JPH0222847Y2 - - Google Patents

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JPH0222847Y2
JPH0222847Y2 JP2486684U JP2486684U JPH0222847Y2 JP H0222847 Y2 JPH0222847 Y2 JP H0222847Y2 JP 2486684 U JP2486684 U JP 2486684U JP 2486684 U JP2486684 U JP 2486684U JP H0222847 Y2 JPH0222847 Y2 JP H0222847Y2
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disk
cam
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lever
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はフロントローデイングデイスクプレー
ヤに関する。
フロントローデイングデイスクプレーヤにおい
てはデイスクを演奏位置、すなわちターンテーブ
ル上に位置決めする場合、ターンテーブルの回転
面に平行な方向及びこれに略垂直な方向の2方向
に移動して搬送することが行われるが、この搬送
をなす為に、プレーヤハウジングに対して例えば
上記ターンテーブル回転面に平行な方向において
摺動自在に設けられたトレイと、該トレイに上記
略垂直な方向において移動自在に設けられ該トレ
イと共にハウジング外部に突出し得かつトレイと
協働してデイスクを担持するコンテナとが設けら
れている。
従来開発されたフロントローデイングデイスク
プレーヤにおいてはトレイに対してコンテナを移
動自在に支持する機構が比較的華奢であり、トレ
イに対してコンテナが揺れ易く、正確なデイスク
搬送をする上で好ましくなかつた。
本考案は上記した点に鑑みてなされたものであ
つて、その目的とするところはより正確なデイス
ク搬送をなし得るフロントローデイングデイスク
プレーヤを提供することである。
本考案によるフロントローデイングデイスクプ
レーヤは、ハウジングと、前記ハウジング内に設
けられた演奏手段と、演奏さるべきデイスクを担
持し且つ第1所定方向及びこれに垂直な第2所定
方向に前記デイスクを移動させて演奏位置に搬送
するデイスク搬送機構とを含み、前記デイスク搬
送機構は前記第1所定方向において摺動自在に設
けられたトレイと、前記トレイに設けられ前記ト
レイと共に前記ハウジングの外部に突出し得かつ
前記トレイと協働して前記デイスクを担持するコ
ンテナとを有し、前記トレイには軸中心が前記第
2所定方向に平行な円筒状凹部が設けられ、該凹
部の底面及び周側面は前記第1所定方向に関して
対象な両側部及び該周側面の上部を残して切り欠
かれ、前記コンテナは該切欠部内に前記第2所定
方向において移動自在に嵌合し且つ前記両側部の
端面を挟んで係合する4つの係合突部を有し、前
記周側面の切欠部には前記第2所定方向において
延在する爪部が設けられていることを特徴として
いる。
以下本考案の実施例たるフロントローデイング
デイスクプレーヤを添付図面を参照しつつ説明す
る。
図において参照符1はフロントローデイングデ
イスクプレーヤの全体を示している。
例えば第1図及び第2図に示される如く、フロ
ントパネル2、リアパネル3、底板4及び側板5
によつてハウジング6が形成されており、これら
は互いに複数のネジなどによつて連結されてい
る。フロントパネル2には、後述するデイスク担
持部がハウジング外に突出し得るように長方形溝
長の開口部2aが設けられている。また、リアパ
ネル3にはトランス8及び該トランスを覆うカバ
ー9が設けられており、これらの側部には電源供
給コード10が配置されている。第2図及び第4
図に示される如く、リアパネル3には3つの縦シ
ヤーシ12,13及び14が固設されており、こ
れら縦シヤーシの前端部には演奏操作をなす為の
操作部16が固定されている。但し、ここで言う
前方とは図中矢印Yにて示される方向を言う。従
つて、矢印Xにて示される方向は該前方に向つて
の左方であり、また矢印Z方向は上方である。
第2図並びに第12図及び第13図に示される
ように、縦シヤーシ12及び13の間には横シヤ
ーシ18が配置されている。第3図、第7図、第
12図及び第13図に明らかな如く、横シヤーシ
18の左右両端部にはレール19及び20が前後
に伸長して固設されており、第2図及び第5図に
も示される如く該両レール間にはトレイ23が設
けられている。トレイ23は、レール19及び2
0の端部に設けられた脱落防止部材19a,20
a及び20bによつてその脱落が防止された所定
ベアリング部材24a及び24b並びに支持プレ
ート24c及び24dを介してレール19及び2
0に取り付けられており、従つて、前後方向(矢
印Y方向及びその反対方向)において摺動自在と
なつている。また、トレイ23の前端部には、フ
ロントパネル2の開口部2aに嵌合し且つこれを
閉塞し得る可動パネル25が取り付けられてい
る。
トレイ23には、該トレイと共にハウジング6
の外部に突出し得、且つ該トレイと協働して演奏
さるべきデイスク26を担持するコンテナ27が
上下方向において移動自在に設けられている。コ
ンテナ27はトレイ23と共にデイスク担持部を
構成している。なお、デイスク26は、レーザ光
を用いて信号を記録し且つ読み取る方式のもので
あつて、外径が約12cmとなつている。
第6図において特に明らかな如く、トレイ23
にはその軸中心が上下方向に平行な円筒状凹部2
8が設けられている。この凹部28の底面28a
及び周側面28bは、前後方向に関して対称な両
側部及び該周側面の上部を残して切り欠かれてお
り、コンテナ27は該切欠部内に上下方向におい
て移動自在に嵌合しているのである。コンテナ2
7は、上記底面28a及び周側面28bの残され
た両側部の端面を挟んで該両側部に係合する4つ
の係合突部27aを有している。また、上記周側
面28bの切欠部には、上下方向において延在す
る爪部28cが例えば4つ、好ましくは一対ずつ
対向するように設けられている。
話は戻るが、トレイ23及びコンテナ27から
成る上記デイスク担持部は、横シヤーシ18並び
にレール19及び20を含む支持機構によつて移
