JPH02236188A - 魚群探知機 - Google Patents

魚群探知機

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JPH02236188A
JPH02236188A JP12624689A JP12624689A JPH02236188A JP H02236188 A JPH02236188 A JP H02236188A JP 12624689 A JP12624689 A JP 12624689A JP 12624689 A JP12624689 A JP 12624689A JP H02236188 A JPH02236188 A JP H02236188A
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Yoshinari Yoshida
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、自船の真下方向に対し右および左斜め下方向
に、形成される送波ビームおよび受波ビームの一部が互
いに重なり合うように送受波ビームをそれぞれ形成し、
真下方向、右斜め下方向および左斜め下方向から帰来す
る反射信号を捕捉し、これらの反射信号を同時的に、ま
たは異なる時刻に表示器に経時的に表示することにより
、広範囲の水中を探知する魚群探知機に関する。
く従来の技術〉 従来の魚群探知機では、自船の真下方向に一つの送波ビ
ームおよび受波ビームを形成していた。
しかし、この従来装置では、自船の真下方向の狭い範囲
だけしか探知することができず、また、送波ビームまた
は受波ビームのビーム幅が広い場合には、他方向からの
反射信号を同時に受信するので、受信されたある反射信
号の正確な帰来方向を知ることができなかった。
また、従来の魚群探知機では、第7図(A)に示すよう
に、同種の超音波振動子の複数個io,2o,3oを、
各振動子to , 2o , 3。の指向方向が互いに
連続する向きで配設し、これらの振動子l。,2。,3
。により同一の周波数F。で同時に超音波を送受信する
ようにしている。
この方式では、振動子径を大きくして送信パワーを上げ
たのと同様に、充分な探知深度を確保することができ、
しかも、等価的に指向幅が広がるので、探知漏れをなく
すことができる。
しかしながら、上記方式では、表示画像上に海底や魚群
の虚像が出やすく、正しい方位情報が得にくい、という
欠点がある。
これに対しては、第7図(B)に示すように、発振周波
数の異なる複数の超音波振動子4。,5。,6oを用い
、これらの振動子4。,5.,6。により振動子毎に異
なる複数の周波数Fa,Fb,Fc(いわゆるマルチ周
波数)で同時に超音波を送受信するものが提案されてい
る。
このように、マルチ周波数で送受信を行う魚群探知機で
は、各振動子4。, 5o , 6oの受波信号が分離
されるため、虚像の発生が少なく、正確な方位情報が得
られる。
く発明が解決しようとする課題〉 本件の第1の発明の課題は、簡単な回路構成により、広
範囲の水中を探知し、かつ水底の深度情報、および捕捉
される反射信号の正しい方位情報を得ることができる魚
群探知機を提供することにある。
ところで、上記したマルチ周波数方式において複数の周
波数を設定する場合、低い周波数帯域(具体的には、5
0KHz以下の帯域)では、充分な周波数差がとれない
ため、利用しにくく、高い周波数帯域(具体的には10
0KHz以上の帯域)での利用に限られている。そして
、高域周波数の超音波は、水中での伝播損失が多いので
、深海での探知には適さない。したがって、上記したマ
ルチ周波数方式の魚群探知機は、通常、浅海の探知に使
用される。
上記各方.式において、複数の超音波振動子により同時
に超音波の送受信を行うのは、1回の送受信で全探知域
のデータが得られ、高速の探知が可能だからである。
これに対して、超音波振動子を順次励振する場合もある
が、その場合は、全探知域についてデータを得るまでに
時間がかかり、高速の探知は難しい。
ここで、実際に超音波の送受信により魚群を探知する場
合を検討してみると、浅海においては、超音波ビームは
大きく広がらず、その広がり幅は比較的に小さいから、
探知動作中にその狭い探知域から魚群が外れることがあ
り、探知漏れが生じる可能性がある。この点を考慮する
