JPH02227867A - 磁気ヘッド用パッド装置 - Google Patents
磁気ヘッド用パッド装置Info
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- JPH02227867A JPH02227867A JP4825989A JP4825989A JPH02227867A JP H02227867 A JPH02227867 A JP H02227867A JP 4825989 A JP4825989 A JP 4825989A JP 4825989 A JP4825989 A JP 4825989A JP H02227867 A JPH02227867 A JP H02227867A
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- Japan
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- pad device
- magnetic head
- head
- recording medium
- magnetic
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Links
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- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 1
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
この発明は磁気ヘッド用パッド装置、更に詳しくは、磁
気記録再生装置等において高速で回転する磁気記録媒体
に対して磁気ヘッドを安定に密接させるための磁気ヘッ
ド用パッド装置に関するものである。
気記録再生装置等において高速で回転する磁気記録媒体
に対して磁気ヘッドを安定に密接させるための磁気ヘッ
ド用パッド装置に関するものである。
【従来の技術]
周知のように、円形の可撓性の磁気シートからなる記録
媒体を用いて、画像情報等を記録し再生する磁気記録再
生装置においては、高品質な記録画像および再生画像を
得るために、記録媒体は磁気ヘッドに対して高速で回転
させるようになっていて、この高速回転(例えば360
0rpm)をしている記録媒体の磁性面に対して磁気ヘ
ッドを。
媒体を用いて、画像情報等を記録し再生する磁気記録再
生装置においては、高品質な記録画像および再生画像を
得るために、記録媒体は磁気ヘッドに対して高速で回転
させるようになっていて、この高速回転(例えば360
0rpm)をしている記録媒体の磁性面に対して磁気ヘ
ッドを。
摺接させて高画質な記録、再生動作を行なわせるように
なっている。また記録媒体をヘッドに一定の圧力で摺接
させ安定なヘッドタッチを得る手段には、中央部に磁気
ヘッドを配設しその周囲にドーナッツ状の凹陥部を有す
る吸着二重リングと呼ばれるパッド手段を記録媒体の磁
性面に対向して半径方向に移動し得るように配設し、記
録媒体が高速で回転するときに生じる空気流の流れによ
って負圧を発生させ、この負圧によって記録媒体が上記
ヘッドに吸引されるような吸引力を発生させる磁気ヘッ
ド用パッド装置がある。
なっている。また記録媒体をヘッドに一定の圧力で摺接
させ安定なヘッドタッチを得る手段には、中央部に磁気
ヘッドを配設しその周囲にドーナッツ状の凹陥部を有す
る吸着二重リングと呼ばれるパッド手段を記録媒体の磁
性面に対向して半径方向に移動し得るように配設し、記
録媒体が高速で回転するときに生じる空気流の流れによ
って負圧を発生させ、この負圧によって記録媒体が上記
ヘッドに吸引されるような吸引力を発生させる磁気ヘッ
ド用パッド装置がある。
第6図は、上記負圧を利用した磁気ヘッド用パラド装置
により記録媒体1を磁気ヘッド9に摺接させて画像情報
等を記録媒体1に記録し再生する従来の磁気記録再生装
置の要部の一例を示したものである。図において、可撓
性の円形シート状に形成されていて、下面に磁性面を有
する磁気記録媒体1は、その中央部にチャッキング用の
センタハブ11が設けられており、このセンタハブ11
がスピンドルモータ13のスピンドル軸13aにチャッ
キングされるようになっている。そして、チャッキング
された記録媒体1はモータ13によって時計方向に高速
