JPH02226276A - トナー容器の撹拌装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、マイクロカプセルトナーにより記録用紙上に
画像を形成する際のトナー容器の撹拌装置に関するもの
である。

［従来技術］ 普通紙上に感光性マイクロカプセルを塗布する機構を内
蔵した普通紙対応型の画像形成装置が本出願人より既に
提案されている。この塗布手段においては感光ドラム上
に静電潜像を形成し、帯電した感光性マイクロカプセル
を静電現像し、次に普通紙上に感光性マイクロカプセル
により形成された潜像を転写している。これは画像形成
領域にのみ感光性マイクロカプセルを塗布することによ
り、感光性マイクロカプセルの使用量を節約するためで
あり、また、非画像領域に余分な感光性マイクロカプセ
ルの付着を防止して、鮮明な画像を形成するためである
。

［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、従来の感光性マイクロカプセル塗布機構
においては、感光性マイクロカプセルに帯電させる手段
として、羽根車等の撹拌手段が使用されていたが、光硬
化性を有するマイクロカプセルは感光前は弱く脆いため
、羽根車等により破壊され、最終画像において地汚れと
して画質を落とす恐れがあった。

［発明の目的］ 本発明は上述した問題点を解決するためになされたもの
であり、感光性マイクロカプセルを破壊することなく帯
電させることにより、地汚れのない記録画像を得ること
を目的としている。

［課題を解決するための手段」 この発明は、上記従来技術に基く、羽根車による感光性
マイクロカプセル撹拌帯電に起因する画像地汚れ発生等
の問題点に鑑み、感光体に対向配置される現像用トナー
容器の一側に該容器内に装填されるカプセルトナーをエ
アー撹拌させるためのエアーを吸引させる吸気口を設け
ると共に、該トナー容器の他側に排気手段を設けたこと
を特徴とするトナー容器の撹拌装置を提供せんとするも
のである。

「作用」 上記の構成を有する本発明の画像形成装置においては、
前記排気手段により発生された空気流により前記トナー
容器内にあるマイクロカプセルトナーは撹拌され、互い
に接触すること等により帯電する。このカプセルトナー
は感光体面に付着され、次いで、普通紙等の記録媒体上
に転写され、記録媒体面に初期の画像が得られる。

［実施例］ 以下、本発明を具体化した一実施例を図面を参照して説
明する。

第１図は、本発明の複写装置の概略を示す断面図である
。複写装置１の内部は、原稿２１の反射像を後述の感光
体ドラム３１上に照射するための第１露光系２、原稿画
像に対応する感光体ドラム３１上の静電潜像領域のみに
感光性マイクロカプセルトナー３３及び顕色剤トナー３
２を付着させるための第１現像系３、普通紙、プラスチ
ックシート等任意の記録媒体４１を搬送する搬送系４、
感光性マイクロカプセルトナー３３及び顕色剤トナー３
２が付着した記録媒体４１上に原稿２１の反射像を露光
する第２露光系５、潜像の記録された感光性マイクロカ
プセルトナー３３と、顕色剤トナー３２を担持する記録
媒体４１を現像するための第２現像系６及び原稿をスリ
ットスキャンするための原稿台駆動系７の６つの系から
なる。

第１露光系２は、原稿２１に光を照射する光源２２、ス
リット線露光を行なうためのスリット２３、原稿２１の
反射像を感光体ドラム３１上に結像露光するためのレン
ズ２４からなる。

第１現像系３は、前記感光体ドラム３１の回転方向に添
って感光体ドラム顕色剤トナー現像器３５、感光性マイ
クロカプセルトナー現像器３４、除電ランプ３６、帯電
コロトロン３７が配置される。感光性マイクロカプセル
トナー現像器３４は感光体ドラム３１面に対向配置され
るトナー容器３４ａの下方の開口部３４ｅに非常に狭い
隙間を残して回動自在に取付けられたアルミ製の現像ス
リーブ３４ｂと、トナー容器３４ａの上方に位置し、感
光性マイクロカプセルトナー３３を透過させないメツシ
ュのガラス繊維製のトナーフィルタ３４ｃと、トナー容
器３４ａの上方の開口部にあってトナー容器内の空気を
排気する軸流タイプのファン３４ｄとからなっている。

該感光性マイクロカプセルトナー現像器３４に装填され
る感光性マイクロカプセルトナー３３は、シアン、マゼ
ンタ、及びイエローの染料前駆体が夫々個別にゼラチン
様のカプセルに内包された３種類のもので、その細光硬
化性樹脂、重合開始剤、増感剤等が包含される。一方、
顕色剤トナー現像器３５に装填される顕色剤トナー３２
は前記シアン、マゼンタ、イエローの各染料前駆体と呈
色反応を起こし得る粉末材料である。搬送系４は、記録
媒体４１を供給するカセット４２、記録媒体４１を搬送
する搬送ローラ４３、前記感光体ドラム３１の直下に位
置し、感光体ドラム３１上の感光性マイクロカプセルト
ナー３３、顕色剤トナー３２を記録媒体４１上に転写さ
せるための転写コロトロン４４よりなる。