と、浅海では、高速の探知が可能な、同時送受信方式の
ものが適当であることが分かる。
これに対して、深海では、超音波ビームの広がり幅は大
きくなるから、魚群が探知域から外れるまで時間がかか
り、そのため、探知に時間的な余裕がある。したがって
、深海では、探知に時冊のかかる順次送受信方式のもの
でも問題がないことが分かる。
本件の第2の発明は、上記の知見に基づいて、一台の魚
群探知機により必要に応じて浅海の探知と深海の探知と
を選択的に行えるようにすることを課題とする。
く課題を解決するための手段〉 第1の発明は、上記の課題を達成するために、請求項第
1項に記載するように、自船の真下方向に対し右および
左斜め下方向にそれぞれ形成される送波ビームおよび受
波ビームの一郎が互いに重なり合うように配設される複
数の超音波振動子と、これら超音波振動子を用いて搬送
周波数が同一の超音波信号を右および左方向に交互に送
受信する送受信手段と、上記複数の超音波振動子が捕捉
する反射信号に基づいて上記右方向、左方向および真下
方向の3方向から帰来する反射信号を取り出す信号処理
手段と備えた構成とした。
また、第2の発明は、請求項第2項に記載するように、
指向方向が互いに連続するよう配設された複数の高域用
超音波振動子と、これら高域用超音波振動子により振動
子毎に異なる高域周波数で同時に超音波の送受信を行う
高域送受信部と、前記高域用超音波振動子と同様に配設
された複数の低域用超音波振動子と、これら低域用超音
波振動子により同一の低域周波数で順次超音波の送受信
を行う低域送受信部とを備えた構成とした。
〈作用〉 第1の発明では、その搬送周波数が同一である超音波信
号が、自船の真下方向に対し右および左斜め下方向に交
互に送受信が行なわれる。自船の真下方向に対し右およ
び左斜め下方向から帰来し捕捉された反射信号に基づい
て、真下方向、右斜め下方向および左斜め下方向の3方
向から帰来した反射信号を取り出す。また探知信号は、
右および左斜め下方向に交互に送信されるので、方位が
正確に検出される。
また、第2の発明の構成によれば、浅海探知の際、高域
送受信部を動作させると、複数の互いに異なる高域周波
数で同時に超音波の送受信が行われる。
この場合、超音波信号は高域周波数で、水中での伝播損
失が多いが、浅海であるため、探知に支障はない。また
、超音波信号は振動子毎に異なっているから、互いに分
離した状態で受波処理され、方位が正確に検出される。
さらに、同時送受信のため、高速の探知が行われる。
深海探知の際、低域送受信部を動作させると、同一の低
域周波数で順次に超音波の送受信が行われる。
この場合、超音波信号は低域周波数であるから、損失少
なく深海に達する。また、順次送受信されるから、各振
動子の受波信号は各別に処理され、方位が正確に検出さ
れる。さらに、順次送受信のため、全探知域を走査する
のに時間がかかるが、超音波ビームの広がり幅は広いか
ら、探知漏れが生じない。
〈実施例〉 以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明
する。
■ 第1実施例 第1図および第2図は、第2の発明に対応する第1実施
例としての2ビーム型の魚群探知機に係り、第1図はそ
の全体の構成図、第2図は超音波振動子の配置を示す説
明図である。
この実施例の魚群探知機は、第1および第2の2個の高
域用超音波振動子1,2と、これら高域用超音波振動子
1.2を介して互いに異なる高域周波数で同時に超音波
の送受信を行う高域送受信部3と、第1および第2の2
個の低域用超音波振動子4.5と、これら低域用超音波
振動子4.5を介して同一の低域周波数で順次に超音波
の送受信を行う低域送受信部6と、前記両送受信部3.
6の送受信動作を制御するコントロール回路7と、この
コントロール回路7等にキーイングパルスを供給するキ
ーイングパルス発生回路8と、前記両送受信部3.6の
出力信号を導入して所要の処理をし表示する表示処理部
9とからなる。
第1および第2の高域用超音波振動子1.2は、互いに
異なる中心周波数を有し、第2図(A)に示すように、
指向方向が互いに連続する向きで、通常、船体の左右方
向に沿って配列される。
また、第1および第2の低域用超音波振動子4.5は、
ほぼ同一の中心周波数を有し、高域用超音波振動子1.