動自在に支持されている。第2図、第4図、第5
図、第12図及び第13図を参照して理解される
通り、該支持機構の構成部材としての横シヤーシ
18の左右後端部は、縦シヤーシ12及び13に
各々ネジ30aによつて固定された一対の柱状部
材30bに、ゴムなどからなるダンパ30cを介
して且つナツト30dによつて取り付けられてい
る。これらネジ30a、柱状部材30b及びダン
パ30c等によつて、横シヤーシ18、即ち上記
支持機構の後端部を支持し且つ該後端部をハウジ
ング6に対して位置決めする脚機構が構成されて
いる。ただし、この脚機構は場合によつては単一
でもよい。第15図も示される如く、縦シヤーシ
12及び13には、ハウジング6の開口部2aの
近傍に、且つ上記デイスク担持部の移動方向と略
直角な軸線上に配置された一対の円筒状部材32
aが固定されている。円筒状部材32a内には、
上端部が拡径され且つ下端部が円筒状に形成され
た軸部材32bが摺動自在に嵌合している。円筒
状部材32aの上端と軸部材32bの拡径部との
間にはコイルスプリング32cが縮設されてい
る。また、軸部材32bの下端円筒部の内周には
ネジ部が螺刻されており、該ネジ部にネジ32d
が螺合している。ネジ32dは縦シヤーシ12及
び13によつて反力受けがなされており、且つハ
ウジング6の外部から回動せしめ得るようになさ
れている。横シヤーシ18の前端部左右は、軸部
材32dの上端部に、ゴムなどから成るダンパ3
2eを介して且つナツト32fによつて取り付け
られている。上記円筒部材32a、軸部材32
b、コイルスプリング32c、ネジ32d、ダン
パ32e及びナツト32f等によつて、横シヤー
シ18、即ち、上記支持機構の前端部を支持し且
つ該前端部をハウジング6に対して位置決めする
脚機構が構成されている。この一対の脚機構にお
いては、該脚機構の構成部材であるネジ32dを
ハウジング外から回動せしめることによつて、そ
の高さを調節し得るのである。
第3図、第6図及び第12図に示される如く、
トレイ23の左右両側部内壁には一対のカム部材
34及び35が該トレイに対して前後方向におい
て移動自在に設けられている。カム部材34及び
35には各々、コンテナ27の係合突部27aに
突設された軸部27bと摺動自在に係合するカム
孔34a及び35aが形成されている。カム孔3
4aは、前方から後方に向つて下方に傾斜するテ
ーパ部を有しており、カム孔35aは前方から後
方に向つて上方に傾斜するテーパ部を有してい
る。従つて、両カム部材34及び35の相対方向
への移動によつてコンテナ27は上下動するので
ある。一対のカム部材のうち、右方に配置された
カム部材35には略全長に亘つてラツク部35b
が形成されている。
第3図、第8図、第25図及び第26図に示さ
れる如く、横シヤーシ18の下面であつて、前端
部右方には、カム部材35に形成されたラツク部
35bに噛合する歯車37をその前端部において
軸38を介して回動自在に支持する保持部材39
が配置されている。保持部材39は、横シヤーシ
18の下面に固定され且つ駆動源としてのモータ
41を支持するブラケツト42に軸42を介して
その後端部において揺動自在に支持されている。
また、保持部材39は、コイルスプリング43
(第5図及び第7図参照)によつて揺動端部が横
シヤーシ18に近づく方向に付勢されている。ブ
ラケツト42の前端部には、保持部材39の揺動
端部に形成された係合部39aの上面にその一端
屈曲部45aが係合し得るレバー45が軸42b
を介して回動自在に取り付けられている。レバー
45はまた、コイルスプリング45cによつてバ
イアス力を付与されている。すなわち、レバー4
5の他端部45bを上方に押し上げることによつ
て保持部材39が揺動して、歯車37とラツク部
35bとの噛合状態が解除されるのである。ま
た、縦シヤーシ12の前端部に、ブラケツト46
aを介して且つコイルスプリング46bによつて
バイアス力を付与されてネジ46cが設けられて
おり、このネジ46cの先端はレバー45の他端
部45bに係合している。すなわち、ハウジング
外からこのネジ46cを締めたり緩めたりするこ
とによりレバー45、従つて、保持部材39が揺
動せしめられるのである(第30図参照)。
保持部材39には、一端にプーリ部47aが形
成されたウオーム47が軸47bを介して回動自
在に支持されている。プール部47aは、モータ
41の出力軸に嵌着された小プーリ41aとベル
ト48によつて連結されている。保持部材39に
はまた、ウオーム47に噛合するウオームホイー
ル50が軸50aを介して枢支されている。ま
た、ウオームホイール50と同軸に上記歯車37
と噛合する歯車51が回動自在に支持されてい
る。第27図a及びbにおいて示される如く、ウ
オームホイール50及び歯車51の各対向面には
互いに一方向のみの回動を可能とする略鋸刃状の
係合部50a及び51aが形成されている。但
し、この場合、係合部50a及び51aはウオー
ムホイール50から歯車51への動力伝達のみが
なされるように形成されている。また、ウオーム
ホイール50及び歯車51はコイルスプリング5
3によつて互いに近づく方向に付勢されている。
コイルスプリング53と保持部材39の壁面との
間には受け部材53aが介装されている。
上記したウオームホイール50、歯車51及び
スプリング53とによつて、ウオームホイール5
0から歯車37への動力伝達のみをなす一方向ク
ラツチが構成されている。また、第27図bに示
される如く、ウオームホイール50及び歯車51
の少くとも対向面すなわち、鋸刃状係合部50a
及び51a間にはグリース等の粘性剤55が充填
されており、該一方向クラツチの動作時において
上記鋸刃状係合部どうしが噛み合うことに起因す
る騒音発生が抑止されているのである。
また、小プーリ41a,ウオーム47、ベルト
48、上記一方向クラツチ及び歯車37とによつ
て減速機構が構成されており、該減速機構とモー
タ41とによつてカム部材35に前後方向への駆
動力を付与する駆動力付与手段が構成されてい
る。なお、上記一方向クラツチの構成としてはウ
オームホイール50及び歯車51の組み合せに限
定するものではなく、上記減速機構の構成によつ
ては、例えば平歯車どうし、または平歯車とはす
ば歯車の組み合せであるなど、各種の組み合せが
可能である。すなわち、ウオームホイールを含む
各種歯車の組み合せであればよいのである。
