JPH0223343A - 画像形成装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、感光記録媒体を用いる画像形成装置に関し、
更に詳細には感光記録媒体の自動通紙を行うことの可能
な画像形成装置に関する。

［従来技術］ 従来、自動通紙機能を有した画像形成装置では、感光記
録媒体を通紙するためのローラが通紙経路上に多数設け
られている。これらのローラが回転して、感光記録媒体
の先端をカートリッジより引き出し、露光台上を通した
後に巻取軸に巻き付ける。

しかし、露光時には各ローラを同様に回転させた場合、
外乱、回転駆動力伝達系の微妙な狂い等のために、露光
台直前のローラの送り速度より露光台直後のローラの送
り速度が遅くなる場合がある。この場合、露光台上に弛
みが生じ、美麗な画像を形成することができない。

そのため露光台より上流の送りローラを電磁クラッチを
介して回転力伝達系に接続し、自動通紙時は電磁クラッ
チを連動状態とし、露光時には電磁クラッチを遮断して
、つれ回り状態としていた。

［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、従来の装置では露光部の直前のローラに
電磁クラッチを用いていたので、電磁クラッチのオン、
オフを切り換えるための制御回路が必要であり、また高
価な電磁クラッチを用いる必要があった。

本発明は、上述した問題点を解決するためになされたも
のであり、高価な電磁クラッチや制御回路を用いること
なく、露光台上の感光記録媒体の弛みを取ることにより
、安価な画像形成装置を提供することを目的とする。

［課題を解決するための手段］ この目的を達成するために本発明の画像形成装置は、露
光位置よりも下流に配置され、感光記録媒体を搬送する
搬送手段と、前記露光位置よりも上流に配置され、搬送
される感光記録媒体と接するローラと、該ローラの軸に
従動側軸が接続され、該ローラが前記感光記録媒体を下
流方向に搬送する日乾方向に対し、前記従動側軸の回転
が駆動側軸よりも遅い場合に両軸を連動させる一方向ク
ラッチと、該ｉ方向クラッチの駆動側軸に接続され、該
一方向クラッチを介し、前記ローラを前記搬送手段の搬
送速度よりも遅い周速度で回転駆動する駆動手段とを有
したことを要旨とする。

［作用］ 上記構成を有する本発明によれば、感光記録媒体はその
先端が搬送手段に接するまでは前記ローラの回転により
搬送される。その後、感光記録媒体は搬送手段によって
搬送される。この時、一方向クラッチは遮断状態となり
、ローラはつれ回りの状態で回転する。

［実施例コ 以下、本発明をより具体的に説明するために実施例を挙
げて説明する。

第２図は、本発明の巻取装置を内包しているフルカラー
の複写を可能とした感光感圧複写機の概略断面図である
。尚、このような複写を可能とする感光紙（マイクロカ
プセル紙と顕色紙とからなる）は特開昭５８−８８７３
９号公報等で提案されており、ここでは詳述しない。

感光感圧複写機４０は、図示するように天板部分が左右
方向に移動可能な原稿台ガラス２及び原稿台カバー１よ
り構成され、その原稿台ガラス２の上には所望の原稿を
伏せた状態で置くことができる。複写機４０の右方上部
には、前記原稿台ガラス２の移動方向と直行する方向に
伸びるハロゲンランプ３及びそれを囲むように配置され
た半筒状の反射鏡４からなる光源が固着され、原稿台ガ
ラス２に向けてのライン状に光を照射する。

従って、ハロゲンランプ３から放たれた光は、原稿台ガ
ラス２が左右方向に移動することにより、その原稿台ガ
ラス２の左端部から右端部に至るまで全面を順次照射す
ることができる。光源から照射された光は、透明な原稿
台ガラス２を透過してこの上に置かれた原稿により反射
されるが、この照射光が原稿以外の部分から漏れないよ
うに原稿台ガラス２の上面を覆う原稿台カバー１が備え
られている。

また、ハロゲンランプ３から発せられる光を高効率で原
稿照射に利用するため、光源の左方にはりフレフタ５が
配置され、直接原稿に向かわない光を反射して再び原稿
の照射に用いている。

ハロゲンランプ３の右方には外部から空気を入れるファ
ン６及び°ルーバ７が備えられている。これにより空気
が原稿台ガラス２に効率よく当てられる。ハロゲンラン
プ３から照射され、原稿台ガラス２上に位置する原稿か
ら反射された光はフィルタ８を通過してレンズ９に入る
。フィルタ８はマイクロカプセル紙３７の感度特性に応
じて光の透過特性を変更し、複写画像の色調を調整する
ためのものである。レンズ９はレンズ取付板１０に取り
付けられ、光路に対し微小角調整が可能である。

レンズ９により集光された光は２個の反射ミラー１１に
より１８０＠方向転換され、露光台１９下方に密接する
マイクロカプセル紙３７の上で結像される。２個分の反
射ミラー１１はミラー取付板１２に固着され、光路長の
調整、ピントの調整はミラー取付板１２の取付位置の微
調整により行われる。

