JPH0223301A - 光学部品の接着力強化構造 - Google Patents
光学部品の接着力強化構造Info
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- JPH0223301A JPH0223301A JP63173993A JP17399388A JPH0223301A JP H0223301 A JPH0223301 A JP H0223301A JP 63173993 A JP63173993 A JP 63173993A JP 17399388 A JP17399388 A JP 17399388A JP H0223301 A JPH0223301 A JP H0223301A
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- magnesium fluoride
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
本発明はプリズム等のガラス製光学部品を接着剤を用い
て接合する場合に発生する経時的な接着力の低下を防止
することができる光学部品の接着力強化構造に関する。
て接合する場合に発生する経時的な接着力の低下を防止
することができる光学部品の接着力強化構造に関する。
（従来の技術）
レレズ、ガラス製プリズム等のガラス製の光学部品を他
のガラス製光学部品或は光学部品と接着する場合には紫
外線硬化型接着剤等の接着剤を介して接着を行っている
。即ち１例えば液状の接着剤をガラスからなる光学部品
間に塗布して硬化させることによって接着剤とガラスと
の界面における分子間引力により接着力を得ている。
のガラス製光学部品或は光学部品と接着する場合には紫
外線硬化型接着剤等の接着剤を介して接着を行っている
。即ち１例えば液状の接着剤をガラスからなる光学部品
間に塗布して硬化させることによって接着剤とガラスと
の界面における分子間引力により接着力を得ている。
しかしながら経時的にガラス中の可溶性イオンが界面に
析出してくるため、ガラスと接着剤の分子間距離が増大
して１記引力が減少する。この結果、接着剤の接着力が
低下し、最終的に剥離が発生する。
析出してくるため、ガラスと接着剤の分子間距離が増大
して１記引力が減少する。この結果、接着剤の接着力が
低下し、最終的に剥離が発生する。
（発明の目的）
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、接着剤によ
って接合されたガラスプリズム等のガラス製光学部品が
経時的な接着力の低下に起因して剥離することを防止す
ることができる光学部品の接着力強化構造を提供するこ
とを目的としている。
って接合されたガラスプリズム等のガラス製光学部品が
経時的な接着力の低下に起因して剥離することを防止す
ることができる光学部品の接着力強化構造を提供するこ
とを目的としている。
（発明の概要）
上記目的を達成するため本発明の光学部品の接着構造は
、ガラス製光学部品を接着剤に゛よって接着する際に、
ガラス製光学部品と接着剤との接合面に中間層を介在さ
せ、該中間層はガラス成分中の可溶性イオンの析出を防
止可能な分子構造を有した誘電体膜、金属膜または半導
体膜を採用したことを特徴としている。
、ガラス製光学部品を接着剤に゛よって接着する際に、
ガラス製光学部品と接着剤との接合面に中間層を介在さ
せ、該中間層はガラス成分中の可溶性イオンの析出を防
止可能な分子構造を有した誘電体膜、金属膜または半導
体膜を採用したことを特徴としている。
（実施例）
以下本発明の光学部品の接着力強化構造を添付図面に示
した実施例に基いて詳細に説明する。
した実施例に基いて詳細に説明する。
第１図は本発明の一実施例の構成説明図であり、互いに
対向配置された２つのガラスプリズムｉｌを接着剤２を
介して接合するとともに、各ガラスプリズム１．１の対
向面上に夫々所要面積に亙って機能膜（第１の中間層）
３と、弗化マグネシウム膜（第２の中間層）４を形成し
た構成を有している。機能膜３は例えばＴｉ０ｔ、Ｓｉ
Ｏ□、ＡＡＯｓ 、Ｚｒ０ｇ 、ＣｅＯｓ等の誘電体、
金、銀等の金属、Ｓｉ等の半導体を蒸着したものであり
、例えばＰ偏光を透過させ且つＳ偏光を反射させるよう
機能したり、ハーフミラ−としての機能等を有する。
対向配置された２つのガラスプリズムｉｌを接着剤２を
介して接合するとともに、各ガラスプリズム１．１の対
向面上に夫々所要面積に亙って機能膜（第１の中間層）
３と、弗化マグネシウム膜（第２の中間層）４を形成し
た構成を有している。機能膜３は例えばＴｉ０ｔ、Ｓｉ
