JPH0844210A - 現像器 - Google Patents

現像器

Info

Publication number
JPH0844210A
JPH0844210A JP17660194A JP17660194A JPH0844210A JP H0844210 A JPH0844210 A JP H0844210A JP 17660194 A JP17660194 A JP 17660194A JP 17660194 A JP17660194 A JP 17660194A JP H0844210 A JPH0844210 A JP H0844210A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
developing
developer
roller
sleeve
supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP17660194A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiro Hattori
好弘 服部
Yoshinobu Namita
芳伸 波田
Masaru Hamamichi
優 濱道
真一 ▲吉▼本
Shinichi Yoshimoto
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Minolta Co Ltd filed Critical Minolta Co Ltd
Priority to JP17660194A priority Critical patent/JPH0844210A/ja
Publication of JPH0844210A publication Critical patent/JPH0844210A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Magnetic Brush Developing In Electrophotography (AREA)
  • Dry Development In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 現像器11に、感光体9に現像剤を接触させ
る現像ローラ36と、これに現像剤を供給する供給ロー
ラ46と、この供給ローラ46と対向し、供給ローラ4
6から現像ローラ36に供給される現像剤を規制する現
像剤規制板50と、供給ローラ46に現像剤を供給する
撹拌スクリュウ51とを設けた。そして、現像器11を
現像状態から非現像状態に切り換えるとき、供給ローラ
46を現像ローラ36と撹拌スクリュウ51よりも所定
時間早く停止させる。これにより、現像ローラ36上の
現像剤はその回転により供給ローラ46に落下し、現像
ローラ36上は殆ど現像剤の無い状態に切り換えられ
る。また、現像剤規制板50の手前に現像剤が溜まりを
形成する。 【効果】 現像器を現像状態に切り換えたとき、溜まり
の現像剤が一斉に現像ローラ36に供給されて、画像は
先端部からむらなく現像される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、粉体現像剤を用いた電
子写真複写機等の現像器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記現像器として、感光体に所定
間隔を置いて対向した現像ローラと、該現像ロールに対
向する現像剤供給ロールと、この現像剤供給ローラに並
設された現像剤撹拌ローラと、上記現像剤供給ローラに
所定間隔を置いて対向する現像剤規制部材とを備えたも
のが、特開昭60−239783号公報に開示されてい
る。上記現像器では、現像剤撹拌ローラから現像剤供給
ローラに現像剤が供給される。現像剤供給ローラに保持
された現像剤は、このローラの回転に基づいて搬送さ
れ、現像剤規制部材で搬送量が規制された後、現像ロー
ラに供給される。現像ローラに供給された現像剤は感光
体対向部に搬送され、ここで感光体に接して現像が行わ
れる。また、上記現像器では、この現像器を現像状態か
ら非現像状態に切り換える場合、まず現像剤供給ローラ
と現像剤撹拌ローラを止めて現像ローラへの現像剤の供
給を停止し、その後所定時間は現像ローラを回転させて
該現像ローラの外周から現像剤を除去するようにしてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記現