ところで、ウオームホイール50及び歯車51
を互いに近づく方向に付勢しているコイルスプリ
ング53は、ウオームホイール50にその回転方
向におけるフリクシヨンを付与するフリクシヨン
付与手段としても作用している。かかるフリクシ
ヨン付与手段を有していることによつて、ウオー
ム47とウオームホイール50との間のバツクラ
ツシユを該ウオーム及びウオームホイールの動作
時に吸収除去することが出来るのである。
話は前後するが、上記減速機構を保持し且つ横
シヤーシ18に、従つて、ハウジングに対して揺
動自在に設けられた保持部材39が揺動せしめら
れて歯車37とラツク部35bとの噛合状態が解
除されると、例えば当該フロントローデイングデ
イスクプレーヤを運送しているときにこれを傾け
ただけでトレイ23はハウジング外に飛び出てし
まう。これを防止する為、ハウジング6内に収納
されたトレイ23を該ハウジングに対して且つハ
ウジング外から固定可能な固定手段が設けられて
いる。第3図、第6図、第7図及び第28図に示
されるように、該固定手段は、横シヤーシ18の
上面後端部に固定されたブラケツト57と、該ブ
ラケツトに回動自在に支持され且つ前端部にネジ
部が形成されたシヤフト58と、シヤフト58に
嵌着されて、該シヤフトの後端拡径部58aと共
に該シヤフトの前後方向の移動を所定範囲内に規
制する抜け止め部材58bと、ブラケツト57と
抜け止め部材58bとの間に配置されてシヤフト
58にバイアス力を与えるコイルスプリング59
と、トレイ23の後端部に固着されてシヤフト5
8のネジ部に螺合可能なブラケツト60と、これ
ら各部材に関連する周辺小部材とによつて構成さ
れている。すなわち、当該フロントローデイング
デイスクプレーヤを運送する場合、発送前にシヤ
フト58のネジ部をブラケツト60に螺合せしめ
ておけば良いのである。
次いで、トレイ23上に設けられた左右のカム
部材34及び35を互いに連動せしめる連動機構
について説明する。
第3図、第5図、第6図及び第16図に示され
る如く、トレイ23の後端部近傍には上下方向に
伸長する支持軸63が設けられている。支持軸6
3には、一端部が左方のカム部材34の後端突起
34cに枢着された回動レバー64が所定範囲内
で回動自在に取り付けられている。カム部材34
の後端突起34cは、該後端突起に対応してトレ
イ23に形成された長孔23aを通じてトレイ上
面に突出せられたものである。回動レバー64の
回動位置のうち、第16図に示されるような位
置、すなわち、カム部材34の後端突起34cが
長孔23aの後端縁に係合して回動レバー64が
第16図における反時計方向にこれ以上回動し得
ない位置を該回動レバーの非動作位置と称する。
また、回動レバー64が該非動作位置から第16
図における時計方向に回動して後端突起34cが
長孔23aの前縁部に契合し、回動レバー64が
これ以上該時計方向に回動し得ない位置を該回動
レバーの動作位置と称する。
支持軸63には更に、回動レバー64の上面に
当接する揺動レバー65が揺動自在に支持されて
おり、該揺動レバーの揺動端部は右方のカム部材
35、すなわち、駆動力を与えられる側のカム部
材の後端突起35cに枢着されている。カム部材
35の後端突起35cは、該後端突起に対応して
トレイ23に形成された長孔23bを通じてトレ
イ上面に突出せしめられたものであつて、従つ
て、揺動レバー65は、後端突起35cが長孔2
3bの前縁部及び後縁部に係合する範囲内で揺動
自在となつている。揺動レバー65の下面であつ
てその揺動端部近傍には係合軸部65aが突設さ
れており、該係合軸部は回動レバー64の他端部
に形成された開口部64aに挿通せしめられてい
る。すなわち、揺動レバー65は、該係合軸部6
5aがこの開口部64aの前縁部及び後縁部に係
合する範囲内において回動レバー64に対して揺
動自在なのである。係合軸部65aは更に、長孔
23bに略平行に形成された長孔23cを通じて
トレイ下方に伸びており、後述する禁止プレート
に係合すべくなされている。なお、揺動レバー6
5は、その一端が回動レバー64に連結されたコ
イルスプリング65bによつてバイアス力を付与
されている。
回動レバー64の左端部にはバネ部材たるコイ
ルスプリング67が連結されており、回動レバー
64は該コイルスプリングによつて該回動レバー
の上記非動作位置に向けて付勢されている。
また、トレイ23の下面には、軸68によつて
揺動プレート69が揺動自在に支持されている。
揺動プレート69の揺動端部にはピン69aが突
設されており、このピン69aは、駆動力を付与
されるカム部材35の後端内壁面に設けられた枢
着部35dに枢着されている。第16図において
特に明らかなように、揺動プレート69を支持す
る軸68の近傍には支持突部70が突設されてい
る。支持突部70は、揺動プレート69の揺動中
心、すなわち軸68の軸中心と該支持突部の中心
軸を結ぶ直線が左右方向(矢印X方向及びその反
対方向)に平行であるように、且つカム部材35
からの距離が該カム部材と軸68との離隔距離よ
りも大であるようになされている。揺動プレート
69の揺動端部に設けられたピン69aとこの支
持突部70との間にはスプリング部材としてのコ
イルスプリング71が張設されている。
コイルスプリング71は、ピン69及び該ピン
が枢着されたカム部材35を介して回動レバー6
4に下記のような付勢力を与え得るようになされ
ているのである。
カム部材35が第16図に示される位置、すな
わち、該カム部材の前方限界位置にあるときに
は、コイルスプリング71は回動レバー64に付
勢力を与えることは殆どない。しかし、カム部材
35が駆動されて後方限界位置に達すると、コイ
ルスプリング71の伸長方向が変化して回動レバ
ー64は該コイルスプリングによつて該回動レバ
ーの上記動作位置に向けて付勢されることとなる
のである。
ここで、上記したコイルスプリング67を第1
付勢手段と称する。また、上記揺動プレート6
9、支持突部70及びコイルスプリング71並び
にこれら各部材に関連する周辺部材とによつて、
回動レバー64が該回動レバーの動作位置にある
ときにのみ該回動レバーを該動作位置に向けて付
勢する第2付勢手段が構成されている。
さらに、上記支持軸63、回動レバー64、揺
動レバー65、上記第1付勢手段及び第2付勢手
段並びにこれらに関連する周辺部材とによつて、