回転させられる。上記記録媒体1の下方には、同媒体1
の面に平行にキャリッジ17が配設されていて、同キャ
リッジ17の一側縁部(図において左端部)寄りの上面
の位置には磁気ヘッド用パッド装置12が配設されてお
り、同パッド装置12の中央部に配設された磁気ヘッド
9は記録媒体1の下面の磁性面に摺接するようになって
いる。
により記録媒体1を磁気ヘッド9に摺接させて画像情報
等を記録媒体1に記録し再生する従来の磁気記録再生装
置の要部の一例を示したものである。図において、可撓
性の円形シート状に形成されていて、下面に磁性面を有
する磁気記録媒体1は、その中央部にチャッキング用の
センタハブ11が設けられており、このセンタハブ11
がスピンドルモータ13のスピンドル軸13aにチャッ
キングされるようになっている。そして、チャッキング
された記録媒体1はモータ13によって時計方向に高速
回転させられる。上記記録媒体1の下方には、同媒体1
の面に平行にキャリッジ17が配設されていて、同キャ
リッジ17の一側縁部(図において左端部)寄りの上面
の位置には磁気ヘッド用パッド装置12が配設されてお
り、同パッド装置12の中央部に配設された磁気ヘッド
9は記録媒体1の下面の磁性面に摺接するようになって
いる。
上記キャリッジ17は、その下方に配設されたシャーシ
基板(図示されず)に固定されているアクセス用モータ
14により、記録媒体1のラジアル方向、つまり図にお
いて矢印a方向に移動するようになっている。即ち、ア
クセス用モータ14の回転軸にはリードスクリュ(図示
せず)が取り付けられていて、このリードスクリュがキ
ャリッジ17の移動用ねじ孔(図示せず)にねじ込まれ
ている。従って、モータ14が駆動されるとり−ドスク
リュによってキャリッジ17は、その−側縁(図におい
て手前側)に配設されたガイドシャフト15に沿って矢
印a方向に移動し、これによって磁気ヘッド9を記録媒
体1のラジアル方向に摺動させ、所望のトラックにヘッ
ドアクセスさせる。また、図示されないシャーシ基板に
固定された支柱には、記録媒体1の回転スタート時にお
けるパッド装置12に対する摺接を容品にするためのガ
イド板16が、上記パッド装置12より上流側で記録媒
体1の上面に摺接するようになっている。
基板(図示されず)に固定されているアクセス用モータ
14により、記録媒体1のラジアル方向、つまり図にお
いて矢印a方向に移動するようになっている。即ち、ア
クセス用モータ14の回転軸にはリードスクリュ(図示
せず)が取り付けられていて、このリードスクリュがキ
ャリッジ17の移動用ねじ孔(図示せず)にねじ込まれ
ている。従って、モータ14が駆動されるとり−ドスク
リュによってキャリッジ17は、その−側縁(図におい
て手前側)に配設されたガイドシャフト15に沿って矢
印a方向に移動し、これによって磁気ヘッド9を記録媒
体1のラジアル方向に摺動させ、所望のトラックにヘッ
ドアクセスさせる。また、図示されないシャーシ基板に
固定された支柱には、記録媒体1の回転スタート時にお
けるパッド装置12に対する摺接を容品にするためのガ
イド板16が、上記パッド装置12より上流側で記録媒
体1の上面に摺接するようになっている。
第7図は上記パッド装置12の平面拡大図で、第8図は
上記第7図におけるA−A断面を示した図である。各図
に示すようにパッド装置12を構成する吸着リングは、
短円柱体のベースブロック10上に磁気記録媒体1に向
けて外側リング12aと内側リング12bとの二重のリ
ングが突設されて形成された構造になっていて、両リン
グ12a。
上記第7図におけるA−A断面を示した図である。各図
に示すようにパッド装置12を構成する吸着リングは、
短円柱体のベースブロック10上に磁気記録媒体1に向
けて外側リング12aと内側リング12bとの二重のリ
ングが突設されて形成された構造になっていて、両リン
グ12a。
12b間には負圧発生用のリング状の凹陥部12cが形
成されている。そして、このパッド装置12の中心部に
は、磁気ヘッド9が埋設された角孔12dが形成されて
いる。
成されている。そして、このパッド装置12の中心部に
は、磁気ヘッド9が埋設された角孔12dが形成されて
いる。
上記パッド装置12の各部のデイメンジョンは、2イン
チの記録媒体に対しては第7図、第8図に示す従来例の
場合には、例えば外径d1が7龍φ、外側リング12a
の内径d2が6mmφ、内側リング12bの外径d3が
