、その枢着７部を中心
として回動自在に支持されている。
又上記中間軸２側の円錐車ＢにはヘリカルギヤＭが一体
的に連設されており、このヘリカルギヤＭは出力軸３に
固着したヘリカルギヤＮと噛合している。
的に連設されており、このヘリカルギヤＭは出力軸３に
固着したヘリカルギヤＮと噛合している。
そしてこの場合、両ヘリカルギヤＭ、 Ｈのねじれ方向
は中間軸２側のヘリカルギヤＭに矢印Ｐ方向、すなわち
円錐車Ａ、 Ｂの対向空間Ｓが狭くなる方向への推力が
生ずるように設定されている。
は中間軸２側のヘリカルギヤＭに矢印Ｐ方向、すなわち
円錐車Ａ、 Ｂの対向空間Ｓが狭くなる方向への推力が
生ずるように設定されている。
尚図中８で゛示すものは中間軸２に嵌装させた押しバネ
であり、円錐車Ｂを上記推力に抗する方向に押圧させて
いる。
であり、円錐車Ｂを上記推力に抗する方向に押圧させて
いる。
９は摩擦小車４の支軸６に嵌装させた付勢バネであり、
若干の角度θをもつ対向空間Ｓに摩擦小車４が楔状に介
入するように付勢させている。
若干の角度θをもつ対向空間Ｓに摩擦小車４が楔状に介
入するように付勢させている。
又１０で示すものはそれぞれ軸受である。
従って動力は入力軸１の円錐車Ａから摩擦小車４を介し
て中間軸２の円錐車Ｂに伝達され、かつ同円錐車Ｂから
ヘリカルギヤＭ、 Ｎを介して出力軸３に伝達されるこ
とになる。
て中間軸２の円錐車Ｂに伝達され、かつ同円錐車Ｂから
ヘリカルギヤＭ、 Ｎを介して出力軸３に伝達されるこ
とになる。
そしてこの場合板に出力軸３に高負荷が加わっていると
すると、ヘリカルギヤＭに生ずる推力が増大して、これ
と一体の円錐車Ｂは押バネ８の押圧力に抗して矢印ｐ方
向に摺動し、これに伴ない円錐車Ａ、 Ｂの対向空間
Ｓが狭くなることから摩擦小車４は付勢バネ９に抗して
対向空間Ｓの角度の開いた方向（矢印ｐ′方向）に押し
やられることになる。
すると、ヘリカルギヤＭに生ずる推力が増大して、これ
と一体の円錐車Ｂは押バネ８の押圧力に抗して矢印ｐ方
向に摺動し、これに伴ない円錐車Ａ、 Ｂの対向空間
Ｓが狭くなることから摩擦小車４は付勢バネ９に抗して
対向空間Ｓの角度の開いた方向（矢印ｐ′方向）に押し
やられることになる。
そしてこの摩擦小車４が矢印ｐ′方向に押しやられた状
態では、摩擦小車４が円錐車Ａの小径部と円錐車Ｂの大
径部間に介在することになるから、入力軸１の動力は自
動的に減速されて出力軸３に伝達されることになる。
態では、摩擦小車４が円錐車Ａの小径部と円錐車Ｂの大
径部間に介在することになるから、入力軸１の動力は自
動的に減速されて出力軸３に伝達されることになる。
次に出力軸３が低負荷の状態にあるとすると、ヘリカル
ギヤＭの推力に勝る押しバネ８の押圧力によって円錐車
Ｂが矢印ｑ方向、すなわち対向空間Ｓを拡げる方向に摺
動し、これに伴ない摩擦小車４は付勢バネ９によって対
向空間Ｓの角度の窄んだ方向（矢印ｑ′方向）に押しや
られることになる。
ギヤＭの推力に勝る押しバネ８の押圧力によって円錐車
Ｂが矢印ｑ方向、すなわち対向空間Ｓを拡げる方向に摺
動し、これに伴ない摩擦小車４は付勢バネ９によって対
向空間Ｓの角度の窄んだ方向（矢印ｑ′方向）に押しや
られることになる。
そしてこの摩擦小車４が矢印ｑ′方向に押しやられた状
態では、摩擦小車４が円錐車Ａの大径部と円錐車Ｂの小
径部間に介在することになるから、入力軸１の動力は自
動的に増速されて、出力軸３に伝達されることになるの
である。
態では、摩擦小車４が円錐車Ａの大径部と円錐車Ｂの小
径部間に介在することになるから、入力軸１の動力は自
動的に増速されて、出力軸３に伝達されることになるの
である。
上記変速作動中、摩擦小車Ａは支軸６上を移動するもの
であるが、同円錐車Ａ、 Ｂは共に回転しているため
、同円錐車Ａ、 Ｂの外周面上の摩擦小車４の転勤軌跡
は、同円錐外周面を斜め方向に画かれるものであり、従
って摩擦小車４の回転中心線は、必ずしも支軸６中心線
と一致しないものであるが、摩擦小車４は、外周面が球
面状に形成されており、しかも、球面状受体５によって
各方向について回動自在に軸支されているので、何等支
障なく同円錐外周面上を転勤しうるものであるから、変
速のための摩擦小車４の移動が極めて円滑に行われるも
のである。
であるが、同円錐車Ａ、 Ｂは共に回転しているため
、同円錐車Ａ、 Ｂの外周面上の摩擦小車４の転勤軌跡
は、同円錐外周面を斜め方向に画かれるものであり、従
って摩擦小車４の回転中心線は、必ずしも支軸６中心線
と一致しないものであるが、摩擦小車４は、外周面が球
面状に形成されており、しかも、球面状受体５によって
各方向について回動自在に軸支されているので、何等支
障なく同円錐外周面上を転勤しうるものであるから、変
速のための摩擦小車４の移動が極めて円滑に行われるも
のである。
更に、同円錐車Ａ、 Ｂの摩擦作用面に設定した角度θ
により、摩擦小車４への付勢バネ９の力は、クサビ作用
により強大な面圧を同小車４と同円錐車Ａ、 Ｂ間に発
生させるものであり、特に、高負荷トルク時には付勢バ
ネ９が圧縮されて付勢力が増大し、低負荷トルク時には
同バネ９が伸長して付勢力が減少するので、上記面圧は
、負荷トルクに応じて自動的に調整されることになり、
