JPH0223484B2 - - Google Patents
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- JPH0223484B2 JPH0223484B2 JP22959584A JP22959584A JPH0223484B2 JP H0223484 B2 JPH0223484 B2 JP H0223484B2 JP 22959584 A JP22959584 A JP 22959584A JP 22959584 A JP22959584 A JP 22959584A JP H0223484 B2 JPH0223484 B2 JP H0223484B2
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
- C08K3/00—Use of inorganic substances as compounding ingredients
- C08K3/18—Oxygen-containing compounds, e.g. metal carbonyls
- C08K3/20—Oxides; Hydroxides
- C08K3/22—Oxides; Hydroxides of metals
- C08K3/2279—Oxides; Hydroxides of metals of antimony
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C01—INORGANIC CHEMISTRY
- C01G—COMPOUNDS CONTAINING METALS NOT COVERED BY SUBCLASSES C01D OR C01F
- C01G30/00—Compounds of antimony
- C01G30/004—Oxides; Hydroxides; Oxyacids
- C01G30/005—Oxides
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Inorganic Compounds Of Heavy Metals (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
本発明はα線放射量の極めて低い三酸化アンチ
モンの製造方法に関するものである。 〔従来の技術〕 近年集積回路の小型化に伴ない、集積回路の封
止材から放射されるα線に基く集積回路の誤動作
(ソフトエラー)が大きな問題となつている。 集積回路の封止方法としては、金属によるも
の、セラミツクによるもの、エポキシ樹脂を主と
するプラスチツクによるもの等があるが、最近の
集積度の高い回路では、コストの点からプラスチ
ツクによる封止が主流である。 プラスチツクを集積回路の封止に用いる場合、
これを難燃性化する必要があり、その目的のため
に三酸化アンチモンが用いられている。 従来、上記の難燃剤用三酸化アンチモンの製造
方法としては、硫化アンチモン又は粗アンチモン
を揮発酸化する方法が実用されているが、該アン
チモン中に微量含まれているウラン、トリウム等
のα線放射物質が充分に除去されていないため、
α放射量で1〜0.01カウント/cm2、Hr(以下C/
cm2、Hrと略す)を示していた。 集積回路の集積度(メモリーの数)が64キロダ
イナミツクラム(以下KDRAMと略す)以下で
あれば、これでも使用可能であるが、該集積度が
上記のもの以上、例えば256KDRAMの場合はα
線放射量は0.01〜0.005C/cm2・Hr、1〜
4MDRAMの場合には同じく0.001C/cm2・Hr程
度のものが必要と云われており、従来の製品はそ
のまゝでは集積度の高いものに使用することはで
きない。 〔発明が解決しようとする問題点〕 本発明の目的は、上記のような集積度の高い集
積回路用にも使用できる三酸化アンチモンの製造
方法を提供することにある。 〔問題点を解決するための手段〕 この目的を達成するため本願発明者等は、鋭意
研究の結果、塩化アンチモン水溶液を加熱蒸留し
て殆んどの不純物と分離する工程と次いで一定条
件下で精留したのち水を加えて加水分解する工程
とによれば所望の三酸化アンチモンが得られるこ
とを見出し本発明に到達した。 即ち、本発明の方法はα線放射物質を含有す
る、好ましくは過剰の塩酸を含む塩化アンチモン
水溶液を135〜230℃、好ましくは200〜230℃の温
度で蒸留して塩化アンチモンを得る第一工程と、
第一工程で得られた塩化アンチモンに少量の水
(外割りで15重量%以下)を加えて水溶液とし、
これを例えば回分式精留装置を使用して200〜230
℃で還流量Rと留出液量Dとの比R/Dの還流比
を2〜10好ましくは3〜6の条件で精留し、好ま
しくは精留残として塩化アンチモンを10重量%以
上残して精製された塩化アンチモンに10MΩ以上