3.51■φ、磁気ヘッド9が埋設されている角孔12
dの一辺の長さd4が2−1となっている。また、凹陥
部12cの深さd7は、例えば50ミクロン程度に設定
されるのに対し、ヘッドトップ9aの寸法がd5Xd6
の磁気ヘッド9の深さd8は、数百ミクロンのオーダと
なっている。
チの記録媒体に対しては第7図、第8図に示す従来例の
場合には、例えば外径d1が7龍φ、外側リング12a
の内径d2が6mmφ、内側リング12bの外径d3が
3.51■φ、磁気ヘッド9が埋設されている角孔12
dの一辺の長さd4が2−1となっている。また、凹陥
部12cの深さd7は、例えば50ミクロン程度に設定
されるのに対し、ヘッドトップ9aの寸法がd5Xd6
の磁気ヘッド9の深さd8は、数百ミクロンのオーダと
なっている。
このように構成された従来の磁気記録再生装置において
、記録媒体1に磁気ヘッド9によって画像情報等を記録
し、再生するには、第6図に示すように、記録媒体1の
センタハブ11をスピンドルモータ13のスピンドル軸
13aにチャッキングし同スピンドルモータ13を回転
させると、これに伴って記録媒体1が高速で回転する。
、記録媒体1に磁気ヘッド9によって画像情報等を記録
し、再生するには、第6図に示すように、記録媒体1の
センタハブ11をスピンドルモータ13のスピンドル軸
13aにチャッキングし同スピンドルモータ13を回転
させると、これに伴って記録媒体1が高速で回転する。
すると、記録媒体1とパッド装置12との間には負圧が
発生し、この負圧によって記録媒体1がパッド装置12
に吸い寄せられ、同パッド装置12に埋設されている磁
気ヘッド9が記録媒体1に摺接する。
発生し、この負圧によって記録媒体1がパッド装置12
に吸い寄せられ、同パッド装置12に埋設されている磁
気ヘッド9が記録媒体1に摺接する。
このように従来のパッド装置は、磁気ヘッドの周辺に空
間部を形成し、同空間部の周囲で磁気ヘッドと共に記録
媒体に対向して設けられているものが一般的である(例
えば特開昭59−54071号公報参照)。
間部を形成し、同空間部の周囲で磁気ヘッドと共に記録
媒体に対向して設けられているものが一般的である(例
えば特開昭59−54071号公報参照)。
ところが、このような従来のパッド装置においては、走
行方向の下流側で記録媒体の走行が不安定になることが
実測データにより明らかになっている。その理由として
は、後述するように、パッド装置の構造上、パッド装置
と記録媒体との間で一様に空気圧が負圧にならず、走行
方向の下流側の一部で正圧が発生することによるものと
思われる。したがって、このようなパッド装置を有する
記録再生装置では、磁気ヘッドと記録媒体との安定した
接触状態を得ることが困難であった。
行方向の下流側で記録媒体の走行が不安定になることが
実測データにより明らかになっている。その理由として
は、後述するように、パッド装置の構造上、パッド装置
と記録媒体との間で一様に空気圧が負圧にならず、走行
方向の下流側の一部で正圧が発生することによるものと
思われる。したがって、このようなパッド装置を有する
記録再生装置では、磁気ヘッドと記録媒体との安定した
接触状態を得ることが困難であった。
即ち、上記パッド装置12に対し記録媒体1を矢印Xで
示す方向に走行させると、前述のようにパッド装置12
と記録媒体1との間の空気に流れを生じるので、この間
に圧力が発生するごとになる。そこで、流体力学的なシ
ミュレーションを行って、このパッド装置12と記録媒
体1との対向面における圧力分布を調べてみると、第9
図に示すようになる。第9図の特性線図おいて、横軸は
上記第7図に示したパッド装置12の中心線A−A上の
各ポイントP1〜P8の位置に対応し、縦軸は記録媒体
1との間の圧力(大気圧)を表している。この第9図か
ら明らかなように、パッド装置12の内側リング12b
の突出面より走行方向の上流側領域(ポイントP1〜P
6の領域)では、上記空気圧は大気圧より低い負圧にな
っているが、走行方向の下流側に位置する凹陥部の溝部
12cおよび外側リング12aの突出面である媒体摺接
面の領域(ポイントP6〜P8の領域)では正圧になっ
ている。このため、パッド装置12と記録媒体1とは下
流側領域で吸着が安定せず、同媒体1の走行が不安定に
なる。実?J11データからも、この正圧になっている
下流側領域では、記録媒体1が振動し、いわゆるバタツ
キを生じ、安定走行から大きく外れていることが明らか