像器では、上述のように、現像器を現像状態から非現像
状態に切り換えるとき、現像剤供給ローラと現像剤撹拌
ローラと同時に停止しているので、これらを停止した状
態では現像剤規制部材の上流側には十分な現像剤がな
く、再び現像状態に切り換えたときに、現像ローラに対
してその軸方向に関して均一に現像剤が供給されず、あ
る場所ではすぐに現像領域に現像剤が運ばれて現像可能
な状態になるが、その他の場所では現像領域に現像剤が
運ばれて現像可能な状態になるまでに多くの時間を要
し、画像先端部に現像むらを生じるという問題点があっ
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、現像
器に、感光体に対向配置され、現像領域において上記感
光体に現像剤を接触させる現像ローラと、この現像ロー
ラに現像剤を供給する第1の供給ローラと、この第1の
供給ローラと所定の間隔を置いて対向し、第1の供給ロ
ーラから現像ローラに供給される現像剤を規制する現像
剤規制板と、上記第1の供給ローラに現像剤を供給する
第2の供給ローラとを設け、現像状態から非現像状態に
切り換えるとき、上記第1の供給ローラを上記現像ロー
ラ、第2の供給ローラよりも所定時間早く停止させるよ
うにしたことを特徴とする。
【0005】
【作用】上記構成の現像器では、現像時には、現像ロー
ラ、第1の供給ローラ、第2の供給ローラがすべて回転
状態に設定される。これにより、第2の供給ローラから
第1の供給ローラに現像剤が供給される。第1の供給ロ
ーラに保持された現像剤は現像剤規制板で規制され、こ
の現像剤規制板の先端を通過した現像剤が現像ローラに
供給される。現像ローラに保持された現像剤はこの現像
ローラによって搬送され、現像領域で感光体に接触して
静電潜像を現像する。現像領域を通過した現像剤は現像
ローラから除去される。
【0006】現像状態から非現像状態に切り換える場
合、まず第1の供給ローラが停止される。このとき、第
2の供給ローラと現像ローラは駆動状態に保たれる。し
たがって、第2の供給ローラから第1の供給ローラに現
像剤は継続的に供給され、この現像剤は現像剤規制板の
上流側で溜まりを形成する。しかし、第1の供給ローラ
は停止しているので現像ローラに現像剤が新たに供給さ
れることはない。また、現像ローラに保持されている現
像剤は現像ローラの駆動と共に順次搬送されて除去さ
れ、感光体と接触する現像剤がなくなる。そして、現像
器を再び非現像状態から現像状態に切り換えると、現像
剤規制板で規制されて溜まりを形成していた現像剤が一
斉に現像ローラに供給され、また現像領域にほぼ同時に
進入して感光体と接する。
【0007】
【実施例】
(1)全体構成:図1は、電子写真方式による多色画像
形成装置−すなわち多色複写機1−の概略構成を示す。
この複写機1は、透明な板ガラスからなる原稿プラテン
2と、この原稿プラテン2の上面を開閉する原稿カバー
3を備えており、原稿はその複写される画像面を下に向
けて原稿プラテン2に載置されて開閉カバー3で覆われ
る。原稿プラテン2の下方には、この原稿プラテン2の
下面に沿って矢印4方向に動作し、原稿プラテン2上に
置かれた原稿の画像を読み取る走査光学部5が設けてあ
り、走査光学部5で読み取られた原稿画像は4値(イエ
ロー、マゼンタ、シアン、ブラック)の画像データに分
解されて画像記憶部6に記憶される。画像記憶部6に記
憶された画像データは、イエロー、マゼンタ、シアン、
ブラックの順にレーザ露光装置7に送られ、それぞれの
画像データに対応したレーザ8が静電潜像担持体−すな
わち感光体9−に露光される。
【0008】感光体9は、外周部に感光層を有するドラ
ムからなり、周囲には帯電器10、現像器11、12、
13、14、転写装置15、クリーニング装置16、除
電装置17が設けてある。そして、感光体9が矢印18
方向に回転すると、その外周の感光層は帯電器10で一
様に帯電され、その帯電領域に上述のごとくレーザ8が
露光されて、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの
画像データに対応した静電潜像が順次形成される。これ
らの静電潜像は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラッ
クのトナーをそれぞれ有する現像器11、12、13、
14で現像されて可視像化され、転写装置15で転写シ
ート(例えば用紙)に順次転写されて重ね合わされる。
転写シートに転写されなかったトナーはクリーニング装
置16で回収される。また、感光体9に残留する電荷が