一方、長尺状のマイクロカプセル紙３７はカートリッジ
軸１４に巻かれた状態で原稿台ガラス２の下方に配置さ
れた取り外し可能なカートリッジ１３に収容されており
、その一端部は、多数のローラと圧力現像装置２０を経
て巻取軸２５に至っている。

即ち、カートリッジ１３の下部から出たマイクロカプセ
ル紙３７は、送りローラ１５、タイコローラ１７に導か
れて露光台１９の下方を通った後、金属ローラ４１とニ
ップローラ４２の間、及びテンションローラ４３を経て
、圧力現像装置２０に供給される。この時、つまり露光
時には、ローラ４コの送り速度がタイコローラ１７の送
り速度よりも速くなるように各ローラ１７．４１に速度
差をつける。この速度差は各ローラ１７，４１に駆動力
を伝達するギヤの減速比を変更することにより実現して
いる。タイコローラ１−７は第１図に示すように、一方
向クラッチ４５を介して後述する第３動力伝達機構５５
に接続されている。また、テンションローラ４３はテン
ショナー４４によりマイクロカプセル紙３７にテンショ
ンを与えておき、圧力現像装置２０と露光台１９のマイ
クロカプセル紙３７の微妙な送り速度差を吸収し、且つ
圧力現像装置２０に入る時のしわの発生をなくす。

その後、圧力現像装置２０を通過したマイクロカプセル
紙３７は、剥離ローラ２３及び蛇行調整ローラ２４に導
かれた後、巻取軸２５上に巻き取られる。カートリッジ
１３を出た直後の未感光のマイクロカプセル紙３７は遮
光カバー１６により未感光状態が保持される。

マイクロカプセル紙３７の搬送速度は、第３図に示す露
光部を駆動するモータＡ５１と圧力現像部を駆動するモ
ータＢ５２により一定に制御されるが、上記のように両
駆動モータの微妙な速度差はテンションローラ４３とテ
ンショナー４４により吸収される。また、原稿台ガラス
２の移動速度に一致させであるため、露光台１９を通過
する際のマイクロカプセル紙３７には原稿の所定のライ
ンの潜像が順次形成される。

また、圧力現像装置２０の下方にはカット紙タイプの顕
色紙３８を収容する顕色紙カセット３２が設けられてお
り、顕色紙３８は半月ローラ３３により一枚ずつ取り出
されて顕色紙ローラ３４及びレジストゲート３５により
先端部が位置合わせされた後、圧力現像装置２０の用紙
搬入口に搬送される。

従って、圧力現像装置２０にはマイクロカプセル紙３７
と顕色紙３８とが密着して一体となった状態で供給され
る。圧力現像装置２０は小径ローラ２１とバックアップ
ローラ３１により構成される。マイクロカプセル紙３７
の潜像が形成されたマイクロカプセル面と顕色紙３８の
顕色剤塗布面とが内側で接触する状態で一体となって小
径ローラ２１とバックアップローラ３１に挾み込まれ圧
力が加えられる。この圧力により未露光のマイクロカプ
セルが破壊され顕色紙３８上に画像が形成される。

圧力現像装置から出たマイクロカプセル紙３７と顕色紙
３８とはカプセル紙送りローラ２２で搬送され、剥離ロ
ーラ２３によりマイクロカプセル紙は上方に、顕色紙３
８は直行方向に分離される。

顕色紙３８は熱定着装置により発色を促進されて画像が
形成された後、排紙トレイ２７に画像面を上にして搬出
される。熱定着装置はヒータ３ｏを内部に有する中空の
ヒートローラ２９と顕色紙送りローラ２８より構成され
ている。

分離されたマイクロカプセル紙は蛇行調整ローラ２４を
経て巻取軸２５に巻かれる。

また、本実施例における駆動系５０は、第３図に示され
るように、モータＡ５１及びモータＢ５２とにより構成
される。モータＡ５１の回転軸は、原稿台ガラス２を移
動させるための第１動力伝達機構５３とカプセル金属ロ
ーラ４１、送りローラ１５を回転させるための第２動力
伝達機構５４と一方向クラッチ４５を回転させる第、３
動力伝達機構５５とに接続されている。また、モータＢ
の回転軸は小径ローラ２１を回転させる第４動力伝達機
構５６と、巻取軸２５を回転させる第５動力伝速機構５
７及びその他の部材を駆動する第６動力伝達５８とに接
続されている。

第２動力伝達機構５４と、第３動力伝達機構５５とでは
、各機構を構成するギヤの減速比が異なるため、送りロ
ーラ１５及び金属ローラ４１は同一の周速度で回転する
が、タイコローラ１７はそれより遅い周速度で回転する
。