になっている。
示す方向に走行させると、前述のようにパッド装置12
と記録媒体1との間の空気に流れを生じるので、この間
に圧力が発生するごとになる。そこで、流体力学的なシ
ミュレーションを行って、このパッド装置12と記録媒
体1との対向面における圧力分布を調べてみると、第9
図に示すようになる。第9図の特性線図おいて、横軸は
上記第7図に示したパッド装置12の中心線A−A上の
各ポイントP1〜P8の位置に対応し、縦軸は記録媒体
1との間の圧力(大気圧)を表している。この第9図か
ら明らかなように、パッド装置12の内側リング12b
の突出面より走行方向の上流側領域(ポイントP1〜P
6の領域)では、上記空気圧は大気圧より低い負圧にな
っているが、走行方向の下流側に位置する凹陥部の溝部
12cおよび外側リング12aの突出面である媒体摺接
面の領域(ポイントP6〜P8の領域)では正圧になっ
ている。このため、パッド装置12と記録媒体1とは下
流側領域で吸着が安定せず、同媒体1の走行が不安定に
なる。実?J11データからも、この正圧になっている
下流側領域では、記録媒体1が振動し、いわゆるバタツ
キを生じ、安定走行から大きく外れていることが明らか
になっている。
上記正圧が生ずる理由は、溝部12cの下流側で空気流
が停滞してしまい、これによって下流側領域の圧力が上
昇することによるものと考えられる。
が停滞してしまい、これによって下流側領域の圧力が上
昇することによるものと考えられる。
なお、パッド装置12の内側リング12bの突出面の中
央に四部12dを設けて同門部内に磁気ヘッド9が埋設
されるが、同磁気ヘッド9の突出量は僅かであり、ここ
でのシミュレーションにおいては、磁気ヘッド9の突出
量については特に考慮していない。後述する他のパッド
装置についても同様の扱いとしている。
央に四部12dを設けて同門部内に磁気ヘッド9が埋設
されるが、同磁気ヘッド9の突出量は僅かであり、ここ
でのシミュレーションにおいては、磁気ヘッド9の突出
量については特に考慮していない。後述する他のパッド
装置についても同様の扱いとしている。
また、このように記録媒体1のパッド装置12に対する
吸引が正圧を生じることによって不安定になると、この
ヘッドタッチの悪化に伴って次のような欠点を生じる。
吸引が正圧を生じることによって不安定になると、この
ヘッドタッチの悪化に伴って次のような欠点を生じる。
第10図、第11図は、記録媒体1に記録し再生される
RF倍信号一般に呼称される信号の、パルスゼネレータ
PGにより検出される記録媒体1回転分のエンベロープ
を示す波形図で、第11図はへラドタッチが正常な場合
で平坦なエンベロープが得られるのに対し、第10図は
へラドタッチが不安定な場合で再生信号レベル(振幅)
が異常に低下してしまったエンベロープとなる。このよ
うな信号を生じる部分は、画像情報を記録するときのへ
ラドタッチが悪いか、または再生するときのへラドタッ
チが不安定な場合に発生するが、記録、再生の両方とも
にヘッドタッチが悪い場合にも発生する。何れにしろ、
このような大きな欠落部分の信号は再1できないから、
例えば画像記録した場合には、その部分の画像情報が大
きく失なわれてしまうことになる。
RF倍信号一般に呼称される信号の、パルスゼネレータ
PGにより検出される記録媒体1回転分のエンベロープ
を示す波形図で、第11図はへラドタッチが正常な場合
で平坦なエンベロープが得られるのに対し、第10図は
へラドタッチが不安定な場合で再生信号レベル(振幅)
が異常に低下してしまったエンベロープとなる。このよ
うな信号を生じる部分は、画像情報を記録するときのへ
ラドタッチが悪いか、または再生するときのへラドタッ
チが不安定な場合に発生するが、記録、再生の両方とも
にヘッドタッチが悪い場合にも発生する。何れにしろ、
このような大きな欠落部分の信号は再1できないから、
例えば画像記録した場合には、その部分の画像情報が大
きく失なわれてしまうことになる。
そこで、本出願人は、上記従来のパッド装置12の欠点
を除去したパッド装置を先に特願昭63−64794号
によって提案した。
を除去したパッド装置を先に特願昭63−64794号
によって提案した。
このパッド装置は、第12図、第14図に示すように、
従来のパッド装置12における外側リング12aの下流
側に位置する一部12gをヘッド配設部の角孔凹部12
dの一辺の長さd4に対応して欠損したものである。