除電装置17で除電されて次回の現像に備える。
【0009】転写装置15は、矢印20方向に回転する
転写ドラム19を備えている。転写ドラム19は、外周
部に転写シートの先端部を保持するチャッキング装置2
1を備えている。転写ドラム19の内側空間には、感光
体9に対向して転写チャージャ22が設けてある。ま
た、転写ドラム19の移動軌跡の近傍には、転写ドラム
19の回転方向に関して転写チャージャ22の下流側
に、順次、第1除電装置23、シート分離装置24、第
2除電装置25、クリーニング装置26が設けてある。
【0010】転写シート27は給紙部28、29、又は
30から供給され、チャッキング装置21で転写ドラム
19の外周に保持される。また、転写ドラム19の回転
により感光体9と転写ドラム19との対向部(転写領域
31)に送られ、まずイエローのトナー像が転写され
る。また、転写ドラム19が一回転するごとに、マゼン
タ、シアン、ブラックのトナー像が転写シート27に重
ねて転写される。なお、転写シート27の先端はそれぞ
れのトナー像とレジスト調整され、すべてのトナー像が
位置ずれなく重ねられる。
【0011】すべてのトナー像の転写が終了すると、転
写シート27は第1除電装置23で除電され、分離装置
24で転写ドラム19から分離され、定着装置32でト
ナーが熱定着されて排紙トレイ33に排出される。一
方、転写シート27が除去された転写ドラム19は第2
除電装置25で電荷が除去され、クリーニング装置26
で残留物が除去される。
【0012】(2)現像器11〜14:現像器11、1
2、13、14は基本的に同一の構成を備えている。図
2を参照して具体的に説明すると、現像器11〜14の
ハウジング34には、上部の感光体対向部に開口部35
が形成されている。開口部35の内側には、この開口部
35から僅かに突出し、感光体9に対向する現像ローラ
36が配置されている。現像ローラ36の外周面に対向
する一方の壁37の端部には粉煙防止シート38が貼着
され、その先端が感光体9に非接触で対向するようにし
てある。現像ローラ36の外周面に対向する他方の壁3
9の内側には仕切壁40が配設され、これら壁39と仕
切壁40との間に、感光体対向部を開放した粉煙吸引室
41が形成され、これが図示しない吸引装置に連結され
ている。
【0013】現像ローラ36は、非回転状態に固定され
た磁石体42と、この磁石体42に外装されて矢印44
方向に回転駆動する現像スリーブ43とで構成されてお
り、現像スリーブ43が現像バイアス電源45に接続さ
れている。現像ローラ36の下方には、これと所定の間
隔を隔てて供給ローラ46が設けてある。この供給ロー
ラ46は、現像ローラ36と同様に、非回転状態に固定
された磁石体47と、この磁石体47に外装されて矢印
49方向に回転駆動する供給スリーブ48とで構成さ
れ、ハウジング34に固定した穂高規制板50が所定の
隙間を隔てて供給スリーブ48の外周面に対向してい
る。供給ローラ46の下方には、現像剤撹拌スクリュウ
51(後に詳細に説明する。)が設けてあり、矢印52
方向に回転し、ハウジング34に収容されている現像剤
−すなわちトナーとキャリアとからなる2成分現像剤−
が混合されるようになっている。また、ハウジング34
の底部には現像剤撹拌スクリュウ51に対向してトナー
濃度検出センサ95が設けてあり、現像剤に含まれるト
ナー濃度が検出できるようになっている。
【0014】磁石体42、47には、それぞれ図3に示
すように、複数の磁極が形成されている。なお、図面
中、N,Sはそれぞれ極性を示す。具体的に説明する
と、現像ローラ36の磁石体42には、現像ローラ36
と感光体9との対向部に現像磁極として磁極N1が配置
されている。また、現像ローラ36と供給ローラ46と
の最近接位置よりもスリーブ回転方向(矢印44方向)
の下流側に、磁極N2が配置されている。そして、磁極
N1とN2の間に磁極S1、現像スリーブ43の回転方
向に関して磁極N1の下流側に磁極S2が配置されてい
る。一方、供給ローラ46の磁石体47には、これと現
像スリーブ43との対向部を挟んで、供給スリーブ48
の回転方向に関して上流側に磁極S3、下流側に同極性
の磁極S4がそれぞれ配置され、穂高規制板50の対向
部から供給スリーブ48の回転方向上流側に磁極N3が
配置されている。
【0015】以上の構成において、ハウジング34に収
容されている現像剤は撹拌スクリュウ51で撹拌され、
トナーとキャリアがそれぞれ所定の極性に帯電される。