の純水を添加して加水分解し、生成する三酸化ア
ンチモンを複数回レパルプ洗浄を行なつたのち乾
燥しα線放射量が0.001C/cm2・Hr程度クラスの
三酸化アンチモンを製造するというものである。 〔作 用〕 本発明の方法において、第一工程における蒸留
温度を135〜230℃、第二工程での蒸留温度を200
〜230℃とした理由は、低温では水、塩酸及び砒
素等の低温留出物、より高温では鉛、硫黄等の比
較的高温留出物が塩化アンチモン留出物に混入す
るのを避けるためである。第一工程での蒸留温度
も不純物をなるべく除去するという目的からは
200〜230℃とすることが好ましいが、低温留出物
は第二工程の精留でも容易に除去できるので、第
一工程での蒸留温度を135〜200℃とし収率を上げ
るようにすることもできる。 第二の工程において還流比2〜10好ましくは3
〜6で精留を行なうのは、還流比がこれより大き
いと能率的でなく、これより小さくなると製品の
純度が低下しα線放射量が大幅に増加するからで
ある。 又、上記精留を行なう際に、好ましくは精留残
留物を10重量%以上残すようにするのも同様にα
線放射量値の低い製品を得るためである。 尚本発明は極めて純度の高い製品を得ることを
目的としているので、使用する水や容器等には万
全の注意を必要とするが、特に加水分解や洗浄水
等に用いる水は5〜10MΩ以上のものを使用する
ことが必要である。 本発明によればα線放射量0.001C/cm2・Hr程
度クラスの三酸化アンチモンが確実に得られる。 〔実施例〕 以下実施例について説明する。 実施例 α線放射量0.5C/cm2・Hr、Sb2O399.80重量%
の市販の工業用三酸化アンチモン2Kgに35重量%
の特級濃塩酸5.0を加え、常温でマグネチツク
スターラーで撹拌して溶解したのち、チーゲル濾
過器で濾過洗浄を行ない、不溶解残渣中のSbを
定量して推定した品位で、270.5g/のSbを含有
する抽出液6.04を得た。 この抽出液の全量を8のコンデンサー付蒸留
フラスコに入れ、700ワツトのマントルヒーター
で温度調整しながら加熱蒸留を行なつた。 気相温度が105〜110℃になると水及び塩酸の留
出が始まり、それが終了すると温度は急速に上昇
した。温度の上昇が始まり200℃に達するのを待
つて5MΩのイオン水100mlを入れた受け容器と取
り替え、以後は気相温度を210〜212℃に調整して
約4時間蒸留を行ない、再度温度が230℃に上昇
し始めた時点でマントルヒーターのスイツチを切
り蒸留を終了した。 蒸留の操作は、初期の塩酸回収の段階では気相
を水冷し、次のアンチモン留出中は逆に受け容器
及び受け容器までの導管を75〜80℃に保温し、留
出物が凝固しないようにした。 蒸留の操作が終了したら高温での留出物を放冷
し秤量したところ、濃厚な塩化アンチモン水溶液
として2500gが得られた。(約1) 次に上記の塩化アンチモン2400gに5MΩのイ
オン水220mlを添加して溶解して、後3分割し、
夫々回分式精留装置により第一工程の蒸留と同様
にして所定の還流比で温度210〜215℃に保持して
精留を行ない夫々約680g留出したところで精留
を中止した。精留によつて得られた塩化アンチモ
ンは、夫々10MΩの温水各16を添加し60℃で撹
拌して加水分解し、固液分離した。 次いで固形物には、60℃の温水各16を添加し
て同温度で夫々3回レパルプ洗浄を行ない、後乾
燥、秤量してから比例計数管式低レベルα線測定
器でα線放射量を測定した。 その結果を精留をしないで第一工程で得られた
塩化アンチモン100gを同様の方法で処理したも
のと対比して下表に示す。
モンの製造方法に関するものである。 〔従来の技術〕 近年集積回路の小型化に伴ない、集積回路の封
止材から放射されるα線に基く集積回路の誤動作
(ソフトエラー)が大きな問題となつている。 集積回路の封止方法としては、金属によるも
の、セラミツクによるもの、エポキシ樹脂を主と
するプラスチツクによるもの等があるが、最近の
集積度の高い回路では、コストの点からプラスチ
ツクによる封止が主流である。 プラスチツクを集積回路の封止に用いる場合、
これを難燃性化する必要があり、その目的のため
に三酸化アンチモンが用いられている。 従来、上記の難燃剤用三酸化アンチモンの製造
方法としては、硫化アンチモン又は粗アンチモン
を揮発酸化する方法が実用されているが、該アン
チモン中に微量含まれているウラン、トリウム等
のα線放射物質が充分に除去されていないため、
α放射量で1〜0.01カウント/cm2、Hr(以下C/
cm2、Hrと略す)を示していた。 集積回路の集積度(メモリーの数)が64キロダ
イナミツクラム(以下KDRAMと略す)以下で
あれば、これでも使用可能であるが、該集積度が
上記のもの以上、例えば256KDRAMの場合はα
線放射量は0.01〜0.005C/cm2・Hr、1〜