以上のように構成された装置において、その作用を以下
に説明する。

先ず、マイクロカプセル紙３７を自動通紙する場合につ
いて述べる。マイクロカプセル紙３７のカートリッジ１
３を所定位置に設置し、図示しないスイッチをオンにす
ると、図示しないソレノイドの作用により送りローラ１
５が接触する。すると該送りローラ１５の作用により前
記カートリッジ１３の開口部よりマイクロカプセル紙３
７のリーダ部が引き出される。この送りローラ１５の周
速度は、前記金属ローラ４１の周速度と同一である。前
記リーダ部はタイコローラ１７、ニップローラ１８の位
置に至ると、それらのローラに噛み込まれ、前記送りロ
ーラ１５の周速度より遅いスピードで送られる。このリ
ーダ部は露光台１９の直下を通った後、金属ローラ４１
、ニップローラ４２の間に噛み込まれる。この金属ロー
ラ４１は前記送りローラ１５と同一速度、即ち前記タイ
コローラ１７よりも゛速い速度でマイクロカプセル紙３
７を送る。この時、タイコローラ１７は、前記金属ロー
ラ４１、ニップローラ４２の作用により引かれるため、
タイコローラ１７は前記一方向クラッチ４５を介して伝
達される回転よりも速く回転しようとする。従って、一
方向クラッチ４５は遮断状態となるため、タイコローラ
１７、ニップローラ１８はつれ回りする。前記リーダ部
はその後所定の経路を通り、巻取軸２５に巻き付けられ
る。その後、前記スイッチが自動的にオフとなり、前記
ソレノイドの作用により送りローラ１５が開く。

次に画像形成の処理について説明する。

原稿台カバー１を開けて原稿台ガラス２上に原稿を載置
した後、スタートボタン（図示せず）を押下すると、先
ず、原稿台ガラス２が第２図において右方へ移動して原
稿台ガラス２の左端が光源と対向する位置で停止する。

その後、ハロゲンランプ３が点灯した状態において、原
稿台ガラス２を左方向へ移動させる。ハロゲンランプ３
から照射された光は、原稿で反射された後、フィルタ８
、レンズ９及び２個の反射ミラー１１で反射された後、
露光台１９下方に位置するマイクロカプセル紙３７上に
結像される。この時、マイクロカプセル紙３７は金属ロ
ーラ４１とニップローラ４２によりニップされ金属ロー
ラ４１の駆動により原稿台ガラス２の移動速度と同じ速
度で露光台１９上を左方向へ移動する。この時、金属ロ
ーラ４１とタイコローラ１７の送り速度に差があるので
、タイコローラ１７の駆動に用いられている一方向クラ
ッチ４５の各軸が連動することなくマイクロカプセル紙
３７の駆動、つまり金属ローラ４１の送り速度でタイコ
ローラ１７がつれ回りすることになる。このため、テン
ションが発生し、露光台１９上でマイクロカプセル紙３
７上にはシワも発生せず、原稿上の画像が潜像として形
成される。

原稿台ガラス２の左方向への移動に伴って半月ローラ３
３によって顕色紙カセット３２から顕色紙３８が取り出
され露光済のマイクロカプセル紙３７と重ね合わせられ
た状態で圧力現像装置２０に供給され、マイクロカプセ
ル紙３７上の潜像が顕色化されて顕色紙３８上に転写さ
れる。

その後、顕色紙３８は、熱定着装置により゛熱定着され
た後、複写機４０外に排出される。一方、圧力現像装置
２０を通過したマイクロカプセル紙３７は、順次巻取軸
２５に巻き取られる。原稿台ガラス２がその右端が光源
と対向する位置まで移動し終えると、原稿の複写が完了
し、ハロゲンランプ３が消灯させられる。

［発明の効果］ 以上詳述したことから明らかなように、本発明では、露
光位置において感光記録媒体の弛みを生じない画像形成
装置を、高価な電磁クラッチや制御回路を用いることな
く構成できる。従って、本発明の画像形成装置は安価に
製造できるといった効果がある。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を説明するもので、第１図は本
発明の露光台周辺におけるマイクロカプセル紙を搬送す
る機構を説明する斜視図、第２図は本感光感圧複写機の
構成を示す断面図、第３図は駆動系の構成を示すブロッ
ク図である。 図中、１７はローラに対応するタイコローラ、４１は搬
送手段に対応する金属ローラ、４５は一方向クラッチ、
５５は駆動手段に対応する第３動力伝達系である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、露光位置よりも下流に配置され、感光記録媒体を搬
   送する搬送手段と、 前記露光位置よりも上流に配置され、搬送される感光記
   録媒体と接するローラと、 該ローラに従動側軸が接続され、該ローラが前記感光記
   録媒体を下流方向に搬送する回転方向に対し、前記従動
   側軸の回転が駆動側軸よりも遅い場合に両軸を連動させ
   る一方向クラッチと、該一方向クラッチの駆動側軸に接
   続され、該一方向クラッチを介し、前記ローラを前記搬
   送手段の搬送速度よりも遅い周速度で回転駆動する駆動
   手段とを有し、 前記感光記録媒体はその先端が前記搬送手段に達するま
   では前記ローラの回転により搬送され、先端が前記搬送
   手段に達した後は、前記搬送手段により搬送されること
   を特徴とする画像形成装置。