また、撹拌スクリュウ51に汲み上げられた現像剤は、
磁極N3に対向する領域で供給ローラ46に供給され、
磁極N3の磁力によって供給スリーブ48の外周に保持
される。また、供給スリーブ48の矢印49方向の回転
により現像剤は同方向に搬送され、穂高規制板50に規
制されて溜まりを形成する。穂高規制板50と供給ロー
ラ46との間を通過した現像剤は、磁極S3と磁極N2
の対向部で現像スリーブ43に供給される。次に、現像
スリーブ43の矢印44方向の回転により現像剤は磁極
S1の対向部を通過した後現像磁極N1の対向部に移動
し、ここで感光体9に接触して静電潜像をトナーで可視
像化する。現像領域を通過した現像剤は、磁極S2の対
向部を通過すると、この磁極S2と磁極S4との間に形
成された反発磁界により現像スリーブ43から離脱して
供給ローラ46に落下する。また、上記反発磁界によっ
て現像スリーブ43と供給スリーブ48との間に現像剤
が侵入するのが防止される。そして、供給スリーブ48
に落下した現像剤は、撹拌スクリュウ51に向かって落
下し、再び撹拌スクリュウ51によって撹拌される。な
お、感光体9に対向する開口部35から飛散した粉煙ト
ナーは粉煙防止シート38で外部への飛散が防止される
とともに、粉煙吸引室41を通じて吸引回収される。
【0016】(3)現像器の駆動系:図4,5を参照し
て現像器11、12、13、14の駆動系について説明
すると、ハウジング34の側壁53には入力ギヤ54が
設けてある。この入力ギヤ54は、現像器11、12、
13、14をそれぞれ複写機1に装着したすることによ
り駆動ギヤ55に連結される。駆動ギヤ55は、各現像
器に対応した駆動クラッチを介してモータに駆動連結さ
れており、この駆動クラッチをオンすることにより、入
力ギヤ54に回転が伝達されるようになっている。ま
た、入力ギヤ54は、それぞれ回転軸56,57に支持
されたアイドラギヤ58,59を介して、撹拌スクリュ
ウ51の回転軸60に固定したギヤ61に駆動連結して
ある。上記回転軸60と現像スリーブ43の回転軸62
にはそれぞれプーリ63、64が固定され、これらのプ
ーリ63,64にベルト65が架け渡してある。上記ア
イドラギヤ58の回転軸56には、電磁クラッチ66を
介して回転軸67が連結されており、この回転軸67に
固定したプーリ68と供給スリーブ48の回転軸69に
固定したプーリ70にベルト71が架け渡してある。な
お、電磁クラッチ66は支持フレーム72によって側壁
53に保持される。
【0017】この駆動系によれば、図示しない駆動クラ
ッチをオンすることにより、駆動ギヤ55の回転が入力
ギヤ54、アイドラギヤ58,59、及びギヤ61を介
して回転軸60に伝達され、撹拌スクリュウ51が矢印
52方向に回転する。また、回転軸60が回転するとプ
ーリ63,64及びベルト65を介して回転軸62が回
転し、現像スリーブ43が矢印44方向に回転する。供
給スリーブ48は、電磁クラッチ66をオンし、回転軸
56と回転軸67とを連結することによりプーリ68と
70とベルト71を介して回転される。つまり、供給ス
リーブ48は、現像スリーブ43と撹拌スクリュウ51
が駆動されている状態において、電磁クラッチ66をオ
ン又オフすることによって回転又は非回転状態に切り換
えることができる。
【0018】(4)現像器の切換:上記電磁クラッチ6
6の制御により、現像器11、12、13、14はそれ
ぞれ現像状態と非現像状態に切り換えることができる。
図6〜8を参照して具体的に説明すると、現像器を現像
状態から非現像状態に切り換える場合、駆動クラッチが
オンされている状態で電磁クラッチ66をオンすると、
現像スリーブ43、撹拌スクリュウ51がそれぞれ矢印
44,52方向に回転するとともに、供給スリーブ48
が矢印49方向に回転する。これにより、撹拌スクリュ
ウ51で汲み上げられた現像剤は供給スリーブ48から
現像スリーブ43に供給されると共に、現像領域を通過
した現像剤が供給スリーブ48を介して撹拌スクリュウ
51に送り戻される(図6参照)。
【0019】この状態から電磁クラッチ66をオフする
と、供給スリーブ48の回転が停止する。しかし、現像
スリーブ43と撹拌スクリュウ51の回転は継続する。
その結果、撹拌スクリュウ51から汲み上げられた現像
剤は磁極N3の磁力によって穂高規制板50の近傍に滞
留する。また、現像スリーブ43に保持されている現像
剤は、この現像スリーブ43の回転により矢印44方向
に搬送されて供給スリーブ48に落下し、現像スリーブ
43上は殆ど現像剤の無い状態−すなわち非現像状態−