第２露光系５は、原稿２１に光を照射する光源５１、線
露光を行なうためのスリット５２、原稿２１の反射像を
前記カプセルトナー３３及び顕色剤トナー３２が転着さ
れた記録媒体４１上に結像露光するためのレンズ５３、
原稿２１と記録媒体４１との位置ずれを補正する目的で
光路を変えるミラー５４からなる第２現像系６は、露光
されたこの記録媒体４１を一対の加圧ローラにより圧力
現像する現像器６１、現像された記録媒体４１上の像を
ヒータ加熱により定着させる熱定着器６２及び排紙トレ
ー６３からなる。

原稿台駆動系７は、原稿台７１、原稿台に止着された無
端状の駆動用ワイヤ７２、該ワイヤが周回される駆動用
プーリ７３．７３及び一方のプーリ７３に連繋される駆
動モータ７４よりなる。

次に第１図を参照して本複写装置の全体的な動作につい
て説明する。

まず、第１露光系２の光源２２によってスリット２３を
介し原稿２１に光が照射される。原稿の反射像が帯電し
た感光体ドラム３１上にレンズ２４によって結像露光さ
れ、原稿画像に対応する静電潜像が形成される。この静
電潜像面には、まず感光性顕色剤トナー現像器３５から
供給される顕色剤トナー３２が付着される。原稿台７１
の動きに同期して感光体ドラム３１が回転し感光体ドラ
ム３１上に原稿２１−枚分の静電潜像が現像された後、
感光体ドラム３１はその表面に顕色剤トナー３２を付着
したまま除電ランプ３６により除電、帯電コロトロン３
７により再び全面帯電されスタート位置に戻る。これと
同時に原稿台７１もスタート位置に戻る。

次に再度原稿２１に光源２２から光が照射され、原稿の
反射像が再帯電された顕色剤トナー３２つきの感光体ド
ラム３１上に結像露光され静電潜像が形成される。そし
てその静電潜像面は感光性マイクロカプセルトナー現像
器３４から、感光性マイクロカプセル３３が供給され、
先に付着していたトナー３２の上層に重ねて付着される
。

かくして、この感光性マイクロカプセルトナー現像器３
４では予め排気ファン３４ｄが駆動されていて、トナー
容器３４ａ内の空気がトナーフィルタ３４ｃを介して排
出されている。そのためトナー容器３４ａと現像スリー
ブ３４ｂとの隙間から外気がトナー容器３４ａ内に噴流
となって流入し、現像スリーブ３４ｂ近くの３種類の感
光性マイクロカプセルトナー３３は流入空気によってよ
く混合され、また、その流入空気によってみかけ体積が
増して流動性が良くなる。更にその感光性マイクロカプ
セルトナー３３は現像スリーブ３４ｂと何回となく接触
し、またマイクロカプセル同士が互いに接触して帯電量
を増してゆく。この状態で更に現像スリーブ３４ｂは回
転していると、帯電量を増しつつも流動性の良くなった
感光性マイクロカプセルトナー３３は現像スリーブ３４
ｂ上に無理な力を加えられることなく付着し、感光体ド
ラム３１の方へ移され、該ドラム面の画像領域に転着さ
れる。

次に、記録媒体４１上に感光性マイクロカプセルトナー
３３、顕色剤トナー３２を転写する過程に入る。

まず、感光体ドラム３１の回転に同期してカセット４２
から記録媒体４１が搬送ローラ４３を介して感光体ドラ
ム３１の直下に供給される。ここで感光体ドラム３１上
のトナー像は、マイクロカプセルの帯電とは逆極性の電
位をかけた転写コロトロン４４上により記録媒体４１上
に転写される。

第２図は、記録媒体４１上に感光性マイクロカプセルト
ナー３３と顕色剤トナー３２が転写された状態を表す図
である。

次にトナー像が転写された記録媒体４１は第２露光系に
送られる。ここで実際に記録媒体４１面に原稿２１面に
対応した露光が行なわれる。即ち、原稿台７１が図中矢
印方向へ動き所定タイミングより第２露光系５の光源５
１により原稿２１の露光が開始される。つまり、光源５
１からスリット５２を介して原稿２１に光が照射され、
その原稿反射像が、ミラー５４を介してトナー像を担持
した記録媒体４１上にレンズ５３によって結像、露光さ
れる。このとき原稿台７１の動きと記録媒体４１の動き
は同期している。ミラー５４は、原稿２１上の画像の位
置と、記録媒体４１上の原稿画像に対応するトナー像の
位置を一致させる。露光位置補正の働きをするものであ
る。露光された記録媒体４１面の感光性マイクロカプセ
ルトナー３３が原稿２１面のカラー画像に対応して選択
的に光硬化することは既に特開昭５８−８８７３９号公
報等に詳述されているので省略する。この露光によって
記録媒体４１上に潜像が形成される。