2と同様に、指向方向が互いに連続する向きで、通常、
船体の左右方向に沿って配列される(第2図(B)参照
)。
高域送受信部3には、第1の超音波振動子Iに対応して
、第1の高域周波数信号Fh.を発生する第1の発振器
lOと、第1の高域発振器10からの出力信号を増幅す
る第1の送振増幅器l1と、第1の増幅器1lの出力側
にあって第1の振動子1の送受波を切り換える第1のト
ラップ回路l2と、第1のトラップ回路l2からの第1
の超音波振動子1の受波信号を増幅する第1の受信増幅
器13と、この受信増幅器l3の出力を検波する第1の
検波回路l4とが設けられている。第1の発振器10と
第1の送振増幅器1lとは、第1の高域用超音波振動子
1に対する励振回路を構成している。
また、第2の超音波振動子2に対応して、第2の高域周
波数信号Fhtを発生する第2の発振器l5と、第2の
発振器l5の出力を増幅する第2の送振増幅器l6と、
第2の増幅器l6の出力側で第2の振動子2の送受波を
切り換える第2のトラップ回路l7と、第2のトラップ
回路l7からの第2の超音波振動子2の受波信号を増幅
する第2の受信増幅器l8と、この受信増幅器l8の出
力を検波する第2の検波回路I9とが設けられている。
第2の発振器15と第2の送振増幅器16とは、第2の
高域用超音波振動子2に対する励振回路を構成している
そして、第1と第2の送振増幅器11.16には、コン
トロール回路7から同一のトリガーパルスが供給され、
これによ′って、2個の高域用振動子1.2を互いに異
なる高域周波数Fh,,Fh.で同時に励振するように
なっている。
低域送受信部6には、第1の低域用超音波振動子4に対
応して、所定の低域周波数信号F0を発生する発振器2
0と、この低域発振器20の出力信号を増幅する第1の
送振増幅器2lと、第1の送振増幅器2lの出力側にあ
って第1の低域用超音波振動子4の送受波を切り換える
第1のトラップ回路22とが設けられており、また、第
2の低域用超音波振動子5に対応して、前記低域発振器
20の出力を増幅する第2の送振増幅器23と、第2の
送振増幅器23の出力側で第2の低域用超音波振動子5
の送受波を切り換χる第2のトラップ回路24とが設け
られている。低域発振器20と第1の送振増幅器2lは
、第1の低域用超音波振動子4に対する励振回路を構成
しており、また、低域発振器20と第2の送振増幅器2
3とは、第2の低域用超音波振動子5に対する励振回路
を構成している。
そして、第1と第2の送振増幅器21.23には、コン
トロール回路7から交,互にトリガーパルスが供給され
、これによって、2個の低域用超音波振動子4,5を同
一の低域周波数F0で交互に励振するようになっている
さらに、低域送受信部6の第1と第2のトラップ回路2
2.24の出力側には、両トラップ回路22.24から
の受波信号を選択する選択回路25と、選択回路25を
通じて供給される受波信号を増幅する単一の受信増幅器
26と、この受信増幅器26の出力を検波する単一の検
波回路27とが設けられている。
そして、選択回路25には、第1と第2の低域用超音波
振動子4.5の励振タイミングに対応して、コントロー
ル回路7から選択信号が供給され、これによって、2個
の振動子4.5の受波信号を交互に導入検波するように
なっている。
表示処理部9は、高域送受信部3に対応する高域信号処
理回路28と、低域用送受信郎6に対応する低域信号処
理回路29と、両信号処理回路28.29からの画像信
号を増幅する偏向増幅器30と、キーイングパルス発生
回路8からキーイングパルスを導入する掃引器31と、
前記偏向増幅器30および掃引器3lからの入力により
表示を行うCRT表示器32と、各信号処理回路28.
29やコントロール回路7の動作を制御するCPU33
と、探知モード等を切り換えるために操作される操作郎
34とを有する。
高域信号処理回路28は、少なくとも3個の記憶領域’
l+rt+r3が設定されたRAM35を有しており、
高域送受信部3の第1および第2の検波回路14.19
から検波出力を導入し、RAM3 5の各記憶領域rI
+ rt + r 3に、各検波回路14.19の出力
に対応した画像データと、両画像データを加算処理した
画像データとを格納する。
低域信号処理回路29も同様で、少なくとも3個の記憶
領域r+.rt+rsが設定されたRAM36を有して
おり、低域送受信部6の検波回路27から検波出力を導
入し、RAM3 6の各記憶領域r,,r,,r,に、
第1または第2の低域用超音波振動子4.5の受波信号
に対応した画像データと、両画像データを加算処理した
画像データとを格納する。
操作郎34は、自動と手動とを選択するスイッチと、手
動の場合に浅海探知モードもしくは深海探知モードを選
択するスイッチと、表示モードの選択スイッチとを有す
る。
CPU33は、操作部34からの操作入力に応答して、
両送受信郎3.6や信号処理回路28.29等を浅海探
知モードもしくは深海探知モードに対応して動作させる
次に、上記構成の動作を第3図のタイムチャートに基づ
いて説明する。
浅海探知モードの場合、キーイングパルス発生回路8か
らのキーイングパルスaに応答してコントロール回路7
は、高域送受信部3の第1と第2の送振増幅器1 1.