に切り換えられる。
【0020】逆に、現像器を非現像状態から現像状態に
切り換える場合、現像スリーブ43、撹拌スクリュウ5
1を回転するとともに、電磁クラッチ66をオンして供
給スリーブ48を回転する。これにより、図9に示すよ
うに、穂高規制板50で規制されていた現像剤が一斉に
供給スリーブ48から現像スリーブ43に供給され、現
像領域に搬送されて感光体9に接触する。したがって、
現像器11,12,13,14は素早く非現像状態から
現像状態に切り換えられる。
【0021】ここで、供給ローラ46の回転を停止して
から現像領域に現像剤が無くなるまでの時間は、現像剤
が磁極(現像剤受け取り極)N2の対向部から現像領域
に対向する現像磁極N1の対向部を通過するまでの時間
に相当する。具体的に、現像スリーブ43の周速を16
8mm/秒、磁極N2の対向部から磁極N1の対向部に
至るまでの現像スリーブ43上の距離を23mmとする
と、約0.14秒である。したがって、現像している感
光体9上の静電潜像後端が現像領域に到達するよりも、
現像剤が磁極N2の対向部から磁極N1の対向部に搬送
される時間ほど早く供給スリーブ48の回転を停止する
と、静電潜像の後端と現像停止のタイミングを丁度一致
させることができる。また、このタイミングで供給スリ
ーブ48を停止することにより、最も効率のよい現像器
の切換操作が達成される。
【0022】また、現像器を非現像状態から現像状態に
切り換える場合、感光体9上に形成された静電潜像の先
端が現像領域に到達するよりも、現像剤が磁極N2の対
向部から磁極N1の対向部まで搬送される時間(上記具
体例の場合、約0.14秒)早く現像スリーブ43等の
駆動をスタートする。これにより、静電潜像の先端と現
像剤が同時に現像領域に入り、両者のタイミングを一致
させることができる。また、このようなタイミングで現
像器を動作させることにより、最も効率のより切換操作
が達成される。
【0023】現像器の切換タイミングについて、図10
を参照してさらに詳細に説明する。図10は感光体9上
に形成された第1色目(本実施例ではイエロー)の静電
潜像領域に対して各種装置が動作するタイミングを示し
ており、複写動作の開始(時刻:t0)後、感光体9上
にレーザ露光装置7から第1色目の画像に対応したレー
ザ8の露光が開始されると(時刻:t1)、所定時間後
(時刻:t2)に現像器11に駆動を伝達するための現
像器駆動クラッチがオンすると共に、電磁クラッチ66
がオンし、現像スリーブ43、供給スリーブ48、撹拌
スクリュウ51が同時に駆動を開始する。続いて、所定
時間後(時刻:t3)に電源45をオンして現像バイア
スVBを現像スリーブ43に印加し、静電潜像をその先
端部から現像する。ここで、時刻t2から時刻t3まで
の時間は、磁極N2の対向部で停止していた現像スリー
ブ43上の一点が磁極N1に対向する現像領域まで移動
する時間に等しい。
【0024】現像器11による現像動作を終了する場
合、レーザ露光装置7からの画像露光が終了すると(時
刻:t4)、所定時間後(時刻:t5)に電磁クラッチ
66をオフする。これにより、供給スリーブ48の回転
が停止し、現像スリーブ43への現像剤の供給が遮断さ
れる。その後、所定時間後(時刻:t6)に現像器駆動
クラッチがオフし、現像動作を終了する。なお、電磁ク
ラッチ66をオフした時点では現像スリーブ48上には
現像剤が存在しており、磁極N2の対向部から磁極N1
の対向部までに保持されている現像剤によって静電潜像
後端までの現像が行われる。換言すれば、電磁クラッチ
66がオフする時刻t5は、静電潜像後端が現像領域を
通過する時刻よりも、現像スリーブ43の回転により現
像剤が磁極N2の対向部から磁極N1の対向部まで搬送
される時間ほど早く設定される。
【0025】(5)撹拌スクリュウの構成及び動作:図
11〜13を参照して撹拌スクリュウ51について詳細
に説明する。撹拌スクリュウ51の回転軸60は、ハウ
ジング34の底部とハウジング側壁53から突出して形
成したトナー補給路74に配置されており、トナー補給
路74に位置する回転軸部分75に、トナー補給路74
の内径よりも僅かに小径の補給羽根76が設けてある。
また、ハウジング53の両側壁から所定距離までの領域
に含まれる回転軸部分77、78に、上述の補給羽根7
6よりも大径の流入側送り羽根79と流出側送り羽根8
0が設けてある。さらに、これら送り羽根79、80に
挟まれた回転軸部分81に、これら送り羽根79、80
よりも大径の送り羽根82が所定の間隔を置いて設けて