トレイ23上に設けられて左右のカム部材34及
び35を互いに連動せしめる連動機構が構成され
ている。
次に、トレイ23が移動してハウジング6内の
所定位置に達するまでは上記連動機構をトレイ2
3に対してロツクするロツク手段について説明す
る。
第3図、第4図、第6図及び第16図において
明らかなように、トレイ23の下面にはカム溝7
5aを有するカムプレート75が前後方向におい
て移動自在に取り付けられている。このカムプレ
ート75の後端部には、横シヤーシ18上に固設
された所定当接部材76に当接可能な突部75b
が形成されている。また、上記揺動プレート69
を揺動自在に支持する軸68には禁止プレート7
8が回動自在に支持されている。禁止プレート7
8の一端部にはカムプレート75のカム溝75a
に摺動自在に係合する係合突部78aが突設され
ている。禁止プレート78の他端部は前にも述べ
たように、揺動レバー65の揺動端部近傍に設け
られた係合軸部65aと係合している。このよう
に、一端部においてカム溝75aの係合する禁止
プレート78の他端部が係合軸部65aに係合し
ていることによつて揺動レバー65の揺動が禁止
されているのである。また、カムプレート75及
び禁止プレート78はコイルスプリング79によ
つてバイアス力を付与されている。なお、トレイ
23がハウジング6内の所定位置に達したときに
カムプレート75の突部75aが上記所定当接部
材76に当接して前方に移動するのであるが、カ
ム溝75aは、該カムプレートの前方移動に伴つ
て禁止プレート78が回動して該禁止プレートの
他端部と揺動レバー65の係合軸部65aとの係
合状態が解除されるように形成されている。この
ようになつて、始めて上記連動機構のロツクが解
除される。
また、揺動レバー65の係合軸部65aと係合
する禁止プレート78の他端部には、上記連動機
構の構成部材である揺動レバー65が揺動してい
る間は係合軸部65aに常に円滑に当接するガイ
ド部78bが形成されている。
上記したカムプレート75、禁止プレート78
及びコイルスプリング79並びにこれらに関連す
る周辺部材とによつて、トレイ23がハウジング
6内の所定位置、即ち、トレイ23及びコンテナ
27によつて担持されたデイスク26の回転中心
が後述するサポートホイールの回転中心と一致す
る位置に達するまでは上記連動機構をトレイ23
に対してロツクするロツク手段が構成されてい
る。
ここで、トレイ23がハウジング6内の上記所
定位置に達するとトレイ23のハウジングに対す
る移動を禁止する禁止手段の構成を説明する。
第3図、第5図、第6図、第11図及び第19
図に示される如く、横シヤーシ18の後端部上面
には支持台82が固設されている。なお、前述し
たカムプレート75の後端部に形成された突部7
5bが当接し得る所定当接部材76は、この支持
台82の一部である。支持台82には該所定当接
部材76の直上に、トレイ23の後端当接部23
d(第6図示)に当接して該トレイの収納方向へ
の移動を禁止する禁止部材83が設けられてい
る。ただし、禁止83は所定当接部材76と同様
に支持台82の一部である場合も含む。また、支
持台82の上端張出部82aには、禁止レバー8
5が軸85aを介して且つその前端部において揺
動自在に支持されている。例えば第6図及び第1
6図及び第19図において明らかな如、禁止レバ
ー85は、トレイ23の上面後端部に突設された
禁止軸86にその後端面において係合し得る。た
だし、第19図に示される状態では禁止レバー8
5の後端面と禁止軸86とはまだ完全に係合して
いない。後述する軸部材によつて禁止レバー85
がこの状態から第19図における時計方向に所定
分だけ揺動せしめられて上記後端面と禁止軸86
とが完全に係合した位置を禁止レバー85の禁止
位置と称する。また、上記後端面と禁止軸86と
が係合していない状態の禁止レバー85の位置を
該禁止レバーの非禁止位置と称する。すなわち、
禁止レバー85は該禁止位置と非禁止位置との間
で揺動自在なのである。
第5図、第6図及び第19図において特に明ら
かなように、禁止レバー85には、前述した連動
機構の構成部材である揺動レバー65の揺動端部
近傍上面に突設された軸部材87に、該禁止レバ
ーが上記禁止位置にあるときに係合し得るカム部
85bが形成されている。上記揺動レバー65は
前述したように係合軸部65aにおいて、回動レ
バー64の開口部64aに該揺動レバーが回動レ
バー64に対して所定範囲で揺動自在であるよう
に係合している。上記カム部85bは、回動レバ
ー64に対する揺動レバー65の上記所定範囲に
おける揺動に伴つて禁止レバー85が揺動し、従
つて該禁止レバーの後端面が禁止軸86に係合し
てトレイト23の突出方向への移動が禁止される
べく形成されている。なお、禁止レバー85はコ
イルスプリング89によつて、該禁止レバーの上
記非禁止位置に向けて付勢されている。
上記した禁止部材83、禁止レバー85、禁止
軸86及びコイルスプリング89並びにこれらに
関連する周辺部材とによつて、トレイ23がハウ
ジング6内の前記所定位置に達すると該トレイの
ハウジング6に対する移動を禁止する禁止手段が
構成されている。
また、上記したトレイ23及びコンテナ27か
ら成るデイスク担持部と、横シヤーシ14及びレ
ール19,20を含む支持機構と、所定ベアリン
グ部材24a,24bと、上記支持機構を支える
脚機構と、カム部材34,35と、カム部材35
に駆動力を付与せしめる駆動力付与手段と、該駆
動力付与手段のうち減速機構を保持する保持部材
と、カム部材34と35を互いに連動せしめる連
動機構と、トレイ23がハウジング6内の所定位
置に達するまでは上記連動機構を該トレイに対し
てロツクするロツク機構及び上記禁止手段とによ
つて、デイスク26を担持し且つ第1所定方向
(前後方向)及びこれに垂直な第2所定方向(上
下方向)に該デイスクを移動させて演奏位置に搬
送するデイスク搬送機構が構成されている。
次に、ハウジング6内に設けられデイスク演奏
をなす演奏手段について説明する。
第3図、第8図、第12図ないし第14図、第
17図及び第18図に示される如く、横シヤーシ
18の下面には、デイスク26から情報を読み取
るための光学式ピツクアツプ手段(図示せず)を
担持したキヤリツジ93が配置されている。キヤ
リツジ93の右端には、該キヤリツジの移動方向
たる前後方向に伸長するラツク部93aが設けら
