JPH0223764Y2 - - Google Patents

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JPH0223764Y2
JPH0223764Y2 JP16722185U JP16722185U JPH0223764Y2 JP H0223764 Y2 JPH0223764 Y2 JP H0223764Y2 JP 16722185 U JP16722185 U JP 16722185U JP 16722185 U JP16722185 U JP 16722185U JP H0223764 Y2 JPH0223764 Y2 JP H0223764Y2
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gear
press
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、サイドハウジングあるいはインタメ
デイエイトハウジングに固定される固定ギヤに軸
受メタルを圧入して偏心軸の軸受を構成したロー
タリピストンエンジンの軸受装置の改良に関する
ものである。
[従来技術] 従来より、上記した如く、固定ギヤの内周面に
軸受メタルを圧入し、偏心軸の軸受を構成したロ
ータリピストンエンジンの軸受構造はよく知られ
ている(実開昭56−6914号公報参照)。
ところで、第3図にロータリピストンエンジン
の断面の一部を示すように、上記固定ギヤ1は、
ロータハウジング2内で偏心回転するロータ3の
側部に形成されたロータギヤ4に噛合うギヤ部1
Aと、サイドハウジング5(あるいはインタメデ
イエイトハウジング)にボルト6,6により締結
固定されるハウジング固定部1Bとが軸方向に連
続して形成されており、ギヤ部1Aの肉厚はハウ
ジング固定部1Bに比して薄くなつている。
このため、固定ギヤ1の内周面に軸受メタルを
圧入嵌合すると、圧入締め代が一定でも肉厚の薄
いギヤ部1Aの方が肉厚の厚いハウジング固定部
1Bに比して径が大きくなるように変形され、偏
心軸7との間に確保すべきオイルクリアランスが
ギヤ部1A側で大きく、ハウジング固定部1B側
で小さくなるため、オイルはクリアランスの大き
くなるギヤ部1A側に集中し、クリアランスの小
さいハウジング固定部1B側で不足するといつた
問題がある。
[考案の目的] 本考案の目的は、固定ギヤに圧入した軸受メタ
ルで偏心軸を軸受受する軸受構造において、オイ
ルクリアランスを軸方向に関して均一化すること
ができるロータリピストンエンジンの軸受構造を
提供することである。
[考案の構成] このため、本考案においては、固定ギヤのギヤ
部とハウジング固定部とで軸受メタルの圧入締め
代を異ならせ、ギヤ部での圧入締め代をハウジン
グ固定部での圧入締め代に比して大きくし、圧入
後に伴う変形をギヤ部とハウジング固定部とで実
質的に均等化したものである。
[考案の効果] 本考案によれば、偏心軸と軸受メタルとの間の
オイルクリアランスが均一化されるので、偏心軸
の焼き付きを確実に防止することができる。
[実施例] 以下、本考案の実施例を図面を参照して具体的
に説明する。
第1図,に示す第1実施例では、固定ギヤ
1に圧入すべき軸受メタル10の外径を、固定ギ
ヤ1のギヤ部1Aに該当する部分10Aでの外径
aがハウジング固定部1Bに該当する部分10B
での外径bより若干大きくなるように予め設定す
る。
かかる設定としておけば、軸受メタル10を圧
入した状態で、軸受メタル10の拡張力により剛
性の低いギヤ部1Aが大きく変形しても、もとも
とギヤ部1Aに該当する部分10Aの肉厚が厚く
形成されているため、圧入後の軸受メタル10′
のギヤ部10′A側の内径a′とハウジング固定部
10′B側の内径b′とは等しくなり、偏心軸と軸
受メタル10の内周面との間のオイルクリアラン
スは均一化されるようになる。なお、オイルは、
ハウジング固定部1Bを斜めに横切つて内周部に
至るオイル通路11、これに連通するリング状の
オイル通路12および軸受メタル10に設けたオ
イル穴13の経路で内部に供給される。
第2図,に示す第2実施例は、固定ギヤ1
の内径を予め異ならせ、ギヤ部1Aでの内径aを
ハウジング固定部1Bでの内径bに比して小さく
設定しておき、軸受メタル10に対する圧入締め
代をギヤ部1Aで大きく、ハウジング固定部1B
で小さく設定する。
この場合には、均一の肉厚の軸受メタル10を
圧入嵌合しても、ギヤ部1Aでの変形は内径aよ
り小さくしたことによつて吸収され、圧入後にお
ける軸受メタル10′でのギヤ部10′Aの内径
a′とハウジング固定部10B′の内径b′とは実質的
に等しくなり、オイルクリアランスが均一化され
ることになる。
以上の実施例では、軸受メタル側あるいは固定
ギヤ側の片方のみを変化させて圧入締め代をギヤ
部とハウジング固定部とで変化させたが、両方の
要素を組み合わせて変化させるようにしてもよい
ことはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
第1図,は夫々本考案の第1実施例を示す
圧入前,圧入後の断面説明図、第2図,は
夫々本考案の第2実施例を示す圧入前,圧入後の
断面説明図、第3図はロータリピストンエンジン
の部分断面図である。 1……固定ギヤ、1A……ギヤ部、1B……ハ
ウジング固定部、3……ロータ、4……ロータギ
ヤ、5……サイドハウジング、10……軸受メタ
ル、10A……ギヤ部側、10B……ハウジング
固定部側。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ロータギヤに噛合うギヤ部とハウジング固定部
    とが軸方向に隣り合つて形成され、サイドハウジ
    ングあるいはインタメデイエイトハウジングにハ
    ウジング固定部が固定される固定ギヤの内周面に
    軸受メタルを圧入し、偏心軸の軸受を構成するよ
    うにしたロータリピストンエンジンの軸受装置に
    おいて、 上記固定ギヤの内周面に圧入する軸受メタルの
    圧入締め代を、固定ギヤのギヤ部側でハウジング
    固定部側より大きく設定したことを特徴とするロ
    ータリピストンエンジンの軸受装置。
JP16722185U 1985-10-29 1985-10-29 Expired JPH0223764Y2 (ja)

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JP16722185U JPH0223764Y2 (ja) 1985-10-29 1985-10-29

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JP16722185U JPH0223764Y2 (ja) 1985-10-29 1985-10-29

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6274101U JPS6274101U (ja) 1987-05-12
JPH0223764Y2 true JPH0223764Y2 (ja) 1990-06-28

Family

ID=31098948

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JP16722185U Expired JPH0223764Y2 (ja) 1985-10-29 1985-10-29

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JPS6274101U (ja) 1987-05-12

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