ある。そして、これら回転軸60と補給羽根76、送り
羽根79、80で内側スクリュウ73が構成されてい
る。
【0026】トナー補給路74に隣接した流入側送り羽
根79の周囲には、この送り羽根79よりも大径でかつ
中央の送り羽根82よりも小径の流入パイプ83が同心
的に外装され、その一端部がハウジング側壁53に固定
されている。また、流入パイプ83はトナー流入用開口
部84を備えており、この流入用開口部84が予め決め
られた角度をもって上方に向けてある。一方、反対側の
流出側送り羽根80の周囲には、流入パイプ83と同径
の流出パイプ85が同心的に外装され、その一端部が他
方のハウジング側壁53に固定されている。また、流出
パイプ85はトナー流出用開口部86を備えており、こ
の流出用開口部86が下方に向けてある。
【0027】大径の送り羽根82の周囲にはスクリュウ
パイプ87が外装して固定され、その両端側は流入パイ
プ83と流出パイプ85に接触することなく外装されて
いる。また、スクリュウパイプ87において、流入パイ
プ83と流出パイプ85を覆う部分には複数の開口部8
8、89が周方向に等間隔に形成されている。また、ス
クリュウパイプ87の外周部には、この外周部に沿って
螺旋状に突条90が設けてある。
【0028】以上の構成からなる撹拌スクリュウ51
は、回転軸60に回転が伝達されて矢印52方向に回転
すると、スクリュウパイプ87の内側に位置する現像剤
は、送り羽根82の回転により矢印91方向に搬送さ
れ、流出パイプ85の流出用開口部86とスクリュウパ
イプ87の開口部89を通じて、スクリュウパイプ87
の外側に流出する。スクリュウパイプ87の外側にある
現像剤は、突条90の回転によって反対方向−すなわち
矢印92方向−に搬送される。また、現像剤は突条90
によって汲み上げられて供給ローラ46に供給される。
供給ローラ46に供給されることなくトナー補給側に搬
送された現像剤は、スクリュウパイプ87の開口部88
と流入パイプ83の流入用開口部84を介して流入パイ
プ83の内側に落下し、送り羽根79、82、80によ
ってスクリュウパイプ87の内部を矢印91方向に搬送
される。そして、このようにして搬送される現像剤のト
ナーとキャリアは互いに摩擦接触して所定の極性に帯電
される。
【0029】トナー濃度検出センサ95の検出結果から
トナー濃度が所定の基準濃度よりも薄いと判定されたと
き、図示しないトナー補給装置からトナー補給路74に
トナーが補給される。補給されたトナーは、トナー補給
羽根76の回転に基づいてハウジング34の内部に搬送
され、流入パイプ83の内側と通ってスクリュウパイプ
87の内側を搬送される現像剤に補給される。また、補
給されたトナーは現像剤に混合され、キャリアと接触し
て所定の極性、電位まで帯電される。
【0030】上記実施例では、感光体9の回転方向に関
して上流側に配置した現像器11をまず始めに駆動し、
その後、これよりも下流側に配置した現像器12、1
3、14を順次駆動して4色の現像を行うものとしてい
る。ところで、第4の現像器14の現像動作中に第1の
現像器11を駆動すると、それぞれに印加される現像バ
イアスの違いによって画質の低下を招来する。したがっ
て、上記現像器の駆動順序では、第4現像器14の現像
が終了後、感光体9がほぼ一回転してから第1現像器1
1の現像動作を開始する必要がある。しかし、このよう
にすると、感光体9が余分に回転することになり、感光
体9の劣化を早めることになる。
【0031】そこで、上記問題を解消するために、現像
器の駆動順序を、例えば、図14に示すように、現像器
14→13→12→11の順番で駆動するか、図15に
示すように、現像器12→11→13→14の順番で駆
動するようにすればよい。ここで、図14に示す方法に
よれば、現像器11で現像する静電潜像を作成した直後
から現像器14で現像する静電潜像を作成することがで
き、最も画像作成に要する時間を短縮できる。また、図
15に示す方法によれば、現像器11で現像すべき静電
潜像を作成してから現像器13で現像する静電潜像を作
成するまでに若干の時間遅れを生じるが、従来の現像順
序に比べて、感光体9を無駄に回転する必要がなく、画
像作成時間の短縮が図れる。
【0032】上記実施例では、現像スリーブ43だけに
バイアスVBを印加するようにしたが、図16に示すよ
うに、スイッチ96を介して供給スリーブ48にもバイ
アスVBを印加できるようにするのが好ましい。これ
は、トナー濃度検出センサ95の出力調整は撹拌スクリ