れている。キヤリツジ93の左端、すなわち該キ
ヤリツジに関してラツク部材93aと反対側に
は、水平方向(この場合前後方向)において平行
に伸長し且つ上下に離隔せしめられた一対のガイ
ドシヤフト94及び95が嵌挿されている。キヤ
リツジ93はこれらガイドシヤフト94及び95
から成る案内手段によつて案内されるのである。
横シヤーシ18の下面には支持第96が固設され
ている。支持第96の右側には、互いに平行であ
るように形成された一対ずつの当接面96a及び
96bが設けられている。一対のガイドシヤフト
のうち上方のガイドシヤフト94は、前後一対の
固定部材98a及びネジ98bによつて当接面9
6aに固定されている。また、下方のガイドシヤ
フト95は下側の当接面96bに当接し得る。な
お、支持台96にはキヤリツジ93の一部が当接
することによつて該キヤリツジの限界位置を検知
する為の検知スイツチ99aが、該検知スイツチ
の位置調整をなす調整部材99bを介して取り付
けられている。
ここで、横シヤーシ18及び支持台96等によ
つて、ガイドシヤフト94及び95から成る上記
案内手段を支える支持機構が構成されている。
また、第10図にも示される如く、横シヤーシ
18の下面には、キヤリツジ93に設けられたラ
ツク部93aに噛合する歯車101をその前端部
において回動自在に保持する保持部材103が配
置されている。保持部材103は横シヤーシ18
下面に固着された中間プレート102にその後端
部に形成された孔(図示せず)に嵌挿された軸
(図示せず)を介して揺動自在に取り付けられて
いる。保持部材103にはまた、出力軸にウオー
ム104aが嵌着されたモータ104が取り付け
られており、ウオーム104は球状ベアリング1
04b及び軸受部材104cを介して保持部材1
03に対して軸受けされている。また、歯車10
2とウオーム104に共に噛合するウオームホイ
ール105が設けられている。
これらモータ104、ウオーム104a及びウ
オームホイール105によつて、歯車102を駆
動する駆動源が構成されている。また、該駆動源
と歯車102とによつて、キヤリツジ93に駆動
力を付与せしめる駆動力付与手段が構成されてい
る。なお、歯車102及び上記駆動源を保持する
保持部材103はスプリング部材106によつ
て、歯車102がキヤリツジ93のラツク部93
aに近づく方向に付勢されている。また、歯車1
02とラツク部93aとが離れる方向における保
持部材103の無用な揺動を防止するために、中
間プレート102には保持部材103に係合する
防止ネジ107が螺合して設けられている。
第3図、第7図、第9図、第12図ないし第1
4図、第21図ないし第24図に示されるよう
に、キヤリツジ93の移動方向上にはデイスク2
6を担持するターンテーブルたるサポートホイー
ル111を回転駆動するためのスピンドルモータ
112が配置されている。なお、サポートホイー
ル111は、上下方向に摺動自在かつコイルスプ
リング111aによつてバイアス力が付与された
可動部111bを有している。横シヤーシ18上
には、スピンドルモータ112に関してピツクア
ツプの反対側に配置され、且つデイスク26への
照射光の光軸の移動軌跡の延長線上において該光
軸と略平行に、すなわち上下方向に伸長する脚機
構114が配置されている。第23図において特
に明らかな如く、この脚機構114は、横シヤー
シ18に回動自在に嵌合し且つ下端部が拡径した
略円筒状ボルト部材114aと、ボルト部材11
4aに螺合したナツト114bと、ボルト部材1
14aの下端拡径部及びナツト114bと共働し
て該ボルト部際の横シヤーシ18に対する固定を
なすスプリングワツシヤ114cと、ボルト部材
114aの上端部に螺合されたキヤツプ114d
と、ボルト部材114aの内周に形成された雌ネ
ジ部に螺合してその上端がキヤツプ114dの内
面に当接し得るネジ114eとによつて構成され
ている。すなわち、キヤツプ114dを固定側と
して、まずナツト114b及びネジ114eをゆ
るめ、その後ボルト部材114dを回動せしめる
ことによつて当該脚機構の高さを調節し得るよう
になつているのである。
横シヤーシ18上には更に、脚機構114の他
に、上記光軸の移動軌跡の延長線に関して略対象
に配置されて脚機構114と同方向に伸びる一対
の脚機構115及び116が設けられている。こ
れら脚機構115及び116は脚機構114を全
く同様に構成されており、その高さを調節し得る
ようになつている。
脚機構114,115及び116の各上端部に
は第1調整部材118が固定されている。また、
この第1調整部材118には、上記光軸の移動軌
跡の延長線上であつて脚機構114の近傍に支持
軸119が固定されている。支持軸119は、上
記光軸と略平行に、すなわち上下方向に伸長して
おり、スピンドルモータ112を担持した第2調
整部材120を揺動自在に支持している。第21
図、第22図及び第24図において特に明らかな
ように、第2調整部材120の揺動部には、下端
部が拡径した円筒状ピン122aが嵌挿されてい
る。ピン122aの拡径部と第2調整部材120
との間にはスプリングワツシヤ122bが介装さ
れている。また、ピン122aにはネジ122c
が挿通せしめられている。このネジ122cは、
第1調整部材118に形成された長孔118aに
も挿通せしめられ且つ該第1調整部材上に突出し
ている。第1調整部材118上に突出したネジ1
22cにはナツト122dが螺合している。ま
た、第2調整部材120には、ピン122aから
所定分だけ離れた位置に長孔120aが形成さ
れ、該長孔に軸部材123が挿通せしめられてい
る。ピン122aと軸部材123とは、好ましく
は第2調整部材120の揺動中心を中心とする同
一円周に上配置されている。軸部材123は、ネ
ジ部123a、拡径部123b及び六角頭部12
3cとから成り、ネジ部123a及び六角頭部1
23cは同軸であり、拡径部123bの軸中心は
ネジ部123a及び六角頭部123cの軸中心に
対して所定分だけ偏倚している。なお、横シヤー
シ18には、第1調整部材118と第2調整部材
120を覆う形でカバー121が固設されてい
る。ネジ部123aは、第1調整部材118に形
成された孔118bに挿通せしめられ且つ該第1
調整部材上に突出せられている。第1調整部材1
18上に突出したネジ部123aにはナツト12