従来のパッド装置12における外側リング12aの下流
側に位置する一部12gをヘッド配設部の角孔凹部12
dの一辺の長さd4に対応して欠損したものである。
このように構成すると、記録媒体1の走行につれて空間
部の空気が記録媒体1に引きずられて上記切欠部12g
から流出し、しかも空間部に流入する空気の方が少ない
ため、これによって空間部の全域にわたって第13図に
示す如く、負圧が発生し、走行する記録媒体1は第14
図に示すようにパッド装置に良好に吸着され磁気ヘッド
9に密接する。
部の空気が記録媒体1に引きずられて上記切欠部12g
から流出し、しかも空間部に流入する空気の方が少ない
ため、これによって空間部の全域にわたって第13図に
示す如く、負圧が発生し、走行する記録媒体1は第14
図に示すようにパッド装置に良好に吸着され磁気ヘッド
9に密接する。
[発明が解決しようとする課題]
ところで、上記従来のパッド装置および本出願人が提案
した下流側の一部を欠落したパッド装置は、中央部に磁
気ヘッド9を配設し、その周囲に内・外側のリング12
a、12bと溝部12cとを形成する二重リング構造の
極めて複雑な形状を有するものであって、その生産性、
ヘッドの組込性およびメンテナンス性の面から見て、大
変手間がかかり、ヘッドの組込みあるいは取り換えも厄
介なものとなっている。
した下流側の一部を欠落したパッド装置は、中央部に磁
気ヘッド9を配設し、その周囲に内・外側のリング12
a、12bと溝部12cとを形成する二重リング構造の
極めて複雑な形状を有するものであって、その生産性、
ヘッドの組込性およびメンテナンス性の面から見て、大
変手間がかかり、ヘッドの組込みあるいは取り換えも厄
介なものとなっている。
これは記録媒体の磁気ヘッドへの吸引力を負圧によって
得ることに主眼をおいた結果であり、その生産性、ヘッ
ドの組込性、メンテナンス性およびコストの点を考慮す
れば、実用性に乏しいものとなっている。ここで、これ
らのことを考慮し、記録媒体を磁気ヘッドに吸引させる
パッド装置について考察するに、パッド装置の機能は磁
気ヘッドへ記録媒体を引き付ければよく、必ずしもヘッ
ドの周りの全周に媒体を吸引することはない。例えば、
記録媒体の走行方向のヘッドに対する上流側を負圧で吸
引すれば、ヘッドに向けて記録媒体は摺接する。従って
、下流側のパッド装置の有無は然程、問題にはならない
。
得ることに主眼をおいた結果であり、その生産性、ヘッ
ドの組込性、メンテナンス性およびコストの点を考慮す
れば、実用性に乏しいものとなっている。ここで、これ
らのことを考慮し、記録媒体を磁気ヘッドに吸引させる
パッド装置について考察するに、パッド装置の機能は磁
気ヘッドへ記録媒体を引き付ければよく、必ずしもヘッ
ドの周りの全周に媒体を吸引することはない。例えば、
記録媒体の走行方向のヘッドに対する上流側を負圧で吸
引すれば、ヘッドに向けて記録媒体は摺接する。従って
、下流側のパッド装置の有無は然程、問題にはならない
。
本発明の目的は、上記磁気ヘッド用パッド装置の構造に
着目し、形状の簡単な磁気ヘッドの組込み、取り替えも
容品な、かつコストダウンのできる実用性に富んだ磁気
ヘッド用パッド装置を提供するにある。
着目し、形状の簡単な磁気ヘッドの組込み、取り替えも
容品な、かつコストダウンのできる実用性に富んだ磁気
ヘッド用パッド装置を提供するにある。
[課題を解決するための手段および作用]本発明の磁気
ヘッド用パッド装置は、 磁気ヘッドと一体的に構成され媒体対向面に向って形成
されていて、当該媒体との相対運動によって生起される
圧力により媒体の走行を安定させて良好なヘッドタッチ
を得るようになされた磁気ヘッド用パッド装置であって
、 媒体との相対運動に関して上記磁気ヘッドよりも実質的
に下流側の位置に、ヘッドあるいはヘッド装置を少なく
とも一部露出させ得る切欠部を設けたことを特徴とする
ものである。
ヘッド用パッド装置は、 磁気ヘッドと一体的に構成され媒体対向面に向って形成
されていて、当該媒体との相対運動によって生起される
圧力により媒体の走行を安定させて良好なヘッドタッチ
を得るようになされた磁気ヘッド用パッド装置であって
、 媒体との相対運動に関して上記磁気ヘッドよりも実質的
に下流側の位置に、ヘッドあるいはヘッド装置を少なく
とも一部露出させ得る切欠部を設けたことを特徴とする
ものである。
[実 施 例]
以下、図示の実施例によって本発明を説明する。