かくして、第２露光系５にて潜像の形成されたトナー像
を担持する記録媒体４１は第２現像系６に搬送され、こ
こで記録媒体４１は現像器６１を構成する２本の対向す
る加圧ローラの間を通過する間に未感光の感光性マイク
ロカプセルトナー３３が加圧破壊され、未感光のマイク
ロカプセルトナー３３から圧出される染料前駆体と顕色
剤トナー３２の発色反応により可視画像が発現される。

このようにして画像形成された記録媒体４１は熱定着器
６２によって発色促進及び艶出し処理がなされたのち、
排紙トレー６３に排出される。これにより全記録過程が
終了する。

本発明は以上の実施例に限定されるものではない。例え
ば、上記実施例ではトナー容器３４ａの感光体ドラム３
１へのカプセルトナー供給口に現像スリーブ３４ｂとの
隙間を利用してエアー吸気口としたが、別にトナー容器
３４ａ壁面に微小孔を多数設けて（図示しないが）、そ
の微小孔よりトナー容器３４ａ内へ空気が吸入されるよ
うにしても同様の効果が得られる。

尚、上記実施例では、第１現像系３において先に顕色剤
トナー３２を感光性ドラム３１上に付着し、次いでマイ
クロカプセルトナー３３を付着させるようにしたが、こ
の逆であってもよい。

また上記実施例では、顕色剤トナー現像器３５と感光性
マイクロカプセルトナー現像器３４を別々のものとした
が、感光性マイクロカプセルトナー３３と顕色剤トナー
３２の混合物を内蔵する１台の現像器のみを有する形と
してもよい。本発明によれば、マイクロカプセルトナー
３３が不用意に圧壊されることが回避されることから、
このようなことも可能なのである。また感光性マイクロ
カプセルトナー現像器３４内のトナーフィルタ３４は、
ガラス繊維フィルタの他にもポーラスなセラミックス製
のもの或いはセルロース系繊維のものであってもよい。

尚、ファン３４ｄへ通じる排気筒を長くして感光性マイ
クロカプセルトナー３３が自重によりファン３４ｄから
外部へ流出しないようにすればトナーフィルタ３４ｃは
必ずしも必要ではない、更にファン３４ｄは上記実施例
では軸流ファンを用いているが、要はトナー容器３４ａ
の内の空気を吸引、排気できればよく、例えば、クロス
フローファン、ロータリー式ポンプ、或いはピストン式
の吸引ポンプであっても良い。

更に、このファン３４ｄは感光性マイクロカプセルトナ
ー現像器３４内に配置せずとも、該トナー容器３４ａに
パイプにより連結し、或いは、該トナー容器３４ａの蓋
等に着脱可能に連結する構成も考えられる。

一方、露光現像手順も上記実施例に限られるものではな
く、また、まず感光性マイクロカプセルトナー３３のみ
で現像、記録媒体４１上に転写し、第２露光系で露光、
潜像形成を行なった後、記録媒体４１をスタート位置に
戻し、顕色剤トナー３２で現像、転写を行ない第２現像
系で現像定着を行なってもよい。

［発明の効果コ 以上詳述したことから明らかなように、本発明によれば
、感光性マイクロカプセルのようなマイクロカプセルト
ナーを破壊することなく撹拌し、各カプセルトナーを均
一に帯電させることができるので普通紙等の記録媒体面
にマイクロカプセルトナーに起因する地汚れ等のない鮮
明な画像を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図から第２図までは本発明を具体化した実施例を示
すもので、第１図は、本発明の画像形成装置の概略を示
す断面図、第２図は、任意の記録媒体上に感光性マイク
ロカプセルトナーと顕色剤トナーが転写された状態を表
す図である。 図中、１は複写装置、３３は感光性マイクロカプセルト
ナー、３４は感光性マイクロカプセルトナー現像器、３
４ａはトナー容器、３４ｂは現像スリーブ、３４ｄはフ
ァンである。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、感光体に対向配置される現像用トナー容器の一側に
   該容器内に装填されるカプセルトナーをエアー撹拌させ
   るためのエアーを吸引させる吸気口を設けると共に、 該トナー容器の他側に排気手段を設けたことを特徴とす
   るトナー容器の撹拌装置。