1 6に同時にトリガーパルスbを与える。このトリガ
ーパルスbに応答して、第1と第2の送振増幅器1 1
.1 6は、対応するトラップ回路1 2.1 7を通
じて対応する振動子1.2を互いに異なる高域周波数F
ht,Fhtで励振することになり、2個の高域用振動
子1.2は互いに異なる高域周波数Fh..Fhtで振
動する(第3図(c )(d )参照)。
海底等からの反射波は、各振動子1.2に受波されて、
その受波信号eは各受信増幅器13.18で増幅された
後、各検波回路14.19で絶対値検波される。
この場合、両高域用超音波振動子1.2から発射される
超音波は周波数が異なるから、その反射波も、対応した
振動子1.2に受波されて、各別に増幅、検波されるこ
とになる。
また、送受信される超音波は高域周波数で、水中での伝
播損失が比較的に大きいが、探知域が浅海であるので、
その探知域内での伝播損失量は少なく、探知に支障は生
じない。
さらに、超音波の同時送受信であるため、高速の探知が
可能で、超音波ビームの広がり幅が狭いにもかわわず、
探知漏れが生じない。
また、2ビーム型であっても、2個の高域用振動子1.
2の受波信号を絶対値検波し、その検波出力の和をとる
ことによって、直下方向のビームを形成することができ
、直下の探知データが得られる。
高域送受信部3の各検波回路1 4.1 9の出力は、
高域信号処理回路28で処理されて画像データとなる。
各高域用振動子1.2の受波信号に基づく画像データは
、RAM35の対応する記憶領域rfortに、また、
両画像データを加算処理した画像データは他の記憶領域
r,に格納される。
そして、RAM3 5の各記憶領域r lr r x 
+ r sの画像データを読み出して表示器32に供給
することによって、表示器32では、第4図に示すよう
な態様で画像表示される。同図(A)に示す態様は、加
算処理した画像データによるl画面表示である。
同図(B)の表示態様では、画面を縦2分割して、それ
ぞれに各高域用振動子1.2の受波信号に基づく画像を
表示する。同図(C)の表示態様では、画面を3分割し
て、それぞれに各高域用振動子l,2の受波信号に基づ
く画像と、加算処理した画像データによる画像とを表示
する。
深海探知モードの場合は、キーイングパルス発生回路8
からのキーイングパルスaに応答してコントロール回路
7は、低域送受信部6の第1と第2の送振増幅器21.
23に交互にトリガーパルスf,gを与える。このトリ
ガーパルスf,gに応答して、第lと第2の送振増幅器
21.23は、対応するトラップ回路22.24を通じ
て対応する低域用振動子4,5を同一の低域周波数F0
で交互に励振することになり(第3図(h)(i )参
照)、2個の低域用振動子4.5は同一の低域周波数F
0で交互に振動する。
海底等からの反射波は、各振動子4.5に受波され、そ
の受波信号Iは選択回路25を通じて受信増幅器26に
供給される。
ここで、選択回路25には、各低域用振動子4.5の励
振タイミングに対応して、コントロール回路7から選択
信号j,kが与えられているから、この選択信号j,k
に応答して選択回路25のスイッチ部が開閉し、両低域
用振動子4.5の受波信号lが交互に受信増幅器26に
供給されることになる。受信増幅器26の出力は、検波
回路27で絶対値検波される。
この場合、送受信される超音波は低域周波数で、水中で
の伝播損失が比較的に小さいので、深海に達する。
また、超音波の順次送受信であるため、全探知域の探知
に時間がかかるが、超音波ビームの広がり幅が広いから
、探知漏れが生じない。
なお、順次送受信の場合の低域送受信部6の構成として
は、送振増幅器、トラップ回路、受信増幅器および検波
回路をそれぞれ単一とし、トラップ回路と2個の低域用
振動子4.5との間に選択回路を介在させることが考え
られるが、選択回路が高圧での切換となるため、その対
策が必要となる。また、各低域用振動子4.5に対して
、それぞれ送振増幅器、トラップ回路、受信増幅器およ
び検波回路を設けることも考えられるが、この場合は、
回路構成が二重となり、コストアップとなる。
これに対して、上記の実施例のような回路構成にすると
、選択回路25での高圧対策が不要で、しかも回路数も
多くならない。
表示処理部9において、低域送受信部6の検波回路27
の出力が、低域信号処理回路29で処理されて画像デー
タとなり、各低域用振動子4.5の受波信号に基づく画
像データおよび両画像データを加算処理した画像データ
が、RAM3 6の対応する記憶領域rl + r t
 + r 3に格納される点は、高域信号処理回路28
の場合と同様である。
また、RAM29の各記憶領域rl+rt,r3の画像
データを読み出して表示器32に供給することによって
、表示器32において第4図に示すような態様で画像表
示される点も、前記した高域信号処理回路28の場合と
同様である。
なお、モード選択が自動である場合、CPU33は、ま
ず浅海探知モードで探知を行い、水深データの有無を検
出し、水深データが検出されなくなると、深海探知モー
ドに切り換える。
■ 第2実施例 第5図は、第1の発明に対応する第2実施例の構成図で
ある。
この実施例の魚群探知機は、超音波振動子と、それに対
応する送受信郎の組が一組である点に特徴がある。
すなわち、この魚群探知機は、第1および第2の2個の
超音波振動子44.45と、これら超音波振動子44.