4MDRAMの場合には同じく0.001C/cm2・Hr程
度のものが必要と云われており、従来の製品はそ
のまゝでは集積度の高いものに使用することはで
きない。 〔発明が解決しようとする問題点〕 本発明の目的は、上記のような集積度の高い集
積回路用にも使用できる三酸化アンチモンの製造
方法を提供することにある。 〔問題点を解決するための手段〕 この目的を達成するため本願発明者等は、鋭意
研究の結果、塩化アンチモン水溶液を加熱蒸留し
て殆んどの不純物と分離する工程と次いで一定条
件下で精留したのち水を加えて加水分解する工程
とによれば所望の三酸化アンチモンが得られるこ
とを見出し本発明に到達した。 即ち、本発明の方法はα線放射物質を含有す
る、好ましくは過剰の塩酸を含む塩化アンチモン
水溶液を135〜230℃、好ましくは200〜230℃の温
度で蒸留して塩化アンチモンを得る第一工程と、
第一工程で得られた塩化アンチモンに少量の水
(外割りで15重量%以下)を加えて水溶液とし、
これを例えば回分式精留装置を使用して200〜230
℃で還流量Rと留出液量Dとの比R/Dの還流比
を2〜10好ましくは3〜6の条件で精留し、好ま
しくは精留残として塩化アンチモンを10重量%以
上残して精製された塩化アンチモンに10MΩ以上
の純水を添加して加水分解し、生成する三酸化ア
ンチモンを複数回レパルプ洗浄を行なつたのち乾
燥しα線放射量が0.001C/cm2・Hr程度クラスの
三酸化アンチモンを製造するというものである。 〔作 用〕 本発明の方法において、第一工程における蒸留
温度を135〜230℃、第二工程での蒸留温度を200
〜230℃とした理由は、低温では水、塩酸及び砒
素等の低温留出物、より高温では鉛、硫黄等の比
較的高温留出物が塩化アンチモン留出物に混入す
るのを避けるためである。第一工程での蒸留温度
も不純物をなるべく除去するという目的からは
200〜230℃とすることが好ましいが、低温留出物
は第二工程の精留でも容易に除去できるので、第
一工程での蒸留温度を135〜200℃とし収率を上げ
るようにすることもできる。 第二の工程において還流比2〜10好ましくは3
〜6で精留を行なうのは、還流比がこれより大き
いと能率的でなく、これより小さくなると製品の
純度が低下しα線放射量が大幅に増加するからで
ある。 又、上記精留を行なう際に、好ましくは精留残
留物を10重量%以上残すようにするのも同様にα
線放射量値の低い製品を得るためである。 尚本発明は極めて純度の高い製品を得ることを
目的としているので、使用する水や容器等には万
全の注意を必要とするが、特に加水分解や洗浄水
等に用いる水は5〜10MΩ以上のものを使用する
ことが必要である。 本発明によればα線放射量0.001C/cm2・Hr程
度クラスの三酸化アンチモンが確実に得られる。 〔実施例〕 以下実施例について説明する。 実施例 α線放射量0.5C/cm2・Hr、Sb2O399.80重量%
の市販の工業用三酸化アンチモン2Kgに35重量%
の特級濃塩酸5.0を加え、常温でマグネチツク
スターラーで撹拌して溶解したのち、チーゲル濾
過器で濾過洗浄を行ない、不溶解残渣中のSbを
定量して推定した品位で、270.5g/のSbを含有
する抽出液6.04を得た。 この抽出液の全量を8のコンデンサー付蒸留
フラスコに入れ、700ワツトのマントルヒーター
で温度調整しながら加熱蒸留を行なつた。 気相温度が105〜110℃になると水及び塩酸の留
出が始まり、それが終了すると温度は急速に上昇
した。温度の上昇が始まり200℃に達するのを待
つて5MΩのイオン水100mlを入れた受け容器と取
り替え、以後は気相温度を210〜212℃に調整して
約4時間蒸留を行ない、再度温度が230℃に上昇
し始めた時点でマントルヒーターのスイツチを切
り蒸留を終了した。 蒸留の操作は、初期の塩酸回収の段階では気相
を水冷し、次のアンチモン留出中は逆に受け容器
及び受け容器までの導管を75〜80℃に保温し、留
出物が凝固しないようにした。 蒸留の操作が終了したら高温での留出物を放冷
し秤量したところ、濃厚な塩化アンチモン水溶液
として2500gが得られた。(約1) 次に上記の塩化アンチモン2400gに5MΩのイ
オン水220mlを添加して溶解して、後3分割し、
夫々回分式精留装置により第一工程の蒸留と同様
にして所定の還流比で温度210〜215℃に保持して
精留を行ない夫々約680g留出したところで精留
を中止した。精留によつて得られた塩化アンチモ
ンは、夫々10MΩの温水各16を添加し60℃で撹
拌して加水分解し、固液分離した。 次いで固形物には、60℃の温水各16を添加し
て同温度で夫々3回レパルプ洗浄を行ない、後乾
燥、秤量してから比例計数管式低レベルα線測定
器でα線放射量を測定した。 その結果を精留をしないで第一工程で得られた
塩化アンチモン100gを同様の方法で処理したも
