JPH0223872A - 組換えプラスミド,それにより形質転換された枯草菌及びそれによる耐熱性プルラナーゼの製造法 - Google Patents

組換えプラスミド,それにより形質転換された枯草菌及びそれによる耐熱性プルラナーゼの製造法

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JPH0223872A
JPH0223872A JP17403788A JP17403788A JPH0223872A JP H0223872 A JPH0223872 A JP H0223872A JP 17403788 A JP17403788 A JP 17403788A JP 17403788 A JP17403788 A JP 17403788A JP H0223872 A JPH0223872 A JP H0223872A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ■ 産業上の利用分野 この発明は、多糖体を構成しているグルコースのα−1
,6結合を加水分解する能力を有するプルラナーゼのう
ち耐熱性が良好であるもの(以下、耐熱性プルラナーゼ
という)を製造する方法と、かかる酵素遺伝子を含むプ
ラスミド並びにそのプラスミドを存する枯草菌にかかわ
るものである。
■ 従来の技術及び本発明が解決しようとする課題 プルラナーゼはプルランやでん粉中のα−1,6結合を
分解する酵素であるが、分岐オリゴ塘や多糖類の構造決
定に多用されている。
またプルラナーゼはでん粉より異性化糖を生産する工程
のうち、グルコースを生産する段階において、グルコア
ミラーゼとともに使用すれば、ブドウ糖の収率が向上し
て有利である。この作用条件は60℃〜65℃であるの
で耐熱性プルラナーゼとはこの温度に耐える耐熱性をも
った酵素である。従来この温度で耐熱性を示すプルラナ
ーゼはほとんどなく、バチルス ステアロサーモフィル
スTRS128株の場合は酵素は安定であるが生産量が
少い、このためWas縮して産業用酵素とすると付属す
る酵素による副反応がいちぢるしく、実用的でない。
この発明ではかかる現状に鑑み、耐熱性プルラナーゼの
遺伝子を常温菌である枯草菌に遺伝子工学的手法により
組み込むことにより、純度の高い耐熱性プルラナーゼを
容易に調製できるようにしたものである。
耐熱性プルラナーゼ又はその関連酵素の遺伝子をクロー
ン化した例としては、サーモアネロビウム ブロッキー
 (T hermoanaerobiu+m  bro
ck日)のデプランチング エンザイム(debran
chingenzyme )遺伝子の大腸菌と枯草菌中
でのクローン化(ジャーナル オブ バクテリオロジ−
(Journal of B acteriology
 )第169巻、第4302〜4307貝、1987年
)とサーマス スペシーズ(T hermus sp、
 )のプルラナーゼの大腸菌中でのクローン化(エフ 
イー エム ニスマイクロバイオロジー レターズ(F
EMS  Microbiolgy  Letters
)第49巻、第385〜3ssH1988年)とが知ら
れているのみである。
一方、本発明の特色は安全性がもっとも高いと考えられ
る枯草菌を宿主としており、更にB 、5ubtili
sに菌学的に類似したB 、stearothermo
philusより遺伝子を得た点である。すなわち本発
明によって作成した酵素製剤はこれまで公知のものに比
べて安全性が高(、食品加工に使用できる点である。
■ 課題解決のための手段及び作用 本発明の耐熱性プルラナーゼを生産するバチルス ステ
アロサーモフィルスTRS128は、本発明者等により
大阪市域東区の土壌より分離された好熱菌であるが、次
のような菌学的性質を有している。
、形態学的性質(肉汁寒天培地中) 1)細胞の形及び大きさ・・・・・・(0,6〜0.8