45を介して同一の周波数で順次に超音波の送受信を行
う送受信郎46とを有し、さらに、第1実施例と同様に
、前記送受信郎46の送受信動作を制御するコントロー
ル回路7と、このコントロール回路7等にキーイングパ
ルスを供給するキーイングパルス発生回路8と、前記送
受信部46の出力信号を導入して所要の処理をし表示す
る表示処理部9とからなる。
第1および第2の超音波振動子44.45は、ほぼ同一
の中心周波数を有し、指向方向が互いに連続する向きで
、通常、船体の左右方向に沿って配列される。
送受信郎46には、第1の超音波振動子44に対応して
、所定の周波数信号F0の発振器420と、第1の送振
増幅器421と、第1の超音波振動子44の送受波を切
り換える第1のトラップ回路422とが設けられており
、また、第2の超音波振動子45に対応して、第2の送
振増幅器423と、第2の超音波振動子45の送受波を
切り換える第2のトラップ回路424とが設けられてい
る。
そして、第1と第2の送振増幅器421,423には、
コントロール回路7から交互にトリガーパルスf.gが
供給され、これによって、2個の超音波振動子44.4
5を同一の周波数F0で交互に励振するようになってい
る。
さらに、送受信部46の第lと第2のトラップ回路42
2,424の出力側には、選択回路425と、受信増幅
器426と、検波回路427とが設けられている。
そして、選択回路425には、第1と第2の超音波振動
子44.45の励振タイミングに対応して、コントロー
ル回路7から選択信号j,kが供給きれ、これによって
、2個の振動子44.45の受波信号を交互に導入検波
するようになっている。
表示処理部9は、送受信郎46に対応する信号処理回路
429を有するほか、第1実施例と同様に、この信号処
理回路429からの画像信号を増幅する偏向増幅器30
と、掃引器3Iと、CRT表示器32と、信号処理回路
429やコントロール回路7の動作を制御するCPU3
3と、操作郎34とを有する。
信号処理回路429は、少なくとも3個の記憶領域”+
r!+r3が設定されたRAM4 3 6を有しており
、送受信部46の出力を導入し、RAM436の各記憶
領域r++rt+rsに、第1または第2の超音波振動
子44.45の受渡信号に対応した画像データと、両画
像データを加算処理した画像データとを格納する。
上記構成における動作は、第1実施例において低域用超
音波振動子4.5および低域用送受信郎6により浅海探
知を行う場合とほぼ同じであるので、詳細な説明は省略
する。
なお、第5図の実施例では、両超音波振動子44.45
の受波信号をアナログ的に加算したうえで、その加算信
号に対応する画像データをRAM436に格納するよう
にしているが、各超音波振動子44.45の受波信号を
デジタル化したうえで、デジタル処理により加算するよ
うにしてもよい。
第6図は、上記のようにデジタル処理により加算した画
像データを得る場合の信号処理部429部分の構成を示
している。同図に示すように、送受信部46の出力は、
A/D変換器440でデジタル変換されて、右入力RA
M441rと、左入力RAM44112とに一旦格納さ
れた後、右編集RAM442r,左編集RAM44M,
および加算編集RAM44 2sに格納される。ここで
、右入力RAM441rと左入力RAM4 4 112
とにそれぞれ格納された画像データをともに加算編集R
AM44 2sに記憶させることで、加算した画像デー
タが得られる。各編集RAM4 4 2r,4 4 2
Q,442sに格納された画像データは、次段のビデオ
RAM4 4 3r,4 4 3e.4 4 3sに転
送され、ORゲート444からD/A変換器445に送
出され、アナログ変換されて、表示器側に出力される。
く発明の効果〉 以上のように、第1の発明によれば、複数の超音波振動
子を並設して用いるので、充分に広い探知幅が得られる
ほか、これら超音波振動子により同じ周波数で順次に超
音波の送受信を行うので、同一の低い周波数から高い周
波数の超音波信号を利用でき、低域周波数の超音波信号
を用いる場合には、深海までの探知を行うことができる
。さらに、順次送受信であるから、各振動子の受波信号
が各別に処理され、正確な方位情報が得られる。