常に適正な面圧を保持してエネルギーロスの少い確実な
動力の変速伝達を行うものである。
により、摩擦小車４への付勢バネ９の力は、クサビ作用
により強大な面圧を同小車４と同円錐車Ａ、 Ｂ間に発
生させるものであり、特に、高負荷トルク時には付勢バ
ネ９が圧縮されて付勢力が増大し、低負荷トルク時には
同バネ９が伸長して付勢力が減少するので、上記面圧は
、負荷トルクに応じて自動的に調整されることになり、
常に適正な面圧を保持してエネルギーロスの少い確実な
動力の変速伝達を行うものである。
尚自動変速をロックしたときには円錐車Ｂの軸方向の摺
動を固持させればよく、又手動で変速をしたいときには
、円錐車Ｂを手動レバー等で摺動させればよい。
動を固持させればよく、又手動で変速をしたいときには
、円錐車Ｂを手動レバー等で摺動させればよい。
上述のように本案によれば、出力軸に加わる負荷の増減
に対応して出力回転数が自動的に変速され、しかもその
変速が連続無段変速であるため、負荷に対する最適変速
度が自動的がっ円滑に得られると共に、動力の摩擦伝達
に必要な面圧を、自動的に調整して、エネルギーロスの
少い確実な動力伝達を行うという効果がある。
に対応して出力回転数が自動的に変速され、しかもその
変速が連続無段変速であるため、負荷に対する最適変速
度が自動的がっ円滑に得られると共に、動力の摩擦伝達
に必要な面圧を、自動的に調整して、エネルギーロスの
少い確実な動力伝達を行うという効果がある。
第１図は本案実施例の自動変速装置を示す機構説明図で
ある。 １：入力軸、２：中間軸、３：出力軸、４：摩擦小車、
６：支軸、Ａ、Ｂ：円錐車、Ｍ、Ｎ：へノカルギャ、 θ：角度。
ある。 １：入力軸、２：中間軸、３：出力軸、４：摩擦小車、
６：支軸、Ａ、Ｂ：円錐車、Ｍ、Ｎ：へノカルギャ、 θ：角度。
Claims (1)
- 入力軸１に円錐車Ａを設け、同円錐車Ａと若干の角度θ
をもって対向する円錐車Ｂを中間軸２に軸方向に摺接自
在に支持させ、かつ支軸６の軸方向に移動自在に支持し
た摩擦小車４を上記円錐車Ａ、 Ｂの対向間に介在させ
、しかも、同摩擦小車４の外周面を面形状に形成し、か
つ同小車４を球状受体５を介して支軸６に軸支せしめ、
更に同小車４を角度θの狭窄句方向にバネ付勢し、かつ
上記円錐車Ｂと一体的にヘリカルギヤＭを設け、同円錐
車Ｂを、同円錐車Ｂの底面方向にバネ付勢するとともに
、同ヘリカルギヤＭと、出力軸３に設けたヘリカルギヤ
Ｎとを、負荷トルクにより、ヘリカルギヤＭが円錐車Ｂ
の頂点方向に移動すべく推力を発生するように噛合させ
てなる自動変速装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1979131100U JPS5913397Y2 (ja) | 1979-09-20 | 1979-09-20 | 自動変速装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1979131100U JPS5913397Y2 (ja) | 1979-09-20 | 1979-09-20 | 自動変速装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5647945U JPS5647945U (ja) | 1981-04-28 |
| JPS5913397Y2 true JPS5913397Y2 (ja) | 1984-04-20 |
Family
ID=29362776
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1979131100U Expired JPS5913397Y2 (ja) | 1979-09-20 | 1979-09-20 | 自動変速装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5913397Y2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102004003716A1 (de) * | 2004-01-24 | 2005-08-11 | Zf Friedrichshafen Ag | Kegelringgetriebe |
| JP5385725B2 (ja) * | 2009-08-24 | 2014-01-08 | 株式会社モートロン・ドライブ | 摩擦式変速装置 |
| JP6217182B2 (ja) * | 2013-06-28 | 2017-10-25 | 株式会社ニコン | 駆動力伝達構造及び光学機器 |
| JP2017223999A (ja) * | 2017-09-28 | 2017-12-21 | 株式会社ニコン | 駆動力伝達構造及び光学機器 |
-
1979
- 1979-09-20 JP JP1979131100U patent/JPS5913397Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5647945U (ja) | 1981-04-28 |
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