)X(1,5〜3.0)μの桿菌。連鎖性なく莢膜は少
い、加糖肉汁寒天培地では肉汁寒天培地と同一の桿菌の
形態を示す。
2)運動性・・・・・・あり。
3)胞子・・・・・・(0,4〜0.5)X(0,5〜
0.6)μの長円形で末端付近に存在し膜壁はうすい、
60℃・16時間で形成するものが多い。胞子のうのふ
くらみは認められる。
4)ダラム染色性・・・・・・陽性。
二、生育状態 l)肉汁寒天平板培養・・・・・・生育良好0表面はや
や乾き白色に近い。
2)肉汁寒天斜面培養・・・・・・拡布状となり表面の
光沢なし。
3)肉汁液体培養・・・・・・生育良好、液は混濁する
4)ゼラチン穿刺培養・・・・・・ゼラチンを液化する
5)食塩肉汁液内培養・・・・・・7%の食塩水濃度で
は生育しない。
6)グルコース・アスパラギン寒天培地・・・・・・生
育不良。
7)グルコース・ナイトレイト寒天培地・・・・・・僅
かに生育。
8)肉汁液体培養・・・・・・P H6,8で生育、P
 H5゜7で生育せず。
三、生理学的性質 1)硝酸塩の還元・・・・・・陽性。
2)でん粉の加水分解・・・・・・陽性。
3)クエン酸の醗酵性・・・・・・陽性。
4)カタラーゼの生成・・・・・・陽性。
5)生育の範囲・・・・・・トリプトン、酵母エキス、
食塩を含む培地で70℃まで生育、最適生育温度は65
℃ 6)糖の醗酵性・・・・・・グルコース、ラクトース、
しょ塘から酸を形成、ただし、ガス発生を伴わない。
7)アセチルメチルカルビノールの生成・・・・・・陽
性。
8)ゼラチンの分解・・・・・・陽性。
以上の結果をバージニーのマニアル・オブ・システマテ
イノク・バクテリオロジー第21(Be−rgey  
s   Manual  of   Systemat
ic  Bacteriol−ogy Vol、2 (
1986) )と照合して、本菌はバチルス ステアロ
サーモフィルス(B acillus s−tearo
thermophilus )と同定した。
つぎに本菌株の生産する酵素を詳細に説明する。
、作用及び基質特異性 本酵素はプルランのα−1,6グルコシド結合を切断し
て最終的にはマルトトリオースを生成する。
アミロペクチンやグリコーゲンに作用させてもヨード呈
色反応の増加は認められないが、β−アミラーゼと併用
するとマルトースの生産量が増加する。
イソマルトース、パノース、イソマルトトリオースには
作用しない。
これらの結果から、プルラン並びに側鎖が短(なったア
ミロペクチンやグリコーゲンに作用し、そのα−1,6
グルコシド結合を切断するプルラナーゼであると考えら
れる。
二、作用PH P H4,5〜8.0(0,05M酢酸ナトリウム−酢
酸緩衝液(PH4〜6)又はリンM2ナトリウムリン酸
1カリウム緩衝液(PH6〜8))’t’0゜5%プル
ラン中で60℃・15分間反応させる。
生成還元糖はDNS法で測定。
三、作用最適PH 前記二の条件下でおよそP H5,5゜四、作用温度 0、1 Mリン酸緩衝液(PH6,0)、0.5%プル
ラン中で各種温度下15分間反応させたところ、75℃
まで反応した。
五、最適作用温度 前記四の条件下、65℃である。
六、熱安定性 0、2 M酢酸緩衝液(P H6,0)中で各種温度で
60分間加熱し、残存活性を測定したところ、65℃に
おいても90%以上の活性が残存していた。
七、P H安定性 はぼP H6,0〜9.0で安定であり、酸性側よりア
ルカリ側で比較的安定(各種緩衝液を用い60℃・60
分間放置後、PHを7.0に調整し、残存活性を測定し
た)。
八、精製方法 培養上澄液を硫安分画(35〜55%飽和)した後、沈
でん物を少量の水に溶解、純水に対して透析後、DEA
E−セルロース、ゲルtハ過、アフィニティクロマトグ
ラフィーにより、5DS−PAGEで単一バンドを示す
酵素を得た。
九、分子量 83.000 (SDS−PAGEによる)。
士、生産物 プルランからは最終的にはすべてマルトトリオースが得