のと対比して下表に示す。
本発明法で得られる三酸化アンチモンは、α線
放射量が理想的に低く超LSIのプラスチツクパツ
ケージ添加剤として優れたものと云うだけでな
く、As、Pb等の有害不純物を含まないので、ボ
トル等の飲食物容器の添加剤として使用すること
が可能である。
放射量が理想的に低く超LSIのプラスチツクパツ
ケージ添加剤として優れたものと云うだけでな
く、As、Pb等の有害不純物を含まないので、ボ
トル等の飲食物容器の添加剤として使用すること
が可能である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 α線放射物質を含有する塩化アンチモン水溶
液を135〜230℃で加熱蒸留し、塩化アンチモンを
得る第一工程と、第一工程で得られた塩化アンチ
モンをイオン水に溶解し、200〜230℃、還流比2
〜10で精留する第二工程と、第二工程で得られた
塩化アンチモンに10MΩ以上の純水を添加し加水
分解することを特徴とするα線放射量の低い三酸
化アンチモンの製造方法。 2 精留は、精留残渣が10重量%以上で精留を終
了することを特徴とする特許請求の範囲1項に記
載のα線放射量の低い三酸化アンチモンの製造方
法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22959584A JPS61106416A (ja) | 1984-10-31 | 1984-10-31 | α線放射量の低い三酸化アンチモンの製造方法 |
FR8516196A FR2572384B1 (fr) | 1984-10-31 | 1985-10-31 | Procede de fabrication de trioxyde d'antimoine a faible niveau de rayonnement alpha |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22959584A JPS61106416A (ja) | 1984-10-31 | 1984-10-31 | α線放射量の低い三酸化アンチモンの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61106416A JPS61106416A (ja) | 1986-05-24 |
JPH0223484B2 true JPH0223484B2 (ja) | 1990-05-24 |
Family
ID=16894641
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22959584A Granted JPS61106416A (ja) | 1984-10-31 | 1984-10-31 | α線放射量の低い三酸化アンチモンの製造方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61106416A (ja) |
FR (1) | FR2572384B1 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0714819B2 (ja) * | 1988-06-20 | 1995-02-22 | 住友金属鉱山株式会社 | 低α線微粒三酸化アンチモン |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR1305488A (fr) * | 1961-08-03 | 1962-10-05 | Prod Semi Conducteurs | Perfectionnement à la fabrication d'antimoine pur |
US3917793A (en) * | 1973-03-02 | 1975-11-04 | Occidental Petroleum Corp | Process for the production of senarmontite by controlled hydrolysis of antimony trichloride |
-
1984
- 1984-10-31 JP JP22959584A patent/JPS61106416A/ja active Granted
-
1985
- 1985-10-31 FR FR8516196A patent/FR2572384B1/fr not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
FR2572384B1 (fr) | 1988-04-29 |
FR2572384A1 (fr) | 1986-05-02 |
JPS61106416A (ja) | 1986-05-24 |
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