Ｏ□、ＡＡＯｓ 、Ｚｒ０ｇ 、ＣｅＯｓ等の誘電体、
金、銀等の金属、Ｓｉ等の半導体を蒸着したものであり
、例えばＰ偏光を透過させ且つＳ偏光を反射させるよう
機能したり、ハーフミラ−としての機能等を有する。
弗化マグネシウム膜４は入射する光の特性に影響を与え
ないようにその光学的厚さが設定されている接着力強化
層である。弗化マグネシウム膜４とガラスとは蒸着によ
り相互の分子間距離が極めて接近した状態にあるため分
子間引力が強く、ガラスと紫外線硬化型接着剤との結合
力に比して充分強力である。また、弗化マグネシウム膜
４の分子ＦＲ造はガラス成分中の可溶性イオン（例えば
Ｎａ”、Ｋ”）の大きさよりもＩ！に密であるため、可
溶性イオンが弗化マグネシウム膜４を通過して接着剤２
との界面に析出することはない。
ないようにその光学的厚さが設定されている接着力強化
層である。弗化マグネシウム膜４とガラスとは蒸着によ
り相互の分子間距離が極めて接近した状態にあるため分
子間引力が強く、ガラスと紫外線硬化型接着剤との結合
力に比して充分強力である。また、弗化マグネシウム膜
４の分子ＦＲ造はガラス成分中の可溶性イオン（例えば
Ｎａ”、Ｋ”）の大きさよりもＩ！に密であるため、可
溶性イオンが弗化マグネシウム膜４を通過して接着剤２
との界面に析出することはない。
弗化マグネシウム膜４の最適な膜厚ｄは次式によって得
ることができる。
ることができる。
ｄ＝λｏ／２・ｌ／ｃｏｓθ・ｌ／ｎ
なお、λ。は入射する光の波長、ｎは弗化マグネシウム
膜４の屈折率、θは弗化マグネシウム膜４の中での入射
光の屈折角度である。
膜４の屈折率、θは弗化マグネシウム膜４の中での入射
光の屈折角度である。
機能膜３も弗化マグネシウム膜４と同様にガラス成分中
の可溶性イオンの析出を防出するとともに・ガラスとの
間に充分強力な接着力を維持することができる。
の可溶性イオンの析出を防出するとともに・ガラスとの
間に充分強力な接着力を維持することができる。
以上のように構成したガラス製光学部品にあっては、ガ
ラス部品！の成分中の可溶性イオンが弗化マグネシウム
膜４（機能膜３）と接着剤２との界面に析出することが
なく、しかもガラスｌと弗化マグネシウムｌｌ５Ｉ４と
の結合力はガラスと接着剤との結合力に比べ相互の分子
間距離が短い分だけ分子間引力が強く、弗化マグネシウ
ム膜４とガラスとの間の接着力が低下して剥離が発生す
ることを防上することができる。
ラス部品！の成分中の可溶性イオンが弗化マグネシウム
膜４（機能膜３）と接着剤２との界面に析出することが
なく、しかもガラスｌと弗化マグネシウムｌｌ５Ｉ４と
の結合力はガラスと接着剤との結合力に比べ相互の分子
間距離が短い分だけ分子間引力が強く、弗化マグネシウ
ム膜４とガラスとの間の接着力が低下して剥離が発生す
ることを防上することができる。
なお、上記実施例では第２の中間層４として弗化マグネ
シウム膜を例示したが、これに限らず他の誘電体や、Ｓ
ｔ等の半導体或は金属であってもよい。また、上記の実
施例では第１及び第２の中間層３．４として単層膜を例
示したが、弗化マグネシウム膜と酸化アルミ等を積層し
た多層膜であってもよい。
シウム膜を例示したが、これに限らず他の誘電体や、Ｓ
ｔ等の半導体或は金属であってもよい。また、上記の実
施例では第１及び第２の中間層３．４として単層膜を例
示したが、弗化マグネシウム膜と酸化アルミ等を積層し
た多層膜であってもよい。
このように本発明にあっては、ガラス製光学部品を紫外
線硬化型接着剤等によって接着する際にガラスに誘電体
膜、金属膜または半導体膜を蒸着して中間層を形成し、
該中間層を介して接着させ、しかも該中間層としてガラ
ス成分中の可溶性イオンの析出を防止可能な分子構造を
有したものを採用したため、ガラス部品の接着力の強化
を実現し、経時的な剥離等を防出することができる。
線硬化型接着剤等によって接着する際にガラスに誘電体
膜、金属膜または半導体膜を蒸着して中間層を形成し、
該中間層を介して接着させ、しかも該中間層としてガラ
ス成分中の可溶性イオンの析出を防止可能な分子構造を
有したものを採用したため、ガラス部品の接着力の強化
を実現し、経時的な剥離等を防出することができる。
（発明の効果）
以上のように本発明によれば、接着剤によって接合され
たガラスプリズム等のガラス製光学部品が経時的な接着
力の低下に起因して剥離することを防出することができ
る。
たガラスプリズム等のガラス製光学部品が経時的な接着
力の低下に起因して剥離することを防出することができ
る。
第１図は本発明の一実施例の模式的な構成説明図である
。 ！・・・ガラス製光学部品 ２・・・接着剤３・・・第