られた。
十−1力価測定法 プルランを基質とする下記の方法・条件により測定した
1%プルラン(0,2M酢酸緩衝液P 115.6 )
0、25 m lに酵素液0.25 m lを加え、6
0℃15分間反応させ、生ずる還元力の増加をDNS法
により定量した。
上記反応で1分間当り16μm・lのマルトトリオース
に相当する還元力を生成する酵素lを1単位とした。
以上の理化学的性質から、本酵素は従来知られていない
耐熱性を有する新規なプルラナーゼであると考えられる
本発明では、かかる耐熱性の高いプルラナーゼの遺伝子
をバチルス ステアロサーモフィルス、特にバチルス 
ステアロサーモフィルスTRSI28の染色体DNAを
制限酵素HindIIIを用いて切断することにより調
製する。 H4nd mを使用するのは、酵素の分子量
や生成蛋白質の細胞外への分泌に必要なキャリアー蛋白
質に相当する遺伝情報などを有効に保持した遺伝子の断
片が得られるからである。切断処理の方法は常法による
切断した染色体DNA断片をショットガン方式でベクタ
ープラスミドたとえばpTB522 (ジャーナル オ
ブ ジェネラル マイクロバイオロジー(J ourn
al of G eneral  M icrobio
logy >第131巻 第1757頁、(1985年
))に組換え、枯草望を宿主として復製維持できる組換
えプラスミドを作成する。目的とするプラスミド中の耐
熱性プルラナーゼ生産能をもつHindll+によるD
NA断片は、分子量約2.7 M D aであり、各種
の制限酵素に対する切断個所及び切断により生じたDN
A断片の分子量が夫々 fa)  バムエイチI(BamHI)で2ケ所、断片
は夫々0.40.0.85及び1.45 M D a(
bl工:]アールI(EcoRl)で2ケ所、断片は夫
々0.20.1.10及び1.40 M D afcl
  ビーヴイユーII(Pvu■)で1ケ所、断片は夫
々0.90. 1.80MDa である。さらに具体的には、1g D N A断片を前
記のpTB522に組込み、本発明者等によってpTP
Iと命名された&Il換えプラスミドは、遺伝子工学的
な手法により、目的物質生産を可能とするための所望性
質(たとえばコピー数、薬剤耐性の種類、各種制限酵素
の切断箇所など)を有する。
このプラスミドpTP1の制限酵素地図は添付の第1図
の通りである。
本発明ではベクターとしてpTB522を使用したが、
市販のベクターであるp UB 110.J。
Bact、1981Vo1.146  p1091に記
載されているI)TB 53.  J、  Bact、
1982 Vol。
149p824に記載のあるpTB90と命名されたプ
ラスミドなども同様に使用できる0本発明に使用するプ
ラスミドはpTB522に限られるものではない。
本願の第2発明(特許請求の範囲の■記載のものを第2
発明、同■に記載のものを第3発明という、以下おなし
)は、前述の組換えプラスミドで形質転換された新規の
微生物である。この場合、宿主枯草菌はプルラナーゼ生
産能をもたない通常の枯草菌であれば1株の如何を問わ
ず利用できるが、望ましくは、アミラーゼ及び中性プロ
テアーゼ欠填株であるバチルス ズブチリスNA−1(
ジャーナル オブ バクテリオロジ、−第170巻、第
1554頁、1988年)を用いれば耐熱性プルラナー
ゼの生産及び精製を著しく容易にする点で好ましい。
なおり、sub口1isNA  1は通常入手できるB
5ubtilis  Marburg株を起源として通
常の変異処理によりamylase、 proteas
e活性を消失せしめた菌株である。 amylaseの
欠損はプルラナーゼを導入したときの判定を容易にする
ためであり、又proteaseは集積したpullu
lanaseの分解を防ぐ目的である。B、 5ubt
ilisN A −1株はamylaseprotea