4が螺合している。すなわち、ナツト122d及
び124をゆるめ、軸部材123の六角頭部12
3cを把持して該軸部材を回動せしめることによ
つて、第2調整部材120が揺動するのである。
上記したピン122a、スプリングワツシヤ1
22b、ネジ122c、ナツト122d、軸部材
123等によつて、第2調整部材120を第1調
整部材118に対して任意の揺動位置で固定し得
る固定手段が構成されている。なお、脚機構11
4,115,116、第1調整部材118、支持
軸119、第2調整部材120及び上記固定手段
は、横シヤーシ18等からなる前記支持機構に含
まれるものである。また上記した、サポートホイ
ール111と、スピンドルモータ112と、キヤ
リツジ93と、キヤリツジ93に駆動力を付与す
る駆動力付与手段と、保持部材103と、横シヤ
ーシ18を含む支持機構と、カイドシヤフト94
及び95から成る案内手段と、これらに関連する
周辺部材とによつて、デイスク演奏をなす演奏手
段が構成されている。
次いで、演奏位置に搬送されたデイスク26を
クランプするクランプ機構について説明する。
第2図、第3図、第5図、第7図、第11図、
第19図及び第20図に示される如く、横シヤー
シ18の後端部上面に固定された支持台82に
は、軸127を介して支持部材128が揺動自在
に取り付けられている。ここで、第20図におい
て実線にて示される位置、すなわち、後述する押
圧部材がデイスク26に当接する位置を支持部材
128のクランプ位置と称し、同図において二点
鎖線で示される位置を該支持部材の非クランプ位
置と称する。すなわち、支持部材128は該クラ
ンプ位置と非クランプ位置との間で揺動するので
ある。支持部材128の後端揺動部には、一端が
支持台82に連結されたコイルスプリング130
が連結されており、支持部材128はこのコイル
スプリング130によつて上記クランプ位置に向
けて付勢されている。支持部材128の前端揺動
部には、円筒状部材13がその上端部において固
着されている。円筒状部材131内にはその外周
を円筒状部材131によつて囲まれるように押圧
部材132が配置されている。なお、円筒状部材
131の下端部には押圧部材132の軸方向への
移動を規制する規制部131aが設けられてい
る。押圧部材132は、サポートホイール111
上に載置されたデイスク26を該サポートホイー
ルと協働してクランプするものであり、そのデイ
スク押圧裏面、すなわち上面には円筒部132a
が形成されている。なお、支持部材128は押圧
部材132の上記デイスク押圧裏面に対向して配
置される形となつている。
押圧部材132に形成された円筒部132a内
には鋼または合成樹脂などから成る球状ベアリン
グ部材134が挿通されている。また、支持部材
128にはベアリング部材134の径より小なる
開口径の円形開口部128aが形成されている。
なお、かかる円形開口部128aに限らず、ベア
リング部材134に係合可能であり且つ該ベアリ
ング部材の径より小なる開口径の係合凹部であつ
てもよい。
上記した支持部材128、円筒状部材131及
びベアリング部材134によつて、押圧部材13
2を回動時自在に支持する支持機構が構成されて
いる。
ここで、押圧部材132上に形成された円筒部
132aの内径をφA、ベアリング部材134の
径をφB、円筒状部材131の内径をφC、押圧部
材132の該径をφD、支持部材128に形成さ
れた円形開口部128aの開口径をφEとすると
き、次の2式を満たすように形成されている。
φA−φB+φC−φD<φE ……(1) φA−φB<φC−φD ……(2) 上記(1)式は、押圧部材132がデイスク26を
押圧した際にベアリング部材134が円形開口部
128aに確実に係合する為の条件を示し、また
(2)式はベアリング部材134が円形開口部128
aに係合した状態で押圧部材132が円筒状部材
131の内周面に係合することなく回転するため
の条件を示している。
一方、横シヤーシ18上の右端にはガイドプレ
ート138が固定されている。ガイドプレート1
38には、カム体139が前後方向において移動
自在に取り付けられている。カム体139はその
一部において、前述したカム部材34及び34の
うち、駆動力を付与される側のカム部材35に係
合可能となつている。すなわち、カム体139は
カム部材35の後方への移動に伴つて移動するの
である。カム体139の前端部には、支持部材1
28に左右方向に伸長して固定され該支持部材の
一部として含まれる係合軸128bに係合可能な
カム部139aが設けられている。カム部139
aは前方に向つて下方に傾斜するように、すなわ
ち、カム体139が前方に移動するのに伴つて支
持部材128及び押圧部材132をコンテナ27
のデイスク担持面から離れる方向に付勢すべく形
成されている。
カム体139はまた、一端がガイドプレート1
38の前端部に連結されたコイルスプリング14
0によつてトレイ突出方向、すなわち前方に付勢
されている。
なお、ガイドプレート138の後端部には、カ
ム体139に突設された突起139bが当接する
ことによつてカム体139の後方への移動完了を
検知するための検知スイツチ141が固設されて
いる。
上記した支持部材128、コイルスプリング1
30、円筒状部材131、押圧部材132、ベア
リング部材134、カム体139、コイルスプリ
ング140等によつて、演奏位置に搬送されたデ
イスク26をクランプするクランプ機構が構成さ
れている。
第3図、第6図、第11図、第19図及び第2
0図に示されるように、トレイ23の上面後方に
は、上記クランプ機横の押圧部材132がコンテ
ナ27のデイスク担持面と対向している間、支持
部材128に形成された係合突部128cと係合
して押圧部材132及び支持部材128をコンテ
ナ27の上記デイスク担持面から離隔して保持す
る保持部材143が固設されている。この保持部
材143には、支持部材128を支持する支持台
82に固定された接触基板145に接触し得、該
接触基板と共に接触スイツチを構成する接触棒1
46が前後方向において摺動自在に取り付けられ
ている。また、接触棒146にバイアス力を付与
するコイルスプリング147が設けられている。
なお、この接触スイツチは、トレイ23がハウジ
ング6内の所定位置、すなわち、後方移動限界に
達したことを検知する為のものである。また、第
3図及び第7図に示される如く、横シヤーシ18