第1〜3図は、本発明の第1実施例を示す磁気ヘッド用
パッド装置である。このパッド装置2は、その構造が前
記従来のパッド装置12(第7図参照)または本出願人
の提案したパッド装置12(第12図参照)を、記録媒
体1の走行方向Xにおいて下流側の半分を取り除いた構
成となっている。即ち、このパッド装置2は、ベースブ
ロック10Aが半円状のブロックであって、上流側に配
設される左半部のブロック体で形成され、その上面の媒
体対向面に部分円弧状の半円の内側リング2bおよび外
側リング2aが突出して形成され、内リング2a、2b
間に半円のリング状の凹陥溝部2cが形成されている。
パッド装置である。このパッド装置2は、その構造が前
記従来のパッド装置12(第7図参照)または本出願人
の提案したパッド装置12(第12図参照)を、記録媒
体1の走行方向Xにおいて下流側の半分を取り除いた構
成となっている。即ち、このパッド装置2は、ベースブ
ロック10Aが半円状のブロックであって、上流側に配
設される左半部のブロック体で形成され、その上面の媒
体対向面に部分円弧状の半円の内側リング2bおよび外
側リング2aが突出して形成され、内リング2a、2b
間に半円のリング状の凹陥溝部2cが形成されている。
そして、半円に切断した端面がパッド装置2の終端面2
eとなり、半円内側リング2bの中央部には、嵌入され
る磁気へラド9が下流側に半分露出するヘッド装着用孔
2dが上下方向に貫通して設けられている。
eとなり、半円内側リング2bの中央部には、嵌入され
る磁気へラド9が下流側に半分露出するヘッド装着用孔
2dが上下方向に貫通して設けられている。
このように形成されたパッド装置2は、磁気記録再生装
置のキャリッジ17(第6図参照)の取付台17a上に
、そのヘッド装着用孔2dが取付台17aより下流側に
突出するように底面を接若剤等で固定される。そして、
この固定されたパッド装置2に対して、上部に磁気ヘッ
ド9が起立して設けられているヘッド取付用ブロック9
aが、同ブロック9aを貫通して取付台17aにねじ3
によって固定されることによりヘッド装着用孔2dに磁
気ヘッド9が嵌入されて配設される。
置のキャリッジ17(第6図参照)の取付台17a上に
、そのヘッド装着用孔2dが取付台17aより下流側に
突出するように底面を接若剤等で固定される。そして、
この固定されたパッド装置2に対して、上部に磁気ヘッ
ド9が起立して設けられているヘッド取付用ブロック9
aが、同ブロック9aを貫通して取付台17aにねじ3
によって固定されることによりヘッド装着用孔2dに磁
気ヘッド9が嵌入されて配設される。
このように構成された磁気ヘッド用パッド装置2では、
第2図に示すように記録媒体1は、磁気ヘッド9の上流
側に配置された溝部2Cと走行する記録媒体1との間に
発生する負正によって上記溝部2Cに向けて吸引される
ので、これにより磁性面は安定に磁気ヘッド9に摺接す
ることになる。
第2図に示すように記録媒体1は、磁気ヘッド9の上流
側に配置された溝部2Cと走行する記録媒体1との間に
発生する負正によって上記溝部2Cに向けて吸引される
ので、これにより磁性面は安定に磁気ヘッド9に摺接す
ることになる。
第4図は、本発明の第2実施例を示す磁気ヘッド用パッ
ド装置の側面図である。このパッド装置2Aは、その主
体部が上記第1実施例のパッド装置2と全く同様に構成
されているほかに、上下位置を調節するための調整用ブ
ロック2eがベースブロック10Aに一体に形成されて
下流側に延び出している。
ド装置の側面図である。このパッド装置2Aは、その主
体部が上記第1実施例のパッド装置2と全く同様に構成
されているほかに、上下位置を調節するための調整用ブ
ロック2eがベースブロック10Aに一体に形成されて
下流側に延び出している。
周知のように磁気記録再生装置においては、記録再生時
には記録媒体1を、例えば3800rpmの高速回転を
させ、消去時には回転速度を1800rpmの半分に落
とすようになっている。従って、記録媒体1を吸引する
発生負圧も回転速度の変化によって変わるので、パッド
装置と記録媒体との間の距離も上記回転速度に対応して
変化させる必要がある。
には記録媒体1を、例えば3800rpmの高速回転を
させ、消去時には回転速度を1800rpmの半分に落
とすようになっている。従って、記録媒体1を吸引する
発生負圧も回転速度の変化によって変わるので、パッド