se活性を示さない点を除いて、B、 5ubtili
s Marburg株の菌学的性質を保有している。
第3発明は、第2発明の枯草菌を使用した耐熱性プルラ
ナーゼの製造法に関するものである。即ち、第2発明に
なる宿主菌を栄養培地に接種し、P H6,5〜7.3
.37℃で24〜72時間通気撹拌培養するなどの常法
により、耐熱性プルラナーゼを生成蓄積せしめる。更に
この培養物から耐熱性プ2.ラナーゼを硫安分画、沈で
ん、アルコール沈でん、膜淵縮法などの常法に従って回
収・精製する。
■ 実施例 実施例1  (Mi換えプラスミドの作成と枯草菌の形
質転換及びクローン株の選択) まず、バチルス ステアロサーモフィルスTRS12B
の染色体DNAを以下により調製する。
バチルス ステアロサーモフィルスTRS128を10
0ml L培地を含む500ml容フラスコ中で一夜、
60℃で培養した。これを遠心集菌し、20mlのTE
11街液(10mM)リス、1m M−E D T A
 、 P H8,5)で洗浄し、3mlの15%しョt
JI!、−50mMトリス (PH8,5)−50M−
EDTA−1mg/m1リゾチームに懸濁し、水中で3
0分間静置した。これに3mlの1%ザルコシルー50
mMトリス(PH8,5)−50mM・EDTAを添加
し、混合した。ついで5゜4gCsCfを加え0.3 
m lのエチジウムブロマイド液(I Om g / 
m 1 )を加え、RP65Tローター(日立製作所型
)で超遠心基で分離した。
超遠心終了後、DNA区分を注射針で抜き取り、n−ブ
タノールで3回抽出を繰り返してエチジウムブロマイド
を除去した。このDNA試料を10mM)  リ ス 
 (PH7,5)   −0,1mM  −EDTA 
 中で透析し4℃で保存した。
方では枯草菌を宿主として複製維持できるベクタープラ
スミドpTB522(テトラサイクリン耐性)を常法に
より調製し、ついでバチルス ステアロサーモフィルス
TRS128の染色体DNA及びpTB522を制限酵
素11indll+で切断する、その反応条件は次の通
りである。
表中、l OX Hind 1IIlli衝液とは、1
00mMト リ ス  (P  H7,4)     
1 0 0  m  M  M  g  C1t   
  500mMNaCj!、10mMジチオスlzイト
ールを含む。
上記溶液で37℃・1.5〜2時間反応させる。
上記で得られるA、B、2種類のDNAを混合し、3M
酢酸カリウム溶液20μl加え、その後エタノール0.
45 m lを加えて遠心し、上澄を除いた。
沈でんはエタノールで洗浄し、脱水・脱塩し、デシケー
タ−で乾燥した。この乾燥物に2×リガー溶液とした。
第3段階としては、上述の組換えプラスミドを枯草菌に
導入してクローニングする段階である。
バチルス ズブチリスNA−1は、プルラナーゼ非生産
性の通常の枯草菌をNTG変異処理等により得られるア
ミラーゼ・中性プロテアーゼ欠損変異株の1つであるが
、これをL培地で一夜培養した後、その1mlを100
mj!容フラスコ内のTFI培地20mlに植菌する。
これを37℃で培養し、対数増殖期を外れてから1時間
後、500ml容フラスコ内のTF[I培地36m1に
4ml植菌し、1.5時間培養してコンピテント セル
を得る。
TFI、TFn培地は夫々以下の通りである。
(以下余白) オスレイトール20pl、5mM−ATP20μl、水
60μlを加え混合した後、DNAリガーゼ1μlを加
え、8℃・16時間保ち、DNAこのコンピテント セ
ル1mjに前述により得られたDNA溶液を混合し、3
7℃・30分間激しく振盪培養後、遠心集菌し、L培地
1五lを加えて37℃・1.5時間11i盪培養する。
その培養液を100plづつテトラサイクリン25μg
/meを含む寒天平板に塗抹し、37℃1夜培養し、形
質転換体を得た: この形質転換体をPLL寒天平板(1%プルラン、0.