ュウ51を回転しながら行うわけであるが、このとき撹
拌スクリュウ51の回転により発生した飛散トナーが供
給スリーブ48の表面に付着するのを防止するためであ
る。例えば、帯電された感光体上の電位減衰部にトナー
を付着させて静電潜像を現像する反転現像の場合、現像
バイアスはトナーの帯電極性と同極性である。したがっ
て、センサ95の出力調整時に供給スリーブ48に上記
現像バイアスを印加すれば、トナーは供給スリーブ48
と電気的に反発して付着が防止される。
【0033】供給スリーブ48へのトナー付着をさらに
防止するために、センサ95の出力調整中は供給スリー
ブ48を回転し、穂高規制板50の近傍で滞留している
現像剤との接触により付着したトナーを除去するのが好
ましい。
【0034】現像スリーブ43についても同様で、セン
サ95の出力調整中に、この現像スリーブ43を回転し
たり、これに現像バイアスVBを印加したりするのが好
ましい。
【0035】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
にかかる現像器によれば、現像状態から非現像状態に切
り換える場合、まず第1の供給ローラが停止される。こ
のとき、第2の供給ローラと現像ローラは駆動状態に保
たれる。したがって、第2の供給ローラから第1の供給
ローラに現像剤は継続的に供給され、この現像剤は現像
剤規制板の上流側で溜まりを形成する。したがって、現
像器を再び非現像状態から現像状態に切り換えたとき、
現像剤規制板で規制されて溜まりを形成していた現像剤
が一斉に現像ローラに供給され、現像ローラの全長に亘
りほぼ同時に現像剤が現像領域に進入して感光体と接す
るので、画像先端部に現像むらが発生することがなく、
画像の最初から完全に再現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 多色複写機の概略断面図である。
【図2】 現像器の断面図である。
【図3】 現像ローラと供給ローラの磁界分布図であ
る。
【図4】 現像器の駆動系を示す斜視図である。
【図5】 図4と共に現像器の駆動系を示す斜視図であ
る。
【図6】 現像器内部における現像剤の動きを説明する
図である。
【図7】 図6に続いて現像器内部における現像剤の動
きを説明する図である。
【図8】 図7に続いて現像器内部における現像剤の動
きを説明する図である。
【図9】 図8に続いて現像器内部における現像剤の動
きを説明する図である。撹拌スクリュウの斜視図であ
る。
【図10】 現像器の切換タイミングを説明する図であ
る。
【図11】 撹拌スクリュウの斜視図である。
【図12】 撹拌スクリュウを含む現像器の断面図であ
る。
【図13】 撹拌スクリュウの構成部品を示す平面図で
ある。
【図14】 現像器の駆動順序の他の実施例を示す図で
ある。
【図15】 現像器の駆動順序の別の実施例を示す図で
ある。
【図16】 供給スリーブを現像バイアス電源に接続し
た実施例を示す図である。
【符号の説明】
9…感光体、11…現像器、36…現像ローラ、46…
供給ローラ、51…撹拌スリーブ。
フロントページの続き (72)発明者 濱道 優 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 ▲吉▼本 真一 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体に対向配置され、現像領域におい
    て上記感光体に現像剤を接触させる現像ローラと、この
    現像ローラに現像剤を供給する第1の供給ローラと、こ
    の第1の供給ローラと所定の間隔を置いて対向し、第1
    の供給ローラから現像ローラに供給される現像剤を規制
    する現像剤規制板と、上記第1の供給ローラに現像剤を
    供給する第2の供給ローラとを備え、現像状態から非現
    像状態に切り換えるとき、上記第1の供給ローラを上記
    現像ローラ、第2の供給ローラよりも所定時間早く停止
    させるようにしたことを特徴とする現像器。
JP17660194A 1994-07-28 1994-07-28 現像器 Pending JPH0844210A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17660194A JPH0844210A (ja) 1994-07-28 1994-07-28 現像器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17660194A JPH0844210A (ja) 1994-07-28 1994-07-28 現像器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0844210A true JPH0844210A (ja) 1996-02-16