装置と記録媒体との間の距離も上記回転速度に対応して
変化させる必要がある。
上記第2実施例のパッド装置2人は、上記上下位置の調
整用ブロック2fによってパッド装置2Aの記録媒体1
に対する離間距離を、記録媒体1の回転速度に対応して
調節するようにしたものである。即ち、上記パッド装置
2Aはキャリッジ17の取付台17a上に固定されずに
載置されており、位置調整用ブロック2fが圧電索子4
によって支持されることにより、パッド装置2Aが取付
台17a上に配設されるようになっている。上記圧電素
子4は周知の圧電効果によって印加される電圧に応じて
機械的変位を発生するものであり、同圧電素子4にはド
ライバ5から駆動電圧が印加されるようになっており、
同印加電圧は記録媒体1の回転速度に対応して変化され
るようになっている。
整用ブロック2fによってパッド装置2Aの記録媒体1
に対する離間距離を、記録媒体1の回転速度に対応して
調節するようにしたものである。即ち、上記パッド装置
2Aはキャリッジ17の取付台17a上に固定されずに
載置されており、位置調整用ブロック2fが圧電索子4
によって支持されることにより、パッド装置2Aが取付
台17a上に配設されるようになっている。上記圧電素
子4は周知の圧電効果によって印加される電圧に応じて
機械的変位を発生するものであり、同圧電素子4にはド
ライバ5から駆動電圧が印加されるようになっており、
同印加電圧は記録媒体1の回転速度に対応して変化され
るようになっている。
このように構成された第2実施例のパッド装置2Aによ
れば、記録再生時と消去時とでは記録媒体1に対するパ
ッド装置2人の間隔が適正に変化されるので、記録媒体
1を吸引するための負圧が好適に発生する。
れば、記録再生時と消去時とでは記録媒体1に対するパ
ッド装置2人の間隔が適正に変化されるので、記録媒体
1を吸引するための負圧が好適に発生する。
また、第5図は本発明の第3実施例を示したものである
。この第3実施例の磁気ヘッド用パッド装置2Bは、前
記第1実施例のようにパッド装置2の下流側の半円部を
取り除いたものではなく、下流側を大きな角度αの扇形
状に取り除き、この切欠部2g内にパッド装置2Bの中
央に配設される磁気ヘッド9の下流側の一部が露出する
ようにしたものである。また、ベースブロック上に外側
リング2a、内側リング2bおよび溝部2cが負圧発生
用に形成されるのは勿論である。
。この第3実施例の磁気ヘッド用パッド装置2Bは、前
記第1実施例のようにパッド装置2の下流側の半円部を
取り除いたものではなく、下流側を大きな角度αの扇形
状に取り除き、この切欠部2g内にパッド装置2Bの中
央に配設される磁気ヘッド9の下流側の一部が露出する
ようにしたものである。また、ベースブロック上に外側
リング2a、内側リング2bおよび溝部2cが負圧発生
用に形成されるのは勿論である。
[発明の効果]
以上述べたように本発明によれば、磁気ヘッドの全周囲
にわたってパッド装置が配設されないためヘッドとパッ
ド装置の取付け、取外しが容易となり、組立性およびメ
ンテナンスの容易な、しかも形状も簡単でスペースもと
らない、コストダウンも行なうことができるという顕著
な効果を発揮する磁気ヘッド用パッド装置を提供するこ
とができる。
にわたってパッド装置が配設されないためヘッドとパッ
ド装置の取付け、取外しが容易となり、組立性およびメ
ンテナンスの容易な、しかも形状も簡単でスペースもと
らない、コストダウンも行なうことができるという顕著
な効果を発揮する磁気ヘッド用パッド装置を提供するこ
とができる。
第1図は、本発明の第1実施例を示す磁気ヘッド用パッ
ド装置の平面図、 第2図は、上記第1実施例のパッド装置の取付態様を示
す中央縦断面図、 第3図は、上記第1実施例のパッド装置の下流側から見
た側面図、 第4図は、本発明の第2実施例を示す磁気ヘッド用パッ
ド装置の側面図、 第5図は、本発明の第3実施例を示す磁気ヘッド用パッ
ド装置の平面図、 第6図は、記録再生装置の一例を示す分解斜視図、 第7図は、従来の磁気ヘッド用パッド装置の一例を示す
平面図、 第8図は、上記第7図のパッド装置のA−A線に沿う断
面図、 第9図は、上記第7図のパッド装置によって発生する吸
引用圧力の分布状態を示す線図、第10図、第11図は
、記録媒体に記録再生されるRF信号エンベロープで、
第10図は、ヘッドタッチが不安定な場合、第11図は
、ヘッドタッチが正常な場合をそれぞれ示す図、 第12図は、本出願人が先に提案した磁気ヘッド用パッ