2%トリプトン、0.2%イーストエキス、0、2%N
aC1,1,5%寒天(PH7,3))にレプリカし、
37℃1夜培養後、平板上にエタノールを注ぎ、数時間
放置し、ハローを形成するコロニーを取得した。この耐
熱性プルラナーゼのクローン株の保持する組換えプラス
ミドをpTPlと命名した。
実施例2(耐熱性プルラナーゼの製造)実施例1により
得られたpTPlを保持するバチルス ズブチリスNA
−1を3%可溶性でん粉を含むし培地(25μg / 
m 1テトラサイクリン含有)にて37℃、24時間培
養した。培養液を遠心分離して上澄を採り、60℃・1
5分間加熱処理をした。この段階で耐熱性プルラナーゼ
以外の蛋白質は殆んど変性・沈でんし、非常に純度の高
い耐熱性プルラナーゼが容易に得られた。
■ 本発明の効果 本発明では、安全性が高く、かつ酵素を菌体外に分泌す
るシステムを持つ枯草菌を宿主として用いたから、工業
的観点から応用価値が高い。
−aに自然界よりスクリーニングした菌株は、アミラー
ゼその他のIi賞関連酵素に較ベプルラナーゼの生産量
が低く、精製が困難である。また、プルラナーゼのうち
でも耐熱性の高いものは一層その傾向が強い0本発明で
は、中温菌であり、かつアミラーゼを生産しない枯草菌
に耐熱性プルラナーゼ遺伝子を組込みクローン化するこ
とにより、たとえば培養上澄を60℃・15分間加熱処
理をする程度のことで簡単に耐熱性プルラナーゼを精製
することを可能としたものである。因みに、耐熱性プル
ラナーゼ遺伝子をクローン化できたことにより遺伝子増
幅効果やプロモーター活性の増強等を利用して本酵素の
大量生産化も可能ならしめることとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図・・・・・・ベクタープラスミドpTB522を
用いて調製した組換えプラスミドp”rp 1の制限酵
素地図0図中太線で示した2、7MDaのHindl[
l断片に相当する部分は、バチルス ステアロサーモフ
ィルスTRSI28染色体由来の耐熱性プルラナーゼ遺
伝子を含む部分である。ただし、円内の数字は分子サイ
ズをMDaで表わしたものである。 E ・・・ Pv・・・ H・・・ B ・・・ Ps・・・ coRI Pva    II l1d[I[ amHI Pst    I 特許出願人 江崎グリコ株式会社

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)バチルスステアロサーモフィルス(Baci−l
    lusstearothermophilus)の染色
    体DNAを制限酵素ヒンドIII(HindIII)により処
    理して得られる耐熱性プルラナーゼ生産能をもつDNA
    断片とHindIIIで処理して得られたベクター断片と
    を結合させた組換えDNAであって、かつ、枯草菌を宿
    主として複製維持されたことを特徴とする組換えプラス
    ミド。
  2. (2)バチルスステアロサーモフィルス菌がバチルスス
    テアロサーモフィルスTRS128(微工研菌寄託第9
    610号)であることを特徴とする特許請求の範囲の1
    記載の組換えプラスミド。
  3. (3)バチルスステアロサーモフィルス又はバチルスス
    テアロサーモフィルスTRS128をH−indIII処
    理して得られるDNA断片が分子量約2.7MDaであ
    り、かつ各種制限酵素による切断地図が第1図に示すも
    のであることを特徴とする特許請求の範囲の1記載の組
    換えプラスミド。
  4. (4)バチルスステアロサーモフィルスの染色体DNA
    を制限酵素HindIIIにより処理して得られる耐熱性
    プルラナーゼ生産能をもつDNA断片を有するプラスミ
    ドを複製維持した宿主であることを特徴とする形質転換
    された枯草菌。
  5. (5)バチルスステアロサーモフィルス菌がバチルスス
    テアロサーモフィルスTRS128であることを特徴と
    する特許請求の範囲の4記載の形質転換された枯草菌。
  6. (6)バチルスステアロサーモフィルスの染色体DNA
    を制限酵素HindIIIにより処理して得られる耐熱性
    プルラナーゼ生産能をもつDNA断片を有するプラスミ
    ドを複製維持した枯草菌を栄養培地で培養し、その培養
    物から耐熱性プルラナーゼを回収することを特徴とする
    形質転換された枯草菌による耐熱性プルラナーゼの製造
    法。
  7. (7)バチルスステアロサーモフィルス菌がバチルスス
    テアロサーモフィルスTRS128であることを特徴と
    する特許請求の範囲の(6)記載の形質転換された枯草
    菌による耐熱性プルラナーゼの製造法。
JP17403788A 1988-07-12 1988-07-12 組換えプラスミド,それにより形質転換された枯草菌及びそれによる耐熱性プルラナーゼの製造法 Granted JPH0223872A (ja)

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Cited By (4)

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