１の中間層（機能膜） ４・・・第２の中間層 特許出願人 東洋通信機株式会社
。 ！・・・ガラス製光学部品 ２・・・接着剤３・・・第
１の中間層（機能膜） ４・・・第２の中間層 特許出願人 東洋通信機株式会社
Claims (2)
- （１）ガラス製光学部品を接着剤によって接着する際に
、ガラス製光学部品と接着剤との接合面に中間層を介在
させ、該中間層としてガラス成分中の可溶性イオンの析
出を防止することが可能な分子構造を有した材質を採用
したことを特徴とする光学部品の接着力強化構造。 - （２）前記中間層は誘電体膜または金属膜もしくは半導
体膜から構成されていることを特徴とする請求項第１項
記載の光学部品の接着力強化構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63173993A JPH0223301A (ja) | 1988-07-12 | 1988-07-12 | 光学部品の接着力強化構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63173993A JPH0223301A (ja) | 1988-07-12 | 1988-07-12 | 光学部品の接着力強化構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0223301A true JPH0223301A (ja) | 1990-01-25 |
Family
ID=15970775
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63173993A Pending JPH0223301A (ja) | 1988-07-12 | 1988-07-12 | 光学部品の接着力強化構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0223301A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004126585A (ja) * | 2002-10-01 | 2004-04-22 | Asml Holding Nv | キューブの製造方法、キューブおよび光学装置 |
| DE10331825B4 (de) * | 2002-07-15 | 2011-01-05 | Epistar Corp. | Lichtemissionsdiode mit einer Kleberschicht und zugehöriges Herstellverfahren |
| WO2017199541A1 (ja) * | 2016-05-16 | 2017-11-23 | 三菱電機株式会社 | 光学部材の固定構造 |
-
1988
- 1988-07-12 JP JP63173993A patent/JPH0223301A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE10331825B4 (de) * | 2002-07-15 | 2011-01-05 | Epistar Corp. | Lichtemissionsdiode mit einer Kleberschicht und zugehöriges Herstellverfahren |
| JP2004126585A (ja) * | 2002-10-01 | 2004-04-22 | Asml Holding Nv | キューブの製造方法、キューブおよび光学装置 |
| WO2017199541A1 (ja) * | 2016-05-16 | 2017-11-23 | 三菱電機株式会社 | 光学部材の固定構造 |
| JP6293381B1 (ja) * | 2016-05-16 | 2018-03-14 | 三菱電機株式会社 | 光学部材の固定構造 |
| CN109073846A (zh) * | 2016-05-16 | 2018-12-21 | 三菱电机株式会社 | 光学部件的固定构造 |
| CN109073846B (zh) * | 2016-05-16 | 2020-11-03 | 三菱电机株式会社 | 光学部件的固定构造 |
| US10901168B2 (en) | 2016-05-16 | 2021-01-26 | Mitsubishi Electric Corporation | Optical member fixing structure |
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