Family

ID=16016426

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17660194A Pending JPH0844210A (ja) 1994-07-28 1994-07-28 現像器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0844210A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009150995A (ja) * 2007-12-19 2009-07-09 Canon Inc 現像装置およびカラーフィルタ製造装置
JP2017167386A (ja) * 2016-03-17 2017-09-21 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 現像装置、およびこれを備えた画像形成装置
JP2017167376A (ja) * 2016-03-17 2017-09-21 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 現像装置、およびこれを備えた画像形成装置
JP2017167377A (ja) * 2016-03-17 2017-09-21 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 現像装置、およびこれを備えた画像形成装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009150995A (ja) * 2007-12-19 2009-07-09 Canon Inc 現像装置およびカラーフィルタ製造装置
JP2017167386A (ja) * 2016-03-17 2017-09-21 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 現像装置、およびこれを備えた画像形成装置
JP2017167376A (ja) * 2016-03-17 2017-09-21 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 現像装置、およびこれを備えた画像形成装置
JP2017167377A (ja) * 2016-03-17 2017-09-21 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 現像装置、およびこれを備えた画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0217112B2 (ja)
JP2011112775A (ja) 現像装置および画像形成装置およびプロセスカートリッジ
JPH0844210A (ja) 現像器
JP3576737B2 (ja) カラー画像形成装置
JPH0844200A (ja) 多色画像形成装置の画像作成方法
JP3061805B2 (ja) カラ―画像記録装置
JP3061711B2 (ja) カラー画像記録装置
JP2556063B2 (ja) 多色画像形成装置の制御方法
JPS5922226B2 (ja) 定着装置
JPH1124337A (ja) 画像形成条件設定方法
JPS6122365A (ja) 画像形成装置
JPH0844173A (ja) 現像剤撹拌部材の製造方法
JP2003270933A (ja) 電子写真装置
JP2772538B2 (ja) 画像形成方法
JPH0675466A (ja) 複写機の現像装置
JPH0812499B2 (ja) 現像装置
JP2556061B2 (ja) 多色画像形成装置の制御方法
JP3323316B2 (ja) カラー画像記録装置
JPH09258559A (ja) キャリア回収装置
JPH0844199A (ja) 画像形成装置
JPH073412Y2 (ja) 現像装置
JPH08160695A (ja) 現像器
JP3203243B2 (ja) カラー画像記録装置
JPH08248771A (ja) 現像装置
JP3300332B2 (ja) カラー画像記録装置