の上面前端にはトレイ23が前方移動限界に達し
たことを検知する検知スイツチ149が設けられ
ている。
尚、前述した検知スイツチ99a,141,接
触基板145及び接触棒146から成る接触スイ
ツチ、検知スイツチ149等から発せられる検知
信号は、ハウジング6内に設けられた制御部(図
示せず)に伝達される。これら各検知信号に応じ
て該制御部から送られる動作信号によつてモータ
41及び104並びにスピンドルモータ112が
後述する所定のタイミングにて動作するのであ
る。
次に、上記した構成のフロントローデイングデ
イスクプレーヤの動作を、第29図をも参照しつ
つ演奏手順に沿つて簡単に説明する。
まず、第1図に示されるようにデイスク26
を、ハウジング6外に突出したトレイ23の円筒
状凹部内に嵌挿させ、且つコンテナ27のデイス
ク担持面上に載置する。なお、トレイ23及びコ
ンテナ27のハウジング外への突出動作は以下に
述べる収納動作の全く逆の過程を辿つてなされる
のでここでは詳述しない。
デイスク26を担持せしめたら、第2図に示さ
れる操作部16のローデイングボタンを押す。す
ると、モータ41が回転を始めて歯車37が回動
し、カム部材35が後方に駆動される。但し、左
右のカム部材34及び35の連動をなす連動機構
はロツクされているため、カム部材35と共にカ
ム部材34も後方に駆動され、従つて、トレイ2
3及びコンテナ27は後方に向つて移動する。ト
レイ23が後方に移動してハウジング6内の所定
位置、即ち、デイスク26の回転中心がサポート
ホイール111の回転中心と一致する位置に達す
ると、トレイ23の後端当接部23dが支持台8
2(第3図及び第11図参照)に突設された禁止
部材83に当接して該トレイの後方移動は禁止さ
れる。また、このとき接触基板145及び接触棒
146から成る接触スイツチが動作して、トレイ
23が上記所定位置に達したことが確認される。
第29図において示される如く、トレイ23が
上記所定位置に達する直前、カムプレート75の
後端突部75bが上記支持台82に設けられた所
定当接部材76に当接し、カムプレート75はコ
イルスプリング79によるバイアス力に抗して前
方に移動(約1mm)せられる。カムプレート75
がこのように前方に移動することによつて、該カ
ムプレートに形成されたカム溝75aの前端部に
よりその回動を阻止されていた禁止プレート78
が回動自在となる。従つて、揺動端部近傍に突設
された係合軸部65aにおいて禁止プレート78
の他端部(右端部)と係合している揺動レバー6
5が揺動可能となる。かくして左右のカム部材3
4及び35の連動をなす連動機構のロツク状態が
解除される。
モータ41は回転を続けており、カム部材35
は更に後方へ駆動される。また、ロツク状態を解
除された上記連動機構を介して左方のカム部材3
4は前方に移動せしめられる。よつて、第6図か
ら明らかなように、コンテナ27の両側部に突設
された軸部27bが、カム部材34及び35に
各々形成されたカム孔34a及び35aに沿つて
摺動し、コンテナ27はデイスク26を担持した
状態で自重によつて下方に移動する。従つて、デ
イスク26の中心孔がサポートホイール111の
可動部116bに嵌合し、デイスク26は該サポ
ートホイール上に載置される。このとき、コンテ
ナ27のデイスク担持面はデイスク26から離
れ、デイスク26はサポートホイール111と共
に回転可能となる。
一方、第19図に示される如く、トレイ23が
ハウジング内の上記所定位置に達すると共に、ト
レイ23の上面後端に突設された禁止軸86(第
3図、第6図、第16図、第28図及び第29図
にも示されている)が、支持台82の上端張出部
82aに揺動自在に設けられた禁止レバー85の
後端面と係合可能な位置に亘る。また、揺動レバ
ー65の揺動端部近傍に設けられた係合軸部65
aは禁止レバー85に形成されたカム部85bの
入口に位置するようになる。なお、第19図には
揺動レバー65は示されてはおらず、これに突設
された係合軸部65aのみが示されている。ま
た、第19図は、揺動レバー65を含む上記連動
機構が第29図のように動作する前の状態を示し
ている。揺動レバー65が後方(反矢印Y方向
に)揺動するのに伴つて、該揺動レバーの係合軸
部65aは禁止レバー85のカム部85bに係合
しつつ後方に移動する。従つて、禁止レバー85
は第19図における時計方向にコイルスプリング
89による付勢力に抗して揺動せられ、禁止レバ
ー85の後端面と禁止軸86と完全に係合し、ト
レイ23の突出方向への移動が禁止される。
さらに、第20図にも示されるように、コンテ
ナ27の下方への移動に伴つて、カム部材35に
係合しているカム体139(第3図、第5図及び
第7図にも示されている)も後方移動する。従つ
て、カム体139に軸128bにて係合している
支持部材128が下方に揺動し、該支持部材の揺
動端部に設けられた押圧部材132がデイスク2
6に押し付けられてデイスク26はクランプされ
る。
カム体139が後方に移動して該カム体の後方
移動限界に達すると第7図から特に明らかなよう
に、カム体139に形成された突起139bが、
ガイドプレート138に固定された検知スイツチ
141に係合してして該検知スイツチが動作し、
モータ41は停止する。
この状態で演奏が可能となる。
演奏開始の動作信号が発せられると、キヤリツ
ジ93が動き始めて演奏が開始される。
演奏が終了して、デイスク26を返送する為の
動作信号が発せられると、前にも述べたようにト
レイ23及びコンテナ27は上記と全く逆の過程
を辿つてハウジング外に突出し、デイスク26は
回収される。
ここで、トレイ23のハウジング外への突出に
先立つて、上記カム体139の動作前の位置への
復帰、すなわちクランプ機構の復帰動作が、該カ
ム体を前方に向けて付勢しているコイルスプリン
グ140によつてなされるわけであるが、このコ
イルスプリング140が例えば、長期に亘る使用
等により疲労して弛緩していた場合、カム体13
9、従つて、クランプ機構が非クランプ位置に復
帰しなくなる。よつて、トレイ23が突出方向に
向けて移動するのに伴つて押圧部材132がデイ
スク26の記録面を擦つてこれを傷つけたり、あ
るいは又、押圧部材132及び支持部材128の
一部にトレイ23またはコンテナ27が引つかか
つてトレイ23のハウジング外への突出が不能に
なるなどということが考えられる。しかしながら