しかも、受信チャンネルが単一チャンネルとなるので、
回路構成が簡単となり、安価で普及型に適した魚群探知
機が得られる。
また、第2の発明によれば、一台の魚群探知機により必
要に応じて浅海の探知と深海の探知とを選択的に行うこ
とができる。
この場合、浅海では複数の互いに異なる高域周波数の同
時送受信により高速で探知を行うので、探知漏れが生じ
ない。また、深海に対しては伝播損失の少ない低域周波
数を用い、同一の低域周波数の順次送受信により探知を
行うので、簡単な回路構成により深海のデータが得られ
る。
また、実施例のように、2個の超音波振動子による2ビ
ーム型とした場合、受波信号の処理により直下方向の情
報が得られ、しかも充分に広い探知域が確保されるのに
もかかわらず、回路構成が簡単になり、コストの上昇を
最低限に抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は、第2の発明に対応する第1実施
例に係り、第1図はその実施例の構成図、第2図(A 
XB )は超音波振動子の配置を示す説明図、第3図は
動作説明に供するタイムチャート、第4図は画像表示の
態様を示す説明図である。 第5図は第1の発明に対応する第2実施例の構成図、第
6図は、信号処理部の他の実施例を示す構成図である。 第7図(A )(B )は従来の方式を示す説明図であ
る。 1.2・・・高域用超音波振動子、3・・・高域送受信
部、4.5・・・低域用超音波振動子、6・・・低域送
受信部、44.45・・・超音波振動子、46・・・送
受信部。 出顆人  古野電気株式会社

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)自船の真下方向に対し右および左斜め下方向にそ
    れぞれ形成される送波ビームおよび受波ビームの一部が
    互いに重なり合うように配設される複数の超音波振動子
    と、 これら超音波振動子を用いて、搬送周波数が同一の超音
    波信号を右および左方向に交互に送受信する送受信手段
    と、 上記複数の超音波振動子が捕捉する反射信号に基づいて
    、上記右方向、左方向および真下方向の3方向から帰来
    する反射信号を取り出す信号処理手段と、 を具備する魚群探知機。
  2. (2)指向方向が互いに連続するよう配設された複数の
    高域用超音波振動子と、 これら高域用超音波振動子により振動子毎に異なる高域
    周波数で同時に超音波の送受信を行う高域送受信部と、 前記高域用超音波振動子と同様に配設された複数の低域
    用超音波振動子と、 これら低域用超音波振動子により同一の低域周波数で順
    次超音波の送受信を行う低域送受信部と、を備えたこと
    を特徴とする魚群探知機。
  3. (3)請求項第2項に記載の魚群探知機において、高域
    用超音波振動子および低域用超音波振動子がそれぞれ2
    個である魚群探知機。
  4. (4)請求項第2項または第3項の魚群探知機において
    、 低域送受信部は、各低域用超音波振動子を同一の低域周
    波数で順次励振する励振回路と、前記低域用超音波振動
    子の受信側でその励振タイミングに対応していずれかの
    振動子の受波信号を選択する選択回路と、この選択回路
    を通じて各振動子の受波信号を順次導入して検波する単
    一の検波回路とを有する魚群探知機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005073756A1 (ja) * 2004-02-02 2005-08-11 Air-Ism Ltd. 魚群探知機および魚群探知機用トランスデューサ
JP2009222414A (ja) * 2008-03-13 2009-10-01 Royal Kogyo Kk 魚群探知機

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JPS6259881A (ja) * 1985-09-10 1987-03-16 Furuno Electric Co Ltd 魚群探知機

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