ド装置の平面図、 第13図は、上記第12図のパッド装置によって発生す
る吸引用圧力の分布状態を示す線図、第14図は、上記
第12図のパッド装置の作用を示すA−A線に沿う断面
図である。
ド装置の平面図、 第2図は、上記第1実施例のパッド装置の取付態様を示
す中央縦断面図、 第3図は、上記第1実施例のパッド装置の下流側から見
た側面図、 第4図は、本発明の第2実施例を示す磁気ヘッド用パッ
ド装置の側面図、 第5図は、本発明の第3実施例を示す磁気ヘッド用パッ
ド装置の平面図、 第6図は、記録再生装置の一例を示す分解斜視図、 第7図は、従来の磁気ヘッド用パッド装置の一例を示す
平面図、 第8図は、上記第7図のパッド装置のA−A線に沿う断
面図、 第9図は、上記第7図のパッド装置によって発生する吸
引用圧力の分布状態を示す線図、第10図、第11図は
、記録媒体に記録再生されるRF信号エンベロープで、
第10図は、ヘッドタッチが不安定な場合、第11図は
、ヘッドタッチが正常な場合をそれぞれ示す図、 第12図は、本出願人が先に提案した磁気ヘッド用パッ
ド装置の平面図、 第13図は、上記第12図のパッド装置によって発生す
る吸引用圧力の分布状態を示す線図、第14図は、上記
第12図のパッド装置の作用を示すA−A線に沿う断面
図である。
Claims (1)
- (1)磁気ヘッドと一体的に構成され媒体対向面に向っ
て形成されていて、当該媒体との相対運動によって生起
される圧力により媒体の走行を安定させて良好なヘッド
タッチを得るようになされた磁気ヘッド用パッド装置で
あって、 媒体との相対運動に関して上記磁気ヘッドよりも実質的
に下流側の位置に、ヘッドあるいはヘッド装置を少なく
とも一部露出させ得る切欠部を設けたことを特徴とする
磁気ヘッド用パッド装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4825989A JPH02227867A (ja) | 1989-02-28 | 1989-02-28 | 磁気ヘッド用パッド装置 |
DE68918139T DE68918139T2 (de) | 1988-03-18 | 1989-03-14 | Vorrichtung zur Stabilisierung von Kopf- und Daterträgern. |
EP89302500A EP0333431B1 (en) | 1988-03-18 | 1989-03-14 | A transducer/recording medium stabilizing device |
US07/323,425 US4998175A (en) | 1988-03-18 | 1989-03-14 | Transducer-to-medium stabilizing device having a static pressure releasing arrangement for maintaining the transducer in a stable contact relationship with a recording medium |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4825989A JPH02227867A (ja) | 1989-02-28 | 1989-02-28 | 磁気ヘッド用パッド装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02227867A true JPH02227867A (ja) | 1990-09-11 |
Family
ID=12798445
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4825989A Pending JPH02227867A (ja) | 1988-03-18 | 1989-02-28 | 磁気ヘッド用パッド装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02227867A (ja) |
-
1989
- 1989-02-28 JP JP4825989A patent/JPH02227867A/ja active Pending
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