当該フローデイングデイスクプレーヤにおいて
は、上記押圧部材132がコンテナ27のデイス
ク担持面と対向しているあいだ、支持部材128
と係合して押圧部材132及び支持部材128を
上記デイスク担持面から離隔して保持する保持部
材143がトレイ23上に設けられており、上記
のような問題は全く起こり得ない。
以上詳述した如く、本考案によるフロントロー
デイングデイスクプレーヤにおいては、トレイ2
3に形成された切欠部内にコンテナ27の略全体
が嵌合しており、嵌合した状態でコンテナ27の
トレイ23に対する移動がなされるので、トレイ
23に対してコンテナ27が移動時に揺れるとい
うことが全くなく、従つて、正確なデイスク搬送
がなされるのである。
また、本考案によるフロントローデイングデイ
スクプレーヤにおいては、トレイ23に形成され
た円筒状凹部28の周側面28bの切欠部にコン
テナ移動方向において延在する爪部28cが設け
られている。すなわち、何らかの原因によりデイ
スクが上記周側面28bの切欠部内に滑り込むこ
とによつて、コンテナ移動時にデイスクがコンテ
ナとトレイとの間に挟まれることが該爪部によつ
て防止されているのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るフロントローデイングデ
イスクプレーヤの全体を示す概略斜視図、第2図
及び第3図は概フロントローデイングデイスクプ
レーヤの内部構造を示す分解斜視図、第4図ない
し第11図は第2図及び第3図に関する部分詳細
斜視図、第12図ないし第14図は該内部構造の
一部を示し且つ一部断面を含む各々平面図、正面
図及び右側面図、第15図は横シヤーシ18の前
端部を支持する脚機構とその周辺部材を示す正断
面図、第16図ないし第28図は上記内部構造の
一部詳細図、第29及び第30図は該内部構造の
一部の動作を説明する為の図である。 2……フロントパネル、2a……開口部、3…
…リアパネル、4……底板、5……側板、6……
ハウジング、12,13,14……縦シヤーシ、
16……操作部、18……横シヤーシ、19,2
0……レール、23……トレイ、24a,24b
……所定ベアリング部材、25……可動パネル、
26……デイスク、27……コンテナ、27a…
…係合突部、27b……軸部、28……円筒状凹
部、28a……底面、28b……周側面、28c
……爪部、34,35……カム部材、34a,3
5a……カム孔、35b……ラツク部、37……
歯車、39……保持部材、41,104……モー
タ、42,46a,56,60……ブラケツト、
43,45c,46b,53,59,65b,6
7,71,79,89,111a,130,14
0,147……コイルスプリング、45……レバ
ー、47,104a……ウオーム、48……ベル
ト、50……ウオームホイール、50a,51a
……略鋸刃状係合部、51……歯車、55……粘
性材、63,119……支持軸、64……回動レ
バー、65……揺動レバー、69……揺動プレー
ト、70……支持突部、75……カムプレート、
75a……カム溝、76……所定当接部材、78
……禁止プレート、78b……ガイド部、82…
…支持台、83……禁止部材、85……禁止レバ
ー、85b……カム部、86……禁止軸、87…
…軸部材、93……キヤリツジ、93a……ラツ
ク部、94,95……ガイドシヤフト、96……
支持台、96a,96b……当接面、98a……
固定部材、99a,141,149……検知スイ
ツチ、101……歯車、102……中間プレー
ト、103……保持部材、105……ウオームホ
イール、106……スプリング部材、111……
サポートホイール、112……スピルドルモー
タ、114,115,116……脚機構、118
……第1調整部材、120……第2調整部材、1
27……軸、128……支持部材、128a……
円形開口部、131……円筒状部材、131a…
…規制部、132……押圧部材、132a……円
筒部、134……球状ベアリング部材、138…
…ガイドプレート、139……カム体、139a
……カム部、143……保持部材、145……接
触基板、146……接触棒。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ハウジングと、前記ハウジング内に設けられた
    演奏手段と、演奏さるべきデイスクを担持し且つ
    第1所定方向及びこれに垂直な第2所定方向に前
    記デイスクを移動させて演奏位置に搬送するデイ
    スク搬送機構とを含み、前記デイスク搬送機構は
    前記第1所定方向において摺動自在に設けられた
    トレイと、前記トレイに設けられ前記トレイと共
    に前記ハウジングの外部に突出し得かつ前記トレ
    イと協働して前記デイスクを担持するコンテナと
    を有し、前記トレイには軸中心が前記第2所定方
    向に平行な円筒状凹部が設けられ、該凹部の底面
    及び周側面は前記第1所定方向に関して対象な両
    側部及び該周側面の上部を残して切り欠かれ、前
    記コンテナは該切欠部内に前記第2所定方向にお
    いて移動自在に嵌合し且つ前記両側部の端面を挟
    んで係合する4つの係合突部を有し、前記周側面
    の切欠部には前記第2所定方向において延在する
    爪部が設けられていることを特徴とするフロント
    ローデイングデイスクプレーヤ。
JP2486684U 1984-02-23 1984-02-23 フロントローデイングデイスクプレーヤ Granted JPS6060052U (ja)

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JP2486684U JPS6060052U (ja) 1984-02-23 1984-02-23 フロントローデイングデイスクプレーヤ

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JPS6060052U JPS6060052U (ja) 1985-04-26
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JPS6060052U (ja) 1985-04-26

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